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もうダメかもしれない と あのときは本気でそう思った。手足がじわじわと麻痺して自由を失っていく怖さ。このまま あたしはあたしでなくなるのか と。それが過呼吸発作と呼ばれるものだったと知ったのは 後からだった。精神的なもので 人間はいくらでもダメになる可能性を秘めている。あたしも 例外ではない、と思い知った。夫だったひとは 確かにあのときそばにいてあたしが落ち着くまでずっと「大丈夫だよ」と髪をなでてくれていたのだ。彼がずっとそうやってあたしを抱きしめていてくれるのなら他に何も要らないとさえ 思った。幼児のように彼の腕に抱かれた 最後の蜜月の時間。ときどき 記憶が断片的に甦る。あたしは そっと蓋をして また 大切にしまいこむ。愛していたか 愛されていたか そんなことは問題ではない。彼も憶えているか 憶えていて欲しいか そんなことはどうでもいい。あのとき あたしは確かに幸せだった。それだけが きっと こうやって記憶が甦る理由なのだから。
2004年10月20日
あなたが あたしを締め出す そのときにあたしだって あなたの存在を無だと思い込まなければかけられない電話も返事の期待できないメールも押入れに隠されている あなたの部屋のあたしの私物もそれらのひとつひとつに いちいち傷つく羽目になる。それなのに 時間が30分空いたからって彼女の着く電車が 少し遅れるからってどうしてそんなに気軽に あたしの部屋の下に立てるの?勝手すぎるよ気持ちを掻き乱されたままあたしは 取り残されたような想いを ひとり抱えたまま途方にくれる淋しさが 怒りに変わり そしてそれはきっと あなたに伝染る壊れそうだよ あたし昨晩 あなたは あたしの顔が見れてほっとした と言った傷ついたあなたのために あたしが居るのだとしたらあたしのために 居てくれるのは誰?勝手すぎるよ
2004年10月10日
二度と言ってやるもんか って思ってたのに彼から アイタイ って言われるまでは二度と行ってやるもんか って思ってたのにあたしの決心は 簡単に覆されてきっとまた サミシイ って 口にしてしまうのだろう。不安定な夜に あなたを求めてしまうのだろう。誰かお願い 教えて 心をコントロールする術をそう願いながら どこかであたしは 自分の狂気を楽しんでいる。バランスを崩しているときの自分の危うさを 愛しいと感じている。淋しくないあたしは あたしではない。
2004年10月09日
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