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今日の主役はさくらです。ご近所の犬友さんから、さくらにお花が届きました。近年、おがらを焚くお宅は減りましたが、さくじゅり地方は今がお盆です。まだ梅雨のこの時期、お散歩必須だったさくらは17歳になっても頑張って歩いてくれました。さくらを思うと言葉が出てきませんが、今年のお盆は、パパと一緒に帰ってきてくれているのでしょう。お花、嬉しいね。ボーロもあるからね。ふたりとも、ゆっくりしてね。う~んとゆっくりしてね。(あ、さくパパにはボーロじゃなくてプリンや果物です)
2023年07月16日
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長いように感じた今年のGWも、もう最終日となりました。年々気候が荒れる中、昨日は夏日の気温と物凄い強風、今日は雨降り、明日は気温の急降下予報と、「爽やか」「風薫る」などとは程遠い5月のスタートです。北陸では大きな地震もあって、楽しさや快適さよりも不安を感じる連休でした。温暖化の影響か、異例の早さで桜の季節が過ぎましたが、さくら地方ではバラもツツジも例年より早く咲いています。まだブログにUPできていない写真の中に、2020年のGWの物がありました。日付は5月5日で、まだまだバラは蕾の方が多かったです。後日リベンジする、とわかってはいても、ついつい何枚も写真を撮り、よそ様から見れば「どれも同じよう」な写真ばかりなのですが、今となってはもう手に入らない、これ以上増やしようのない、どの1枚も貴重な1枚と思えてしまい、厳選してUPすることが難しいです。この当時、さくら15歳。世間的にはハイシニアなのですが、最期の1年で急に衰えた姿が印象強いためか、顔の上がっている写真はどれを見ても「若いわぁ」と思ってしまいます。
2023年05月07日
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あっという間にGWとなりましたが、早々に荒れ模様の天気となり、しかも雨降りで日射しが無いのに蒸し暑い。。。今からこれで、夏はどうなるの?と不安になる気候です。それでも晴れの日は夕散歩に出かけ、公園や川沿いの道を歩いて、お散歩ワンコに話しかけたりしていますが、初対面だと双方が犬連れでないとなかなか難しい、とわかりました。さくらと歩いている時に声をかけてくださった方々が、どういう気持であったかを、今やっと知ったのだと思います。桜の季節が過ぎ、公園では藤の花が…と書くはずが、ブログをサボっているうちに散ってしまい、今はツツジが。バラも例年より早く花が開いてきている気がします。(ちなみにこちら↓の「桜霞」という種類は、四季咲なのだそう)今年は季節の進みが早いのでしょうか。それとも真夏の期間が長引くのかも?さて、今日はさくらの百箇日でした。さくらがいないまま百日も過ごしたなんて、ちょっと不思議なくらいです。今でも大きな音を立ててしまうと、驚かしちゃったかな、と一瞬思います。それでも気持ちの区切りとして、ずっとさくらを守っていただいたお札を納めに、GW直前に市谷の亀岡八幡宮へ行ってきました。さくらが10歳の時の足の手術の際、ブログのお友達がお守りを送ってくださったのが始まりで、以来ずっとさくらを守っていただいてきたことに、やっとお礼参りができました。さくらの最後の1年、特に最後の数か月は、本当にどうしてあの小さな体であんなに頑張れたのかと不思議なほどで、1日1日がどれほど大切な時間であったかを痛感しています。
2023年05月01日
