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自閉症スペクトラムの子どもたちは、言葉の裏を読み取れなかったり、あいまいな表現を理解しにくかったりするので、できるだけ具体的にはっきりとまっすぐにしゃべったほうが理解しやすいといいますよね。でも、ある程度の年齢になると、あえてあいまいな表現をして、真意を伝える、あえて反対の表現をして、本心はその反対なのだということを伝える、あえていやみな言い方をして、伝えたいことは反対の意味なのだということを伝える。そういう指導も必要なのだといわれています。これは、適応するタイプと難しいタイプとがあるかもしれませんのでよく時期とタイプを見極めたほうが良いかと思いますが・・・、かなり有効な方法だともいます。ウチも随分とやりました。ニヤニヤ笑いながら、「もう本当にいやな子なんだからぁ」というと「はいはい、僕のこと好きなんでしょう?!わかってるって」と返ってくるようになっています。「もう本当にTAKUYAは仕事が丁寧だね」と言えば、「それはどっち?もっと丁寧にしろっていうこと?本当に丁寧だと思うの?これで?」とたずね返してきたり・・・でも今は、ほぼ100%正確に意味を捉えられるようになってきましたね。そんなTAKUYAも、自分であいまいな表現を言って、自分で心配になっっちゃったこんな会話があり、家族中で笑ってしまいました。高校受験2日前の姉・ナナコとTAKUYAの会話ナナコ:明日、受験前日だから学校早く終るんだよね。家で何やろうかな、面接練習していようかな?TAKUYA:僕が付き合ってあげようか?ナナコ:えーーいいよ、そこまで落ちてない。TAKUYA:付き合うって、恋人になるって言う意味じゃないんだよ?!面接練習をしてあげるっていってるだけなんだよ!(汗)ナナコ:あたりまえじゃん!!兄弟だよ~。そういう意味でもそこまで落ちてない。(爆笑)ふふふ大笑いだけど、よく成長したよね~まぁ、中学校でこんな会話をすると、からかわれたり、笑われちゃたりするんだろうけど、それを愛嬌で流す方法を身につけられると良いね愛嬌で流す方法・・・・・これができるとコミュニケーションはかなりラクになりますよね!Akiko
2007年01月28日
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「この子は本当に考える力があるのぉ~」と、深いため息をついた私ですが、ありますとも!!考える力!!前回は、パターンがないほうが(当てはめる公式がないほうが)よく工夫して考えられるみたい・・・ということを書きました。うん、うん、この子達は「はめるべき型を探す」ことに一生懸命エネルギーを使ってしまうと、かえって本領が発揮できないんですよね。人間関係でもそうだと思います。相手の表情や場の雰囲気を読めないだけに、パターン化して覚えさせ、こういう状況ではこうしなさい、こういうことは控えなさい・・・と、一つひとつ教えるようにと、医療機関でも指導しています。これは間違ったことではなく、社会性を身につけさせるには必要なことなんですが、やはり行き過ぎてはいけないな・・・と思いました。もう一つ、今日思ったことは、こんなこと・・・。やはり算数。グラフを読み取る勉強をしていました。一日の行動が円グラフになっています。8分割の目盛りのうち3目盛りが睡眠時間となっているから、その人の睡眠時間は9時間ということになります。そこでジーーーーーーーーーっと立ち止まっているTAKUYA。答えは正解しているのに、何を止まっているのかな?「この人は、9時間寝ているということは、7時に起きるとしたら10時には寝ないといけないということか・・・。」「もしも学校が遠くて6時に起きるとしたら9時には寝る・・・っていうことは、エンタの神様は見れない、あ、でもあれは土曜日だから、翌日は日曜日だからいいのか・・・・」はーーー、架空の人物の生活をあれこれ考えてあげていたのね・・・。でも問題を解くのに何時間もかけていいわけじゃないんだよ!また、立ち止まっている。このグラフ、問題を作った人が悪いと思うけど、「トイレ」という時間が1目盛りになっている。勉強と言う時間が0.5目盛り。(この問題を作った人、グラフさえ勉強できれば中身は何でもいいと思ってるな!?)ということは、トイレの時間が3時間で、勉強時間が1時間半「何でこの人、3時間もトイレに入っているのかな?便秘なのかな?でも便秘でも一日3時間もトイレにいられないよな・・・。