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ブログをはじめて5年目。いきなり2週間近くお休みをしてしまい、皆様にたいへんご心配おかけしていました。ごめんなさい。毎日2000~3000人近い方々が、更新を待ちかねて何度も読みにいらして下さって、本当にありがとうございました。 2010年6月18日 フランス ディジョンの市場 プライベートで色々あり、ほとんどPCに向かう時間がとれないまま、更新できない日が続いていました。ここで全てをお話することは難しいのですが、慌ただしい中でいくつか考えをまとめたこともあり、少しだけ整理しますね。 ここ数年、ブログを書くことに夢中になり、特にスイーツには「最新の情報を」「詳しく」「速く」お届けしたいと、“濃い”内容の文章を書くことに喜びを見出していました。おかげさまで昨年は、色々な方面からお声をかけていただけることも増え、自分の理想に近い形の情報をまとめられるようになってきて充実した日々を送っていたのですが。 自分の性格からして、書き始めるととまらない、書き終わるまで一気に書きたい、調べ始めると深く深くあれもこれも調べてしまう、という状態が続き、それが楽しくてしかたがないので、延々といつまでもパソコンに向かってしまう…という一種の中毒状態に。お気づきの方も多いかと思いますが、特に深夜に、ずっとパソコンに向かっていました。 ふと振り返ると、せっかく取材させていただいたのに時間がなくて書けないまま時期を逸して眠らせてしまった写真も記事もたまり、旅行記も中断したまま。一つのお菓子をじっくり味わって楽しむということはなく、お店に行くと、とりあえず新作を、それから2つ3つと、「食べなくちゃ」という気持ちにいつの間にかなっていたような気がします。そして、3つ食べたならその3つについて、詳しく書きたくなってしまう。カッチリとした性格なので…。201年6月20日 フランス ストラスブールの街並み そして気づくと、家庭のことは放りっぱなし、友人にお茶やランチを誘われて断ることも多くなり、本も読んでいない、美術館に行く時間も満足にとれない。ブログ友達のところに読みにいくことも、コメントすることも、なかなかできなくなって…。 この間にいろいろありましたが、それを機に、少し立ち止まって、ブログもマイペースでゆるゆると書いていってもいいかもしれない、と思いなおしました。 このブログをいきなりバシッとやめてしまうわけではないのですが、毎日楽しみに読みにいらしていただいた方々には本当に申し訳ありませんが、一度生活をリセットしてみたいと思っています。 応援して下さっているみなさま、本当にありがとうございます。いきなりの勝手なわがままをお許し下さい。更新がゆっくりになりますが、それでも何か読みに来てみようかな、というかたは、たまにのぞきにいらして下さいね。 どうぞよろしくお願いします。 ガレットゆっくりマイペースで更新してね☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2011.03.09
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新年にふと思い立ち、ブログタイトルの写真を代えることにしました。横長のタイトルに合うように、写真を選んでカットして加工します。もとの写真は、↓ こちら2010年6月 ウィーン シェーンブルン宮殿 グロリエッテ グロリエッテの手前の池に、建物の影が映っていて素敵ですが、鳥も浮かぶその池の部分は、ばっさりカット。 グロリエッテがどこにある建物かというと… グロリエッテは、シェーンブルン宮殿の庭園の丘の上にそびえ立っています。プロイセンとの戦いの勝利と戦没者の慰霊の為に建てられたこの優美な建物は、現在はカフェとして使われています。シェーンブルン宮殿を背に、庭園全体を見渡したところ 悲劇の王妃マリー・アントワネットが幸せな幼少期をこの庭園で過ごしていたと思うと、感慨深いものがあります。 2004年に初めて宮殿を訪れた時は、時間がなくてグロリエッテまで上がれませんでしたそのことがすごく心残りで、ず~っとひっかかっていました。 昨年再訪した時には、絶対に歩いて上まで登る!と決めていて、めでたく実現。6月というのにびっくりするような猛暑でしたが、頑張って一人で歩きましたよ。庭園中央には、見事な彫刻のポセイドンの泉が。涼しそう。グロリエッテから見おろしたシェーンブルン宮殿とウィーン市街 庭園の美しい泉をあちこち見て寄り道しながら20~30分かけて上までのぼると、見事な眺めが♪宮殿の後ろにはウィーン市街の茶色の屋根が大きく広がっています。これこれ、これが見たかった!宮殿は、マリアテレジアン・イエローです。 街の右端の巨大な建物は、シュテファン寺院。 2011年お正月早々、雄大な気持ちで一年がスタート♪ グロリエッテのカフェ 吹き抜けになっていて広々。 グロリエッテのウィーン菓子 シシィ(エリザベート)トルテもありましたよ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ちなみに、昨日までのタイトル写真は、↓こちらフランス ナンシーのスタニスラス広場の門 これは赤いタイトルの背景にとてもよくあって気に行っていましたが、写真をグロリエッテに変えたところ、赤とグロリエッテの写真がまったくあわず、全面的に色を変更することになってしまいました~。一つ一つ色を選択し、全体のバランスを整えるのは楽しくも時間がかかる作業。完成するまでに四苦八苦しました★でも、オリジナルのタイトルを作りたいので、がまんがまん。その前は、パリのクリュニー美術館のユニコーンと乙女のタペストリー。この時から背景の色を赤にしていました。これはどこの美術館の絵だったか…?パリの小さな美術館で見つけたロココの時代の肖像画。これをタイトルにしていた時もありました。 また、思い立った時に代えていきますね。しばらくは、眺めのよいこのグロリエッテです♪オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次たまにはイメージチェンジ! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2011.01.03
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今年最初の写真は、フランスのにぎやかな色合いのケーキからスタートです☆今年がぱ~っと明るい一年になりますように。 皆様、あけましておめでとうございます。お菓子、グルメ、旅行、その他いろいろ、気になるものをご紹介し続けてもうすぐ5年。話がコロコロと変わり、気まぐれな更新にもかかわらず、毎日たくさんの方にお読みいただけて本当にありがとうございます。リヨン ベルナシオン(BERNACHON) 昨年6月に、フランス地方都市を旅した時のお写真を少しご紹介しますね。レポートが中断しているのはいつものことですが、時間をみつけてなんとか先を進めたいと思っています。が… ベルナシオンはサロン・デュ・ショコラに来日されるなど、日本でもおなじみのショコラティエ。日本ではパレドールやタブレット(板チョコ)が有名です。リヨンのお店を訪れると、かなりの数の美しいケーキがショーケースに飾られていました。人気があるのはチョコレートだけではなく、お隣の美しいサロンでケーキもいただけるという嬉しい驚きがありました。 ストラスブール (左)キュブレー (右)ジーグレー キュブレーは浅見シェフがいらっしゃるお店。明るい色合いのケーキが、たくさん並んでいました。ストラスブールの中心地から少し離れた住宅街にあり、近くのジーグレーと共に次々とお客さんでにぎわう人気店です。アヌシー Sucre et Secrets リヨンからバスで往復した湖畔の町アヌシーでは、魅力的なお菓子屋さんを続々と発見。チョコレートや砂糖菓子を扱うこのお店には、フルーツやナッツで飾られたタブレットが。 2011年、新しい気持ちでスタートします。マイペースな更新ですが、美味しい情報をできるだけ早くお届けできるように頑張りますね。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 ガレット今年も美味しい情報よろしくね! と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ食べログへ
2011.01.01
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タルトフランベ♪ パリッ!とした薄焼きピザに似た生地に、フレッシュチーズ(またはフレッシュクリーム)を広げ、シンプルに玉葱とベーコンの細切りをのせてサッと焼いただけなのに、どうしてこんなに美味しいの~!フランス アルザス地方 ストラスブール 2010年6月20日Le Pilier des Anges(ル・ピリエ・デ・ザンジュ) 『タルト・フランベ』 昨日から東京国際フォーラムで開催中のストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2010(クリスマス市)を通りがかった時に、アルザス地方の美味しい食べ物が販売されているのを見かけました。 アルザスの民族衣装と巨大なストラスブール大聖堂 このところあまりに忙しくてすっかり忘れていました、と言うと間抜けなお話ですが、この夏、そういえば私、ストラスブールを訪れています。2週間の旅の最後に立ち寄った街で、しかもお菓子屋さんがほとんどお休みの日・月曜に滞在してしまったため、さほど動き回ることなくゆるりと過ごしました。アルザス地方を満喫するには、別の機会に何日もかけてゆっくりと回りたいな、と思いました。 そんな短時間の滞在でも、美味しい物にたくさん出会いました☆写真でさらっとご紹介しますね。国際フォーラムのクリスマス市で販売されているものもありますよ~。特にタルト・フランベは、ぜひ召し上がってみて下さいね♪♪♪Le Gruber 『タルト・フランベ』 2010年6月21日 クリーミーなフレッシュチーズ(もしくはフレッシュクリーム)、玉葱と細切りのラルドン(ベーコン)を散りばめて高温でサッと焼き上げたアルザス地方の伝統料理、タルト・フランベ。アッサリしながら発酵乳の香りのおかげで深みのある味わいに。日本の素材でフランスの生クリームに近いものは、サワークリームという気がします。一人分のサイズの大きいこと!でも、ぱりっ、としていてとても美味しいので食べきってしまいます ↑写真のタルト・フランベをお昼に食べたのは↓可愛いこのお店 外の席でいただきました☆この後、あっという間に満席に近い状態に Le Gruber (ル・グリュベール) そして、アルザスといえばクグロフ。発酵タイプのパンに近いお味で、お菓子屋さんの店頭には必ずといっていいほど無造作に並べられています。 ZIEGLER(ジーグレー)『クグロフ』 Kubler(キュブレー) Christian(クリスチャン)『クグロフ』Christian(クリスチャン) 『キッシュ』Brasserie Au Dauphin(ブラッスリー・オ・ドーファン)『タルト・ア・ロニョン・メゾン』(自家製玉ねぎのタルト Tarte ? l'Ognion Maison)夕食のオードブルとして登場。大迫力! 玉葱の甘みがあって美味しい☆Pain d'Epices Mireille Oster(パン・デピス ミレイユ・オステール)ストラスブールの大聖堂ストラスブール大聖堂の中は荘厳彫刻やステンドグラス、大時計ほか、見るべきものが多い☆ストラスブール大聖堂前の広場 クリスマス市はここで開かれます 私が泊ったホテルは、大聖堂のすぐ脇。この写真の↑右から2番目の建物です。名前はメゾン・カメルツェル(Maison Kammerzell)。16世紀に建てられ、外観はとても古いのですが、中はすっかり改装されていて超・モダンで、びっくり。ストラスブールは川が風景に溶け込み、普通の家並みでもとても美しい眺めストラスブールの町には、クグロフ型を売っているキュートなお土産物屋さんがたくさん! ちょうど昨日、NHKでもストラスブールの町歩きの番組を放送していました。日本にいながらにしてアルザスの名品を食べたり買ったりできるこのイベント、幸せ~☆帝国ホテルのシェフが作るタルト・フランベを食べに行かなくちゃ。ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2010 12月10日(金)~12月25日(日)場所 東京国際フォーラム 地上広場(月)~(土)、(祝日) 11:30~21:30 (日) 11:30~20:30 ※初日 16:30~21:30 ※イルミネーション 16:30~23:30 夏の旅日記は↓ (中断中)オーストリア・フランス 14日間「地方菓子を巡る鉄道の旅」 2010年 夏クリスマス市へGo☆ と思われたら↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Homeニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ
2010.12.12