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このところのさくら地方は、気温の上下が激しい上に強風も多く、その上今日は嵐のような雨降りに。年々激しくなる気象変化に、加齢を重ねる身はついていけません。そういえば、去年の今頃は…とブログを見返してみると、さくらの腎臓病が悪化して3日間点滴だったことを思い出しました。本当に、老体でよく頑張ったと思います。さて、今回のお話は今年の1月のこと。写真は全て、亡くなる1週間前のものです。驚くことに、ちゃんとお散歩していたのですよね。でも家では寝ていることが多く、食事の時に起きているのが精いっぱい。座る姿勢を保つことが難しく、始終ひっくり返ってもがいているので、せめて食事の間だけでも楽に座れないかと小さなクッションを買ってきたのですが、前のめりの姿勢が却って前足荷重となり、結局数回しか使いませんでした。(この頃には給仕なしでは食べられなくなっていたので、 体育座りの私の足の間にさくらを座らせ腿に寄りかからせて、 後ろから抱えるような姿勢で食べさせていました)しばらくは「寄りかかって座れる工夫をすればよかった」と思っていましたが、今は「姿勢なんてどうでもいいから、もっと好きな物(腎臓病で禁止されていたもの)を食べさせてあげればよかった」という思いが過ります。でもそれは、命の期限だったことを知った「今」だから。これはさくパパの時も同じでした。自分のことであれば、見切りをつけて好き放題する、もアリかもしれませんが、相手への判断、というのは身近であるほど難しいのかもしれません。余談:少~しずつでも終活を、片付けものをしていたら、 さくパパ入院時の病院食のメニュー書きが出てきました。 当時は退院後の自宅での食事の参考に、ととっておいたのですが、 もう処分することにしました。 先日のさくらのカレンダーや医療領収書といい、 ついつい「ため込む」癖があります。 これだから、物が多すぎて片付けられない部屋、に拍車がかかるのですよね。。。
2023年04月26日
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さくら地方の桜は、もう多くが葉桜となりました。私が若い頃は桜=入学式のイメージで、鹿児島出身の同僚との差(桜=卒業式)に、へぇ、と思ったことがありました。今ではさくら地方の開花も早くなり、春休みのうちに散ってしまう方が多いかもしれません。近所の小学校の校庭に大きな桜が1本あり、誰もいない校庭で見事な満開を迎えている姿はもったいなく思えましたが、その散り際の美しさは、孤高の雄姿とも映りました。さて、さくらの持ち物のお話ですが、我が家には、さくら専用のカレンダーがあります。たまたま使っていない卓上カレンダーがあったので、それをさくら専用として、予定と記録を書いていくことに。スタートは2005年3月27日(日)。ペットショップで出会ったので、前日の26日(土)に売買契約をし、さくらの受取りは翌日にしてもらい、そのまま車で郊外のショッピングセンターへ、必要なもの一式を買い揃えに行ったのを覚えています。翌日バックヤードでシャンプーの仕方(力加減やお湯の温度も)教えていただき、さくらは「うちのコ」に。そこからは、楽しくも大変な日々。子育ての経験がない私たちは、とにかくさくらに振り回されっぱなし。4月の2週目からは、体調管理の為に、とご飯の時間とピップの時間を記入するようになりました。下の方の1週間の矢印は、しつけ教室での「預かり保育」です。実は当時さくらにはペットショップでついた困った癖があり、私は1か月間ひたすらそれを阻止する見張りに。でも阻止はできてもなかなか治らず、お散歩が上手にできないことも含めてお教室にお願いしました。本当は幼いさくらを1週間も預けるのは嫌だったのですが、通いではその状況が確認できないし、飼い主がいると甘えが出てしつけができないから、と言われ、毎日ガラス越しに様子を見に行っていました(5,6日目は断られてしまいましたが)。最終日は、さくパパと共にお散歩の指導を受けて終了。預けている間悪いクセは確認できず、更に他の子犬ともよく遊び、むしろさくらの方が「暴れん坊」だったそうです。ところがその後、またもよくない事が始まります。カレンダーの「正」の字はちっちの回数です。パピーの頃は基本はケージ内で過ごさせ、ちっちが上手くできた時にご褒美としてケージから出して遊ばせる、という躾本の情報を鵜呑みにしていたら、「ちっちさえすれば出してもらえる、遊んでもらえる、おやつもらえる」となり、したくなくても、1滴でも絞り出す、ということをし始めました。