あーきっとこのグラフになった日はノロウィルスにやられていたんだ。だからトイレで吐いていた時間も含まれているんだ。じゃぁ勉強時間は、具合が悪くなる前にやっていたんだな、病気になったら勉強できないし・・・・・。」あーかわいそうに、ノロウィルスにまでかかってしまって・・・・・・・・・。素晴らしい想像力だよ・・(涙)ただの紙切れ上のことと思わずに、グラフから立体的な生活を見出そうとして捉えている所はえらいと思うよ。考える力だってあるからできるんだと思うよ。でもね、こういうのを「脱線している」っていうんだよ。今、TAKUYAに求められていることは、「グラフの読み方を理解する」ということなんだ。「相手が何を求めているのかを考えなさい!」この問題を出した人が、何を求めているのかを考えなさい!!(って、相手の気持ちを汲み取るのが苦手な障害のこの子達。これを言うのは酷かもしれないけど、こういう訓練こそが大事なんだと思います)脱線の中にこそ、この子の優しさやおもしろさが現れているのでしょうが、社会に出て行くには、やはり、やはり、相手の求めるものに応えていく、という姿勢が不可欠なのだと思います。この訓練ですね・・・。Akiko
2007年01月21日
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前回書いたように「この子には考える力がないのかなぁ~はぁ~~」と大きなため息をつききったところで、こんなことがありました。TAKUYAは算数のこんな問題(↓)を解いていたのですが、私は「こんな公式のない問題は、この子には難しいだろうな・・まぁできなくてもいいや」と思って見ていたのです。*****************************( )の中に + - × ÷ のどれかを入れて式を完成させなさい。(記号は何度使ってもいい)3( )3( )3( )3=104( )4( )4( )4( )4( )4=10******************************考える前に「分からない」、面倒くさいと「分からない」と言うことが多かったTAKUYAです。最近は随分忍耐力がついて、頑張って取り組めるようになってきたものの、パターン化した方法(例えば、三角形の面積は底辺×高さ÷2と決まった公式に当てはめるだけ)ならできるものの、これは公式がないのです。これはまさに、考える力を問うための問題なのだそうです。うーーーん、うーーーんとうなりながらも、あれこれ当てはめて取り組んでいるTAKUYA。あれ?考えてる?考えられている!あれーーーこういうの好きなんだ。あー、考えてる考えてる!!誰だ、考える力がないなんていったのは!!(私だ!)ある部分では考える力があるじゃないか!考えられているじゃないか。そうか・・・TAKUYAの考えられないは、「パターンにこだわる」、「応用が利かない」、「少しひねられると分からなくなる」、ということなのか。そして、むしろパターンがないほうが、自分のやり方で考える力があるのかもしれない・・・・・。新鮮な驚きでした。そして、見事正解!!みなさん、この答え、わかりますか?やってみてくださいね!!これを正解できたのは、すごいなぁ~うれしいなぁ~そういって、大喜びした私でした。正解したTAKUYAは、嬉しそうな笑顔でこんな風に言いました。「あーこういう問題が分かった後って、すごくスッキリするなぁ。ウレシイなぁ、スッキリした!!」うんうん、えらいぞTAKUYA!スッキリしたね~。えらいね~、と一緒に大喜び。こういう成功体験が、きっと次の力になっていくのですね。もっともっと成功体験を積ませてやりたいと思いました。このことを担任の先生との交換ノートに書いたら、先生の返事がまた素敵です。「子どもが喜んだり、悲しんだりすると、親も一緒になりますね。子どもはそんな親の姿を見て成長するんだと思います。子どもと親が時間や物を共有するって、我が家のように子どもが大きくなるとなかなかできなくて・・・トホホ・・・まぁここまで大きくなるまでにやってきたからいいんだけど、やっぱりさみしさは感じます」そうなんだなぁ・・・。今、こうして一緒に泣いたり喜んだりできるっていうのは、最高に幸せな時代なんだな、ありがたいな・・・。子どもはすぐに大きくなってしまう。今できることを十分にやろう。今を大切に、大切にしていこう。とても貴重な時間をいただいているような、ありがたい気持ちになりました。TAKUYA!考える力、どんどん伸びるよ!!伸びると楽しいよ。いっぱい考えて、いっぱい工夫して、いっぱい個性を発揮して、人が喜ぶことをいっぱいできるような大人になれるといいね!!TAKUYAの持っている力が発揮されるように、お母さんも一緒に考えるからね。Akiko
