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積極的に質問ができる子は有利である。 そのぶん疑問点が解明されていくのだから当然なのだが、 では例えば、質問によって1年間でどれだけ解明されるのかといえば、 多い子でもせいぜい10~15くらいではないだろうか。 学校や塾の授業や自学習に集中することで得られる「解明」に比べれば、 比較にならないくらい少ない。 だから質問をしないから成績が伸びないというのではなく、 質問は学習のひとつの手段として利用していくものと考えればいい。 塾の先生などが「解らないことがあれば質問しなさい」と言うのは、 「質問しないと遅れを取るぞ」という意味ではなく、 むしろ「質問すればリードできるぞ」という意味に近い。 不明な点を解明して一歩リードしてみようというわけだ。 でも苦手科目などでは不明な部分がたくさんあるはずで、 それを全部質問していたら時間が掛かり迷惑になるのではと思うだろう。 結論を先に言うと、これはまったく迷惑ではない。 生徒たちの理解度が皆バラバラなのは当たり前で、 それをフォローし修正していくのが塾なのだから、 質問が100でも200でも、生徒が理解したいというシグナルを示したならば、 塾はとことん付き合って指導してあげるべきなのである。 生徒たちは遠慮なく質問の特権を使い切ればいい。 君の通っている塾はどうだろうか。 通っている塾で教科担当の先生に個別に質問を申し出たときの反応が、 もし以下のようならば、そんな塾は早く辞めた方がいいだろう。 1、きわめて迷惑そうな様子を示した 2、いかにも面倒臭そうな表情と態度で接してきた 3、今忙しいから今度ねと都合よくはぐらかされた 4、「〇〇君!」と他の不慣れな講師を呼んで押し付けた 5、「こんなのも解らないの?」とバカにするような言動を繰り返された 6、「こないだ説明したばかりだろ」と強い口調で言い、舌打ちされた 7、解らなくて(説明できなくて)ごまかそうとした すべてこの逆ならばその塾はとりあえず合格だろう。 早く辞めろとは言いすぎ? いやいや、こんな状態、成績を上げようとしている塾じゃないですから。 塾の実力は予定外のときの対応に表れるものと思っていい。
2021.05.18
4月実施の北辰テスト(中3生)の結果が出たと思います。 成績の手応えはどうだったでしょうか。 塾を閉めたため北辰の申し込みも対策も行っていませんが、 元塾生たちの成績はやはり気になります。 春はまだ共通問題での実施なので、志望校によって、 今後英数のレベルを「難・易」で選択していくようになります。 今回厳しかった人はのちに「難」を選んでいくならば、 見直しと復習をしっかり行っておく必要があるでしょう。 国理社は最後の入試まで同一問題で実施なので、 今回の結果をよく分析し次に繋げていきましょう。 社会や理科には単元単位で押さえていくこつがあります。 例えば理科の「光とレンズ」の単元ならば、 まず理論として何を覚えるか、使う用語は何か、計算はどうか、 知識を使う代表的な問題はどういうものなのかと、 重要なものを押さえるように順番に学習していきます。 北辰や定期テストでは試される問題も大体決まっているので、 それに沿った演習と対応の準備は必須です。 必須なのですが、結構塾での理科の指導はポイントを逃すケースも多く、 独学でのカバーが必要なこともあります。 要するに理科や社会は時間を掛けて最低限重点を押さえないことには、 良い成績は望めないものなのです。 また何が重点なのかの判断には、指導者の経験や目利きがとても大事なので、 ただテキストに書かれている物を均一にやり、 強調されているまま理解すればいいというものではありません。 5科指導する塾での理科や社会がどこまで的を射たものなのでしょうか。 塾を閉校した今、偉そうに言える立場ではないのですが、 過去の子どもたち(転塾してきた子)の話を振り返ると、 やはり塾によってはかなり課題がありそうです。 指導は教材に書かれているものだけのマニュアル指導ではなく、 それ以外の発展や具体的な解答術の提示などが大事であり、 結果の差はそういう部分から生じることが多いものなのです。 今回の北辰結果と自分の塾での授業をつなげてみましょう。 今後繰り返される北辰に活かせる授業かどうかはとても大事ですよ。
2021.05.14
覚えたいものを覚えるためには、反復して頭に刷り込んでいくのが王道だ。 机に向かい何度も繰り返す行為が苦手なら、 強制的に繰り返す環境を作ってしまえばいい。 覚えたいものを部屋にどんどん貼っていくのである。 朝も昼も夜も、目に付くたびに自然と暗記の確認が進んでいく。 でもただ貼るのではなく、どうせなら工夫してみよう。 まず貼っていく場所は壁の場合は貼り方が難しいし、 テープにしても画鋲にしても、貼り跡が残ってしまうという問題がある。 そこでお勧めなのがカーテンのような布を天井近くから垂らすやり方だ。 布を床近くまで垂らし、そこに糊やテープやクリップで貼っていく。 布はいくら傷めてもいいので、ホチキスでもいいだろう。 これならば壁の汚れや穴は一切心配しなくていい。 A4の紙だろうが、カード類だろうが、気になる物を掲示できる。 強いクリップを使えば軽いテキストや要点集でも貼れるだろう。 百均などの小型のホワイトボードを貼り、書き込むことも可能だ。 もう一つのヒントは、貼っていくものに色分けした印を付けていく方法だ。 用紙の左上などに、月ごとに違う色で印を付けておく。 そうすると暫くしてから貼ってあるものの時系列が見えてくる。 例えば緑色が3か月前、青色が2か月前というように、 掲示してからの期間が大まかに分かるので、 次に貼り替えていくときの選択の目安になる。 また古いものが残っていてまだ覚え切れていなければ、 回収し別メニューで押さえていくべきリストにしていくこともできる。 布はできるだけ面積を大きくし、掲示する情報量を増やしたい。 チラチラ数枚貼るのではなく、圧倒されるくらいの枚数を並べてみる。 そしてそこを通るたびに眺め、覚え込もうと意識してみよう。 頭に刷り込む補助スペースとして、 布の枠の中を常に覚えるべき大事な情報源として更新していくのである。 暗記できたと思ったら新しいものに替えていく。 剥がしたものも再点検のために一箇所にまとめておくといいだろう。 以上、布を使った掲示暗記の例である。
2021.05.12
暗記したいものはB4かA3の用紙に一覧にしてみるといい。 覚えたいもの、覚えなくてはいけないもの、覚えると役立つもの。 何か設計図でも描いていく感覚で、用紙にどんどん書き込んでいく。 ライン、囲み、色、記号、吹き出しなどを自由に使い、 イラストやコメントを書いてもいいし、切り抜きを貼り付けてもいい。 紙がびっしり埋まったら、何度も繰り返し見ながら覚えていく。 繰り返すとだんだん頭に残っていく。 記憶することをあちこちから断片的に拾うのではなく、 一覧化し密度を上げることで、反復の機会が桁違いに上がる。 網羅されているので記憶漏れも減る。 だから効率よく頭に入っていく。 カードによる暗記をしている人は、一度扱い方を工夫してみよう。 別にカードではなく一覧でもいいのである。 だからリングを外し、床にでも全部並べてみるといい。 そして一気に確認してグレードを区分してみよう。 用紙による一覧化は、この中で必要なものをさらにリスト化したものだ。 重要なものが並んでいる「暗記すべき用紙」を自作するのである。 ノートに必要なものがバラバラに分散していないか。 大事な覚えるべきものがプリントや教材に分散していないか。 拾い集めて記憶しやすいように一元化してみよう。 そしてその自作の暗記シートを持ち歩き、 ボロボロになるまで使い込んでみよう。 君は手応えを感じ、やがて2枚目を作りたくなるはずだ。
2021.05.11
塾で英語と数学を習っている中学生は多いと思いますが、 何故、社会と理科を塾で本気で習おうとしないのでしょうか。 英数は基礎から積み上げるため、成果がでるまでに時間が掛かる科目です。 しかも、特に苦手だからと塾通いする場合によくありますが、 数年掛けても成果が出ないことが多い科目でもあります。 理科・社会は教え方によっては即効性のある科目なので、 同じ時間を掛ければ手応えが数段違って現れてきます。 親御さんは恐らく英語・数学が勉強の軸であり、 理社はまず暗記だと考えているのではないでしょうか。 でもその方法を1年続けて、理社の暗記が進み、成績が伸びましたか。 塾で英数に長時間費やし、その成果がはっきり出ましたか。 英語・数学は苦手になると修正に大きな時間が掛かる科目なのです。 それを把握せずにただ塾に通って言われるままに指導を受けていても、 英数の成績が一気に上がることはありません。 演習したり触れたりする時間が足りないのです。 理科・社会は同じ時間があれば、すぐに成果が期待できる科目です。 基礎からの積み上げではなく、やるべきことが決まっているからです。 押さえるべきことを押さえ、質のいい演習を積んで行けば、 信じられないくらいに成績改善が可能になります。 定期テストの配点、5科偏差値の比重、内申点の比重、入試での配点、 いずれも英数と理社は同じ配分です。 英語・数学を塾で学び、評定2が4になりましたか。 2のままなら、自力でも可能ではありませんか。 理科・社会の場合は、2の生徒が正しい指導を受ければ、 ほぼ例外なく2のまま伸びないということはありません。 即効性があるので苦手な生徒ほど加点が期待できます。 なぜ皆さん英語数学幻想にこだわるのでしょうか。 内申点も入試も、5教科の総合力での判定です。 大学入試でも、文系は社会、理系は理科が必須になるのですが。 理科・社会を真剣に極め、ポイントを上げ、内申や入試で優位に立ちたい。 英数は普通なのに、理社が最悪で足を引っ張り何とかしたい。 難関校に合格するために、差の出る理社をスパークさせて高得点にしたい。 そう考えている中学生および親御さん、ぜひ一度ご相談ください。 何をどうしたらいいか、成績状況に合わせてサポートいたします。 連休が終わり授業速度が一気に速くなり、差が出始めるタイミングです。 偏差値を伴う模試も今後増えてきますので、 今から計画的にしっかり準備を進めておきましょう。 ※ご相談メールは masa-k.mgk19@softbank.ne.jp まで。 地元戸塚地区で18年生徒指導をしてきた経験を、 悩んだり困っている皆さんに活かしたいと思っています。
2021.05.07