しかも少しでも汚れたシートは使いたくない派なので、交換も頻繁。近所への外出(お留守番)はちっちが済んだ直後に出かけて急いで戻らねばならず、とりあえず回数を記録することにした、、、懐かしいさくらとの戦いの記録です。暫くしておトイレは完璧に覚え、夜以外は室内フリーとなりましたが、数年間はなんとなく癖で書き留めていたように思います。 (そういえば反抗期で噛むようになり、お散歩に出るのが大変だった時期もあり、 しばらくおトイレメモを続けていました。)大人になった頃には、もう食事もおトイレも回数や時間は固定、書き留めるのは外出や通院のことになりました。一緒に旅行に行った、数少ないお出かけや、さくパパの入院で長期間実家に預かってもらったこと、パテラと前十字靭帯断裂の手術で入院したこと、その他通院時の体重や、フィラリア予防薬の日、トリミングの日など。そして、2022年は通院が増え、それだけでカレンダーが埋まっています。2023年1月。ここでカレンダーは終了です。長く懐かしい記録。いずれ私の気が済んだら、写真にでも撮ってカレンダーは処分する日がくるでしょう。その時まで、引き出しの奥に。おやすみなさい。余談:もともと整理整頓が苦手な二人が、独身時代の荷物をそのまま持ち込んだ為、 スタートから沢山の物で溢れかえっていた我が家。 ただでさえ狭いのに。 で、終活、、、というほど本格的ではありませんが、 お片付け程度には整理しようと、重た~い腰を上げました。 今まで目を背けてきた荷物の山から、未使用の文房具がゾロゾロ。 レターセットやらメモ帳やら、可愛くてつい集めていた物。 捨てるには惜しく思え検索してみると、文房具の引き取り先は主に二つ。 いずれも「他国の困っている子供への支援」を謳っていますが、 一方はこちらの負担は送料のみ。 なので、実は他国への支援はほとんどせず、 国内で販売して利益の一部のみ支援に回し、 あとは自分たちの懐ではないか、というアヤシゲな噂も。 もう一方は、送料以外に寄付金(千円から二千円程度)が必要です。 う~ん、どちらがいいのかしら。。。(でまた片付かない…) こういう時、マンションの隅っこに「物々交換所」みたいなところが あるといいのに、と思ってしまいます。
2023年04月04日
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週末の雨で、さくら地方の桜は「散り始め」となりました。去年よりも、少し早くに葉桜となるかもしれません。さて、さくらの持ち物についてですが、最初こそ「冬物は寒いうちに」と急いで手放したものの、その後は「手放す」ができず、ケージや最後に寝ていた場所のマット類も、まだそのままに。とりあえず「整理」だけ、ちょっとずつしよう、というところです。まぁ、七回忌を過ぎたさくパパ分をやっと「まず衣料品から」と手を付けている段階なので、さくらの分はまだまだ先かもしれません。そんな中、まず目に入ったのが大量の病院の領収書。18年分ですから、それはかなりの枚数です。一番古いものは、2005年4月16日。初めての通院で、ワクチン接種と簡単な健康検査をしてもらっています。通院手帳を見ると、この時の体重は1.15kg。ワンコとしては長い年月の中、パテラの手術や腎臓病もありましたが、概ね元気に過ごした証でしょうか、領収書の山を分けてみると、最期の1年が圧倒的に多いです。あまりの通院回数の多さに、保険会社から文句を言われるのでは、とさえ思いました。ハイシニアの最後の1年は、体力的にも精神的にも経済的にも大変です。でも、それ以上に頑張っている我がコの存在は、ただ「かけがえのない」の一語です。多くの飼い主さん達が、この思いを経験してこられたのでしょう。そんなことを思いながらお散歩していたら、17歳だというシュナウザーちゃんに出会いました。オムツでゆっくりと歩くその姿が、なんとも愛おしかったです。
2023年04月02日
