マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2007年06月05日
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カテゴリ: 2007年06月読書
[1] 読書日記


  オールナイトで、映画を観に行って来た。
  電車での移動時間や、合間、合間で読むべく、



プリーストリー 「夜の来訪者」(岩波文庫)

  を持っていき、読了。
  ズボンのポケットに入れるにも、分量的にも手ごろ。

  戯曲。
  「奇妙な味」系のミステリ。

  一家団欒を楽しんでいた実業家宅に、警部を名乗る男が訪ねてくる。
  彼は、今晩起きたある女性の服毒自殺事件の捜査にやって来たという……。

  ミステリとして読むのであれば、展開、結末(最後の大オチ以外)共に早い段階から見当
 もつき、出版社のつけている< 息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返し >には
 素直に首肯しがたい。
  けども、構成、伏線、鍵の埋め込み方等々は、抜群。

  登場人物の変化、対立が面白く、ドラマは骨太。
  まあ、わかりやすい物語。

  頭の中で、舞台としてのイメージがしやすい作品。





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最終更新日  2007年06月06日 08時15分43秒
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