2007年01月18日
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TAKUYAに勉強を教えていると、「えっ」と思うことが何度もある。算数もだんだん難しくなってきている。・・・割合、もとにする数?比べる数?百分率???解き方を丸暗記することだけではもうクリアできない。丸暗記しかしていないと、かなり混乱してきて、どのやり方(公式)を使えばいいのかわからなくなっている。丸暗記するのではなく、なぜそうなるのかを考えて、理解してから覚えなさい、と言い続け、かなり・かなり・かなり忍耐強く教え続け、理解させる努力をし、問題を解かせているでも、本人は説明を受けても、「なぜそうなるのか」は考えようとせず「とにかくこの公式を当てはめればいいんだよね」という理解をして、とりあえずその時は正解を出して終わりになる。とりあえず、「今」マルをもらえばいいと思っている。後のことは考えない。そして、後日同じ問題をやると・・・できない。・・・考えるということができないの?私の教え方が、この子にあっていないの?ちょっと応用問題になると、「どの公式を使えばいいの?」とたずねてくる。試験になるとお手上げ状態だ。さらに、記憶したことを整理できない、だから忘れるのもメチャ早い。丸暗記はできるのに・・・考えられないの?そう、自閉症スペクトラムの子でIQの高い子が、日本中の地名や駅名を覚えたり、ものすごい記憶力を発揮しているうちのTAKUYAにはそういう得意技はないけれど、似たような面はある。覚えられても考えられない、自分の力で考えて行動することが苦手。将来は、指示待ち人間になるのか・・・??作文もそうだ。「いい文章を書こうとか、よく思われようとか思ってないよ、ただ、何を書いたらいいのかまったく分からないんだよ、何から書き始めたらいいのかぜんぜん思いつくことができないんだよ」と言って、本人も涙ぐむ。前にも書いたが、「あるものはある」「ないものはない」「だからなに?」「何を感じろというの?」という世界から脱却できない。その代わり、どんなに叱られても、勉強を終えて遊ぶ時間になると「今」は、もう目の前に勉強は「ない」、「ないものはない」から、とても明るく叱られたことなど忘れてあっけらかんと明るく遊ぶ。陽気な子だ。「今」に生きているというのだろうか・・・幸せなことだ。しかし・・・考える力というのはどこから育つの?この子達に考える力を育てるにはどうしたら良いの?この子を育てながら、イヤと言うほど「色々な思考回路を持った人間がいる」ということも「人によって多様な価値観がある」ということを、受け入れる訓練をしてきたと思う。しかし、教えていると、キーとなる。わたしがクールダウンだか、カームダウンだか しないといけなくなる (笑)ハーーーーーーーッと深く息をつく私自身が何度も言ってきたこと・・・「分からない人間に、“なぜ分からないの?!”と言って責めることほど残酷なことはない」「相手にわかるように伝えるのが、周囲の大人の仕事」そうだ、本人に理解できるように教えるのが私の仕事なのだ本人が考えられるようにするのが私の仕事なのだそして・・・きっと考える力も徐々に徐々に、時間をかけて訓練すればついてくると信じていこう!!きっと伸びるはず、考える力も!!時間がかかるだけだ・・・・と思う。また原点に返らないと・・・何度もこんなことの繰り返し・・・また忍耐力をつけて行けということなんだ。もっと忍耐強く・・・そういえば、若い頃の私はこんなにも忍耐強い人間じゃなかった。こんな人間に変えてくれたのは、TAKUYA・・・君のおかげ・・・あなたの能力を伸ばすということは、なかなか大変なことです。でもおかあさんは、あなたが伸びるために必要なことは何でもやるつもりです。ふーAkiko
2007年01月13日
