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Gシリーズ5作目にあたる森博嗣の「λに歯がない」(2006)を読んだ。セキュリティ・システムが完備したT建設技術研究所内の構造系の実験棟で,身元不明の4人の銃殺体が発見される。出入り口の記録からは,犯人が出た痕跡のみならず,殺された4人が入った痕跡もなく,西之園萌絵が大好きな「密室殺人」。たまたま同じ研究所内の別の建物で実験をしていた山吹に愛知県警の近藤が萌絵の呼び出しを頼むシーンが楽しい。今回はGシリーズでは珍しく,というか初めて,「殺人」の動機,殺人者像,被害者像が明らかにされていて,けっこうスッキリする。密室に関しては,机が覗かれたという城田の発言と免震構造の300ミリから建物が動いたというのは「感じた」のだが,それを「窓」に結び付けられなかった自分にガッカリ(笑)「スッキリした」構造は,逆に考えると,「λ」が真加田四季の欲している文字ではないことを示してもいた。「λ」は「タムラ」の並べかえと考えるのが「歯がない」ともつながって,落ち着く(笑)後半のキー人物である保呂草はそのために登場したのだろう。そして,登場といえば,警視庁公安の沓掛と赤柳との会合のあとに登場する「名無し」の女性(梶間が最後に話した女性でもある),彼女はおそらくというか99%各務亜樹良だろう。ところで,沓掛と赤柳の会合。沓掛がさらっと言った保呂草が数年前に日本に確かにいたことを示す事件って「捩れ屋敷の利鈍」の事件だよね。公安はやはり怖い(笑)沓掛が赤柳に「今は,赤柳さんって言うんですか?」や「なかなか,堂に入っていますよ」などから,赤柳の姿が見えてきた気がする。そこで,以下は赤柳は誰か? という内容になるが,その部分はすべて,色を変えておく。S&Mシリーズ,VシリーズとGシリーズのここまでの作品を読んでいる方は,反転してごらんください(笑)「τ」の日記では,「もしかして,この人保呂草かな?」などと書いてしまったが,今作や「θ」では赤柳と保呂草は電話で話しているわけだし,同一人物であるはずがない(笑)というか,そもそもこの線は「もともとなかった」のだ。というもの「赤柳って誰?」と考え始めるきっかけになったのが,「τ」で睦子叔母が「偽名ね」と決め付けた場面から始まった。その場で,佐々木睦子は「顔に覚えがない」ことから赤柳とは初対面。しかも,「赤柳」ではなく,名が「ハツロウ」であると聞いたときに「偽名ね」といっているわけだ。さらに,赤柳の「髭」に対して「年季は入っているようですけれども,私の目は誤魔化せません」といっている。この2点から,睦子叔母が見破ったのは,赤柳の正体が「誰であるか」ではなく,赤柳が「男性でない」と考えられる。同じ「τ」に登場する女性カメラマンの鈴本が赤柳を見て「あのおじさん……妙に変な感じの人……近づかない方が良い…」といっていたのも,それを裏付けていそうだ。また,沓掛との会話から,赤柳がかつて東京を活動拠点としていて,そこでは違う名前だったこともわかる。それに該当する人物が,Vシリーズにいた。「夢・出逢い・魔性」に登場する稲沢真澄である。「夢・」の稲沢は小柄で保呂草より頭一つ分背が低く,彼より2歳年上だが丁寧な物言いをする。これは「φ」の「年齢は五十代」,「背は低く,体格は華奢」という赤柳にあてはまる。また,「θ」で電話に出た保呂草は「声,いや,アクセント」で赤柳の正体をわかった。「夢」に具体的な記述はないものの「女性にしては独特のしゃべり方をする」という雰囲気は感じられる(保呂草のいう「アクセント」は東京訛りということではないと思う)。もちろん片付いていない部分もあるので,「赤柳=稲沢」が大ハズレの可能性もある。「φ」に出てきた「目は少し茶色」を「夢・」で確認することはできなかった。また,「θ」で保呂草が「誰かな?」と聞いたとき(Gシリーズ最初の対話)赤柳の「以前,船でご一緒した」という答えがやや不明。保呂草自身,「船?」とそれだけではわからなかったようで,上述の「アクセント」で誰だかわかったようだ。「夢・」での保呂草と稲沢の出会いはカイロ。一度飛び上がった飛行機が爆弾騒ぎで飛行場に引き返す際に保呂草は「荷物検査」でファーストクラスに乗っていた稲沢に「非常にお世話に」なっている。「夢・」ではここまでだが,Gシリーズを通じた保呂草の性格上,世話になったお返しに稲沢を「ナイル川の船旅」に招待するのは不自然ではない。また,赤柳が押し付けがましく「カイロの飛行機」というより「船」というのも不自然ではない。PSついに加部谷恵美が山吹早月くんの近くで一人暮らしをすることになった。3年からということなのだが,引っ越しはたぶん3月からと思うが4月の初めかも知れず,それ以上に特定はできなかった。Gシリーズ前作の「εに誓って」についての日記は,→こちらからどうぞ。時代・場所,登場人物をフリーページの森博嗣メモ(λに歯がない)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 森博嗣ワールド (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━著者ホームページ:浮遊工作室 (ミステリィ制作部)楽天ブックスλに歯がない 森博嗣記事関連のオススメ日記風の吹くまま 気の向くまま(himebun05さん) 【金魚草】(kryatallosさん)読書とジャンプ(むらきかずはさん) 日々のあぶく(kiyu25さん)cascade0920さん 田ライダーさんのぽねこさん ☆なほまる★さん
2007/03/31

今回のタモリのジャポニカロゴスのテーマは,「ナヌッ! 日本語のゆかいな間違いSP」。解答者は,関根勤,松嶋尚美,勝村政信,加藤晴彦,西田ひかる,若槻千夏,キングコング。客員教授は町田健,糸井重里。「ナヌッ! こんなにゆかいな言いまつがい!」「人名編」,「家族編」,「仕事編」,「アナウンサー編」,「恋愛編」それぞれおもしろかったが,具体例は省略。ナヌッ! 日本語 間違いおもしろ看板散歩編☆一人に親切な中央ゼミ(塾の看板)正解は,一人一人に親切な中央ゼミ。旅行編☆お客様運搬用(スーパーで米など重い物を運ぶための台車に書かれた言葉)正解は,お客様専用。グルメ編☆温かい女性にも食べやすいように小海老を五尾入れたお蕎麦です(←言葉の場所を入れ替える)正解は,女性にも食べやすいように小海老を五尾入れた温かいお蕎麦です。ナヌッ! 外国人のちょっとゆかいな日本語間違い外国人留学生による,「とうとう」,「あたかも」,「いかにも」などを使った短文作りでの間違いだが,具体例は省略。ナヌッ! どっちが間違い? 日本語2択5問連続正解で200g10万円の大田原和牛をゲットできる。動詞☆おじいちゃんと将棋を A指す B打つ →(タモリ○)☆寝る前に布団を Aしく Bひく →(関根○)☆段取りが悪くて収録が A押せ押せになる B押し押しになる →(勝村×)☆急な坂道を Aあがる Bのぼる →(西野×)☆アンケートに A回答する B解答する →(松嶋○)☆風呂上りにドライヤーを Aあてる Bかける →(西田○)☆4月の大会に照準を Aあわせる Bあてる →(若槻×)正解は,A,A,A,B,A,B,A。決まり言葉☆妻がいない休日に A羽を広げる B羽を伸ばす →(梶原○)☆総理は議会解散という A伝家の宝刀を抜いた B天下の宝刀を抜いた →(加藤○)☆A舌の先が乾かぬうちに B舌の根が乾かぬうちに →(タモリ○)☆合コン相手に A愛想をふりまく B愛嬌をふりまく →(関根×)正解は,B,A,B,B。5問連続正解できなかったので,大田原牛はゲットできず!!ナヌッ! これなんて変換まつがい?☆恐れながらも牛あげます(取引先に勇気を出して送ったメール)正解は,恐れながら申し上げます。MMP(最も間違えなかったプレーヤー)は勝村政信だった。前回(03/20)の日記は,→こちらからどうぞ。ジャポニカロゴスやテレビのクイズ番組についての日記は,フリーページ テレビ番組 (クイズなど)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビ番組(TV番組) (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:タモリのジャポニカロゴス
2007/03/30