18年の塾の日常の中で、 数えきれないほどの学習相談や受験相談を行ってきました。 勉強が苦手になりやる気が起きない子どもたちと向き合い、 色々本音も聞いてきました。 家でまったく机には向かわず、試験もぼろぼろの生徒たちです。 言葉を交わしていると、彼らにはほぼ例外なく共通の思いがありました。 成績を上げたいという思いです。 勉強ができるようになり、友達にも親にも自慢したい。 どうだ、参ったか、やればできるんだよと、主張したい。 でもそのためには、どうしなければいけないかも知っている。 やりたいことを犠牲にして、汗をかき、頑張らなくてはならない。 その重さがやはり重すぎるのでしょう。 苦手にしてしまったのは自分のせいだということも解っています。 苦手にブレーキを掛けないと受験が危ないということも解っています。 でも重いのです。 あれも、これも、全部が重く不快なのです。 我々は身体の調子が悪ければ病院で診察しますが、 その調子の悪い部分が100か所ある・・そんな感じなのです。 彼らへの処方箋はどうするのかというと、 特別な入門的な易しい処方箋などありません。 よく苦手な子のためのコースみたいなものを設けている塾がありますが、 指導内容を平易にしているだけならばまったくの邪道です。 やるべきことは学力に関わらず同じです。 ただそのゴールに導くまでのアプローチが異なるだけです。 なので私はよく勉強が嫌いな子には、 これだけやればここまでいけると、まず到達地点を教えます。 そしてそれをやっていく上でできるだけ簡単な方法を与えていきます。 覚えたり解いたり記録したり・・効率の良い技はたくさんありますが、 そういう方法を分からせ、実践させることで成果は出てきます。 そもそも勉強不足なので、やればやるほど成果は出てきます。 教材を何冊もドンと置き、これを全部やれば成績は上がると語っても、 マンガではないのでそれは無理でしょう。 正論だとしてもアプローチが違うということです。 ある単元が10ページあったとして、それを制するのに、 「ここと、ここと、ここを押さえ、こういう練習をすればいい」 のように、必要な重点や取り組み方を示してあげること。 こういうできるだけ量を削減してマニュアル的に提供してあげることは、 成果主義が前提の場合では大事なことです。 指導している子どもが目の前に3人いれば、学力は当然バラバラです。 ただ「君は学力が伴ってないから、ここまででいいよ」 みたいな差を付ける指導は私は好みません(というか、しません)。 時間切れで「ここまで」になることは確かにありますが、 最初に提示する重点と到達点(理解が伴うゴール)は全員共通です。 その到達点を目指し、 それぞれへのアプローチを工夫しながら指導を進めていきます。 試験も入試もみな同じ問題なのですから、到達点は一緒なのです。 学習におけるご相談がありましたら、ご連絡ください。 ヒントの提供ができるかも知れません。 実際に平均そこそこの成績の生徒で、 北辰偏差値(5科計)が20以上上がった事例もあります。
2021.05.05
昨年はコロナの影響で学校の授業時間が不足し、 入試問題の出題範囲が調整されるという事態になりました。 今年は今のところ休校措置はなく、このまま順調にいけばですが、 入試は従来通りの全範囲からの出題となるでしょう。 受験生たちは今から対策を練っておくべきですが、 安易に昨年カットされた範囲から出やすいなどと思わないことでしょう。 何が出やすいかの判定は、 過去を遡って分析していくことでちょっとだけ見えてくるものですが、 それはただの入試分析であって、生徒が学ぶべき物とは別の物です。 入試に比重を置き過ぎると出題のヤマかけなど弊害が起きやすいので、 まずは教科書のすべてをしっかり学習するという姿勢が大事です。 何度か述べてますが、新しく採択されたこの春に手にした教科書を、 どんどん読んでみてください。 結局すべて触れることになるので、今のうちに未来を知っておくのです。 連休明けには学校の授業速度が増し、すぐに定期テストの知らせが届きます。 範囲を渡されてから慌てないように手順を組み立てておきましょう。 中学の学習はほとんどが教科書でカバーできます。 難しい参考書はいりません。 教科書を繰り返し読み込むことを、キッチリと計画に盛り込みましょう。 可能なら教科書をもう一冊指定店で購入してください。 社会・理科・英語はもう一冊あると、 書き込み、線引き、貼り付けなどが自由に施せて便利です。 変な参考書を買うよりも、重点が詰まった立派なテキストが出来上がります。 この教科書2冊体制は「歴史」と「公民」が特にお勧めです。 付箋を利用して文字を隠したり、字を塗りつぶして穴埋め問題にしたり、 色マーカー・記号・シールを使い分けるなど、様々な使い方が可能です。
2021.05.03
今年の入試の得点開示結果の報告をたくさん頂きましたが、 入試直前の偏差値と当日の得点は、やはり一致しないこともあるようですね。 内容によっての有利不利や当日の調子もあるでしょう。 1限目の国語が易しかったのでリズムに乗った受験生も多かったと思います。 一方、社会・理科の塾生たちの成績はかなり良かったようです。 90点台や80点台の報告が多数あり、 ミスが1、2問程度の90点台後半も結構出ていました。 最高点は97点。教室内平均もかなり高かったと思います。 予想以上に取れて良かったという報告も頂きました。 埼玉県の社会・理科の入試は約3分の1が文章記述問題なので、 その準備をしっかり積み上げておくことが、必須の入試対策です。 またそれが不十分ならば得点も9割には届きません。 私は受験生たちには特訓や追試などの攻めの授業を行うので、 それに付いて来てくれたことで自然と成果が出たのかも知れません。 理社はやるべきことが決まっているので、 その学習項目を効率の良い手順で、 量とタイミングを考えながら押さえていくのです。 簡単に聞こえますが、マニュアルが無いためこれが難しいのです。 先日も書きましたが、今年の入試は範囲削減の影響もあり、 社会・理科に関しては大きく易化したため、 来年、あるいはその翌年あたりまでは、反動による難化が想定されます。 今から計画的に準備を積み上げておくことが大切でしょう。 では何をすればいいのでしょうか。 あいにく今は、昨年までのように集会や面談で詳しく話すことができません。 なので理社に関する勉強や入試などのご相談事がございましたら、 メールでご連絡頂ければ多少ご案内できるかと思います。 今の塾の授業内容や教材の話などでも構いません。 希少な理科・社会の学習の相談口として、 データ分析や経験則などから、アドバイスや案件をお話ししてまいります。
2021.04.30
理科の計算問題でつまずきやすいものリストです。 中1 ・圧力 浮力・水圧 フックの法則 音の速さ ・質量パーセント濃度 溶解度 中2 オームの法則 ・電力・熱量 ・化学変化と質量比(定比例) 発生する気体の量 地震 柱状図と地層 ・湿度・空気中の水蒸気 中3 平均の速さ・運動 ・仕事・仕事率 ・力学的エネルギー ・中和とイオン 遺伝の規則性 ・日周運動・年周運動 比較的易しい計算は省き、19挙げてみました。 特に「・」を打ったものには難解な問題が目につくように思えます。 理科計算は、まず公式を頭に入れ、様々な問題で練習を積んでくことです。 中2で習う「電流」はかなり面倒くさい単元ですが、 これを理解不十分で先に行ってしまうと、その後繰り返される模試や北辰で、 大きなダメージを受けることになるでしょう。 この中2の電流絡みの計算はぜひしっかり押さえたい単元です。 中3にも難解な計算ものが複数ありますが、中3のやっかいなところは、 前の学年までに習った計算ものも、同時進行で見直さなくてはいけない点です。 苦手が累積されていくと、模試の度に苦手が繰り返し登場するようになり、 いつも厳しい偏差値に悩まされるようになります。 理科の計算は何度も何度も繰り返し練習し、完全定着を目指しましょう。 私は中3生たちにはかなり厳しく計算練習をさせてきましたが、 それは入試で試されたときに、きちんと答えられる土台を作るためです。 入試では、公式を知っていてただ数値を当てはめるだけで解答できるものから、 応用力が試される難しい問題まで幅広く出題されます。 私の指導の到達点は、もちろん後者の応用問題で正解することです。 そのためにはまず土台を盤石にすること。 なので公式代入問題には私は「暗算」や「即答」の訓練を組み入れています。 試験での計算ミスをよく「ケアレスミス」とか「つまらないミス」とか言う人がいますが、 私からすればケアレスでも何でもありません。 ミスしたということは実力がそうだったからでしょう。 日々のトレーニングはそのミスを防ぐために行うのであり、 ミスは練習が足りないところから生じる実力なのです。 理科には上記のようなとても面倒な計算がかなりあります。 ただし出題される問題のパターンは意外と決まっていたりします。 そういうものにたくさん当たり、解法のコツをどんどんストックしていくこと。 理科計算問題の正解率は向き合っただけ上がっていくはずです。 理科は決して暗記科目ではありません。 点数が低い大きな原因は暗記が足りないからではありません。 何で繰り返し「問題」を解くのか、ぜひ考えてみてください。
2021.04.28
また1学期の中間テストがないそうですね。 ここ数年の間で何回目でしょうか。 昨年は休校が長引いたのでしょうがないですが、今年の理由は何でしょうね。 学校の授業は行われているとは思いますが、 何か進捗が滞っている理由がきっとあるのでしょう。 中間がないと期末にしわ寄せが来るので、準備が大事になります。 試験範囲も、提出物の量も増えるうえ、期末は実技科目もありますから、 のんびりしてないで今から計画的に学習を進めていきましょう。 先日書いた、GW明けまでに復習と先取りを一気にやろうという内容。 実行できていますかね。 まあ、ちゃんとできているのは10人に3人くらいでしょう。 まだ間に合いますから、時間活用を見直しましょう。 特に受験生はこの前の日曜が北辰だったので、この見直しも必要ですね。 このブログでは今までがそうですが、これからも、 勉強のし方についての記事を色々書いていきます。 何かヒントにして自分なりにアレンジできたらいいと思います。 真夏になると暑くて勉強意欲がそがれるので、 今から6月初旬くらいまでが貴重な期間になります。 今年はまだ書いていませんでしたが「4月始まりカレンダー」は購入しましたか。 成績を上げていく優れものなので、とてもお勧めです。 書店でも通販でも入手できます。 当ブログの3月あたりの記事を見ると、毎年書いていますので、 よかったら覗いてみてください。
2021.04.27
今年の公立高校入試の平均点が県教育委員会から発表されています。 学力検査問題、学校選択問題とも、5教科で300点超えと、 驚異的に高い平均点が出ました。 コロナによる学校の授業時間の縮小を受け、 今年は前代未聞の出題範囲削減での実施となり、 全体的に基本問題の集積という印象が強く出ました。 国語の68.7点(昨年比+11.5点)という高さは記憶にありません。 社会62.6点(+7.2点)も理科56.2点(+5.1点)もいつになく高得点。 今年はこの2科を得意として勝負していた受験生には辛いものになりました。 易しすぎてみな答えられ、ここで差が出なかったのです。 学校選択の数学・英語も少し平均点が上がりました。 学選の5科は合計で305.1点です。 注目はやはり理社で、特に社会は学選の受験者の平均では80点台の後半、 御三家レベルでは軒並み90点台であっただろうという予測が立ちます。 これはもう教育委員会に意見が届くレベルであり、 普通に考えれば、来年は引き締めて難化していくことが想定されます。 応用問題、思考を試す問題、記述問題などの配点が増えるのではないでしょうか。 理科もいつになく高いので、来年は久し振りに実力勝負の年になりそうです。 県内の塾さんは色々対策を立てるのでしょうが、 急に理社の時間を増やしたりしても、そう簡単に力は付かないものです。 平素から丁寧に理社に取り組んできた塾が、来年は強いのではないでしょうか。 来年は何がどんな感じで出るか? 今のところ70%は見えています。 年末には90%以上にしていきます。
2021.04.24
