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2006/06/18
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カテゴリ: 高田崇史
「QEDシリーズ」の6作目,

高田崇史の「QED竹取伝説」(2003)

を読んだ。

前作「東照宮の怨」の翌年。棚旗奈々,桑原崇,小松崎良平が新年会,というところから始まる。場所は例によって「カル・デ・サック」。

その場で小松崎が語った奥多摩,鷹群山の不思議な連続事故(竹が光ることが原因)に関連する死体を,2月に入って,奈々が勤めるホワイト薬局の外嶋一郎が発見することから,3人が今回の事件にかかわっていくことになる。

前巻から登場した相原美緒だが,外嶋が休んでいた間,結構役に立つようになった。もっとも,外嶋復帰後は元に戻ったようだが(笑)

今回は「竹取伝説」だったが,プロローグを含めた舞台設定からして,いかにもそれらしい雰囲気(竹取ではなく,「たなばた」だが)を出している。

斐田村と織部村を隔てる深い峡谷の下を流れる尼川(あまかわ)。2つの村を結ぶ鵲(かささぎ)橋。

プロローグではこの古い吊り橋が焼け落ちるのだが,現在はコンクリートの橋がかかっている。そして,それゆえに起き続ける事件……

ミステリとしてどうかな? と思う部分は(例によって,笑)あったが因縁話としては,じゅうぶんに楽しめた。
↑ってそんなくくり方でいいのか!?

今回も,たかしの関心はもっぱら「伝奇」に向いているのだが,「六歌仙」や「式」などの総まとめの感もあってなかなかおもしろかった。

しかも,プロローグからわかるように,ちょっと前に読んだばかりの 「七姫幻想」 (日記は →こちらから )に関連する話もたっぷり出てくる。
しかもしかも, 使われた薬品であるアトロピン って,昨日日記に書いた 「五つの箱の死」 (日記は →こちらから )で 使われた薬品 と全く同じ物。書かれたのが65年も違うというのに!!
こんな偶然って,たまにはあるもんだ(笑)

最後に崇による竹取物語をまとめると,

竹取物語は「鬼の世界の物語」である。
竹から生まれた「かぐや姫」は「衣通姫」であり,「小野小町」でもあり,帝のために用意された「一夜妻」で「織経(はたお)る少女」でもある。
それはまた,紀貫之が残した,タタラ(製鉄)に関係していた出雲の人々が朝廷によって搾取され殺されていたことへの鎮魂の物語でもある。

わかったような,わからないような(笑)

シリーズ前作 「QED式の密室」 の日記は, →こちら からどうぞ。

高田崇史の他作品はについての日記は,フリーページ  読了本(日本)  (高田崇史)からごらんください。


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Last updated  2006/06/18 12:18:29 AM


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