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はい、『蟲師』鑑賞してきました。
オカンとくもが一緒に映画を観に行くときは常に微妙な好みの差でどちらかが妥協しなければいけない風々堂(笑)それが珍しく意見一致した『蟲師』
風々堂オカンはともかく、バケモノ大好きで。夕方ゴハン喰らいながらくもが時折観ている『Dーgrayman』も、アクマがでてきた途端、じいっと注目するとゆー、方ですからね(爆)
そして。くもが興味を持ったのは、大友克洋の実写映画である点でございました。
大友克洋、といえば、まあ大体知っておられる方も多い元、漫画家さんでございます。
そして。
マンガの世界に、またひとつ新たな表現を広げた方でもありまするね。
その、卓越した画力、ペンテクニック。
大友克洋氏が漫画界にもたらした衝撃は当時、かなりなものでございました。
『気分はもう戦争』と『童夢』で大きく注目され、その後、『AKIRA』でブレイクしたのをご記憶な方も多いかと、ハイ。
くもも、『気分はもう戦争』と『童夢』はしっかり持ってましたね。
で、とりあえず、いつものように概要はこちらクリックジャンプ→ 大友克洋 - Wikipedia
が、しかーし!
大友克洋氏は漫画家としてとどまらず、その後、アニメ制作へと転身。アニメ作品としてはくもは『スプリガン』しか観てませんが。
確かに高度なアニメーション技術は必見でございましたです。
そして今回の実写『蟲師』
つまりは大友克洋氏は、クリエーターとしての指向性がとても高い方だったのかと、具察する次第ですね。
あ、その前に蟲師原作関係の資料と映画蟲師の公式サイトさまをペタッとします。公式オフシャルサイトさまはいつものように、重いサイトさまですので、接続環境弱めな方は要注意をば。
クリックジャンプしやす→ 蟲師 - Wikipedia
同じく別窓へジャンプ→ 蟲師
では、くも的片寄りすぎの感想を少し。
さすがにクリエーターとしてのセンスが光る、タイトに引き締まった映像美ではございました。
一枚の絵としての見せ方をよく判っておられるのは流石かと、ハイ。
だたし、なんだろう。
途中から、ものすごくもうひとつ足りない感がありました。
それと、主人公ギンコ。
あれはとてもむつかしい役柄なんじゃないかと、思ってましたが。そして、オダギリジョーさんは、悪い役者さんではないんですがあ、申し訳ない、演じるにはやっぱりいまひとつ、なにか足りない感が。よほど、芸達者でないと演じるにはやはり、損なキャラクターです。
あー、マツケン辺り、やらせたらかなり面白いかも…(こそ)
ああ、淡幽ちゃんはとても、ぷりちぃでしたね。ある意味、役得なキャラだし(笑)
ラスト一歩前、この淡幽ちゃんが氾濫した文字を捕らえていくシーンは、たしかによい見せ場でございましたです。
ラストが惜しかったです。
あれはあれで、蟲師らしいラストでございますが、映画としての完成度を愚考するに、あれは才能が突っ走りすぎてる感じでございます。
そう、大友克洋氏の才能が克ちすぎていて、どこか惜しい。
もう一工夫欲しい処。
映画には芸術性と大衆性、その両方のバランスが絶妙な時、初めて傑作と云えるのでは…と常々愚考しているくもですが。
その好例が黒澤明監督かと。その優れたバランス性で、黒澤明氏は大監督たり得たと。
その点ではやや、観客を突き放しすぎかなあ、と。
くも的ランキング……う~む。
──中の下。
ギリギリ中の部です。
オススメとは云わないですが、元々興味がある方は観てくださいって感じでございます。
ちなみに風々堂オカンは見終わった後しばし、無口(笑)ようやくの第一声が、
「あれはなんだったん?
ちっとも、訳判らんかった…… ぶつぶつぶつ 」
気持ちはわかります、お母様(^_^;
判るし、確かに不親切すぎです。
でも、ああいう終わり方もありなんですよね。
ありだけど、ちょい不親切すぎ。
くもにもイマイチ、判らなかったし(爆)
大友克洋監督。
とりあえず、次回作、ガンバッテ下さい。
もう少し、期待していたい感じ。
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