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出典:#奇跡の一枚2019※左:山口真帆さん、右:菅原りこさん 真面目な人が報われるとは限らないこの世の中、 だけど、だからこそ真面目に頑張った人が報われて欲しい。 今回は、再びアイドルグループNGT48の山口真帆さんの件です。(前回の日記)○奇跡の一枚2019 山口真帆さんが陥った理不尽な境遇、それは、、、 帰宅すると他のメンバーにそそのかされた2人組の男に襲われ刑事事件化するも、関係メンバーの解雇など改善を約束した会社を信じグループのイメージを守るため穏便に済ませたら、約束が守られないばかりか自分が被害妄想扱いされてグループから排除されかかり、最終手段として内部告発したら公衆の面前で謝罪させられた。 ひどい話です。(詳細は、前回の日記をご覧ください。) これ、こんな扱い受けるなんて、そもそも被害者側にも問題があったのでは? 一瞬でも疑った私が馬鹿でした。ごめんなさい。 知れば知るほど、白いものはどこまでも白く、悪い奴らは想像以上に悪い。 場違いな投資ブログで何度も取り上げさせていただくのは、 あまりにも真剣で誠実に生きている人が、あまりにも理不尽な目に合っている(現在進行形で理不尽な目に合わされ続けている)から。 拙ブログに書いたからどうなるものでもないのだけど、書かずにはいられないのです。1.ファンのために体調が悪くても休まないポリシー・・・そのポリシーも壊されて 山口真帆さん、事件告発のツイートの中で、 楽しみにしてくれるファンのため握手会も公演も体調が悪くても休まないのがポリシーだったのに、(事件のせいで)それも壊されてしまったと、悲憤されてます。 実際にもデビュー以来、出演予定の公演を休んだことが一度もなかった山口さん、 暴行事件後も、心身が衰弱していく中で、文字通り命を削って出演を続けたようです。 ファンの方の書かれたものを見てみますと、こんな感じです。 まずは、12月8日の事件から4日後のFNS歌謡祭の模様。 そして、その後も出演を続け、迎えたクリスマス公演。壮絶です。 この出演を最後に、休演されます。(そして告発後の1月10日の3周年公演、やつれ果てた姿で登場し騒動を謝罪。なんてことだ・・・) また、握手会。 山口真帆さん、暴行事件の影響で、握手ができなくなってしまいます。モバイルメールで、”ファンの人は怖くないのに怖いと思ってしまう、自己嫌悪” という内容を書いておられたようです(これって、事件による心的外傷ですよね、これ暴行事件(最高刑:懲役2年)じゃなくて傷害事件(最高刑:懲役15年)ですよね!) そんな中でも、フラフラになりながら握手をしない握手会を決行します。 山口真帆さん、まさに命を削りながらアイドル活動やってる。 知らない人だったのに、たまたま野次馬的に調べただけなのに、なんで、そこまで真剣で誠実なのよ。泣けてしまうよ。。。。 2.大切な子たちに同じ思いをさせたくない・・・だから本当のことを言います ”こんなこと言いたくない、お世話になっている人に迷惑を掛けたくない、だけど言うしかない”、山口真帆さんの血を吐くように内部告発、 事件告発のツイートの中で、告発の理由を、”大切な子たちに同じ思いをさせたくないから”と書いています。 大切な子たちを守りたいって、どんな感じなのかなー? 2年前の誕生日のイベントで年少メンバーの菅原りこさんからの手紙が読み上げられてます。 この手紙も、泣かせる心のこもった手紙です。 人柄も素敵なんですよね。2人とも。 高校生のメンバーも多数抱えたグループの風紀が乱れ放題。 自分の為ではなく、大切な子たちを守りたいための内部告発。だから強くなれたのかな? 3.第三者委員会がようやく発足するというけれど 昨日2月1日になって、ようやく会社側が事件解明・再発防止のための第三者委員会発足を発表。1か月半程度で結論を出すとのこと。 時間稼ぎをして、うやむやにしようっていうんじゃないですよね。今度こそ、期待していいんですよね? なんで、こんなに誠実で真剣に取り組んでいる人が、理不尽な境遇に陥れられているのか。なんで誠実に真剣に取り組んでいる人が報われず、ヘラヘラ生きてる連中がのさばっているのか? 多くの人々が憤慨し、時間がたつごとに波紋は広がり続けています。取り扱いを間違えると、会社ごと、AKBグループのビジネスモデルごと吹っ飛んでしまいますよ!※奇跡の一枚2019絶賛開催中:#奇跡の一枚2019にほんブログ村にほんブログ村
Feb 2, 2019
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出典:#奇跡の一枚2019 今日の新潟、雪は舞ってるでしょうか? 写真の儚げな女性、山口真帆さん。 今回は、この誠実で聡明な方が陥った無残な状況が少しでも改善されることを切に願って、拙ブログの趣旨から少し外れますが取り上げさせていただきます。 1.事件前 この山口真帆さんは、新潟を拠点とする多人数アイドルグループNGT48のメンバーです。グループ内では年長のメンバーです。 事件の遠因としては、 ・多くの票(≒資金)を集めたメンバーが優位に扱われるというグループのビジネスモデル。 ・さらに、グループ間の競争においては、NGT48は後発で小さな地方都市を拠点としているというハンディキャップがある。 そういう中で、大きな資金力を背景にしたファンのグループが力を持ち、地元出身以外のメンバーの居住するマンションに入り浸るようになり、 会社側の表現では”風紀の乱れ”、山口さんの表現では”ファンと繋がる”もしくは”恋愛”というような状況が広がっていったようです(資金力を背景に交際を迫り、それを受け入れるようなことが”恋愛”というような表現におさまるものかどうかは個人的には疑問ですが・・・)。 このファンのグループが次第に増長していく中で、山口さんは会社側に改善を申し入れたようですが、会社側もファングループの資金力を頼りにしていた面があるのか、かえって山口さんが会社や対象メンバーから疎まれるようになっていったようです。2.事件 こうした中で、昨年12月初旬、公演を終えて帰宅した山口さんを、男性2人組が襲います。後日(後述)、山口さんがツイッターで発信(その後削除)したところによると、以下のような命の危険も感じるような緊迫した状況。3.内部告発 2人組の容疑者は逮捕されましたが、20日の拘留の後、不起訴となりました。 山口さんによれば、会社側は当初は関係メンバーの解雇など改善を約束してくれていたのに、結果的には何の対処もされないことに決まり、 それどころか山口さんを被害妄想扱いし休養→卒業に追い込む状況が生じて来たようです。 山口さんは、もともと会社の内側での解決を望んでいたようですが、それもかなわず逆に自分が排除されかかる事態に直面し、最終手段に打って出ます。 ファンに向けての内部告発です。 山口さんの持っていた発信手段は4つ。有料会員向けモバイルメール、双方向動画配信サービスのショールーム、ツイッター、インスタグラムです。 このうち、モバイルメールは会社の事前検閲があり発信不可になっていたようです。 そこで、山口さんは今年1月7日の深夜に双方向動画配信サービスを利用して、涙ながらにうったえます。 書き起こされた記述では、 途中で会社側に気付かれたのか、動画配信は突然途絶えます。 山口さんが次に使ったのがツイッター。 翌1月8日の昼過ぎから一気に投稿します。 事情あってか現在は削除されたツイートもありますが、ネット空間に散らばっているものを集めてみました。削除済みのものも含めてみないと、彼女の悔しさとか絶望感とかが十分に伝わらないと思うので、あえて掲載しておきます。 この時点で、ほとんど辞めさせられることを覚悟しているようで、後輩やファンへの責任感から自身の最後のメッセージとして書いたのでは、と、読んでいてそんな風に感じます。 本当に誠実で聡明な方です。最後の未明のツイートに、前記の事件の模様が添付されていたようです。4.公演での謝罪 ただならぬ事態に、ファンが騒ぎ出します。 この事態を収束しようと会社側が取った手段が悪手中の悪手でした。 なんと、公演で山口さんに騒動を謝罪させました。 1月10日に開催された3周年公演での出来事。 心労の為か痩せさらばえた姿で登場した山口さん、マイクを持つ手の震えが止まらない状況で何度も何度も頭を下げます(あろうことか、加害者サイドのグループが最前列に陣取っていたとの情報も出回っています)。 この映像がニュース等で放送されるや、”なぜ被害者に謝罪をさせるのか”と一気に会社側への批判が集まり、社会問題化します。当然です。5.その後 その後の対応についても、会社側の悪手が続きます。事態を極力小さくおさめて経営的な損失を避けようとするのですが失敗します。 まずは、既定路線通りに”山口さんの被害妄想または勘違い”という線での決着を図るべく、 表向きは取材を拒否しつつ、関係者や与党的週刊誌にリークした模様です。 だけども、山口さんの主張が一貫したものであるのに対し、週刊誌等は辻褄の合わない点が多く破綻をきたしてしまいます。 ファンだけを相手にする商売ならこれでも強引に収まったのかもしれませんが、スポンサーには行政や上場企業もあります。いよいよ一部のスポンサーの撤退が始まります。 この時点で、新潟の支社長的な方が更迭され、本社から新たな方が着任します。 そして、ようやく会社として初めての謝罪会見を開き、事件究明のための第三者委員会の設置を公表します。 これでまともになるのかと思いきや、隠ぺい体質は会社ぐるみの方針だったようで、 第三者委員会設置を理由に取材に対してまともな回答をしない一方で、 与党的週刊誌には社内メールだのラインだの情報を含めた情報をリークしている模様です。 今度は、前回より山口さんの主張を多く取り入れた内容ですが、相違点も多いです。 そもそも、内部情報がこんなにダダ洩れな時点で、この会社大丈夫なのかな?と思ってしまいます。 そして、当の第三者委員会が発足すらしていない段階で、次回公演の予定や、疑惑メンバーの残留(本人発信ですが)が公表されていってます。 そういう状況に対して、山口さんのツイッターが再始動(いいね!の操作だけのようですが)し、彼女は全く納得していないのではとの観測もあるようです。6.証拠と動機 前回の日記で、株式投資の銘柄選定では、証拠集めてと動機を考えることが大事と書きましたが、 相通じるものがあるようです。 ネット空間の色々な立場の勢力がせめぎあうも、 山口さんの主張を覆すようなものは出てこず、 逆に一部ファン集団の悪行(もはやファンとも言えないのかも)や与党的週刊誌の矛盾を示すような断片的情報が集積されている模様。 また、山口さん、これまでよほど誠実に過ごしてきたのか、いいがかりや悪口レベルのもの以外に非難するようなネタも発掘されていないようです(逆に心温まるようなエピソードはどんどんは発掘される状況)。7.奇跡の一枚2019 ちなみに、ツイッターで”#奇跡の一枚2019”で検索すると、山口さんのとっておきの写真が見つかるようです。 暗い話題だけでなく、彼女の輝いている姿を多くの人に見てもらいたいとの活動のようです。 どうか、この山口真帆さんが理不尽に奪われた心身の健康を取り戻すとともに、 その願いが叶い、グループがクリーンな形で再始動し彼女にも後輩のメンバーにも活躍の機会が与えられることを切に願います。※今回の日記は、山口さんの主張をベースに書きましたが、事実かどうかはわかりません。ただ、私には彼女の主張が首尾一貫していて矛盾が無いように思えるもので。。。各自ご判断下さい。にほんブログ村にほんブログ村
Jan 27, 2019