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ウィーンに到着した夜10時半頃、一人でザッハートルテを食べていました。(カフェモーツァルトで『カイザーシュマーレン』を平らげた直後です) 場所はもちろんザッハーホテルの一角にあるカフェザッハー。でも、よく見ると、ちょっと違います。小さいでしょう。可愛らしいサイズのザッハートルテがあり、それを注文。でも、これは、ただのミニサイズではありませんでした!微妙な形のザッハートルテ? 普通は下↓の写真のように大きく丸く作り、三角にカットしますよね。そして、上には、ホテル名の書かれた独特の形にひらひらっとしたチョコレートがのります。 ザッハートルテ チョコレートの板と同じ形の看板 オリジナルのザッハートルテについてはこちらにまとめてあります。デーメルとの違いも。 今回は、小さなザッハートルテ エスプレッソ このくらいのサイズでしたら夜中に食べても許される?やっぱりウィーンに来たらこれを食べなくちゃ♪と自分に言い訳するように堂々と食べ始めます。すると…あれっ?記憶にあるザッハートルテと違う! 箱入りでウィーンから取り寄せると、箱の上下が逆さになっても何の影響もないくらいガチッと固まっています。以前ウィーンで食べた時には、それよりはやや柔らかかったような気が。 ところが、このミニサイズ、あなどれません。中はしっとりとしてとても柔らかい。小さい分、甘さが凝縮して際立つように思えましたが、たっぷりの生クリームと一緒にいただくとその甘さは緩和され、美味しさ倍増♪♪♪ …おいしい~っ!ここまで来た甲斐がありました☆☆☆2010年6月10日 カフェザッハー STUB なぜすいているのかといえば…照明と白い柱に囲まれているところが外のテラス それは、ほんの少し前の時間まで、お客さんは皆、外のテラス席に集まっていたからです。ウィーンの人たちは、夏には本当に外でお茶やお食事を楽しみますね。この時間(夜11時少し前)、店内はがらがらで貸し切り状態。外のテラスがにぎわっていました。おかげで、この贅沢な空間を堪能できました~。内装は、2004年に訪れた時と変わっていない気がします。 ザッハーホテルには、ショップ横の気軽でモダンなカフェと、昔ながらの雰囲気をたたえたこちらのカフェと。使い分けができますねー。私はもちろんクラシック派。 そうそう、書き忘れるところでした。このミニザッハーの正体は…。 というのは、お支払いをすませてレシートを見て、あれれっ。微妙に違う文字がありました。『O.Sacher Punsch 』(オリジナルザッハー プンシュ)Punsch??? 実はこの時点では、何かが違うと漠然と思っただけで、このPunschという文字は、何かなー?と、ぼんやりと疑問を抱いたまま帰ってきてしまいました。 そして先日。ピンク色のケーキ、『Punschkrapfen 』(プンシュクラプフェン、プンチュクラッペン)について教えていただいたり調べたりした結果わかったのは、Punsch(プンシュ、プンチュ)は、一般的には「クリスマス市で売られている温かく甘いアルコールの飲み物」をさすようです。あ!お酒ですね。 ということで、このミニザッハー。普通のザッハートルテと比べて、かなりしっとりしている理由は、お酒のおかげでした!『O.Sacher Punsch 』(オリジナルザッハー プンシュ) 2.70ユーロ(309円)ザッハートルテのショップの看板 ザッハーホテル目の前のケルントナー通りは、夜11時少し前でもこんなに賑やかで人通りも多い!ウィンドーショッピングしながらホテルまで戻ります。 オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次気になると思ったことは見逃さないようにしましょう! と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.08.13
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スイーツの名前の中に「皇帝」が入っていると、どれほど豪奢なデザインのお菓子かと身構えてしまいます。ウィーン、ハプスブルク帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフに愛されたお菓子『カイザーシュマーレン』は、そんな勢いに肩透かしをくらわせるほどシンプルで素朴な姿をみせてくれました。2010年 6月10日 カフェ・モーツァルト 『カイザーシュマーレン』 メニューにこの名を見つけ、一度食べてみたかったの~♪とウキウキしながらウィーン最初のスイーツ『カイザーシュマーレン』を注文。すると、「パンケーキ?(でいいですか)」と、笑顔で確認が。 …パンケーキ。まぁそうですよね。それはそうだ。でもっ。私の心の中では、これは皇帝ゆかりの歴史ある一品☆ 関田淳子さんの著書『ハプスブルク プリンセスの宮廷菓子』によれば、カイザーシュマーレンは、元は皇妃エリザベートのために考案されたお菓子。手をつけない皇妃に代わって皇帝フランツ・ヨーゼフが食べ、この名がつけられたとのこと。それを知り、本場ウィーンでこれをいただくのは楽しい、楽しい。 見た目は、ちぎれたホットケーキのようなあまりぱっとしない姿です。中にベリーが焼きこんであります。日本で食べるホットケーキよりもう少ししっとり。厚みがあり、ほわんほわん。弾力があります。粉糖もかかっていますが、何か“ざりん”と砂糖のいい食感が。…ちょっと量が多いのですが… 途中でベリーのソースをかけると、味が膨らみます酸味は少なく、甘すぎず食べやすいソース。 もうひとつのリンゴのソースがまた爽やか!日本のリンゴとは全く違った風味があり、飽きずに一気に全部完食。なんとも優しいお味です。 カイザーシュマーレン Kaiserschmaren 9.20ユーロ(1,053円)ブラウナー(クリーム入エスプレッソ) Grosser Brauner 4.40ユーロ(504円) 実はこれをいただいているのは夜の10時。ウィーンに到着した旅行初日の夜です。スイスのチューリッヒからの乗り継ぎ便が、なぜか1時間も空港で待機することになり、ウィーン到着が遅くなりました。 夕食を食べそびれ、といって機内で色々いただいたので空腹というわけでもなく。という中途半端な腹具合の時には、ケーキや夕食をしっかりいただくよりは、こういった温かいデザートのようなものはありがたいですね。 私が座ったのは、カフェ・モーツァルトの外のテラス。10時半頃になっても、たっぷりとお肉が盛られた食事のお皿を手にお給仕をする人々が行き交います。こんな時間にあれだけお肉を食べる人たちもいるのねー。 カフェモーツァルトの店内はクラシックな雰囲気のようですが、この季節はモダンな外のテラス席に人気が集まります。 テラス席の上に張り巡らされたテントのようなものは、ライトアップされ、何故か色が紫色~ピンク~白へとどんどん変化する演出。およそモーツァルトらしからぬ色あい。おもしろーい。 カフェモーツァルトのケーキは、カフェラントマンと共通 カサにあたる光の色は、どんどん変化し、気付くと違う色になっています。すごく現代風な色合い。夜がふけていますが、町はまだまだ賑やか。 そしてこの後、もう一軒。さらなるスイーツを食べる私。 小さなザッハートルテ? に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次この旅行では、CASH 1ユーロ=114.5円で計算していますモダンな照明が面白い☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.08.03
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賑やかな町で、夜遅くまでショーウィンドーの中にきらめくお菓子や小物を見て歩くことができるのは、一人旅の身には嬉しい限り。今回のウィーン滞在はわずか二日間ですが、もうこれ以上何も食べれません~!という状態で、さらに目で見て楽しみます。ゲルストナーの色とりどりのトリュフパッションフルーツ、シャンパン、カシス、アプリコット、洋梨など 前列中央の三つ飾りがついたトリュフは『Kinder Tr?ffel』。kinderは、英語のkindergarten(幼稚園)と似た意味で“子ども”?と想像すると、英語で「Children Truffle」と解説がありました。あたり♪でも、「子どもたちのトリュフ」って何味なのでしょうね~?なんとなくキャラメル味かミルク味かな、と想像してしまいます。 トリュフチョコレートのフレーバーは、他に、シェリーとココナッツ、ベイリーズ(お酒)とアーモンドヌガー、カンパリ・ビターオレンジ、木苺プラリネなど色々。ベルギーのショコラ同様、ホワイトチョコレートも存在感をみせています。 ウィーン滞在は6月というのに酷暑でしたので、チョコレートを食べたい気分になれなかったのがとても残念!もっと涼しければ買っていたと思います。 今日は【街角スナップ写真】☆ハイナー シュガーケーキ ハイナーは、賑やかなケルントナー通りにもありますが、シュテファン寺院の北側、カフェ ディグラースのすぐ近くのWollzeile通りにももう一軒。やはり夜のショーウィンドーのディスプレーがきれいです。 ハイナーのショーウィンドー マルツィパン(マジパン)のフルーツ桜の花が散りばめられたケーキが、目をひきますハイナーのすぐ近くのショコラティエ ファビエンヌ(fabienne)の夏のショコラここでもホワイトチョコレートがけっこうありますね ファビエンヌ とぼけた顔のマジパン! アルトマン&キューネ(ALTMANN&K?HNE) 小さいショコラがぎっしり入る可愛いパッケージバカラの蝶 衝動買いしそうになったバカラの蝶。とても優雅なそのお値段は、その日泊ったホテルの一泊分と同じ。 楽天にもありました~ レースドール エリザベート人形 絵皿は持っています。お人形は、表情が色々。今回はイメージ通りのものがなかったので、購入せず。フリフリのポーチはアートフラワーのお店の店頭で Caf? de l'Europe 店頭で夜10時すぎにアイスクリームを買うマダムたち Caf? de l'Europe アイスクリーム夜のグラーベン通り 巨大なシュテファン寺院がライトアップされて幻想的Caf? de l'Europe の前のテラスは、夜中まで大賑わい※何枚か、前日の夜に撮影した写真も含まれています カイザーシュマーレンは皇帝に愛されたお菓子 に続きます オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次ウィーンの夜歩きは充実☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.27
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皇妃エリザベートの肖像画を思い描く時、真っ先に浮かぶのはキュッと上がった唇の端。笑っているように見える口元に対し、意思の強そうな瞳は柔らかく目尻を下げることなく、どこか一点を見つめているような印象があります。 エリザベートの写真や肖像画は シシィミュージアム や 王宮 のHPに ウィーンのフォルクス庭園に鎮座しているエリザベートの石像は、角度によって微妙に表情を変え、意外と柔らかな雰囲気を持っていたのに驚かされました。 2010年6月11日 19時頃 フォルクス庭園のエリザベート像 庭園に咲く薔薇を楽しむにはほんの少し遅く、やや開ききった感がありましたが、それでもまだまだ十分きれい。数多くの薔薇が華やかに咲き乱れていました。ラッキー♪夏のウィーンは夕暮れが遅く、夜7時といっても辺りは明るい。エリザベート像とじっくり向かい合います。 フォルクス庭園の薔薇とエリザベートの石像 エリザベートの白い石像(大理石?)は、実は薔薇に囲まれているわけではなく、人々の散歩道となっている薔薇園から更に奥まった庭園の端の端にひっそりと静かに座っています。(背中側は、すぐ裏のブルク劇場脇の道) 「エリザベート像があるのはここ」、と事前にチェックしてから訪れないと、気付かずに見逃してしまうような場所です。孤独を愛し、放浪の旅を続けたエリザベートは、ウィーンの街中でもひとり静かな空間を楽しみ、なごやかな表情になっているような気がしてなりません。 フォルクス庭園 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ エリザベート像と、ちょうどブルク劇場をはさんで反対側に、カフェラントマン(CAFE LANDTMANN) の堂々たる大きな建物があります。カフェラントマン 19:15p.m. 昨夏、東京・青山の新ビルAo 4階に、海外初のカフェラントマンの支店が誕生。若者向けの賑やかなビルの中とは思えない穴場のカフェですので、時々利用しています。 青山のお店は、ウィーンのカフェと聞いてイメージするようなクラシックな雰囲気で作られているのに対し、ウィーンでは、夏はお店の前に出るモダンなテラス席が人気。店内はおそらくクラシックな内装だと思いますが、テラスは現代的な雰囲気でしたよ。 カフェラントマンのケーキメニュー この他にも色々あります この時は本当に暑くて、喉が渇いていましたので、テラス席で冷たい飲み物を。