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今日のさくら地方は雨降りです。しかもしばらく続く予報。せっかく咲いた桜、来週にはお天気が回復しますように。さて、今回はさくらの徘徊についてです。昨年の夏頃からさくらの昼夜逆転が顕著になり、夜間はひたすらに反時計回りにガシガシと歩き回るようになりました。時折隅に行って進めなくなると「ウーウー!」と私を呼びます。高齢で足も悪いのに、どこにそんな体力が?と思うほどよく歩きます。病院の先生にもお聞きしましたが、加齢による認知症の始まりで、脳神経の信号の異常で徘徊するのだろう、とのことでした。名前の呼びかけに反応しますか?と聞かれましたが、耳も遠くなっているようなので、判断はしづらく思えました。2時間でも3時間でも歩き回り、突然電池切れで眠る。この頃は、確かに無意味な徘徊だったと思います。それは午前中にも起こるようになり、マットやシートを蹴散らしながら1,2時間歩き回り、突然行き倒れて眠ります。が、秋には日中の徘徊はおさまり、更に秋が深まると、夜間の徘徊にも「目的」がある様子になりました。実は、夏頃はさくらは室内のトイレの場所が認識できなくなっていて、オムツ着用なので被害はほとんどないのですが、マットの上やお水皿の前など、所かまわずでした。それが、ある日、ちゃんとトイレトレーの方へ行っているのです。但し、トレーのほうでするのはケージ内にいる時だけで、一番のお気に入りポイントは、ベランダ近くの隅でした。冬になってからは、ほとんどこの場所を選んでいました。ここは、最期のおトイレをした場所でもあります。その後、夜間に起き出して歩き回ることは続いたものの、以前のようながむしゃらな徘徊ではなく、おトイレやお水といった目的が済めばまたひと眠りするようになりました。私はこれを、認知機能が改善したのだと思っています。そしてその引き金となったのは、多分朝ん歩ではないかと考えています。初夏の頃からだったか、さくらの体調が炎症性腸炎で大きく変化した為、それまで朝は家の周囲1ブロックだったお散歩を長めにし、夕方は以前より短く(でも朝ん歩よりは長い)しました。一番の変化は、朝お会いするお散歩仲間が増えたこと。皆さんハイシニアのさくらに優しく話しかけてくださるので、家で私とふたりきりのさくらにとって、いい刺激になったのだと思います。歩くことで体の健康を、外の刺激で脳の健康を保てるのだと、あらためてさくらに教えてもらいました。
2023年03月23日
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四十九日となりました。さくらがいないという現実がたまらなく寂しい一方で、まだ「いる」と勘違いして、物音を立てると「起きちゃったかな?」と思います。こんなにも長い時間会えずにいるなんて、本当に不思議です。四十九日までには遺影を決めよう、と思っていましたが、写真を見始めるとついその時を思い出してしまいなかなか進めず、、、。(ブログの更新が捗らないのも同じ理由です)遺影は正面(こちら)を見ているものが良いと言われましたが、この1年は頭がなかなか上げられず俯いたものが多かったので、結局葬儀の際に使った1年2か月前の写真にしました。その一方で、一部のグッズの処分は早かったです。さくらが旅立ってわずか4日で手放したもの、それは未使用のヘアリボンです。ハイシニアになってからは買い控えていたものの、こちらのショップの物はデザインが可愛く作りも丁寧で、気に入ったデザインは2つ3つ購入したりしていたので、かなりの数がありました。なので、病院へご挨拶に伺った際に、さくらと長くお付き合いのあったトリマーさん方にお渡ししました。いつか、見覚えのあるおリボンを付けたコに出会うかもしれません。そして3週間後に手放したのは、あまり出番のなかった冬用の服とカドラー、未開封のフード類や消耗品です。カドラー類は体調の変化に合わせて買い替えたので多いのは仕方ありませんが、服は、、、明らかに買い過ぎでした。未使用もかなりの数です。色々手放すにはまだ早いかとも思いましたが、保護団体さんで受け取っていただけるとのこと(予めメールで要不要を確認)だったので、冬物は寒いうちに、と急いで送りました。