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ㅤ日本株が超割安だと思う理由の続きを書く予定でしたが、 今回は、私が東証システム障害で注文未約定に遭遇し、事後的に証券会社に対処していただいた件を。 0.東証システム障害 3連休明けの10月9日(火)に発生。 なんでも、東証と証券会社をつなぐ4系統の1つが使えなくなり、他の系統につなぎなおすことのできなかった証券会社で注文が執行できなかったとのこと。(参考)○東証システム障害 不成立の注文は数万件か(NHKWeb)では、私が体験したことを時系列で。1.注文未約定 問題の10月9日に、某証券会社に4件注文を出していました。 内訳は ・A銘柄の現物成行き売り ・B~D銘柄の信用成行き買い 昼頃チェックしてみると、成行き注文なのに未約定。 ?!っと一瞬とまどうも、証券会社のトップページを見ると東証のシステム障害とのこと。 だけど、東証の取引自体は行われていて、システム障害の発生しているのは私が注文した証券会社など一部の模様。 なので、注文していたもののうち、B~D銘柄の信用買いは改めて他の証券会社で出しなおして日中に買うことができました(A銘柄は現物売りなので他の証券会社から注文は出せません)。2.証券会社に当方の希望を伝える 当日夜に証券会社問い合わせ窓口にメールで私の希望を伝えました。 ・A銘柄の現物成行き売り注文は、本来9日の寄りで売れているはずなので、そのように処理して欲しい。 ・B~D銘柄の信用成り買い注文は、他の証券会社で改めて買い注文を出して買えたので対応不要。 すると、翌日メールで返信があり、システム障害の件はメールでは受け付けらないので改めて電話で連絡して欲しいとのこと。3.暴落後に信用買い残が表示 電話で連絡をとのことですが、何度電話してもつながらないんですよね。 当然、証券口座の残高表示も未約定の状態のまま。 そうこうしているうちに、10月11日(木)、株価大幅下落の日を迎えます。 なんと、その日の日中になって、突然、 B~D銘柄の信用買い残が表示され、当然大幅な評価損。 一方で、A銘柄の現物残高は元のまま。 いくらなんでも、ひどい。 気合いを入れて、10回以上電話すると、ようやくつながったので、改めて、以下を強く要望しました。 ・A銘柄の現物成行き売り注文は、9日の寄りで売れているはずなので、そのように処理して欲しい。 ・B~D銘柄の信用成り買い注文は、他の証券会社で改めて買い注文を出して買えたので対応不要。今日になって表示された信用買い残高は取り消して欲しい。 電話対応された方は、要望は聞いたが、これから精査していくとのこと。4.一応希望通りになりました その後、週をまたいで、10月16日(火)の夜、証券会社から電話連絡をいただきました。 ・A銘柄は希望通りに9日寄付きで売れた処理をするが、入金は少し待って。 ・B~D銘柄は、引き続き精査をする。 で、18日(木)に口座を見てみると、A銘柄の残高が無くなるとともに売却代金が現金残高に反映されており、 また、B~D銘柄の信用買い残高も消えていました。 ということで、今回のシステム障害で結果的には損害は生じなかったのですが、 とにかく疲れましたね。 以上、今後の参考に書き留めておきます。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村
Oct 19, 2018
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ㅤ株の引渡しの遅延というのに巻き込まれ、取ったはずの3月末の権利が無いという異常事態に遭遇している件についての続きです。 今回は、議決権について。(前回までの日記)○フェイル発生とその処理-南海電鉄優待権利日に証券事故発生(その2)○南海電鉄優待権利日に証券事故発生0.前回までおさらい(1)3月末の権利最終日(3月27日)に南海電鉄株を200株買ったので、以下が得られるはず だったのだけど、・議決権・配当 15円×200株=3,000円・株主優待 南海電鉄線6回乗車カード 1枚 「みさき公園」入園割引券(50%割引) 3枚 株主優待チケット(グループ施設等を優待料金で利用可)(2)株の引渡しの遅延でまさかの権利無し証券会社から以下の趣旨の連絡。。。・売り手側の証券会社が株を調達できなくて、引き渡しが遅延。こういうことは、たまに有って、市場慣行として許容されてるんだよね。・だから悪いけど、あなたの南海電鉄の期末の株主権利等は無くなっちゃったんだ。・売り手側の証券会社との話し合いで、配当相当はもらえることになったけど、配当所得でなく雑所得ね。・議決権は無しということで。・それから、優待については売り手側の証券会社と協議中でなんとも言えない。決まったらお知らせするね。(3)まるで納得できない・日本は4日目引き渡しと余裕取ってるのに、遅延が起こることがまず納得できない。・最低限、顧客が損害を被らないようにしていただかないと。 配当 優待 議決権(4)証券の受渡し遅延-フェイルという市場慣行・フェイルとは、証券取引の決済に関して、当初予定していた決済日が過ぎたにも関わらず証券の受け渡しが行われていない状態のこと。フェイル慣行とは、これを容認する市場慣行のこと。・当たり前のようにフェイルが起こって良いわけではなく、市場参加者には回避義務が定められています(当然のことです)。特に、権利日のフェイルは極力回避するための特別の定めもあります。(5)フェイルの影響の清算・万一権利確定日にフェイルが発生した場合は、その影響が清算される必要があります。日本証券クリアリング機構の指針では配当と株主優待については明確な記載があり、それに沿って処理がなされるものと期待。・じゃあ、議決権は?1.株主の権利と議決権 大元にさかのぼると、株主の権利については会社法で以下のように定められています。会社法第105条(株主の権利)1.株主は、その有する株式につき次に掲げる権利その他この法律の規定により認められた権利を有する。 一:剰余金の配当を受ける権利 二:残余財産の分配を受ける権利 三:株主総会における議決権 ただ、議決権と言っても、50%以上の株を有する経営支配権とか、一定の株数を必要とする少数株主権(例えば、保有1%以上で株主提案権)は、零細個人投資家には関係のない話で、 私のような零細個人投資家には少しでも持っていれば与えられる”単独株主権”。 例えば、東海東京証券Webの証券用語集では以下のように解説されています。単独株主権(たんどくかぶぬしけん):単独株主権とは株主の権利の中で一株しかもたない株主でも行使することが出来る権利です。株主が会社の経営に参加することが出来る権利である共益権にあたります。この単独株主権には株主総会における議決権、株主代表訴訟の提訴権、新株発行の差し止め権などがあります。株主の権利を守るため、株式の保有数、保有期間に関係なく行使することが認められています。一定以上の株数を保有する株主にのみ認められる少数株主権とは対比して用いられます。※:なお実際には、この解説であげられている権利には、1株でよいものと単元株(売買単位)が必要なものがあります。 株主総会での議決権取得には単元株が必要です。 また、前回も引用させていただいた日本証券業協会の”株式等におけるフェイルに関する留意事項”でも、権利確定日のフェイルの影響について以下のように記述されています。(参考)○株式等におけるフェイルに関する留意事項(日本証券業協会)(上記抜粋)2.権利確定日のフェイルの影響(1) 株主権への影響① 配当金本来、被フェイル投資家へ支払われるべき配当金が支払われないこととなる。② 株主総会における議決権等本来、被フェイル投資家が有することとなる議決権等(株主名簿に記載された株主が直接発行会社に行使するもの)が割り当てられないこととなる。(2) 権利処理等未決済の状態で会社合併等の権利処理等が行われた場合、権利処理後の株式・株数での受渡しとなる場合や、株式の受渡しができなくなる場合がある。権利処理等の具体例としては、以下のものがある。(略)(3) 株主優待本来、被フェイル投資家へ交付されるべき株主優待が割り当てられないこととなる。2.議決権は補償されるのか? 議決権を行使したり、そのために場合によって株主総会に出席して質問したりする権利は価値のあるものだと思うし、 前回の日記へ kuuさんからコメントいただいたように、議決権の有る伊藤園普通株と議決権の無い伊藤園第一種優先株の株価の比較からも、市場においても議決権の価値が認識されているように思います。 そうであるなら、当然議決権についても何らかの補償があってもよさそうに思うのですが、現実にはそんなに単純なものでもないようです。 前回も引用させていただいた、日本証券クリアリング機構の”権利確定日のフェイル発生時における清算参加者の対応指針”にも明確の記載がありません。○株式等の決済期間短縮化( 株式等の決済期間短縮化( T+2T化)に伴う制度改正について(日本証券クリアリング機構)(※中段以降参照)(抜粋)権利確定日のフェイル発生時における清算参加者の対応指針1.本指針について本指針は、権利確定日1に株式等の証券決済未了(フェイル)が発生した場合において、(中略)、当該証券決済未了に係る受方清算参加者(以下「被フェイル参加者」という。)のために権利調整処理を行うにあたって対応の指針とすべき考え方について定める。なお、権利調整については、同規則に定めるとおり、最終的には清算参加者間における個別協議事項であるため、フェイル参加者は、被フェイル参加者の求めに応じた柔軟な対応を行うことが期待されるが、被フェイル参加者側から個別事例に応じた特別の求めが無い場合においては、フェイル参加者は可能な限り本指針に基づいて権利処理を行うことが求められる。(中略)3.権利確定日のフェイルに係る権利調整をフェイル参加者と被フェイル参加者が事後的に処理する場合の指針(中略)(1)配当金(剰余金配当)・分配金フェイル参加者は、発行会社の配当金4支払開始日以降、被フェイル参加者が得られた配当金を遺失しないと考えられる程度の額(「フェイル株式数×配当金単価」を上限とする。)を被フェイル参加者の指定する口座等に対して遅滞なく支払う。(2)株主優待フェイル参加者は、被フェイル参加者が株主優待の授受等を希望する場合には、フェイルが発生しなかった場合に被フェイル参加者又はその顧客が得られたであろう株主優待物の種類及び個数を被フェイル参加者に確認のうえ、以下のいずれかの方法により遅滞なく株主優待物又は株主優待物相当額の金銭の授受を行うよう努めることとする。①フェイル参加者は、他株主や市場又はその他の方法にて当該株主優待物を代替的に調達することにより、同一の現品を被フェイル参加者の指定する方法・場所等において受渡を行う。②前①が困難な場合において、フェイル参加者と被フェイル参加者の合意に基づき、被フェイル参加者が当該株主優待物を自主的に代替調達する場合には、フェイル参加者は被フェイル参加者が当該代替調達及び顧客への引渡しに要した実費相当額を被フェイル参加者の指定する口座等に対して支払う。③株主優待物の総数に制限がある場合、記念品又は株主限定品であり市場等での調達が困難な場合等で同一の現品の調達が困難な場合、フェイル参加者は被フェイル参加者の合意に基づき、当該株主優待物の代替に相当する金品等により権利処理する。(3)株式分割(略)(4)株式無償割当(略)(5)新株予約権の無償割当て(略)(6)株主割当増資(略)(7)その他の権利 (1)から(6)のいずれにも該当しない権利については、フェイル参加者は、被フェイル参加者と協議・調整のうえ処理を行うものとする。 議決権については明確な定めがありません。 議決権についてはこの文書が作成される時に当然意識されていると思いますので、清算不要なら清算不要と明記されているはず。かといって、清算するとのコンセンサスも無いんだろうなと感じます。 なので、あえて言うと、売り手・買い手の証券会社の協議・調整で処理を行うとされる”(7)その他の権利”に含まれる感じなのかなと。 大切な権利であるはずの議決権は、なんでこんな扱いなんだろう?3.議決権はみんなの利益のための権利 補償の方針が明記されている配当や株主優待と、明記されていない議決権とは何が違うのだろうか? 色々調べると、どうやら、 配当や株主優待は、株主が直接的に経済的利益を受けるための権利(自益権)であるのに対し、 議決権というのは、株主全体の利益のために行使する権利(共益権)とされていて、必ずしも株主自身が直接的に経済的利益を得るものではないという側面があります。 だから、突き詰めて行ったときに、 証券会社から議決権に対する手当がなされない場合に、顧客がそれに不満があると主張したとして ”議決権が無いからといって、あなたは何か経済的に損をしましたか?” となるのかなと。4.議決権は個人にとっても有用 だけども、議決権の行使で、その会社から自分の得る経済的利益を直接的に増やすことはできないかもしれませんが、 例えば株主総会で質問ができるということは、個人にとっても価値があることだと思います。 自分の気になっていることを多くの株主の前で直接経営陣に質問することができます。 そのことで経営陣に問題意識を持ってもらうことができるかもしれませんし、そうならなくても質問の回答によってその会社の経営姿勢を見極めることができます。そして、その会社に対する投資行動を決め自分の将来の損得をコントロールすることも可能です。 例えば、アミューズの2015年の株主総会で、福山雅治さんの結婚に対する会社の考えを質問した株主がいたそうです。よほど日頃から気になってたんでしょうね。で、その質問に対する回答もすばらしく、この会社の目先にこだわらない経営姿勢が垣間見えるように感じました(で、こういう目先にこだわらない会社であるなら、株を買ってもよいかなと私は思いました)。株主質問福山雅治46歳が体を壊したり結婚したら株価が下がるんじゃないか?