残念ながらお腹はいっぱいで、ケーキが食べられません~。季節柄、苺のケーキが多く、赤い色がきれい。カフェラントマンのテラス リンクを越えた先の市庁舎の豊かな緑が心地よい ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ そろそろ夕食にしなければいけない時間帯ですが、まだお腹がすいていないのと、帰りのことを考えてできるだけホテル周辺の大通りのあたりがよいかと思い、通り道にあるカフェツェントラルはパスすることに。カフェツェントラル(konditorei CAFE CENTRAL) 19:45頃 前を通りかかる カフェツェントラルはフェステル宮殿の中にあるカフェ。以前訪れたことがあります。天井が高く豪華で伝統的な雰囲気。複製ですがエリザベートと皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画も店内に飾られています。今回は寄れなくて残念。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 夜8時頃、いったんホテルの部屋に戻ります。本当に便利な場所でよかった。そして夕食をとりに再び外へ。 遅くまで夕食がいただけるカフェをめざして大通りを歩いている時、ふと脇道を見るとハヴェルカの看板が目にとまりました。 ウィーンのカフェには、お菓子やお料理が充実しているお店、伝統ある店内を往時そのままに残している古く風情のあるお店、豪華なホテルのカフェなど色々なタイプがあります。ハヴェルカは、作家やアーティストが集った歴史あるカフェ。独特の雰囲気をもち、コーヒーだけでなくお酒を飲む人も多いので、女性一人では入りにくいと思っていました。近づくと、店内がすいているようでしたので、物は試しに入ってみました。 カフェ ハヴェルカ (caf? HAWELKA) 看板にひかれ、店内へ このお店では、メニューは出てきません。うっかり忘れてメニューを貰おうとすると「ないよ」、と。そういえば、どこかで「この店にはメニューがない」と書かれていたのを思いだしました。食事時にすいているということは、夕食になるような食べ物はないのか。そうそう、夜10時すぎに蒸しパンのようなお菓子『ブフルテン』が出てくる時に賑わうとメモメモ。でも、その時間まではいられない。 コーヒーを飲みたかったわけではなく、夕食をとりたかったことを一瞬忘れ、とりあえずメランジェを注文。雑然としていながら意外に居心地の良い空間を楽しみます。この時間帯は、ちょっとビールを一杯、という人がちらほら。もっと遅い時間に混みあうのでしょう。 ハヴェルカ 20:45 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ もう一軒、行こうと思っていたカフェは改装中で、食事はなくコーヒーのみということなのでパス。シュテファン寺院裏側のカフェディグラースに向かいます。 カフェディグラース(CAFE DIGLAS) 夕食 21:20頃~ カフェというよりレストランのような落ち着いた雰囲気のお店は、店内はガラガラ、外のテラス席が賑わっています。ウィーンの人たちは、本当に外の席が好きですね。夏の時期が短いせいか、温かくなると戸外での食事をめいっぱい楽しんでいる気がします。窓の外に目をやると、人が通る歩道にカフェディグラースのテラス席が テラス席とお店との間は普通の歩道ですので、窓からすぐ外には人が歩いて通り過ぎます。カフェディグラースのケーキ ケーキもいろいろありました。食事だけで満腹で、ケーキはパス。くやしい~。もっと大きな胃袋がほしい。店内ではピアノの生演奏もあり、いい雰囲気。カフェディグラース 21:53 夜のウィンドーショッピングへ続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次ウィーンが暑かったのは意外☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.25
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ハイナーでのんびりお昼をすませて外に出ると既に2時45分。真夏のような日差しは強く、6月のウィーンとは思えないとんでもない暑さでした。2010年6月11日 ハイナー 1階にはランチメニューの見本も置いてあります ハイナーはカフェの中でもお菓子もお料理も充実しているお店。ここでも、野菜サラダを中心としたメニューが人気のようですね。フランスでは探し回ってもほとんど見つけることができなかったクリーム系のスープも、ちゃんとありました。 右下のカボチャ色の『トマトクリームスープ(Tomaten Cremesuppe)』は、3.60ユーロ。円高ということもありますが、“カフェめし”は美味しくてリーズナブル♪ウィーンのお花屋さん バケツとお花の色のトーンが揃っているのが素敵☆シュトラーセンバーン(S-バーン 路面電車)乗場 15時15分 駅名は K?rntner Ring,Oper ケルントナー リンク、オーパーと読むのでしょうか、ケルントナー通りとリンク(環状道路)が交差する地点、オーパー(国立オペラ座 Staatsoper)の向かい側から、ベルヴェデーレ宮殿に向かう電車に乗ります。案内図 ベルヴェデーレ宮殿はオーパーから4つめ 近い、近い ベルヴェデーレ宮殿(Belvedere)の庭園 お花は咲いていないのにこの美しさ♪ 真夏でもこの幾何学模様の庭は楽しめますね。正面やや左の大きな塔はシュテファン寺院。遠くウィーン市内が見渡せて、まさに“美しい眺め”という名前の通りです。 宮殿内は撮影禁止。世紀末芸術には苦手なタイプのものもありますが、とりあえずクリムトの『接吻』だけは見ておこうと思い、ここを訪問。上宮の内部は家具調度品が取り払われ、がらんとした空間の中に19~20世紀の絵画が並びます。 『接吻』は、想像していたほど巨大な絵ではありませんでしたが、やはり足を止めて見入ってしまう迫力が。他の絵も、服の模様になっている目玉のような柄が気になったり、全体像を眺めるだけでなくディーテイルが思ったよりずっと面白かったですねー。 ベルヴェデーレ宮殿 16時頃上宮にはクリムトの『接吻』やエゴン・シーレ『死と乙女』など19~20世紀オーストリア絵画がまとまって展示されています。 庭園を下ったところに下宮があり、プリンツ・オイゲン公の豪華な居室がありますが、チケットを買う時にうっかり上宮の分だけを買ってしまったことと、あまりの暑さでもういいわ~、という気になってしまいそちらはパス。こういう時には、気楽な一人旅でよかった。 ベルヴェデーレ宮殿(上宮)と庭園 → 路面電車と地下鉄で移動ウィーン Handelskai駅 フェルヒャー(Fercher) ウィーン中心地の旧市街から少し離れたところにあるこのお店。住宅地の小さなカフェ・コンディトライですが、オーナーはマイスターの資格を持つフェルヒャー氏。 江田のウィーン菓子店ナッシュカッツェの今井伸哉マイスターは、こちらのお店でも修業されています。 白いお菓子はバニラではなくEierlik?rtorte 。卵酒のケーキ? eier=卵 lik?r=リキュール、お酒 torte=トルテ(丸型のお菓子) “エッグノックのお酒のケーキ、ホワイトチョコレートがけ”というケーキはハイナーにもありました。これも食べたことのない謎めいたケーキです。 ちょうどいらしたフェルヒャーさんにご挨拶を。ドイツ語が話せれば色々お聞きすることができたのですが、残念~。とりあえず「日本から来ました。今井シェフのお店に時々買いにいっています」というニュアンスは、なんとか伝わったような…☆ 「(夕方なので)ケーキが売れてしまって、ショーケースの中が淋しい」とフェルヒャー氏。私がいる間にも、次々とご近所さんらしきお客さんが入ってきて、ケーキを買って帰ります。よくはやっているお店のようでした。クグロフがたくさん店頭に。今みると、一つ買って帰りたい!(この時は、その後フランスを回る旅程でしたので、お買いものできず) …また、あまりの暑さに負け、ここではケーキを食べることができませんでした~。心残りです。代わって食べたのは、もちろん、あの冷たいもの…フェルヒャーのテラス席 18時頃 エリザベートの微笑とウィーンのカフェ に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次ウィーンは一人歩きがしやすそうな街☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.24
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暑いっ!と何度も口にするような猛暑の中、シェーンブルン宮殿の庭園の坂道を登り、目指していたのは丘の上にそびえるグロリエッテ(Gloriette)。 18世紀に軍事的記念碑として建てられたこの優雅な建物まで20分ほどかけて登れば、ウィーン市内がはるか遠くまで一望できます。 お楽しみはグロリエッテ中央にあるカフェ。眼下に広がる市街地の眺めを堪能した後はここでコーヒーとケーキだわ♪と計画していましたが、あまりの暑さと流れる汗に負け、思わず注文したのはチョコレートのパフェ。メニューを見ると、そこに『クープ・シシィ』とあり、条件反射でそれを選んでしまいます。 今回はちょっと脱線して 【冷たくて美味しい写真】 をご紹介。 グロリエッテ内のカフェで 『クープ・シシィ』 チョコレート、バニラ、ヘーゼルナッツの3種のアイスクリームにホイップした生クリームがたっぷり。チョコレートリキュール、カリカリナッツ、底には黄桃が。 ものすごく暑い時には、シャーベットなら大丈夫でもアイスクリームを食べる気がしなくなったりしますが、何故かウィーンでは猛暑でもアイスクリームが美味しい♪乳脂肪分の違いかもしれませんね。また、オーストリアの乳製品はとても美味しい☆ シシィは、皇妃エリザベートの愛称。クープは、脚付きで底が広口のグラス。アイスクリームや果物を盛っていただきます。 クープ・シシィ エリザベート(シシィ) 放浪の旅を続けウィーンを留守にしがちだったエリザベートの人気は、国母として慕われたマリア・テレジアに比べると当時の人々の間では決して高いものとはいえませんでした。近年、映画やミュージカル等でエリザベートの美貌が再認識され、以来、観光用としてその名が多いに利用されている気がします。 グロリエッテのカフェメニューにも『クープ・シシィ』だけでなく『シシィトルテ』『シシィブッフェ』など色々な形で登場。だからといってこれらは、『すみれの花の砂糖漬け』や『ドボシュトルテ』のように、実際にエリザベートが好んだお味というわけではないでしょうね。 それでも私のように、「あ、エリザベートだ☆」と、ついついそれを注文してしまう人は多いかも。 倒れるほど激しい体操とダイエットを繰り返し、異常なほど美に執着していたエリザベートが、未来の世で自分の名がチョコレートパフェや朝食バイキングのタイトルになっていると知れば、あの世で苦笑しそうですね。2010年6月12日 シェーンブルン宮殿から庭園~グロリエッテを眺める ベルヴェデーレ宮殿とウィーン街歩き【旅のダイジェスト・2日目昼~夕方】 に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次暑い日にはアイスクリーム☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.22