この時までは、片付けなければいけないような気がしていたのですが、その時期を過ぎると、今度は使い古したタオルさえ手放しがたく…。まだまだ気持ちに波があるうようです。次に夏物を整理する頃には、落ち着いて手放せるでしょうか。お散歩も、さくらの少し前の首輪とともに出るようになりましたが、どの景色にも相棒がいない。。。18年間、何度も通った川沿いの道。ワンコ連れの人を見かけると、本当に羨ましいです。お散歩って、あんなにも幸せな事だったのだ、と。別の日の別の道では、河津桜が満開に。ここでもお写真を撮ったっけ。ソメイヨシノも今年は例年より早くに開花する予報。私はとても寂しいけれど、、、さくらと隣同士に置かれた彼の遺影は、なんだか口元がやけに嬉しそうに、「いひひ」と笑っているように見えます。
2023年03月11日
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今日のさくら地方は、朝から小雪がちらついています。雪の日のお散歩はとても大変でしたが、、、ただただ懐かしいです。さて、前回の続きです。さくらが亡くなる直前のお話は、これが最終回です。前夜、一晩中5分おきくらいに鳴き続け、日中も時折鳴いていたさくらは、さすがに疲れたようしたが、夕方の通院時もカートの中で「アンアン!」。歩くことはかなり難しく、ハーネスで支えられておトイレするのがやっと。それでも、ちょっと寄り道しようとすると「アンアン!」と騒ぐので、少し早めでしたが病院へ。夜鳴きの事を相談すると、以前の徘徊同様、認知症の影響で脳が異常な信号を出していて興奮状態にあるのではないか、とのことでした。この日は週1回の皮下点滴の日でしたが、さくらは自力で座れないどころか、看護師さんの支えがあっても体に力が入らない為、寝かせた状態での輸液となりました。少し前までは、気を逸らせるためのボーロをパクついていたのに、この様子に、先生も看護師さんも少し驚いたようでした。もしかしたら先生は、この時点で「危ないかも」と感じられたかもしれません。この時、さくら担当のトリマー(兼看護師)さんが補助してくださっていたので、顔周りなど、負担の無い範囲で毛を整えていただくことに。「今日はお母さんもご一緒に」と言われ、ああ、最後のトリミングになるのだな、と涙が滲みました。姿勢を保てないさくらを私が抱え、あちこち整えていただいている間、とても明るく声をかけながらカットしてくださったこと、本当に有難かったです。そしてこの時整えていただいたからこそ、2日後の旅立ちも綺麗な顔が保たれていたのだと思います。帰り道のカートでは、さくらは頭を上げている力が残っておらず、ほんの1時間も経っていない行きの様子とさえ、違っていました。帰宅後は、ぐったりと寝てしまい、ほんの半日前まで覚悟していた夜鳴きの日々も、訪れることはありませんでした。一日中鳴いていたあの時。獣医さんに見せるため録画していましたが、その声を聞くと、理解してあげられなかった申し訳なさで胸が痛みます。窓に向かって吠えながら、さくらはパパを呼んでいたのでしょうか。でも、救われたのは旅立つ2時間前の寝姿の画像で、スピースピーと穏やかな寝息が聞き取れます。最後まで、私が後悔に埋もれないようにしてくれたかのようでした。
2023年02月10日
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前日の通院で、前歯は抜けたものの特に問題なし、だったさくら。翌19日の日中もいつも通りにお散歩をしたのですが、夜になってから、5分おきに「アンアン!」と鳴くようになりました。2回ずつ、規則的に、少し風邪でも引いたかのような声で。何を要求しているのかまったくわからず、それでもお散歩もしたし、2,3時間も鳴いていれば疲れて寝るだろう、とタカをくくっていたのですが、全く泣き止む気配がありません。そしてそのまま夜が明けてしまいました。 とうとう夜鳴きが始まったか、これは大変だぞ。 暖かくなって窓を開ける機会が増えたら、お隣さんには事情を話そうか。 夜鳴きしなくなったら、いよいよ寝たきりになるのかな。この時は、そんなことを考えていました。