短編集である,乙川優三郎の「武家用心集」(2003)を読んだ。落ち着いた語り口でいて起伏もあり,「安心して」読むことができる。以下はメモです。田蔵田半右衛門事情を知らずに道場の同門の友人を助けたために減石と郡奉行から植木奉行へと役替えになった倉田半右衛門が,家老の大須賀十郎を討てという兄の依頼に疑問をもち,調べるうちに,刺客に襲われた半右衛門の助太刀をすることになる。しずれの音二戸家から内藤家に嫁いだ寿々が,二戸家から母の吉江を引き取って世話をするようになる話。吉江は二戸家の後妻で寿々はその連れ子。二戸家当主と母子であっても血のつながりはない。現代なら,寿々が母の世話をすることに「あまり」不自然はないが,「家」を中心とした江戸時代においてはかなり型破りなことである。その他の作品でも「家と個人」の問題は大きなテーマとして扱われている。九月の瓜勘定奉行にまで上がって引退間近の多左衛門がかつて自分が蹴落としたライバルだった捨蔵の生き方に共感を覚える。邯鄲家老から藩の忍びの頭の暗殺を命じられ,実行した津島輔四郎が,相手から真相を聞かされ,逃げずに家老との対決を選ぶ。うつしみ不正の嫌疑をかけられた子安平次郎の妻松枝が,自分を育ててくれた祖母津南(離縁→仲居→後妻)のことを思う。向椿山江戸留学を終えた医師の岩佐庄次郎が,五年の長さを待てずに活け花の師匠の子を宿して流した美沙生を最初の患者としてみて,やり直そうとする。磯波妹の結婚とともに家を出て女塾をはじめた道場主の長女奈津が,十年後に妹が持ち込んだ後妻の話を受けようかと思うまで。梅雨のなごり藩の改革にあたり勘定方で難しい仕事を押し付けられた父と,その家族を守ろうとして,家に寄っては酒を飲む母の兄の姿を見る利枝。乙川優三郎の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (乙川優三郎)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 時代小説(←関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックス武家用心集 乙川優三郎
2007/03/29

ネプリーグ2ndStageのファイブツアーズ(漢字の読みの問題)のメモです。今回はBブロックのみの出題だった。インテリチームレベル1風呂,雑煮,都城レベル2過ち,柳沢伯夫(←西川史子アウト),杓子定規レベル3愕然,靴箆(←馳浩アウト),狡いFINAL黍魚子(←倉田真由美アウト,辰巳琢郎クリア,八代英輝は見学)答えは,ふろ,ぞうに,みやこのじょう,あやま,やなぎさわはくお,しゃくしじょうぎ,がくぜん,くつべら,ずる,きびなご。芸人チームレベル1天然,大人気ない(←徳井義実アウト),道頓堀レベル2清少納言,凹む,懇切丁寧(←たむらけんじアウト)レベル3脊椎(←福田充徳アウト),麗しい,溝鼠(←蛍原徹,宮迫博之アウト)答えは,てんねん,おとなげ,どうとんぼり,せいしょうなごん,へこ,こんせつていねい,せきつい,うるわ,どぶねずみ。オヤジチームレベル1王子,方角,気仙沼(←出川哲朗アウト)レベル2新垣結衣(←蛭子能収,上島竜兵アウト),柚子胡椒,眩しいレベル3細波,襟巻蜥蜴,熨斗袋FINAL唆す(←高田純次,関根勤アウト)答えは,おうじ,ほうがく,けせんぬま,あらがきゆい,ゆずこしょう,まぶ,さざなみ,えりまきとかげ,のしぶくろ,そそのか。前回(03/12)分の日記は→こちらからどうぞ。テレビのクイズ番組についての日記は,フリーページ テレビ番組 (クイズなど)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビ番組(TV番組) (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:ネプリーグ
2007/03/28

「QEDシリーズ」の11作目,高田崇史の「QED神器封殺」(2006)を読んだ。時間的には前作「QED~ventus~熊野の残照」(→日記はこちらから)の直後。秋の学薬旅行の最終日に合流した沙織・小松崎と奈々,崇,神山禮子は一行と別れて白浜に一泊し,翌日沙織と熊崎は「病院オーナー殺人事件」の取材に,奈々と崇は和歌山の一宮めぐりに,禮子は那智に向かうことになる。結局崇が「病院オーナー殺人事件」とそれに続く事件を解決することになるのだが,禮子が那智駅で出会い崇たちと合流することになった「毒草師」の御名方史紋という人物がなかなかのキャラクター。思考力も知識も崇と対等にやりあうだけのものをもっていて,クールな言動にもかかわらず,「思いやり」の気持ちは隆より上かもしれない(笑)「犯人当て」よりも,殺された被害者の不思議な状況の謎に重きがおかれているのだが,それ以上に作者が書きたかったのは「三種の神器の謎」。結論部分をわざわざ袋とじにしてしまうほどの力の入れようだったのだが,そこに何が書かれているかをばらすわけにもいかず,「おもしろく,きれいだった」という感想だけ書いておくことにする。シリーズ前作「QED~ventus~熊野の残照」の日記は,→こちらからどうぞ。高田崇史の他作品はについての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高田崇史)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━著者ホームページ:club TAKATAKAT ~高田崇史 公認ファンサイト~楽天ブックスQED神器封殺 高田崇史記事関連のオススメ日記風の吹くまま 気の向くまま(himebun05さん) 魔女の隠れ家(たばさ6992さん)偉大な牛(ラタナコーシンさん)
2007/03/27

毎週,日・月あたりに,スパイウェアとウイルスの定期スキャンを行い,結果を書いています。ソフトは,Spybot S & D,AD-AWARE,SpywareBlaster,AVG Anti-Virus。データ更新今週は,AD-AWAREは,データ(03/21)更新あり。Spybot S & Dは,データ(03/21)更新あり。SpywareBlasterは,データ(03/08)更新なし。スパイウェアスキャン今回は,AD-AWARE,Spybot S & Dの順でスキャンしたが,スパイウェアは検出されなかった。ウイルススキャンデータ更新は自動でかなり頻繁に行われている(最新データ(03/25))。ウイルスは検出されなかった。ウイルスとスパイウェア対策については,ウイルス・スパイウェア対策メモをごらんください。また,スキャン非クリア履歴には,スキャンの検出記録と付加情報のリストがあります。パソコンに関する日記は, パソコン関係 からどうぞ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ウィルス・スパイウェア対策! こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2007/03/26

京極堂シリーズ本編第6作である,京極夏彦の「塗仏の宴」(1998)について,その1の続きです。今回も,最初からネタバレだらけになります。また,「宴の支度」と「宴の始末」は同時に扱っています。宴の時系列6つの章から成る「支度」だが,出来事が起きた順に並んでいるわけでもない。フリーページに「タイムテーブル」(→こちらから)をもとに時系列順に整理すると次のようになる。しょうけら(三木春子の話)…3月20~22日猫目洞で木場が三木春子に会うってから岩川警部補が工藤信夫を逮捕するまで。↓うわん(村上兵吉の話)…4月中旬一柳朱美が兵吉を見つけ,尾国が彼にかけられた磐田の術を解く。↓ひょうすべ(加藤麻美子の話)…4月下旬京極堂が尾国加藤にかけた後催眠を明らかにする。関口は1,3月にも加藤・宮村に会っている。↓わいら(華仙姑と淳子の話)…5月24~26日気道会に襲われた華仙姑と淳子が条山房に助けられてから,榎木津に保護されるまで。↓ぬっぺっぽう(関口の話)…5月28日~6月10日関口が妹尾の来訪を受けてから戸人村で意識を失うまで。↓おとろし(織作茜の話)…5月27日~6月11日茜が東野を調べるようにとの羽田隆三の依頼を受けてから絞殺されるまで。「始末」では,関口が妹尾の来訪を受けた翌日の5月29日が最初のターニングポイントになる。この日以降,淳子は条山房と,華仙姑は藍童子と行動をともにし,探偵榎木津も鬼刑事木場も姿を消してしまう。6月14日にはいろいろな情報が京極堂のもとに集まり,翌15日榎木津の帰還によって京極堂は重い腰をあげることを決意する。17日夜から18日朝にかけてすべてが明らかになる「宴」。韮山から戸人村への行進では榎木津の活躍がやたら目立ったが楽しかった。時代・場所,登場人物,妖怪などをフリーページの京極夏彦メモ2(塗仏の宴)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。京極夏彦の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (京極夏彦)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 京極夏彦の世界 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━著者ホームページ:大極宮楽天ブックス 塗仏の宴(宴の支度) 塗仏の宴(宴の始末)京極夏彦
2007/03/25