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ウィーン2日目はカフェ巡りを中心に。ホテルの朝食をパスして“カフェ朝飯”にしてしまおうかな~、とチラッと思いましたが、ホテルの朝食にも心惹かれるものがあり、とりあえず普通に朝食をすませます。 外へ飛び出したのは9時半過ぎ。 まずはケルトナー通りから裏手へ入ってすぐのノイアーマルクトへ。ちょろちょろっと水が流れる美しい噴水があるこの広場の角のオーバーラーに向かいます。 2010年6月11日 ウィーン 9:50 オーバーラー(Oberlaa Stadthaus) フランス菓子は、シリコンフレックス等の新しい型の発明もあり、ドーム型をはじめ丸やしずく型など様々な形の型が増えていますね。ウィーン菓子は新しい形もみられますが、大きく丸く作って三角にカットしたり、長く作って長方形にカットしたりという昔ながらの製法が、まだまだ主流という気がします。 色々な形のお菓子を見慣れた目で改めて眺めると、こうして同じ形の三角にピシッと揃って隙間なく並んでいる姿が逆に新鮮に思えて面白いですね。 オーバーラーには多くの支店があります。この店舗では食事もでき、ケーキの種類も豊富。スペシャリテは『クアバドトルテ』。写真と名前の由来など詳細は、オーバーラーで修業されたコンディトライノイエス 野澤シェフのウィーン菓子講習のページに。 ただ、この日は非常~に暑く、朝からチョコレート系の重めのケーキは食べたくない!そこで、赤いフルーツが爽やかな『ヒンベアトルテ』を。 カプツィーナ教会 アウグスティナー教会 オーバーラーの並びのカプツィーナ教会(Kapzinerkirche Kaisergruft)の地下は、ハプスブルク家の霊廟です。歌劇「エリザベート」の冒頭や、ルドルフの葬儀の場面にも登場。 ・ マリア・テレジアと夫フランツ・シュテファン公の棺の写真 ・ エリザベートの棺の写真2004年に訪問。今回は外から見るだけに。 アウグスティナー教会(Augustinerkirche)は王宮の一角にあり、カプツィーナ教会から歩いてすぐ。皇族の棺はカプツィーナ教会に安置されていますが、心臓はこの教会の地下に!こちらは、マリア・テレジアやエリザベートらの結婚式が行われたことでも有名。とてもエレガントでシンプルな教会ですので、再訪。やっぱり素敵でした☆ ※ちなみに、ハプスブルク家の人々の心臓以外の内臓は、あの巨大なシュテファン寺院(Stephansdom)地下のカタコンベに…。ウィーン 王宮(ホーフブルク Hofburg) 左翼は工事中 2004年にはシシィ博物館(Sisimuseum)、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の執務室や居室(Kaiserappartements)、膨大な数の銀器・磁器が陳列されている銀器コレクション(Silberkammer)を見てまわりました。 今回はその時行きそびれた王宮宝物館(Schatzkammer)へ。美術史美術館とのセット券 18ユーロ(2,066円)を購入。 王宮宝物館 ルドルフ2世の王冠 王笏、宝珠とセット 昨年日本で行われた美術展「THE ハプスブルク」の公式MOOK本、写真家 南川三治郎氏の『ハプスブルク家 美の遺産を旅する』に掲載の華麗な写真を見た時から、どうしてもこの王冠の現物を見たくてたまらなくなっていました。(私の場合、いつも西欧の宮殿や美術館の写真を見て、とっても素敵♪と思うと、何故かたいていこの南川三治郎氏の写真です。) 実際に目にすると、その重厚感・質感に圧倒されます。キラキラの輝きが“重い”。かなり多くの宝石が使われていますが、ルビーの赤、金、真珠とダイヤモンドの白と色合が統一されているのでゴテゴテした印象はなく、とても美しい宝冠です。その時代でなければ絶対に作りえないものをこの目で見ることができて幸せ~☆ウィーンに行った甲斐がありました! ★なんと、この少し後に、あろうことかデジカメ充電切れ。なんということ!幸いホテルが近かったので、残りを見終えると慌てて部屋に戻り充電。その間、お水を買いに行ったり、お散歩をして時間をつぶします。予備に以前使っていた古いバッテリーを一つ持っていたのに、スーツケースの中に置き忘れ。(充電は本体から直接でしたので、念のためカラになった方を充電し、もう一つのバッテリーとあわせて持ち歩くことに。) その間は携帯電話で撮影です。 お散歩は、高級ブランド通りのコールマルクトから。コールマルクト 12:30頃 (携帯で撮影) 左奥の大きなドームは、王宮。右の白い建物はデーメル。とにかく暑くて暑くて、ここで誘い込まれるように『ブルーベリー・スミレ アイスクリーム』を一気に完食。 そして、高級スーパーのユリウス・マインル(Julius Meinl)。各国の食料品が揃います。以前ウィーンに住んでいた友人が、ここはとっても便利♪と教えてくれました。特にコーヒーは有名。ウィーンのカフェでは、ユリウス・マインルのコーヒーを出すお店が多いと耳にしました。 日本では、昨年青山にオープンしたハンガリーのカフェ ジェルボーで、このコーヒーをいただけます。 ユリウス・マインル コーヒー 赤い帽子の少年のロゴで有名 ユリウス・マインルのケーキ チョコレートパンプディングのような生地にたっぷりとチョコレートソースをかけ、生クリームを添えた『モア・イム・ヘムト(Yシャツを着たムーア人 MOHR IM HEMD)』という温かいデザートは、ウィーン伝統のお菓子。ユリウス・マインルでは、カップに入れて販売していますね。 左奥はカラフルな何種類ものブラウニー。その右は、話題のピンク色のクラシック菓子『Punschkrapferl』。伝統と革新とが混ざり合った品ぞろえです☆ 部屋に戻り、充電完了のデジカメを手に再び街へ。そろそろお昼を食べなくては。グラーベン通り ペスト記念柱 ホテルはすぐ近く ケルントナー通りの老舗カフェ ハイナー(K.u.K. Hofzuckerb?cker L.Heiner)の2階でランチ。ハイナー 2階にもケーキのショーケースが。席もゆったりとしています 食べた物については、別のページで。 ハイナー 1階 猛暑に美味しいエリザベートのパフェ に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次暑い中でも歩け歩け☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.21
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今日の日中は、とびきり暑かったですね ウィーンで、気持ちよ~くお水をかぶっている写真をご紹介します。涼しそう☆ 2010年6月12日 ウィーン シェーンブルン宮殿 庭園の泉水 今日は【街角スナップ写真】です。シェーンブルンを直訳すると、美しい泉。宮殿はハプスブルク家の夏の離宮として有名で、観光コースにも必ずといっていいほど組み込まれていますが、時間があればぜひ庭園を散策し、この名がついた「泉」を見てみたいところ。 庭園にはいくつかの泉水があります。この写真は、その名もまさに「シェーナー・ブルネン(Sch?ner Brunnen)」。 私が訪れた日は最高気温が体温に近いくらいのものすごい猛暑でしたので、お水をかぶっていて気持ちよさそう~♪と思ってパチリ。私も一緒にこの中へ入りたい!…という誘惑にフラフラしそうなくらい、ウィーンのイメージを覆すような暑さでした。 奥に見えるのはローマ風の廃墟。そこはまたロマンティック。そのあと、20分ほどかけて丘の上のグロリエッテまでのぼりましたよ☆庭園散策とグロリエッテから眼下に広がるウィーン市内を見渡すというのは、この旅の目的の一つでもありましたので、到着した時には心地よい達成感が♪(それにしても、暑かったです) マリー・アントワネットがフランスに嫁ぐまでの15年間を過ごしたこの宮殿。儀式の時以外は比較的のびのびと育てられたようですので、このあたりを駆け回っていたかも…?宮殿にも庭園にも、アントワネットの幸せな少女時代の思い出が詰まっていると思うと胸が痛みます。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 6月11日 ウィーン ベルヴェデーレ宮殿の噴水 かわって、こちらはベルヴェデーレ宮殿の上宮と下宮の間の庭園の噴水。カ~ッと照りつける太陽を避けるため、他の人たちは木陰を歩いていましたが、この写真を撮りたくて水に近付く私。間違いなく反射で日焼けしましたよ。ぐったりするような暑さでした。 ベルヴェデーレの意味は「美しい眺め」。宮殿からウィーンの街が見渡せます。 ハプスブルク家3人の皇帝に仕え、軍功めざましかったオイゲン公の夏の離宮は、現在上宮はクリムトの『接吻』などが展示される美術館に、下宮はオイゲン公の住居跡として公開されています。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 6月11日 ウィーン ノイアーマルクト(Neuer Markt) この写真は街中に唐突に現れた噴水。流れ落ちる水の勢いはチョロチョロでしたが、水があるので涼しげで、見ているだけで気持ちが良かったですよ~。 ノイアーマルクトは、ケルントナー通りからほんの少し入った所にある静かな広場。端には人気のカフェ オーバーラーが入る建物があり、その並びには地下にハプスブルク家代々の霊廟をもつカプツィーナー教会があります。マリア・テレジアやエリザベートの棺も、とても賑やかな町の中心地に安置されているのがちょっと不思議です。 ウィーン街歩き【旅のダイジェスト・2日目お昼まで】 に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次暑い夏には水辺が最高♪ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.19
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ウィーンの老舗カフェの一つゲルストナーが、ショーウィンドーいっぱいにざっと数えて50個も飾っているのは、なんとカップケーキ!それも、少し前から流行しているクリームを盛り盛りっと上に絞るタイプのカラフルでデコラなカップケーキです。 夜の町歩きの時、ひときわ目をひいたショーウィンドーは↓こちらゲルストナー(Gerstner K.u.K.Hofzuckerb?cker) 『カップケーキ』K.u.K. = Kaiserlich und K?niglich(皇室及び王室) K.u.K.Hofzuckerb?cker = 皇室および王室御用達製菓店※1867~1918年オーストリア・ハンガリー二重帝国では、オーストリア皇帝はハンガリー(他の)国王を兼ねていたため …なぜ、こんなにたくさんカップケーキを並べているのか…。 前のページでご紹介したマカロンといい、このカップケーキといい、老舗が定番商品を守るだけでなく、国を越え、世界の新しい流行も積極的に取り入れてウィーン菓子を発展させていこうとする強い意気込みが感じられます。 保守的と言われ続けたウィーン菓子が変わりつつあるのかも?今後も目が離せませんね。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ウィーン訪問の大きな目的の一つはカフェ巡り。お菓子だけでなくランチや夕食もカフェですますことができるか実践です。目的のカフェに向かいつつ、お店が閉まった後も楽しめるショーウィンドーを眺めながら歩きます。ハイナー(K.u.K. Hofzuckerb?cker L. Heiner) 閉店後のショーケース 夜中でも明るいお菓子屋さんのウィンドーに、コンフィズリーが所狭しと飾られています。こまごましていて可愛い~。朝になると砂糖菓子のお皿に代わって作りたてのケーキがずらっと並びます。 ウィーン初日の夜、18時25分ウィーン空港着のはずが、乗り継いだスイスで飛行機の出発が1時間半も遅れたため、結局ホテルに着いて夕食へと外に出たのは21時30分。貴重な夕食の時間が消えてしまった!? この時間から普通に一人で夕食を食べるのは難しい? 機内で食べ続けていたことに加え遅い時間に重い物を食べる気にもならず、とりあえず深夜まで営業しているカフェに向かい歩きだします。車が通らない道路には、レストランやカフェがテーブルと椅子を出しテラス席を作っています。ヨーロッパではこの季節、こぞって外でお茶や食事をとりますね♪ …遅い時間と思いましたが、夜の9時半や10時頃、町では大皿の夕食を平らげている人の多いこと多いこと。そういえばこの国では夕食の時間が遅いのでした。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ カフェモーツァルト (Caf? Mozart)ケーキはカフェラントマン(Caf? Landtmann)と共通 カフェラントマンは2009年に東京・青山に海外初の支店を出していますね。 22時頃オペラ座の目の前 カフェモーツァルトのテラス席で軽食を。ここなら女性一人で食べていても違和感はありません。 左:ホテルザッハーの店頭に飾られた箱入りザッハトルテ 海外発送もこの形右:カフェモーツァルト お店の前に作られたテラス席 ザッハー カフェ (Sacher Caf?s)Stub 『ザッハトルテ』 ザッハーカフェも、テラス席は気持ち良さそうにお茶する人たちで夜遅くまで賑わっていました。本当に夏のウィーンは、どのお店の前にもテラス席が出ています。お腹はふくれている気はしても、ついついフラフラと引き寄せられ、美しい内装の店内へ。 格式のあるホテルですが、カフェは気楽に入れるのがいいところ。ケーキとコーヒーをいただきます。※食べた物に関しては、また別のページでご紹介を クリムトなど絵画の中に描かれた模様の一部を利用したモダンなバッグや置物 夜遅くまでショーケースは明るく、一つ一つのウィンドーには凝った飾りが。お菓子屋さんだけでなく、雑貨屋さん・食器屋さんなどを見て歩くのも楽しい。 ウィーン 23時すぎのシュテファン寺院 美しくライトアップされた巨大なシュテファン寺院は、ウィーン中心部の目抜き通り、グラーベン通りとケルントナー通りが交わる所にあります。その周辺は、夏には深夜遅くまで賑わいをみせているので、女性一人で歩いていても怖さは全くありません。2010年6月10日 23時22分 グラーベン通り中央にぼーっと浮かび上がるペスト記念柱 グラーベン通りの突き当たり、高級スーパーのユリウス・マインルを目にして左に曲がると、シャネルやティファニーなどブランドショップが立ち並ぶコールマルクト通りが。デーメル(K.u.K.Hofzuckerb?cker Demel)もコールマルクト通りにあります。 コールマルクト通りの先にはホーフブルク(王宮)が。ウィーンは、中心部の歩ける範囲に、カフェも観光名所もコンパクトにかたまっていますので、旅行者にとってとても動きやすい町ですよ☆ ホテルの部屋から身をのりだすと、グラーベン通りのペスト記念柱が見えます。ウィーン中心部の宿にしましたので、かなり遅くまで外出していてもあっという間に部屋に到着。便利、便利。 暑い時には水をかぶる! シェーンブルンの誘惑 に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次夏の夜のウィーンは町歩きが楽しそう♪ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.18
