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ㅤふるさと納税の豪華返礼品を止めるよう指導していた総務省、寄付額の3割超や地場産品以外の返礼品を送る自治体について、今年6月1日以降は住民税などの控除対象から除外する方向とのこと。 ということは、逆に言えば5月までは大丈夫ではということなのか、総務省の指導に反する自治体が昨年末にかけて急増している模様です。(参考)○ふるさと納税に係る返礼品の送付状況について(2018年12月27日、総務省Web) そういう中で、還元率30%まで、地場産品という総務省の指導を丸無視、もはや確信犯の極致だろうというのが、 和歌山県高野町。 納税(寄附)額の50%の日本旅行ギフトカードを返礼品としています。 期限も無く、日本旅行の幅広い取り扱い商品が利用可能な、使い勝手の良いギフトカードです。 これまた確信犯の”ふるなび”で扱っていて、納税額の1%のアマゾンギフト券もいただけますので、総還元率は51%。 いやぁー、古事記風情が言うのもなんですが、 総務省もここまでコケにされて、どう出るのかお手並み拝見です。 ちなみに、私はどうしたかっていうと、しがない古事記風情ですので、やることは1つですね。新年早々、今年のふるさと納税枠をほぼ使い切った感じです。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Jan 6, 2019
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ㅤふるさと納税の豪華返礼品を止めるよう指導していた総務省、いよいよ激おこモードです。 返礼割合を3割以下とすることや返礼品を原則地場産品とするなどの大臣通知を守らない自治体については、住民税などの控除対象から除外することを検討とのこと。(参考の記事)○高額返礼品に対抗措置も=ふるさと納税、制度見直し検討-総務省(時事ドットコムニュース) これまで、弱腰だったのに急にどうしたんだ?と思ったのだけど、 総務省の言うことをちっとも聞かない自治体リストを公表するなど、自治体への指導を強化しているさなか、(参考)○ふるさと納税に関する現況調査結果(平成29年度実績)(総務省Web) 総務省の意向を尊重するどころか、まったく逆行するような状況も出てきているのですね。 例えば、上のリストの筆頭に位置する茨城県境町が、10万円の納税(寄附)で5万円の三菱UFJニコスカードという返礼品を最近始めたようです。扱っているのは、マザーズ上場アイモバイルの”ふるなび”というサイト。 ブログで見かけたのがきっかけなんですけど、私、最初は詐欺サイトかなんかじゃないか?と思いましたよ。 確かめるために境町のWebサイトに行っても、ギフトカードの返礼品についての情報はおろか”ふるなび”へのリンクも無い。 いよいよ詐欺か? こんどは、四季報掲載のアイモバイル社のWebページからたどっていくと、”ふるなび”にたどり着く。いくらマザーズといういかがわしさ満点の市場でも、一応上場企業なんだから詐欺ではないよね。 自治体の方も、”道の駅さかいで茨城県境町の特産品を買おう!”と一応の言い訳らしきキャッチフレーズを付けているものの、 相当うしろめたいんでしょうね、自治体のふるさと納税Webページには痕跡も無し。 それと、この”ふるなび”というサイトも確信犯のようで、老舗の”ふるさとチョイス”など他のポートルサイトが自粛している中で、総務省の指導に反する御禁制の品々を他にも堂々と多数掲載しています。 うん、これは総務省が激おこモードになるのも無理はない。 この返礼品は、結構短命かも。 ちなみに、私はどうしたかっていうと、しがない古事記風情ですので、やることは1つですね。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Sep 6, 2018
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ㅤ自分の参考用に作成した平成29年度ふるさと納税ランキングの最終回です。 今回は、前年度と比較した納税額増加率ランキング上位200の自治体についてです。(関連の日記)○平成29年度ふるさと納税還元率(送料込)ランキング上位200 ○平成29年度ふるさと納税還元率ランキング上位200○平成29年度ふるさと納税額ランキング上位200 1.平成29年度ふるさと納税額 増加率ランキング上位1位~50位 前回までと同様、ネタ元は、総務省が公表した”ふるさと納税現況調査”です。(参考) ○平成30年度ふるさと納税に関する現況調査について(総務省Web) 前回、前々回は自治体の支出額という観点での還元率のランキングでした。 自治体が返礼品に多くの費用を支払っているということは、納税者にとって返礼品が魅力的なものになっている可能性が高いと思いますが、 絶対そうかというと、必ずしもそうではないと考えます。 自治体によっては、返礼品を提供する地元の事業者の利益を厚くしたいという戦略のところもあれば、納税者により魅力的な返礼品を提供できるよう事業者同士を競わせる戦略を取るところもあると思います。 また、納税者にとっての返礼品の魅力は必ずしも返礼品の価格と比例するものではなく、その地域ならではの特色のあるものだったりするかもしれません。 今回は、平成29年度にふるさと納税額を前年度から大きく伸ばした、ふるさと納税増加率ランキングを整理してみました。 実際に納税者サイドから支持を受けて急上昇した自治体が並びます。 平成28年度の実績が少額のため増加率が異常値のようになっている自治体もあれば、災害支援等の理由で増加している自治体もありますが、 納税者から見て返礼品が魅力的な自治体も多いのではと思います。 整理した項目は、以下のとおりです。・29年度ふるさと納税額前年比: 29年度のふるさと納税受入額が28年度の受入額の何%に相当するかです。上位からランキングしました。 なお、今回の日記のタイトルが”増加率”となってますが、ここで計算したのは”前年比”です。ランキングの順位は同じですが、”増加率”は”前年比”から100%を引いた値になります。・29年度ふるさと納税額: 平成29年度に自治体が受入れたふるさと納税の額です。・28年度ふるさと納税額: 平成28年度に自治体が受入れたふるさと納税の額です(総務省の昨年度の調査から引っ張ってきました)。・29年度還元率: 平成29年度の返礼品の調達にかかった費用の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。・29年度還元率(送料込): 平成29年度の返礼品の調達と送付にかかった費用の合計の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。 では、さっそく、平成29年度ふるさと納税額 増加率ランキング上位1位~50位です。 ランキング1位の御蔵島村、3位の中央区、4位の京極町などは、発射台の平成28年度のふるさと納税受入額が小さすぎて前年比の数値が異常値のような感じですね。 上位にランクインしていて、なおかつ納税受入額の多い自治体は、魅力的な返礼品を用意しているところが多く、 例えば、 2位の福島県中島村は、1万円の寄附(納税)で国産牛4.08kg(品切中)や、各メーカーの350mlビール24本など。また、全国各地の特産品やカタログギフトなども返礼品としています。 6位の熊本県玉東町は、8,000円の寄附(納税)で強炭酸水500ml48本、1万円の寄附(納税)で大玉すいか(3Lサイズ約8kg前後)1個など。 7位の和歌山県九度山町は、80万円~380万円の寄附(納税)で真田幸村公の甲冑を忠実再現した品、10万円の寄附で4.5万円分のJALやJTBのクーポンなど。 8位の神奈川県寒川町は、66万円の寄附(納税)で2泊3日クルーズ2名様、2万円の寄附(納税)でオムロンの体重体組成計、3.5万円の寄附(納税)でユピテルのドライブレコーダーなど。 11位の新潟県阿賀町は、1万円の寄附(納税)でJALファーストクラスで提供の阿賀産こしひかり10kg(楽天市場やamazonでも5kgが5千円以上で売られてます)など。 28位の北海道天塩町は、2万円の寄附(納税)で最高ランク北海道産毛がに3尾セット(1尾450g前後)など。 順に見ていくと、けっこう掘出し物に出会えます。 2.平成29年度ふるさと納税額 増加率ランキング上位51位~200位 では、一気に増加率ランキングの200位まで。 前年度から納税受入額を3.5倍以上に増加させた自治体が並びます。中でも、納税受入額が大きな自治体は一見の価値ある返礼品をそろえているところが多いようです。 例えば、 54位の福岡県上毛町は、1万円の寄附(納税)で特大の有頭海老フライ16尾、各種ビール350ml24缶など。 108位の和歌山県北山村は、1万円の寄附(納税)で350mlビール24缶、6,000円の寄附(納税)で各種発泡酒・酎ハイ350ml24缶など。 119位の岐阜県七宗町は、100万円の寄附(納税)で世界に1つのダイニングテーブルセット、7万円~22万円の寄附(納税)でパイロット製万年筆など。それからサーモスとかティファールとかタニタとかシチズンとかメーカー品も多数扱っています。 色々と見ていくと目移りしますね。3.御禁制の品を扱う自治体 最後に、もう1つリストを載せておきます。 今回の日記のネタ元の、総務省の”ふるさと納税に関する現況調査”は実に充実していて、総務省の言うことをちっとも聞かない自治体リストを掲載してくれてます。(参考)○ふるさと納税に関する現況調査結果(平成29年度実績)(総務省Web) ”返礼割合3割超の返礼品及び地場産品以外の返礼品をいずれも送付している市区町村で、平成30年8月までに見直す意向がなく、平成29年度受入額が10億円以上の市区町村”ということです。 総務省的には、こんなにけしからん自治体があるよ。言うこと聞かない自治体は公表してこらしめてやる!ってことなんでしょうけど、 いやー、けしからん!! けしからん! もっとやれ!! としかなりませんです。納税古事記としては。 どんな御禁制の品を扱っているのか、見に行きたくなりますよね。 では、4回にわたってお付き合いいただいた”ふるさと納税ランキング”はこれにて終了です。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Aug 5, 2018