勉強は食卓に似ている。 苦手な科目の勉強は苦痛なものだが、 それは食卓で食事するときに嫌いな物ばかり食べることと同じだ。 好きな料理が並んでいたら、やはりそれも食べたい。 でも勉強で苦手科目ばかりやらされていたらどうだろう。 家でも、塾でも、模試の見直しも、確認テストもみんな苦手科目。 興味がある科目、好きな科目もやってみたい。 でも時間があれば苦手な間違えたことと、いつも向き合わなければならない。 勉強が嫌いになる一つの原因に、この勉強内容の限定がある。 勉強とは本来自発的に様々な内容を学び、知り、興味や思考を育て、 自分自身を前向きに成長させていく行為だ。 それが苦手なものばかりに漬けられると、成長はおろか、 勉強そのものを拒絶する習慣が育ってしまうのである。 食卓で魚が嫌いなら、それを食べる練習は必要だが、 同時に好きな唐揚げも食べていいよというルールを敷いてあげたい。 大人でも嫌いなメニューだけで何日も過ごしていたら参ってしまうだろう。 勉強ならば苦手な数学と向き合う時間設定は必要だろうが、 好きな社会を学ぶ権利を奪ってはいけない。 親が特訓だといって苦手科目に長時間付き合うのはどうか。 そもそも苦手で解らないから付き合うのだろうから、子どもが楽しいわけがない。 時間には限りがあるので、やりたい科目の時間がどんどん減っていくわけで、 子どもの学習意欲の伸びを損なう大きな要因と考えられるだろう。 勉強は本人に任せるのが一番いいのだが、 親も気になるのなら、本人に勉強の時間割を作らせてみるといいだろう。 気になる点があれば親子で話し合って修正すればいい。 自分で計画を立て、やる内容も決めていけば、成績への責任が生まれる。 親が作った計画やカリキュラムでは、成績が伸びないときにどうなるかというと、 ダメな理由は指示を出した親にあるということになってしまう。 だから親はアドバイス程度で関わり合うべきであり、 勉強の骨組みは、学ぶ本人が頭を使って作成していくものなのである。 食卓で嫌いな魚も人参も食べたなら、誉めてあげる。 勉強も同じで、苦手な科目に時間を割いたなら、まず誉めてあげよう。 何をやったのか、成果はどうなのかということは二の次である。 向き合ってみて改善が必要だと分かれば本人が工夫していく。 改善メニューを親がドーンと与えてはいけない。 それでは食卓に色んな種類の魚が並んでいることと同じだろう。 好きな唐揚げも置いてあげよう。魚の味消しに振りかけも用意してあげよう。 私は900組ほどの親子と面談し、学習の相談を受けてきたが、 勉強が嫌いになりこじれてしまったというケースには、 親の管理が強烈な場合と、親が全く関らない完全放任の2ケースが多かった。 どうすればいいのだろうと言えば、間違いなくこの中間の状態であろう。 子どもにやらせてみて、適度にヒントや工夫を差し出してあげる。 計画を考えさせ、「やらせる」ことで責任を持たせていくのである。 また同時に見守るという親の姿勢が伝われば、信頼関係が育っていき、 信頼感をもとに工夫を与えるときも良い方向に活きてくるだろう。 テストで良い点を取って来る好きな科目の勉強も大事だよと語ってあげたい。 苦手な科目の伸びしろは、この好きな科目の扱い方で雲泥の差になって出て来る。 好きな科目があり、それに触れられるから、苦手な科目にもペンが向くのである。 食卓に唐揚げを置くという意味は、とても大きいのである。
2021.04.22
昨日の追記(本題)です。 「理社の指導」についてですが、 教室閉校後に連絡、お問い合わせを頂いた方々に対しては、 何とか良いお知らせができないかとその後も再検討を進めております。 これまでの生徒指導の経緯を踏まえながら、 数名様よりぜひという希望を頂いておりますが、 この諸環境の中で大変有り難く思っております。 当月25日までには具体的な方向を定めていきます。 お待たせして申し訳ございません。 元塾生の方々、外部の方々、他塾在籍の有無を問わず、 試験の得点や偏差値のアップにつながる、 理社に特化したサポート指導を探されている方は、まず一度ご連絡ください。 学習塾ではなく、 理社を応援し知識を提供していく、理社オンリーの集中セミナーです。 ※初めての方には、お子様についての最低限の確認事項がございます 理社が苦手のお子さんには殻を破る一定の力を、 平均程度のお子さんにはトップクラスの力を育てていきます。 ※地元中学の定期試験(理社)では、学年1位がこの10年間で145回出ました 入試傾向対策、学習姿勢や勉強法、学びに役立つ情報なども提供してまいります。 週1回程度で、中3受験生をメインに、中学全学年対応します。 ※中1生も受け付け可能になりました 連絡先 masa-k.mgk19@softbank.ne.jp 「理社の件」と明記してください。 内容に触れている3月29日の記事も併せてご覧ください。
2021.04.20
理社に特化した指導についてですが、 現在も様々な角度から再検討を進めています。 お問合せ頂いた方々には、もう一度良いお知らせができるかも知れません。 条件に副う設定が必要なため何度もご迷惑をお掛けいたしますが、 ここ数日で確定する予定ですのでお待ちください。 指導ご希望の方、お問合せの方は、改めてメール連絡を受け付けます。 (内容に触れている3月29日の記事も併せてご覧ください)
2021.04.19
2022年の県公立高校入試の日程が先日発表されました。 受験学年の生徒さんは県の教育委員会のHPを確認しておきましょう。 スケジュールが決まったということは、 同時に残日数のカウントダウンも始まったということですね。 あと何日自分に投資できるのか、一度カレンダーで確認しておきましょう。 理科・社会に限定してですが、当ブログにおて、 入試に有利になる情報、頻出ランキング、傾向分析、超必須事項など、 得点につながるものを発表していくつもりでいます。 まだ現時点では予定の段階ですが、もし提供できれば、 実際に北辰や入試での得点の上乗せがかなり期待できるのではと思います。 30~50点レベルを70~90点レベルに上げていくノウハウを、 やるからには惜しみなく色々書いていくつもりです。 (実施の有無はまだ不確定ですが、急に開始することも有り得るので、) よろしかったら、今後のブログの展開を見守っていてください。
2021.04.17
明日17日(土)からGW終了まで3週間強。 この期間を利用して行いたい勉強は大きく二つあります。 まず一つは、前学年までの総復習です。 これは再三語ってきましたが、連休を明けると現学年の授業が速くなり、 復習見直しをしている時間が取れなくなるからです。 またちょうど連休明けくらいに定期テスト(中間)の範囲が発表になるため、 必然的にその準備に追われるようになるでしょう。 中間が終わればすぐ期末がやって来て、試験が落ち着くのは7月初旬になります。 間を置かず、既学習の定着を見る実力テストや校外模試も待っており、 これまでの学習の定着強化は、この連休期間までを逃すと、 夏休みまでないと考えましょう。 特に偏差値の絡む中3生は、北辰を高いアベレージで秋まで引っ張りたいのなら、 この連休までが大きな勝負期間と思ってください。 二つ目は、春に渡された新しい教科書を先取りすることです。 国語以外の主要4教科は、今のうちに教科書の最後まで目を通すのがベストです。 社会・理科はどんな内容を今後学んでいくのか、 目を通しながら予備学習していきましょう。 用語、学習の流れ、理論などを、 できれば3回くらい繰り返し読みながらザーッと押さえていく程度で構いません。 数学も計算法則、定理などをよく読み進め、 こういうことを学習するのだと先に当たりを付けておくことです。 解法などは教科書だけで不十分なら、塾のワークで補強してもいいでしょう。 英語もどんどん先を精読していきましょう。 新出英単語や表現、基本例文などは紙に書き出し、 筆記の練習も進めておくと後に有利になります。 どうせやるようになるのですから、できるだけ先手を打つことです。 この二点を、この先3週間でガンガン実行してみてください。 3週間のうち半分以上は休校で授業も止まり、自分の時間が相当作れるため、 差の出る大事な期間になるでしょう。 ぜひ手応えを残してください。 先取りも進めておくと、中間の対策が大変楽になりますよ。
2021.04.16
YouTubeで中学の学習ものを色々見ていたら、 カズレーザーの面白いサイトがあり、ちょっとはまっています。 特に社会、理科系の一問一答が色々あるので、 中学生(特に受験生)たちの知識点検がクイズ感覚でできるのがいいですね 一部高校レベルの問いも見られますが、ほとんどが中学学習内容です。 問いのテンポが速いのでいい意味で「即答訓練」ができます。 入試必出の学年別のもの、日本史、地理、世界史、近現代史、国と首都など、 かなりの問題量でやり応えは十分です。 カズさんのものは他にもたくさんあるので、検索をお勧めします。 ひとつリンクを貼っておきましょう。 「聞き流し/作業用BGM、カズレーザーが読み上げる一問一答(理科編)」 というもので、全部で280問あります。 私もやってみましたが、教科書で学ぶか?みたいな問いと、高校レベルの問いで、 計4問外しました。 あと解答の漢字が間違っているもの、入試を考えれば別の解答の方がいいものが、 ほんの数問ありました。 どこかの教材会社のテキストを使用しているのでしょうかね。 まあよかったら試してみてください。 (広告が入るのでとばしながら進めるといいでしょう) ↓ こちら
2021.04.14
新型コロナの感染拡大がまた心配される状況になってきました。 関西の広がりが激しいですが、東京圏も少しずつ増えてきています。 変異ウイルスは若者にも感染しやすく、また若者でさえ重篤化率が高いようです。 会社の新年度が始まって2週間弱、 学校の新学期開始からはまだ1週間も経っていません。 今週後半から来週にかけてさらに感染数が増えてきそうな感じです。 子どもの場合は発症しないで感染していることもあるので、 日々の検温や体調管理は必須です。 マスクや消毒はもう長期間徹底されていると思いますが、 家での食事のときの会話までは、各ご家庭も強く制限されてないでしょう。 歓喜の悪い室内での接近した会話は要注意です。 今一度、基本に戻って防止策を強化して欲しいと思います。 大阪で学校がクラスターになったとニュースで報じていました。 昨年みたいにまた緊急事態宣言が発令され、 学校全体が長期休校とならないことを願います。 GWも近く、旅行や遊技場などでのレジャー、外食など、 人の動きの活発化と、人同士の密による感染拡大が心配されます。 5月中旬になって手に負えなくなっていたとすれば、 もう当然オリンピックどころではないでしょうね。 政府もオリンピックの実施にこだわらずに、 感染拡大防止策を早急に強く出すべきでしょう。 国民も人込みに出かけて結構人が多かったなどと暢気なことを言っていないで、 自粛レベルを最大にまで引き上げるべきです。 自粛疲れなどと言っている場合じゃないでしょう。 昨年春の緊急事態時、私も教室を1か月休校し、 その後感染防止対策に多大なエネルギーを注いできました。 あらゆる業種の会社や施設、店舗が途轍もないストレスに見舞われます。 そうなるかどうかの瀬戸際が今後の1か月にかかっている。 今月に入ってからの状況を見ると、そんな気がします。
2021.04.13