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表面がつるんとしたマカロン・パリジャンは、数あるフランスのマカロンの中でもパリが発祥の地。日本でもそのカラフルな可愛らしさで大流行が続いていますが、伝統菓子をかたくなに守り続けているように思えるウィーンのお菓子屋さんの店頭でも見かけたので、びっくりです。 ウィーン ゲルストナーのマカロン 今日は【街角スナップ】ゆっくりブログを書く時間がない時には、旅行の写真を一枚だけ(+携帯でご覧になっている方々のために小さくもう一枚)ささっとご紹介しますね。このマカロンの積み方が可愛い♪ ゲルストナー(Gerstner K.u.K.Hofzuckerb?cker)はウィーン美術史美術館の中にあるお店が有名ですが、こちらはウィーン市内メインストリートの一つケルントナー通りのお店。1847年創業の老舗です。 ゲルストナーのマカロン 他の国のお菓子でも、いいものは取り入れる。そんな姿勢、好きです~。 ウィーン深夜のカップケーキ に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次マカロンの微妙な角度が気になる♪ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.17
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壊れそうだから、重そうだから、お値段が高いから、お店がお休みだったから…。旅先で、色々な理由があって買いたかったのに買えなかったものは、ずっと心に残りします。 今回の旅で買いそびれたものを少しご紹介しますねー。写真を見て「次回は必ず!」と思うものあり、もう二度と巡り合えないものもあり。リヨン Voisin フリュイコンフィ ヴォワザンは、リヨンの伝統菓子を扱う1897年創業のショコラティエ、コンフィズリー。リヨン銘菓『クッサン(パートダマンドでガナッシュを包んだもの)』や『クネル・ドゥ・リヨン(ホワイトチョコレートがけした棒状のプラリネ)』などが店頭にずらっと並んでいました。私が訪れたのは、ベルクール広場に面したお店と、広場からリヨン・ペラーシュ駅に向かうヴィクトール・ユーゴー通りの2店。 ここで見つけた、あまりにも見事な『フリュイコンフィ』。つやっつやの輝きは、まさに王侯貴族のために作られていた、なんとも贅沢なスイーツです。一つ一つの色・形をいくら見ても見飽きません。ほしいなー。でも買っても食べるかな~。100g 5.20ユーロ(595円)でした。買えないお値段ではありませんが…。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ウィーン 蚤の市 Kettenbr?ckengasse駅付近 イタリアのマジョリカ(マヨルカ Majolika)焼きタイルが壁に貼られた美しいアパート、マジョリカハウスの目の前に広がるウィーンの蚤の市は土曜日に開催。アンティークからガラクタ、洋服やら何やら、なんでも並べていますという雑多な雰囲気で大変なにぎわい。 お菓子の型発見!どうしようかな~、と迷っているうちに次々と他のお店に気をとられ、先へ先へと進んでしまいました。お店の数が多い!何に使う型なのか、ドイツ語ができれば尋ねてみたいところでしたが。横目で見ただけで終わってしまいました。ちょっと心が残ります。ウサギのチョコレート型は、顔が怖い。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ザルツブルグ 東方の三博士 日曜日のザルツブルグは、雑貨屋さんがお休みの所が多く、ウィンドーショッピングがメインになってしまいました。お土産物屋さんは開いています。この「東方の三博士」のお人形を見つけたのも、お休みだったお店のショーケースの中。もし開いていたら買ってしまったかも。 星に導かれ、キリストの誕生を祝うために乳香、没薬、黄金を携えて東方からやってきた三人の博士(賢者、王など諸説あり)。キリストの誕生が公にされたといわれる 1月6日(公現節)のお菓子は、皆様ご存じのガレット・デ・ロワ。 お菓子教室でクリスマスやガレット・デ・ロワのお稽古をする時に、このお人形があれば、気分がぐぐっと盛り上がりそう~と思いましたよ☆持ち帰るにはちょっと大きめ。一体だけというわけにはいきませんね。三人揃っていなければ。お衣裳がとってもきれいでした。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ アヌシー MEYER ショコラの車 リヨン PIGNOL お惣菜 食べ物に関しては、見るもの全て食べられるわけではないので、心残りは山ほど。美しい湖畔の町アヌシーには、素敵なお菓子屋さんがたくさんありました♪MEYERではいくつかショコラを購入。お店に飾られたカッコイイ車、持ち帰りたかった~。ワールドカップにちなんだサッカーボールのチョコレートもありましたよ。 リヨンのピニョルは、ケーキ屋さんの近くにお惣菜屋さんもあります。外から見て、思わず足をとめたくなるような、繊細なお惣菜が色々☆ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 動物ギモーヴ アヌシーの、プラリュ右隣のショコラティエ・コンフィズリー。無造作に詰め込まれた動物たちの表情に釘付けです。アニメの中から飛び出してきたようなお顔。これがギモーヴ。可愛いというかなんというか、独特の表情。食べるのをためらいそうです。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ストラスブール アンティークショップ ストラスブールは日曜・月曜と滞在。お土産物屋さんは賑わっていましたが、お菓子屋さんも専門店もお休みの所が多く、お買い物があまりできなかったのは残念。 ヨーロッパではその町に滞在する曜日というのはとても大切ですね。ストラスブールでは日曜(午後)と月曜にお菓子屋さんがお休みの所が多いと知ったのは、予定をたててしまった後。訪れようと思っていたかなりの数のパティスリーがお休みで、ガックリでした。 こちらのアンティークショップも残念ながらお休み。外から眺めただけでしたが、こういう陶器のお人形、すごく好きです♪お洋服の柄がペアになっていました。二体まとめて、欲しい物リスト入り。でもアンティークは、次に行った時にはもう同じ物はない…。一期一会です。パリで購入するより、地方都市の方がリーズナブルかも?あ、でもこの品のお値段、見ていません。。。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ストラスブール お花のバッグ 大聖堂にほど近いお店に飾られていたお花の形のバッグ。買ってくればよかった~~~。次回は少し近況に脱線しますが、旅行記はまだまだ続きます☆お楽しみに~ ゲルストナーのマカロンタワー に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次持ち帰りたいものはたいてい壊れやすい・重い・大きい! と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.12
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大盛りサラダ、大流行。特にフランスで強く感じたことですが、訪れたどの町でも食事に占めるサラダの割合がとても大きくなっているような気がします。健康志向? 温野菜ではなく生野菜にヴィネガーなどをかけてしっかりと味つけした具沢山のサラダが、フランス料理の食事構成に、今、かなり大きな変化をもたらしているのでは。 2010年6月14日 リヨン LE WINCH サラダと『フリット(フライドポテト)』手前は『シェフのサラダ』 奥は『サラダリヨネーズ』テーブルからはみ出そうなほどの大皿! 『シェフのサラダ』は、何種類かのチーズがたっぷりと。チーズ好きには嬉しい嬉しい♪チキンと胡桃のガリボリ感も相性良し。テーブルに出た瞬間は、あまりのお皿の大きさにどん引き。それでも美味しくいただいて、ごきげんに完食。(ポテトは少し残しましたが…) 『リヨン風サラダ』は、やや大きめの四角にカットしたフランスパンをこんがり焼いたクルトン、ベーコンのソテー、ポーチトエッグがグリーンサラダの上に。 『リヨン風サラダ』 リヨンの夜、8時過ぎ。フランスに到着した友人と合流し、二人で夕食をとりにブションが並ぶ賑やかなメルシエール通りへ。お店の前にはメニューが出ています。さほどお腹はすいていなかったので、軽そうな食事を出すお店を探して通りをうろうろ。とりたてて予約は入れず、賑わっているお店を適当に選んで入ります。 このお店だけでなく、この後に行くフランス地方都市の色々なレストランでも、あまりスープを見かけることはありませんでした。昔でしたらオードブル、スープ、メイン(魚か肉、あるいは両方)、デザートというコースの中で、スープはかなりの確率で登場していたような気がするのですが…。今はスープに代わって、サラダが前菜になったりメインになったりと、大活躍。 つまり、サラダ(前菜)・肉料理・デザートというコース、または前菜・サラダ(メイン)・デザートという食べ方をしている人をよく見かけました。 食べすぎで胃が疲れてきた時に、ポタージュスープとパンだけで軽く夕食を、と思って探しても、気軽に入れるお店には本当にメニューにスープの文字がありませんでしたよ~。オニオンスープは時々みかけます。あとは、ハンガリーのグーラッシュという牛肉とパプリカのスープくらいで、ポタージュもコンソメも死語の世界? ※簡単に食事ができるお店では「前菜・メイン」だけのムニュ(Menu=セットメニュー)や、「メイン・デザート」だけという組み合わせもあります。 パンはいつでも必ず登場。どれも美味しい♪ デザート『クレームブリュレ』 この日選んだお気軽Menuは、13.50ユーロ(1,546円) Salade XL au choix ? la carte お好みのサラダ(選択可) et Une assiette de frites フライドポテト一皿 et Dessert デザート(選択可) assiette=お皿サラダの後の「XL」って何?と思いましたが、おそらくサイズでしょうね☆「超・大」『モアルーショコラ』 Moelleux Chocolat 私が頼んだデセールは、濃厚なモワルーショコラ。ああ、また重いものを頼んでしまった。もしかしてセンターからチョコレートソースがとろっ?というタイプかと思いましたが、全体が均一に滑らか。“とろける”というよりはまろやかで口あたりがよく、甘すぎず食べやすいビストロのデザートでした。カスタードソースと生クリームとあわせていただきます。満腹。リヨンのブションが集まる賑やかなメルシエール通り(Rue Merci?re)お店の前にはぎっしりとテーブル席が出ていて、店内よりも外の席の方に人が集まっています。道行く人は通りがかりに、そのお店がどんなお料理を出しているのか、のぞき見できますね。 LE WINCH 店内 どちらかというとお酒中心のお店かも 雨が降ってきそうでしたので、私たちは店内でいただきました。※ブション(Bouchon)とは、広義ではリヨンの地元料理を出す庶民的なビストロと言ってよいかと思いますが、厳密に言うとブションと名乗ってよいお店には決まりごとがあるようです。bisou(ビズ)というフランス情報誌のHPのコラムによれば、ブションの料理が伝統的なお母さんの料理であり続けるために、いくつかの基準をクリアしたお店に“Authentique Bouchon Lyonnais”という認定ラベルが与えられ、それを持つお店だけが本物のブションと名乗れるのだといいます。 とはいえ、ミシュランの星つきレストランも集まる美食の町リヨン。「正当なブション」でないとしても、ふらっと立ち寄ったお店で十分に美味しい料理と巡り合える確率は高いのでは。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ストラスブールのレストランの前に貼りだされていたサラダのメニュー。大皿で充実のサラダ!確かにメインにしてもよいボリュームですね。各地方の名前がついているようですので、それぞれの特色を食べ比べてみたい…。ストラスブール メゾン・カメルツェルのサラダだけのメニュー お菓子・雑貨で買いたかったもの に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次スープはどこで飲めるの~? と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.11