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ㅤ前回に続いて、自分の参考用に作成した平成29年度ふるさと納税ランキングです。 今回は、送料も含めた還元率ランキング上位200の自治体についてです。(関連の日記)○平成29年度ふるさと納税還元率ランキング上位200○平成29年度ふるさと納税額ランキング上位200 1.平成29年度ふるさと納税 還元率(送料込)ランキング上位1位~50位 前回までと同様、ネタ元は、総務省が公表した”ふるさと納税現況調査”です。(参考) ○平成30年度ふるさと納税に関する現況調査について(総務省Web) この総務省の現況調査は、調査項目が細かく分かれていて、 例えば、”ふるさと納税の募集や受入等に伴う費用”についても、その内訳として、 ・返礼品の調達に係る費用 ・返礼品の送付に係る費用 ・広報に係る費用 ・決済等に係る費用 ・事務に係る費用 ・その他 と詳細にデータが収集されています(この調査の実施だけで全国で何億円かのコストがかかってるのでは?)。 で、前回の日記では、上記の費用うち、”平成29年度の返礼品の調達に係る費用”が”平成29年度のふるさと納税の受入額”に占める割合を計算して、”納税還元率ランキング”を作成しましたが、 今回は、それに”返礼品の送付に係る費用”を加えて計算してみました。 自治体によっては、送料込みの価格を調達費用として計上しているところもあれば、送料が大きな自治体もあるので、合計したランキングも参考になると考えました(おそらく、両方の金額が返礼品提供の事業者側に渡っているはずですので)。 整理した項目は、以下のとおりです。・29年度還元率(送料込): 平成29年度の返礼品の調達と送付にかかった費用の合計の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。上位からランキングしました。・29年度還元率: 平成29年度の返礼品の調達にかかった費用の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。 ただし、年度の境目では納税の受入年度と返礼品調達年度にタイムラグが生じる場合があり、前年度の後始末で見かけだけ高還元率になっている自治体もあるようです。・29年度ふるさと納税額: 平成29年度に自治体が受入れたふるさと納税の額。・29年度ふるさと納税額前年比: 29年度のふるさと納税受入額が28年度の受入額の何%に相当するかです(昨年度の調査データを引っ張ってきて計算してみました)。この数値が極端に小さな自治体は、返礼品のあり方を見直した可能性があります。一見、高還元率に見えても28年度末にふるさと納税を受入れた分の返礼品調達が29年度にずれ込んだだけかもしれません。特に気になる自治体については、分かる範囲で備考欄に事情を書いてみました。 では、さっそく、平成29年度ふるさと納税 還元率ランキング(送料込)上位1位~50位です。 前回のランキングと同様に、戦闘力の高い返礼品を中止してふるさと納税額を大きく減らした勝浦市や大多喜町、上尾市、伊那市などはランキングでは上位に表示されてますが、28年度末にふるさと納税を受入れた分の返礼品調達が29年度にずれ込んだ影響も大きいと推測してます。 三条市のように、送料を計上していない自治体(おそらく送料込みの金額を調達費とし計上している)もあれば、 馬路村のように調達費だけだと還元率29.7%と総務省の通達に沿っているように見えても、送料が調達費以上にかかっているような自治体もあります。 全体的には、大消費地から見て遠隔の自治体や、お米など重量物の返礼品が主力の自治体が送料を多く計上しているところが多いようです。 ランキング上位の自治体は、ふるさと納税額の6割以上を返礼品の調達・送料として還元している状況ですが、自治体目線ではさらに広報費、決済費、事務費などもかかってきます。 それらの費用を全部合わせると、ふるさと納税の受入額を超えてしまっている自治体もいくつかあります(まあ、産業が活発になって地域の雇用が増えたり所得水準が向上したり税収が増えたりすると考えれば、自治体の戦略としてはそれもありかもしれませんが・・・)。 私のような納税古事記視点では嬉しい自治体が並んでいて、 例えば、ランキング3位の栄村は、1万円の寄附(納税)でコシヒカリ最高評価”特A米"15kg を、 7位の立科町も1万円の寄附(納税)でコシヒカリ20㎏(現在は受付終了)をいただけます。2.平成29年度ふるさと納税 還元率(送料込)ランキング上位51位~200位 では、一気に還元率(送料込)ランキングの200位まで。 返礼品調達費で計算した還元率ランキングでは登場してないけれど、この送料込みのランキングでランクインした自治体について返礼品を眺めてみるのも楽しいです。 さて、前回と今回は、自治体が支出した金額をもとにした還元率のランキングでしたが、 次回は、平成29年度にふるさと納税額を大きく伸ばした、ふるさと納税増加率ランキングです。 実際に納税者サイドから支持を受けて急上昇した自治体が並びます。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Jul 29, 2018
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ㅤ今回は、前回の続きで、ふるさと納税の話題です。 前回予告したとおり、平成29年度ふるさと納税の還元率ランキング上位200の自治体についてです。(前回の日記)○平成29年度ふるさと納税額ランキング上位200 1.平成29年度ふるさと納税 還元率ランキング上位1位~50位 前回同様、ネタ元は、総務省が公表した”ふるさと納税現況調査”です。(参考) ○平成30年度ふるさと納税に関する現況調査について(総務省Web) この充実の公表データを用いて、表計算ソフトで自分の参考用にランキングを作ってみました。 項目は、以下のとおりです。・29年度還元率: 平成29年度の返礼品の調達にかかった費用の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。上位からランキングしました。 ただし、年度の境目では納税の受入年度と返礼品調達年度にタイムラグが生じる場合があり、前年度の後始末で見かけだけ高還元率になっている自治体もあるようです。・29年度還元率(送料込): 平成29年度の返礼品の調達と送付にかかった費用の合計の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。自治体によっては、送料込みの価格を調達費用として計上しているところもあれば、送料が大きな自治体もあるので合計してみました(おそらく、両方の金額が業者側に渡っているはずですので)。・29年度ふるさと納税額: 平成29年度に自治体が受入れたふるさと納税の額。・29年度ふるさと納税額前年比: 29年度のふるさと納税受入額が28年度の受入額の何%に相当するかです(昨年度の調査データを引っ張ってきて計算してみました)。この数値が極端に小さな自治体は、返礼品のあり方を見直した可能性があります。一見、高還元率に見えても28年度末にふるさと納税を受入れた分の返礼品調達が29年度にずれ込んだだけかもしれません。特に気になる自治体については、分かる範囲で備考欄に事情を書いてみました。 では、さっそく、平成29年度ふるさと納税 還元率ランキング上位1位~50位です。 勝浦市や大多喜町は返礼品として商品券が、上尾市は自転車が、伊那市は家電が人気でしたが、それぞれ中止に追い込まれ、ふるさと納税額を大きく減らしています。今回のランキングでは上位に表示されてますが、28年度末にふるさと納税を受入れた分の返礼品調達が29年度にずれ込んだ影響も大きいと推測してます。 一方、ランキング上位でなおかつ納税額を大きく伸ばしている自治体の中には、今でも大盤振る舞いのところもあり、 例えば、ランキング8位の河内町は、1万円の寄附(納税)の返礼品としてコシヒカリ20kgを提供、 25位の那智勝浦町や41位の九度山町は、1万円の寄附(納税)の返礼品として4,000円分のJAL航空運賃や宿泊代金を提供しています。2.平成29年度ふるさと納税 還元率ランキング上位51位~200位 では、一気に還元率ランキングの200位まで。 この辺にランキングされている自治体はさすがにふるさと納税に力を入れているところが多く、ボリューム感のある返礼品であったり、特色のある返礼品であったり、納税古事記としては見ているだけで楽しくなりますますね。 今回は、返礼品の調達に要した費用の比率を還元率としてランキングしましたが、実際に返礼品提供の事業者さんに渡るお金は、この調達費に送料を加えたものになると思います。 次回は、送料込みで計算した高還元率ランキングです。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Jul 28, 2018
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ㅤ今回は、久々にふるさと納税の話題。 平成29年度ふるさと納税額ランキング上位200の自治体についてです。 その前に、まず最初に、肝心なことを、0.被災地支援ふるさと納税 西日本豪雨の被災地支援のふるさと納税が緊急で募集されています。 以下は、ふるさと納税ポータルサイトの”ふるさとチョイス”の被災地支援のページです。○ふるさとチョイス災害支援-平成30年7月豪雨 これを見ると、代理寄附受付自治体というのがあって、今後の復興に向けて忙しい被災自治体に代わり寄附金受領書などの発送や受付事務などを担っておられます。 また、”ふるさとチョイス”も災害支援に関しては、自治体から手数料取らないとのこと。 私も、納税古事記の分際ではありますが、今年のふるさと納税枠の何割かは寄附させていただきました。 ちなみに、返礼品無しのふるさと納税は今回が初めてです。1.総務省のふるさと納税現況調査 でも、普段のふるさと納税では返礼品が気になりますよね。 自治体の方も、豪華返礼品の競争です。 業を煮やした総務省が昨年3月に、返礼品は寄附額の3割までに等の通達を出したものの、抜け駆けする自治体が続出してグダグダになっています。(関連の日記)○楽天で年末駆け込みふるさと納税○今年は急いでふるさと納税を(総務省がお礼の品の上限3割に) さて、昨日の日経新聞に、”返礼見直しバカを見る? ふるさと納税曲がり角”という記事が掲載されていました。(参考)○返礼見直しバカを見る? ふるさと納税曲がり角(日経新聞Web) 総務省の自粛要請を受けて返礼品を見直した自治体へのふるさと納税が減少し、抜け駆けした自治体へのふるさと納税が増加しているというレポートです。 受入額上位20自治体のランキングが掲載されています。 ネタ元は、総務省が公表した”ふるさと納税現況調査”のようです。(参考) ○平成30年度ふるさと納税に関する現況調査について(総務省Web) この公表資料が実に充実していて、表計算ソフトで色々と分析できるようになっています。2.平成29年度ふるさと納税額ランキング上位1位~50位 ということで、私も総務省の公表データを使って、自分の参考用にランキングを作ってみました。 項目は、以下のとおりです。・29年度ふるさと納税額: 平成29年度に自治体が受入れたふるさと納税の額。上位からランキングしました。・29年度還元率: 平成29年度の返礼品の調達にかかった費用の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。ただし、年度の境目では納税の受入年度と返礼品調達年度にタイムラグが生じる場合があるようです。・29年度還元率(送料込) 平成29年度の返礼品の調達と送付にかかった費用の合計の、平成29年度のふるさと納税受入額に占める割合です。自治体によっては、送料込みの価格を調達費用として計上しているところもあれば、送料が大きな自治体もあるので合計してみました(おそらく、両方の金額が業者側に渡っているはずですので)。・29年度ふるさと納税額前年比 29年度のふるさと納税受入額が28年度の受入額の何%に相当するかです(昨年度の調査データを引っ張ってきて計算してみました)。この数値が極端に小さな自治体は、返礼品のあり方を見直した可能性があります。一見、高還元率に見えても28年度末にふるさと納税を受入れた分の返礼品調達が29年度にずれ込んだだけかもしれません。・30年度予算前年比(返礼品) 30年度の各自治体の予算についても調査されてます。そのうち、30年度の返礼品調達費用として計上されている金額が、29年度の返礼品調達費用の実績の何%に相当するかです。この数値が大きな自治体は、30年度もふるさと納税に意欲的と言えるのではと思います。 では、さっそく、ふるさと納税額ランキング上位1位~50位です。 24位の青森市の還元率の低さが目立ちますが、詳しく見ていくと、約21億円のふるさと納税受入額の約95%が青森市内在住者(12名)からのふるさと納税でした。 地元青森市の税収を増やそうという作戦でしょう。(関連の日記)○居住地へのふるさと納税拡大の予感 3.平成29年度ふるさと納税額ランキング上位51位~200位 では、一気にランキングの200位まで。 集計してみましたが、色々と味わい深いデータです。 渋谷区なんかは、返礼品皆無で健闘しています。ここも区内の少数の高額納税者が地元に納税しているようです。 また、熊本県など災害支援の意味合いの強い自治体もありますね。 それから、果物など魅力的な産品を擁している自治体では比較的低めの還元率で頑張っているところもあるようですね。 ところで、全自治体の合計(加重平均)の数値でも、還元率は38.5%もあり、総務省の返礼品は30%以内にという自粛要請は有名無実化しているのが実態のようです。 次回は、高還元率ランキングです。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Jul 24, 2018
