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いよいよ12月!大手模試も最後となる今月は、これ迄首都圏模試しか受けてこなかったさくらも四谷大塚、日能研も含め3回受験予定。今月の結果偏差値で大体最終的な予想がつくと思うと、今まで以上に緊張するなあ…ところがである。初回の四谷大塚の試験前日「頭が痛い」とさくらが言い出した。熱は無い。そもそも頭痛が頻繁な子なので「いつものこと」と思い早めに寝かせて翌日は受験会場へ向かった。でもやっぱりなんとなく調子が悪そう。そもそも出来ないのに、調子が悪いときたら、結果は散々に違いない。予想通り散々でした…。それでも何とか気を取り直し、次は日能研の試験。会場は自宅近くの教室を選んだので時間的にもかなり楽な受験だわ。そう思って自宅で待っていると日能研から電話が…。「お嬢さんが気分が悪いと言って、別室で休んでます。これ以上の試験は無理そうですので、お迎えをお願いします」驚いて会場に駆けつけると、小さな部屋で毛布をかけてもらいさくらは横になっていた。私の顔を見た途端、「ママ、算数と国語は我慢して受けたけど、理科と社会はもう気持ちが悪くて受けられなかった…」と涙ぐむ。「いいよ、体調が悪い時は誰だって試験なんか受けられないよ。本番じゃなくてよかったね」となぐさめつつも、結構ショック。これでは偏差値が出ないじゃない。それに、国語と算数だって体調不良での受験ではまた散々な結果は目に見えているもの…やっぱり散々。ところが話はこれで終わらない。最後の首都圏模試。その日は試験が終わったら、夜Sセミの授業の日。朝、さくらを起こしに行くと…発熱している。昨日まで何でもなかったじゃん。でも体温計は37度を超えている。受験は当然無理。なんで試験になると具合が悪くなるんだろう。しかも今月もう3回。大事な試験なのに…偏差値が一度も出ないなんて予想もしなかった結果に、私はがっくりきました。夫に「熱出してるから、今日も試験受けられなくなったよ」と伝えると「なあ、もしかして、本番も覚悟しといた方がいいかもしれないぞ」と一言。「多分、あいつの性格からして、耐えられないんだろう、プレッシャーに。こんな練習のテストでめげてるようじゃ、本番相当ヤバイんじゃないの」ががーん!!!言われて初めて気がついた私。そうかもしんない、いや、絶対そうだ。さくらは「このテストの結果で受験の結果がある程度予想できる」と思い、強烈なプレッシャーを感じてるんだ。自分は受からないと思ってるんだ。そうだよね、自信などあるはずないもの。どうすればいいんだろう。いくら「大丈夫だよ」なんて言ったってなんのなぐさめにもリラックスにもなるはずないもの。本人が一番緊張してるんだから。夕方K先生にお休みの連絡を入れる時、このことを話してみることに。「娘の様子がおかしいんです。試験の度に突然具合が悪くなって。前日まで元気だったにもかかわらず…」するとK先生が「うーん、それはね…、もしかしてストレスだと僕は思いますね。毎年40人中一人か二人、そういうタイプの子がいるんですよ。他にも今年一人いますからね。試験会場に入ると気持ち悪くなったり、黒板が曲がって見えるとか言い出す子が。」「でも、どうすればいいんでしょう?夫がこの調子だと本番も危ないと言ってるんですが」「でしょうね、ご主人のおっしゃることは多分あたってますね。」そんなことがあたってると褒められた?ところでどうにもならない。何とかしなくちゃ、あと1ヶ月ちょっとなのよ。「どうでしょう、思いきって『受験はやめよう』くらいのことを言ってみては? とにかく安心させてやるには、その位のことを言わないとだめだと思いますよ。もちろんやめるわけではありません。でもそう言われることで、随分気が楽になるはずです。本人も今までやってきたんですから『あ、そう、じゃあやめるね』という気持ちにはならないと思います。とにかく一旦リラックスさせて、それから前向きな方向へ持っていけると思いますよ」本当だろうか。「受験はやめよう」って言って「うん、やめる」と言われたらどーすんの?だけど今のまま2月1日を迎える方がよほど心配とも言えるし…。予想もしなかった展開に困り果てた私…K先生からの提案を夫に言うと「じゃあ、オレがさくらに言おう」と。「大丈夫なの?」「大丈夫もなにもないよ、それでやめるって言うならそれまでのことだろうが」そんな無責任な!!と思ったけど、他に方法が思いつかない。その日の夜、夫がさくらに話し始めた…。