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ウィーンのデーメルの店頭でアイスクリームを食べた時、ピンク色の気になるフレーバーがありました。看板に書かれた手書き風の文字が読み取れなかったため、あとで辞書を引くこともできず、結局何味だか確認できないまま帰国。 前回の記事で 「どなたかおわかりになる方、お教え下さい!」 と問いかけたところ、とても興味深いお返事をいただきましたのでご紹介しますね。 6月12日ザルツブルグのデーメル DEMEL SALZBURG 2階 解読できなかったのはこの文字 ピンク色のアイスクリーム MK-Kyotoさんによると、「アイスの名前の由来はオーストリア菓子の『Punschkrapfen』というケーキの風味ではないでしょうか?このケーキは,デメルでも販売されているピンク色の可愛いケーキです。」とのこと。 また、画像検索をすると、美味しそうな写真がたくさん掲載されているというので見てみました。 Punschkrapfen 画像 スペル違いで Punschkrapferl 画像 も。 本当!ピンク色の立方体の小菓子がたくさん♪…?あれ、このお菓子、見覚えがあるような…。 デーメルの『Punschkrapferl』 おやっ?今回の旅で撮ってきたオーストリアのお菓子写真の中に、このピンク色のお菓子はいつの間にか写りこんでいました。一番上の、ザルツブルグのデーメルの写真にも、左の方にちゃっかり写っています☆ ザルツブルグ デーメル 『punschkrapferl』を含む小菓子 Gooのウィキペディア記事検索によると、Punschkrapfenとは、「オーストリアの古典的なお菓子」で「ケーキクラム、ヌガーショコラ、アプリコットジャムを混ぜてラム酒に浸し、1~1/2インチの立方体にカットし、厚みのあるピンク色のシュガーグレイジングで覆ったもの」とのこと。 また、八木淳司マイスターの著書『マイスターのウィーン菓子』には、『プンシュトルテ(Punschtorte)』の名で直径18cmの丸型に作ったこのピンク色のお菓子のレシピが掲載されていました!余り生地を捨てるのがもったいないということで誕生した再生菓子ですが、余り物で作られたとは思えないおいしさだそうです。上にはドレンチェリーが飾られています。 なるほど!確かにウィーンのお菓子には、スポンジ生地をカットした時に出る余り生地を砕いてケーキクラムにし、他のお菓子を作る時に混ぜ込んで無駄なく使い切ってしまうレシピが多いと思い出しました。クラムはスポンジをそのまま粉砕して使う場合と、それを乾燥させサラサラにして使う場合とがあります。 そして、また興味深いコメントを頂戴しました。 Eichhoernchenさんは、「Punsch-Brapferlは焼りんごポンチの略かと思ったのですが。~」と書いて下さいました。後にコメントされた方の解説を読み、この文字は「B」ではなく「K」でPunschkrapferlなのね、と納得されていらっしゃいましたが、面白いと思ったのは、この単語が「Punsch」と「krapferl (krapfen)」と二つに分けられることです。 exciteドイツ語翻訳ソフトで訳すとPunschは「パンチ」、krapfenは「ドーナツ」。punschはフルーツポンチの「ポンチ」のように、色々な物が入った飲み物という感じ? ここでまた色々調べてみました。どうやらPunsch(プンシュ、プンチュ)は、一般的には「クリスマス市で売られている温かく甘いアルコールの飲み物」をさすようです。また、Krapfenは、中央に穴のあいたいわゆるドーナツ型ではなく、中に杏やフランボワーズのジャムやクリームを詰めて揚げた菓子パンのようなもの。元は、謝肉祭(1月半ば~2月中旬)の時に食べられたようです。 朝市の写真の中にKrapfen クラプフェン(クラッペン)発見 この飲み物と食べ物が、つながってどうしてピンク色のお菓子の名前になったのか詳細は不明ですが、使われる材料が似ているからという説も。 MK-Kyotoさん、Eichhoernchenさん、貴重な情報をありがとうございました! ウィーンのデーメルでは一番目立つショーケースの左端上段にピンク色の四角い塊が♪ ここにもありました☆6月11日 ウィーンのデーメル DEMEL VIENNA そして、他のお店にも続々と…。意識せずに写していたと思うと面白いですねー。どのお店にも、このピンク色の再生菓子が堂々と並びます♪ さて、お味は? ユリウスマインル(携帯で撮影) ハイナー ウィーン朝市のお菓子屋さん フェルヒャー グロリエッテには『Punschschitte』がスープは消え、サラダが活躍 に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次知らないお菓子との出合いは楽しい♪ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.09
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ヨーロッパの6月は、お天気がよく爽やかな季節…のはず。事前に調べませんでしたが、北海道と同じくらいの気候というイメージがあります。 なんと今年のウィーンは、真夏の暑さ!少し歩くと汗が噴き出します。街ゆく人々の服装はノースリーブ、Tシャツやタンクトップ。オーストリアの6月がこんなに暑いとは、大いにイメージが狂いました。2010年6月のウィーンは、猛暑でした~! ウィーン デーメル Demel (HPから音が出ます) 店頭で買ったアイスクリームを携帯で撮影 Heidelbeer-Veilchen ブルーベリー・スミレ 1個 1.20ユーロ(137円)これはお安い 6月11日12:30頃 このアイスクリームが、旅行中に食べた物の中で一番美味しかったかも と確信するほどの幸せのお味でした。あまりの暑さに衝動買い。手に持って売場の前を離れた瞬間からみるみる溶けはじめます。忙しい!ぱくっと唇を寄せると、フルーティーで意外にサッパリとした味わい。おいしい~っ♪ これほど暑い時には、アイスクリームを食べる気にならず普通はシャーベットの方に手がのびますが、深みのある紫色の美しさにひかれてこれをチョイス。アイスクリームといってもコッテリしていないため、とても食べやすい♪♪♪ 食べる端から全て汗になって蒸発していく気がしました。湯気がたちそう。 実はこの時点では、これがブルーベリー・スミレとは知らずに食べていました。そう、メニューを見て、何だかわからないものに挑戦してみる、といういつもの癖が。それで失敗することも多いのですが、今回は大正解。スミレの花の香りがふわっ!と思う間もなく食べつくしてしまいましたが、人工的な感じはせずにとてもナチュラル。普通花の香りがする食べ物は苦手なことが多い私ですが、美味しくいただきました。果物っぽい感じの方が強かったような。 皇妃エリザベートがスミレの花の砂糖漬けを好んだことは有名ですね。デーメルのお店の中でも、スミレの花の砂糖漬けは販売されています。 左:デーメルのアイスクリーム売場 次々にお客さんが買いにきます右:道の途中にはイタリアンジェラート屋さんの屋台がデーメルの看板 リモーネはレモン、エルトベアーは苺、ヒンベアは木苺、マンゴー、ヴァニラ、Kaffeeはコーヒー、この辺りはなんとなくわかりますJoghurtはおそらくヨーグルト、Creme Nougatはヌガー? ← 解読できずpunsch=パンチ そのあとに続くB から始まる単語が読めません~どなたか、わかる方がいらしたら教えて下さいね。桃かと思ったのですが、桃は Ein pfirsich葡萄かな?と思うと葡萄は Eine Weintraubeブラックベリー? → Eine Brombeere 違いますね。うーむ。デーメルのアイスクリーム 2010年6月11日 この日ウィーンの最高気温は36℃だったそうで…パフェやアイスクリームばかり食べてしまいました! ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 逆に、フランスに移動してからは、前半は土砂降りの大雨。普通ヨーロッパの雨は、サ~ッと降り、雨宿りしているうちにすぐやむものですが、この時は傘も壊れそうなほどの、まさにバケツをひっくり返したような大雨。なぜ~?ニュースを見ると、南仏プロヴァンス地方では、車が流されるほどの大洪水。びっくりです。 後半は曇りで、雨はパラパラ降ったりやんだり。折りたたみ傘は必ずバッグの中に。長袖に厚手のジャケットを重ねて防寒。晴れると半袖でもいい気もしますが、ほとんどの日は、ちょっと陽がささなくなると長袖が必要。 ウィーンでは、冬物のジャケットを持ってきてしまった私って馬鹿~、と思いましたが、フランスでは普通に着ていました。やっぱり、真夏用と冬用と、両方の服装が必要というのは本当。少なくとも真夏でも、絶対に長袖は持っていかなくては。 2010年6月18日ディジョン 21日ストラスブール 冬のような服装 ストラスブールで最後の夕食の前菜、熱々の玉葱のタルト(タルト・ロニオン)は美味しかった~。2010年6月21日 フランス ストラスブールの夕食 タルト・ロニオン 玉葱はジューシーで甘さを感じるほど。ふわっとしていてとてもおいしい。少し肌寒い外のテラスでいただきましたが、賑やかで活気のあるお店で、気取らぬ雰囲気でリラックス。「フランス料理」というと日本ではどうしても少し背筋をのばしてちょっとおしゃれをしていくお店と思ってしまいますが、気軽なお店では、とても居心地がよかったです。 ピンクの小菓子はウィーン伝統の再生菓子 に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次ヨーロッパの気候は変化に富む!と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.06
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「ジャムは液体?! 無事に帰国しました!」の旅行記が、【週刊楽天ブログ】 ピックアップ日記 に掲載されました~♪ ミラベルのジャムが空港で没収されてしまったことは、今思い返しても痛恨のミスですが、それもまた良い経験…。(でもくやしい~) 週刊楽天ブログをご覧になった方が、機内持ち込み手荷物にジャムをいれないように注意するようになれば、この犠牲は少しは人の役にたつのかも? 没収されてしまったミラベルのジャムを買ったのは、ナンシーで。とてもおしゃれなパティスリー・ショコラティエ・トレトゥール(お惣菜)の Recouvreur ↑ ハキハキした若い店員さんたちの自然な笑顔が感じよく、素敵なお店でしたよ。 ミラベルのジャムは、返す返すも残念 ナンシーのコンフィズリー Lefevre-Lemoine ミラベルのキャラメルの説明に添えられた絵 このお店には、ミラベルを使ったお菓子が色々あります ※ミラベル(mirabelle)とは フランス、ロレーヌ地方で夏に収穫される黄橙色のプラムに似た小粒の果実 (特にMetz産・Nancy産が有名) デーメルのスミレアイスとヨーロッパ初夏の服装 に続きますオーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ところで、ご報告が遅れましたが、 twitter はじめました。 http://twitter.com/galette_okashi 食べ物情報をつぶやいている人を中心にフォローしています。 最新お菓子&グルメ情報はツイッターにちょこちょこっと書きこんでいますので、よろしくお願いしま~す。ツイッターは便利♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.04
