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「カラスの誤解からの学び」
1時間ほどの散歩を日課としている。
時々通る住宅地内を歩いていると、道路の中央にケガして飛べないでいる子カラスを見つけた。
車に轢かれないよう、道路の端に寄せるために抱え上げようとすると、鳴き声をあげ、くちばしで私の手をつつこうとした。
一瞬たじろいだが、もう一度抱えようとしたその時、後頭部に強い衝撃を受けた。一瞬何が起きたのか理解できなかった。
すぐに後ろを振り返ると、親らしき2羽のカラスが飛んでいた。
それですべてを理解した。自分は誤解されたのだと。その後、一週間ほどむち打ちのような症状が続いた。
最近の人間社会では、親の子供に対する無関心、虐待等がよく話題となっているが、子供を守るために命がけで体当たりする親カラスにも劣るようである。
今回のカラスの誤解を反面教師として反省したことがある。
自分も人の外面的な行為だけを見て安易にその善悪を判断したり、偏った見方をしたりしていないだろうか。
目に見えないその動機はいかにである。
動機を知るのはなかなか難しいが、そのためには日頃からの人間観察や人間研究などにより人間通となる努力が必要かもしれない。
また、国同士の争いごとも、当事国の少なくとも近現代史をよく学ばないとその本当の原因や動機のところは分からないだろう。
後日、その道を通ったら、その子カラスはつぶれて干乾びたようになっていた。1週間後に再びその道を通ったら無くなっていた。ゴミにでも出されたのだろう。かわいそうなことをした。