2004/11/29
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いよいよその日がやってきた。2回目の面談。既に6年生11月初旬。開口一番「どうですか?」とK先生。どうですかって言われても、先生が一番ご存知じゃないですか~?と内心思いながらも「はぁ…この状態では第一志望と本人が思っているクラスの学校はまず無理だと思うんですが…」「そうですね、お母さんがおっしゃる通り、厳しいですね。5月に伸びて来た時、このまま一気に上がるかなと期待した部分があったんですけれどね…」とK先生。「私の見る限り、さくらは真面目に勉強しているように見えます。でも分からないところを自分で解く力も時間も無いようです。私達にも聞きに来ませんし…受験まであと3ヶ月。どのクラスの学校ならなんとかなるのか、志望校を選ぶに選べないのですが」と正直に質問してみた。「確かに彼女は非常に真面目です。今の彼女の状態はこの模試の結果の通りだと思いますよ。でもね、彼女、最初にこのクラスに入って来た5年生の5月、はっきり言って、計算もちゃんとできませんでしたよね?受験がどうのこうのという状態じゃなかったです。だけど今じゃ計算がきちんとできるようになったじゃないですか。お母さんの希望も気持ちもわかりますけど、学力っていうのは急につくものじゃないんです。その代わり突然なくなったりもしないんです。伸びてくる時期もその子その子で違います。でも、自分一人で学ぼうとする姿勢が身についていれば、いつか必ず伸びる時が来ます。それが6年生の2月、受験に間に合うかどうかっていことだけでみると…間に合わない場合もあるでしょう。でももし、間に合って合格したってそこはゴールじゃないでしょう。スタート地点なんですから。その子が伸びる環境っていう視点でとらえると、必ずしも実力アップアップで引っかかって合格するのがよいこととは言えませんよ。真中くらいの成績で相応のところへ入って、むしろその後伸びた子を私はずいぶん見ています。反対にどうしてもという希望でなんとか滑りこんで、ついていけなくなった子も見ています。お子さんにとって伸びていけそうな環境かどうかが大切なんですよ。」と先生は続ける。偏差値の表を見せながら、「今の彼女にとって、合格可能な圏内のクラスはこの辺りでしょう。この中の附属校、いくつかありますが、ご覧になりましたか?上位校ではありませんが、伝統附属校もいくつかあります。この中からいくつか候補を選んで決めましょう。ただ、志望校を変えたと本人に伝えると、やる気がなくなる場合がありますから、あくまでも12月いっぱいは今まで通りが第一志望と本人には伝えてください。まだわからないから頑張ろうと。でも親御さんは実際に受験する学校を決めるよう、調べてみてください」K先生が指し示したクラスの学校に目を向ける。そうかぁ…確かにこのクラスでも冒険気味だよね、さくらには。当初から私は「中学受験は人生の通過点」だと思っていた。それは夫も同じ。だからこそ、「勉強しなさい」を連呼して、勉強させて、合格したら「やった~おしまい」という結果にだけはしたくなかった。「この学校に合格するのが目的」親がそう思えば、合格したらそんな顔つきになるのじゃないかと思う。その顔を見れば子どもも同じ思いを抱くような気がする。大切なのはその後なのに、合格がゴールになっては困る。ずっとそう思っていた。だから私は我慢して「勉強しなさい」だけは絶対に口にしなかった。結果を出すことも目的の一つと考えれば、私は手ぬるいと言われるかもしれない。私がもっと積極的に勉強に関われば、さくらは今頃、もう少しましな状態だったのかもしれない。でもそれだけはしたくなかった。出来る、出来ないは別にして、さくらは一人で勉強するようになった。テストの範囲を見て、予定をたてて勉強するクセがついた。結果は伴っていないし、中身はお粗末なのは否めない。でもK先生がおっしゃる通り、さくらにしては随分成長したと思う。確かにもうちょっと出来ればなぁ…と何度も思ったけれど、でもこれはこれで仕方が無い。親が積極的に選んだ結果だとも思う。そうは言いながら、「有名校へ通わせる、偏差値の高い学校へ通わせる」私の親としての見栄、無いとは言えない。間違ってると思っても、やっぱりあるのも事実なの。捨てきれなかったエゴと見栄。実にやっかいなものだと思う。だけど、いつか伸びる時期が来る。そう信じて、彼女が自然に伸びていけそうな環境を選んであげたい。深く考えてみると、建前ではなくて、私は心底そう思っている。K先生のお話を聞いて、ようやく色々な思いを振切って、本腰で受験校を選ばなければという気持ちになれた。まだ間に合う学校説明会! 駆け込み親子にも温かいのね。スケジュール一覧を片手に今後の予定を考えながら、家路に着いた。