今回のタモリのジャポニカロゴスのテーマは,「漢字で書くとむずかしい あなたの国名なんて~の!?」。解答者は,関根勤,松嶋尚美,若槻千夏,キングコング。客員教授は町田健。正解率が60%を超えると産直ジャポイチ「金のふりかけ」を食べられる!世界フィギュア出場選手の国名を読もう!仏蘭西,瑞西,芬蘭正解は,フランス,スイス,フィンランド。漢字の書き順疲 → 6画目,西野が失敗。馬 → 1画目,梶原が失敗。卵 → 1画目,松嶋が失敗。卵(再チャレンジ) → 1画目,若槻が失敗。卵(再々チャレンジ) → 6画目,若槻が失敗。正解は省略。音読み・訓読み答えましょう!下(8通り)正解は,カ,ゲ,お(りる),くだ(る),さ(がる),した,しも,もと。行(6通り)正解は,アン,ギョウ,コウ,い(く),おこな(う),ゆ(く)。正解率が52%だったので,産直ジャポイチ(純金ふりかけ「純金の華」)は町田先生が食べた(笑)前回(03/13)の日記は,→こちらからどうぞ。ジャポニカロゴスやテレビのクイズ番組についての日記は,フリーページ テレビ番組 (クイズなど)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビ番組(TV番組) (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:タモリのジャポニカロゴス
2007/03/24

「おもしろかった!」というのが素直な感想なのだが,今回は特に、いろいろなところで予想を裏切られて,それがまた楽しかった。表面上は,第1話で予想されたことが予想された通りに終わった「静かな」ドラマだったが,それでいてその中で様々な盛り上がりを見せたドラマでもあった。第2話の日記では下のように書いた。その流れ(坂下売却の既定路線)の中で,一人一人が自分の道を決めていくのだろうけれど,それをどのように収め,どのように盛り上げていくのか?実は,そこらへんが気になって,自分自身は見るのをやめられそうにないのである(笑)自分で決めたわけではないが女将の鴨川行きも1つの選択だったわけで,マンション建設による「破壊」を見せることはできないというまわりの気もちはよくわかる。竜次は女将が鴨川の老人養護施設に入った日に坂下を辞め,保は律子とともに「新坂下」に全力を傾けることになる。仲居さんたちも,残るか「中条」に移るかは別として,それぞれにおさまりがついたようだ。2話の時点というかそれ以降も全く予想していなかったのが,エリの道の決め方。鴨川の駐車場の車中で言っていたように一平とのクリスマスのいきさつがきっかけになったのだろうが,芸者に出て鼓の名人であった祖母(夢子女将)と芸者に出ずに若くして婿をとった母律子の生き方のうち,祖母の道を選んだのだろう。「高校を辞めて芸者になる」というのは「料亭坂下をつぶして和風割烹新坂下を作る」ということと全く逆の流れだからだ。エリの選択が予想を裏切られたその1。その2は一平の父親騒動。前回一平から話を聞いて困っていた(笑)竜次は雪乃に説教し,一平と津山冬彦と会う場までセッティングする。雪乃の言葉を信じなかった一平だが,津山の話を聞いて納得し……とここまではいいのだが,その後津山がバー「雪乃」に行ってしまったことと,会話の内容にびっくり。やはり,一平は唐沢としお(=津山冬彦)の子供だった!!ナオミが14歳のときに妻が自殺したと聞いたあとに「あなたです」といいきる雪乃と,「それじゃあ僕の子ですなぁ」という津山の「大人の会話」は楽しかった。「父親騒動」が片付いたあとの一平とナオミがその3かな(笑)雪乃のお節介で4月にパリに行くナオミと一平は久しぶりに会うことができたのだが,おいおい相手がフランス語でも一平は日本語でしゃべれるだろう! などと思っているうちに,「30日と22時間」!!リンゴを拾ってくれただけの男と,こんな出会いって……,あるかもしれない(笑)「それからのことは,教えてやらない」(これが,一平のモノログの中でいちばんよかった)などといいながら,語っていた一平だが,ここでもとに戻ると,一平の選択も未決定のままかなり広がっている。竜次からもらった京都「有次」の包丁を使って,左利きの名日本料理人になる道もあるのだが,ナオミを追ってフランスに行き,和風を極めたフレンチ風シェフなんて道もありか?(ないない,笑)アパートは断ったものの,「新坂下」に残ることもできそうだし,「中条」もほしがっているらしい。エンドロールでエリと仲のよいところを見せた時夫も「新坂下」に残るかもしれないし,残れなくってもだいじょうぶだろう。ルオーさんはあいかわらず写真に写りこんでいたし,保は自分の家のかつての栄光をなぞっていた。またまた「自分の道」に戻るが,澄子さんは全く別の道を選ぶようだが,ここらへんをさらっと流すのが心憎すぎる!!今回,久しぶりに「デラシネ」という言葉を思い出してしまった。女将を鴨川に移したあと,「坂下」の前の建物の解体を見たときのエリの涙や一平や竜次の感慨には,ドラマの中での共感は覚えるものの,違和感を感じてしまう自分がいる。住んでいた場所を含めて壊れてしまうものを見ながら……などと書く気はないのだが,「蓬」で,わかる人は理解してください。ただし,それもまた裏切られて,「神楽坂は今日のところまだ神楽坂だ」という一平の言葉に納得した。これが今回のドラマで裏切られて快感を感じたその4ということになる。1話,2話,3話,4話,5話,6話,7話,8話,9話,10話の日記へテレビのドラマについての日記は,フリーページ テレビ番組 (ドラマ)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビドラマ (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:拝啓、父上様キャスト田原母子一平:二宮和也 雪乃:高島礼子坂下坂下夢子(女将):八千草薫律子(若女将):岸本加世子 保:高橋克実(娘婿)坂下エリ(保と律子の娘):福田沙紀小宮竜次(板長):梅宮辰夫中川時夫(見習い):横山裕仲居澄子:森上千絵 しのぶ:黒瀬友美松子:高橋史子 玉子:森国麻衣子芸者浮葉:木村多江 ことえ:池津祥子シャク半(半次郎,鳶・加納組):松重豊唐沢ナオミ(月,水,金はフランス語を話す):黒木メイサルオー(喫茶店の兄弟の弟):久保隆徳津山冬彦:奥田瑛二さえ子(中条の女将):加賀まりこ 修二:浜田学熊沢清次郎(政界の怪物,律子の父):小林桂樹真田公正(代議士,雪乃の元旦那):小野武彦 BOOK&MUSIC
2007/03/23

「北斎殺人事件」,「広重殺人事件」へと続く三部作の1作目である高橋克彦の「写楽殺人事件」(1983)を読んだ。浮世絵の版画を重視する「江戸美術協会」のボス西島俊作教授の助手として4年目の津田良平を中心とする話。対立組織である「浮世絵愛好会」の嵯峨厚の自殺をきっかけに,津田や彼の先輩で西島から破門された国府が事件に巻き込まれていく。連続殺人事件のアリバイトリックや動機の齟齬(執念と金銭)などミステリとして読み応えはじゅうぶんだったが,それ以上に,「写楽」の正体を追い求める津田と,彼をサポートする国府にワクワクした。結論を出した彼らも浮世絵の「名探偵」である。以下「雑感&まとめ」ですがネタバレ不可避なのでご注意ください。☆「現在」の事件については,「こんな刑事いるの?」という気もするが,尾行を気づかれてからやたらと情報を伝えてくれる岩手県警の小野寺刑事がとても魅力的なキャラクターだった(笑)☆秋田蘭画ってなじみのない言葉だったが,佐竹藩となじみの深い平賀源内が伝えたということで雰囲気だけはなんとなくわかった。これは同じ作者の「京伝怪異帖」(→日記はこちらから)などを読んでいたためで,さらには,「写楽=源内」などという妄想もしてしまった(笑)☆写楽が近松昌栄であるという仮説は,800円の「清親序文入り,肉筆画集」が,嵯峨による贋作だったことで結局否定されるのだが,写楽が秋田蘭画家の1人であれば,写楽の活動期間や蔦屋との関係などクリアできる点も多く,とても魅力的だ。ここは特にネタバレ!!☆シリーズを通して贋作がモチーフになっている。「作っても儲からない贋作→贋作ではない」から「目的をもった贋作」への転換は見事としか言いようがない。画集の序文を地理辞典の序文から作り,「怨念」を晴らそうとした嵯峨の怒りは,怖いけれどとてもきれいだった。高橋克彦の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高橋克彦)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックス写楽殺人事件 高橋克彦記事関連のオススメ日記みみままの読書部屋(たあちゃん2さん) つまずく石も縁の端くれ(一村雨さん)
2007/03/22