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オーストリアではハプスブルク家に愛された宮廷菓子を食べ、カフェ巡りをする。フランスでは列車で田舎をまわり、素朴な地方菓子を食べる。これが、今回ザックリと考えていた旅の目的でした。 食べたいもの、探し出したいお菓子を事前にいくつかピックアップしていきましたが、何事も予定通りにはいかないものですね。旅は生き物。特に、ゆるやかな予定しかたてていない個人旅行の醍醐味は、気の向くまま町を歩き回っている時に偶然見つけた思いがけない物の中にあり。2010年6月11日 ウィーン ハイナー 6年前、初めてのウィーン訪問は、王宮やシェーンブルン宮殿をはじめとする観光と「マリー・アントワネットとエリザベート」にちなんだ史跡めぐり、そしてマイスターにウィーン菓子を習い、あっという間に過ぎました。 二度目のウィーン訪問は、カフェ巡りに焦点を絞ります。ケーキが有名なお店、お料理も美味しくいただけるカフェなど色々なタイプがありますので、あちこちのお店へ。 ウィーン フェルヒャー 今回ウィーンで訪れたカフェは、モーツァルト、ホテルザッハー、オーバーラー、ハイナー、フェルヒャー、ラントマン、ハヴェルカ、ディグラス、シェーンブルン宮殿のグロリエッテ、インペリアル、ゲルストナー、デーメルの計12軒。 いただいたのは『カイザーシュマーレン』『ターフェルシュピッツ』『ハウストルテ』『クープ・シシィ』『白アスパラガス』『さくらんぼのシュトゥルーデル』『オプストバニラクリームトルテ』などなど。その他、ちょっとびっくりの飲物があったり、面白い体験をしましたよ~。 何日いたの!?と驚かれそうですが、ウィーンには正味丸2日間の滞在です。カフェをどう使ったか、詳細は別のページでレポートしますのでお楽しみに ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ フランスでは、念願の地方都市に滞在。個人旅行では初めてです。言葉に不安があるので田園風景が広がる田舎までは行かず、まずは名前を知っている都市へ。初めて訪れる町ばかりですので、最初はガイドブックやブログで紹介されているお店へ。それから、だんだんに自分でお菓子屋さんを探し始めます。 フランス南東部のアヌシー R?mi Driot パリのお菓子は最先端でモダン。それではフランスの地方のお菓子は素朴?都会的? 素朴な伝統菓子が多いのかと思っていましたが、予想に反し、とても多くの洗練されたお菓子を見つけました。特に、スイスに近い湖畔の町アヌシーには素敵なパティスリーやショコラティエが多く、スイーツ好きにはたまらない町ですよ☆リヨンからバスで訪れました。 6月14日 リヨンのパティスリー ピニョル プラリュの『プラリュラン』、ベルナシオンのショコラ、『ミラベル』のお菓子色々、ルイ15世妃が作らせた『ブッシュ・ア・ラ・レーヌ』他、フランスでもたくさんのお菓子やお料理を堪能~。探したいと思っていた幻のお菓子『ウーブリ』、フランク・フレッソン氏のマカロンに使われた『カランバ』も発見♪ 気になっていた謎が少しずつ解けるのは楽しい~☆オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次番外編・ミラベルの絵 に続きます(週刊楽天ブログ ピックアップ日記に選ばれました~♪ / ツイッターはじめました) たくさん食べたのね!と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.07.03
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出国当日、フランス・アルザス地方のストラスブール空港に到着すると、私が乗る飛行機はそこにありませんでした。「あなたは間違った場所にいます。」と言われ、頭の中は真っ白に。その時は、出発時間の1時間20分前。 電子チケットをよく見ると、旅程表の「都市/空港」の下に書かれていた文字は「STRASBOURG BUS ST」 ストラスブール バスステーション????? 空港職員は、「ここは空港です。あなたはストラスブール駅に行かなければなりません。」空港駅の方を指差し、「そこから電車に乗り、ストラスブール駅に着いたら、あとは駅で聞いて下さい」と。 アルザス プラリネ入りプチサイズのクグロフ 『Kougelhopf Pralin』 お礼を言い終えた瞬間には、スーツケースを引っ張りながら走り出していました。とにかく駅へ。ストラスブール駅へ。そして切符を買って列車に乗り込み、先ほど来たのと逆方向へ、再びストラスブール駅に戻ります。きゃ~っ! 息を整え、考え始めたのは列車の中で。 あと 1時間と少しで出発時間。私はチェックインをし、荷物を預け出国し、フランクフルト行きのLH6911便に乗れるのだろうか。地方空港は小さいから出国 2時間前に行く必要なし、と考えたのが裏目に出た?! そもそも、ストラスブール駅で「ストラスブール バスステーション」を探し出せるのか???私の語学力で、なんとかなるのかしらっ! 乗り遅れて自腹で航空券を買い直す自分の姿がチラッと頭をよぎります。そんな。まさか。 きっと、駅の近くにルフトハンザ専用空港があるに違いない。フランクフルト行きの飛行機は小型機で、駅のバスステーションからバスに乗るとそのまま飛行機の横まで連れて行ってくれて、タラップで飛行機に乗り込むのだ。それなら間にあうかも。あれっ?その場合、荷物は?税関は? う~ん、わからないっ。それより、駅で誰に聞けば、バスステーションの場所を教えてもらえるの~~~? 列車内から夫に、震える指でヘルプのメールを送ってみましたが、仕事中で気づかないのか、返事なし。 考えても答えがでるはずはなく、そうこうするうちに10分でストラスブール駅に到着。…到着してしまった!! アルザスのお土産物屋さん 陶器が可愛い 通路に降り、とりあえずスーツケースを引っ張りながら走りだします。駅で走っているなんて、私くらいのもの。STRASBOURG BUS STって、どこ、どこ、どこっ!? 通りかかった駅の職員さんをつかまえて「ストラスブール バスステーションはどこですか?」と必死の形相で尋ねると、「まっすぐ出て右に行ったところですよ」と、拍子抜けするほどあっさりと答が返ってきました。え、ほんと?それでいいの?再びスーツケースをつかんで猛ダッシュ。 出て右にタクシー乗り場があるのは、ストラスブールに着いた日に利用して知っていました。念のためタクシーの運転手さんにも聞いてみます。遠いようならタクシーに乗ってしまおう。「その先だよ」と、笑顔で指差す運転手さん。 …。ここでいいのねー。 バス停があるにはありました。人の気配はありません。その先にもバスが停まっているのが見え、ちょっと不安。どのバス停? 英語ができそうな雰囲気のビジネスマンが通りかかったのを幸いに、再び電子チケットをみせながら、ルフトハンザのバスステーションは…と尋ねると、そのバス停よりもう少し先だと親切に(英語で)教えてくれました。聞いてよかったっ! そして出発1時間前。私がたどり着いたバス停に人影はありません。そこに書かれていたのは… ルフトハンザ エアポートバス案内板 ルフトハンザの黄色が嬉しい。ありました LH6911便。空港行きバス?飛行機まで横付けされるバス? …よく読むと、駅→ヒルトンホテル→フランクフルト となっています。もしかして、もしかして、飛行機に乗るのではなく、バスでフランクフルトへ?? 1時間後の出発まで、誰もいないこのバス亭で一人、ぼーっと待つことに。朝7時15分。…ここで 1時間待つ…。泊っていたホテルはこの場所から徒歩10分。スーツケースさえなければ、戻って朝食がとれたのに~。(フランスで合流した友人は、まだチェックアウトせずホテルに残っていました) 出発30分前、人がワサワサと集まってくるのと同時に、目の前に現われたのは… エアポートバスとは… あたりまえですが、バス! 日本でエアポートバスといえば、空港に発着するバスのことですが、これはフランクフルト行き航空機の乗り場まで行くバスではなく、このバスで国境を越え、フランクフルトまで走ります。 スーツケースはこのバスに積み込まれ、手荷物検査もありません。パスポートを見せることもなく、ぞろぞろと乗りこみます。機長さん(運転手さん)が、名簿の名前をチェックするだけ。簡単すぎて、びっくり。乗ると、2列・2列の普通のバスです。お腹がすいた、寒い、眠い。朝5時40分に起きる必要はありませんでした。 はぁ~。航空券をとったはずが、バスでした。この時点で、ようやく完全に理解できました。ストラスブールは、ドイツに近い。バスに2時間45分乗ってフランクフルトまで行くのね。 「eチケットお客様控」には、「航空券番号」とか「空港」とか書かれているため、すっかり飛行機だと思い込んでいました。航空会社がバスを使うとは!おもいきり、脱力。 ルフトハンザのエアポートバスでストラスブールから出国する時には、出発30分前にバス停に行けば十分 です。ルフトハンザの4ケタの便は、バスだけでなく電車のこともあるとか。出発地がどこなのか、しっかりチェックしないといけませんね。 あたりまえですが、キャビンアテンダントはいませんし、朝食も出ない。空港か機内で温かいコーヒーが飲みたかった…。ストラスブール クリスチャンの『クグロフ』を朝食代わりに @バスの中 大聖堂のすぐ前にあるショコラティエ クリスチャンで、お茶をした時に買っておいた小型クグロフ。バターケーキタイプではなく、イーストを使ったパンのようなタイプですが、ふっくらしているわけではなく、詰まった感じ。モサモサといただきました。ミネラルウォーターを持っていてよかった。 そして11時には、ドイツ・フランクフルト空港に到着。フランクフルト空港の巨大案内板と自動チェックイン機 フランクフルト空港!以前乗り継ぎをした時に、かなり長い距離を歩いた巨大な空港。パリのシャルルドゴール空港の煩わしさを避けるためにフランスの田舎の空港から出国するはずが、なぜかドイツの巨大空港で出国手続きをするはめに…。 この写真では人はあまり写っていませんが、かなりの大混雑。自動チェックイン機を使い航空券を発券。そして、この空港の荷物検査で、ミラベルのジャムを没収されてしまったのでした! まぁ………無事に帰ってこれて、よかったですよね。 次のページから、オーストリアとフランスのお菓子レポートに入りますね。 お菓子旅の目的は? に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次無事に帰国できて本当によかった!と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.30
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オーストリア出国の際のザルツブルグ空港での失敗を教訓に、「地方都市の小さな空港から出国する際は、国際線でも2時間前に着いては早すぎる」と学んだ私。ふふっ。こうして、細かな失敗を積み重ねて、だんだんに個人旅行のベテランになっていくのね…。 いよいよフランスを出国する前夜。アルザス地方のストラスブール駅から徒歩10分かからない駅近のホテルに移動し、ホテルのフロントで空港までの時間を確認します。 朝8時15分発の便に間にあうように空港に行くには、何時にホテルを出ればよいか相談すると、「ストラスブールの空港は小さいから、国際線でも早く行く必要はなく、7時までに着けば十分間にあうよ。」と、まさに私が聞きたかった答えがポンポンと返ってきました☆(英語なので助かります) そうそう。そうでなくちゃ。2010年6月21日 ストラスブールではクグロフ型があちこちで売られている フロントのおじさんは、ちゃちゃっとストラスブール駅からストラスブール空港駅までの国鉄の時刻表を渡してくれて「駅から空港までは電車で10分。6時35分発に乗ればいい。」と印を。頼もしい♪ 6時台の空港駅行きの列車は 4本。時刻表が手元にあると心強いですよ~。それでも念のため、二本早めの6時16分発の列車に乗るつもりで、翌朝6時にホテルを出ることにしました。 ところが当日の朝、出かけにモタモタしてしまい、実際にホテルを出たのは6時少し過ぎ。重たいスーツケースをガラガラところがして駅まで走りますが、下調べをしておかなかったため、短距離の列車の切符の買い方とホームを探すのに手間取ります。 駅の案内所で聞くと「16分発は9番線。すぐ発車よ、急いで。」と、係の女性が。この荷物を持ってその時間にホームまで行かれる?と一瞬思いましたが、ヨーロッパの列車は遅延することもしばしばあると聞いていましたので、まぁそんなものかと思って一応急ぎ足で9番線へ向かいます。 エレベーターでホームに上がると、タッチの差で6時16分発の列車は発車してしまった後。あ~、やっぱり間にあわなかった。でも、まぁ大丈夫。時刻表で次の列車の時間(6時21分発)を見て、またエレベーターで下まで降り、掲示板でホームを確認すると、行き先は同じなのに今度は 6番線。 あまり時間がないな、と思いつつ再びエレベーターで6番線に上ると、今度は間にあいそう。でも、電車がきていない…?ハッ!と思った時には、長~いホームの端の方から、短い車両が音もなく動き始めていました。あ!あの列車だっ! …。 何をやっているんだか、と思いつつ再び下に降り、今度こそ、時間に余裕がある次のホーム 7番線へ。結局、2本列車を逃しましたので、ホテルのおじさんに教えてもらった6時35分発に乗りこむこととなりました。ふぅ。 エレベーターの動きは、あたりまえですがゆっくりです。スーツケースを持っている時には、時間に余裕を持って動かないとだめですね。鉄道で旅をする時には大きな荷物を持たないようにと、できるだけ荷物を少なく、軽くと頑張っていましたが、それでも2週間分の荷物と少しずつ買いためた各地方のお菓子がぎっしり詰まっています。 列車の中から朝日を眺めているうちに、10分後、あっという間にストラスブール空港駅に到着。 6月20日 ストラスブール空港駅 これでスムーズに帰国できると安心し、駅の目の前の空港に入り、ルフトハンザのカウンターを探します。エール・フランス、KLM、アリタリア、…、…、…、…あれっ?ルフトハンザがない。 小さな空港と聞いていましたが、ターミナルが違うのかも。通りがかりの職員さんに尋ねると、私が乗る便が書かれている電子チケットを見て「ここは違いますよ。ここは空港です。」(英語)と。 ???空港ですよね。ルフトハンザを探しているのですが、と再度お聞きすると、その女性は念のためと思われたのか別の人にも聞きに行かれ、そうそうという顔で戻ってきて口にした言葉は「あなたは間違った場所にいます。」 えっ?えっ?え~~~~っ!? 私はルフトハンザでストラスブールから(日本までの直行便がないので)フランクフルトに行き、そこで乗り継ぎ、フランクフルトから成田行きで帰りたいだけなのに。 くるくると空回りする頭の中で、どうやら私が乗る便はこの空港にはないようだということだけが理解できました。でもっ!その時はすでに出発時間の1時間20分前。まだチェックインもすませていない状態なのに、この空港ではないということは??? そして彼女が指差してくれた電子チケットには、確かによく見ると「ストラスブール」の綴りの後に別の文字が。 その場所は、どこっ?! 帰国便がない!@ストラスブール空港 に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次※ 帰国後に予定がつまっていて、今日も明日も自宅でお菓子教室です。たいした話ではないのですが、ぶつ切りにちょこちょこと書いてしまってごめんなさい~。最後まで読まれたら、な~んだ、という話ですので、どうぞご安心を。とりあえずこうして無事に帰国できていますので。。。。。 間にあうの?!どこから乗ったの?と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.29