2004/11/26
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いよいよ6年生9月。学校説明会、文化祭めぐりに加えて、初めての首都圏模試、慌ただしい週末が続きます。Sセミでは「大手の模擬試験は6年生の夏休み迄受ける必要はない」と指導されます。塾の中での順位は毎月発表されますが、それ以外に我が子の実力をはかるものさしがありません。メンバーはいつも同じ、しかもたったの40名。近所のママ友達には春先から「四谷大塚の合不合、一緒に受けない?」と幾度となく誘われました。K先生に「なぜ模擬試験を受けなくてよいのでしょうか?」と尋ねてみると…「6年生の夏休み前はまだ全ての範囲が終わっていません。試験の問題によって出来具合が左右される事が多いのと、全員出揃っていないので、偏差値も上下が激しい場合が多いのです。」「たまたま良い時もあれば悪い時もある。正確さに欠ける時期なのに、一喜一憂するのは子どもにもあまりよいことではないと僕は考えているからです。良いと舞上がり、悪いと落ち込む、どうしても偏差値が気になるので、あえて受けないように言ってます。秋から受ければ十分です。」とのお答え。これには賛否両論あると思います。ただ、さくらの場合、おそらく試験範囲がどうであれ、偏差値が低い状態が続いたでしょう。結果、「どうしてこんなに出来ないのか」と私もますます心穏やかではいられなかったはず。初めての偏差値は…ひどかった。まあ初めてだから仕方ないと言い聞かせつつ、返却された書類に同封されている偏差値一覧を見る。私立中学を受験する子の親御さんならもっとずっと前から見ているあの表。さくらの偏差値ラインに線を引き、上下左右と見比べる。悲しい…驚いたのは初めて目にする学校の多いこと。勉強不足を痛感。私以上に夫が驚いた様子。「オレの時代と全然違う。下克上だな」とひとこと。いわゆる幼稚園や小学校から大学まで続く附属校以外に「中高一貫校」と言われる学校ってずいぶんたくさんあるのね~。しかも、昔のイメージと違って「進学校」に変貌してる学校も。それに資料の「大学進学率」を見ると、附属なのに内部進学率が相当低い学校も多い。私の時代は「ほぼ全員そのまま内部進学」だったのに、今や「殆ど外部受験校」になっている。「これ見ると、今や附属でも大学受験目指す子が多いってことは学校の指導も雰囲気も昔と違うんだろうな。だとしたら附属のよさも経験しながら、目標意識ももてる、いいかもしれないなあ」と夫の感想。ちなみに、K先生がさくらの第一志望にしておきましょうといった学校は…さくらの偏差値よりもかなり上でした。「この状態で、ここ? 絶対無理じゃないの?」と夫に指摘されるまでもなく、私も見た瞬間にそう思ったよ。第一志望はさておき、今更ながら、「合格できそうな学校」で「是非通いたい学校」を探さなければならない…悩みは深まるばかり。説明会のはしごを続けながら、願書の写真、面接の洋服、インフルエンザ予防接種の予約…他にも色々あったような気がします。とにかく母親の雑用は際限なく続きます。仕事と塾の送迎もまったなし。そうこうする内にいよいよ11月初旬、第2回目にして最後のK先生との個人面談の日がやってきました…。一体なんて言われるんだろう…
2004/11/25
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Sセミの個人面談は6年生の5月と11月のたったの2回。5月は一応志望校をある程度決める為の面談だそう。なんかなあ、面談前から気が重い。志望校と言っても、私の希望を言うにはあまりにもひどい成績だし。さりとて、実力相応でというとどんな学校があるのかしら。先生から「どうですか、志望校は具体的にありますか?」と聞かれ、「娘の成績を無視して申し上げてもよろしいですか?」と言い訳する私。だって言えないわ…。成績がひどすぎて…。「一応、○○女子大附属とか、○○女学院附属とか…」と日本中誰でも知ってる大学の附属中学をおそるおそる、いくつか言いました。