田中芳樹の「タイタニア」(1疾風編,2暴風編,3旋風編)を読んだ。人類社会の本拠が地球から他の天体に移動し,「西暦」が「星暦」になった後の話。タイタニア一族がヴァルダナ帝国から「無地藩王」の称号を得たのは星暦229年。ストーリーは星暦446年から始まり,タイタニアの没落か中興が語られる。「銀英伝」よりややスケールは小さそうだが,読んでいてなかなか楽しい。エルビング王国の10歳の王女リディアが秀逸。野心とは裏腹に彼女の「世話係」となってしまうバルアミーとのやりとりが楽しい。その他魅力的な登場人物が多いのだが,「4」が出るかどうか全く不明なので,今回はこれくらいにしておく。「続きが読みたくてイライラする」人(実は自分がイライラする人,笑)以外にはけっこうオススメなんだけれどなぁ(笑)田中芳樹の他作品はについての日記は,フリーページ 読了本(日本) (田中芳樹)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 読書 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックスタイタニア(1(疾風篇)) 田中芳樹
2007/03/21

京極堂シリーズ本編第6作である,京極夏彦の「塗仏の宴」(1998)を読んだ(再読)。今回は,最初からネタバレだらけになります。また,「宴の支度」と「宴の始末」は同時に扱っています。☆木場二世ともいえるような「猪突猛進型」刑事河原崎松蔵が登場し,喧嘩に弱い青木とのコンビプレーがなかなかおもしろかったが,スケールの大きさでは木場にかなうべくもなく,最後のおいしいところはみなもっていかれてしまったようだ(笑)戸人村入口での木場と榎木津の挨拶がわりの格闘は,映像化すると貧弱になりそうだが,イメージする分にはとても楽しい。この事件をきっかけに河原崎が榎木津信者になってしまった様は,「百器徒然袋(雨)」(→日記はこちらから)の「山颪」に書かれている。☆今回司喜久男が「実体」として初登場したが,榎木津や木場の知人であるにふさわしい「変人」であるようだ(笑)☆鳥口と青木が泰斗風水塾の南雲を「確保」したとき,鳥口が咄嗟に「薔薇十字団」を名のる。そうか,ここが始まりか(笑)☆帝国陸軍第十二研究所には美馬坂,須崎(以上「魍魎の匣」),中禅寺のほかに5人の研究者がいたという。そのうちの2人が宮田と刑部であることが今回わかったが,その他の3人は今後登場するのだろうか(堂島,尾国,岩井は研究者ではないと思える)?☆一柳朱美はあいかわらずきっぷがよく,チンピラ相手にも刑事相手にも全く物怖じしないものの言いようが気持ちよい。以上,雑感。妖怪の話のほかに,「不老不死」,「家族の解体」,「本末転倒」なども大きなテーマとして扱われていたが,今回のストーリーの骨格は,「山辺継唯による徐福伝説調査計画の延長線上にある中禅寺少尉と堂島大佐のにらみあい」とまとめることができるだろう。ほぼ同じ力をもち,ほぼ同じように未来を見通す似たもの同士の対決は,両者の方向の違いが明らかになるだけで,決着はつかないし,もともとつける気もなさそうだった。「不思議なことなど何もない」という京極堂と「不思議でないものなどない」という堂島静軒の立つ場は,同じといってもいいほどにきわめて近い。その場から,「人が滅ぼうとするなら一緒に滅びます」と思うか,「歪み」を「指先で軽く押して」やって「浄土の到来を祝う宴」を愉しむかの違いだけだ。これはまた,両者が身に纏う晴明判(五芒星)と籠目紋(六芒星,2つの三角の組み合わせ,いわゆる「ダビデの星」,伊勢神宮の紋)の対決であるのかもしれない(参考→安倍晴明判紋(あべのせいめいはんもん))。「決闘」ではなく「対決」としたのは,両者とも相手を倒そうなどという気が最初からなかったからだが,出て行く気すらなかった京極堂が明石先生に破門すると脅されながらも結局かかわってしまうのに対し,最初から「ゲームの駒」として中禅寺を組み込んでいた堂島を比べると,結局は堂島大佐の「格勝ち」という感じもする。「殴らせろ」といっていた榎木津も結局手を出せなかったわけだし(笑)肩透かしを食わされた感じで不満に思う人も多そうだが,こんな終わり方もけっこう好きだ。ワルガキ彩賀笙の今後も楽しみだしね。それにしても長かった。しかも「支度」で起こる事件の具体的日付が「始末」まで明らかにされず,前後関係が混乱しがち。ということで,フリーページに「タイムテーブル」(→こちらから)に整理してみたところ,いろいろな出来事がけっこう短期間に集中していることがわかった。その2は,そこらへんから書いていく予定。時代・場所,登場人物,妖怪などをフリーページの京極夏彦メモ2(塗仏の宴)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。京極夏彦の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (京極夏彦)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 京極夏彦の世界 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━著者ホームページ:大極宮楽天ブックス 塗仏の宴(宴の支度) 塗仏の宴(宴の始末)京極夏彦
2007/03/20

毎週,日・月あたりに,スパイウェアとウイルスの定期スキャンを行い,結果を書いています。ソフトは,Spybot S & D,AD-AWARE,SpywareBlaster,AVG Anti-Virus。データ更新今週は,AD-AWAREは,データ(03/14)更新あり。Spybot S & Dは,データ(03/14)更新あり。SpywareBlasterは,データ(03/08)更新なし。スパイウェアスキャン今回は,Spybot S & D,AD-AWAREの順でスキャンしたが,スパイウェアは検出されなかった。ウイルススキャンデータ更新は自動でかなり頻繁に行われている(最新データ(03/18))。ウイルスは検出されなかった。ウイルスとスパイウェア対策については,ウイルス・スパイウェア対策メモをごらんください。また,スキャン非クリア履歴には,スキャンの検出記録と付加情報のリストがあります。パソコンに関する日記は, パソコン関係 からどうぞ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ウィルス・スパイウェア対策! こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2007/03/19

Gシリーズ4作目にあたる森博嗣の「εに誓って」(2006)を読んだ。今回は山吹くんと加部谷さんが乗っていた高速バスがハイジャックされるという話で,国枝研究室でのケーキはなかったが,巻末のあとでおみやげの「東京ばなな(ばな奈)」を食べることになるのだろう(笑)今回も例によって「バスジャック事件」に関する犯人像も動機も,犯人が何を要求したのかも明らかにされなかった。背後に真加田四季がいるらしいことはにおわされているのだが,犯人グループと四季の関係,犯人グループとイプシロンとの関係も不明のままでやや消化不良気味だが,シリーズ4冊目ともなるとこの感じに慣れてきつつもある(笑)警察によるバス2台のトリックは炎上したバスから降りてきたのが榛沢と倉持の2人だけだったあたりでやっと気づいたのだが,犀川助教授は沓掛に「できるだけ近くから」といっていた事件でわかっていたようだ。犀川と四季との「対話」も興味深かった。「生と死の狭間が美しい」という四季だが,ここらへんが今後も扱われていくのだろう。今回のイプシロンの関係者にしても,誰が死に誰が生き残るのかに特別な理由やら法則やらはなかった。偶然,あるいは成り行きがそれを決めたといってもよく,その意味で「殺人には動機がない」のと通じるものがある。海月君の推理もあいかわらずいいところをついていて,睦子叔母もあいかわらず。ところで,捷輔叔父は元愛知県警本部長となっていたが,今は何をしているのだろう?「報告を受けていない」という言い方からして,警察庁の幹部として忙しくしていそうな気もするが……Gシリーズ前作の「τになるまで待って」についての日記は,→こちらからどうぞ。時代・場所,登場人物をフリーページの森博嗣メモ(εに誓って)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 森博嗣ワールド (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━著者ホームページ:浮遊工作室 (ミステリィ制作部)楽天ブックスεに誓って 森博嗣記事関連のオススメ日記たくあん定食(天然色たくあんさん) 日々のあぶく(kiyu25さん)フォッカーといえば・・・・(ベローソフさん)
2007/03/18

