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♪ひとり居のしだれ萩散る夕暮れに三味線の音のほろりほろりと 日本人の心には三味線の音を雅と感じる感性が備わっているようです。 普段聞く事が無いのに、どこからか生の音が流れてくると何やら心が柔らいでくる。 近所に住む未亡人の家から時々三味線の音が聞こえて来る。 静かな秋の夕暮れに響く三味の音は、ゆったりとして心が和む。 無国籍の家に囲まれた情緒無い生活空間にも、季節は移ろい生物の営みが溢れています。 「色と音」が日本人の感性の根本的な美意識で、その多様性を感じて居られることを幸せに思う。
2007.10.31
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♪ほの青き光浮かべて暗がりに携帯画面見つむ人影 いつの間にか真っ暗になった夕暮れの歩道を、足元を見ながらジョギングしていた。 突然、暗がりに青白い光が浮かんでいるのが目に入った。ちょっと不気味で少したじろいだ。 すぐ側まで近づいてそれは携帯電話の明かりだと分る。 ジッと立ち止まって画面を見つめているその姿は、何やら不気味でもあり、いやに寂しそう でもある。 男なのか女なのか、若いのか年配なのか暗くて良く分らない。 暗がりの中だけに妙に存在感があり、誰からのどんなメールだったのか想像を誘う。
2007.10.30
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♪とんぶりの実を採らざればほうき草ピンクとなりぬ秋冷の夜に ぷちぷちと食感を楽しむとんぶりは、ほうき草の実だということを最近知った。 急に冷え込む日が来ると色付いて、全身をピンク色に染める。 草でありながら紅葉する珍しい植物で、意外に身近なところに植えられている。ほうき草で作られた箒が市販されている
2007.10.29
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♪Web上に数多の答ふパソコンのエラーで今日もまた助けらる PCで分らない事が有って、時々お世話になっている便利なシステムがある。 Microsoftが運営してる Q&A サイト「答えてネット」というもの。 初歩的なことから専門的なことまで、どんな問題にも複数の人が何らかの答えを出してくれる。 何かPCが変だとか、・・・が出来なくなったとか、・・・したいけどどうしたらいいかなど等など。 回答者とやり取りしながら進めていき、大概のことは解決してくれる。 自分の持っている知識や技術で、人のお役に立ちたいというさしい方々が沢山いるんですね。 こんな方も是非アクセスしてみて下さい。閲覧は無料ですが利用するには登録が必要です。 ○ 「パソコンを使っているけど、詳しい人がそばにいないから何もできない。」 ○ 「パソコン用語がわからないから、本や HELP を見てもわからない。」 ○ 「もっと簡単にできる方法はないのかしら。」 ○ 「どうやったらもっと見栄えよくできるの?」 ○ 「自分が覚えたことを他の人にも教えてあげたい。」 ○ 「他の人と、情報や意見を交換したい。」
2007.10.28
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♪秋の夜はワインを開けよ美味しものカマンベールよRouge et Blanc
2007.10.27
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♪書くことのにごりし水の澄みゆかむ 峠(たお)を越えれば見初めし山河 文章を書くことや短歌を詠むことは、内面に溜まっている澱を浄化させる作用が有るように思う。 心にないことは文字には出来ない。書くことは心を開放すること。 何をどう書くか。 書くたびに迎える坂道を、苦労して登ってやっとたどり着く峠。 幾つもの峠を越えて、そこから見えるのは新鮮な風景だ。 新しく出会うものや発見の数々。 無知な自分の再認識だな。
2007.10.26
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♪つれづれに指折りながらダィアリ-ことば遊びて綴れ織織り 連綿と続く毎日の経糸に、生きる証の現象の生まれることばの緯糸を、 箆ですくって織り込んで・・・。
2007.10.25
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♪ほろほろと枝垂れる萩の散り敷きて紫におう秋の夕暮れ 萩が落花している風情はいいものです。特に枝垂れ萩が好きです。
2007.10.24