すると先生は「そうですね…今のさくらさんの状態では、お母さんがおっしゃった学校は多分無理です。ただね、今月に入って算数の計算がずいぶん伸びてきてますね。この調子で伸びていくと、もしかすると間に合うかもしれませんね。今はまだ最終決定の時期じゃないですし、本人に希望を持たせるためにも、一応、今おっしゃったところの中で、○○女子大附属、第一志望にしましょうか」との意外なお答え。「本当ですか?可能性はあるんでしょうか?」「ですから、この調子で伸びていけばの話です。どこまで伸びるかそれは私にもまだわかりませんのでね…。」驚いたけど私はちょっと嬉しかった。そうか、こんな状態でもまだ望みがあるのか…。また夫に言われるんだろな「あつかましいなあ、おまえ」って。そしてもう一つ、私達夫婦が是非先生にお聞きしたかったことを質問。「あの…夫は中学は公立でもいいと言ってまして…今のさくらの実力では受験するようなレベルじゃない。もっと長い目で見ていきたので、自立学習する姿勢を少しずつ身につけてくれて、そして出来るお子さんを身近に見て自分のレベルを感じて刺激を受けてくれればいいと。その為に通ってると言ってます。ただ自分達は二人とも附属出身なので、公立中学に進学した後のことが全く想像できないんです。もしさくらが公立中学に進んだら、その先、どんな選択肢があるでしょうか?」これは夫もわたしもとても聞きたいことだった。「あくまでも一般論で必ずしもさくらさんがそうなるということではないのですが」と前置きした上で「お父さんの言われる事は、確かに正論です。でも高校は私立を希望なさるんですよね? だとするとね、女子は厳しいですね。特に今のさくらさんの実力から考えるとね、高校からさっきお母さんがおっしゃったようなレベルの私立はおそらく無理に近いでしょうね。大体、女子の場合、ある程度のレベルの私立高校の募集が非常に少ないし、減る傾向にありますよ。いいところはとてつもなく難しい。これが男子ならね、早慶だけでも相当数の募集があるからね、、高校で再挑戦を視野に私立中を選んだり、公立に進学するっていうのも一つなんですよ。女子はそうはいかない。それになんたって今度は全員が受験しますから。高校受験は中学みたいに冒険できません。ある程度確実な路線で受験します。もし希望の私立が無理で都立になったとしましょう、それもさくらさんの今のレベルから考えた都立に…そうなるとね、大学受験が相当大変になってくるはずですよ。なんたって言う事聞かない年齢だしね。それで結局、さっきお母さんが言ったような大学は受けるのすら無理、という状況は絶対に有得ないとは言えません。もちろんそうなるとは言ってませんし、これはあくまでもこれまでの子ども達を見てきて、最近の事情をふまえての僕の意見ですけれど」「ですからご家庭が私立志向ならば、さくらさんの場合、中学で入学できるレベルの附属へ入って、のびのびさせてあげた方がいいかもしれない。附属といっても、最近は他大学受験傾向が強いです。もし本人が大学受験したがればそうしてもいいし、内部進学してもいい。ここで公立中へ行ったら、また3年塾通いでしょ。お母さん、すぐに塾へ入れるでしょう。それよりもね、中学、高校とつながってて時間的にゆとりをもつ中で過ごさせてあげた方が、最終的にさくらさんみたいなタイプは伸びる可能性が高いんじゃないかと私は思うんですがね」「あくまでも一般論」と言われても「さくらの話」に聞こえました。「中学がだめなら高校でいいじゃないか」と夫も思っているはず。それはもちろん、正論かもしれない。でも先生の「一般論」は衝撃的だった。先のことをそこまで考えていなかったけれど、さくらの場合、どう見ても「一般論路線」の可能性は高いとみた。なんたって「10聞いて1を知る」「打てども打てども響かず、こわれる」というタイプ。高校受験も大学受験も知らない私達。もちろん最近の傾向など更に知るはずもない。大体「偏差値って何よ?」という世代だもの。先生の言葉を夫に伝えると…夫も驚いた様子だった。「なるほどなあ…それは考えなかったなあ、そうか、公立中からおれ達がいいと思うような私立高校へ行くのってそんなに大変なんだ。そうだよな、今のあいつ見てるとなあ、一般論路線一直線の可能性大だなあ。もしかして、さくらは中学から私立に入れた方がいいのかもしれない」この時初めて夫は「さくらは中学から私立がいい」と思ったと、後々話していた。
