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はい、最近体型ばかりでなく性格も丸くなったくもですが、
でもこればっかりはねじ曲がり根性爆走な、久々の映画評でございまする。
気を悪くされる方もおられるかもなので、最初にあやまりますです。すいません、風々堂の映画評は、時流からハズレてますので、あまり参考にしないで、聞き流して下さいマシね(;^_^A アセアセ…
さてっと。
今回はタイトル通り、『憑神』
オフシャルサイトはこちらへクリックジャンブでし→ 憑神
原作:浅田次郎
監督:降旗康夫
主演:妻夫木聡
ま、気楽に見れる映画というものでございまするな。
作りもひどくはなかった。しっかりとした真面目なコメディ調でございまする。
が、俊逸でも、なかったというか(^_^;
問題は憑神たちのキャスティングにあるような。
三人の困った神様に憑かれてしまう話なんですが、最初のひとりが西田敏行氏であったのがいけなかったのかも。
あまりに西田さんが芸達者すぎて、他のお二方がかすみすぎてしまいました。
人選がもっと良かったなら、この映画の面白さは確実にアップしたかと(^_^;
ま、最後の神様はしょうがないかもしれません。
お子様だし。
が、この、お子様がまた違う意味で問題かと。
レトロな映画ファンなら、あれが、確実にとある昔の有名映画にでてきたキャラのパロであるのが、ピンときてしまいまする。
ある映画、とは、おフランスのオムニバス映画 『世にも怪奇な物語』
当時の巨匠監督三名による、エドガー・アラン・ポーの小説を下書きにしたみっつのお話でございまするな。
そしてこの映画で最も俊逸なのは、やはり三番目の、巨匠中の巨匠、フェリーニ監督の作。
映像的にも内容的にも一度みたら忘れられないような、美しくもおっかないお話でごさいます。
とあるロックスターと、彼に憑いている悪魔の物語。
それはそれは美しい少女の悪魔です。
勿論、彼にしか見えないその美少女は常に片手に白い鞠を持って、にっこりしながら彼に憑いておるのです。
彼はそのせいか、ひたすら破滅的な突っ走り方をしたあげく、スポーツカーで暴走した末、実際破滅してしまうのですが。
最後に、スパッと外れてしまった彼の生首のそばへ、その鞠がコロコロコロっと。
美少女はにっこりして、鞠ではなく、彼の首を持って闇の中へ消えていきます。
このジツにおっかない少女を知っているくもには、どうしてもこのイメージが頭に蘇ってしまいまして、困ってしまいました。あんまり怖いんだもの、あの悪魔っ。
ああ、真っ新な頃だったら、もっと楽しめたかもしんないっ(笑)
思わず、
(鞠なんか持たせるなよ…相手はフェリーニだぞ?
良い度胸しすぎてるなあ、この監督……(¨;)
パロって笑って貰いたいだろうけど、
あんまりにも×△※※…)
って、ぼやいてしまいました。一応、あやまります、ごめんなさいっ(笑)
それと、軽く流したいのか、それとも、開き直りが足りないのか……。
や。
西田敏行さんは出ているだけで笑うんだけどっ。
如何せん、最初に居なくなるし(笑)
後はフツーの俳優さんたちしか居ないから、どこかすべる…。
となれば、演出スタッフに今ひとつ、 笑いのセンス
に限界
があるのかもしれない…。
というか、監督として今いち、経験不 ───ピーピピピピピーー!
←毒舌自主規制音(爆)
でもまあ、期待はずれとまではいきません。
そこそこ楽しめるかと、はい。
くも的、毒たっぷり映画ランクはというと──。
──下ランクの、上の中 (・_・)/
ランク解説。
上ランク──映画史に残るような傑作。
中ランク──佳作。見て本当に良かったとしみじみ思う映画。
下ランク──普通の映画。
(但し下ランクとはいえ、
上の部は、「見てもそれなりに楽しめる」ランク。
但し、下の下になれば、
さすがに「金返せ!」気分(笑))。
こんくらいかなあ…。実績のある監督なので、ちょい毒吐きすぎたような……(^_^;
──あ(・_・ゞ-☆
ひとつ、個人的には文句なく楽しめた部分がひとつ。
それはエンディングロールでございまする。秋津島各地のお稲荷さんのキツネ像があれこれ出てきまして。
この部分がくも的には一番、楽しかったんです(爆)
近年どんどん 意味無く長ったらしくて、つまらないエンディングロール ばかりと感じてしまうんですが。ここまで楽しめたのは 滅多にない!、 ですな( ´-`)ノ
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