福山はそれを危惧して無理していないか?アミューズとしてはどう考えるか?社長回答 人として成長させることが大事だと考えている本人も考えているはず株価が下がることはあると思うが応援していくことが健全なマネジメント 私なんかにしてみても、たまたま今回の証券会社の株主なので、顧客対応にどうしても腑に落ちないことがあるということであれば、株主の立場から株主総会で経営陣に質問をし、その回答ぶりによって経営姿勢を見極めていくことができるんです。 こういうことって、みんなの利益のための権利ではありますが、個人にとっても価値あるものだと思いますよね。5.結局のところ証券会社の経営判断では 私なりにまとめてみると、こんな感じかなと思います。 権利確定日の引き渡し遅延で、顧客が本来得るはずだった株主の権利が無くなったことへの補償として、議決権については、 3.で書いたように議決権は株主自身が直接的に経済的利益を得るものではないので、仮に何の手当もしないという判断を証券会社がしたとしても、それを顧客の側から覆すことは難しいのかなと思います(裁判等をしてみても道は険しいのかなと。。。)。 ただ、大元に立ち返ってみると、 今回の場合、顧客(私)にとっては、権利確定日に買い注文が約定していて、何の落ち度もないわけです。 一方、売り手側の証券会社は、決済期限に確実に引き渡せる残高の確認を怠っていたり、その後の借株の手当てもしないなど、怠慢かつ不誠実な振る舞いをしているんですよね(そうでなければ遅延なんて起こりえないでしょ)。 普通、証券会社の顧客は、決済遅延の可能性なんて想定していないですよね。その想定していない遅延が発生したということで、まず顧客(私)の証券会社に対する信頼が揺らいでいるんです。 それに加えて、本来得られたはずの、(直接に経済的なものではないにしろ)価値のある(控えめに言っても、価値が無いとは言えない)議決権に対して何の手当もしないということであれば、 それは、顧客(私)の信頼を二重に損なうことになりますよね。 証券会社の経営姿勢として、そんなことで良いわけはないのでは、と私は強く思うのですが、いかがなものでしょうかね?※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村
Apr 18, 2018
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ㅤ今回は、2018年の月ごとの休日数の比較です。 毎年、書いているので遅ればせながら今年も載せておきます。 まあ、ほとんど自分のメモ帳替わりですが。 飲食店とか小売り関係の企業などで月次の売上げを公表しているところがあります。開示情報として出している会社もあれば、HPの片隅にひっそりと載せている会社もあります(後者の方が人の目に触れにくいので情報としての価値は少し高いかも)。 で、自分の体調管理で体重計に乗るような感覚で、最近の会社の様子を既存店の前年比売上高なんかで推測するのですが、土日祝日の日数が影響している場合もあります。 ということで、自分で見返すために、2018年の月ごとの休日数を整理してみました。(関連の日記)〇月ごとの休日数比較2017年〇月ごとの休日数比較2016年(訂正)〇月ごとの休日数比較2015年 〇9月月次×、11月月次〇 (2014年)1.2018年の月ごとの休日数2.今年の傾向〇休日が昨年より1日多いけど、平年よりはまだ少ないかな。(祝日が土曜日と重なって、振替休日にならないケースが昨年は4回、今年は3回ある)〇2月、3月と連続して休日が昨年より一日多い。〇5月の大型連休は、4連休。9月に2回、10月から12月まで1回ずつ3連休。上記は単に、曜日の並びの観点からの見方。実際には、天候の影響とか他の要素も大きいので、あくまで参考程度。3.感想 昨年は日本経済も少しだけ上向いてきたかなという感じだったと思うのですが、ひょっとすると休日数が一昨年より4日少ない(働く日が一昨年のうるう年を考慮しても3日も多い)影響も少しあるのかも。。。 そういえば、日本経済が停滞し始めたのって、ちょうど週休二日制が広がっていったタイミング。。。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村
Jan 26, 2018
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飲食系などサービス産業を中心に月次の売上げを公表している企業がある。 単月のことで一喜一憂する必要は無いけど、移動平均線を見るような感覚で会社の状況を把握するのには結構役に立つように思う。 例えば、表面上は規模拡大が進み業績好調に見えても、既存店売上が継続的に前年を下回っているようだと要注意。 月次の推移を見るうえで気にしておいた方が良いのが、曜日の並び(休日数)。休みの数が多いほど有利なのが家族で行くような飲食系、反対にBtoB主体で平日が多いほど売伸びる会社もある ということで、自分で見返すために、2017年の月ごとの休日数を整理してみた。(関連の日記)〇月ごとの休日数比較2016年(訂正)〇月ごとの休日数比較2015年 〇9月月次×、11月月次〇 (2014年)1.2017年の月ごとの休日数2.今年の傾向〇そもそも、休日が昨年より4日も少ない。(祝日が土曜日と重なって、振替休日にならないケースが4回も)〇今年は”うるう年”ではないので、2月の日数が昨年より一日少ない。〇5月の大型連休は、5連休。7月から11月まで毎月1度ずつ3連休。上記は単に、曜日の並びの観点からの見方。実際には、天候の影響とか他の要素も大きいので、あくまで参考程度。3.感想 今年は、休日が少なく、飲食系などはやや逆風なのではと思う。 また、休日数が昨年より年間4日も少ないというのは、個人的にも憂鬱な感じなのだけど、 他国の休日数と比較(日本の祝日の数は先進諸国で最も多い)すると、今年ぐらいの休日数で良いのかもしれないと思ったりもする。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村
Jan 2, 2017
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株式投資では、銘柄の選択とかタイミングとかは”当たるも八卦”的なものであって、その選択によって結果的に得をするのか損をするのかは運しだい ということなんだと思うのだけど、 どの証券会社で取引するかとか、どういう注文の仕方をするかといったことについては、確実に得をする(手数料などを節約する)方法に気付くことがある。 一部の証券会社では、注文を小分けにすることによって手数料を節約できることがあるので、今回は、そういう小技について(とってもセコイ話題です)。1.少額の注文がお得な手数料体系を採用している証券会社 証券会社の中には、少額の注文がお得な手数料体系を採用している証券会社がいくつかある。 例えば、私が利用している証券会社の中では、〇K社の例 このK社の場合、 約定金額が50万円以下だと手数料が250円(税抜き)なのに、50万円を超えると率計算になって、例えば約定金額51万円だと手数料が549円(税抜き)、約定金額100万円だと手数料が990円となる。 約定金額50万円以下のところを特に優遇した手数料体系となっている。〇M社の例 このM社の場合も、約定金額が50万円以下の部分が優遇されていて、 例えば、約定金額が40万円超50万円以下の場合は手数料が450円(税抜き)だけど、 パソコンからの指値注文で約定金額が51万円だと手数料が1500円(税抜き)となる。2.注文を小分けにして手数料を節約する こういう少額の注文がお得な手数料体系を採用している証券会社の場合、 それを超える金額の注文をしたいときに、注文を小分けにすることで手数料を節約できることがある。 例えば、上のK社の場合だと、約定金額が50万円以下になるように注文を小分けにするのが手数料節約のコツ。 一例として、株価4000円の株を200株買いたい(または売りたい)ときに、 200株買い(または売り)の注文を出して約定金額80万円となると、手数料が810円かかる。 だけど注文を小分けにして、 100株買い(または売り)の注文を同時に2つ出して約定金額40万円×2回となると、手数料が250円×2回で合計500円となる。 注文を小分けにすることで310円の手数料節約となる。 なお、K社だと、約定金額が大きい場合には”信用買い+現引き”または”信用売り+現渡し”の方がお得なときもある。(関連の日記)〇信用取引で売買手数料を節約3.感想など 数百円の節約なんて我ながらセコイ話だとは思うけれども、コンビニのおにぎり〇個分かーとか考えると、生来の性分からか節約せずにはいられない。 注文を小分けにされると証券会社の負担も増えるだろうと思うので、小分けにしなくてもよいよう、なだらかな手数料体系にしてくれれば良いのに。。。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Oct 8, 2016
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優待用に保有しているヴィレッジヴァンガードに悪夢の開示3連発。1.チチカカをタダでお譲りします まず1発目は、7月1日に開示の〇子会社の異動(株式及び貸付債権譲渡)および特別損失の発生ならびに平成28年5月期通期業績予想の修正に関するお知らせ(会社HPより) 債務超過に陥った100%連結子会社のチチカカを外部に譲渡。 チチカカの有利子負債約58億円のうち約44億円をヴィレッジヴァンガードで引き受けたうえでの無償譲渡(資産40億円以上ある会社なのにねー)。 これにより、約33億円の特別損失計上とのこと。 ここまで身を切る覚悟なら、自力でもなんとかなるんじゃない? これ、譲渡受けた会社は損のしようがないんじゃないか? とか思うけれど。。。 一時は、期待の星のようだったチチカカがねー。2.優待改悪します 2発目は、7月14日開示の〇株主優待制度の変更に関するお知らせ(会社HPより) これまで、タダでお買物が出来る優待券だったのだけど、割引券のような優待券になるとのこと。 まあ、これまでが大盤振る舞いすぎたので、仕方がないか。。。 でも、株価的にはこれが一番ショックだった模様。3.MSワラント発行します そしてとどめの3発目が、7月21日開示の〇第三者割当てによる行使価額修正条項付第1回新株予約権の発行に関するお知らせ(会社HPより) 新株予約権の割当先(クレディスイス)に、権利行使時の株価の90%で株を渡しますよとのこと。 これで希薄化9.6%。 そんな好条件なら、まずは既存株主に割り当ててくれよー(ライツオファリングで)と思うけど、 証券取引所の頭の固い人たちが、業績不振企業のライツオファリングを実質禁止したので。。。 より既存株主に悪影響のあるMSワラントに追い込まれている。 なんか、もうハコ企業並みの資金調達手段。 さすがに、保有しきれないよ。とどめを刺された感じ。 ※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 25, 2016