2004/11/23
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個別グループでの指導は個人個人別の課題が出されます。さくらのように個別グループにだけ通っている子だけじゃなくて、集団グループと両方かけもちのお子さんもいるらしい。一人で勉強していて行き詰まると先生や、数名のアシスタントの学生(Sセミの卒塾生らしい)が質問に答えてくれる。私はとにかく「早く集団グループに入れないかなあ」と日々祈っておりました。その日は意外に早かった。4ヶ月経過した5年生の5月、先生から勤務先へお電話頂きました。「集団で空きが出ましたので、どうですか?さくらさん、入りますか?」とのお話。「どうでしょうか。私は是非お願いしたいのですが先生はどう思われますか?」とお聞きすると…「そうですね、やっぱり集団に入らないと最終的に伸びませんから、入ってみたらどうですか。」とのお答。やった~遂に集団グループに入れたわ~と喜び勇んだのは私だけ?相変わらず夫は「集団でも個別でも関係ないだろ、どっちみち受験には間に合わないぜ。そんな魔法があるなら見せて欲しいよ。まだそんなこと考えてんの?」とクールな反応。とにかく、5月の連休明けからさくらは土曜日の夜、週1回、Sセミの集団グループに通うことになりました。集団グループは予習型。四谷大塚の予習シリーズの決まった範囲からのテスト、答合わせ、大勢ができなかったところの解説。教えてくれる授業スタイルではありません。毎月4回の点数合計で月末に順位発表。本にもある通り、席順は「順位」に従います。さて、さくらの順位は・…夫の予想通り、40人中35位から40位を行ったり来たり…「いつかもっと伸びてくるはず」と信じてた私も「これはちょっとどうにもならないかもしれないなあ」と焦り始めた。だけど焦ったところで、何をどうすりゃいいのかわからない。K先生に相談すると「とにかく、計算と漢字はできるはずですから、復習予習をきちんとするように言ってください。」真面目なさくらは計算を頑張る。だけどテストでは間違える。「ママ、私もう少し前の計算をやった方がいいかもしんない」と言い出すので、それではと、3、4年生の基礎的な計算ドリルを買ってみた。これならほぼ間違いなくどんどん進む、正解する。だけどテストではなかなか出来るようにならないんだよね。計算でこのありさまでは文章題は推して知るべし。また先生に相談する。「先生、さくらはもっと簡単な問題もやってるみたいなんですが、なかなかミスが減りません」と伝えると…目からウロコのひとこと。「いいですか、お母さん、算数は『簡単に出来る問題』を何百題解いても絶対に出来るようにはならないんですよ。分からない問題を考えつづけて頭を使ってこそ、賢くなるんです。できるようになっていくんです。」「だから考えさせてください。さくらさんだったら予習シリーズの基礎の各単元の最初の例題を読んで、その後の問題を自分でやらせてください。何回も申しますが、出来ない問題を考えさせないとだめなんですよ」結構衝撃的なお話でした。私は算数はできるところへ戻ってやり直し、分かる問題をたくさん解けば難しい問題もできるようになると思ってました。だけど…それは違うって言われて、初めてハッとした。「その通りかもしれない」と気がつきました。だからといって、さくらが「分からない」問題をいくら考え続けても分からないものは分からない、という繰り返し。順位も相変わらずのまま。仕事は多忙を極め、週1回、車で片道1時間のお迎えで精一杯。これでいいのか、このままどうなるのか、やっぱり間に合わないのか…あっという間に6年生。いよいよ「志望校を決めるための」個人面談に呼ばれる5月になってしまいました。
2004/11/22