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♪連日に御足を好む黒サギのしらばっくれて断末魔見かな いい時代なのか悪い時代なのか良く分かんなくなる。 30年も続けてきた慣行を今になって糾弾する。 そんな前から続けてきた悪事が、とうとうバレた今はいい時代と言うべきか。 「赤心慶福」(真心を尽くすことで素直に他人の幸せを喜ぶことが出来る)、と命名した創業者は 立派な人だったのだろうに。 賞味期限の改ざんやら偽装表示、内容そのものの偽装など連日の報道に、又か又かの口が 開きっぱなし。 雪印、不二家、ミートホープ、白い恋人、比内地鶏、エバラ食品 etc etc 内部告発なども多く、昔と違って隠し通すことが出来なくなっているのはいい時代とも言える。 逆にこの拝金主義は企業から個人まで蔓延りの留まることを知らない。
2007.10.23
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♪嫌いなど言う余地なくて好物は美味いものとふ団塊世代 戦後の食糧難を知っている昭和22~24(1947~1949年)年生まれの団塊の世代。 何でも食べられないと代わに食べるものが無いので、好き嫌いは言ってられない。 おやつは身近にある木の実など何でも自分達で採って食べた。 グミやさくらんぼ、栗、桑の実や柿、やまぶどうなど。地域によってはアケビやヤマモモ、マキの 実などもあった。 幼児体験としての味覚の基礎がそんな生活の中で出来上がったと思う。 食べるものといえば無添加の自然食品が中心なので、素材が持っている本来の味を良く知って いる。 そんなお陰で私は食べ物で絶対食べられないというものが何もない。 人間が食べるもので「美味しい」といわれているものなら、何でも食べてみたいと思ってしまう。
2007.10.22
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♪車窓から風車がふたつ見え隠れ乗り越して知る人工の浜 急行で居眠りしていて、停車駅二つ分を乗り越した。 折り返しの電車に乗ると近頃きれいになった人工海浜公園の空に、風車が二機回っている。 風力発電用の大きなもので、ドライブ中に見ることはあったが電車から見るのは初めてだ。 気が付けば線路沿いの風景が随分変わっていて、あまり遮るものが無い。 再発見の乗り越しデイトリップ。
2007.10.21
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♪ささ舟の今日も漂う神無月ことば拾いてインナートリップ 一日一首のたびの空、ユラリ揺られて紙の舟。 今日も小さな旅に出て、心に錨を下ろしましょう。
2007.10.20
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♪ぼってりと血を吸い飛べぬ蚊ぞ哀れシーツに赤い汚点に沈まむ 飛べなくなるまで血を吸わなければ、子孫繁栄が出来たものを。 よりによって白いシーツに止まったもんだから、あっけなくつぶされた。 足るを知れだ。
2007.10.19
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♪不都合な真実告げてこの星の病根知らしむ救世主ゴア 地球は本当に切羽詰ったところにきている。 映画「不都合な真実」によって全世界に知らしめた功績で、ゴア氏にノーベル平和賞が贈 られた。 トヨタは世界中に車をばら撒いている場合ではない。 バイオエタノールも問題は多く、ハイブリッドにしても完全ではない。 スイスのように自家用車を抑制する方策を、今すぐ先進国が執らないと大変なことになる。 勿論車だけの問題ではない。原因の大半を排出している米・中の施策が鍵を握っている。 経済優先が貧富の格差を助長し、目先の国益優先が地球を蝕んでいる。 この映画は国が無償で、学校や地域単位で多くの国民に観せるぐらいの度胸が欲しい。 命を育む地球は、母親の子宮と同じなのだから・・・・。 映画 不都合な真実
2007.10.18
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♪あかねさす昼に語らう待合の八十八と九十二歳 本当に日本は長寿国だと実感するのは昼間の病院待合室。 老人ばかりで溢れ、それもかなりの高齢者が目に付く。 眼科の待合でたまたま隣り合って、お互いの年を聞き合っている老男女がいた。 少し目が悪いだけで耳も口も達者なもの。 家にいても暇だし、病院へ行けば話相手もいる。 チョッと具合が悪いだけで病院へ行く。病院は社交場なのだ。 A,○○さんの顔が最近見えないけど・・・ B,ん、どこか悪いらしい・・・・ 無料だからといって、こうも老人が溢れていては国の医療費がかさむのは当然だ。 最近は無料ではなくなりつつあるが、国としては致し方ないのかもしれない。 こんな具合で医療費の本人負担が増えるのは、老人にとっても国にとっても不本意に違いない。
2007.10.17