高橋克彦の「おこう紅絵暦」(2003)を読んだ。「だましゑ歌麿」(→日記はこちらから)の最後で仙波一之進の妻となったおこうを中心とした連作短編集。おこうと一之進の父左門を軸に,おこうの元同輩や絵師の春朗などが活躍するが,花や辻占を売り母を探していたお光が仙波家に使われるようになったり,おこうの幼馴染みの由利がおこうの妹分となったりして,今後の広がりにも期待させられる。特に,元「熊娘」のお由利に槍の指南をする左門の姿が楽しい。以下は各話のメモ。願い鈴北町の吟味方筆頭与力仙波一之進の妻になったおこうが殺人の嫌疑がかかったお鈴の疑いを晴らし,一之進のすすめでお鈴が仙波家の下働きになる。神懸かり2年前に家を飛び出した鏡平が,記憶を失って臨終の母のもとに戻ってくるが,神懸かって呉服問屋の押し込みをいい当てる。この鏡平は「春朗合わせ鏡」(→日記はこちらから)にも要所で出てくる。猫清春朗の知人であり猫清と呼ばれる彫師が人を殺して自殺。残した猫の名から,彼が若手人気役者滝太郎の実の父であることがわかる。春朗の気づかなかった黒子を猫清が描き入れたという伏線がけっこう効いていた。ばくれんおこうは元芸者だけでなく元「ばくれん」だったらしい(笑)当時の仲間が巻き込まれた事件の裏に,7,8年前に張り合っていた浅草のおようの姿が見え,その仕掛けを知ると,最後には自分も仲間に入れてくれという。その結果かどうかは別として,「春朗合わせ鏡」の「がたろ」では,「はったり芝居」におようも力を貸していた。迷い道八王子に出かけた左門が旧知の八王子千人同心似内が仇討ちで討たれる場に立ち会う。人喰い同心時代の仙波家の通いの手伝いだったお光の長屋での人喰い騒ぎから,おこうと春朗が殺された男の正体を突き止める。退屈連春朗が席画をかいた退屈連の話から,おこうが盗賊による町方おびき出しの二重のからくりを見破る。熊娘浅草の見世物小屋に出ていた熊娘が両親を殺した名主から逃げていた赤城出身のおこうの幼馴染みお由利とわかり,おこうの妹分として仙波家の世話になることに。片腕両国橋下に投げ捨てられていた,左腕を切り落とされた男の正体をおこうが突きとめる。耳打ち河原崎座の若手ばかりの狂言の趣向が途中で変わったことから,作者殺しの犯人がわかる。一人心中お鈴の母親が品川にいる小間物屋のおもとだとわかったが,おもとは盗賊仲間から足抜けしようとして殺される。古傷三月の短さで人足寄場から出てきた鏡平が牢で知り合った秋太郎についていい合いをするが,秋太郎の女房が実は妹で,おこうのばくれん仲間だったことがわかる。時代,場所,登場人物などをフリーページの高橋克彦メモ(仙波一之進シリーズ)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。高橋克彦の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高橋克彦)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 時代小説(←関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックスおこう紅絵暦 高橋克彦
2007/03/18

今回のタモリのジャポニカロゴスのテーマは,「日本語きちんと並べましょう! 第5弾」。→第1弾,第2弾,第3弾(今回で5回目といっていたので,途中1回が行方不明らしい)解答者は,関根勤,松嶋尚美,マリエ,フットボールアワー。客員教授は町田健。産直ジャポイチは,正解率が50%を超えると1個10万円のプリンをゲット!1 テレビが生んだ流行語(新→旧へ)聞いてないよ(ダチョウ倶楽部),だっちゅーの(パイレーツ),おっはー(慎吾ママ),…じゃあーりませんか(チャーリー浜),ス・ゴ・イですね~(所ジョージ),ぷっつん(片岡鶴太郎),ゲッツ(ダンディ板野)正解は,フォー→ゲッツ→おっはー→だっちゅーの→聞いてないよ→…じゃあーりませんか→ぷっつん→ス・ゴ・イですね~。2 大字(一,二などのかわりに使う漢字)伍,玖,弐,拾,参,肆,漆,質,陸,捌(余分なもの1つ,2~10まで)正解は,壱,弐,参,肆,伍,陸,漆,捌,玖,拾。3 日にちを表す言葉○,○,○,今日,明日,○,○,○正解は,さきおととい(一昨昨日),おととい(一昨日),きのう(昨日),今日,明日,あさって(明後日),しあさって(明明後日),やのあさって(弥の明後日)。正解率が33%だったので,知床からの産直ジャポイチ(高級プリン)は見るだけで食べられなかった(笑)前回(03/06)の日記は,→こちらからどうぞ。ジャポニカロゴスやテレビのクイズ番組についての日記は,フリーページ テレビ番組 (クイズなど)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビ番組(TV番組) (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:タモリのジャポニカロゴス
2007/03/17

第4話の感想で一平には「女難の相」があるのではないかなどと書き,その後も同じような印象をいだき続けていたのだけれど,今回は同じ女難でも一平が「女に難」をかける展開だった(笑)鎌倉デートの途中からナオミへの言葉を失い,若女将律子には新しいアパートの話を断り,雪乃さんには父親が誰かを教えろと迫り,それぞれを泣かせていく。のだけれど……言いたいことをきちっと言えれば片付くけれど,言えないってあるんだよね。一平は夢子女将にも難題をかけるのだが,あっさりとかわされてしまい,つよしが大きくなって草薙剛になり……って(笑)聞くほうが無理だ!!語れなかった一平の口を開かせたのは,「中条」に連れて行った竜次だったのだが,その場で若女将律子の「思いやり」もあかされて,最終回手前って感じ。というのは実はどうでもよくて,一平の話を聞いているときの竜次の「困りっぷり」がとても印象に残った。ところで,1月4日の鎌倉駅ってかなり込んでいるような気がするのだけれど……(笑)1話,2話,3話,4話,5話,6話,7話,8話,9話の日記へテレビのドラマについての日記は,フリーページ テレビ番組 (ドラマ)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビドラマ (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:拝啓、父上様キャスト田原母子一平:二宮和也 雪乃:高島礼子坂下坂下夢子(女将):八千草薫律子(若女将):岸本加世子 保:高橋克実(娘婿)坂下エリ(保と律子の娘):福田沙紀小宮竜次(板長):梅宮辰夫中川時夫(見習い):横山裕仲居澄子:森上千絵 しのぶ:黒瀬友美松子:高橋史子 玉子:森国麻衣子芸者浮葉:木村多江 ことえ:池津祥子シャク半(半次郎,鳶・加納組):松重豊唐沢ナオミ(月,水,金はフランス語を話す):黒木メイサルオー(喫茶店の兄弟の弟):久保隆徳津山冬彦:奥田瑛二さえ子(中条の女将):加賀まりこ 修二:浜田学熊沢清次郎(政界の怪物,律子の父):小林桂樹真田公正(代議士,雪乃の元旦那):小野武彦 BOOK&MUSIC
2007/03/16

おもに角川スニーカー文庫からの再収録である短編集,乙一の「失はれる物語」(2003)を読んだ。Calling You頭の中の携帯電話の話。こういうことがあってもいいと思わせる話でもある。失はれる物語事故で右腕のかすかな圧迫感しか感じられなくなった男と妻の話。生かされつづけることの怖さもあるが,「やさしさ」のあり方に心を打たれる。傷他人の傷を自分に移すことができる少年とその友達の話。つらさの中に,ちょっと光が見える。手を握る泥棒の物語まぬけな泥棒未遂の話。最後の女優の笑みが余韻を残して楽しい。しあわせは子猫のかたち若い女性が殺された家で一人暮らしを始めた大学生の話。子猫がいなくなる前に話が終わったところがよかった。マリアの指陸橋から飛び降りた鳴海マリアの死の真相。語り口は暗くないが,けっこう怖い話である。乙一の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (乙一)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 読書 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックス失はれる物語 乙一
2007/03/15