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ㅤ税金の計算は年単位ということで、12月は駆け込みふるさと納税の季節。 おあつらえ向きに、楽天市場で買い回りセールなどを開催中(12月21日まで)なので、お得な納税先を探してみることにしました。 そうしたところ、総務省の自粛要請(返礼品は寄附額の3割を上限に等)など、どこ吹く風で、結構なお得感のある納税先がたくさんありました。 ということで、私が気になったところをいくつかあげておきます。1.宮崎県都城市焼酎 1万円の納税(寄附)で赤・黒霧島など焼酎一升瓶4本の大盤振る舞いです。 都城市も一旦は高額返礼を自粛していたようなのだけど、他自治体の振る舞いを見て我慢できなくなったようですね。〇【ふるさと納税】みやこざくらと霧島赤黒 一升瓶4本セット(1万円の寄附)2.宮崎県都農町和牛小間切れ 1万円の納税(寄附)で黒毛和牛の小間切れ2kgです。 扱っている業者は(株)ミヤチクというところで、他の多くの自治体のふるさと納税にも手広く参画しているようです。 ミヤチクさんに関してはネガティブな口コミがちょっと気にはなりますが、量につられて試しに寄付してみました。実際のところどうなんでしょうかね?〇 今から年末まで大増量!!【ふるさと納税】九州産★黒毛和牛小間切れ(増量後2kg) 3.佐賀県上峰町和牛切り落とし こちらも、1万円の納税(寄附)で黒毛和牛の切り落とし2kgです。 〇【ふるさと納税】【12月限定】九州産 黒毛和牛 切落し肉 2000g 4.山形県寒河江市うどん 寒河江市といえば、3万円の納税(寄附)でお米60kgというのが有名ですが、今回見つけたのは1万円の寄附(納税)でうどん(乾麺)100人前というものです。これ頂いたら、うどんが主食ですね。〇【ふるさと納税】業務用うどん100人前(乾麺) 5.高知県奈半利町手羽元 1万1千円の納税(寄附)で手羽元10kgが頂けます。 奈半利町は、ふるさと納税を当て込んで町内の設備投資を進めたようですので、引くに引けない感じなんでしょうね。小さな町とは思えない、ものすごい品ぞろえです。〇【ふるさと納税】kan015 ドカンと10kg!こだわり配合飼料育成!もっちり食感♪米ヶ岡鶏手羽元10kg 寄付額11,000円 6.北海道増毛町明太子 1万円の納税(寄附)で、辛子明太子1kgの他にチューブ入りタラコと甘えびラーメン1食です。〇【ふるさと納税】[A-023]人気No.1!辛子明太子たっぷりセット7.その他 楽天市場を見ていると、上記以外でも、泉佐野市とか高鍋町とか探せば探すほどお得そうな納税先がたくさん見つかります。 納税(寄附)に楽天ポイントも使えるし、楽天ポイントも貯まるし、お得感のテンコ盛りです。 ところで、納税古事記風情の言うことではないのですが、寄附なのに”税込み”とか”送料無料”っていったい。。。 それと、総務省の通達も結局は真面目に取り組んだ自治体が馬鹿を見る感じでグダグダですね。この締まりのなさが、今の日本を象徴しているような。。。。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Dec 18, 2017
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ふるさと納税の過剰なお礼の是正に邁進する総務省。 東京新聞によると、今度は、仲介サイトに協力要請。ふるさと納税でポイントを付与するのは不適切とのこと。楽天市場など、ふるさと納税の仲介サイトも従う方向らしい。(参考)〇ふるさと納税の返礼品是正 仲介サイトが掲載見直(東京新聞) 楽天市場では、3月末まで一部の自治体で10倍ポイントキャンペーンを実施中なのだけど、こんなキャンペーンはおそらく今回で最後となるのだろう。 通常ポイントのほうも、今後どうなるのか分からない。。。 まあ、私のような納税古事記の言うことでは無いのだけど、 ふるさと納税がお買物のようになっていたり、ポイント獲得で実質お金が増える感じになるのも、ちょっと何だかなーと思わなくもないので、潮時なのでしょう。(関連の日記)〇楽天市場でふるさと納税(寒河江市お米60kg) 〇ふるさと納税の価格破壊-奈半利町うなぎ10尾25000円、手羽元10Kg8000円 〇今年は急いでふるさと納税を(総務省がお礼の品の上限3割に)※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Mar 31, 2017
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この先、お礼の品の上限が引き下げられるかも〇今年は急いでふるさと納税を(総務省がお礼の品の上限3割に)しれないというので、古事記根性丸出しで、今のうちにと、ふるさと納税先を探していたところ、(関連の日記)〇今年は急いでふるさと納税を(総務省がお礼の品の上限3割に) ふるさと納税界の先駆者の1人、奈半利町が一線を越えていた。 奈半利町のふるさと納税といえば、かなり早い時期からクレジットカード決済を導入していたり、1度の寄附で何回かに分けてお礼の品を発送する方式を導入していたりで、 人口3000千人程度の小さな町にして、ふるさと納税界では早くから大きな存在。 その、奈半利町が商業主義的にますますえげつなく進化し、還元率でも一線を超えて来たみたいなので、今回はそのあたりについて。1.楽天市場10倍ポイントキャンペーン 楽天市場では、10倍ポイントキャンペーンを実施中。奈半利町から多くの”お礼の品”が”出品”されている。 私は、その中で”うなぎかば焼き”にひかれた。 ふるさと納税での”うなぎのかば焼き”といえば、1万円の納税(寄附)で2尾程度が相場。 小ダヌキどもはウナギが好物。だけど、1万円の納税で2尾では、納税パフォーマンスが悪いような気がして敬遠していた。 だけど、今回は、うなぎ特大かば焼き10尾が25000円の納税(寄附)でいただけるとのこと。 しかも、ポイント10倍キャンペーンの対象。 普段スーパーで見かける国産ウナギ(ほとんど買いませんが。。。)の値段からしても、かなりな還元率。 経費なども差し引けば奈半利町役場には全くふるさと納税のお金が残らない感じではないかと思えてならない。2.ふるさとチョイスでの年度末大決算セール それから、”ふるさとチョイス”では、奈半利町が独自企画として、3月31日までの期間”年度末大決算セール”を実施中。 そりゃ、自治体も3月末が決算期なんだろうけど、年度末決算セールをやろうというセンスは、ほとんど”株式会社奈半利町”。 こちらにも、マグロなどの水産品や、豚肉鶏肉などの畜産品など多数が出品されている。 私は、ブログなどでの評判が割とよい鶏肉を選択。 その中でも、納税パフォーマンス?が良さそうな8000円の納税(寄附)で手羽元10kgというのを申し込んでみた。3.感想など もう、元々の原資が他の自治体などへ行くはずの税金なので、奈半利町としては手元にお金が残らなくても、地場の産業が発展すればそれでよい、という感じなのだろう。 お礼の品の還元率競争で一線を越えてしまった感あり。 もし、歯止めが無ければ、この還元率のレベルに追いつこうとする自治体が続出することになっただろう。そういう意味では、総務省通知の内容にしてもタイミングとしても、良い潮時だったのかも。 なんて、納税古事記の私が言うことではありませんね。どの口が言っているのやら。。。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Mar 26, 2017
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ふるさと納税の本来の趣旨は、”人を育てた努力に報いるべく、住民税の一部は出身地に納税する制度を”ということだった。ただし、出身地の定義も難しく、他にも愛着のある自治体などもあるということで、任意の自治体に納税できる仕組みとなっている。 だけども、ふるさと納税を受けた自治体が納税者にお礼の品を出すようになり、”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”といった感じとなって、自治体間のお礼の品競争が激化。 さらに最近では、換金性の高いものがお礼の品となっていたり、楽天市場でのふるさと納税では楽天ポイントがいただけたりと、 ”実質お金を頂きながら、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”という究極の状況に。 私も、古事記根性丸出しで、あちこちの”心のふるさと”に納税をしていたのだけど、 さすがに、いよいよ目に余るということで、総務省が動くようです。1.総務省がお礼の品の上限を設定 以下は、最近の新聞報道。〇返礼品、寄付額の3割上限=ふるさと納税過熱化で-総務省(時事)〇ふるさと納税、返礼上限3割まで 総務省要請へ(日経) 記事によると、 総務省から自治体に対して4月1日付で通知がなされ、返礼割合が高い自治体は3割を上限に抑えるよう要請がなされる、とのこと。 通知に強制力は無いということだけど、総務省は自治体の総元締めだし、そもそも全ての自治体が取り組むことで互いに得をするようなことだろうから、次第に浸透していくのではという気がしてならない。2.今年は急いでふるさと納税を ということで、私は早めにふるさと納税をすることとした。年間の(実質2000円の負担に収まる範囲の)納税可能額を予想して、7~8割は3月中に納税しておこうと思う。 とりあえず、楽天ポイントのいただける楽天市場である程度納税してみた。 まずは、3万円の納税で60kgのお米をいただける、寒河江市。楽天アプリを使って楽天カードで支払うと5%(1500円相当)の楽天ポイントもいただける。(関連の日記) 〇楽天市場でふるさと納税(寒河江市お米60kg) それから、一部の自治体では3月一杯までポイント10倍キャンペーンを行っている。楽天カードで支払うなどすると14%分の楽天ポイントがいただける。 ポイントを考慮すると実質的に8600円の支払いで1万円の納税をした扱いになり、さらにお礼の品もいただける。 10倍ポイントキャンペーンを行っている自治体の中から、・2万円の納税でうなぎ6尾の都農町・1000品以上の品ぞろえの焼津市に、1万円の納税で、”鮭切り身2kg”、”カツオ炭火焼8本”など幾つか 3.感想など 総務省の言い分は全面的にごもっとも。 お礼の品が抑制されるのは古事記的にはちょっと残念だけど、これまでが恵まれすぎだったのだろうと思う。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村
Mar 24, 2017