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♪無いだけでなぜこんなにも恐ろしい汗避けなんて思えぬ眉毛 眉毛は汗が目に入らないようにする役目が有ると聞く。 しかし、眉毛の有無や形で人相が大きく変わるという事実を考えると、そんな単純な存在理由 ではない気がする。 人間の感情を表現する為に重要な役割を果たしているのは事実だろう。 喜怒哀楽は眉毛で表現されるし、濃淡で意思の強弱を感じたりもする。 眉目秀麗などというように知性の象徴にもなって、形のいい整った眉は明晰な感じを与える。 もしその眉が無ければ表情を読めず、何を考えているのか、どういう人なのかが分からない。 眉毛を剃った人を見るともの凄く恐いと思うのは、そういう得体のしれない者への防衛本能 から来るものなのか。 また、何故だか体毛に覆われている犬や猫にも眉毛は生えている。 これにはどういう意味があるのだろうか。 何か根本的な存在理由がある気がするのだが・・・・・
2007.10.16
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♪五百万が一の事あり取りあえず1枚キープのオータムジャンボ 1等の当選確率は500万分の1で、年末ジャンボの倍だとか。 ひょっとして万が一ならぬ500万が一、当るかもしれない。 私には三面大黒の御守りが付いている。 これは大黒天を中心に、毘沙門天、弁財天が合わさった合体神。 これに包んで西側にあるタンスに保管しておく。過去に小額だが当選の実績があるんだ。 これは名古屋市博物館のミュージアムショップに売っています。 絶対に当る。 当るはず・・・ 当る気がする・・・ 当るかもしれない・・・ 当たるといいな・・・ オータムジャンボは売り切って終りで、毎回売り切れているので、まだの人はお早めに。 買わない人は、絶対、当らない。
2007.10.15
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♪秋冷の未明にネコのくっさめがしじまをついて響きわたりつ くしゃみ鼻みず鼻づまり風邪ひきネコはしょぼくれたまま
2007.10.14
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♪このままを保てと思わばいつの間に入り込みたり煩悩の種 何かを掴みかけたと思っても、いい精神状態は長く続かない。 この、この感じがもっともっと続けばきっと素晴らしい世界に入っていけるのにと思う瞬間がある。 しかし、いつの間にか煩雑な日常の垢にまみれて、良からぬ事が頭を占拠してしまっている。 いい状態はけっして長くは続かない。 スポーツ選手のスランプの様に、さっきまでの無心で安定した心がうその様に消えてしまう。 見るもの全てが光り輝き、自然と一体になっている自分。 すべての存在が愛おしく、心が喜びに満ち溢れているという状態。 そんな瞬間は果たしてやって来るのだろうか。 それはそう望んでいる人にしか訪れないものらしい。 しかし、望んでいれば必ず訪れるというものでもなさそうだ。
2007.10.13
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♪ふり返りふり返りつつ来る人の背後に何も見えぬというに いつもの時間に同じ場所で、兄弟らしき二人連れとすれ違う。 年のころは30ぐらいか、一見してちょっと智慧遅れな感じがする。 その二人は少し距離を置いて歩いて来る。必ず同じ場所で二度ほど後ろを振り返る。 後ろから知っている人が来るわけでもなく、何にも起らない。 振り返る意味が未だに謎のままに・・・ 人は、無意識でそんな風に過去を振り返っているのかもしれない。 誰かに後をつけられているような気がして・・・ あるいは、通り過ぎてきた道筋が正しいかを確かめるために・・・
2007.10.12
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♪黄金なる瑞穂の国の夕まぐれ真白き鳥のゆるりゆるりと この国の実りの時の田園風景は本当に豊だ。 黄金の稲穂がゆれるのを見ているだけで幸せな気分になる。 刈り取りの済んだ田んぼには様々な鳥が、落ちた実を啄みに来る。 ケリに混じってコサギがゆっくりと歩む。 穢れのない純白の姿がアクセントとなって、何気ない風景を引き立てている。
2007.10.11
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♪夕映えのアオサギ息う黒廻間池(くろばさ)の 水面にぽかりカワウ浮上す 鳥でありながら水に潜って漁をするカワウを、樹上からアオサギはどんな気持ちで見て いるのだろう。 それにしてもアオサギは大きいながら優雅で気品のある鳥だ。 引き換え、カワウは真っ黒で色気がなく夜盗のようだ。
2007.10.10
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♪むしゃむしゃと一心不乱に芋虫の変態前の夢を見しとき 芋虫と言うぐらいだからやっぱり山芋の葉っぱが大好きで、去年まではそこに沢山の大きな イモムシがたかっていた。 今年はすぐ側に朝顔を沢山這わせてあり、なぜかこの朝顔の方にしか来ていない。 芋虫でも芋の葉よりも美味しい葉っぱを見つけたようで、食っぷりも頗るいい。 この10cm以上もある芋虫は、暫らくすると違う場所へ移動して姿を消してしまう。 何かの影に隠れて、大きなさなぎになった挙句、蝶ではなく我になって夜ごと飛翔する事と なる。 因みにイモムシは英語で「キャタピラー」。キャタピラー三菱のあれは、イモムシから付け られた名前です。