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株式取引を行ううえで、どこの証券会社を選ぶかというのが結構重要。 証券会社ごとに手数料の体系やサービス内容が異なっているので、自分が何をしたいのかということに合わせて、利用する証券会社を見極めていかなければならない。 私は、今のところ5社のネット証券会社を利用している。 それぞれに優れたサービスがあるので、使い分けている状況(資金を分散させるデメリットもあるのだけど、それはさておき。。)。 というようなことで、私が利用している証券会社の、”ココがすごい!”と思うサービスを順に紹介していきたい。 まずは、初回として、ネット証券の草分けとして対面時代の常識を破壊してくれた功績に敬意を表し、松井証券について。1.贈与支援サービス 私が、松井証券でもっとも使えると思っているのが、”贈与支援サービス”。 株式を使って贈与すると贈与税の面でお得なのだけど、対応していない証券会社も多く、また手続きも面倒。 だけど、贈与する側と贈与される側がともに松井証券に口座を持っていれば、 ”贈与支援サービス”を使うことで簡単・瞬時に贈与手続きが完了し、手数料もかからないので便利。(関連の日記)〇株式を使って贈与税を節約する2.1日で10万円までの取引手数料が無料 松井証券は、一日の株式約定代金の合計で手数料が決まる”ボックスレート”という手数料体系を採用しているのだけど、 1日の株式約定代金合計が10万円までなら、なんと取引手数料が無料。 (信用口座開設から6か月間は30万円まで無料という特典も。) また、3月までの期間限定ながら、未成年口座を対象に毎月1080円までの手数料キャッシュバックキャンペーンを実施中。 優待用の最小単位の株式を買う時などには便利。3.一般信用(売り) 松井証券では、無期限信用という名称で一般信用を扱っている。 優待クロスなどで信用売りをしたいときに、逆日歩のリスクが避けられる。 一般信用(売り)を導入している証券会社は何社かあるけれど、会社によって扱っている銘柄が異なるので、それぞれに口座を開いておくと便利。 ちなみに、一般信用(買い)はメリットほぼ無いと思われるので要注意。(関連の日記)〇平和の優待クロスで3%分の利得 〇信用買いなら制度信用で4.感想など ネット時代の幕開けに、秩序の破壊者として登場したのが松井証券。 手数料はほぼ横並びで取引代金の約1%。注文は営業マンを通じて。というような今から思えば高コスト・不便な時代から、飛躍的にコスト・サービスの改善をもたらしてくれた。 ボックスレートという手数料体系からは、主には高頻度で売買をするデイトレーダー的な顧客層を想定しているのだろうと思うけど、 一方で、未成年口座についても力を入れている模様。 優待などを目的に子供名義の口座を開くなら、”贈与支援サービス”が便利で、1日10万円までの取引が無料の松井証券が有力な候補となるのではないかと思う。 ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Mar 19, 2016
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見落としてました。何と今年から8月11日に”山の日”という祝日ができるとのこと。 そんなわけで、訂正します(1月31日)。 日頃の不摂生がたたり生活習慣病関連で数か月に一度のペースで病院に通っている。 それと同時に、毎日体重と血圧を自分で測定して記録を付けているのだけど、 その日々の記録を追っていると、次に病院に行ったときに検査の数値が良い方向に出そうなのかその反対なのかが概ね事前に予想できる。 ちなみに、年末年始の暴飲暴食シーズンを挟んで最近の日々の数字はかんばしくないので、次の病院での検査が思いやられるところなのだけど、 そんなことはさておき、 企業でも月次の売り上げデータを公表しているところも多い。 単月のみの売上でどうこうというより、毎月毎月の流れを追っていったり、他企業の動向と比較したりと”縦横”広く見ていくことが大事なのだと思う(そのへんは、体重等の管理と同じことなのだろう)。 月ごとの推移を見ていくうえで、わりと大事なのが曜日の並び。 家族で出かけるような飲食店は休みの数が多いほど有利だし、反対にBtoB主体で平日が多いほど売上げが伸びる会社もある。 ということで、2016年の月ごとの休日数を整理してみた。(関連の日記)〇月ごとの休日数比較2015年 〇9月月次×、11月月次〇 (2014年)1.2016年の月ごとの休日数2.今年の傾向 〇今年はうるう年で2月の日数がそもそも一日多い(休日数としては同じ)。 〇ゴールデンウィークは昨年の5連休に対し、今年はカレンダー通りだと3連休どまり。だけど1日2日休むことで長期休暇の取得が容易。観光関係には嬉しいかも。 〇7月は休日が昨年より2日多い。 〇8月11日に祝日新登場。お盆休みにつなげると大型連休にも。なお、8月の休日数は新祝日を入れても1日減。 〇昨年あった9月の秋のゴールデンウィークは、今年は無い(休日数は1日減)。8月9月の合計では休日が2日少なく、外食産業などにはそのあたりの時期が鬼門かも。 上記はあくまで、曜日の並びの観点からの見方。実際には、天候の影響とか他の要素も大きいので、参考程度。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jan 30, 2016
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「しんがり 山一證券最後の12人」という本を読んだ。 ジャーナリストの清武英利氏が山一證券倒産前後の状況を丹念に取材してとりまとめた労作。 特に、最後まで会社に留まり、倒産の原因となった簿外債務に関する社内調査報告書をとりまとめた12名に焦点を当てている。 エリート社員が再就職をしていく中で、社内的に日の当たらない部署を過ごした人達が最後に踏みとどまり、簿外債務の発生の背景・処理方法・関係者等を明らかにした渾身の社内調査報告書をとりまとめるまでの物語。 人間ドラマとして大変面白いのだけど、 私は、亜流の読み方なのだろうけど、本書から透けて見える1980年代の株式界隈、証券会社の商売のやり方、顧客の状況に興味を惹かれた。 なので、本の主題とは離れるけれども、そのあたりのことを書いてみたい。1.利回り保証の証券運用 1980年代、特に80年代後半は、実質的に利回り保証で証券会社に運用を任せるということが広く行われていたようである。 証券各社の主戦場となったのは、事業会社の一任ファンド的な営業特金(特定金銭信託)。事業会社が転換社債大量発行等でキャッシュをだぶつかせているのに対し、各証券会社が高めの利回りを運用目標として約束して集金。シェアを競っていた模様。 また、リテール部門でも大口個人客と支店担当者の間の一任勘定的取引。 さらに、私の子どもの頃のかすかな記憶をたどると、投資信託もクローズドエンド型(期間限定、中途解約無し)で毎月設定されており、チラシには想定利回りが明記されていたように思う。不思議なことに(というか当時の常識では当たり前のように)各回のファンドは想定利回りを少しだけ上回る水準に必ず着地していたようにも思う。 で、株価が右肩上がりの時代には、証券会社、顧客ともハッピー。顧客は約束された利回りを確保できるし、証券会社は利回りを確保さえすれば、回転売買で手数料抜き放題、超過利益が発生すれば担当者の裁量で(運用がうまく行っていないような)他の顧客に付け替えることも出来る。 今から見ればとんでもない状況だけど、当時としては必ずしも法令違反でもないし、山一證券に限らず各社横並びで同じようにやっていた模様。2.時代が変わる 上記の仕組みは、右肩上がりの時代にこそ証券会社の繁栄をもたらしたけれども、ついにバブルも終焉。1989年大納会12月29日の史上最高値38,957円44銭をピークに株価低迷の時代に。 また、コンプライアンス的な規則も強化され、一任勘定取引や損失補てんが禁じられることとなった。 で、利回り保証の後始末はというと、 個人の場合は、極力顧客の損失という形で決着をつけようとするのだけど、利回り保証の約束が明確であったり顧客の力が強かったりして交渉がうまく行かない場合は禁じられている損失補てんで決着させるしかない。 事業法人相手でも、相手ごとに違う利回り保証の程度(単なる目標か契約的なものか)などを踏まえつつ、損失は極力顧客側に引き取ってもらうべく交渉し、ダメなら証券会社が自分の勘定に引き取ることとなる。 このあたりまでは、証券各社共通だったと思うのだけど、 そうした中で、山一證券では決算期の異なる会社間で有価証券を移し変えることで、含み損の表面化を回避するという判断先延ばし策を取った。株式市況が回復することを望みに先延ばしの取引を繰り返し、最終的にはもはや事業会社に引き取らせることは不可能となり実質的に山一證券の勘定の多額の含み損を抱えることになる。それらの有価証券は山一の関連会社が保有し、山一の決算書上では全く存在が見えない簿外の債務。 1997年に至り、大蔵省により自主廃業に追い込まれることとなった。 3.社内調査報告書 簿外債務に関する社内報告書は、ともかく渾身の出来栄え。 調査に関わった国広弁護士のHPにて閲覧できる。 〇社内調査報告書 -いわゆる簿外債務を中心として-4.感想など 大蔵省の判断で山一を自主廃業させることとなったようだけど、山一を潰して何か良い影響が有ったのだろうか?山一や長銀などそれなりに営業基盤や体力の残っていた会社が潰れたことで、ますます金融不安が加速して行ったような気がしてならない。 そこへ行くと、1965年の証券不況で倒産やむなしと思われた山一證券を超法規的日銀特融で救った田中角栄や、ダメの最右翼と思われていたりそな銀行を救った竹中平蔵は偉大であった。 ところで、一任勘定取引は禁じられたはずなのだけど、ほどなくしてラップ口座として復活。 このラップ口座(ファンドラップとか称するらしい)なるもの、高い信託報酬を抜きながらリスクは全て顧客におっ被せている。証券会社が潤うだけの馬鹿げた商品。 一任勘定なら一任勘定らしく、先達を見習い利回り保証ぐらい付ける根性は無いものだろうか(それは無理だろうから、せめて損失が出た期は信託報酬をゼロにするぐらいやったら?)。
Jun 9, 2015
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昨日、スカイマーク株の今後について書いたのだけど、 (前回の日記) ・スカイマーク株の今後 株価はどうなる? このなかで、100%未満の減資の可能性にも触れたのだけど、 どうやら、100%減資・既存の株は無価値、上場廃止という路線のようだ。 ・民事再生手続開始の申立て及び資金支援等に関するお知らせ スカイマーク社のプレス資料の中で ”有価証券上場規程第 605 条第 1 項に規定する再建計画等の審査に係る申請については、行わない予定です。” というのが、白旗降参ですの印のよう。 上場廃止は3月1日(最終売買は2月27日)。 既存の株は、仮にマネーゲームが行われるとしても、最終的には0円の価値。 それにしても、日銭の入ってくる商売で、資金繰り倒産とは。。。
Jan 29, 2015
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投資をしていて、昔より格段に良くなったのは、会社からの情報開示の頻度が高くなったこと。昔であれば事情通しか知りえなかったことを個人投資家でも知ることができる。 なかでも、月次売上げを公表している企業の場合、足元の状況が把握できるので大変ありがたい。 ただし、月次売上げについては、天候や曜日の並びの影響などに左右される。数値のみに一喜一憂するのではなく、注意深く見ていく必要がある。 家族で出かけるような飲食店は休みの数が多いほど有利だし、反対に平日が多いほど売上げが伸びる会社もある。 ということで、2015年の月ごとの休日数を整理してみた。 ちなみに、2014年について整理した以前の日記。 ・9月月次×、11月月次〇 1.2015年の月ごとの休日数2.今後の傾向 〇3月は、休日が昨年より2日少ない。昨年は、消費税増税前の駆け込み需要があったので、その反動減もある。前年との比較ではかなり厳しそう。 〇5月は、休日が昨年より2日多い。またゴールデンウィークは、昨年が4連休だったのに対し今年は5連休。 〇9月は、今年は秋のゴールデンウィークが成立し5連休。また、休日が昨年より1日多い。観光関連などは嬉しいのでは。 といったところが、大きなところ。 あくまで、曜日の並びの観点からの見方。実際には、天候の影響とか他の要素もあると思うので、参考程度に。
Jan 8, 2015
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なんとも、安倍政権のご都合主義的な解散・総選挙なのだけど、 解散理由をこじつけてでも選挙したいだけのことはあって、どうやら与党大勝の情勢のようだ。1.世論調査 最近の各社の世論調査では、各党の支持率や、選挙の投票先は、だいたい、 自民 >>> 民主 > 公明 = 維新 = 共産 > その他 ・NHK ・読売新聞 ・産経新聞・FNN ・朝日新聞 ・日経新聞・テレビ東京 ・共同通信2.立候補準備状況 ・1100人超が立候補準備 衆院選9党の争いへ(中国新聞、共同通信調べ) ・2014衆院選:6選挙区で維新、公明と対決回避(毎日新聞) ポイントと思われるのは、 ・民主党は比例単独候補を含めても過半数を大きく下回る候補者数にとどまる。 ・維新が地元での公明との対決を回避した。 → もう、どうころんでも野党が勝利する可能性は無い。不戦敗といったところ。 ・自民党は、約340人の候補者を内定。 → 自民党側は、340人!!立てないと比例名簿が足りなくなる可能性もあると情勢分析しているようだ。3.感想など 株価も堅調に推移しており、総選挙の与党圧勝を織り込みつつあるのかなー。 実際に与党大勝した後の風景はどんなんだろう? 織り込み済みなら、一段高ってことはないだろうけど、黒田砲の弾幕に対して売り込む勇気のある人もいないだろうから、だらだらとした展開か?