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税金関係の区切りは12月ということで、ふるさと納税の季節。 今年の年収もほぼ見えてきたところで、実質2000円の負担で収まるふるさと納税額(寄付額)をにらみつつ、ふるさと納税もラストスパート。1.1万円の納税(寄附)で豚肉5kgの都城市 久々に、”心のふるさと”都城市のページを見てみると、1万円の納税(寄附)で5kgの豚肉が頂けるという凄まじい状況になっている。 〇都城市のふるさと納税 〇ダイレクト申込みフォーム(ふるさとチョイス) 以前、都城市の”1万円の納税(寄附)で4kgの豚肉”が3分で受付終了になるという日記を書いたことがあるのだけど、(関連の日記)〇3分で受付終了のふるさと納税(都城市豚肉4kg) 都城市のふるさと納税では、今や、量でアピールするなら、1万円で豚肉5kg時代。 1万円の納税(寄附)で”お礼の品”豚肉5kgのものが何種類かあるので、本日(11月5日)18時より受付開始のものを並べておくと、2.都城市のふるさと納税戦略 以前にも書いたのだけど、都城市のふるさと納税は、 年度の回数制限なし、クレジットカード決済可、”お礼の品”の送り先が自由 などは当たり前。 さらに、豊富な”お礼の品”のラインナップに加え、販売納税募集のテクニックにも磨きがかかる。 すなわち、 ・土曜日夕方6時に入荷と、予め予告し注目を集める。 ・”限定〇〇セット”と危機感を煽る。 など通販顔負けのテクニックを駆使。 とテクニカルな面も工夫が積み重ねられているのだけど、 今回、実感したのは、 市内の業者間の競争を活力にしているなー、という点。 都城市のふるさと納税のコーナーを見ると、見るたびにお礼の品の種類・提供業者数が増えていく印象。参入のハードルを低めにしているのだろうなーと思う。 一方、それらの中にはまさしく瞬殺の人気を集める品、そうでもなさそうな品があり、市内の競争はなかなか激しそう。 だけど、その市内の競争のおかげで、都城市総体としては他の市町村に対して競争力を持ちえており、 昨年のふるさと納税金額では、都城市が全国1位。今年もおそらく1位になりそうな勢い。 ともかくも、納税(寄附)に対する”お礼の品”というタテマエはどこに行ってしまったのかという後ろめたさがなくもないのだけど、”心のふるさと”の都城市にはこれからもちょくちょく納税(寄附)させていただきたいなーと思うのでした。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村
Nov 5, 2016
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株式市場も落ち着きを取り戻した感じで、心穏やかに暮らせる今日この頃。 そうなってくると、株式関係では案外ブログのネタが無い。 ということで、今回は、最近頂いた”ふるさと納税のお礼の品”について。 株価と違い右肩上がりの我が体重。生活習慣改善のための栄養指導の先生から、”魚中心の食生活を!!”と言われていたなーと、 今回は、美味しそうなお刺身にしてみた。選んだのは高知県大月町のブリ活〆セット。1.高知県大月町のブリ活〆セット 高知県大月町に1万円以上の納税(寄附)をすると頂ける”ブリ活〆セット”。 朝水揚げ、活〆し、背・腹とアラに捌いて真空パックされたものが冷蔵便で届く。 背・腹の柵を刺身で食べると、脂がのっていて大変美味。 1日限定4組の受付けとのことで、品切れの時には深夜0時まで待つと申し込める。2.大月町の充実のお礼の品ラインナップ 大月町の”ふるさと納税お礼の品”はブリ以外も充実のラインナップ。 ブリの刺身が大満足の品だったので、またも大月町にふるさと納税。次に選んだのはこれまた健康志向で”自然薯2kg”。1万円以上の納税(寄附)で頂ける。 なんだか、心のふるさと大月町の納税リピーターになりそうな予感。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村
Feb 26, 2016
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本日は、税務署で確定申告。 私の場合は、証券会社の特定口座(源泉徴収無し)がいくつかあるのと、 ふるさと納税をしているので、その関係の申告に。 そのうち、ふるさと納税関係の確定申告について書いておきたい。1.ふるさと納税で確定申告が必要な場合 平成27年4月から確定申告不要の”ふるさと納税ワンストップ特例制度”が始まったけれども、 これは、納税先の自治体数が5団体以内で、他の理由での確定申告もしない人のみが対象。 5団体を超える自治体にふるさと納税を行ったり、ふるさと納税の有無にかかわらず確定申告を行う人が、ふるさと納税についての控除を受けるためには、確定申告が必要とのこと。 確定申告を忘れると、 ”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”のつもりのふるさと納税(正確には寄附)が、単なる”割高なお買物”になるので要注意。2.ふるさと納税の確定申告に必要なもの 給与所得者がふるさと納税の確定申告をする場合に必要なものは以下の2点。 〇自治体発行の受領証 まず、納税(寄附)先の自治体発行の受領証。納税先すべての受領証を揃えます。 事前の準備として、表計算ソフトで納税(寄附)先・個別の納税(寄附)金額・合計金額の一覧表を作成しておくと申告の際に手間が省けます。 〇源泉徴収票 また、給与所得者であれば源泉徴収票が必須。3.税務署での確定申告の手続きの流れ 私が確定申告に行った税務署の場合、 税務署に行くと、 まずは事前の書類作成・確認のコーナーが設けられているので、用紙に源泉徴収票をノリ付けしたり、受領証をホッチキス止めしたりと若干の作業をします。税務署の方に確認してもらいます。 次に、パソコンで確定申告内容の入力をします。 パソコンの画面に従い、源泉徴収票の内容や、ふるさと納税(寄附)先・金額等を入力していきます。 この際、画面では、ふるさと納税(寄附)1件毎のデータを打ち込むことになっていますが、 全部まとめて1件として入力しても問題ないようです。その場合、寄附先を”〇〇市他”として、寄附金額にふるさと納税(寄附)の合計金額を入力します。 分からないことは税務署の方が親切・丁寧に教えてくれます 最後に、入力内容を印刷してくれるコーナーがありますので、印刷してもらって添付書類(源泉徴収票や受領証)とともに提出すると完了です。 所要時間は、待ち時間を除くと30分程度。 私の行った税務署では、給与・年金所得のみの人のファストレーンがありましたので、申告内容がふるさと納税関係だけの人なら待ち時間を入れても所要1時間以内のようでした(私は株式関係の申告もありましたので遅い行列に並びましたが。。)。 確定申告完了後は、 所得税(国税)分は3週間後ぐらいに銀行口座に還付金が振り込まれ、 住民税分は今年の納税分から減額されます。4.感想など ふるさと納税(寄附)は、 最近はでは、納税(寄附)するのもパソコン上だけの操作でとても簡単になっていて、 また、確定申告も簡単な作業で、税務署の人はとても親切に分かりやすく教えてくれます。 ふるさと納税(寄附)は、実質2000円の負担におさまる上限まで目一杯納税するに限ると思うのだけど(私は、今年もさっそく都城市のお肉などから納税活動を開始してみたところ)、 制度を利用しない人が大多数のようで、もったいないなーと思うと同時に、 ”ごく普通の人”の行動原理を理解する手がかりになるのではと思ったりもする(きっと、金利0.01%の銀行預金にお金を寝かせたままで、益回り10%超・配当利回り4%・優待付の株式には見向きもしないというのと相通じるものがあるのかな、なんて。)※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村
Feb 21, 2016
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税金関係の1年は1月~12月。 今年の所得もだいたい目途が付いてきたので、実質2000円の自己負担に収まる”ふるさと納税額”の上限をチェック。(関連の日記)〇ふるさと納税の上限額の目安(2015) 私の場合、どうやら今年の残りの枠は2万円程度の模様。 で、本日、定例イベントと化した土曜日夕方6時の都城市ふるさと納税”お礼の品”入荷状況をチェック。(関連の日記)〇ふるさと納税の商業化(都城市豚肉)〇3分で受付終了のふるさと納税(都城市豚肉4kg) 肉と焼酎を中心とした豊富なラインアップの中で、2万円の納税(寄附)で牛肉2.1kg+900ml焼酎4本というのを発見。1.都城市の本気-宮崎牛(都城産A5ランク)切り落とし2.1kgと焼酎セット- 牛肉はA5ランクの切り落とし、焼酎4本のうち1本はプレミア焼酎の赤霧島、ということで早速”心のふるさと”都城市にふるさと納税(寄附)を申し込んでみた。 その内容は下のとおり。〇都城市ふるさと納税ダイレクト申込フォーム【ふるさとチョイス】2.感想など あちらこちらに”心のふるさと”ができた私の今年のふるさと納税活動はこれをもって終了。(これ以上の寄附(納税)は本当の意味の寄附になってしまうガクブル((;゚Д゚)) 今年は、制度改正で納税枠が約2倍に拡大したことや、自治体間のお礼合戦が激化したことなどで、昨年以上の大収穫。 2000円の自己負担も、カード払いや楽天市場のポイントなどで実質取り返す以上の得が出来ている計算。 さらに、支払いにはTポイント(Yahoo公金決済の場合)や楽天ポイント(楽天市場の場合)も活用。 なんだか、この制度、あまりに有り難すぎて。。。。 逆に、こんなに有り難い制度で良いのだろうかと、思ったり思わなかったり。 でも、来年も続くなら、当然フルに活用させていただきます。。。
Oct 10, 2015
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今回は、現実逃避的にふるさと納税の話題を。 ”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”のふるさと納税。 制度本来のタテマエ的なところでは、 まず、ふるさとなど思い入れのある自治体への納税(寄附)があって、それに対する自治体からのささやかな”お礼の品”ということなのだけど、 タテマエの部分はかなぐり捨てて、”お礼の品”の対価としての納税(寄附)というのを前面に出し、まるで通販事業のように進化した自治体も増えてきている。 そんな中で、ついに本物の通販事業である楽天市場がふるさと納税に進出。 1.楽天市場のふるさと納税 楽天市場の説明を読むと、納税(寄附)ではあっても実態上は通常のお買い物と同じ。 カード決済など当たり前。ポイントも利用できるし、納税(寄附)に対しポイントも付く。各種の増ポイントキャンペーンの対象にもなる。 もはや、ふるさと納税受入れの自治体は楽天市場のショップと化し、納税はお買物なのである。2.山形県寒河江市お米60kg 楽天市場で扱っている自治体はまだ少ないのだけど、 そんな数少ない自治体の中から、今回私は山形県寒河江市の3万円の寄附で”お米60kg”を選択してみた。 お米は、”清流寒河江川育ち 山形産はえぬき”で、27年の新米を20kgずつ3回に分けて指定の時期に送っていただける。3.感想 今回、心のふるさと寒河江市に楽天市場で納税(寄附)してみたのだけど、 先にお礼の品を選んでから、所定の金額ピッタリの額を寄附する仕組み。 〇〇円以上の寄附をまず行ってからお礼の品を選択するというこれまでの手続きから、さらに通販事業そのものに進化。 そこまで行ってしまったかと、なんだか、満足感と喪失感が同居する不思議な感覚。(とか言いつつ、しっかり利用している納税古事記の私なのであった。。。)
Sep 2, 2015