朝になってからは少し鳴くペースは落ちましたが、お散歩中もカートの中で時々「アンアン!」と鳴いていました。帰宅後、少し落ち着いたようだったので、そっと私の上に乗せて寝かせてみました。人の体温や心音で落ち着くかと思ったのですが、、、やはり時々「アンアン!」と鳴くことが続きました。何をしてほしいのか、何をしたいのか全く分からず、正直さくらにも自分にも苛立ちがありました。ここで苛立てば、後で必ず後悔する、とわかっていましたが、別の部屋に行って、1度だけ「ああ!」と叫びました。なんとも情けない話です。ですが、その一声でスッキリしました。部屋に戻って声をかけたり撫でてみたり、さくらと並んで一緒に「ワンワン!」と言ってみたり。何かヒントはないかと思いましたが、結局何もわかってあげられませんでした。窓の外を見ながら、「アンアン」と繰り返すさくら。さくらが自力で歩けたのは、この時が最後でした。
2023年02月09日
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今回から数回に分けて、さくらの最後の5日間の出来事を書こうと思います。楽しいワンコブログのはずが、最近はさくらの他界で雰囲気が変わり、さらに最後の頃の話なんて、と重く感じられる方もいらっしゃるかもしれません。でも、最後まで頑張ったさくらの様子を留めておきたいと思いますので、ブログ=日記、ということでご容赦ください。さて、亡くなる5日前、17日未明のことです。深夜3時過ぎ、「いつも通り」の給水をすべく、お水皿の前に立たせました(ヒーターで喉が渇くのか、大抵深夜3時頃に給水で起きてきました)。さくらは自力で立っていられなかったので私が体を支えていましたが、なかなか飲みださないな、と思い口元を指で濡らしたりしているうちに、急に顔をお水皿の縁に打ち付けました。距離感を誤ったのかと思い位置をずらしましたが、まるで発作のように勢いをつけて二度三度と打ち付けます。怖くなって、慌てて抱き上げてやめさせました。恐る恐る顔を見ましたが鼻血はなく、そっと下ろすと普通にお水を飲みました。お水に血が付くこともなく、一安心。その後は普段と変わったこともなく過ごしていましたが、夕方のお散歩から戻ってお手入れしている最中、さくらの前歯が1本、外を向いて折れているのに気づきました。あの時折れたに違いありません。怖くて触れませんでしたが、このままでも不安だったので、病院に電話して翌日の予約を入れました。一夜明けて18日の朝。さくらが座ったまま何かお口をムグムグさあせていると思ったら、ボトン!と何かが口から落ちました。拾ってみると、、、ちょっと大きめの歯で、しかも中央が縦に割れている!!もう、ひ~~っ!という感じでしたが、とにかくそれも病院へ持って行くことに。当のさくらは平然としていて、朝ごはんの準備をしていると催促するかのようにキッチンへ。このところ食欲もないし、あまり動き回らなくなっていたので、油断してキッチンのフェンスを開けていたのですが、この姿は嬉しい誤算でした。折れて外を向いていた歯は落ちてしまったようでしたが、折れた痕で舌を傷つけるのも怖いので、この時抜けた歯とともに診ていただくことに。夕方の受診では、顎の骨に異常はなく、折れた歯は根元から無くなっていて舌を傷つける心配はナシ。朝抜け落ちた歯は、大きい歯が縦に割れていたのではなく、前歯2本が一緒に抜けたのだそう。もともと歯槽膿漏で全体的にかなり歯がぐらついていたので、打った衝撃で抜けたのだろうとのことで、消毒だけしていただきました。前々からいつ抜けてもおかしくない状態だった、とは言われたものの、1度に3本もなくなってしまったこと、お皿で打った時はきっと痛かったろう、などかなり凹んでしまいましたが、この日まで、さくらがいつも通りだったので、私はこれから続くであろうお世話についてを考えるようにしていました。(高齢犬によくある、舌が横に出たままの時の乾燥は?とか、 錠剤を口に押し込む時に歯に触れないように、とか…)
2023年02月07日
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