もう少し具体的な話をすると、私が最初に「うひゃー、こんな時にシェアを使うのか」とビックリしたのは、恐らくテレビのドキュメンタリー番組かドラマのワンシーンだったと思うのだが、アルコール中毒者の支援団体主催のミーティングで、アルコール中毒者が輪になって座り(まさに輪である)、一人一人が自分の体験を語るという場面で、その体験を語り終わるとリーダーが”Thanks for sharing your story.”というものだった。そうか。これはシェア(共有)なのか。 私にとって、この場合は、「(本当は言いにくいことをわざわざ)話してくれてありがとう」という感覚なのだがな。(だから、以前、こちらでの暮らしの長い日本人のお友達に、自分の病気をきっかけに考えたことを意を決して話した時に、日本語で「シェアしてくれてありがとう」と言われた時は非常に肩すかしを食らった気持ちになった。たとえ「してくれて」と言われても、「シェア」には違和感を持ったのである 笑)