高橋克彦の「だましゑ歌麿」(1999)を読んだ。寛政2~3(1790~91)年。松平定信の改革が江戸市中に重くのしかかっていた時期である。「京伝怪異帖」(→日記はこちらから)の最終話で,蔦屋が身代半減,伝蔵が手鎖五十日の処罰を受けるが,このときの南町奉行所側の取締りの担当が本書の主人公の仙波一之進ということになる。寛政2年8月に江戸を大嵐による高波が襲い,そのときに歌麿の妻が殺される。その事件に関わった,南町の市中取締掛同心が,その裏に隠された秘密と対決していくという話であるが,これ以上はネタバレになるので書けない(笑)一之進自身はスーパーヒーロー的役割を与えられていて,「ありか!?」の感が否めなくもないが,その他の登場人物は魅力たっぷりで,特に一之進の父親の左門,柳橋の芸者,勝川派を破門になった絵師の春朗などはよい。歌麿の身内という徳成なんかも,秘密めいたキャラで好きだ。蔦屋を中心とする絵師や戯作者たちの姿も,作者お得意の分野であることもあって,実にうまく描かれている。北町奉行の初鹿野の「ひょうきんさ」にも大笑いしてしまった。時代,場所,登場人物などをフリーページの高橋克彦メモ(仙波一之進シリーズ)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。高橋克彦の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高橋克彦)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 時代小説(←関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックスだましゑ歌麿 高橋克彦
2007/03/14

ネプリーグ2ndStageのファイブツアーズ(漢字の読みの問題)のメモです。ネプチューンチームレベル1企画,強情,半ばレベル2唐津,永井荷風,呉越同舟(←上島竜兵アウト)レベル3濾過(←堀内健アウト),賄う,擂鉢FINAL粽(←勝俣州和,原田泰造,名倉潤アウト)答えは,きかく,ごうじょう,なか,からつ,ながいかふう,ごえつどうしゅう,ろか,まかな,すりばち,ちまき。スポーツチームレベル1部屋,津軽,自らレベル2菅直人,千差万別,魏志倭人伝レベル3鉄亜鈴(←片岡安祐美アウト),恰副(←大林素子,大畑大介,森末慎二アウト,パンチ佐藤)答えは,へや,つがる,みずか,かんなおと,せんさばんべつ,ぎしわじんでん,てつあれい,かっぷく。前回(03/05)分の日記は→こちらからどうぞ。テレビのクイズ番組についての日記は,フリーページ テレビ番組 (クイズなど)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビ番組(TV番組) (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:ネプリーグ
2007/03/13

毎週,日・月あたりに,スパイウェアとウイルスの定期スキャンを行い,結果を書いています。ソフトは,Spybot S & D,AD-AWARE,SpywareBlaster,AVG Anti-Virus。データ更新今週は,AD-AWAREは,データ(03/05)更新あり。Spybot S & Dは,データ(03/07)更新あり。SpywareBlasterは,データ(03/08)更新あり。スパイウェアスキャン今回は,AD-AWARE,Spybot S & Dの順でスキャンしたが,スパイウェアは検出されなかった。ウイルススキャンデータ更新は自動でかなり頻繁に行われている(最新データ(03/11))。ウイルスは検出されなかった。ウイルスとスパイウェア対策については,ウイルス・スパイウェア対策メモをごらんください。また,スキャン非クリア履歴には,スキャンの検出記録と付加情報のリストがあります。パソコンに関する日記は, パソコン関係 からどうぞ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ウィルス・スパイウェア対策! こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2007/03/12

エリとのデートをすっぽかしたうしろめたさで徹夜までして,朝早く時夫を起こして「年末生き残り作戦」まで授けたりした一平だったが,事態はデートのすっぽかしが「ささいな事件」だったと思わせるほど急激に進んでいく。年末の納会(誰もタバコを吸っていなかったなぁ,笑)の後で飲みっぷりのよかった澄子に「襲われ」たり(なかなか楽しい場面だったが,アパートのドアを開けっ放しで逃げてきてしまったことが気になってしかたなかった,笑),年明けにナオミを雪乃と夢子に「さらす」ことになったりとあいかわらず巻き込まれ型の一平だが,今回はこれまで以上に自分を出しているように思えた。「動かない」といっていたドラマが今回は大きく動いた。神楽坂の「新住人」からエサをやらないように嫌味を言われていた三四郎を捜していた夢子から,猫車三左衛門率いる猫車と熊沢の話を聞いた一平だが,女将の「ズレ」には気づかなかった。元旦の七福神めぐりを誘った雪乃も同様で,はしゃいでいた「かあさん」が「壊れる」までわからなかった。それにしても,走る夢子,しゃがんで隠れる一平,壊れる女将の流れはきれいだった。そして,きれいといえば,女将の壊れ方の美しさ!!政府の特命を受けて死んだふりをし,中村五作と名を変えた熊沢が自分に会いにくると思うきっかけは一平とナオミの「デート」に自分を重ねてしまったからに違いないのだが,旦那を鼓と化粧で待ちながら眠ってしまう夢子に「ふしあわせ」はない。死ぬ前の熊沢が竜次に「(夢子は)だいじょうぶだ」といっていたのがこんな形になるとは思わなかった。「壊れた」と思うのは夢子のまわりであって,今後どのような展開になるかはわからないが,夢子自身はこれまでどおり,雪乃にどんな無理を言っても,一平に泥棒まがいをやらせても平気な世界に生きていくような気もする。夢子が壊れて崩れたのが律子だった。病室を出て雪乃と一平の所にきた律子の涙!! 夢子の壊れ方がどんなにきれいでも,残されたほうはつらい。夢子を「おかあさん」と呼ぶ雪乃よりも,夢子が「お母さん」である律子のほうがつらそうだ……PSあいかわらず,ルオーさんがテレビに映ろうと頑張っていたのが,よかった。シャク半はルオーさんに時給を払ったのかなぁ(笑)1話,2話,3話,4話,5話,6話,7話,8話の日記へテレビのドラマについての日記は,フリーページ テレビ番組 (ドラマ)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビドラマ (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:拝啓、父上様キャスト田原母子一平:二宮和也 雪乃:高島礼子坂下坂下夢子(女将):八千草薫律子(若女将):岸本加世子 保:高橋克実(娘婿)坂下エリ(保と律子の娘):福田沙紀小宮竜次(板長):梅宮辰夫中川時夫(見習い):横山裕仲居澄子:森上千絵 しのぶ:黒瀬友美松子:高橋史子 玉子:森国麻衣子芸者浮葉:木村多江 ことえ:池津祥子シャク半(半次郎,鳶・加納組):松重豊唐沢ナオミ(月,水,金はフランス語を話す):黒木メイサルオー(喫茶店の兄弟の弟):久保隆徳熊沢清次郎(政界の怪物,律子の父):小林桂樹真田公正(代議士,雪乃の元旦那):小野武彦 BOOK&MUSIC
2007/03/11

恩田陸の「黒と茶の幻想」(2001)を読んだ。大学の同級生の男女4人が,Y島に旅行に行く話。1~4部でそれぞれ語り手が利枝子,彰彦,蒔生,節子となり,それがタイトルにも反映されている。日常から非日常,そして日常へというあたりがテーマになっているらしいが,読んでいて気になったのはそれぞれの関係。で,読んでおもしろかったのだが,今回は(「も」だろ!! という声も聞こえる,笑)完全に順番を間違ったらしい。4人のフルネーム,現在の年齢,再会を約した年齢などをチェックし直したいのだが,「麦の海に沈む果実」を読んだあとにもう一度読むことになりそうなので今回はパス。恩田陸の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (恩田陸)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックス 黒と茶の幻想(上) 黒と茶の幻想(下)恩田陸
2007/03/10