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初めてお会いしたSセミのK先生は、白衣を着て、いかにも「理科の先生」といった感じ。ちょうど個別グループの日だったので、生徒さんが出たり入ったり。K先生は穏やかな口調で、とても信頼できる印象。(後にさくらの話でわかったが、子ども達には相当怖い物言いになるらしい…)「あの…我が家は共働きで、残業も多いので、子どもの勉強を見る時間がとれないんですが…」と切り出すと「それで結構です。親御さんは働く後姿を見せてあげて下さい。それと健康管理は大切ですね。」とのお答。「見なくてよろしいんでしょうか?うちの娘は本当に出来が悪いんですが」「自分で勉強する力をつけるためには、教えてはだめなんです。勉強は人に教わるものではなくて、解らないことを自分で考える姿勢が大切なんです。私も授業で子どもにも何回も何回も言い聞かせてますから」しばらくお話してみて、本に書いてある通り、「やる気を出させて」「ミスをなくさせて」「暗示を上手にかけて」くれる、そして懇切丁寧な指導はないが、子どもに自分で考える習慣をつけさせてくれそうな指導だと予感。お話を伺って改めて驚くのは、本にも書かれている合格実績。無試験先着順の入塾基準、しかも教えない、授業スタイルをとらない指導方針にも関わらず、毎年90%が合格。しかも合格先は御三家を始めとして、上位校が多い。前年度の合格先をうかがって、ちょっとビックリ!まあ、さくらにはあり得ない話だが、そこまで望まないなら何とかなるかも…というダメ元の甘い気持ちがあったのも本音かな。集団グループにいつ入れるかはわからないけれど、先生のお話では1年以内には入れるのではないかとのお答。、とりあえず個別グループに在籍しながら待つことに決めました。「では来月からお願いします。」と手続きをすませて家路につきました。自宅へ戻って一部始終を夫に説明。すると…「K先生の考え方は良いと思うし、さくらはとにかく依存心が強いから自分で勉強する姿勢を身につけたり、意欲的になれる環境なら賛成。あいつは少し他人との競争でもまれた方がいいよ」との言葉に続けて…「だけどさ、オレは自分が中学受験したからわかるんだけど、さくらの今の学力で、中学受験させようったって無理だと思うよ。先生の本には確かに90%の合格率とか御三家クラスとか書いてあるけどさ、まさかそんなあつかましいこと考えてんじゃないだろうな?オレは中学は公立でいいと思ってるし、今のままじゃ高校受験がまずいと思うから通塾に賛成してるんだからな」と言われました。自分で勉強できるだけの基礎学力と考える力が身につけばそれでよし、後は本人の意思とやる気に任せる…これは当時の夫の本心。もちろん私だって御三家だの難関校だのそんなことは考えてません。私も中学は私立がいいと思ってる。せめてこの位のところには…という願いも具体的に持っていた。夫が何と言おうと私は「いや、なんとか受験に間に合うはず」と信じてました。(相当あつかましかったことが後に判明してくるのですが…)この夫が「やっぱり、さくらは中学から私立へ入れた方がいいな」と言い始めたのは、さくらが6年生の5月のこと。なぜか?それはK先生のひとことでした…。
2004/11/21
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長女さくらの塾選びを真剣に迷った時に読んだ1冊の本。それは『新版 中学受験 こうすれば一人残らず合格する 大切なのは、お母さん あなたのやる気です』タイトルだけ見ると、教育ママ?奨励マニュアルのようですが、中身は違いました。勉強は教えてもらうものではない、自分の頭で考えることが大切、考えさせるためにはどんな環境がよいのか、その子に合った学校とは…等など。長年、ご自分の塾で実際の親子を見て、現場での経験を通して語られる内容。非常に説得力がありました。例えば・・・「塾に行って勉強させるのは5年生からでも十分間に合います」(もちろん、5年生まで何もしなくてよいというわけではありません。勉強のさせ方が大切ですと。)かなり出遅れ感のあった私には非常に勇気付けられる一言でした。(改めて読み返してみると、『強育論』の宮本先生との共通点も多いと感じます)読み終えて「この先生の塾に長女を通わせたい!」と直ちに思った私。ちょっと我が家から遠いけれど、通塾回数は極端に少ないし、きっと何とかなるはず。後先考えず、直接電話で問い合わせてみました。4年生の初夏でした。「キャンセル待ちになりますが、個別指導グループが空いたらそちらへ入って、集団グループに入れるのを待ってみますか?」とのお返事。その塾、「Sセミ」は個別指導グループと集団グループの2種類があるそうで、受験するなら集団グループに入らないと無理だとおっしゃる。でもどちらも今はいっぱい。先生は一人。集団グループの人数は40人先着順。もしかしたら最後まで無理かもしれない…との不安もあったけれど、とりあえずキャンセル待ちをお願いしました。