2007.10.09
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♪勇壮に茶髪湧き立つ曳き廻し血潮を燃せ若き獅子らよ まつりは若者の煮えたぎる血潮の発露。やんちゃで枠に嵌まらぬ情熱を、ここ一番に ぶっつけろ。 知多半田の「はんだ山車まつり」は5年に一度、各地区の全ての山車が勢ぞろいする。 その数31台。 彫刻に刺繍やからくりは、18世紀から受継がれて今に伝わる、貴重な文化遺産。 6日の初日には26万人(主催者調べ)の見物客が訪れた。 お囃子(はやし)や威勢のいい掛け声とともに法被姿の若い衆らが引く山車が市役所 東側のメーン会場に結集する。 私が行ったのは午後も4時を回っており、全部の勢ぞろいは見られなかったが、それでも 充分に祭の気分は味わってきた。
2007.10.08
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♪東西の頂点極むムーミンの今日も笑いの渦巻き起こし お世話になってる我等が社会人落語の会の東海の雄「竜宮亭無眠」さんが、大阪についで 東京大会も制覇した。 東西制覇はこれまで3人(夢屋我風さん・千里家圓九さん・南遊亭栄歌)だけ。 同年に制覇となると2人(圓九さん・栄歌)しか達成していないという快挙だそうです。 ムーミンが高座に登場するや否や、即座にお客は心をぎゅっと掴まれてしまいます。 その特徴のある風貌も一役買っているのも本人は自覚しているところ。 アマチュアでいるのが勿体ないと思うのは素人考えか? 本業のコンピューター技師の方は大丈夫かと、心配になってくるほどの過密なスケジュールで あちこちに飛び回っています。 社会人落語の会 東海支部
2007.10.07
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♪一品を持ちて集いし打ち上げの咲きて済済こすもすの花 文人画たる南画を描く我等が御大が大きな展覧会を終え、仲間を誘っての打ち上げの会が あった。 初参加の人や一年ぶりの人もいて、久し振りに楽しいひと時だった。 女性が多いこともあり、持ち寄った手料理もバラエティーに富んですばらしい。 人も料理も個性がプチプチと弾け、酒にワインにビ-ルに甘酒など、十ニ分に楽しんだ。 折りしも秋本番の田園には色とりどりのコスモスが花盛り。
2007.10.06
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♪神無月に鳴きて孤独のツクツクやいまだに夏を生きて淋しき
2007.10.05
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♪しののめの右脳の奥に甘味なるゆうべのゆめが棲みついている 形の無いイメージだけの夢だった。 甘くて暖かくて、幸せ一杯の満ち足りたひととき。 美味しい感じが漂っているが具体的なものは何もない。 なぜか漢語が何度も出てきて覚えようとしていたが、目覚めとともに忘れてしまった。
2007.10.04
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♪地底まで行くかと思ゆ地下鉄の下り下りしエスカレーター 田舎ものが東京の地下鉄に乗って驚いたことがある。 縦横に走る地下鉄は地中で立体交差しているため、ある線はかなり深いところを走っている。 その乗り場まで行くのに何度もエスカレーターを乗り継がされた。 昼間の閑散とした時間帯で、寒々しい空間が広がっていて恐ろしくもあった。 地震が来て、停電にでもなって閉じ込められたら・・・ 乗客が自分ひとりで、暴漢に襲われたら・・・
2007.10.03
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♪ひんやりとここにも秋の訪れり夕べの澱を流さんと座す この頃は便座が、一瞬身構えるほどにひんやりとしてきた。 (我妻は自然のままがいいと言って、便座カバーをしない。) 日中はまだ暑い日があっても、朝晩はさすがに冷えて寒いと感じることもある。 秋分の日の気温は平均で 最低 17.9℃ 最高 25.2℃ 平均 22.0℃ 春分の日の気温は平均で 最低 5.5℃ 最高 13.3℃ 平均 9.4℃です。 暑さ寒さも彼岸までと言っても、こんなにも温度は違うんですね。 暑い日が続いた後は25℃でも涼しく感じ、寒さの後では13℃でも暖かく感じるんですね。
2007.10.02
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♪不機嫌にテレビを観れし子の顔に男の影の見え隠れせむ いつまでも小人と思っていても、もう子供じゃないんだと思う瞬間がある。
2007.10.01
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