Nov 28, 2014
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先週の株式市場は、とりあえず”エボラ出血熱”を消化した格好で、上げ基調。 しかし、西アフリカの状況は混沌。WHOの25日の発表では、感染者が1万人を超え、死者数も5000人弱に拡大。 また、厚生労働省のまとめでは、ギニア、リベリア、シエラレオネのそれぞれの首都で猛威をふるい、症例数の過少報告が続いているとのこと。 ・エボラ出血熱、感染者1万人超える 死者は4922人 ・2014年10月23日更新 エボラ対応に関するロードマップ (更新13)(厚生労働省検疫所) というような状況なので、株価が上がることは素直に嬉しいのだけど、先行きどうなるかは非常に不透明。西アフリカが収束しない限りは全く安心できないのだが、相変わらず良い見通しが持てない。 私は、レバレッジ1.0倍、そのうち金ETFが2割という防御態勢を継続。また、エボラ流行シナリオ、早期克服シナリオとも耐えられる銘柄構成に徐々にシフト。 それと、西アフリカでエボラと対峙している国境なき医師団に少しだけ寄附してみた。この寄附が、先週行った投資の中で、最も費用対効果が高いかもしれない。 ちょっと長めの前置きだったのだけど、週末なにげに図書館で借りた本が面白かったので、その読後感想が、今回の本題。1.食い逃げされてもバイトは雇うな? 本は、公認会計士の山田真哉氏の書いた”禁じられた数字(上下巻)”。 ・食い逃げされてもバイトは雇うな-禁じられた数字(上) ・「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い-禁じられた数字(下) 上巻のタイトルを下巻のタイトルで打ち消すという、人を食った技を披露。 ずいぶん前のベストセラーなんだけど、中身が薄そうなタイトルだなーと敬遠していた。でも、読んでみると、実に読みやすく、コンパクトながら充実している。 主題は2つ。 1つは、数字の話。もう1つは、会計とビジネスの話。 2.数字を操る 人をひきつけるには、数字を有効に活用することが重要とのことで、事例を豊富に紹介。 どういう断面で切り取るかによって印象が違う。効果的な数字の使い方をということで、 例えば、サッカーのスウェーデン代表は、イングランド代表を相手に、「39年間無敗神話」というキャッチコピー。実際は、39年間で12戦しかしておらず、しかも4勝8分け。でも、39年間無配には違いないし、イングランド戦の集客アピールには効果絶大。 さらに工夫すると、スーパーの割り引きに同じコストをかけるにしても、 「全品2%引き」というより、「抽選で50人に1人は無料」とした方が、集客効果があるとのこと。確かに、期待値としては同じでも、50人に1人無料の方がワクワク感があるような。 一方、受け手側としては、数字に騙されてはいけないよという注意喚起も。 例えば、「この売り場で、1億円が12本」という宣伝。事実には違いないのだけど、どこで買おうが当たる確率は同じなので、意味は無い。相手を錯覚させるための”卑怯な数字”を著者は”禁じられた数字”と定義。 ”禁じられた数字”には4パターン。 ・アンケート、ランキングなどの「作られた数字」 ・”1億円が12本”のような「関係のない数字」 ・将来予測などでの「根拠のない数字」 ・計算上はうまくいくけど実際にはうまくいかない「机上の数字」3.ビジネスを成功させるには非会計的な行動が不可欠 今回、この本を読んで、”目からウロコ”的な点が、非会計的な行動を推奨している点。 冷静な計算から導き出される”会計的な行動”だけでは、ビジネスは成功しないと断言。公認会計士の著者が言うだけに説得力がある。 で、ここに、上巻下巻で相反するタイトルが付けられている理由がある。 上巻の「食い逃げされてもバイトは雇うな」というのが”会計的な行動”。バイトに払う給料と食い逃げで生じる損失を比較すると給料の方が断然高くつくので、「バイトは雇うな」というのが”会計的な行動”。 だけど、それではビジネスとしては発展しないというのが、下巻の「「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い」。 食い逃げを許すゆるい店だという評判が立ったり、そのうちレジごと持っていかれたりとか、バイトを雇わないことの弊害は大きいためバイトを雇うというのが”非会計的な行動”。雇ったバイトをうまく活用して、いかに店を繁盛させるか妙手を考えるのがビジネス。 二者択一を超えた妙手をひねり出すのがビジネス。ビジネスはいわば非科学的なものであり、金額重視・効率化重視の会計的思考とはある意味相容れな面があるもの。内部統制強化なども会計的な発想、ビジネスの現場とは反りが合わないとのこと。 会計的行動と非会計的行動の複数の視点を持って、妙手を考えるのが経営者の役割 というのが本書の結論のようである。4.感想 そういえば、昔の偉大なる創業者は、「経理の言う事を聞いていたんでは会社は発展しない」というようなことを言っていたなーとか、 ソニーがダメになっていったのも、社外取締役とか、環境会計とかガバナンス、コンプライアンス的に正しいことに注力する一方で、儲かる製品・仕組みを知恵を絞ってひねり出すということを忘れてしまったからあんだろうなーとか、 日頃漠然と感じていたこととシンクロ。 なるほど、そういう理屈かと、目からウロコの2冊でした。
Oct 26, 2014
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日本人が青色LEDでノーベル物理学賞受賞ということで、日本の科学力・技術力は大したものだという雰囲気に少しなっている。 だけど、せっかく開発したLED技術なのだけど、産業活動の面では日本のシェアが下がる一方。代わりに、量産品を中心に、韓国、台湾、そして中国の企業が伸びてきている。 これって、昔は逆だったよね。 日本人がノーベル賞なんかほとんど取ってなかった時代、 日本企業は独創性は無いけれども、欧米の製品を模倣して、生産過程での作りこみを行うことで低コスト大量生産を実現し、圧倒的な安さで世界シェアを獲得していったもの。 海外からの「舶来品」が高級品の代名詞。日本製は安かろう悪かろう。だけど、圧倒的に売れたし、利益も出て会社も伸びた。 てなことを考えながら、 「チャイニーズ・ドリーム」という本を読んだので、読後感想を。 東大社会科学研究所助教授の丸川知雄氏が、フィールド調査を中心に執筆した本で、”大衆資本主義が世界を変える”という副題が付いている。1.中国の大衆資本主義とは 一般的に、中国は一党独裁の半ば統制経済的な資本主義、というイメージなのだけど、 実際の中国経済は、無数の小資本(個人)が商機をもとめて活動しており、そこに活力の源泉がある というのが著者の見立て。 例えば、携帯電話メーカーを例に取ると、 3000社ぐらいの会社が一気に出来て、(単なるコピー商品なんかを作っているところも多いのだけど)色々な面で切磋琢磨している。また、垂直分業が進んでいて、回路設計にしろ、各種部品にしろ、各段階の工程を専門とする企業が数多く存在、それぞれの工程での競争も激しい。 そういう競争の中で、頂点に立つ数社がシェアを伸ばし、世界に出てきている。 太陽電池にしろ自転車にしろ同じような構造。 自転車はもともとの国営企業は、行き詰まり、今は1000社ぐらいが混沌と競争している。 強いはずである。2.チャイニーズ・ドリーム 家柄も、資産も無い普通の人が、わずかな資本を元手に会社を創業し、自らの才覚と努力と運で巨大資本家にのし上がっていく。それが、現代中国。 30年前には金持ちなんて1人もいなかった国で、桁違いの億万長者が多数。3.感想など 成功する人は一握りなのだろうけど、ともかく誰でも夢を見られる地としての中国。少しでも条件を良くするため、精一杯の努力をする国。努力が自分の将来に直結する国。 一方の日本。ジャパニーズ・ドリームはあるのだろうか? ※中国の負の側面はたくさんあるのだろうけど、強みも見据えておかないと、ということで書いてみました。
Oct 9, 2014
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10月になり、9月の月次売上げ情報の開示が始まっている。 最近、マクドナルドが6月の月次が悪い理由を、”前年同月に比較して土曜日が1日少ないことの影響”としたため、一部で嘲笑を浴びていたけれども、曜日の並びの影響というのは確かにあるのだろうと思う(もっとも、マクドナルドの場合、6月は既存店前年比が8%減だったので、曜日の並びの前に考えなければならない点がたくさんあったのだろうけど)。 家族で出かけるような飲食店は、休みの数が多いほど有利。1.月ごとの休日数 そこで、昨年と今年の月別の休日の数を整理してみた。2.今後の月次の傾向 〇8月が昨年より1日休みが多かったのに対し、9月は休みが1日少ない。そのため、9月の月次はやや低めに出るだろう。 〇11月は昨年より2日も休みが多い。月次好調となるはず。逆に11月に苦戦するようだと、かなりまずい。 なお、上記は、曜日の並びの観点からの見方だけど、実際には、天候の影響とか他の要素もあると思うので、あくまで参考程度に。
Oct 2, 2014