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猛暑日が続いている。 ”タダでサウナに入っていると思えば得かも”とか気休め的に考えてみたけど、やっぱり暑いものは暑い。暑くてたまらない。 暑いといえば、夏のふるさと納税戦線も過熱気味。 今回は、バリュー投資的感覚(ようは量が多いということです^^;)で大満足の、1万円の納税(寄附)で豚肉4kgの”お礼の品”をいただける都城市のふるさと納税について。1.都城市のふるさと納税 都城市のふるさと納税については、以前にも一度書かせていただいた。(以前の日記)〇ふるさと納税の商業化(都城市豚肉) 都城市は、畜産品出荷額日本一、また焼酎出荷額全国1位の霧島酒造を有する焼酎の産地。ふるさと納税では牛肉・豚肉、焼酎を主役に据え、地元産業振興の本気モード。 年度の回数制限なし、クレジットカード決済可、”お礼の品”の送り先が自由 などは当たり前。 さらに、豊富な”お礼の品”のラインナップに加え、販売納税募集のテクニックにも磨きがかかる。 すなわち、 ・土曜日夕方6時に入荷と、予め予告し注目を集める。 ・”限定〇〇セット”と危機感を煽る。 など通販顔負けのテクニックを駆使。 〇都城市のふるさと納税 〇ダイレクト申込みフォーム(ふるさとチョイス) 2.1万円の納税で豚肉4kg そんな、都城市のふるさと納税”お礼の品”の中で、土曜日夕方6時の受け付け開始から最速で品切れとなるのが、”都城産豚・Mの国黒豚4kgセット”。 1万円の納税(寄付)で、豚肉4kg(Mの国黒豚切り落とし500g×2、Mの国黒豚モモスライス500g×2、豚(都城産)切り落とし500g×2、豚(都城産)豚モモスライス500g×2)。 申し込んだ翌月に発送とのことで、私はまだ実物を確認できていないけれども、冷凍パックで送られてくる模様。3.感想など 先月私が申し込んだ時には、手続き完了後の6時5分頃に確認すると既に品切れとなっていた。 ブログで取り上げたいと思っていたのだけど、品切れ状態で再入荷があるのかどうかも分らなかったので躊躇していたところ、 さきほどチェックすると、再入荷の予告がなされていたので、今回書いてみた。 私は、”土曜日夕方6時に入荷予告”という都城市の作戦にまんまとはまり、毎週土曜日には都城市のふるさとの納税のページをチェックするのが習慣になってしまい、 今ではすっかり、心のふるさと都城市への納税リピーターに^^。
Aug 7, 2015
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台風が去ったと思えば、今度は猛暑到来。ということで、三連休だというのに昼間は家の中でうだうだ過ごしている。 暇にあかせて、”ふるさと納税”で魅力的な”お礼の品”を用意しているところがないか調べてみると、夏のふるさと納税戦線も熱気を帯びてきているようだ。 今日は、1万円以上の納税(寄付)で牛肉2kgをいただける自治体を見つけたので、さっそく納税(寄付)してみた。1.山形県最上町に1万円寄付すると牛肉2kgいただける 最上町のふるさと納税は、 ・年度の回数制限なし ・クレジットカード決済可 ・”お礼の品”の送り先が自由 というような、最近の基本的な潮流はしっかり押さえたうえで、 ”お礼の品”もラインナップも徐々に拡大。 先月には、1万円以上の寄付に対する”お礼の品”として”「最上牛」切り落とし(カタ・バラ・モモ)2kg”が加わった。 ”お礼の品”の牛肉としては破格の量(バリュー投資的感覚でついつい量にこだわってしまう私なのです^^;)の気がするので、さっそく心のふるさと最上町に納税(寄付)してみた。 なかなか人気の品らしく、届くのは2か月以上先のようだけど、届くのが楽しみ。 2.感想など 最近では、1万円の納税(寄付)でお米25kg(稲敷市、受付終了)とか、豚肉4kg(都城市、現在品切れ)とか価格破壊納税額破壊がどんどん進んでいる。 それぞれの自治体の立場でミクロ的に見ると、もともとは他の自治体等への税金だったものが原資なので、地元産品を”お礼の品”とする場合には納税に対して全額(人件費・手数料等込)を還元しても地元産業が振興するだけ得になる。 制度的に有効な歯止めが設けられないようであれば、人件費・手数料等を除いて全額還元というあたりに行き着くのではないかという気もする。 それはそれで、しがない納税者の私としては嬉しい状況なのだけど。
Jul 19, 2015
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”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”のふるさと納税なのだけど、 制度のタテマエとしては、現在住んでいる自治体に納付すべき住民税の一部を出身地など思い入れの有る自治体に納税(正確には寄附と寄附控除)することが可能。それに対して心ばかりの”お礼の品”をいただける自治体もある。といったところ。 まず”お礼の品”があって、その対価として納税(寄附)するのではなく、 まず納税(寄附)があって、あくまでそのお礼としての”お礼の品”。 なので従来は、自治体のHPなどでも、ふるさと納税の呼びかけが中心で、”お礼の品”は目立たないように記載。また、〇円以上の寄附に対して△△を進呈といったふうに、たくさん寄附をしてもお礼の品は一律といった形が一般的だったように思う。 だけど、上記のことはあくまでタテマエの世界。 納税(寄附)する側の感覚としては、”お礼の品”を目当てに、その対価として納税(寄附)しているというのが大半ではないか。 ”1万円以上の寄附で〇〇”となっていたときに、大半の方のふるさと納税額はピタリ1万円だろう。 そういうホンネの部分を意識して、自治体側もタテマエの部分は残しつつ、年間何度でも納税(寄附)できるようにしてみたり、納税(寄附)金額に段階を設けて多くの寄附(納税)をした方には”お礼の品”を多くしたり、といった見直しをしてきているところが多い。 さらに最近では、タテマエの部分はかなぐり捨てて、”お礼の品”の対価としての納税(寄附)というのを前面に出し、まるで通販事業のように進化?してきている自治体も増えて来ているように思う。 その最先端を行く自治体の1つが宮崎県都城市。 株式会社都城市が商業ベースで本気を出しましたよ っといった風情。1.都城市のふるさと納税 都城市といえば、畜産品出荷額日本一。また焼酎出荷額全国1位の霧島酒造を有する焼酎の産地。 ふるさと納税も牛肉・豚肉、焼酎を主役に据えて、地元産業振興の本気モード。 〇都城市のふるさと納税 〇ダイレクト申込みフォーム(ふるさとチョイス) その特徴は、 ・何回でもOK、クレジットカード可など他の自治体でも取り組んでいることは当たり前に取り入れており、 さらに、 ・土曜日夕方6時に入荷と、予め予告し注目を集める。 ・”限定〇〇セット”と危機感を煽る。 ・多く寄附したほうが”お礼の品”の単価が下がり得になる価格納税額設定。 など、通販サイト顔負けの商業モード全開。2.2万円の寄附(納税)で豚肉6kgをいただく そんな、心のふるさと都城市に私も納税(寄附)してみた。 2万円の寄附(納税)で、豚肉6kgをいただいた。 畜産業日本一の都城市が本気を出しているだけに、かなりのお得感。冷凍庫が豚肉で満杯になった。 コスパ?的には、10万円の寄附(納税)で1頭分の豚肉31.6kgというのもあるけど、飲食店でもやってない限り消費しきれ無さそう。 他にも、100万円の寄附(納税)で霧島一升瓶365本というのも目を引く。これも飲食店オーナー向けか。 肉、焼酎の多種多様なラインナップがあり、購買納税意欲を誘っている。3.感想など ふるさと納税界にあって、土曜夕方6時スタートの限定〇〇セットという仕組みは驚異的。 私も、ついつい予定に無かった焼酎セットもポチリとしてしまい、妻に説教されるしまつ(いえいえ、人間ドックの結果を無視してお酒を頼む私が悪いんですけどね>_
Jun 6, 2015
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ふるさと納税の”お礼の品”の定番といえば”お米”。 最初の頃は1万円の納税(寄附)に対して、”お礼の品”のお米は5kgかせいぜい10kg程度が相場だったのだけど、 一昨年秋の新米戦線に長野県阿南町が1万円につき20kgのお米を投入。 もはや、”自治体への納税(寄附)に対するお礼の品”というより、”納税(寄附)は自治体を経由して地元農家に入ります”といった趣き。 まあ、もともとは他の自治体への税金だったものが原資なので、自治体の手元にほとんど残らなくても地元農業が活性化するだけ得だという戦略のようだ。 で、いったん1万円で20kgというのが出てくると、それが新たな基準となってしまう。 牛丼戦争で1社が300円を切ると、他社も追随せざるをえなかったのと同じ現象。 ということで、続々登場する1万円の納税(寄附)で20kg程度のお米をいただける自治体の何箇所かに納税(寄附)してみた。1.山形県南陽市 1万円の納税(寄附)で、 山形県おきたま産 はえぬき10kg×2袋 26年度産米2.茨城県石岡市 1万円の納税(寄附)で、 つくば山麓厳選ふくまる19kg(15kg 1袋、2kg 2袋) 26年度産米 5月25日に募集再開。3.岡山県勝央町 1万円の納税(寄附)で、 勝央町産のお米4品種(コシヒカリ・あきたこまち・きぬむすめ・キヌヒカリ)を各5kg袋 27年度産米 以上3箇所の自治体の納税(寄附)を申し込んでみた。 なお、これ以外に、1万円20kgクラスでは以下の自治体も現在受付中のようだ。4.福島県湯川町 寄附金額30,000円以上・・・湯川村産米1俵(コシヒカリ 60kg) 27年度産米 寄附金額60,000円以上・・・湯川村産米2俵(コシヒカリ120kg) 27年度産米5.福島県広野町 3万円の納税(寄附)で、 広野産米コシヒカリ( 特別栽培)1俵60kg 27年度産米6.岡山県総社市 1万円の納税(寄附)で、 そうじゃの新米20kg 27年度産米 また、4月の受付開始時に申込みが殺到して現在受け付け停止中の、長野県阿南町、岡山県吉備中央町も近々受付再開予定。7.長野県阿南町 1万円の納税(寄附)で、 「あなんの誉」20kg 27年度産米8.岡山県吉備中央町 1万円の納税(寄附)で、 吉備中央町産 コシヒカリ20kg 27年度産米 これ以外にも、見落としている自治体があるかも。
May 26, 2015
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”ふるさと納税”と”お礼の品”はつきもの。 今では誰もがそう思っている。だけども、ふるさと納税制度ができた当時は誰もこのような姿を想像していなかっただろうと思う。 蝶のはばたきがハリケーンを起こしたような感じなのだけど、最初の羽ばたきの1つが米子市の取り組み。 2008年にふるさと納税制度が始まったのに即応し、米子市では、早くも2009年5月より”お礼の品”提供を開始している。 しかも、当初から内容も充実しており、企業等からの無償提供品詰め合わせセットと、地元特産品の組み合わせ。 また、前回の日記で、居住地へのふるさと納税について書いたのだけど、 当初より米子市民の”ふるさと納税”に対しても”お礼の品”を提供している点でも先駆的。 てなことはともかく、 定番の米子市にふるさと納税をしてみたので、今回はそのことを。 1.米子市民体験パック 3,000円以上のふるさと納税(寄附)をした人を対象に、市内企業提供品、市内施設利用券などのセットをいただける。何度寄附しても、年度(4月~3月)で1回限りなのだけど、内容は年々充実してきているような気がする。 今年の中身は、全16品。 ・丸京「栗入りどらやき」5個パック ※小腹が空いたときに。 ・ながた茶店「ハーブティーエキナセア」280ml 1本 ・お菓子の壽城 栃の実茶 ・マナソーププラス トライアルサイズ(7g) ・キラルンハミガキペーストミニ ・老舗酒蔵の店 稲田屋 1,000円分お食事券 ・山陰海鮮炉端かば 1,000円分お食事券 ※ランチにも使えてお得。お刺身の定食が美味でした。 ・弓ヶ浜荘割引券 500円 ・米子水鳥公園入館券1枚(同行者も無料) ・伯耆古代の丘公園・淀江ゆめ温泉・どんぐり館名水喫茶・上淀白鳳の丘展示館 特典チケット ・OUランドサウナ付入浴券1枚 ・アジア博物館 井上靖記念館 優待券 ・米子高島屋「ふるさと納税ご優待券(5%割引券)」 ・丸京庵 300円分商品券 ・米子市水道局「よなごの水」500ml 1本 ・ヨネギーズグッズ1個 ※ネギのキャラクターの入ったセロハンテープ。カワイイ!! 2.がいなええもん 1万円以上のふるさと納税(寄附)に対して、米子市民体験パックに加えて、がいなええもん(地元特産品)を頂ける。こちらは、今年4月以降は、年間で何回納税してもその都度いただけるようになった。 米子市の場合は、なんとも選択肢が豊富。 ハムとか牛肉とか果物とかが人気のようなのだけど、 私は、1万円の納税で”鍋用「大山どり」”を選択してみた。 もも肉(冷凍)1kg、手羽元扇開き(バラ凍結)2kg、鶏だんご(バラ凍結)1kg。トータル4kgの大ボリューム。 早速水炊きにして食べてみたけど、2回食べてもまだまだたくさん残っている。 ともかく、鶏肉の量に大満足。3.感想など 企業から無償提供品を募って試供品的に提供するのは面白い取り組みと思う。 今回は、バリュー投資的感覚で量に惹かれて納税してみたけど、まずまず満足。 心のふるさと米子市ありがとう。
