下北沢八郎の場合

下北沢八郎の場合

2006年04月03日
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カテゴリ: デバイス
相互コンダクタンス

 心に響かない言葉シリーズでもしばらくやるか。少し前に“言霊”という言葉が流行ったなあ。サザンの歌だったけなあ。

 相互コンダクタンスか。記号でgmと呼んでいたが。ぼくの頭の中ではただ“じーえむ”としか響かなかった。言霊のかけらもなかったなあ。でも、ものを考えないのも仕事を速くこなすテクニックでもあった。あまり良くないテクニックだが。相互コンダクタンスは大学で習って名前だけは覚えていたが。名前だけだった。アホ学生だったもんなあ。

1. 言葉の意味
 最初はこのパターンでいくかな。

 相互コンダクタンスは、英語では “transconductance” となっている。自宅の英和辞典には、この単語はのっていなかった。conductanceは導電率で、電気の流れやすさのこと。抵抗の逆数。これくらいは分かるか。transが重要なところだろうが辞書で見ると、

trans-
    pref. 1. 「越えて」「横切って」
        2. 「貫いて」「通って」「完全に」
        3. 「他の側へ」「別の状態[所]へ」
        4. 「超越して」
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 雰囲気としては、ひとつの世界から、また別の世界へ何かが移っていくというような感じをもった言葉か。日本語の“相互”とは少しニュアンスが違うような気がする。

2. 内容
 本をながめてみると、

「相互コンダクタンスgmは、

    gm = dIds/dVg

で定義される。ドレイン電流を制御する際の、ゲート電圧の有効性、すなわち増幅作用の度合いを表し、バイポーラ・トランジスタの電流増幅率α、あるいはβに相当する。…」

書いてある。これくらいだったらなんとか理解できるかな。ゲート電圧がどれだけドレイン電流に影響を与えるか。この説明を読んだ後だと、 “trans-” が頭につく理由が少しわかるような感じはする。

 本によっては、相互コンダクタンスではなくて、伝達コンダクタンスと書いてあるのもあって、ぼくはそれの方がしっくりくると思う。“相互”とくると、ゲートとドレインがお互いに向き合っている雰囲気が頭に浮かぶが、トランジスタの姿とはちょっと違う気がする。向き合うというよりも、ゲートからドレインへが何かが流れていっている姿がやっぱりしっくりくる。こんなこと考えてもしょうがないかな。

3. 目的
 gmはトランジスタのとても大事な特性であることは見て分かるが、それにしてはそんなに測定する機会はなかったような。

 本には、
「ドレイン電流はゲート幅に比例するので、実用上、gmをゲート幅Z(mm)で割って規格化して表す。」
と書いてある。こんなことをやっていたかは全然覚えていない。なにやってたんだろうなあ。





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最終更新日  2006年04月03日 09時50分16秒
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