その一方で…通っている塾の先生は相変わらず「もっと来ないと出来るようにならない」と何回もおっしゃる。確かに長女の出来は悪かったけれど…でもとにかく、通塾回数を多くすることに、段々抵抗が強くなった私。通えば通うほど、一人じゃ勉強できない子になっていくような確信が一段と強くなりました。(でも塾から離れれば家庭学習のみの日々。フルタイムで仕事をしながら、私が勉強を見る時間的余裕は全くなし。なかなかふんぎりがつきませんでした。)結局、回数が多いのがいけないのではないんです。教えてくれる先生が側にいないと「私はできないんだ」と頼り切ってしまっているのが一番の問題。頼りない長女が更に頼りなくなっていく…見ていてよくわかりました。そう思った私は遂に塾を辞めさせることを決意。先生には相当引きとめられましたが…でもとてもいい勉強になりました。この時既に4年生の冬。さて、どうしよう。キャンセル待ちのSセミからは連絡が無いし…困り果ててもう一度Sセミへ電話をしてみました。すると…「1月いっぱいで受験が終わる6年生が個別グループから抜けますし、キャンセル待ちをしていても、既に別の塾へ行かれた方もいるので、2月から個別グループなら入れると思いますが」と。「是非お願いします」そう言って、その翌日には先生に会いに塾へ面談に出かけました。 さくらが4年生の1月中旬のことでした。(続く)
2004/11/18
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長女さくらは今、附属女子中学へ通学しています。さくらの中学受験を振返ってみると、いろんなことがありました。少しずつ思い出しながら、書いてみようと思います。中学受験の塾は本当にたくさんあるけれど、どんな塾に通わせればいいんだろう…・長女さくらは約2年間、都心にある個人塾に通いました。でも入塾までには紆余曲折があったんです。「中学は私立」ずっとそう思っていた私。でもさくらを見ていると、よく言えばおっとり、悪く言うと打てども打てども響かず…勉強の出来具合はどう見ても「偏差値30クラス」。できたら生徒一人ずつに目が行き届く、こじんまりした塾に通わせたいと漠然と考えていました。小学校3年生の夏、幼稚園時代同じ幼児教室に通っていた近所のママ友達から「近くにいい先生いるよ」との情報。早速伺ってみると、感じもいいし、ひとりひとりを丁寧に見るとおっしゃるし、必ず伸びていきますから、と力強いお言葉。ただ中学受験は見ませんので…・という言葉にどうしようかと迷いつつも、とにかく通いながら探そうと思って入塾させました。3年生の秋でした。とても優しいし、出来るところから始めるし、臆病な長女でもほどなく慣れて、最初は張り切っていました。ずいぶんたくさんの算数のプリントをこなし、計算も少しずつよくなってきたみたい。まずはよかった。ところが月日が経つにつれ先生は「もっと何回も寄越してください、僕の側でなら勉強に集中できます」とおっしゃる。極端にいうと毎日でも来させてくださいと。事実長女は「先生のところへ行かないとだめなの」と言い出すのです。理由を尋ねると「来ないとだめだって言われるから」と。この時期から先生の方針に疑問を抱くようになりました。これでは「先生がいないと勉強できない」ことになってしまいます。先生の指示を受け、教えてもらわないと、何を勉強すればよいかさえ解らない…そんな状態になりつつあるのではなかろうか。私も夫も大学附属のエスカレーター出身。ほぼ100%に近い内部進学環境で育った私達は「進学先に、将来に、殆ど迷わず、疑問も感じず」という典型的な附属生。いいところもたくさんあるけれど、デメリットもあるというのを感じています。娘には自分の頭を使って、自分の力で、前向きに、ひたむきにあきらめないで考え抜ける子、生きていく子に育って欲しいという強い願いがありました。それは勉強ができる、できない、そういう問題よりもずっと大切で、絶対に譲れないことだと夫は常々話していました。塾の先生の話を聞いた夫が「それ、違うんじゃない?」と言い出しました。「辞めさせた方がいいぞ」と。辞めるのはいいよ、私も賛成。でも、辞めてどこへ行けっていうのよ~。だって中学受験するんだよ!!!。やっぱり真剣に探さなきゃ!そう思った時に1冊の本に出会いました。(続く…)
2004/11/17