先月末より理社限定の指導について案内してきましたが、 教場として使用する場所の確保が、諸条件を含めうまく折り合いがつかず、 実施していくことが難しいという判断に至りました。 長い期間指導を続けながら培ってきたたくさんの縁を大切にし、 地域の子どもたちにサポートしてあげたいという気持ちはあります。 でも子どもたちと接触する場所が定まらないことには、 積み上げていく指導計画も安心して進めていくことができません。 色々打ち合わせましたが最終的に組み立てられず残念です。 希望を寄せていただいた方々には大変申し訳ありませんが、 今回の案内の実施については、一旦白紙とさせていただきますので、 ご理解のほど宜しくお願いいたします。 理社の学習については、成績を上げるための方法を、 違うかたちで多角的に提供できたらと考えています。 当ブログからの案内を定期的にご覧ください。 ※4月19日追記 理社学習(理社指導)についての別の案内を、 4月25日までを目途にお知らせしていく予定です。
2021.04.10
更新頻度が落ちているのに、アクセスが日増しに増えています。 春になり、学習塾を探している方が当ブログや教室に訪れ、閉校を知り、 その後、受け入れ態勢について再度確認されているのでしょうか。 それとも業界の関係者による訪問でしょうか。 教室まで足を運んでいただいた方には大変申し訳なく思います。 高校受験を目指す中学生専門で運営してきたため、 ここ数年は、小学生の入塾問い合わせを相当数お断りしてきました。 その方々が今年やっと中学に進学になり、さあ塾をというときに、 肝心な教室が空になっていたらお困りになるのは明らかですね。 急な判断に対して、この場でお詫び申し上げます。 ブログの今後の展開についても考えていかなくてはなりません。 元の塾名が登場する過去ログの扱いもあります。 どういう内容にしていくかは、 今組み立て中の理社の展開がどうなるかによって変わるでしょう。 今週末あたりを目途に、有無を含めたその具体的な方向も決まってくるので、 それから色々判断していきたいと思います。 今でも卒生やお世話になった親御さん方から連絡が来ます。 先日は一緒に指導したいという卒生からメールが来ました。 教師を目指し国立大学に通っている元塾生です。 ボランティアでも、私と一緒なので自らも学べるからということでした。 普通の塾の展開ができないので、色々迷惑を掛けてしまいますね。 もう少しで決まります。
2021.04.08
私の授業指導には、定着のための繰り返し演習が絶対的な位置を占めている。 一度やった内容を何度も繰り返し刷り込んでいく。 「先生これ・・この前やりました」 プリントを配るとこういう声が聞こえることもよくあるすが、 私は敢えて与えているので、とにかくもう一度やらせる。 繰り返すことで定着するものが相当ある。 塾のカリキュラムは月単位で与える問題が決まっていることが多いものだ。 そして大半は反復させず、暫くしてから点検することが多い。 しかも敢えて使っていない問題を選びながら。 なぜ「同一問題」で反復させないのだろう。 重要なものは何度も何度も反復させて刷り込めばいいのだ。 私は化学反応式、イオン式、気体の生成法、世界の地形、三権分立など、 恐らく40くらいのテーマを何度も繰り返し生徒に問いかけている。 生徒たちはその演習の反復で次第に正確に答えられるようになっていく。 忘れかけていた時に攻め込まれることが効果を生むのである。 指導した内容が入試で出題されることが結構あるが、 そこで正しく答えられるかは定着の強さがキーになる。 重要なものは知識として安定させるために、何度も繰り返し刷り込んでいく。 それにより定期テストでも高得点が実現していく。 もと塾生たちよ勘違いするなよ。 試験で良い点が取れたとしても、それは何度も反復して重点を刷り込んだからだ。 実力がアップしたのでも、得意になったのでもない。 ブツブツ言いながらも繰り返しやったからだ。 だから塾長に攻め込まれることが無くなった今、 自分で攻め込むメニューを組まなければ力はどんどん落ちていくぞ。 それを忘れるな。 何を攻めればいいか、今具体的にこの手元にあるが、 直接私の指導を受けないなら、それが何なのかは君自身で考えることだね。 ここ数日のブログを見て、再度指導を受けたいという声も届いているが・・
2021.04.06
今日は確か4月25日第1回北辰の締切日ですね。 毎回申込書を渡し、ポスターを貼り、当ブログやお知らせで案内し、 長期間受け付けて来たやり取りが思い出されます。 申し込みを忘れた生徒があとから出てきて、 申込書を東大宮の北辰まで渡しに行ったこともありました。 今年もコロナの感染拡大が今後どうなるか不明ですので、 会場でできる回は積極的に受験しておく方がいいでしょう。 偏差値に自信がない人は今からしっかり復習すれば大丈夫です。 積極的な実力判定も「受験」の流れのうち大事なことなので、 成績に自信がないからと避けて、曖昧にしないことでしょう。 ぜひ今時点の力を確認、把握してみてください。 これまで勉強のし方について色々書き、話してきました。 大変役立ったというご意見もたくさんいただきましたが、 勉強のすべての基本を再度述べるならば、それは「姿勢」に尽きます。 技術、道具、計画、時間など、外せない物はもちろんありますが、 それらも結局は姿勢という中心軸の上に成り立っています。 学ぶんだという意識が行動を生み、行動の量が成果を生んでいきます。 勉強する気がない子はいくら勉強しても伸びないのですが、 その子に道具ややり方を教えても結局は同じなのです。 私は、5科490点を超えてくる学年トップの生徒から、 5科100点に満たない、勉強を拒否し進学すら危うい生徒まで見てきました。 どういう勉強をすればいいかという方法論は全員同じなのです。 ただそれを実践するための軸である姿勢に大きな個人差があるのです。 姿勢を築くのは大変時間の掛かる根気のいることで、 やはり小学生の頃からの家庭での環境に大きな影響を受けます。 こういう話はまた機会を設けてしっかり語っていきたいと思います。 まずは今、春の新学年の始まりですから、 遅れを取らないように家庭での学びを毎日充実させてください。 頭は使い込むほど高度な力が出せるようになります。
2021.04.05
大事な用事でしばらく遠方に出かけていたため4日振りの更新です。 春休みも残り少なくなり、そろそろ新学年のことが気になる頃ですね。 先日も触れましたが、あまり先のことを気にするよりは、 特に春休みはこれまでの学習に目を向け、できるだけ復習定着を進めておきましょう。 2学期ぐらいから前学年の理解を試す試験が必ずやって来ます。 その時に慌てないように、少しずつ単元を見直しておくことです。 1学期が始まるとその学年の勉強で時間が割かれることも頭に入れておきましょう。 なのでGWあたりまでが復習にウェイトを置く期間なのです。 ぜひ皆さん頑張ってください。 GWが明けるとすぐ定期テスト期間ですよ。 理社に特化した指導については、 そろそろ今週末を目途でどうするかの判断を行います。 実施の有無について、また実施するならその内容についての判断です。 元塾生の方、外部生の方、いずれも3月29日(月)の記事をご覧の上、 ご興味がある方は大至急ご連絡ください。 希望者の状況が判断をするうえで最も大事な要素となりますので、 よろしくお願いいたします。
2021.04.04
毎年誕生する新中3生はみな14歳だが、 彼らも10年後には24歳になっている。 24になり、この10年間の人生を振り返ってみると、 色々あったことに気付くだろう。 また10年前の自分が妙に不思議な存在に感じるだろう。 14年前に書いたものだが、 勉強の悩みがある今の14歳に向けてメッセージを送りたい。 10年後には君も24歳だ。・・・・・・・『10年後には・・・・』 勉強について悩み 苦しんだら 10年後のことを考えてみなさい 14の君なら 10年後は24歳 もう学生は卒業し どこかで働いているだろうか スーツを着て人と語り 仕事も生活も 若さを武器に きっと毎日が充実しているに違いない これから出逢う尊敬する人も 親も 白髪交じりの恩師にも みんな14の時があった 彼らはその後 時の流れの中で場数を踏み 経験を積み 今の深みがある 今 24歳のエネルギー溢れる若い人たちは ちょうど10年前14歳だった 勉強が嫌いで さぼってばかりで いつも親と喧嘩していた 成績が悪く 勉強なんてして何になると思っていた かと言って それに打ち勝つために毎日頑張ったわけじゃない ほとんどの人がそんな経験を持ちながら 今の生活を築いている 10年して振り返ってみると 当時の自分は子供だったなと思うものだ それは 誰もがそう思う その頃は 自分自身精一杯生きて 何かと張り合っていたはずなのに・・・ 不思議だよね きっと君も そう思う時が来るだろう 純粋で 熱い 馬鹿正直なもの ちっぽけだけど 何かいい感じなもの そんな自分の過去が 懐かしく思えるに違いない でもね みんなその後の10年で もの凄く大切なものを発見する 失敗や挫折を経験し 自力でそいつを乗り越えることの大切さだ みんな受験というカベにぶつかり 苦しむ でも逃げちゃいけない 悩みながら 涙を抑えながら 明日の自分のために向き合ってきた その明日が 次の明日を生み 大人の 「かたち」 が創られていく その経緯が自信となり 一回り大きな今の彼らがあるのだ 君たちがこれから10年の間に感じるであろう 出会いと発見 そのすべてを大切にして欲しい 今の苦しみには 必ず終わりがある 嫌なことも辛いことも やがて有難い思い出と感じる時が来るだろう どんなことも 10年後には 何とかなっているものなのだ 人生には その時々の舞台が用意されている 一つも無駄のない つながりのある舞台 だから 今の試練と堂々と向き合うのだ 精一杯 人としての力を見せるべきなのだ 勉強は そんな君の中心にある 一本の道なのだよ Mar 27, 2007
2021.03.31
毎年3月上旬に中2生の保護者様にお集まりいただき、 受験学年のスケジュール・予定、注意点、学習方法などを説明してきました。 入試説明会と銘打った資料や受験データを交えた集会です。 今年はタイミング的にそれができませんでしたが、 コロナ感染の影響もまだ続き、色々な面で受験学年は注意が必要でしょう。 特に入試関連の情報収集や、カレンダーにおける年間計画の立案は必須です。 北辰、校長会、彩の国、個別相談会、学校説明会、学習道具、学習計画・・ 様々なことをバラバラではなく線でつないで把握し、機会ロスを防ぐことです。 面談の機会があればですが、特に進路面と学習方法については詳しく話せると思います。 勉強のし方に関してはここ(ブログ)でたくさん語ってきましたので、 役立ちそうなものを拾ってみてください。 中3生は「この春休みからGW終了まで」がまず分岐点になります。 約40日の間に何をすべきか、正しく計画が練られていますか。 中途半端なまま過ぎてしまうと、その後すぐ中間テストが控えており、 復習中心の自分の弱点補強、模試の偏差値を意識した見直しチェックなどができなくなります。 40日間にそういうことを一気に進めてください。 特に暗記事項の点検と記憶復元は有効です。 結局夏休みや冬休みでやるようになるので、 今のうちにできるだけ押さえて武器にしておきましょう。 生徒に接触できたら、受験に向けて効果のある色々な勉強法や、 最重点暗記事項の伝授をしてあげたいと思っています。 塾は楽しいだけではダメです。 詰まらなくてもいけません。 椅子に座りペンを持ち参加することで、何だかとんでもないエネルギーを得られる。 そんな空間が本物の学習塾です。 探してください。 東川口にもあるはずです。 今年受験した生徒から何通か手紙をもらいました。 「私が塾長の授業を初めて受けたとき、わかりやすすぎて衝撃を受けました。 