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3連休なのに外出の予定が無いので、図書館で借りた本を読んで過ごしている。 小ダヌキは、何を思ったか、「きらわれものシリーズ」という図鑑を借りてきて、 「お父さん、ゴキブリは1年間に10万匹に増えるんだよ」とか教えてくれる。 うーん、複利という大事な概念が含まれているなー、とか思いつつも、気持ち悪いので適当にあしらって、 私は、クリストファー・H・ブラウン著、林康史監訳の「バリュー投資」という本を読んだ。 クリストファー・H・ブラウン流のバリュー投資の初歩を分かりやすく解説した本で、大変読み易い。一般投資家向けで、読み応えのある本だったように思うので、今回はその読後感想などを。1.クリストファー・H・ブラウン流のバリュー投資 クリストファー・H・ブラウン流のバリュー投資を私なりに要約すると、こんな感じ。 〇スーパーでステーキ肉を買うように、株も特売日にお得に買うべき。 〇そのためには、本質的価値を見極め、それよりかなり割安という”安全領域”のある銘柄を選ぶ。 〇まずは、スクリーニング。PER、PBRなどの指標でスクリーニング。 〇資産を見るときは、流動性が確保されていることが重要、流動資産と流動負債の比率などをチェック。借り入れに頼る経営は、業績悪化時の生き残りを貸し手の判断に委ねることになるので危険、負債比率の小さい会社の方が良い。”のれん”のような無形資産は資産価値を測るのが難しいので除外して考える。また、過剰在庫が有れば割り引いて考えることが必要。 〇利益を見るときは、子会社や土地の売却で利益が嵩上げされていないか、工場の閉鎖など一時的な費用が入ってないかなどをチェックし、会社の本来の力を見極める。また、ストックオプションなど将来の株数増加が見込まれるときは、希薄化後の値で見ておく。また、成長企業は指標面で見劣りがしても将来の成長で補える。 〇以上のようなスクリーニングを行ったうえで、会社を詳しく調べてみることが重要。 ・製品価格の見通しはどうか?値上げは可能か? ・売上高はもっと伸びるか? ・いまの売上高のままで利益を増やすことができるか? ・売上高に対する販売費・一般管理費の比率はどうなりそうか? ・売上高を伸ばせるとしたら最終利益はいくら増えるのか? ・以前より利益率が低下していないか?少なくとも競争相手より高い利益率を達成しているか? ※一時的な原因(経営者の判断ミス、新製品の失敗など)、外的要因(金利の上昇、燃料費の高騰)によるものなら、利益率を回復することが可能。 ・一時的な費用を計上していないか? ※工場の閉鎖、訴訟、不採算部門の閉鎖など費用が一時的なら、利益は以前の水準にもどる。 ・切り捨てることが可能な不採算部門があるか? ※経営陣の判断しだいで、不採算部門を除去し、株価は大きく上昇可能。 ・経営陣は、ウォール街のアナリストの利益予想に納得しているか? ・向こう5年間でどのくらい成長するか?どのようにすれば成長が可能になるのか? ・事業活動で得られた余剰資金をどうしようとしているのか? ※将来の利益増加につながることができるか。 ・競争相手は何をしようとしているか? ・競争相手と比べて財務状況はどうか? ※資本利益率(利益/(自己資本+負債))は競争相手と比べてどうか。また、多額の借入金は競争相手に負ける要因。株式市場の評価はどうか、PERに差があるなら市場はどんな点に注目しているのか。 ・買収されるとしたらいくらか? ・自社株買いを計画しているか? ※発表するだけで実行しない会社、ストックオプション等を相殺するに留まる会社もある。発行済み株式数が本当に減少するのか。 ・インサイダーは何をしているのか? ※経営陣が株を買っていれば良い材料。(米国ではインサイダーの売買状況についての開示義務があるるとのこと。) 〇外国の会計基準は米国とは違うので、思わぬ掘り出し物が見つかることも。 ※米国企業は、経営陣のボーナスを正当化し、ストックオプションの価値を増やすために、株主に良い顔(利益を大きく計算)しようとする。欧州と日本の企業は内部留保に気を配り、早めに減価償却しようとする傾向があり、米国基準のもとで計算した場合に比べ利益や資産が低く見積もられる。会計方法に関し、欧州が宝探しなら、米国は地雷原。 〇為替は難しいので、ヘッジする。ヘッジしないというやり方もある。通貨変動を予想して、ヘッジしたりしなかったりというのが一番まずい。 〇投資はマラソン。重要なのはタイミングでなく、マーケットの中にいる時間。 〇頻繁に売買すると、税金や手数料の分、損をする。 〇(バリュー投資に徹するという)やり方を変えない。 ※バリュー投資家が辛抱しきれず”人気銘柄”に手を出すようなときこそ、流行の終わり。 ※どのハイテク企業が次世代のマイクロソフトになり、どの企業が大失敗に終わるかを予想できるなどということは信じない。安全領域と割安な株価という基準に見合う銘柄で分散されたポートフォリオこそが最適。 〇いつの時代も、外国においても、PER、PBRの低いグループへの投資が高いリターンをもたらすとの実証データがある。 〇(著者のブラウン氏は採用していない投資手法であるが)「落ちるナイフ(過去1年で60%以上下落した銘柄)」の倒産確率は市場平均の4倍高いが、全体で見れば市場平均を上回るリターン。検討に値するかも。2.感想など 2009年に63歳で逝去した著名バリュー投資家のクリストファー・H・ブラウン氏が、2006年に一般投資家向けに書いた ”The Little Book of Value Investing”の翻訳本。 ・バリュー投資として、実に王道であり、読んでいて初心に帰る思いがした。 ・一方、著者は米国会計基準の人であるため、”一時的な利益や損失を除外して考える”とか、”のれんなどの無形資産は除いて考える”などのノウハウを説いているが、 日本基準であれば、初心者でも経常利益(米国には相当する概念が無い)を見るのが当たり前だし、”のれん”は計上しない(積んでも償却する)のが通常。日本基準の会計は、実に投資家目線のツールである。日本株を相手に日本基準の決算を使えるのはバリュー投資家として、とてもありがたいことだ。(米国基準は、米国人投資家から見ても、”経営陣のボーナスを正当化し、ストックオプションの価値を増やすため”のツールに映るらしい。) 読んでよかった。有意義な休日であった。
Jul 20, 2014
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週末恒例で、所有銘柄などのチェックをしていたところ、6月の月次が前年同月比で軟調なところが結構多い。 4月に消費税が引き上げられて以降、4月、5月と月次が想定内または予想外に堅調な会社が多かったのに、ここに来て少し影響が心配な雰囲気。 まあ、なぐさめとしては、 ・6月は、曜日の並びが悪かったこと。 (昨年より土曜日が1日少ない。けどそれを言うと、5月は好調に見えても昨年より土曜日が1日多かったからなー。) ・サッカーワールドカップを見るために家にこもった人が多かった? ってとこかとも思うのだけど、なんだかすっきりしない。 それと、すっきりしないといえば、世界の景気動向を先取りすると言われている「バルチック海運指数」の下落が止まらない。 バルチック海運指数は、資源などを運ぶバラ積み船の運賃を指数化したもので、1985年の値を1000としている。 それが、7月11日にはついに、814まで下落。 世界的に荷動きが停滞している?それとも、新造船による船腹過剰の影響? なんだか、中国経済が変調な現れなのではとか、想像してしまう。 と、景気について弱気っぽいことを書いたのだけど、 株価の先行きについては、私としては、そんなに心配していない(なんか、構造的に株式に資金が流れ込んで来るような妄想をいだいている)。 7月前半までちびちび売っていたおかげで、レバレッジも1.1倍台半ばまで下がったところ。株価が下がれば買う態勢なので、若干の調整ならむしろ歓迎。
Jul 13, 2014
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5月の月次が公表されはじめているのだけど、外食系、やたらに好調なんですよね。カレンダーの並びの影響なのかよく分かりませんが、少なくとも消費税懸念はどこへやらといった感じ。1.あみやき亭 素早さで定評のある、あみやき亭。日曜日にもかかわらず6月1日に5月の月次を公表。 既存店売上高が前年同月比7.2%増と4月よりさらに好調。 なんと、2012年9月以来の高い伸び。 特に、焼肉部門が好調。2.くらコーポ つづいて、くらコーポ。 昨日、5月の月次速報を公表。 既存店売上高が、前年同月比10%増と、こちらも、4月よりさらに好調。 5月29日に、第2四半期の業績予想を上方修正した際には、「引き続き消費税増税による影響が懸念念されることに加え、デフレ脱却に伴うコストの上昇など、当社を取り巻く事業環境が不透明感を増してきている」として、通期予想を据え置いているのだけど、 コスト上昇はともかく、消費税増税懸念は全く心配なさそうな勢い。3.感想 プチ贅沢で焼肉・寿司なのか、プチ節約で安めのチェーン店選択なのか、はたまた単なるカレンダーの並びなのか、よくわからないが、なんとなく明るい気分(ポジション的発想)にはなったのでした。
Jun 3, 2014
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前回に引き続き、消費税引き上げの影響がどの程度なのか気になる、4月の月次について。(週末の所有銘柄、過去の所有銘柄チェック分から。) ちなみに、前回、 月次あれこれ(その1) 12.ワタミ 苦戦の続くワタミ。 4月の月次速報では、 既存店売上高が対前年比3.6%減。 苦戦しているように見えるが、昨年度から前年を大きく割り込むことが多く、4月は最近ではかなり良いほう。なので消費税引き上げの影響は無し。 ちなみに、4月から既存有料老人ホームの入居率を速報することにした模様。4月は84.3%と3月末(決算短信では84.9%)より低下している。 余談だけど、以前はワタミは美味しかったし安かったような(ともに過去形)。最近、どうしちゃったのだろう。 増収増益(出店多) → 増収減益(出店少) → 減収赤転(店舗減) という、小売の魔のサイクルに入ってきているような。13.フジ・コーポレーション 停滞期を脱し、最近また好調なフジ・コーポレーション。タイヤ業は駆け込み需要がありそうだが、 4月の月次速報では、 既存店舗売上高が対前年比16%減。3月が脅威の62%増だったので、さすがに減少している。 一方、通販・卸の本部売上高は、13%増と、3月の41%増の反動が見られず、サプライズ的。 フィデリティが9.24%まで買い進んだだけのことはある、なかなかの好調ぶり。14.吉野家ホールディングス 節約志向には強そうな牛丼業界。 吉野家の4月の月次速報では、 既存店売上高が前年比3.3%減。 3月が15.5%増だったので、まさかの消費税引き上げの影響かと思ったら、 実は、消費税とは関係なく、昨年4月に牛丼3社で値下げ競争を展開し売上げが大幅に伸びた反動らしい。 なので、牛丼3社とも4月の月次は前年割れとのこと。 (参考:日経記事)牛丼全3社が前年割れ 4月の既存店売上高 15.バロー 中部地域のスーパーマーケット、バロー。 4月の月次速報では、 単独ベースの既存店売上高が前年比3.0%減。 3月が8.9%増だったので、やや反動減があった模様。 ところで全く余談だが、私はバロー傘下で独自コンセプトで頑張っているタチヤが結構気に入っている。 出店時に設備に金を掛けない、チラシを作らない、生鮮物原則当日売り切りで倉庫が小さくて済む、品目ごとの担当者が仕入れ・陳列・値付け・販売を一手に、といった感じで、ともかく安い。優待券が使えないのが残念。 16.感想など 消費税引き上げの影響について売上高などを見てきたが、まあこんなもんだろうという会社や、思いのほか良いのではといった会社があったような。 ただ、節約志向になって、消費そのものを手控えるような動きは見られないように思う。せいぜい、購入の時期が若干、3月に前倒しになっている程度。 消費税引き上げをきっかけとする景気腰折れなんて可能性はあまり無いのでは、 ということで、私としては引き続き、株式に全力投入をするのでありました。 ※ 投資は、損しても得しても自己責任で!