May 9, 2015
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今回は、ゴールデンウィークにつき、何の役にも立たない頭の体操のような話。 ふるさと納税というと、”税制を通じてふるさとへ貢献する仕組み”。なので、居住地(住民票を置いている自治体)に収める税金の一部を、納税者の意思で居住地以外の自治体に納める制度と思われている方も多い。 総務省などが使っている制度の概要を示した図でも、住所地とふるさと納税先は別に示されている。 だけど、制度的には居住地(住民票を置いている自治体)にもふるさと納税(正確には寄附)をすることが可能。 市民からのふるさと納税を受け付けている自治体は多いし、 先日の日記で碧南市のふるさと納税が市民も対象にしていることを書いたけれども、一部の自治体は住民に対しても”お礼の品”を提供している。(関連の日記)〇ふるさと納税の進化形(碧南市白だし) 今後は、居住地へのふるさと納税拡大がトレンドになっていくのではないかというような気がするので、今回はそのあたりのことを。1.居住地へのふるさと納税の意義 ふるさと納税は、もともと”人を育てた努力に報いるべく、住民税の一部は出身地に納税する制度を”というような趣旨だったはず。 で、出身地の定義も難しく、他にも愛着のある自治体などもあるということで、任意の自治体に一定の限度で納税(正確には寄附)を出来るよう制度設計がなされている。 なので、居住地(住民票を置いている自治体)にも納税できるようになっているのだけど、居住地へのふるさと納税にどういう意義があるのかは今ひとつ分からない。 だけど私なりに推測すると、以下のような意義が少しあるのではないかと思う。〇税金の使途を指定できる 総務省の掲げるふるさと納税の意義の1つとして、”税金の使われ方を考えるきっかけとなる制度であり、納税の大切さをとらえる貴重な機会”というのがある。 その一環で、多くの自治体では、ふるさと納税の使途を指定できるようになっている。例えば、”子育て環境のために使って欲しい”とか”産業活性化のために使って欲しい”とか”豊かな自然のために使って欲しい”とか。 こういうことに関しては、居住地に対する納税でも同じことではないか。〇引越しの可能性がある 住民税は、その年の所得に対して翌年の1月1日に居住している自治体へ納税することになる。 なので、今後引越しの可能性があるような時に、”現に今住んでいるこの自治体にこそ納税したい”というような場合もあると思う。 というような大義名分を得たところで。。。2.自治体の利害得失 肝心の自治体にとっての利害得失の面を見てみたい。 居住地の自治体にとっては市民がふるさと納税してくれても、”行って来い”でトントンでは と思われるかもしれないが、実はかなり得になることが多い。 ふるさと納税で増収になるのは、ふるさと納税先の自治体。 では、減収になるのは? ふるさと納税分がまるまる居住地の市町村の税収から引かれるかというと、実はそうでもない。 ふるさと納税の概要(総務省)によると、 ふるさと納税(正確には寄附)をしたときに、還ってくる金額は以下の合計。 〇所得税:(ふるさと納税額-2千円)を所得控除(所得控除額×所得税率が軽減) 〇個人住民税(基本分):(ふるさと納税額-2千円)×10%を税額控除 〇個人住民税(特例分):(ふるさと納税額-2千円)×(100%-10%(基本分)-所得税率) で、確定申告した場合には、所得税の枠は所得税(国税)から還付され、住民税の枠は住民税から減額される。 また、今年から始まった確定申告不要の”ふるさと納税ワンストップ特例制度”適用の場合には、所得税の枠についても所得税の還付ではなく住民税からの減額となる。 なお、住民税からの減額については、課税所得への税率に準じて、居住地の都道府県が4割、市町村が6割を負担している模様。 ふるさと納税のうちの2,000円については納税者の負担になるのだけど、2,000円を越える部分の国と都道府県と市町村の負担割合を計算して一覧表に示すと、 ふるさと納税による減収の負担割合 市町村の負担割合は、最大でも”ふるさと納税ワンストップ特例制度”適用の場合の60%。課税所得が4,000万円を超える高額納税者のふるさと納税に関しては、市町村の負担割合はわずか約32.4%。 なので、居住地の市町村へのふるさと納税は、市町村にとっては収入増の効果が大きいことになる。 例えば、極端なケースとして、10億円の課税所得のある高額納税者の場合、実質2,000円負担のふるさと納税枠は、住民税所得割額の約45.4%。課税所得の10%の1億円は住民税を払うはずなので、2,000円の自己負担で約4,540万円のふるさと納税が可能。これを全て居住地の市町村が取り込めば、4,540万円のふるさと納税収入に対し、住民税の減少は約4,540万円×32.433%=約1,472万円。差し引き3,068万円の収入増となる。 さらに、地方交付税との関係においては、 ふるさと納税による増収分はそのまま収入増、 税金の減収分の75%は交付税措置で補填(不交付団体を除く)されるらしい。 私の知らない側面があるのかもしれないが、自治体にとって良いことづくめのように見える。3.株式譲渡益税をふるさと納税の原資とする際の豆知識 ここで、少し寄り道。 住民税は、4割(税率4%)が都道府県税、6割(税率6%)が市町村税。なので、居住地の自治体にとってみれば、”もともと自分の収入になるはずの税収の一部がふるさと納税先に流出”ということなのだけど、 株式譲渡益税が原資となるふるさと納税の場合は少し事情が異なるようである。 株式譲渡益税は、源泉分離課税だとふるさと納税的にはノーカウント。申告分離課税を選択すると、税率は変わらないけれど、住民税分(利益の5%)が”住民税所得割額”に加算され、ふるさと納税の原資となる。 今回の日記を書くための下調べをする中で分かったのだけど、 株式譲渡益税の住民税分5%は都道府県税で、そのうち6割が都道府県内の市町村全てに(自治体の税収規模で按分されて)分配されている模様。 なので、株式譲渡益税の住民税のうち居住地の市町村に分配されるの割合はかなり小さい。 だけど、それを原資にふるさと納税がなされると、居住地の市町村の負担割合は32.4%から60%。 なので、小さい市町村では、株式譲渡益税を原資としたふるさと納税の場合、”もともと自分の収入になるはずの税収を大きく上回る額がふるさと納税先に流出”というケースがあるようだ。 こういう場合、積極的に居住地の自治体にふるさと納税したいところ。 ”お礼の品”さえいただけるようなら。4.今後の予想など 自治体にとっては、実は”住民からのふるさと納税”はかなりお得。 住民へも”お礼の品”を提供することで、住民と自治体がいわゆるWin-Winの関係を築くことができる。 例えば、市町村や住民にとって、資金不足で実現できない切実な問題があるなら、国や県に陳情を繰り返すより市町村内居住者のふるさと納税を推進する方が近道では。 というようなことで、”神の見えざる手”に導かれ、居住地へのふるさと納税が今後拡大していくのではないかと思う。 でもなんだか、ふるさと納税制度のバグ的な抜け道のような気もしなくもないので、居住地にはふるさと納税が出来ないよう制度が見直される日が来るのかもしれない。 ※ 私は税及び自治体財政に関しては素人で、今回の日記はネット上で調べられる範囲でまとめたに過ぎず、間違っていることが多々あるかもしれませんのでご留意願います。
May 5, 2015
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満足度の高いサービスを提供するところに需要が集まる”市場経済のシステム”により磨かれ、どんどん進化していく”ふるさと納税”。 そういう中で、”お礼の品”の還元率競争とは一歩距離を置きつつ、究極の進化を遂げているのが愛知県碧南市。1.経済合理性を追求した碧南市のふるさと納税 ふるさと納税は、タテマエ的には、”出身地など自分のゆかりの自治体に納税、自治体によっては心ばかりのお礼の品を送るところがある”ということなのだけど、 実態的には、”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”といった感覚。 実態を前提に、とことん合理的なシステムを構築したのが碧南市。 「碧南市ふるさと応援寄附金制度」 その特徴としては、 〇寄附に応じ、何個でもいただける 寄附1万円につき”お礼の品”1つ。一度の手続きで5万円以上の寄附で5個が限度だけど、何回寄附しても良いので、実質無制限。 〇”お礼の品”の送り先が自由 〇クレジットカードで決済可 このあたりまでなら、他の自治体でも結構広がってきているのだけど、碧南市のすごいところは、ここから先。 〇決済後即手配 クレジットカードでの納付でも決済後すぐに”お礼の品”を手配。おそらく、”お礼の品”提供の”パートナー企業”に即刻連絡が行く仕組みが構築されている模様。 〇市民も対象 自分が住んでいる自治体に納税するにのは当たり前なので、”お礼の品”は市外からの寄附に限定している自治体がほとんど。でも、それだと市民の中の”ふるさと納税フリーク”の寄附が他の自治体に流出してしまうことになる。 市民のふるさと納税も自らの市に留めておこうという、ある意味合理的な試み。 上記のように、”還元率”以外の面で、”納税者”にとっての使い勝手の良さをとことん追求しているのが碧南市のふるさと納税の特徴。 一方、”還元率”そのものは約4割程度と他の自治体から突出しない水準に抑えている模様。 ようするに、碧南市は、市場経済の優秀なプレーヤーとして市の実収入の極大化を追及しているといったところ。2.”お礼の品”の募集にも経済合理性 そんな碧南市は、”お礼の品”を提供する”パートナー企業”を募集する際にも市場原理を活用した経済合理的な仕組みを構築している。 「碧南市ふるさと寄附金パートナー企業募集要項」 要約すると以下のような内容。 〇”お礼の品”1個につき上限4千円(送料込み)を市が負担 〇”ふるさとチョイス”で企業名や商品名等を市がPR 〇事業所が負担するエントリー金額が高額の事業所から順に掲載 企業名や商品名をPRするなど、市の金銭的な負担以外の面で事業所側の満足度を高め、限られたコストでより良い品を確保するシステムを構築している。エントリー金額の多寡で掲載順を決める仕組みも面白い。3.白だしセットをいただく ということで、心のふるさと碧南市にふるさと納税をしてみた。お礼の品として選んだのはトップに掲載してある”白だしセット”。クレジット決済からわずか3日で到着の早業。 まだ味見はしてないけど、碧南市はみりんの本場なので、きっと美味しいだろうと思っている。 これ以外にも多彩なラインナップがあり、超高額所得者向けには、100万円の寄附で遊園地・水族館貸切体験+バイキングランチ80名分という”へきなん満喫スペシャルプラン”なんてのもある。4.感想など コスパ的には最高とまでは言えないけれども、他の面では極めて快適。 今回紹介した碧南市のシステムは、ふるさと納税の1つの進化形として、他の自治体のモデルになりうるものだと思う。