Vシリーズ10作目にあたる森博嗣の「赤緑黒白」(2002)を読み終わった。シリーズ第1作の「黒猫の三角」(→日記はこちらから)の日記にも書いたように,このシリーズは「再読」になる(「四季」も整理はついていないけれど読んでいます)。最初に読んだときは,S&Mシリーズとの関連をほとんど意識していなかったこともあり,今回「新発見っ!」(というか改めて確認できたことというか)の多いこと多いこと(笑)ということで,今回はそちらを中心に書くのでネタバレだらけになります。謎の少女が登場して,それがなんとまあ真賀田四季(講堂前で会ったときが本人で,図書館で話をしたのは栗本其志雄ではあったが)とはびっくり。これはへっ君との年齢差などもあって途中から気づいていたのだが,タイトルが四つの季節を表す色だったなんて!!(笑)年齢差や上記人物の名前については,フリーページの森博嗣メモ(S&'Mシリーズ)を参考にしてください。林さんが姓名の「名」のほうということも確認できた。「日本の字とちゃうな」と紫子さんがいっていたのは「犀」だね。へっ君が名門私立中学に入ることができたことにも納得(学力ではなく,学費面だけれどね,笑)。シリーズ全体がある年の6月~翌年3月くらいまでに凝縮されているのだが,おそらく,1973年~1974年ということになるのだろう。「捩れ屋敷の利鈍」での保呂草はあいかわらずヤバイことをやっていそうだが,おそらく50代前半の働きざかりということになる。また,途中で何があったかはわからないが,エンジェル・マヌーヴァが熊野御堂譲の手に落ちたというのも,時間の経過を考えれば納得できる。今回,保呂草の「お仕事」が紅子により結果的に阻止された形になり(各務のために取りに行く気はあったはず),それが理由というわけでもないが,彼自身が阿漕荘から去る(理由は,住処が知られている,大学生を惑わせない,紅子さんとはこれ以上進まないなど複合だけれど,微笑)という結果になった。それはつまり,語り手を失った練無,紫子,森川たちが読者の目から姿を消すことでもあり,これはとっても寂しい。そのうち何らかの形で再会できることを期待して……なお,この作品を「犯人当て」「動機探し」「アリバイ崩し」などの観点から読まれた向きには不満が残るところが多いと思う。「白」については,ある意味では「おきて破り」もはなはだしく,……って感じなのだけれど,ここに「Gシリーズの根っこ」があったと,改めて気づいた。動機がわからない殺人や自殺。その裏にいる真加田四季。これは現在進行中(もうすぐ4冊目を読みます)のGシリーズの世界そのものではないか!!また,S&Mシリーズでは最初と最後に真加田四季が登場したが,Vシリーズでも,ある意味で1作目の主人公ともいえる「ゾロ目連続殺人」の秋野秀和を最終話に登場させ,彼が1年以上前に四季に会っていると語らせることから,間接的にではあるが,「四季の登場」が見られるともいえるだろう。Vシリーズ前作の「朽ちる散る落ちる」についての日記は,→こちらからどうぞ。時代・場所,登場人物をフリーページの森博嗣メモ(赤緑黒白)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 森博嗣ワールド (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━著者ホームページ:浮遊工作室 (ミステリィ制作部)楽天ブックス赤緑黒白 森博嗣記事関連のオススメ日記MILK CROWN(愛由美★さん) LIVE ON LIVE(★★★)(波風透佳さん)りぶらりさん 未来の予定~ラビ的(みっつ君)たくあん定食(天然色たくあんさん) cascade0920さんフォッカーといえば・・・・(ベローソフさん)
2007/03/08

一青窈(ひとと・よう)の「一青」が石川県の地名から名づけられたというところから始まった,今回のタモリのジャポニカロゴスのテーマは,「あなたのお名前なんて~の? 素敵なお名前ロゴス」。解答者は,関根勤,松嶋尚美,平山あや,麒麟。客員教授は森岡浩(姓氏研究家)。産直ジャポイチは,正解率が60%を超えると幻の「ぶどうえび」をゲット!あなたのお名前なんて~の?西川史子,萩原流行,中山秀征,勝俣州和,品川祐,六平直政正解は,にしかわあやこ,はぎわらながれ,なかやまひでゆき,かつまたくにかず,しながわひろし,むさかなおまさ。貴重なお名前なんて~の?次の名字は何と読む? ( )内のヒントは番組でのヒントとは異なります。栗花落(←季節を考えそれを詰める)九(←文字数と読み方の洒落)鴨脚(←形から連想されるもの)小鳥遊(←小鳥が遊べる状態,森博嗣ファンにはおなじみ!)正解は,つゆり,いちじく,いちょう,たかなし。素敵なフルネーム「まもる(守)」さんのフルネームは?映像によるヒントがないと無理だが(笑),正解は,神尾守。正解率が65%だったので,知床からの産直ジャポイチ(ぶどうえび 5,6匹で12,800円)を食べることができた。前回(02/20)の日記は,→こちらからどうぞ。ジャポニカロゴスやテレビのクイズ番組についての日記は,フリーページ テレビ番組 (クイズなど)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビ番組(TV番組) (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:タモリのジャポニカロゴス
2007/03/08

アガサ・クリスティーの「死が最後にやってくる」(Death Comes as the End,1945,加島祥造訳)を読んだ。紀元前2000年頃のエジプトが舞台。ということで,当然ながらポワロもミス・マープルも出てこない(笑)墓所の管理を任され大地主でもある一家の物語だが,「古い時代」のイメージを裏切り,素朴とかのんびりとかとはかけ離れた,家族内での連続殺人の物語である。結婚をして家を離れていた娘レニセンブが家族のもとに戻り,時を経ず,家長である父親が北の所有地から美しい愛称ノフレトを連れて帰ってくる。案の定ノフレトを中心としたごたごたが起こるが,父親の留守にそれはさらに激しさを増し,ついにノフレトの死を迎えることに。それが引き金となって,長男の嫁が死に、長男と次男が毒を盛られて次男が死に……と次々と死が一家を襲い,人々はノフレトの呪いだと怖れあがることに……舞台は4000年前のエジプトであるが,きっかけも動機も普遍的で,いつでも,どこでも起こりそうな事件で,その意味で逆に怖いものがあった。ロマンスでストーリーに潤いを持たせているのはクリスティらしいが,それが少しも「つけたし」になっていないのはさすが。ミス・マープルの「ひとを悪くした先祖」ともいえる家長の母エサがなかなか魅力的なキャラクターだった。アガサ・クリスティーの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (アガサ・クリスティー)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━楽天ブックス死が最後にやってくる アガサ・クリスティー
2007/03/07

ネプリーグ2ndStageのファイブツアーズ(漢字の読みの問題)のメモです。ネプチューンチームレベル1素直,再来年,蒼井優レベル2近江八幡,募る,蛸レベル3冬瓜(←桜塚やっくんアウト),崇める(←熊田曜子,堀内健,原田泰造アウト),躓くFINAL鯊(←名倉潤クリア)答えは,すなお,さらいねん,あおいゆう,おうみはちまん,つの,たこ,とうがん,あが,つまず,はぜ。TEAM NACSチームレベル1修業,細工,三宅島(←大泉洋アウト)レベル2企てる,喜多川歌麿,寡黙レベル3毬藻,嗚咽,羽撃くFINAL渾名(←音尾琢真クリア,佐藤重幸,森崎博之,安田顕見学)答えは,しゅぎょう,さいく,みやけじま,くわだ,きたがわうたまろ,かもく,まりも,おえつ,はばた,あだな。前回(02/26)分の日記は→こちらからどうぞ。テレビのクイズ番組についての日記は,フリーページ テレビ番組 (クイズなど)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビ番組(TV番組) (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:ネプリーグ
2007/03/06

毎週,日・月あたりに,スパイウェアとウイルスの定期スキャンを行い,結果を書いています。ソフトは,Spybot S & D,AD-AWARE,SpywareBlaster,AVG Anti-Virus。データ更新今週は,AD-AWAREは,データ(03/03)更新あり。Spybot S & Dは,データ(02/28)更新あり。SpywareBlasterは,データ(02/27)更新あり。スパイウェアスキャン今回は,Spybot S & D,AD-AWAREの順でスキャンしたが,スパイウェアは検出されなかった。ウイルススキャンデータ更新は自動でかなり頻繁に行われている(最新データ(03/04))。ウイルスは検出されなかった。ウイルスとスパイウェア対策については,ウイルス・スパイウェア対策メモをごらんください。また,スキャン非クリア履歴には,スキャンの検出記録と付加情報のリストがあります。パソコンに関する日記は, パソコン関係 からどうぞ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ウィルス・スパイウェア対策! こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2007/03/05