塾長の授業を1年間受けたら、何か自分を変えられるんじゃないかと思いました。 実際、塾長の授業を受けて、自分が思っていた以上に覚えることができたと思います。 覚えることすべてが、忘れちゃいけないことだという思いが強くありました。 それは、理解することが難しいと思っていた問題も、塾長の授業を受けると頭に入りやすくなったことや、暗記できた量が増えたからだと思います。 また塾長が作ってくれた〇〇など、覚えやすいプリントばかりで大変役立ちました。 本当にありがとうございました。 塾長の塾で授業を受けられて本当に良かったです!!」 「塾に入ってから人生で一番勉強して、一番努力することができました。 特訓ではとても苦しくて、諦めそうになりましたが、その時があったからこそ今の自分があるのだと思います。 塾長の授業はとても分かりやすくて、学力が上がっていくことを実感することができました。 対策プリントでは一つ一つによって自分に自信をつけることができました。 塾で努力したことや頑張ったことを糧に、進んでいきたいと思います。 この塾に入って、塾長の授業を受けられて、本当に良かったです。」 「体験授業から今日まで、塾長には授業の面でもブログでも、塾長の話でも、たくさんたくさん支えてもらったなと思います。 初めて塾長の授業を受けたとき、今までの授業とは全然違う、大事なことが凝縮しているように感じました。 その時から今日まで塾長を信じたからこそ、得ることのできたものばかりです。 この1年で偏差値だけでなく、相手に対しての礼儀や物事のとらえ方など、人としてのマナーについて成長させてもらったなと思います。 この1年間頑張って良かったなと、この塾に入って本当に良い選択だったと思います。 本当に塾長に出会えて良かったです。 困ったときにはまた相談に行かせてください。 これからもずっと、このままの塾長でいてください。 塾長の生徒であることがとても誇りです。」 師が生徒が向き合うとき、何をどう伝えていけばいいのか・・ この子たちの熱いことばに大きなヒントがあると感じています。 これからもずっと、このままの塾長でいてください・・・ そうだね、きっと、 塾長のスタンスはこの先も変わらないよ。
2021.03.30
今年の公立高校入試の塾生たちの得点開示を見ると、 社会は90点台がゾロゾロいる状態です。 文章記述問題もよく錬成してきたので正解が多かったようです。 この得点が貯金になり合格に結び付いた生徒もいたことでしょう。 埼玉の公立入試では、社会と理科には、 かなりの配点の文章記述問題が出題されます。 およそ全配点の3分の1程度でしょうか。 そのため入試に向けて記述対策を入念にしておくことは必須で、 これを疎かにして高得点は絶対に取れません。 学校選択問題実施校を目指す受験生はなおさら重要な作業と言えます。 数学・英語は難解な問題で足踏みすることが多いため、 理社に特化した指導と仕上げは5科の総合点を上げるために大変効果があります。 入試の社会では事前に十分に取り組んだ記述問題が3問もビンゴしたので、 今年はかなりの得点源になったはずです。 受験では暗記と問題演習という正攻法も必要ですが、 傾向分析とパターン熟知という部分もしっかり得点差になって出て来るものです。 こういうものは学校では触れないので、 学習塾での取り組み方が差を生むとても大きな要素となります。 受験準備はインプット、アウトプット、傾向対策の順に行いますが、 まず夏まではインプットです。 もう何度も語ってきていますので、もしおさらいをということでしたら、 PC画面の右袖のキーワード検索で「インプット」と入れてみてください。 結構書いていますのでぜひご参考に。 さて理社に特化した指導についてですが、 問い合わせを幾つか受けながら色々と考えています。 25日の記事を短くまとめ直しました。 「理社の成績を上げたい」「理社の成績を上げてトップ校を狙いたい」 という方は、ぜひ一度ご相談ください。・・・・・・・ 中学の理科・社会には出題の「型」「傾向」などがあるので、 それを押さえれば高得点は可能です。 ただし普段から「最終的な完成状態」を描き、そこに導くための手順を踏み、 効果的な演習や負荷を与えていかなくてはなりません。 この演習や負荷の質や配分は、経験によって違ってきます。 理科・社会に関しては地元の中学の定期テストで、 これらの方法に依り、学年トップを数えきれないくらい出してきました。 高校入試に向けた効率良い押さえ方もあります。 ベタ問題の練習、暗記すべき内容、重要度など、培ってきたあらゆるノウハウは、 生徒たちに提供するためのものです。 新中3・中2の元塾生たちも他の塾に通い始める人が多いと思いますが、 理科・社会への不安、北辰などの偏差値、入試に対する不安はどうなのでしょう。 指導担当は私一人になりますが、理社の重要性を認識され、 もし週1くらい理社を見て欲しいという方がおられましたら、 新中3生・新中2生に限り、とりあえず一度メールにてご連絡ください。 日曜などに、理科・社会限定で、希望者に指導を行うことは可能です。 学習塾として商業ベースでやることはルール上できないので、 即効性を求めた意欲的な生徒たちの集まり(ゼミ)のようなものになります。 成績上位を狙う理科・社会の錬成を軸に、基礎からの対応も可能です。 信頼を寄せ、指示を守り、知識の吸収に努めていただければ、 成績はほぼ100%上がると思います。 他塾に通っているケースでも、元塾生でなくても構いません。 テナントの状況を確認している段階ですが、 問い合わせの状況を受けて、対応を煮詰めていきたいと考えています。 ※メール masa-k.mgk19@softbank.ne.jp 「理社の件」と明記してください。
2021.03.29
今年は教科書改訂の年なので採択教科書も入れ替わります。 川口市も英語が光村図書になるのには驚きましたが、 いずれにしても昨年までのワークやガイド、兄や姉の準拠教材などは、 内容に不一致が生じるので注意しておきましょう。 春から先の勉強について、学年ごとにちょっと語っておきます。 中1生は春のうちは進度もゆっくりなので、 慌てずに丁寧に学習していけば大丈夫です。 家での学習時間を週単位でカウントし、しっかり取ることでしょう。 中2生は2学期を中心に難解な単元のカベがやってきます。 そこでつまずく前に日々の学習リズムをつかんでおきましょう。 そのカベは数学・理科・英語、特に数学と理科に顕著ですが、 先取りと塾での学習フォローでかなりカバーできます。 2学期は学習時間を確保する思い切った計画が必要でしょう。 また中2生は中1で学習した内容の復習点検が必要になります。 次第に実力テストで定着が判定されるので、早期に見直しを進めましょう。 厳しい判定が出てから動き始めると、先ほどのカベと時期的に重なり、 よく有る成績低迷のまずいパターンに陥ります。 夏休みまでの中学前半の復習・定着がカギになるでしょう。 中3生は言うまでもなく1年以内に入試が控えているので、 もう春からエンジン全開で飛ばしてください。 北辰、校長会、ライズなど、4月から何度も何度も繰り返されます。 偏差値や志望校判定で一喜一憂するのではなく、 秋までは常に3か月先の状態を想定し、計画と実践を重ねていくことです。 受験生の場合模試の判定は、その時点での通過点であり、 最終的な実力は、成績をさらに積み上げていく進行形の先に存在しています。 なので先を読むということが大事になってきます。 春からギアを入れ、中2までの総ざらいをガンガン進めましょう。 基本を点検し、インプットを強化し、驚異的な頭デッカチを目指してください。 知らなければ、知識が不安定ならば、アウトプットで点が取れないのです。 問題を精力的に解く前にまず暗記すべきことは暗記する。 この手順を間違えないようにしましょう。 何に取り組み、どれをインプットすべきかは、塾での指導が指標になります。 非効率な “もの” や “やり方” に時間を費やさないことが大切です。 この春休みの使い方も差を生む項目のひとつです。 中2でつまずき何だか苦手一直線の数学、理論や計算などもうお手上げの理科、 次第に意味不明の英語、復習ゼロが祟り実力テストで点が取れない社会・・ みんな大丈夫ですか? このあと入試に向けて「文章記述」が大挙やって来ますよ。
2021.03.28
教室の様子を見てきましたが、 まだ以前のまま変わっておらずがらんどうの状態です。 今後は、今まで使用していたスペースを元のように二つに分け、 別々に活用していくようになるのではないかと思います。 狭い方が仮にレンタルスペースとして使えると、 日時を決めて最小限の利用が可能なのでグッドなのですが。 そのへんは建物のオーナーさんに確認していきましょう。 今日から春休みですね。 今までは春期講習を組み、そこに参加してもらうことで重点の復習ができたのですが、 今年はその機会がありません。 他の塾の春期講習に参加したり、体験授業をしたりしている人もいるでしょう。 それはそれで良いことです。 何か時間割を決めて頑張るのなら、 ぜひそれに全力でぶつかるようにしてください。 特に通塾を決める体験授業の場合は、 一切遠慮なく細かく評価してみるといいでしょう。 1年、2年と通い、入試にも関係してくる大事な判断です。 元塾生たちも、うちと比較し、良い所悪い所をちゃんと見極め、 慌てずにじっくり決定するといいと思います。 別にGW明けあたりから通塾を始めても全然間に合いますよ。 大事なのは長期間通う前提で、理想的な塾を探すということでしょう。 慌てないことです。 うちも理・社を指導するコースのみ受け付けていますので、 その教科も対象でしたら選定の参考にしてください。 詳細は2日前の3月25日の記事をご覧いただければと思います。
2021.03.27
理社の件、問い合わせを頂きました。 今後どう展開していこうか詰めていきたいと思います。 まずは昨日の記事をご覧ください。 そして気になる方は急ぎメールにてお知らせください。 ご希望の状況がどうなのかを確認しており、 メール=申し込みというわけではありません。 情報を共有できるお知り合いと連絡を取って頂けると有難いです。 2月まで塾生だったメンバーたちも、 もし理社を伸ばして入試を有利にしていきたいと考えているなら、 もう一度連絡頂けると嬉しいです。 サポートしますよ。
2021.03.26