Apr 26, 2015
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”市場には全ての情報が即時に反映されており、お買い得な銘柄を見つけることは不可能”というような”効率的市場仮説”。 この仮説については、”道端に本物のお金が落ちているはずはない。本物なら既に誰かに拾われているはずだ”というような冗談がある。 冗談は冗談としても、現実の社会では、お金が道端に落ちているのにほとんどの人が拾わないというような現象がある。 ”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”のふるさと納税。ほとんど道端に落ちているお金状態。 だけど、総務省の集計によると、平成25年のふるさと納税額は全国でわずか142億円。 本来1兆円以上のふるさと納税が可能なはずなので、利用されたのはわずか1%。残りの99%は捨て置かれている状況。 ことほど左様に、実際の社会は非効率的に出来ている。株式市場だけは効率的なんてことはあり得ない。 てなことはさておき、 今年のふるさと納税。さっそくお礼の品の第一弾が届いたのだけど、かなり満足なもの。 室戸市の”土佐おとめまぐろ”。 1万円の寄附で、1.5kgのびんちょうマグロが届く。冷凍サクの状態で届くので保存も簡単。さっそく1つ解凍して食べてみたけど結構美味。 室戸市のふるさと納税はクレジットカード利用可で、決済後1週間程度で届く優れもの。 ちなみに、”土佐おとめまぐろ”以外にも豊富なラインナップがある。 私は落ちているお金は拾う主義。今年も、実質2000円負担の上限までふるさと納税を活用したい。
Apr 20, 2015
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”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”のふるさと納税。 任意の自治体に納税(正確には寄附) → 寄附した年の所得税還付、翌年の住民税減額という流れなのだけど、今年はさらにパワーアップ。 実質2000円の負担でおさまる上限がこれまでの2倍に増え、ふるさと納税先が5箇所までなら確定申告不要にとなった。 一部の自治体はふるさと納税をすると”お礼の品”がいただけるので、実質2000円の負担におさまる上限まで目一杯納税したい。今回はそのあたりのことを。 ※今年の変更点以外は、以前の日記とほぼ同じ内容です。(以前の日記)〇ふるさと納税の上限額(完結編)1.実質2000円の負担におさまる上限額の目安 今年の仕組みの概要は、以下の資料に分かりやすく解説されている。 〇ふるさと納税制度の概要(総務省) この資料によると、ふるさと納税(正確には寄附)をしたときに、還ってくる金額は以下の合計。 〇所得税:(ふるさと納税額-2千円)を所得控除(所得控除額×所得税率が軽減) 〇個人住民税(基本分):(ふるさと納税額-2千円)×10%を税額控除 〇個人住民税(特例分):(ふるさと納税額-2千円)×(100%-10%(基本分)-所得税率) なお、 所得税率は、所得毎の限界税率(0~45%)で、復興特別所得税を加算した率。 ”個人住民税(特例分)”の上限は住民税所得割額の2割。 上の項目の中で、”実質2000円の負担に収まる上限の金額の目安”を見極める上で必要なものは以下の2点。 〇個人住民税(特例分):(ふるさと納税額-2千円)×(100%-10%(基本分)-所得税率) 〇個人住民税(特例分)の上限は住民税所得割額の2割。 上限の状態を式にすると、 住民税所得割額 × 20% =(寄附金-2千円)×(100%-10%-所得税率) 式を変形すると、 寄付金 = 住民税所得割額 /(0.9 - 所得税率)/5 + 2000円 所得税限界税率の区分ごとに、表にすると以下のとおり。なお、今年から、限界税率の区分が増えており、所得4,000万円超の高額所得者の税率が増えている。2.実際の計算 上の表を使えば、”課税される所得金額”と”住民税所得割額”の2つを押さえれば、”実質2000円負担におさまる上限額”の目安はたちどころに計算できる。 このうち、”課税される所得金額”というのは、給与所得者の場合、勤務先から受け取った金額から給与所得控除、配偶者控除、扶養控除、生命保険料控除などもろもろの所得控除を差し引いた金額。源泉徴収票で見ると、”給与所得控除後の金額”から”所得控除の合計額”を引いた額。 株の配当を確定申告し総合課税を選択するなど、給与所得以外に総合課税の対象となる所得があれば上記にプラスするのだと思う。 それから、”住民税所得割額”は、”課税される所得金額”に住民税の税率10%を掛けた額が基本。それに、申告分離課税にするものがあれば、そのうちの住民税分を加算。 なお、株式譲渡益は、源泉分離課税でも申告分離課税でも税率は同じ20.315%(復興特別消費税込み)。だけど、源泉分離課税だと、ふるさと納税的にはノーカウント。 申告分離課税を選択すると、住民税分(利益の5%)が”住民税所得割額”に加算され、ふるさと納税の原資となる。 ちなみに、源泉分離課税の対象となっていても、確定申告の際にあらためて申告分離課税を選択可能。 ただし、注意点としては、申告分離課税を選択すると、扶養に入っている方だと、金額によっては扶養からはずれてしまって損なケースがあるようだし、 また、専業や自営で国民健康保険に加入している方は、保険料の算定に跳ね返ってしまい、損なケースがあるようだ。3.ふるさと納税で景気回復 知る人ぞ知る存在だった”ふるさと納税”だけど、今年は完全にブレイク。”お礼の品”の仕組みも含めて、もはや社会経済システムの一部として機能しているようだ。 おそらく、市民にとっては減税と同じ効果が、地方にとっては農業など地域産業への補助金の効果があるだろう。 それから、所得再分配的観点からは、累進課税の緩和のような意味合いも少しあるように思う。 そんなこんなで、ふるさと納税が景気回復を後押ししてくれるといいな。※私は税に関しては素人で経験も少なく間違っていることがあるかもしれません。正確を期すなら、自治体(住んでいるところの自治体ではなく、ふるさと納税先の自治体が親切)に確認してみることをお奨めします。
Apr 8, 2015
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”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”のふるさと納税が今年はパワーアップ。昨年より人気が過熱するのは確実なので、スタートダッシュが肝心。1.ふるさと納税の拡充 ”ふるさと納税の拡充”が盛り込まれている平成27年度税制改正法案は本日中にも成立見込みとか。 拡充のポイントは、 ・実質2000円の負担でおさまる上限がこれまでの2倍に増え、ふるさと納税先が5箇所までなら確定申告不要に ということらしい。 確定申告不要とはいっても、株式譲渡益税をふるさと納税の原資にするためには、確定申告が必要なのだけど。(参考) ・平成27 年度税制改正の大綱 28ページあたり ・平成27年度税制改正の大綱の概要(平成27年1月14日 閣議決定)2.スタートダッシュが肝心 私は、去年は出遅れ気味だったので、今年はスタートダッシュで行きたいと思っている。 特に人気が集中しそうなのは、1万円で20kgのお米をお礼に頂ける自治体。 そのうち、 岡山県吉備中央町は4月1日から受付開始。 長野県阿南町は4月6日午前8時30分から受付開始。 とのこと。3.その他 自治体のお礼合戦は、本来のふるさと納税の趣旨からは、はずれるようで、 前記の大綱などでも、”返礼品送付について、寄附金控除の趣旨を踏まえた良識ある対応の要請。”とのことのようなのだけど、 これも、”神の見えざる手”のお導き。 乞食根性丸出しのブログで、どうもすみませんm(_ _)m
Mar 31, 2015
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今年も残すところ1ヶ月。税金関係は暦年なので、12月で1年間の帳尻を合わせる必要がある。 で、私の最近の楽しみは”ふるさと納税”。”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”というやつ。 ということで、今回は、今年もらった”ふるさと納税”の”お礼の品”の中から、独断と偏見で選んだベスト3。0.おさらい と、その前に、ふるさと納税の仕組みのおさらい。 (過去の日記) ・ふるさと納税の上限額(基礎編) ・ふるさと納税の上限額(完結編) ふるさと納税とは、任意の自治体に一定の限度で納税(正確には寄附)を出来るように創設された制度。 任意の自治体に寄附 → 翌年確定申告 → 寄附した年の所得税還付、翌年の住民税減額 という手順。 で、納税(寄附)すると、自治体によっては、お礼の品を頂ける。このお礼の品が、年々充実してきており、”もらわないと損”的な状況になってきている。 ちなみに、ある額までのふるさと納税は実質2000円の自己負担におさまる(数箇所に分けて納税しても全部で2000円の自己負担)。 2000円の自己負担におさまるふるさと納税額の上限は、”課税される所得金額”と”住民税所得割額”から簡単に計算できる。 1.第3位 宇和島市 海の幸セットA 宇和島市に1万円以上の寄附をすると頂けた。 内容は、以下の記事を参照。 ・特選 ふるさと納税 海の幸系は、扱いに困ることが多いのだけど、”宇和島市 海の幸セットA”は小分けの冷凍パックで来るのが嬉しい。解凍して切るだけ(皮付きのものは皮引きも)で、美味しいお刺身のできあがり。 ちなみに、いただける量は去年より少し減ってしまい、ちょっと残念。 今年は、 真鯛フィーレ200g×1、 真鯛スキンレスフィーレ200g×1、 ハマチロイン(皮付きブロック)200g×1、 ハマチスキンレスロイン(刺身用ブロック)150g×3、 タイカマ500g×1 ※宇和島市ふるさと納税サイト2.第2位 吉備中央町 コシヒカリ20kg 吉備中央町に1万円以上の寄附をすると頂けた。なお、1万円に付き20kgなので、例えば3万円だと60kg。 お米は、昨年、阿南町が1万円で20kgのお礼を打ち出して、ふるさと納税界に衝撃を与えたのだけど、今年は、吉備中央町と湯川村にも拡大。 ただし、残念なことに、これらの自治体は今年の受付を終了。 ※吉備中央町ふるさと納税サイト3.第1位 天童市 りんご20kg 天童市に1万円以上の寄附をすると頂けた。 今年の夏、雹の被害が発生。被害農家応援限定企画ということで、雹による窪みがあるりんご(サンふじ)を頂けるのだが、 11月に1回目の発送(2回に分けて送っていただけるとのこと)で実際に送られてきたものを見ると、素人の見た目では傷が分からない程度のものが大半。2回で20kgのうちの前半10kgとのことで、数えると、大きなりんご32個でした(なので全部で64個)。 甘くて、しゃきしゃきした歯ごたえの絶品りんご。 ただし、残念なことに、すでに受付終了。 ※天童市のふるさと納税サイト4.番外編 去年頂いてとても良かったので、申し込みたかったのだけど、既に受付終了していたもの。 ・阿南町 お米 20kg ・玉城町 次郎柿 10kg 去年頂いたときの感想は、以下の記事を参照。 ・特選 ふるさと納税 来年こそは、スタートダッシュで頑張るぞ!