今回は、「鉄鼠の檻」(→日記はこちらから)のサイドストーリーとしての「百鬼夜行-陰」について(記事の性格上,ネタバレが中心です)。→「百鬼夜行-陰」と「姑獲鳥の夏」→「百鬼夜行-陰」と「魍魎の匣」→「百鬼夜行-陰」と「狂骨の夢」→「百鬼夜行-陰」と「絡新婦の理」→「百鬼夜行-陰」と「塗仏の宴」目目連「百鬼解読」と関連した「目目連」は→こちらから。平野祐吉の関係で「百鬼夜行-陰」と「絡新婦の理」(→日記はこちらから)に,書いたが,祐吉が妻の墓参のため小田原の菩提寺に行って出会ったのが箱根明慧寺の小坂了念である。殺されて登場した重要な人物の「生の声」をここで初めて聞くことができる。降旗弘については「百鬼夜行-陰」と「狂骨の夢」(→日記はこちらから)に書いた。煙々羅「百鬼解読」と関連した「煙々羅」は→こちらから。燃え上がった明慧寺にいた消防団員棚橋祐介の話。彼の話相手が,「鉄鼠の檻」の中で手記を書いていた堀越牧蔵であり,彼は松宮家の火事での消火活動の遅さを悔やんでいる。。棚橋も松宮家の火事の場にいて,そこでの出来事が消防団に入るきっかけになった。その5年前祐介が10歳の頃,兄と縁組があった和田ハツが焼け死んだ。そして,明慧寺の火事の場で彼女そっくりのお坊様を見ることになる。これは,明慧寺の知客であり監院である和田慈行に違いないと思うが,彼の母について「鉄鼠の檻」でどのように書かれていたのか記憶になくて残念!!襟立衣「百鬼解読」と関連した「襟立衣」は→こちらから。父の死と祖父の立派な衣を前にして円覚丹が悟りを開く話である。真言宗金剛三密会という新興教団の教主であった元山伏である祖父が明治29年に死に,父が教主の座を継ぐが,教団は荒れ,一番弟子の牧村拓道も教団を去り,円覚丹自身15歳のときに父のもとを離れる。大正11年に真言僧として修業を続ける円覚丹のもとに,父の消息を知らせてきたのが牧村拓道で,彼自身秩父の真言宗系寺院の住職になっていて,五年前から覚丹の父の世話をしていたという。このとき,円覚丹は37歳。この後しばらくして彼は貫主として箱根の明慧寺に行くことになる。「鉄鼠の檻」で常信の行者である牧村托雄は,牧村拓道の養子の息子であろうと思われる。時代・場所,登場人物,妖怪などをフリーページの京極夏彦メモ(百鬼夜行-陰)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。京極夏彦の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (京極夏彦)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 京極夏彦の世界 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━著者ホームページ:大極宮楽天ブックス 百鬼夜行ー陰 鉄鼠の檻京極夏彦
2007/03/04

聞きわけがよいというか,素直を通り越して素直すぎる一平だが,それは同時にまわりの状況や先行きの流れを読めない欠点にもつながっていく。今回は欠点のほうが一気に吹き出し,一平自身を窮地に追い込んでしまった話で,一平を中心に見た場合,これまでになくドラマチックな盛り上がりを見せた。雪乃に「坂下の婿として狙われている」と聞いて以来保の様子が気になる一平は,仲居さんたちの「養子倶楽部」のよた話や「孤独と哀愁の漂う」保が北海道の大きな料亭で祖父が大事にしていた「選別書」の話などを聞かされ,竜次の「利害で動くのはやめろ」という言葉に背中を押されて「養子拒否→エリとのクリスマスデート拒否→時夫への押し付け」と突っ走ってしまう。時夫の言葉でナオミは「親分」の娘だと信じ込んでしまうし(笑)竜次の言葉は「養子になるな」という意味ではないし,そもそもエリが一平に寄せる気持ちと「坂下の養子問題」は全く別次元であるが,一平にそこまでわかるゆとりはない。エリが一平に寄せる気持ちは,狭い自分の世界の身近で生き生きと働く姿が見える「お兄さん」への憧れから恋への勘違いであるかもしれないのに……こんなことをしっとりと思わせてくれる「脚本家と監督」にとりあえず感謝しておこう(笑)戻る!「今回の主役」はシャク半だったのではないか! と思わせるほどに,大活躍だった。一番は坂下で問いつめられている一平を「エリ捜し」を手伝わせるという形で救い出したとき。「やんわり脅した,俺もまだ若かった,今でも寝覚めがよくねぇ」と,保が律子の養子になるいきさつを一平に語ったときのシャク半が二番目。三番目は何も考えずに時夫を殴ったときだが,シャク半から理不尽に殴られ,一平が無言で頭を下げて謝ったときの時夫の普段よりも弱めの「ウッス」はよかった。君こそ,ナイトだ!!「新坂下」に参加するかしないの一平の悩みなどは,竜次の板前をやめるかやめないかの判断に比べると,くじらとめだかなのだが,めだかは海にいけないことをそろそろ知るべき年齢かもしれない。それとも今後,一平は和風フレンチのシェフとしてマスコミにもてはやされるのかしら……(笑)1話,2話,3話,4話,5話,6話,7話の日記へテレビのドラマについての日記は,フリーページ テレビ番組 (ドラマ)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビドラマ (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:拝啓、父上様キャスト田原母子一平:二宮和也 雪乃:高島礼子坂下坂下夢子(女将):八千草薫律子(若女将):岸本加世子 保:高橋克実(娘婿)坂下エリ(保と律子の娘):福田沙紀小宮竜次(板長):梅宮辰夫中川時夫(見習い):横山裕仲居澄子:森上千絵 しのぶ:黒瀬友美松子:高橋史子 玉子:森国麻衣子芸者浮葉:木村多江 ことえ:池津祥子シャク半(半次郎,鳶・加納組):松重豊唐沢ナオミ(月,水,金はフランス語を話す):黒木メイサルオー(喫茶店の兄弟の弟):久保隆徳熊沢清次郎(政界の怪物,律子の父):小林桂樹真田公正(代議士,雪乃の元旦那):小野武彦 BOOK&MUSIC
2007/03/03

小市民シリーズ1作目にあたる,米澤穂信の「春期限定いちごタルト事件」(2004,The Special Strawberry Tart Case)を読んだ。女子生徒のポシェットが消えた理由,テスト中にガラス瓶が割れた意味,美術部に残された2枚の絵の謎,必要な容器を1つ減らしたおいしいココアの作り方など,高校生活を巡る「日常的謎」を中心とした短編集のようでありながら,全体としては,盗まれた自転車にからんだ詐欺未遂事件に関わることで,主人公たちの背景が明らかにされていく。それぞれの事情があって,「小市民」になろうとする高校1年生小鳩常悟郎クンと小佐内ゆきサンの,おそらく小市民になりきれないであろう(これは予想です)シリーズになりそうだ。「小市民」って久しぶりに聞く言葉だ。あえて目指す小市民は「傲慢さ」を伴う言葉ではあるが,その後ろには挫折感の上に成り立った世間との折り合いをつけたいという叫びも見える。小山内ゆきの化け方(というか戻り方というか)次第では,かなりおもしろいコンビになっていきそうな気もする。常悟郎の幼馴染みの堂島健吾,彼の姉の知里も魅力的なキャラクターで,「夏期限定トロピカルパフェ事件」も借りられ次第読むつもりでいる。いちばん興味があるのは,今回は結局いちごタルトを食べられなかったけれど,夏期ではトロピカルパフェを食べられるかどうか? なのだが(笑)米澤穂信の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (米澤穂信)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━米村穂信公式ホームページ:汎夢殿楽天ブックス春期限定いちごタルト事件 米澤穂信記事関連のオススメ日記未来の予定~ラビ的(みっつ君) ミステリの部屋(samiadoさん)まみむメモ(@かぼちゃさん) あきログ(あき57853さん)本が好き? 好き! だ~い好き!(mitsumame0182さん) 食べたり読んだり笑ったり(とおり・ゆうさん)my pleasant Life*(+すず+さん)
2007/03/01
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