May 11, 2014
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消費税引き上げの影響がどの程度なのか気になる、4月の月次について。(週末の所有銘柄、過去の所有銘柄チェック分から。) なお、5月2日の日記で、あみやき亭について、 5月3日の日記で、くらコーポ、トップカルチャーについて書いたので、今回はそれ以降の発表分について。1.ミサワホーム 消費税引き上げの影響を最も受ける業界の1つ。 4月の月次速報では、 受注状況の対前年比が22%減。 ただし、住宅建設の場合、昨年10月以降の注文(4月以降引渡し)は消費税8%が適用されるため、消費税駆け込み需要、その後の反動の影響は昨年度後半にすでに出ている。 昨年度の月次をみると、昨年10月以降はずっと受注状況の対前年比が20%前後の減少。 住宅は裾野が広いだけに、低迷が続くのは少し心配。 あるいは駆け込み需要の前年度と比較するから低迷しているように見えるだけで、一昨年度並みとの視点で見るべきなのか。でも、一昨年度はアベノミクス前だしなー。2.ヴィレッジヴァンガードコーポレーション 最近、業績が低迷しているヴィレッジヴァンガードコーポレーション。 4月の月次速報では、 既存店(直売店)の売上高が前年比6.6%減。 あいかわらずの低迷振り。 3月が少し良かった(といっても前年割れ)ので、プチ駆け込み需要とプチ反動があった模様。 本題から外れるが、この業績でこの値持ちの良さは驚異的。優待利回りが支えなのだろう。 転落していく会社の典型例のようにも見えるが、一方、既に評価は地に墜ちているので少しでも業績が上向く気配があれば意外感で株価上昇も てな感じで、なんとも興味深い銘柄である。3.篠崎屋 小売(仕入れ販売)なのに直売所とはこれ如何に、といった不思議な豆腐屋チェーン。プライベートブランドだから直売と言っても良いという理屈なのかな?? それはさておき、4月の月次速報では、 既存店の売上高が対前年比8.6%増。 3月の14.0%増と比べるとやや鈍化したものの、相変わらずの好調ぶり。 4.DCMホールディングス 駆け込み需要が見られたホームセンター業界。 4月の月次速報では、 既存店売上高が対前年比で10.3%減。 3月が駆け込み需要で、対前年比25.6%増だったので、このバランスをどう見るか。5月以降持ち直すようなら良いのだが。5.トレジャー・ファクトリー 一部駆け込み需要があると見られていたリサイクルショップ。 4月の月次速報では、 既存店売上高が対前年比で7.6%増。 3月の対前年比9.9%増ほどではないにしろ、昨年度来の好調をキープ。目だった反動減は無かった模様。6.チムニー 駆け込み需要の無さそうな居酒屋業界。 4月の月次速報では、 既存店売上高が対前年比2.3%増と、3ヶ月ぶりのプラス圏。 それにしても、株価上昇の理由が今ひとつ分からない。一部昇格のインパクト? うーん、売らなきゃよかった。けど、持ち続ける理由も無かったしなー。7.あさひ 若干駆け込み需要、反動がありそうな自転車業。 4月の月次速報では、 既存店売上高が対前年比13.5%増。 ここは、決算日が2月20日ということで、4月の売上げは3月21日~4月20日の期間のもの。 なので、駆け込み需要込みの数字の可能性あり。ということで番外編扱い。 ちなみに、新たな優待族フィデリティの保有銘柄につき、ウォッチリストに追加。8.薬王堂 駆け込み需要が見られたドラッグストア業界。 優待族の期待を裏切り、優待新設せぬまま株価の低迷続く薬王堂。 4月の月次速報では、 既存店売上高が対前年比9.1%減と、半年振りの前年割れ。 3月が駆け込み需要で、対前年比21.6%増だったのだけど、4月の落ち込み幅がやや大きいような気がしないでもない。 本題から逸れるが、株価的には、そろそろ優待新設か一部昇格でもしていただかないと、ってなところだけど。 株価なんて気にしないってな経営方針も、私としてはOK。塩漬け投資法で付き合う覚悟。9.ウチヤマホールディングス 業績に株価が一向に追いついていかないウチヤマホールディングス。 カラオケと飲食店について、月次情報を公表。4月の月次速報では、 カラオケ事業の既存店売上高が対前年比で0.3%減、飲食事業の既存店売上高が対前年比で3.1%減。 昨年度からの前年割れを脱却できずにいる。 ただし、消費税引き上げの影響は見られない。 余談だが、金曜日に公表された決算短信で、今期の業績予想は経常減益、最終減益。株価が業績に追い付かないうちに、業績の方が鈍化してくる可能性も。 10.アサンテ 駆け込み需要がありそうな感じもするシロアリ防除業界。 なんと東証一部に昇格し、業界の胡散臭さを払拭すれば大きな発展も、ってな感じの、アサンテの4月の月次速報。 売上高が対前年比4.2%減と、昨年6月以来のマイナス圏。 3月が対前年比16.8%増だったことと合わせると、駆け込み需要とその反動の模様。 ちなみに、金曜日に公表された決算短信、今期予想も順調に増収増益。胡散臭い(失礼!)業界ほど買いという、ピーターリンチ流法則実証か?11.コーナン商事 ホームセンター業界からもう1社、コーナン商事。 4月の月次速報では、 既存店の売上伸率が前年比8.8%減。 3月が25.5%増だったので、駆け込み需要、その反動で、まあ健闘したところか(昨年度、前年割れが続いていたことも考え合わせると)。 またまた余談だが、自主回収による74億円特損で、悪材料出尽くし感も。 字数制限のため、このあたりまでで、とりあえず。
May 10, 2014
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今回は、リロ・ホールディングが提供している、クラブオフの会員になるための色々な方法について。 クラブオフは、国内外の宿泊施設を割安な会員価格で利用でき、レジャー施設や映画・観劇・飲食店の割引など、日常生活でも楽しめる会員限定のお得なサービス。 ベネフィット・ワンが提供しているベネフィット・ステーションなどと類似のサービスなのだが、 リロ・ホールディングの方のクラブオフは、当初の福利厚生代行的なところから対象の幅をどんどん広げてきているようで、色々な手段で会員になれる。 1.リロ・ホールディングの株主優待 株主優待的にはもっともオーソドックス。 100株以上でリロ・ホールディング株主優待クラブオフのスタンダード会員、300株以上でVIP会員になれる。(3月権利) 株価は5000円台なので、ちょっと必要資金がかさむ。2.マクニカの株主優待 先日、新たな優待族であるフィデリティの保有銘柄をチェックしていて気づいたのだけど、 マクニカの株主優待でも、マクニカ優待クラブオフのスタンダード会員の権利が付与される。 100時株以上の株主が対象。(3月権利) なお、月に540円(税込み)を支払うことによりVIP会員にアップグレイドすることも可能(月単位での会員資格変更が可能なのでVIP会員のサービスを受けたいときだけアップグレイドするという方法も) 株価は3000円程度なので、必要資金は、リロより、やや少ない。3.アドバンスクリエイトの株主優待 さらに、調べていると、 アドバンスクリエイトの株主優待でも、保険市場クラブオフのスタンダード会員の権利が付与されることに気づいた。 100時株以上の株主が対象。(9月権利) VIP会員へのアップグレイドについては、マクニカと同様。 株価は1000円台なので、必要資金はさらに少なくてすむ。4.ベネッセカードの特典 さらに、さらに調べていると、 進研ゼミやこどもちゃれんじのベネッセと提携しているクレジットカードで入会金・年会費無料の「ベネッセカード」を作ると、特典としてベネッセクラブオフのスタンダード会員の権利が付与されることが分かった。 VIP会員へのアップグレイドについては、マクニカと同様。 こちらは、何と只。只より安いものは無い ということで、乞食根性全開で、早速申込みをしてみました。 それぞれのクラブオフ、別々の名前がついていて「クラブオフアライアンス」内の別組織ということのようだけど、サイトを見た感じではほぼ一緒のサービスの模様。保障はしませんが。
May 7, 2014
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昨日に引き続き、消費税引き上げの影響がどの程度なのか気になる、4月の月次(なお、所有銘柄しかチェックしてません)について。1.くらコーポ あみやき亭と同じく、どちらかというと低価格のチェーン店を展開するくらコーポ。 昨日、4月の月次速報を公表。 既存店売上高が前年同月比4.2%増と、あみやき亭同様に消費税増税分の3%を差し引いてもプラス圏。 これまでのペースを維持。2.トップカルチャー TSUTAYAを展開するトップカルチャー。 こちらも昨日、4月の月次速報を公表。 こちらは、何と、既存店売上高が前年同月比6.6%増と久方ぶりのプラス圏。 どうやら、値上げの効果が出た模様。3.感想 消費税おそるるに足らず?? まあ、駆け込み需要がおこりにくい業態ではあるけれども。来月分のスシを食っとこう、とか、来月分のビデオ見とこうとかって無さそうなので。 若干気になっていた、消費税が上がったから消費を我慢するなんてことはおこってないのかも。
May 3, 2014
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消費税引き上げの影響がどの程度なのか、気になっていたところ。 決算等の素早さで定評のある、あみやき亭が、4月の月次を早くも公表。 既存店売上高が前年同月比3.4%増と、消費税増税分の3%を差し引いてもプラス圏。 昨年度通期で、既存店売上高は前年比2.6%増だったので、4月以降もまずまずのペースを維持している模様。 あみやき亭は、焼肉中心の、どちらかというと低価格のチェーン店。 他社の月次もこれから公表が続くけど、とりあえず、こういう類の業態には消費税増税の影響はあまりでていないのでは、とちょっと安心材料を得た気分なのでした。
May 2, 2014
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所有銘柄のチェックをしていたら、奇妙なことを発見。 外資系機関投資家の雄であるフィデリティが、なんと優待銘柄にシフトしてきているようなのだ。 しかも、みきまるさん上位銘柄あたりに。1.大量保有報告書 FMR LLC(Fidelity Management and Research LLC)名義で、4月22日付けの大量保有報告書を結構な本数提出しているのだけど、 そのうち、保有増のものをピックアップしてみると以下のとおり。 ・ウチヤマホールディングス 新規提出 5.59% ・トレジャー・ファクトリー 新規提出 5.2% ・物語コーポレーション 5.89% → 7.22% ・マクニカ 5.85% → 6.93% ・レオパレス21 新規提出 5.39% ・フジ・コーポレーション 8.2% → 9.24% ・アサンテ 新規提出 5.7% ・あさひ 新規提出 5.63% 見事なまでに、全て優待銘柄。 みきまるさんの上位銘柄とのシンクロ具合も偶然とは思えないほど。2.いったいどういうこと? 優待銘柄ともっとも親和性のなさそうな(と私が勝手に思っていた?)外資系機関投資家の、まさかの優待銘柄シフト。 たぬきならぬ狐につままれた感じ。 いずれにせよ、優待銘柄には追い風か?※ 投資は、損しても得しても自己責任で!
Apr 29, 2014
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「消費税アップ 金で儲ける」を実践してみたので、その結果を。 原理は、単純で、 A.金の現物は消費税込みの価格で売買されているので、単純に消費税5%のときに買って8%になってから売ると、3%からスプレッドを引いた分だけ儲かる B.価格変動のリスクをヘッジするため、金ETFの信用売りとの組み合わせ。 参考に、以前の日記。 「消費税アップ 金で儲ける」 「消費者アップ 金で儲ける 実践中」1.思ったほど儲からず 今回は、金現物の購入は、〇菱マテリアルのインターネット取引 ヘッジとして、〇ドットコム証券での純金投信1540の一般信用売り を組み合わせたのだけど、 全部精算してみると、投入した資金の0.9%程度しか儲かってないことが判明。 投入資金の捻出にもコスト(金融クロスによる信用金利等)がかかっているけれど、そこまでは算入していない。なので、それらも含めると、ほとんど骨折り損のくたびれ儲け状態。2.改善点 純金投信1540の一般信用売りを使ったのだけど、信用金利が結構かかった。1540はかなりの売り長でも逆日歩が発生していないので、どうやら金利の掛からない制度信用売りを活用したほうが良いようだ。 それから、〇菱マテリアルのインターネット取引は、もともとスプレッドが1.5%程度あり、見つけた中では一番よさそうだったけど、やっぱり厳しい。また、4月になった瞬間に3%丸々上がった感じでなく激変緩和的な値付けがなされた印象。もう少し条件の良い会社を探さなければ、といった感じか。 なので、次回挑むとすれば、そのあたりのメドが立つことが条件か。 まあ、でも何事も経験なので、「経験値」が上がったことで、今回は満足しておこう。と思うのでした。
Apr 26, 2014
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本日は、Jリートについて。 私は、Jリートを何銘柄かポートフォリオに入れているのだが、 果たして、Jリートは高いのか安いのか、色々な観点から頭の体操的に考えてみた。1.分配金利回りと金利の比較 Jリートの分配金利回りは、だいたい3%弱から6%程度に分布。そのうち、私は5%程度以上の利回りの銘柄を選んでいる。 一方、私が信用取引用に使っている某証券の制度信用買方金利は、1.52%。 他のもろもろの諸費用を加えても、年間で2%強の負担ですむ。 なので、信用取引を活用してJリートに投資すると3%程度儲かる計算。 ただし、価格の安い銘柄を信用で建てると諸経費が嵩むので、そういう銘柄は現物で持ち、代わりに他の銘柄を信用で建てるような工夫をしている。 (参考:信用取引で1ヶ月ごとにかかるコスト ) また、信用で建てた場合には、権利日を跨がないことが重要。 (参考:信用取引で権利日をまたぐコスト) こういう、分配金利回りと金利の比較 という観点からはJリートの価格は安く見えるのだが。。。2.不動産を自分で買って運用することとの比較 当然、そんなお金は無いのだが、組み込まれている不動産を自分で買って運用することとの比較をしてみる。 言い換えると、Jリートに組み込まれている不動産を最新の評価額で買うとする。その行為と、Jリートを買うのとどちらが得かの比較をする。 Jリートの保有する不動産の評価額から借入金を引いた純資産額(決算資料から簿価と時価の差額を調整する必要あり)と、Jリートの時価総額を比較し、実質PBRを計算する。 実質PBR = 時価総額/(簿価の純資産額+不動産評価額ー不動産簿価) Jリートの中でも、旗艦的な銘柄では実質PBRが1.3倍~1.5倍程度のものもあり、割高感がある。株であればPBRが高くても、ノウハウやブランド力などの”目に見えない資産”があるから との説明も成り立つのだが、Jリートの場合、かなり即物的なので、PBRが高いのは致命的ではと思う。 将来の不動産の値上がりを織り込んでいるとも言えるが、まさにバブル的。 一方、下位の銘柄では実質PBRが0.7倍~1倍程度のものもある。 決算資料の不動産評価額は、実勢よりやや高めに書くインセンティブが働くように思うので、まるまる鵜呑みにはできない感じもする。が、一応合格ラインとしておく。3.Jリートを上場企業に見立ててバリュエーションを評価してみる Jリートは、だいたい自己資本と同額程度の借入をして不動産を購入、家賃収入から諸経費(減価償却費含む)を引いた利益のほぼ全てを分配金に回している。 そのため、Jリート銘柄を上場企業に見立てると、 PER:分配金利回り(3%弱~6%程度)の逆数:17倍~35倍 PBR:0.7倍~1.5倍(前記参照) 自己資本比率:40%~60%程度 配当性向:ほぼ100% 配当利回り:3%弱~6%程度 成長:実質無成長(新たな大型物件購入には、だいたい増資がセット。1口あたりの利益はほぼ横ばい。) 配当性向がほぼ100%なので、目先の配当が高いだけで、あまり割安感を感じない。特に旗艦的な銘柄は割高感顕著。 不動産セクターだと、株のほうに、もうちょっと割安な銘柄がごろごろしているような。4.まとめ ・Jリートは、金利との比較では、安いと思うが、 ・株との比較ではやや割高感あり。(というか、株がとにかく安すぎ と思えてしかたがない。) ・ちなみに私は、Jリートでは分配金利回り5%程度以上、実質PBR1倍程度以下 の銘柄を選択。 ・ただし、最近株価の低迷が著しいので、徐々に株にシフト中。 ※ 投資は、損しても得しても自己責任で!