最後の教科指導からちょうど1か月が経ちました。 私の担当は理科・社会でしたが、さすがに1か月も指導に当たらないと、 教えたくてウズウズしてくるものです。 「まずここを押さえ、こう演習すれば理解が高まり、成績も間違いなく良くなる」 単元ごとにそのノウハウが見えているだけに、 生徒に還元できないのが何だかとても惜しく思えます。 入試の傾向も問題の型もだいたい分かっているので、 入試に向けた効率良い押さえ方、ベタ問題の練習、暗記すべき内容、重要度など、 すべてが頭にというか、感覚的に身に付いています。 テキストや問題集を開けば、「問い」ごとにSランクの重要度が判断できるので、 何が必修で何が重要なのか、まだ正しく指示していけると思います。 一問一答などもどれがSでどれがAというように、重要な番号を指定するときに、 教材の印よりも正確にできる自信があります。 理社に関しては地元の中学の定期テストで、 学年トップを数えきれないくらい出してきました。 出題の「型」「傾向」などがあるので、それを押さえれば高得点は可能なのです。 ただし普段の指導から「最終的な完成状態」をイメージして、 そこに導くための手順を踏み、安定させるために、 効果的な演習や負荷を選んで与えていかなくてはなりません。 この演習や負荷の質や配分は、経験によって大きく違ってきます。 私ならばこうするという塩梅や絶対量がありますが、 それに沿って頑張ってもらえれば学年上位が可能になる手応えがきっと残るはずです。 みんなそうやって高い成績を取り、入試にも活かしてくれました。 中には苦手だった理科がここで解るようになり、好きになり、 理系に進むようになった卒生もいました。 2階のホールにホワイトボードを1台残してあるので、 例えば日曜などに、理科・社会限定で、 希望者に補習的なことをするのは可能なのですが、 そうなると大家さんの許可も必要ですね。 あと学習塾として商業ベースでやることはルール上できないので、 口コミで集まる即効性を求める寺子屋みたいな感じになります。 まあ、それ以前に今さら生徒たちが「教えて欲しい」と集まるとは思えませんが・・ 新中3・中2の元塾生たちも、 今月かまたは4月から他の塾に通い始める人が多いと思いますが、 理科・社会はどうなのでしょうか。 だいたい3教科しかやらない塾が多いと思うので、 北辰や校長会の偏差値、入試に対して不安な生徒も多いんじゃないでしょうか。 指導担当は私一人になりますが、理社の重要性を認識され、 もし週1くらい理社を見て欲しいという方がおられましたら、 新中3生・新中2生に限り、とりあえず一度メールにてご連絡ください。 成績上位を狙う理科・社会の錬成を軸に、幅広く対応できたらと思っています。 他塾に通っているケースでも、元塾生でなくても可とします。 テナントの状況も不明なのでできるかどうかも分かりませんが、 問い合わせの状況を受けて、対応を煮詰めていきたいと考えています。 ※メール masa-k.mgk19@softbank.ne.jp 「理社の件」と明記してください。
2021.03.25
教室で使っていた「電話番号」「ファクス番号」「教室の業務用メール」は、 いずれも使えなくなっています。 私個人の「メールアドレス」(保護者・生徒とやり取りしていたもの)は、 現在も使用可能です。 郵便受けのシールはそのままなので、郵便はまだ配達されると思いますが、 商用の郵便物がほとんどなので特に転送手配はしていません。 主な取引業者にはすでにストップの連絡は済んでいます。 来月上旬までで郵便受けのシールも剥がす予定です。 次のテナントもやがて入るでしょうから。 電話での入塾の問い合わせが結構来ているような気がします。 毎年広告を一切打たないでも、春先に15~20件は問い合わせが来ていました。 すべて口コミによるもので、知り合いの紹介やご兄弟姉妹の問い合わせです。 1月、2月も数件ありました。 他塾から見たら「何ともったいないこと」と思われるでしょう。 でもこのスタイルで新たな塾生と繋がりを作っていたので、 うちとしては今年もその延長なのです。 問い合わせいただいた方には「大変申し訳ございません」としか言いようがありません。 教室にまだ居られるならご相談もできるのですが、もうそうもいきません。 このブログにも塾選びのことは幾つか書いていますので、 パソコンにて右袖のキーワード検索などで拾ってみてください。 そしてぜひ他の熱心に指導してくれる良い塾を見つけてください。 ところで・・ ちょっと脚を怪我してしまい、徒歩での移動が上手くいきません。 早く快復させたいと思います。
2021.03.24
毎年この時期に「成績アップにつながる道具」として紹介している、 4月始まりカレンダー。 ぜひ同季節の過去記事を見てください。 毎年お勧めしているはずです。 学年ごとの学校生活、学年単位で完了する受験と、 4月~3月で1年をカレンダー管理できる優れものです。 学校の様々な行事予定・試験日・検定日程・北辰・彩の国・ 塾イベント日程・個別相談会などが、学年単位で一元化できます。 定期試験の目標や計画や反省、個人的な予定、カウントダウンなども書き込めます。 シールを貼って管理することも可能。 書店およびアマゾンなどの通販で販売しています。 色々なタイプがありますが、 私は写真の日本能率協会の壁かけタイプを18年使用してきました。 写真は2年前のものです。 お子さんの1学年を1冊に集約できるので、学業の管理には持って来いです。 特に終盤に受験を控えた受験生は、より活用の幅が広くなるでしょう。
2021.03.23
元塾生に向けて学年を絞った記事を色々書いています。 でも肝心な元塾生や保護者様が見ていただいているかというと、 甚だ不透明です。 対象の子たちも3月からもう塾生ではないので、 すべて一般に向けた記事と考えればいいのでしょうが・・ 今年、高校を卒業する15期生たちから進路の報告が幾つか届いています。 中3で送り出した生徒たちももう18歳。 自力で突破していく大学受験の年齢になりました。 報告ありがとう。そして進学おめでとう。 この一年はスケジュールが乱れ大変だったでしょう。 それぞれ決まった進学先に誇りを持ち、自分を磨いていってください。 これからは勉学だけでなく、 「これだけは負けない」という強みが武器になる時代です。 興味のあることを追究し、極め、 他者との勝負に勝てる能力を育てていくことです。 大学時代はそれが可能というか、それをすべき時期といえるでしょう。
2021.03.22
トップページの案内文を削除しました。 とりあえず全部削除で文字は加えていません。 デザインは仮設定なので替えるかも知れません。 教室にあった細かい物は整理している時間もなかったので、 片っ端から箱詰めして自宅に移動しています。 昨日からその片づけに入りました。 思い入れがあり、捨てるに捨てられない物が結構ありそうですね。 まあ気になる物は、写真に収めてから処分しようと思います。
2021.03.21
中2生(新中3生)の北辰結果が返ってきたと思いますが、 受験した生徒はただ偏差値や判定だけ見ておしまいにせず、 しっかり中身の点検をしてくださいね。 正解率の高い問題、取るべき問題がちゃんと丸になっているか。 また正解した問いは理解された正解なのか、まぐれなのか。 そういう分析を行い、課題をファイルしていくのです。 模試は今回だけでなく、これから何回も積み重ねていくようになるので、 1回ごとの丁寧な検証がとても大事なのです。 成績結果は私の方にも届きました。 中2の終わりとして今後の成長が期待できる結果だったと思います。 受験者数は少なかったですが、教室全体としてss60ラインが出ており、 特に英語と理科が好結果でした。 5教科合計点も県の平均点+約100点が出ました。 5教科型入試の公立高校を目指す場合、やはり理科と社会の得点力がキーになります。 それによって受験校のグレードがかなり変わってしまうのが現実です。 特に学校選択問題実施のss60超えの高校を受ける場合、 英数が難しいので理社でどれだけ差をつけられるかが肝になります。 できるだけ早くから理科と社会の得点力に注目し、学力アップを図っていきましょう。 今回の北辰結果を見てみると、 私の理社授業を受けていた生徒と受けていなかった生徒の差がはっきり出ています。 受けていた生徒は両科目の全平均点が70点、受けていない生徒は49点でした。 21点差は2教科なので42点差で出てきます。 この点数は5教科合計点でのssの4~5に該当します。 県全体の平均点が理科=32点、社会=48点ですから、 49点平均でも十分クリアしているのですが、 そこで如何に高い点数を出してと金できるかということなのです。 数学・英語でやや行き詰まりの感じがある生徒は、 ぜひ理科・社会の底上げに注力してみましょう。 入試は全体の力(総合得点)で決まります。
2021.03.20
(今年の卒生へ) 公立高校入試の得点開示が行われています。 お願いしていた「教科別の得点報告」が次々に届いています。 皆さんが受けてきた模試の偏差値、合否判定に、 来年度用のデータが必要なためです。 写真のみ送信(コメントなし)でも結構ですので、 ぜひメール連絡をお願いいたします。 数字を見るとやはり国語と社会の平均点が高そうですね。 合計点も自己採点より高かったという者が多いようです。 文章記述などの部分点が加算されたケースだろうと思います。 4月末ごろに県全体の平均点が発表されますが、 特に学力検査問題は結構高かった可能性があります。 詳細は発表を待ちましょう。(新中3生・新中2生へ) 本来ならばこの時期は春期講習の受付が終わり、 受講人数に合わせて教材の手配に入っているころです。 春期講習の最大目的は「前学年までの総復習」です。 新学年の先取りをすると有利だと思われがちですが、 先取りの時間があったら復習見直しを大量に行い、すべてをチェックし、 いつ試験で試されても大丈夫という状態にすることに集中しましょう。 結局1学期中や夏休みに試されることになります。 特に新中3生は「偏差値」や「志望校判定」が付いてくるので、 なおさら春の時期における復習点検が大事です。 新学年の先取りは、新しい教科書が渡されてからで十分間に合いますよ。 始めのうちは授業の進度も遅く、休日も多いので対応可能なのです。 ぜひ心得ておいてください。
2021.03.19
近日中にトップページのタイトルを、「GOAL通信」だけにします。 教室案内や生徒募集をいつまでも掲載できないので、 カラー・デザイン、案内文も変えていきます。 ブログの存続も近々判断する予定です。 3月後半です。 あちこちの学習塾が生徒の確保で奔走している頃だと思います。 塾選びは慌てずに慎重に行いましょう。 進学実績を考慮するのなら、その教室のみの実績を見ること。 また看板の先生は前年同様に見られる状態なのか。 教科ごとの専任講師がちゃんと揃っているのか。 学年ごとの少人数制で適度に競争させながら細かく面倒見てくれる所か。 補習、個別面談、保護者会、進学情報提供などがしっかりしているか。 など、丁寧にチェックしてみるといいでしょう。 使用教材、生徒数、講師情報、料金の詳細などについても、 しっかりしている所は正しく開示してくれるはずです。
2021.03.18
明日18日14時~18時くらいの間、再度教室を訪ねる予定だ。 荷物の受け取りが含まれるので、時間の幅は多少ズレるかも知れない。 いずれにせよ数時間教室に立ち寄るのは明日が最後だろう。 思い出を刻んできたこの場所ともしばらくお別れとなるが、 まあ大きな事故やトラブルがなかったことが何よりだ。 テナント内やホールの設備にも随分要望を出して来た。 天井はめ込み型空調の設置、ホールの換気扇・自動ドアの設置など、 私の要望に大家さんもよく応えてくれた。 こども110番も今期でお終いのため、先日戸塚小学校に連絡した。 同小のPTAの方、今までやり取りご苦労様でした。 ひとつ心残りなのは戸塚界隈の桜の開花の前に立ち去ること。 なので月末にもう一回その開花の様子を見に来るかも知れない。 東川口から戸塚安行に抜ける県道の途中、 セブンイレブンの前(戸塚小の校庭奥のところ)の桜。 毎年満開の時期の晴れの日には、見事な風景を見せてくれる。 今年もきっと鮮やかだろう。 私が初めて見たときから、サクラの年輪も18増えたのだな。 またひとつ増やしていくために、今年が良い年であることを願う。
2021.03.17