Dec 1, 2014
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※2015年は、上限額の目安が2倍になるなど、ふるさと納税制度が拡充されました。上限額の目安をお調べの方は制度拡充も反映した以下の日記を参照してください。〇ふるさと納税の上限額の目安(2015) 前回に引き続き、ふるさと納税の上限額(実質2000円負担におさまる上限額)について。 ちなみに、前回の日記。 ・ふるさと納税の上限額(基礎編) ”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”の、ふるさと納税なのだけど、 実質2000円負担におさまる上限額が分かりにくいのが悩みの種。 だけど、分かってしまえば簡単に計算できるのだ。1.前回のおさらい ふるさと納税(正確には寄附)をしたときに、還ってくる金額は以下の合計。 〇所得税:(寄附金-2千円)を所得控除(所得控除額×所得税限界税率が軽減) 〇個人住民税(基本分):(寄附金-2千円)×10%を税額控除 〇個人住民税(特例分):(寄附金-2千円)×(100%-10%(基本分)-所得税限界税率) なお、”個人住民税(特例分)”の上限は住民税所得割額の1割。 平成26年度から、所得税限界税率は、復興特別所得税を加算した率。2.実質2000円負担におさまる上限額 上の項目の中で、”実質2000円の負担に収まる上限の金額”を見極める上で必要なものは以下の2点。 ・個人住民税(特例分):(寄附金-2千円)×(100%-10%(基本分)-所得税限界税率) ・個人住民税(特例分)の上限は住民税所得割額の1割。 上限の状態を式にすると、 住民税所得割額 × 10% =(寄附金-2千円)×(100%-10%-所得税限界税率) 式を変形すると、 寄付金 = 住民税所得割額 /(0.9 - 所得税限界税率)/10 + 2000円 所得税限界税率の区分ごとに、表にすると以下のとおり。 ”課税される所得金額”と”住民税所得割額”の2つを押さえれば、”実質2000円負担におさまる上限額”はたちどころに計算できるのである。 簡単でしょ。 ちなみに、”課税される所得金額”というのは、給与所得者の場合、勤務先から受け取った金額から給与所得控除、配偶者控除、扶養控除、生命保険料控除などもろもろの所得控除を差し引いた金額。 源泉徴収票で見ると、”給与所得控除後の金額”から”所得控除の合計額”を引いた額。 給与所得以外に総合課税の対象となる所得があれば上記にプラスするのだと思うけど、そのあたりは経験が無いのでよく分からない。 それから、”住民税所得割額”は、”課税される所得金額”に住民税の税率10%を掛けた額が基本。それに、申告分離課税にするものがあれば、そのうちの住民税分を加算。3.株式譲渡益をふるさと納税に使うには 株式譲渡益は、源泉分離課税でも申告分離課税でも税率は同じ20.315%(復興特別消費税込み)。だけど、源泉分離課税だと、ふるさと納税的にはノーカウント。 申告分離課税を選択すると、住民税分(利益の5%)が”住民税所得割額”に加算され、ふるさと納税の原資となる。 なお、源泉分離課税の対象となっていても、確定申告の際にあらためて申告分離課税を選択可能。 注意点としては、申告分離課税を選択すると、扶養に入っている方だと、金額によっては扶養からはずれてしまって損なケースがあるようだし、 また、専業や自営で国民健康保険に加入している方は、保険料の算定に跳ね返ってしまい、損なケースがあるようだ。4.FXや先物取引の利益をふるさと納税に使うには FXや先物取引の利益は申告分離課税が基本なので、住民税分(利益の5%)が”住民税所得割額”に加算され、ふるさと納税の原資となる。 ただし、扶養や国民健康保険料との兼ね合いは株式譲渡益の申告分離と同じ。だけど、こちらのほうは、源泉分離という選択肢が無い。 利益が20万円以下で、他に確定申告をする必要がなければ、確定申告自体をしない(つまり税金を払わなくて良い)という選択肢が一応ある。この場合、当然ふるさと納税も一切出来ないことになるけど、トータルで得なケースが無きにしもあらず。5.最後に ふるさと納税の当初の趣旨とは違っているのかもしれないけれど、 制度ができたからには、合理的経済人として、自分の得になるよう最大限活用してみようと思う。(本当は、小さな得のために貴重な週末を何度も潰すより、株式投資のパフォーマンスを0.1%でも向上させるべく個別株式の検討に専念するのが最も経済合理的であるというのはナイショ) それから、今回、ふるさと納税について、にわか勉強でまとめてみたけど、経験が少ないので間違っていることがあるかもしれません。正確を期すなら、自治体(住んでいるところの自治体ではなく、ふるさと納税先の自治体が親切)に確認してみることをお奨めします。 ※2015年4月8日、冒頭に追記。
Sep 28, 2014
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ふるさと納税の季節がやってまいりました。例の、”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”というやつ。 投資活動の利益も含めた今年の所得もだいたい見えてきたので、それに見合うふるさと納税をしなくてはと動き始めたのだけど、どうやら今年の場合もう完全に出遅れ気味。 去年のお気に入りで今年も是非と思っていたもので、今でも申し込み可能なのは”宇和島市 海の幸セットA”だけ(”鳥取県活親がに”は改悪、他の2つは申込み終了)。 まあ、他にも魅力的な特典を新設する自治体が次々と出てきているので、新規開拓をしなくてはと思っているところ。 で、まずは、ふるさと納税の上限額(実質2000円負担におさまる上限額)を見極める必要があるので、今回はそのあたりのことを。1.ふるさと納税とは ふるさと納税は、”田舎はせっかく人を育てても都会に出て行く一方で衰退気味。人を育てた努力に報いるべく、住民税の一部は出身地に納税する制度を”というような趣旨で、(出身地の定義も難しく、他にも愛着のある自治体などもあるということで)任意の自治体に一定の限度で納税(正確には寄附)を出来るように創設された制度。 総務省の説明資料に、分かりやすく解説してあるのだけど、 一定の額を限度に任意の自治体に寄附 → 翌年確定申告 → 寄附した年の所得税還付、翌年の住民税減額という流れ。 で、なぜ注目されているかというと、 納税者側に2000円(制度創設時は5000円)の自己負担が生じるため、自己負担分を考慮してお礼の品を送る自治体が出てきたことに始まる。 そういう中で、当初の趣旨からははずれてきているのだろうけど、お礼の品を目的に納税する人 → 納税を増やすためにお礼の品を充実させる自治体 → 充実したお礼の品を選択して納税する人 → 負けじとお礼の品を充実させる自治体 という風に、”神の見えざる手”に導かれ”ふるさと納税市場”的なものが出来てきている。 それぞれの立場で経済合理的に行動するという、至極自然な前提に立てば、 個別の自治体としては、地元の特産品をお礼の品とした場合には、ふるさと納税額から処理に要する経費を除いた分を丸ごと還元しても、地域産業が活発になるメリットがある。なので、今の制度が続けば、”ふるさと納税額から処理に要する経費を除いた分を丸ごと還元”というあたりに収斂しそう。実際に、阿南町の”1万円の納税で20kgのお米”あたりから、”丸ごと還元”的な動きが広がってきている。 一方、納税者の側としては、実質2000円の負担に収まる上限の金額を、なるべく価値の高いお礼の品を受け取れるよう分散して納税する、というのが合理的。まだまだ制度を活用していない人が大半だけど、今後はどんどん拡大するだろう。(個人住民税が12兆円ぐらいあるので、本来1兆円以上はふるさと納税されててもおかしくないのだけど、平成25年度は130億円程度にとどまっている。) ということで、納税者側としては”実質2000円の負担に収まる上限の金額”を納税したいのだけど、結構仕組みが複雑なので、上限を見極めるのに一苦労といったところ。2.ふるさと納税で返ってくる金額 ”実質2000円の負担に収まる上限の金額”を見極めたいのだけど、制度が複雑。 総務省の説明資料によると、以下の合計金額が返ってくるとのこと。 〇所得税:(寄附金-2千円)を所得控除(所得控除額×所得税限界税率が軽減) 〇個人住民税(基本分):(寄附金-2千円)×10%を税額控除 〇個人住民税(特例分):(寄附金-2千円)×(100%-10%(基本分)-所得税限界税率) なお、平成26年度から、所得税限界税率は、復興特別所得税を加算した率。 ”個人住民税(特例分)”の上限は住民税所得割額の1割。 最後の、「”個人住民税(特例分)”の上限は住民税所得割額の1割」というところから逆算して、”実質2000円の負担に収まる上限の金額”を見極める必要がある。 ちなみに、所得税限界税率は以下のとおり。 課税される所得金額 所得税限界税率(復興特別所得税込み)195万円以下 5.105%195万円を超え 330万円以下 10.21%330万円を超え 695万円以下 20.42%695万円を超え 900万円以下 23.483%900万円を超え 1,800万円以下 33.693%1,800万円超 40.84%3.給与所得者の場合の基本的なケース 上記の説明では、よく理解して実際に計算をするのに一苦労と思う(というか、挫折しかねないほど)。 簡易な目安としては、 総務省によって、給与所得者の場合の基本的なケースについての、”実質2000円の負担に収まる上限の金額”が参考として示されている。 •2,000円を除く全額が控除できる寄附金額の一覧(目安) ただし、給与所得のみのケースなので、別の収入があるとか、投資活動で利益が出たとかの場合には使えない。 ここは、株式投資のブログなので、そのあたりをもう少し詳しく掘り下げる必要があるのだけど、今回はここまで。 次回は、株の譲渡益なども念頭に、”実質2000円の負担に収まる上限の金額”をもう少し詳しく見ていきたい。
Sep 27, 2014
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本日、確定申告に行って来た。 私の場合、ふるさと納税が目的。 例の、実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ ってやつ。 株はどうせ大して利益は出ないだろうからと、昨年は源泉徴収ありの特定口座にしてたのだけど、今回あらためて譲渡益を確定申告。 (今年は、儲ける気まんまんで、金利負担軽減や複利効果を期待して源泉徴収無しにしたのだけど、今度は逆にほとんど利益が出ない。そういうものだよね。) 譲渡益税は源泉徴収で支払い済みで、全口座利益が出ていたため、確定申告したからといって還付や追徴は無いのだけど、 申告すれば、計算上は住民税所得割りが増える整理になるらしく、その分がふるさと納税の原資となる(らしい)。 で、今回の本題、 昨年もらった、ふるさと納税のお礼の品の中で、私なりに大満足、今年も最優先で、というものの紹介。 写真とか撮って無いので、感動がうまく伝わらないかもだけど、1.宇和島市 海の幸セットA 宇和島市に1万円以上の寄付をすると頂けた。 内容は、市のホームページによると マダイフィーレ200g×2、 ハマチロイン500g、 ハマチスキンレスロイン500g、 タイカマ500g となっているけど、端数はオマケとばかりに、実際は少しずつ多い量が来る。 小分けの冷凍で来るので、少しずつ食べたいときに説明書のとおりに解凍して刺身で食べるのだけど、 脂が乗っていてとっても美味しい。タイカマは水炊きとか、塩焼きで。 ハマチとなっているやつは、はっきり言ってブリ。しかも、最高に脂の乗ったブリ刺身。 ハマチとブリは同じ魚で、中くらいのをハマチ、大きく育って脂の乗ったやつをブリと呼ぶと思うのだけど、 どうも、宇和島では養殖物はどんなに大きく育ててもブリとはせず、ハマチと呼んでるらしい。 昨年食べた刺身の中で、一番の美味。ごちそうさまでした。 独断で、1万円の価値(スーパーの100g 398円ぐらいの刺身より格段に美味しいので)。2.玉城町 早生次郎柿 玉城町に1万円以上の寄付をすると頂けた。 10月頃に、季節限定、先着50セット限り。 10kgということで、段ボール箱に3段重ねで全部で36個あったと思う。 見た目もきれいなやつばかりで、贈答品クラス。 届いたばかりのときは、しゃきっとした歯ごたえで控えめな甘さ。 時間がたつにつれ、甘みが増して、濃厚なうまさ。 独断で、8000円の価値(スーパーの1個200円ぐらいなやつより、見た目きれいなので)。3.鳥取県 活親がに 鳥取県に1万円以上の寄付をすると頂けた。 これも、10月頃だったか、季節限定。 ちょっと小さめのやつが10匹、生きたままで届いた。 活親がに(せこがに)は、松葉ガニのメスで、濃厚なカニ味噌や内子が楽しめる。 いや、美味しかった。 普段、カニに見向きもしない小ダヌキどもに大半食べられたのは残念だったけど。それだけ、美味しかったのだろう。 独断で、8000円の価値(いや、相場はよく分からないのだけど、支払意志額で)。4.阿南町 お米 言わずと知れた、定番。 1万円以上につき20kgのお米が頂けた。3万円以上で60kg。 (もっと寄付すればお米の量も比例して増えるらしいが未確認。) 「あなんの誉れ」というブレンド米。 普通に美味しい。我が家の下半期の主食。 独断で、20kgあたり8000円の価値(スーパーの5kg 2000円ぐらいのと同等品)。5.注意点など ・今年も同じものが頂けるかは未確認。 ・評価は独断と偏見。好みはきっと人それぞれ。 ・私は、株式譲渡益を確定申告したけど、 専業、自営や配偶者の扶養に入っている方などでは、株式譲渡益を確定申告すると損なケースも多いらしいので慎重に。
Feb 23, 2014
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