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無事に帰国した今でこそ笑い話ですが、色々な珍事件がありました。その中でも最大のパニックは、旅の最終地、フランス・アルザス地方のストラスブール空港、出発1時間20分前。自分が乗るはずの飛行機がそこにないと知った時の私の慌てぶりを、想像してみて下さいね。嘘のような本当のお話です。2010年6月20日ストラスブール P?tisserie Kubler(キュブレー)のアントルメ 今回の旅の航空券はスターアライアンスグループを使い、ANAから予約。 日本 → オーストリア (スイスエアー) オーストリア → フランス (オーストリア航空) フランス → 日本 (ルフトハンザ) と、3つの航空会社を利用。 今回はパリには寄らず、広くて混雑するシャルル・ド・ゴール空港を避けました。地方都市でしたら空港も小さくチェックインも楽かと思い、ストラスブールから出国することに。フランクフルト経由で成田まで飛ぶはずが…。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ そんな事態に陥ってしまったのには、実は一つの小さな理由が。少しさかのぼって、そこから説明しますね。 オーストリア出国は、前記と同じ理由でザルツブルグ空港から。フランスのリヨンまでの直行便はないので、早朝6時発ウィーン経由の便で。 荷物検査に時間がかかったり、思いがけないトラブルがおこったりすることもありますので、外国の大きな空港から国際線に乗る時には、念のため2時間前には空港に着くようにしています。 地方空港から出国するのは初めての私。この時は、ホテルの人に空港までのタクシーの所要時間も含め何時に出発したらよいかを聞くと、「ああ、国際線!2時間前には着くのがいいですね」(英語)と即答。 …ふーん。地方空港でも、やっぱり国際線では2時間前に着くのが常識なのね、と深く考えずに、その時は了解。(後で大きく後悔!) 6月13日ザルツブルグ DEMEL(デーメル)のプチフール ということで、朝6時発の飛行機に乗るため、4時までに空港に行くことに。 ん?朝4時~! 幸い、ザルツブルグ旧市街のホテルから空港までは、タクシーで15分程とのこと。夜11時に眠り、3時15分起床。3時45分に予約したタクシーに乗り込むと、深夜のため当然渋滞もなく、びゅんびゅん飛ばして走る走る。道路に走る車はほとんどゼロ。僅か10分で空港着。(スーツケースの分のチップもあわせて、約16ユーロ) タクシーの窓から誰もいない町を眺めていた時に、ふと不安になった私。もしかして~早いんじゃない?…空港、真っ暗だったらどうしよう!こういう時、一人旅は。。。 3時55分 ザルツブルグ空港着。 明りはついていました。ほっ。入口も開き、空港の中へ。出発約2時間前………。 ザルツブルグ空港 朝 4時 9分 ほほほほほ。 遠くに職員の話し声や気配はするので恐怖は感じなかったものの、この時間ここで写真を撮っている私って、相当なマヌケでは。当然ながら誰もいません。あたりまえです。 あ~~~、なぜ出発前に、ネットでもっとよく調べてこなかったのか! とはいえ、本当にこの場所で良いのかどうか、念のためチェックインカウンターを探さねば。この日のザルツブルグは、ざぁざぁ降りの雨。今日ザルツブルグ滞在じゃなくてよかったわ、などと能天気なことを考えていた私の目の前に掲示板が。2010年6月14日ザルツブルグ空港 案内板 赤線と小さな悲鳴は、今私が書きこんだものですが、私が乗るウィーン行きは始発。一番右のチェックイン開始時間を見た時には思い切り脱力しました。…やっぱり、地方空港の場合、最も早くても出発1時間10分前でよかった。 ここに書かれている時間の頃には人が集まってきました。チェックインカウンターは目の前。するするっ、と通過し、定刻通りに出発 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ そんなことがオーストリアを出国する時にありまして、フランスを出国する時にもストラスブール空港着は出発1時間20分前で大丈夫かと。すると、あなたが乗るLH6911便の出発場所はこの空港ではない、と職員に言われ… ??? きゃ~っ! トランクに振り回されつつストラスブール空港へ に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 地方空港の場合、出発1時間少し前に着けば大丈夫?と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.26
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ミラベルのジャムが、空港で没収されてしまった話には、なんと続きがありました。実は昨日、帰国早々というのに自由が丘までお菓子教室にアシェットデセールを習いに出かけたのですが、そこで意外なことを耳にし、ええええええ~~~っ!と絶叫。2010年6月19日 ミラベル砂糖漬 @ナンシーのコンフィズリー 自分の試食用に ↑ 1個だけ購入 エコノミークラスで旅をすると、預けるトランクの重量は20kgまでは無料。 以前は多少オーバーしていても大らかに通してくれたような気がしますが、テロ防止のため手荷物検査が厳重になった頃からか、重量制限も厳しくなり、ほんの少しのオーバーでも何千円も追徴金がとられたという話も聞いていました。危ないと思い、トランクの中から手荷物へと本やら何やら少し移動。 空港の重量計でトランクが19.5kgでパスした時には「私って天才♪」と小躍りしましたが、その後の丁寧な荷物検査でミラベルのジャムが没収され、気分はぺしゃんこに。 これ、ジャムですよ~、しかもミラベルの!!!と訴えましたが、“Too big.”と、すまなさそうな顔の職員さん。 ここで涙をのんで廃棄処分となるミラベルのジャムに別れを告げましたが、なんとお教室でお会いした生徒さんの一人にお聞きした話によると、「これはお土産で絶対に持って帰らなければならないものだ」「箱をちょうだい」と言うと、その場で箱をくれて、割れないように詰めるものも要求すればもらえるとのこと。預け入れたトランクとは別に、そのジャム入りの箱を到着地まで預かってくれるというのです。 …えっ?!…えええええっ???… 知らなかった。。。。。そういえば、今まではジャムなどはトランクに入れていましたのでチェックされることもなく、こうしてひっかかったのは初めてでしたし。 そんなこと、空港では一言も教えてくれなかった~、と、帰宅後に夫に泣きつくと、なんと夫も「そうだよ。箱くれるよ。知らなかったの?それは言わなきゃ。」と、けろっと。ああああああああああ~っ そうです、旅行では、言ったもの勝ち、知識がないものは負け。対処法を知っていれば、涙をのむこともなかったのですよー。くやしい!(お教室でその話をした時に、まわりの皆さんが「えっ!ミラベルの…!!!」と、いっせいにミラベルに大きな反応を示して下さったことは、ちょこっと嬉しかったです。そう、日本では普通に売っていないんですよー、ミラベルのコンフィチュールは…) ミラベル シロップ漬(私が買ったものはこれではなく、普通のミラベルのコンフィチュールです) 更に、その方の説明によると、瓶詰は、液体ということもありますが、投げつけて割れば破片が凶器になるということで、持ちこむことが禁じられたといいます。言われてみれば、なるほど。空港職員は、きっちり仕事をされました。 ああ!預けられたのね。知らないと、損をしますよ~。 そのちょっと前に、友人が、先に帰国するご主人にジャムを持って帰ってもらったことがあり、その時にはトランクの中で瓶が割れて、ご主人がトランクを開けた時に悲惨なことになっていた…という話を聞いたばかりでもあり。ついつい重いので手荷物にしてしまおう、と思ったのは大間違いでした。 ストラスブールで行方不明の飛行機の話を書こうと思っていましたが、ジャム続報を先にしてしまいました。すみません。次のページに書きますね。 ◆4月に伊勢丹新宿店で行われたフランス展で、フレデリック・マドレーヌシェフがお作りになったミラベルのコンフィチュールとタルトがすごく気になっていたのに買いそびれ、後悔しました。ル・ポミエで、このコンフィチュールだけは売りだしてくれるかも??? 手に入らないとなると、ますます食べたくなってしまいます。困った困った。 深夜のザルツブルグ空港 に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 それは残念!と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.25
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2週間でオーストリアのウィーン、ザルツブルグ → フランスのリヨン、アヌシー、ディジョン、ナンシー、ストラスブールと7都市を駆け巡るお菓子の旅から昨日帰ってきました。山あり谷ありの(いつもながらの)珍・個人旅行でしたが、なんとか無事に成田に着いた時には本当にほっとしました~!2010年6月17日 リヨン ベルナションのプチフール 「行ってきます」の前回の記事に、たくさんのコメントを下さいまして、本当にありがとうございました☆今度こそ、旅行2日目でレポートが終わってしまうことのないように、ちょこちょこと更新していくつもりですので、応援して下さいね~~~。 2010年6月11日 ウィーン オーバーラー 帰国時に空港では、手荷物に入れたロレーヌ地方のミラベルのジャムが、テロ防止のための丁寧な荷物検査で「液体」とみなされて、なんと没収され、涙、涙まだまだ個人旅行には色々な落とし穴があると、痛い思いをしています。 これから旅行される方、化粧水やコンタクトレンズ保存液などのほか、ジャムも「液体」となりますので、サイズの大きい物は必ずスーツケースに入れ預けてしまうように、お気をつけ下さいね。ああ!ミラベル~~~。 そんなことよりも、帰国便に乗るためにストラスブール空港に着いた時、乗る飛行機がなかった!という恐怖のトラブルが……… ミラベルのジャム続報 に続きますオーストリア・フランス 2010 「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 おかえりなさーい♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.24
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突然ですが、明日からオーストリアとフランスにお菓子の旅に行ってきます☆元々ウィーンに行こうと思っていたところ、友人にフランスに行かないかと誘われ、途中から合流することに。 前半は完全に一人旅です。今回は何も考えずにたくさんお菓子を食べてきます♪2004年7月 ホテルザッハー ザッハトルテ パソコンは荷物になるので残念ながら持っていかないことに。今回は、パリには寄らず、フランスは地方を列車で回ります。というわけで、2週間、ブログもツイッターもお休みです。帰国後に、またよろしくお願いしますね! ウィンナーシュニッツェル 今日一日、荷づくりとまだ情報収集中。いつもながら、ばたばた…準備が遅いのは、毎度のことです~~~~~。飛行機の中で予定をたてます では、行ってきます♪いってらっしゃーい♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく!ガレットのお菓子日記 Home
2010.06.09
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