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講演会ではホワイトボードを使って、昨年度の開成、武蔵、桜蔭などの算数の入試問題の具体的な解説がありました。問題を読み「御三家合格にはこんな難しい問題解けないとだめなんだ~」と嘆息した私。 桜蔭の問題なんて何度読んでも混乱。でも宮本先生の具体的な表書きを交えての説明を聞いていると「なるほど、こうやって解けば私だってできる。そんなに難しくないかも」と思える。問題条件を整理した表が完成すれば、問いの答えは既に出ていることになる。でも暗記した公式で解くことはできないのも事実。「こういう問題を解くには、どうすれば条件整理がきちんとできるか、という着眼点を持てること、それには公式をあてはめる考え方ではなくて、自分の頭を使って解こうとする、あきらめずに考える力が必要です。」と宮本先生。「もちろん、頭が冴えていることも必要なので、寝不足で弱っている状態などもってのほか」とも…。(受験直前の1ヶ月、たっぷり眠っている受験生、どれくらいいただろう。子どもも親も必死だから、深夜迄起きてても止める親は少ないと思う。)実は例題としてとりあげた問題は「この問題が合否の鍵、という問題で、これができればおそらく合格できたと思う」とのこと。初めての問題を見てもあきらめないで考え抜こうとする力、それが真の学力なんだと教わりました。それは決して模試でいい点数をとる為の勉強と同じではないはず。ちなみに先生の塾生はこういう問題が得意だそうです。当然かな。どのお子さんも「自分の頭を使って考えられる子」に成長させるのが「宮本算数教室」の大きなテーマなんだと思いました。
2004/11/12
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11月9日、宮本先生の講演会に行きました。予想通り盛況。今回のテーマは「算数の正しい学力を身につけるつけるために低学年でやるべきこと」。のっけから「今日のテーマをお話する前に、低学年で絶対にこれだけはやってはいけないことからお話します」と。それは…「低学年から絶対に大手塾に通わせてはいけません」だそうです。宿題とテストと偏差値、楽しんで「学ぶこと」に取り組めない要素満載。親子で義務感しょって、辛くてストレスフルな時間を過ごし、あげくの果てには本来覚えるものではないはずの算数を「とにかく、こうすりゃ解けるのよ!!」と教え込み、頭を使う機会を奪い続けます!とにかく、こんな感じで、中学受験を考える環境の母親なら思わずまばたきしないで息とめて、ず~っと聞いちゃうような、それはそれは面白い、刺激的なお話でした。実際に中学受験に関わって20年余り、あまたの親子を目の前でご覧になって、子どもの成長を見続けてのお話だけに、全て真実だと私は感じました。きつ~いフレーズも交えながら(ここで書いてよいものかどうか、だって絶対NGワード!)「子どもの健全な成長を阻害しないで」「もっと子育てを楽しんで」という温かいメッセージがいっぱいでした。私はとっても好きだな、宮本先生の考え方。本当はかえでの算数の為にと思って申し込んだけれど、実は一番為になったのは、母親である私。行ってよかった。自宅に戻って「強育論」を読み返しつつ、私もさくらとかえでが、よりよく成長できるような子育てがしたいなあと。さて、私に何ができるかな?私も頭を使わねば!
2004/11/11
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長女さくら、次女かえで、二人の娘の母です。さくらの受験は終了、これからかえでの受験準備が始まります。初めての中学受験を通して、私が見て感じたいろんなこと。忘れたくないと思って日記を始めよう!と思い立ちました。塾に通って試験を受けたのは子どもだけれど、実は母である私の偏差値が一番乱高下を繰り返したみたい。でも少しずつ上昇してるかなと自負しつつ、本音を飾らずに書いてみたい。夫には「お受験はお前の趣味だ、目の輝きが違う」と指摘され妙に納得。そうよ、だって面白いもん。そんな私とさくらとかえでの日々の記録です。(たまに夫も登場予定かな)追記:昨日、「強育論」の宮本哲也先生の講演会に 参加しました。とても面白かった! 本同様、強烈だけど温かくて楽しいお話。 明日、絶対に感想を書こうっと。
2004/11/10
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