Apr 17, 2014
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今週末は、引っ越し。パソコンが使えなくなったので、スマホでチマチマと。で、引っ越しても優待は受け取れるのだろうか というのが目下の株方面の悩み。心配で夜も寝られない(嘘)。証券会社に住所変更の書類は出したのだけど、3月権利のやつは間に合って無さそうだし、2月権利のとかもある。心配無いものとしては、クオカードとか郵送されてくるやつは郵便局に転居届をだしておけば大丈夫だし、ヤマト運輸も同じようなサービスがあるらしい。でも、他の宅配業者は無理そう。それぞれの会社のIR担当に個別にお願いするしか無いのかな。古事記っぽくて嫌だなー。でも、古事記なのはその通りなので、気にせずメールでも送って見るかなー。日信工業のハムなど貰い損ねると二度と立ち直れないなー(嘘)。など 、ブルー。経験者からアドバイスなど頂けると嬉しいです。サボって無いで引っ越しの準備しろ と妻の声。ハイハイ今やろうと思ってたところだよ(嘘)。
Apr 5, 2014
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週末の所有銘柄チェックをしていて、くらコーポとかテンポスバスターズとか結構上がっていて、 「おおっ!この銘柄の良さがようやく浸透してきたか^^)」と我ながらご満悦だったのだけど、よく見るとどうも違う。 3月優待が一段落して、4月~8月の優待銘柄、特に4月優待銘柄の上昇が目立っているようなのだ。 1.4月優待銘柄の最近の値動き ためしに、私が持っていないものも含めて、4月優待銘柄のうち、もらって嬉しい銘柄を独断でピックアップして最近の値動きを見てみた。 (先々週末3月20日の株価と先週末3月28日の株価の比較) ・東建コーポレーション (1766) 4110円 → 4675円 ・アイ・ケイ・ケイ (2198) 807円 → 855円 ・伊藤園 (2593) 2072円 → 2283円 ・くらコーポレーション (2695) 1890円 → 2058円 ・テンポスバスターズ (2751) 809円 → 920円 ・ロック・フィールド (2910) 1787円 → 1960円 ・東和フードサービス (3329) 2505円 → 2564円 ・トーエル (3361) 558円 → 620円 ・ヤーマン (6630) 1384円 → 1567円 ・フジ・コーポレーション (7605) 1920円 → 2085円 ・ファースト住建 (8917) 1262円 → 1430円 ちなみに、同期間の ・TOPIX 1145.97 → 1186.52 ・日経平均 14224円 → 14696円 ・日経ジャスダック平均 1988.35円 → 1992.88円2.月ごとの優待銘柄数 これはきっと、優待銘柄を渡り歩く投資行動の影響。 月ごとの優待銘柄数をKドットコム証券で調べてみると、 ・1月 26銘柄 ・2月 129銘柄 ・3月 630銘柄 ・4月 22銘柄 ・5月 27銘柄 ・6月 72銘柄 ・7月 17銘柄 ・8月 90銘柄 ・9月 324銘柄 ・10月 23銘柄 ・11月 30銘柄 ・12月 107銘柄 3月は1年間で最も多い630の優待銘柄があるのに対し、4月は22銘柄と受け皿として実に小さい。 そんな影響があるのかなー、とか思う。3.感想など ・優待族の影響は実に大きいなー、と思わずにはいられない。 ・次にチャンスがあるとすれば、9月(324銘柄)→10月(23銘柄)のタイミングか?※ 投資は、損しても得しても自己責任で!
Mar 30, 2014
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3月権利日だの、100分割だの、ライツオファリング銘柄続々登場だのイベント盛りだくさん、本業関係も年度末やら送別会やらでアホみたいに忙しい。 そんな中、以前書いためったにないイベント 「消費税アップを利用して金で儲ける」 を実践中。m菱マテリアルのインターネット取引では、売買のスプレッド62円。昨日27日だと、小売価格 4538円、買い取価格4476円。消費税5%込みなので、4月になれば消費税8%込みの価格が提示されるはず。ちなみに株主優待価格もあるらしいけど詳細不明。朝10時に提示され17時まで基本的に同じ価格のよう(相場急変時は変更あり)。それと、純金投信1540の一般信用売りを組み合わせて価格変動リスクをヘッジ。こちらは消費税抜きの価格がベース。m菱マテリアルのが日中の価格が基本的に固定なので、日中少し価格が上昇気味のタイミングを狙うのが有利。4月になって、反対売買をするときはその逆。お金は金融クロス(持株の現物売り信用買い)で捻出。レバレッジが上昇し一時期に防御力が低下。どうか4月まで大暴落がありませんように!!
Mar 28, 2014
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どつぼに嵌った。 某証券で入庫キャンペーンをやっていたので、数千円欲しさに何銘柄か移管した。 そのうちの1つが急騰していたので、少し利食おうと思ったら何と注文できない。福証銘柄を扱っていない会社に福証銘柄を移管してしまってたのだ。 もうこうなったら、福証が統合されるまでバイアンドホールド作戦に変更だwww てな、いじきたなく小金を得ようとして、どつぼに嵌ったあきれた話はここまでにして、 今回は、消費税アップを利用して儲ける話。わりと有名な話かもしれないけど。。。1.金の現物は消費税込み 金の現物は消費税込みの価格で売買されているので、単純に消費税5%のときに買って8%になってから売ると、3%からスプレッドを引いた分だけ儲かる。 インターネットで取引できて、スプレッドの小さいところを探してみたら、○菱マテリアルが割りと良さそうなので口座開設の申込みをしてみた。だいたいスプレッド1.5%程度か。 もっと良いところがあるかもしれないが、探しきれていない。2.ヘッジしたい とはいえ、同じようなことを多くの人が考えるはずなので、3月末は金相場が高く、4月頭は安くなるような気がする。 片張りではちょっと心配。 金ETF、金先物、金現物CFDは消費税抜きの価格で取引されているので、どれかを売り建ててヘッジしたい。 金ETFは逆日歩が心配なので、一般信用で売りたい。が、平日しか取引できない。 金先物はロットが大きそうで思いつきにくい。 金現物CFDが手頃そう。○G証券に口座を開設してみた。土曜日も取引可能らしい。3.てことで ○菱マテリアルの現物買いと、ETF一般信用売りか、○G証券の現物CFD売りを組み合わせてみようと思う。 で、投入資金の1.5%弱をリスク無く儲ける算段なのだが、 そういう特異日は、スプレッドが開いていたりするものかもしれない。どうなることだろう?
Mar 11, 2014
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今回は、いつにも増して(いや、いつも通りか)何の役にも立たない話題。 「ビットコイン」という大掛かりな何事かが世界規模で展開されていて、ニュースなどで取り上げられることも多い。色々と興味深いこと、考えさせられることがあり、まとまりもないのだが、書き散らしてみる。1.仮想通貨というけど、仮想貴金属では 「ビットコイン」には、発行者や管理者がいない。 じゃあ、なぜ価値が担保される(と「ビットコイン側」が主張している)かというと、発行量の上限が決まっているから。 現実社会で同じようなものといえば、金やプラチナなどの貴金属では。地球上に存在する量、採掘可能な量が極めて限られていることから、地域や時代を超えた価値がある(とされている)。 でも、現実の貴金属は存在する量に本当に上限があるのに対し、仮想貴金属のほうはそうとも言えないと思う。仮に、「ビットコイン」に上限があっても、「ビットコイン」が永遠に唯一無二の仮想貴金属ということはありえず、次から次に類似のものが出てくる(はず)。2.決済機能を重視した設計とはなっていない 決済手数料がかからないとか、即時に決済できるとか、決済面の優位性が喧伝されているけど、そこを重視した仕組みにはなってない(と思う)。 現実社会の人は基本的に既存通貨建てで生活しているのだから、決済機能を重視するなら、世界の基軸通貨たる米ドル、または主要先進国の通貨バスケットであるSDR(IMF特別引出権)あたりとペッグさせておくのが使い勝手が良い。 それか、「ビットコイン」建ての経済圏を作ろうという壮大な構想なのかもしれないが、設計上かなり無理がある。 「ビットコイン」は発行量の上限が決まっているから、経済圏が広がるほど強烈なデフレが起こる。経済圏が10倍に広がれば、ビットコイン建ての物価は10分の1になる。ハイパーデフレで、「ビットコイン」の所有者は猛烈に得をするのだけど、経済活動は成り立たないだろう。 結局、決済機能は普及のための口実的なものであって、違う(うまく立ち回って儲けるぞ的)何かを目的としてるのでは。3.初期に持っている人が儲かる仕組み ITの発達で可能となった、自律型・分散型の仕組みである、とか「頭の良い」人たちを惹きつける側面があるのだとは思うのだけど、 誰が得をしているのかという局面に絞って考えると、 結局は、初期に持っている人が儲かる仕組み。 意図してだか、結果的にだかはよく分からないが、ようするに、そういうもの。4.私としては いまさら、アム○○○に入っても、自分が得をするまで努力するのは並大抵ではない(と思う)。同じ努力をするなら、○○ウェイと類似の商売を自分たちで始めたほうが、はるかに得だよね。 はたまた、マザーズ市場の創設期に、売上げ数億円のIT関連(と称する)企業の時価総額が何千億円もしていたけど、そんな会社の株を買っても、利益を得るのは難しい。その光景を見たら、自分たちでベンチャー企業を作って、(ループでも何でも)売上げを立てて、IPOを目指すのが得だよね。 とか、そんな類のことを、へそまがり的には思うのだが、 そのような才覚はないので、実際には、生暖かく観察しつづけるだけなのでした。
Mar 2, 2014
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本日、私の主力銘柄の1つ、2786 サッポロドラッグ の権利最終日。 なので、クロス取引をしてみた。 といっても、多くのブログで紹介されている優待取りクロスとは逆で、 「現物売り」と「信用買い」のクロス。1.充実した優待 同社は、以下のとおり優待が充実。(1)自社商品券(500円券)または名産品 100株以上 300株未満 自社商品券 1,500円(500円券 3枚) または 1,500円相当の名産品 300株以上1,500株未満 自社商品券 3,000円(500円券 6枚) または 3,000円相当の名産品 1,500株以上3,000株未満 自社商品券 5,000円(500円券10枚) または 5,000円相当の名産品 3,000株以上 自社商品券10,000円(500円券20枚) または10,000円相当の名産品 (2)100株以上 サッポロドラッグストアー店舗で利用できる 「5%割引株主優待カード(有効期間12ヶ月)」2.逆日歩狙い こういう銘柄には、優待権利取りのための「現物買い」×「信用売り」のクロスが膨らむ。 逆日歩払っても、優待貰えば得との計算。 で、現物を持っている私は、その逆日歩をいただくために、優待効率のよさそうな300株を除いて、逆方向の「現物売り」×「信用買い」のクロスを振ってみた。 果たして、思惑通りたくさん逆日歩をもらえるか、 それとも、手間と手数料等の損に終わるか。 結果が楽しみ。
Feb 10, 2014
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