中国“反日エリア”に充満する「危険度」をレポート( 1 )行ってはいけない本当のエリア
2014-7-22
週刊アサヒ芸能
2014
年 7/24
号
集団的自衛権の閣議決定により、中国では日本人への憎悪が爆発寸前。市民たちは「愛国無罪」を盾に全土で反日行動を始めている。日本人が安易に足を踏み入れてはいけない、危険な反日エリアを紹介しよう。
トップ同士が「反日共闘」を誓った中国と韓国。 韓国では、新たな“宗主国”中国の呼びかけに応えるように、 10 日にソウル市内のホテルで“ある事件”が起こった。外信部記者が語る。
「自衛隊創立記念行事がソウル市内のホテルで予定されていたのですが、前日になってホテル側がドタキャン。韓国メディアから行事の開催を批判されて中止したのですが、日韓関係はますます悪化しました」
中国では、しばらく鳴りを潜めていた反日行動が再び目立ち始めている。上海に住むフリーライターの西谷格氏が解説する。
「 12 年に尖閣諸島抗議デモで反日感情が爆発したあと落ち着いたのですが、集団的自衛権の閣議決定でまた市民の反日感情に火がついた。新聞は日本人の子供がデモに参加している写真を使用して、『子供も反対しているのに安倍政権は戦争に突っ走る』という内容で報じたり、テレビでは『危険性を増す間違った選択』と批判。そのニュースを食堂のテレビで見ていたのですが、会計の時にお店のサービス券を利用しようとしたら、急に態度が変わって『日本人はダメだ』と店員に怒られました」
中国では日本=敵対国であることを市民が忘れないために、日本軍の“蛮行”を伝える展示物や資料をそろえた 「抗日戦争記念館」が中国全土に点在 している。
「修学旅行で見学させて、反日教育を植え付けます。大人になってからも、『紅色旅遊』という愛国旅行のツアーがあり、抗日戦争記念館や戦時期にまつわる史跡を回って愛国心を確認する旅を楽しんでいます」 (西谷氏)
長く反日現場を取材してきたライターの浜田健吾氏が、日本人に殺意を充満させる市民の様子を語る。
「重慶で抗日戦争記念館に行った時は、中国人の青年グループがいて、歴史資料を見ながら泣いていた。 反日感情は日本人が思うよりも激しく、石碑などに『日』という言葉があると、ペンや石でバッテンがしてあり、その横に『日本鬼子』(日本人に対する差別用語)と書かれています 」
異常な反日エリアは他にも存在するのだ。
中国“反日エリア”に充満する「危険度」をレポート( 2
)日本人客は骨折させる…
まずは、中国で最近話題になっている反日エリアをレポートしよう。
〈日本国旗を踏みつけるマッサージ店〉 7 月上旬、河南省許昌にオープンしたマッサージ店で記念イベントが開催された。 店の入り口前には長さ約 8 メートル、幅約 5 メートルの日本国旗を敷いて、その上で女性ダンサー 4 人がにこやかな表情で踊るのだった。さらに国旗には、「中国人が入店すれば割引、日本人が入店すれば骨折させる」という悪質な宣伝文句が書き込まれていた。
続いて同じ踊りでも、北京では 6 月下旬頃から予告なしで町中に現れる反日集団が評判を呼んでいる。
〈踊る反日おばちゃん歌劇団〉 夜になるとオモチャのライフルを持った 10 人ほどの中年女性が路上を行進しながら現れ、その場でダンスを開始。クライマックスになると日本兵の格好をした男が登場して、中年女性たちが銃口を向けて囲み、日本兵役が投降して寸劇は終了。颯爽と去っていく。
「日本国旗を踏むマッサージ店や踊るおばちゃん歌劇団は、中国版ツイッターで写真が投稿されて一気に広まった。新聞やテレビよりもすぐに“反日行動”を共有できるため、投稿が増えています」 (中国紙で働く日本人記者)
日本人への侮辱は黒竜江省ハルビンにもあった。
〈日本兵風反日トイレ〉 中華レストランの男性用トイレは、中国の反日映画に登場するちょび髭を生やした日本兵の顔をモチーフにした小便器。大きく開けた口に小便することで、日本への怒りを発散させることを目的として、店のオーナーが作らせた。
これだけでも笑えない話だが安徽省馬鞍山では国際問題に発展してもおかしくない写真が貼られている。
〈個室には天皇陛下、小便器には歴代総理〉 フードコートの男性用トイレに入ると、小便器の上に安倍晋三や野田佳彦といった歴代総理の名前と顔写真が貼られている。さらに、非礼なことに大便器の個室には、天皇陛下の名前と顔写真まであるのだ。浜田氏はこう指摘する。
「反日感情は都市部よりも、地方の田舎町のほうが過激。政府に怒りの矛先が向かわないように、市民たちのガス抜きのために反日行動は黙認されています」
日本人をバカにすればするほど、市民のストレスは解消されているようだ。
中国“反日エリア”に充満する「危険度」をレポート( 3
)反日ということだけで拍手喝采が…
反日はビジネスとしても利用されている。
〈愛国心を叫ぶ反日バー〉 四川省眉山の繁華街にあるバーの入り口に「『日本は中国の領土!』と叫べば 2 割引き」という貼り紙がある 。実際に店に行ったことのある西谷氏は、内情をこう明かす。
「メディアに取り上げられて客が増えるので宣伝のためにやっている“反日商法”です。オーナーは『客寄せの看板にすぎない』とこっそりつぶやいていました」
“反日商法”で客を呼ぶテーマパークも存在する。
〈オナラで日本兵全滅ショー〉 11 年にオープンした山西省武郷にある「八路軍文化園」は、抗日をテーマにした施設として観光客を集めている。 日本兵と戦闘シーンを演じる参加型プログラムなどが用意されるが、人気は「反日演劇ショー」。物語は中国人が暮らす村落に現れた日本兵たちが村で大暴れ。食事の席で村民に勧められた酒を飲み、酔っ払った日本兵が女性を襲おうとすると、その瞬間、オナラの効果音が鳴り響く。
「演劇のほとんどは歴史を歪曲させた極み。村民が飲ませた酒が下剤入りで、おなかを下した日本兵が総攻撃で全滅させられて幕を閉じる。くだらない内容でも、客は拍手喝采で大満足なのです」 (西谷氏)
テレビや映画もゆがんだ反日作品が氾濫していて、そのほとんどが浙江省東陽で制作されている。
〈反日ドラマ・映画大量製造所〉 中国最大の撮影所で、 中国版ハリウッドとも呼ばれる「横店影視城」。 12 年に制作されたドラマ約 300 本のうち、反日テーマは約 200 本。 そのほとんどがここで撮影されている。 反日映画にエキストラ出演した男性が当時を振り返る。
「数年前に中国映画に出演した時は、どの作品も悪い日本軍兵士役。結局、内容が同じでも恋愛ドラマよりも視聴率がいいから反日ドラマを量産するそうです」
中国全土に広がる不快な反日エリア。今後、減少していくことはあるのか。西谷氏に聞いた。
「中国は建国以来、反日を掲げて成長してきた。自国の批判は許さないけど、日本への反日行動は『愛国無罪』で見過ごし、 13 億人をまとめる道具として反日を利用してきた。それだけに今後も歩み寄ることはありえないでしょう」
日常生活に「反日」がまかり通ることが戦慄である。
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