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2015.04.12

春の風物詩　春のよろめき

(6)

カテゴリ：カテゴリ未分類

昼間電車に乗ったら、車両の中央の床に座っている奴がいて、その周り１メートルぐらいに空間ができていた。
電波系である。暖かくなり、どこかの回路が溶けて、脳内の誰かと本気で話しているが、どこを見ているのか視点は不明だ。春になると、毎年２、３人は見る光景である。

家出したからな、５階に行かなあかん・・・警察が悪い・・・消費税・・・あとはほぼ奇声であり、日本語不明。
私は、電車に乗って、窓際に立っていた。いつもは、こういう類のやつはブツブツ言っているだけで、人畜無害なのに、彼は突然、窓際にやってきた。まるで私がいることを無視して私を覆うように（何故か２０代前半の大男）手を私の立っている横につき、車窓を眺めた。顔の距離は２０センチぐらいとなる。パーソナルディスタンスもあったものじゃない。不快感と危険を感じ、すり抜けて車両の中央側に移る。そうやって動いたことにも、彼は気がついていない。

朝に電車に乗ったら、この前まで高校生だったと思われるピカピカの女子大生制服を着た女の子３人が話をしている。
車の免許を取ろうという話である。車の免許取っても、誰かと一緒に乗らないと街なかなんかよう行かんわ、とか、今から申し込んで、夏休みぐらいまでに採れるかなあ、あまりに短すぎるわ、とか微笑ましい会話が聞こえてくるのであった。
　最近、運転免許取る若者の割合が減っているということを聞いたが、我々の時代は、１８歳になったら免許を取りに行かない奴はいなかったぐらいである。そして、みなさん、１、２ヶ月で取得して、学生時代の最初のゴールデンウィークは親の車ぱちってどこかに、ＧＯみたいな感じである。

私の場合は、自動車学校に１度か２度行った時に、原付で３ヶ月の免停を食らったために、自動車学校行っても仕方ないからとほっておくと、自動車学校も期限があって、それは６ヶ月であって、５ヶ月目に学校から電話がかかり、「あと１ヶ月で有効期限切れますよ。まだ１、２回しか来られてませんが。」とのことで、急遽行くことにしたのであった。幸いにも学校はバイクで１０分のところにあり、割と盛況な学校で実地研修の予約を取るのも一苦労だが、やはりキャンセルは出るもので、いつも、１５分前に家を出て、５分前に行くと、５分後のところだけキャンセルで予約可能になっており、受けるのであった。どうやら一応担当もいるようで、あるとき、「あれ、君、私が担当やないか、一度も会ったことなけど」といわれ、私も「担当、あったんですか？そういうの」と返事をしたか黙っていたか、まあどちらかだ。
まあ、そんな訳で学校に入ってから５ヵ月半、実質的には２週間で免許を取得し、取得した日に、家の前で事故ったのであった。

　それにしてもである。海外では、車は運転しないのである。バイクは何度もあるけど。理由は慣れなのだが、車線がよく分からないからである。左側通行の国は世界の３分の１程度である。
分からないが、オートマなら関係ないだろうが、マニュアルなら、ギアチェンジとハンドルもつなら、利き手で力が入るほうがハンドル、シフトチェンジが利き手じゃないほうが何となく、安全な気がするがどうか。まあ、ハンドルも今は重ステでなく、パワステだからそんなに力もいらんか。

一度、パラオで１日安かったし、交通機関もなかったので借りようとしたが、安い車は出払っていたので、中止してホテルで夕方まで寝ていたぐらいか。自慢じゃないけど、運転下手だからな。
あと、春の風物詩ではないけど、マフラー改造した煩いバイクを今日見た。時代遅れ感満載な感じであるが、何だろうアレ、殺意を抱く。角材を車輪に投げ込みたい気分にさせる。