マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2008年10月20日
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カテゴリ: 2008年08~12月読書
[1] 読書日記


  ハウスダストのアレルギーを持っているので、
  場所によって、あるいは場合によって、くしゃみや、鼻水が止まらなかったり
  (同じアレルギー症状の花粉症に近い感じだと思われる。
   自分は花粉症ではないが、花粉症の知人達の様子を見るかぎり)、
  酷い時には、呼吸困難に陥ることもある。

  昔、弟の下宿先に遊びに行った際には、
  呼吸困難で喘息に近い状態になったりもした。

  ただ、埃(ほこり)ともどうやら相性があるらしく、
  どんなに部屋が汚かろうと、大丈夫な種類の埃の場所だと大丈夫だし、
  どんなに部屋が片付いていようとも、駄目な場所は駄目なよう。
  自分の部屋だと、どんなに掃除をしていなくても普段は平気。

  しかし、部屋にいてもアレルギー症状に見舞われることが、時々ある。
  それは、読書をしている時が多い。
  主に、古本屋で買った本を読んでいる時が大部分を占める。

  恐らく、古書店の店内の埃だか、前の持ち主の家の埃だかが
  本のページとページの間に挟まれて、我が家まで運ばれてくるのであろう。

  今回も、トイレットペーパーを抱え込み、
  (ティッシュペーパーでは、鼻水を止めるのに追いつかないので)
  くしゃみを連発しながら、

綾辻行人 「深泥丘奇談」(幽BOOKS)



  を読了した。
  連作ホラー短編集。

  これまでの綾辻行人作品の作風を期待して読んでいたので、
  当初は肩透かしをくらったように感じたが、
  読み進めていくと、なかなか楽しい世界。

  同作者の「 眼球綺譚 」ともまた違い、
  「 新耳袋 」各話を、一人の人物の視点、一つの場所で小説化したような味わいで、
  話によっては現象だけが語られ、オチが無かったりもする。


  ちなみに、前回、鼻水をダラダラと垂らしながら読んだ本が、
  「 ひぐらしのなく頃に ~第一話 鬼隠し編(上)~
  と、割と近いジャンルの小説だったので、
  身体が実は「ホラー」に近いジャンルに拒否反応を起こしているのかも、
  と勘繰っていたりもする。










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最終更新日  2008年10月21日 04時03分16秒
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