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2009.07.21

最終等へ急遽行く　神秘（トッケビ）道路

(6)

カテゴリ：カテゴリ未分類

最終等には、福岡から４０分のフライトである。しかし、そこはフェイント、大阪から１時間１０分のフライトである。北九州空港を望む。

そもそも、何故、この期に及んでイキナシ採集島なのか、というと、それは、たわいもないことであり、トンモイ博士の名所景勝レーダーにたまたまひっかかった２週間前だったに過ぎないのである。そして、急いで、チケットの準備をし、１週間前に、緻密にいろいろ検討に熟考にＨＰの閲覧をしまくった結果、（ガイドブックは立ち読み）沖縄本島より１．５倍も大きいことが判明し、四国の１０分の１ぐらいであり、マウイ島（ワイキキがあるとこ）とほぼ同じ面積であることが判明したのである。

というか、この島が、大テーマパーク島であることが判明していたのである。ほんの２週間前まで、けっこう、バカにしていたのである。ついでに、ここが、かつての日本の新婚旅行の地、温泉の地、珍プレイスの地、熱海や伊豆と同じであることが判明したのである。

まだ、熱海には行けてないが、ゴルフに温泉に温泉芸者に新婚旅行に数々のしょぼいテーマパークに秘宝館という感じなのであるが、まさに、私の緻密な事前調査によって、そう判断されたのである。

　予想通りであるが、関西国際空港は、ソウル行と最終島行の２便がほぼ同時刻にあり、チェックインカウンターは、若い女の子グループと怪しいおっさんグループと年齢層の高い夫婦ではなさそうなカップルとおばちゃんロケ地軍団ツアーに占領されていた。学生は皆無どころか、私のように、若くてハンサムな男も皆無なのであった。

そして、飛行機の中といえば、ゴルフ（夜は女か？？）組おっさん軍団と、韓流ロケ地巡りおばさん軍団ばかりで、（若いキャッピー女性群は予想通りソウル）、見るからに真面目に絵を書いたのは、唯一、私ぐらいなものであった。

　軽い軽食を終え、昨晩の飲み会で残った酒を抜くつもりが、ビールを頼んでしまい、これやばくなくなくないかい？なんかも多少思ったのではあるが、そう感じる間もなく、速攻で、空港に到着したのであった。

　１週間では、その間に休みもなく、国際運転免許に切り替える暇もない、バスでの移動では、私の壮大な行き先に対応できなさそうな気がしてきたからだ。そういう理由と、大富豪なので多少金銭を落としてもやむなし、ネット検索しながら、一番安そうな個人タクシーを２日間チャーターすることにしたのである（日帰りもできなくはなかったが）。順調に韓国人なので、日本語は話させないが、そういうことは気にせず、１万４０００円を握り締めて、空港を出ると、まるで、団体旅行のように、画用紙で、「吐異喪異博士様」と待ち構えていてくれたのである。

事前に順調に韓国語をマスターしてきた私は、韓国語で、「こんにちは、私の名前はといもいです。お会いできて嬉しいです」といった。言ったが、それで、もう私のできる韓国語は終わってしまった。
　終わってしまい、気まずくなるのも仕方ないので、１日目の私の緻密で、詳細に書かれた、効率的なコースを提示したのであった。行く順番と日本語と住所と漢字とハングルを象形文字で書いた私の文章を見て、まずは、ラブランドに行くのであった。

　しかし、その次の場所も、その次の次の場所も、私も説明するのは、恥ずかしいスポットが、ホテルに着くまで続くので、運転手さんは、これは、全部同じだよというようなことを言っているようだ。カッツン、カッツンを繰り返す。多分、同じところっていう意味であろう、また一つ賢くなったが、説明することはできないし、言い訳も出来ないので、うなづきながら、ゴーゴーを笑いながら繰り返して誤魔化すしかなかったのであった。
　２つ目の場所までは、一緒に降りて来てくれて、入場料まで買ってくれていたのだが、チケット買うぐらい私が出来ることを悟り始め、車でゆっくり待っています、ってな感じになり、若干私も、気が楽になるのであった。やっぱ、私も、自分で、恥ずかしいことして、後ろめたさを感じておることを改めて認識するのであった。

　しかし、なのである。運転手さんは、大変親切な方で、最終島はそんなところばっかりじゃないよ！と猛烈アッピールをさりげなくして、予定外コース、風光明媚な場所に連れて行ってくれたのであった。この島は、火山島であり、洞窟の島であり、断崖絶壁の島である。風光明媚なところは、大抵、韓国映画のロケ地と重なっており、急に、運転手さんは饒舌になり、私がハングル分からないが、ここはイヨンエ主演の（「大長今」というものらしい）のロケ地、ということと、日本軍とアメリカ軍が戦った松岳山とか、防空壕に逃げ込んだということは、理解できたのであった。頼んでも居ないコースでではあったが、運転手の心意気というものを感じたのであった。ありがとう、これで、ボクも常人の道を外さなくて済んだよ。

ちなみに、ハングルと日本語のやり取りなので、火山爆発の説明も、バワーーーーン、とか戦争でのドンパチも、バババッババーンとか、遺憾なく擬音語擬態語が駆使されたのであった。

それと、ついでではないが、ラブランドの真ん前は、神秘道路という目の錯覚道路であった。写真でも分かるのだが、下っているようで、上り坂なのであった。

そりゃ、運転手さんも水を得た魚のようにデモンストレーション開始である。
まずは、車のエンジンを切ると、下り坂登っていくように感じる。うわあ、と驚いたふりをしてあげると、満面笑顔の運転手である。

次に、横にある店から、ボール持ってきて、置くと、坂を上っていき、そして水を撒くと水が上っていくように見えるのであった。得意のパフォーマンスである。最後に、水平器を持ってきて、どちらが下がっているか確認させてくれるのであった。

　全く関係ない、韓国人のおばさん観光客が、運転手に、真面目な顔で、「どうしてなの？」と質問していたのが印象的な午後に入った昼下がりであった。

2009年7月韓国済州島チャータータクシー旅行
済州島、神秘（トッケピ）道路
 済州島、ラブランド１
 済州島、ラブランド２
 済州島、ラブランド３
 済州島、健康と性の博物館１
 済州島、健康と性の博物館２
 済州島、健康と性の博物館３
 済州島、小人国１
 済州島、小人国２
 済州島、テディベア博物館1
済州島、テディベア博物館２
 済州島、申栄映画博物館
 済州島、万丈窟・日の出峰
 済州島、日の出ランド
 済州島、運転手さんのおすすめのところ
 済州島、国際平和センター
 済州島、ワールドエロムージアム
 済州島民族自然博物館
 済州島gourmetの旅ラブラン