ウリ坊は開校時から教室のシンボルでした。 随分前に迷子になり、いまだに見つかっていません(泣)。 対策の日などはこのように自転車があふれていました。 車での送迎が増えたからか、最近はかなり減りましたが・・ “月曜~土曜” は常に教室で監視していました。 閉校前に貰い持ち帰ったMさん、部屋に飾ってますか。 受験生の夏の計画は、受験態勢に入る節目としてみんなで作成した。 いつ、何を、どれだけという具体的な計画がここから始まる。 漢検・英検の準会場として、長いこと多くの生徒に利用された。 検定開始直後の真剣な表情が懐かしい。 毎年年末あたりから始める入試へのカウントダウン。 残り数日になり、受験生はみな時の大切さを知ることになる。 授業時に配るゴール通信のプリント版。 よくカバンの中でクシャクシャになっていたね。 テストで頑張った生徒には賞品をプレゼントしていた。 小遣いで買う消耗品が多いので結構人気だったようだ。 五角形で合格をもじった縁起消しゴム。 特訓の景品だが、みんなガンガン使っていたね。 その後撤退され、文具店になってしまいました。 そうか、マックならまだ残っていたのか? (私はモス派です) 一発レッドは無かったが、イエローは何度も使ったね。 集中するためには効果抜群だったような。
2021.03.16
今日は地元中学の卒業式の日です。 3年間の中学校課程の修了おめでとうございます。 また同時に中学卒業は義務教育の修了でもあり、 今日は重ねてめでたい節目を迎えたわけです。 3学年目は感染拡大で行事やイベントがほとんど中止になり、 日常生活も学校生活も規制と自粛が広がる中、とにかく大変でした。 行事がほとんど無く、卒アルの編集も苦労されたのではないですか。 辛い経験を経たことが、それぞれの人生で後に役立つといいですね。 毎年教室の前の通りを卒業生の親子がたくさん通りますが、 今年は見られません。 卒生の団体が集まる隣の焼肉パーティーは今年もやるのかな。 まだ花見も自粛の緊急事態の最中なので、4月からの展望が不透明ですが、 少なくとも春には昨年のような規制は起きないでしょう。 4月からそれぞれの高校でスタートする新学期を、 ぜひ充実したものにしてください。 高校は中学と違い力が拮抗しているため、すべてが実力勝負です。 学業だけでなく他者と勝負できるような得意分野の能力を磨き、 また積極的に体験を重ねて幅広い分野がカバーできるように視野を広げ、 人としての力(人間力)を育てていってください。 小学校から一緒にやってきたメンバーももう高校生なんですね。 時の流れは速いものです。 毎年塾で慰労会を行い、そのときにメッセージを添えていますが、 今年はできないので、この場に言葉を書かせてもらいました。 卒業、そして進学おめでとう。 今度は君たちが立派になって親孝行する番ですね。
2021.03.15
2008年だから13年前になる。 当ブログにこんなものを書いていた。 ちょっと意味ありげで面白そうだったのでもう一度載せておこう。・・・・・・・『5種類しかなかったら』 毎日の夕食のメニューが5種類しかなかったら、 あなたはどうするだろう。 あなたはどうリクエストするだろう。 「カツ丼」 「ラーメン」 「ハンバーガー」 「焼き魚定食」 「カレー」 これしかない。 カレーの好きなあなたは、初めのうち、カレーばかり食べ、 適度にハンバーガーやカツ丼をおり交ぜながら順調だ。 だがそれもひと月ともなると、いい加減飽きてくる。 たまには寿司も食いたい。 味噌汁と漬物と焼き海苔で、軽く済ませたい。 さっぱりと酢の効いた和風もいい。 ソースの旨いフランス料理も、月に一度ぐらいは味わってみたい。 そんな欲望が、沸々と湧いて来る。 2か月目。 いよいよ限界だ。 「何だ、またカレーかよ」 「だってあなた、カレー好きじゃない」 「いくら好きって言ったって、今月これで15回目だぞ」 「でも、魚もラーメンも嫌なんでしょ? じゃあどうする?」 確かにカレーの好きなあなたは、ほぼ一日おきにカレーを食べていた。 当然飽きるはずだ。 あなたは翌日のメニューに、初めて焼き魚をリクエストした。 翌日の食卓には、秋刀魚が1尾並んでいた。 数ヶ月ぶりに箸をつける、嫌いな魚だった。 あなたは半分ほど食べながら、素直に思った。 大嫌いな魚がいつになく旨かったのだ。 何故だか分からないが、とてつもなく新鮮な嬉しさがあった。 あなたは食べながら泣いていた・・・ こんな話が実際にあるわけはない。 この話に触れ、何を感じるか問いたいのである。 5種類のメニューを、勉強の5教科に換えてイメージしてみる。 代入してみよう。 毎日の勉強のメニューが5種類しかなかったら、 あなたはどうするだろう。 あなたは何をリクエストするだろう。 「国語」 「数学」 「英語」 「理科」 「社会」 これしかない。 英語の好きなあなたは、初めのうち、英語ばかりやり、 適度に国語や社会をおり交ぜながら順調だ。 だがそれもひと月ともなると、いい加減飽きてくる。 たまには違うものも学びたい。 そんな欲望が、沸々と湧いて来る。 2か月目。 いよいよ限界だ。 「何だ、また英語かよ」 「だってあなた、英語好きじゃない」 「いくら好きって言ったって、今月これで15回目だぞ」 「でも、数学も理科も嫌なんでしょ? じゃあどうする?」 確かに英語の好きなあなたは、ほぼ一日おきに英語ばかりやっていた。 当然飽きるはずだ。 あなたは翌日の課題に、初めて数学をリクエストした。 翌日の机には、計算のテキストが一冊並んでいた。 数ヶ月ぶりにペンを向ける、嫌いな数学だった。 あなたは半分ほど解きながら、素直に思った。 大嫌いな数学がいつになく楽しかったのだ。 何故だか分からないが、とてつもなく新鮮な嬉しさがあった。 あなたは解きながら泣いていた・・・・・・・・・・ 話の趣旨はその後生徒たちに語っていたと思うが、 嫌いなものも暫く間があけば、意外な魅力に気付くことがあるものだ。 計算を解きながら泣けるくらいなら、 普段からないがしろにせず、大事にしよう。 満遍なく色々取り組むことが、それぞれを新鮮に感じさせ、引き立て、 やがて成果を生んでいく基本なのである。
2021.03.14
開校3年目のころの教室内。 何だか展示場みたいで格好いいですね。 最後の最後までみんなを監視(?)してくれたリアルドラえもん。 やはりスネ夫がナイスだな。 教室のシンボルとしてたくさん使ってきた「点取占い」。 昭和っぽい絵と文字が好きだった。 ボードには生徒がよくコメントを残した。 教室でできた友達の輪がきっとたくさんあったことだろう。 教室初期のころの夏休みの「受験生24時間特訓」。 当時は徹夜でやり抜くこれに参加するのが伝統だった。 トップページの写真に机と椅子の模型を使っていた。 小さくてもよくできていたね。 100点はどんなテストであっても嬉しいもの。 生徒の自慢げな顔がほほえましかった。 受験生の特訓はたった数日間でも大量のプリントを使う。 用意するだけでも大変な労力だ。 生徒からの気遣いは嬉しいものだ。 入試前日、受験生がメッセージを添えて置いていった。 決起集会で書く「私の決意」は全員教室に展示される。 表明し宣言することで最後の追い込みに気合を入れていく。 テスト対策では下駄箱も満席だ。 教室の入口はたくさんの子どもたちの通塾の基点だった。
2021.03.14
教室を開けるのも今日が最後になりました。 お世話になった保護者様、生徒たち、関係者の皆様、 長いことありがとうございました。 授業やゼミ・講習にて塾を開くこと約6000日。 その中で得た、子どもたちを通じていただいた、 替え難い素敵なものがたくさんありました。 その一つ一つを確認しながら大事にしていきたいと思います。 夕方になり閉める最後に、教室に一言、 「18年間ありがとう」と語り掛けたいですね。 ブログはもう暫く更新していく予定です。 では。
2021.03.13
トップページに使っている生徒たちのメッセージ。 いつからか教室のカラーになった。 中2だろうか、テスト対策の最中の風景。 苦手な理科も数学も、みんな頑張ったよね。 受験生の特訓のときの机配列。この白色が良かった。 コロナ前は隣り合わせの着席も可能だった。 夏休みに毎年誓いの言葉を書いたね。 受験生たち今でも持っているかい。 入口の、卒生たちが残した後輩へのメッセージ。 毎年この後輩へのバトンが教室の伝統になった。 受験生たちの夏特訓「必勝の花」。 解けずに悔しくて泣いた君が、この風景の中にある。 毎年、成績や部活の願いを込めた七夕。 友達と盛り上がり、みんな背伸びをして短冊を結んでいた。 中3テスト対策の実風景。 何期生かな、みんな真剣に問題と闘っていたね。 受験生には毎年手づくりの激励文を渡してきた。 受験の励みになってくれただろうか。 落書きボードにはいつも生徒の言葉で溢れていた。 成績上がって良かったな。 卒生たちが残してくれた歴代の寄せ書き。 先輩たちの熱い言葉に、何名の生徒が覗き込んでいただろう。 ある女子生徒の卒業時のメッセージ。 受験を乗り越え、体験から来る現実が込められていた。 受験生特訓の日、ひと時の休憩時間。 カラフルな道具が中学生であることを主張している。 春の最初の授業時にテキストを手渡ししていく。 重いテキストに期待を感じながら、君もここに名前を書いたよな。 卒生たちが書き込んだ塾へのコメント。 このシーンがあるから次の年も頑張れた。 18年間色々ありました。 思い出を辿りながら、少し、 今日までの教室の風景を拾っていこうと思っています。 レアな一枚が出るかも知れませんね。
2021.03.13
「努力を忘れちゃいけないよ」 塾に入った生徒は、みな成績を上げたいと思っている。 上がるかも知れないと密かに思っている。 だが、簡単に上がらないということも知っている。 何がいけないのか。 何をどうすればいいのか。 きっとこれがいけないのだろう。 そう反省を抱えながら、いつも見えないラインを探している。 塾に入り成績を上げるには、努力なくしては有り得ない。 それは子どもたちも知っていることだ。 塾というものは、知識や技術を学び、実践していく場だ。 そして、目的に自分から近づいていく手順を知りながら、 泥臭い手法で少しずつ努力という行為を重ねていく場だ。 本人が「こうしたい」「絶対にこうするのだ」とエネルギーを充填しなければ、 成績は理屈もなく上がったりはしないだろう。 指導者の指示があり、課題があり、すべきことが明確なのにやらない。 一度ならまだしも、 いくら指摘してもやらずにサボる姿勢が常態化している。 そんな生徒の成績が上がるなら、塾の存在すら意味がなくなる。 真剣に頑張り少しずつ力を付けている生徒がいて、 それが塾の定める軸と重なり、成績上昇と繋がるからこそ、 学び舎なのである。 塾に入れれば成績は伸びるものだ。 そう思っている親御さんは非常に多い。 中には、 「学費を掛けているのだから伸びて当たり前」と思っている親御さんもいるだろう。 何かを習わせその技術を体得させるだけなら、 ほんの数回のレッスンでも結果を出せるだろう。 だが学習というものは、ラケットの振り方や花の活け方とは違い、 もの凄く複雑で多岐にわたり、 しかも頭に体得させるだけに時間が掛かるのである。 ひとつ学んでも、それを定着させ次に使える情報にするためには、 繰り返し確認し頭脳に焼き付けるという行為が必要になる。 手先が感覚で覚えるのと違い、意識して反復し、検証していくのである。 そうしなければ、成果は残らない。 そこが、 学習塾が「上手くなることを目的とした習い事」とはまったく違う点でもある。 だから塾に通ってもすべきことをしなければ、当然成績は伸びない。 どれだけの期間通ったかが問題なのではない。 ここまでやってきて何を身に付けたのか。 そのことにどこまで踏み込んで回答できるだろう。 学力というものは、 スタンプラリーのように数が増えるたびに付いていくわけではない。 押してもらったスタンプをその都度どれだけ大切にし、ものにしようとしてきたか。 そのトータルなエネルギーが、今の力とリンクしているのである。 だがやはり子どもを数カ月も通塾させれば、親は成果を期待する。 塾もそれに応えようと指導するが、試験は必ずしも好結果とは限らない。 本人がサボり家での学習をしていない。 あるいは、家庭学習が理想的に機能していない。 最大の原因がそこにあり、まず何よりもそこが改善の糸口なのだが、 視点がずれてしまうととても残念な結果を生むことがある。 「成績が伸びないので塾をやめます」 親の判断である。 塾をやめることに縛りはないが、やめてどうするのだろう。 やめることで一気に成績が伸びるなら、塾生はみなやめるだろう。 だがやめずに踏ん張り次こそはと頑張っているのは、 伸び悩みの原因が塾だけでなく、 自分を含め色々な事情が複雑に絡んでいるからだと知っているから。 塾を切る、あるいは他の塾に移るのは自由だが、 塾を切ることで自学の姿勢が劇的に変わったりはしない。 不明な部分の処理がさらに滞り、次第に混乱を招くのではないだろうか。 だから転塾にせよ家庭教師にせよ、 指導を受けられる機関はどこかひとつは保っておきたいものだ。 自学がしっかりできないから苦労しているのである。 ならば教わるという行為は生命線でもある。 料理教室に通っているが、家では料理の練習をしない。 いつまで経っても料理が上手くならないので料理教室をやめた。 さて、それで料理は上手くなるのだろうか。 上手くなるには通いながら家でも練習し、 さらに料理教室との関係を密にし、指導を受け、 課題の発見や解決に利用していくことではないのだろうか。 厳しい結果が出たとき、 その理由を振り返り次に繋げようとする人は伸びていく人だ。 今の環境を前提に家や塾での学習を工夫してみる。 新しいものに食指を動かしたり、安易に切り捨てたりする前に、 まず現状を振り返り改善していくことが大切なのである。 自分のすべてを前提に、そこを基準点にしていくのである。 そのことを知っている人は、ステップを追うようにグングン伸びていく。 過去に多くの生徒を見てきたが、 最後に自分の桜を咲かせた生徒はみな、 間違いなく辛抱し汗をかいた生徒たちだ。 スランプを自らの力で乗り越えてきた生徒たちだ。 成績を上げたいのなら努力するのである。 上げるために努力するのである。 時間を投資し、壮大な知識の海に挑んでいくのである。 自分に投資し努力している姿は、美しいものだ。 待っていても逃げていても力は付かない。 塾に通い教わっているのなら、自分の明日のために踏み込むことだ。 今日という日は二度と来ないのである。 何を捕まえようとしているのか、 そして何を掴み取ったのか、 そのことをよく考えてみよう。 自分が分かれば次の一歩が少し見えてくる。 成功とは、 その一歩を重ね、 強固な足跡を残していくことなのである。・・・・・・ 10年ほど前に書いたものです。 教室を去るにあたりもう一度伝えたいと思いました。 塾に通い、何を得て、自分にどう作用させていくか。 親御さんの塾への期待は痛いほど分かりますが、 塾に教わるだけでは成果は小さなものです。 成果を出すための肝に当たる部分は、 教わったことをどれだけ家で定着させようとしているのかということです。 その手順ややり方に真剣に向き合うことが、 塾と共存し成果を上げていく唯一の方法なのです。 当ブログではこれまで学習方法について色々書いてきました。 学習塾でのあるいは家庭での学習のし方、具体的な勉強法など、 一度整理してまとめてみたいと思っています。 本にするのが無理ならば、 冊子にでもして必要な人に役立ててもらいたい。 そんなことも考えています。 もし本になったら買っていただけますか?
2021.03.12
公立高校を受験した18期生たちは、 中学や高校で行われる得点開示結果の報告を頼みますね。 19日頃らしいが、教科別の点数をメールで知らせて欲しい。 正式な数字は北辰などの偏差値判定に活用されるなど、 後輩たちの受験の大事なデータとなっていきます。 君たちの模試の合否判定や偏差値も、 先輩たちの協力があったから正確な判定ができたのです。 よろしく頼みます。 今年は慰労会もできないので、卒生たちが書き込む色紙もありません。 ボードへの後輩へのメッセージ記入もありません。 回収するタイミングの問題もあり、 塾へのコメントを書いてもらう用紙も特に配りませんでした。 何だか淋しい終わり方になってしまいましたが、 個別でたくさん挨拶に来てくれて、最後の会話ができたのは良かったです。 卒塾していく18期生から、お手紙もたくさん貰いました。 ありがとうな。 この教室で学べて良かったという文面を見ると、 これまでの営みは決して無駄ではなかったのかなと思います。 教わったことを忘れずに高校で頑張ります・・ そうだね、そこにエネルギーを注いでいこう。 塾長が教えてきたことは勉強だけじゃないぞ。 褒められたこと、叱られたこと、攻め込まれたこと、繰り返し言われたこと、 どんなことがあったかよく振り返ってみよう。 高校生活を輝き充実させていけるヒントがきっとあるだろう。 君たちはまだ15歳。 やっと船出の準備に入った程度のひよっこだ。 高校でいっぱい学び、経験し、強くなれよ。
2021.03.11
教室内の什器・備品、資材等の撤去は順調に進み、 先月まで授業で使っていた場所にはもうすでに何もない状態だ。 正方形に近い部屋なので、物が何もないとやたらと音が反響する。 音楽の鑑賞やカラオケにはエコーが効いて最高だろう。 昨日看板の撤去も行い、 屋上看板・スタンド看板は撤去、壁面看板はパネルを裏返しにした。 もうとうとう塾の存在が外部から分からなくなってしまった。 夜にはライトを灯し、看板の電気をつけ、常に「塾があるよ」とPRしてきたものが、 滑稽なことに、ほんの僅かの間に「塾はなくなったよ」になってしまった。 歩道の通行人が裏返しの看板を見上げている姿がたくさんあった。 まあいつかはこういう日が来るので、それがちょうど今になった訳だ。 机や椅子は必要としている所(教育関係)に一部引き取ってもらった。 みんなが頑張り打ち込んで来た熱がしみ込んだ机も、別の場所で使われ続けていく。 新たな子どもたちがテキストを広げ、まだまだ使い込んでいくことだろう。 ホワイトボードもパーテーションもかなりの数がリユースされている。 教室内の物がなくなりがらんどうになった空間に居ると、 あのゴチャゴチャした机や椅子、狭い通路やパーテーションの仕切りが懐かしく思える。 生徒数がピークのときは自習スペースが足りず、 丸椅子や床にテキストを広げていた生徒が何人もいた。 下駄箱が溢れ、通路の通行がままならない、熱気にあふれた時間があった。 みんなの営みがこの箱の中で生きていた。 数十万という出入りで摺り減った玄関マット。 写真は以前載せたものだが、この状態のまま今日まで使い続けた。 みんなの足跡を最後まで保存できてよかったと思っている。 ボロボロのまま使い続けてごめんな。 保護者さま、卒生、関係者の方々から、 閉校に関して「惜しい」「残念」の言葉をたくさんいただいた。 山のようにたくさんだ。 期待に副えず申し訳ないという気持ちがある一方、 そう語ってくれる多くの人の存在に、 自分のしてきたことが間違っていなかったのだという思いを捕まえようとしている。 自分なりに精一杯やってきたという自負はあるが、 この仕事は自分の力を人に還元し、人に利益を与え、人を幸せにしていくものだけに、 それが出来たかどうかは今でもよく分からない。 でも閉校を知り駆けつけてくれた人たちがたくさんいた。 何年も会っていない人が言葉を伝えに訪ねてくれた。 その事実は大事にしたい。 もう少しでこの箱を去る。 片づけながら一つ一つに思い出を辿っている。 毎年毎年、表情を変えながら通り過ぎてきたたくさんの記録がある。 物がなくなった教室の空間にもまだ生徒たちがいて、騒いでいるようだ。 いつまでも騒いでいるとカミナリが落ちるぞ。 そんなことを思いながら最後の清掃をしている。
2021.03.10
【令和3年度進学高校】(公立高校) 浦和西高校 普通科 川口高校 普通科 川口北高校 普通科 川口工業高校 機械科 川口東高校 普通科 川口東高校 普通科 越谷北高校 普通科 越谷東高校 普通科 越谷南高校 普通科 越谷南高校 普通科 所沢高校 普通科 市立浦和高校 普通科 川口市立高校 普通科 川口市立高校 普通科(私立高校) 浦和学院高校 特進 浦和麗明高校 特選Ⅲ類 叡明高校 特進Ⅰ類 開智高校 T 開智高校 D 四条畷学園高校 特進文理 順天高校 特進選抜 順天高校 理数選抜 東京成徳高校 特別進学 東洋大京北高校 獨協埼玉高校 普通 日大豊山女子高校 N進学 計26名 18期生のみんな進学おめでとう。 受験もお疲れさまでした。 高校では常に前を見つめ、自分を磨いていってくださいね。
2021.03.09
18期生より発表の結果報告を受けています。 やや易化という情報が目立ちますが、平均点は判明していません。 倍率の高い人気校などが中心でしょうが、 昨年よりもボーダーラインが上がっている所も何校かありそうですね。 いずれにしてもみな実力に沿った高校を受けているので、 余裕で合格できる生徒はおらず、大半が紙一重の判定となっています。 合格のラインを一歩踏み込めたでしょうか。 吉報を届けてくれる笑顔は嬉しいものですが、 合否の境目で敢えてギリギリで挑戦している生徒もいて、 結果というものは色々な要素が混ざり合って訪れるもの。 でもこの一年、みんなよく頑張り抜いたと思います。 今日いよいよ最後の岐路を迎える日になりましたが、 生徒たち全員のこれまでの努力を称えたいですね。 報告はだいぶ揃いましたが、 午後6時の時点でまだ1名が不明です。 連絡を待ちましょう。
2021.03.08
開塾から18回目の公立高校合格発表の日。 18回目であり最後でもある、塾生たちの桜を見る日。 とうとうこの日がやって来たね。 私も教室に早く出向き、生徒たちの願いを応援したいと思っている。 今年はネットによる発表が先になるため、 合格していたなら、高校に出向く途中にでもメール報告がもらえると有難い。 いずれにせよ吉報は昼過ぎまでに直接教室に報告を。 手順については2日前の5日の記事をよく見て欲しい。 合否結果は紙一重だ。 どうなるかは分からないが、明日の命運がすべてではない。 結果をしっかり受け止めたなら、受験生たちには常に前を見ていて欲しい。 振り返る時間があれば、自分を磨き育てていける前を見ていよう。 前には可能性がある。 変えていける夢や、成長に繋がっていく温度がある。 人生の岐路は何度もあるが、そのたびに足踏みしてはいけない。 成功も失敗も、そこから得たものをよく考え、 それを明日にどうしていくかの手段に変えていこう。 明日の発表はネットが先になるが、 頑張ってきたという自信があるのなら堂々と開いてみよう。 喜怒哀楽を押さえて切り抜けてきたゴールがそこにあるはずだ。 18回目の発表の日。 桜色のゴールがたくさん用意されている。 この数か月の間、君が描いてきた明日への道。 まだひしめいてきた熱が残っているだろう。 合否がどうであれ、君にはその温度を感じ取って欲しい。 塾長も明日朝は18期生たちの背を押しているぞ。
2021.03.07
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