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報道される学校のさまざまないじめ問題親にできることはなんだろう・・・周囲の大人としてできることはなんだろう・・・それを考えています。まずは、大人が「いじめはいけない」とはっきり認識し、言葉にして伝えていくことだと思っています。発達障害児にとって、いじめ問題は切っても切れない関係にあるともいえるし、今は、発達障害児でなくても、誰がいじめられるのかわからない時代・・・たくさんの親御さんたちが、子どもを学校に送り出すのに不安を感じていることでしょう。TAKUYAが来年度から中学校に進学するので、その準備で公立中学校を見学に行き、校長先生や教頭先生と話を重ねてきました。小学校から中学校へ、色々な申し入れをしていただいたり、特別支援教育という観点で話し合ってきたのですが、やはり気になることの一つに、いじめ問題もあります。数人で学校を訪ねた際、説明は主に校長がしてくれたのですが、その間おとなしくしておられた教頭先生が、教室の案内をしてくれた際に言った言葉が忘れられません。「親御さんはね、子どもに何かあるといじめられるんじゃないかってことをすぐ気にするけど、子どもっていうのは、悪い子ダメな子問題のある子がいじめられて、いじめられることによって、自分のダメなところに気づくようになっているんですよ。だからいじめられることもしょうがないんだ、そのなかで自分で気づかないといけないんですよ。小学校時代は、どっちかっていうと強くていじめっ子だったような子が、中学に来ていじめられることもありますよ。それは、自然淘汰というか、必要なことなんじゃないですか。子どもたちの社会はそういう風に成り立っている」「えっ??」っと、耳を疑いました。この言葉を教頭先生は本気で言っています。・・・「だから、いじめ対策を大人がする必要はないんだ」という結論で逃げているようにも聞こえます。「いじめも必要なんだ」というニュアンスも含んでいるように思います。弱肉強食を肯定しているような姿勢です。・・・自然淘汰・・・??弱肉強食は、動物の世界でのことです。それを肯定するならば、発達障害児のように、社会性が低く、コミュニケーション能力が低く、状況認識を正しくするのに支援が必要な子は、生きていけないということになります。そんなことはないはずです。どの子も、弱い子も強い子も、能力のある子も低い子も、互いに受け入れあい補い合って社会を作ることをこそ学ぶべき学校色々な個性を持った子が個性を発揮してこその教育「いじめはいけないんだ、強いものが弱いものをいじめてはいけないのだ」という価値観・倫理観をまずはきっちりと大人が子どもに伝えてこそ、教育が成り立つのだと思います。「いじめがあってもしょうがないんじゃないか、必要なんじゃないか」と、大人が(教師が)思っていれば、子どもは必ずその価値観に沿って、いじめをします。いじめても「これは必要なことなんだ」と肯定します。平気でうそをついて「いじめてなんかないよ」と言います。弱肉強食というのなら、弱ったお年寄りは生きるな、生産性の低い人は生きるなといっているようなものです。学校でそういう教育をすると、今の子が育った将来、高齢者や障害者をいたわらない大人が増えていくはずです。高齢化社会をどう支えるかについて考えるなら、教育問題をこそ考えるべきです。発達障害児に優しくない教室は、どの子にとっても優しくない教室です。障害を持っていなくても、とろい子・のろい子・能力の低い子もいます。今、賢い子もいじめられています。嫉妬を買ったり、・・・要するに誰でもいいのです。賢いことでいじめられたら、どうすればいいのでしょうか?賢いことはいいことのはずなのに・・・。「弱肉強食であってはならない」ということをまずは大人がきっちりと認識して、「いじめはいけない」「弱い子も能力の低い子も、色々な子がいるけど、助けてあげたり、いたわってあげたりすることが大事なのだよ」という価値観・人生観をきっちりと伝えていくことが必要ではないかと思います。教頭先生のような考えを、心の中にひそかに持っていた・・・という大人の方もいるはずです。まずは自分の考えをよく見直し、子どもに何を伝え、どんな社会を形成していきたいのかを、大人も一緒になって考えていく時だと思っています。Akiko
2007年01月06日
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TAKUYAは、変わった子でありながら、小学校での6年間いじめられることもなく過ごせたのは、担任の先生の力によるものだと思っています。(トラブルはたくさんありましたが・・・) 小2で一旦絶望し、校長に「力量のある教師を担任にしてください」と頼んだ後の4年間は、先生がしっかりと立ち向かってくれるいいクラスでした。 発達障害児に優しいクラスというのは、結局いじめのないどんな子にも優しいクラスだったのです。小4の最後の授業参観・・・まもなくクラス替えという時に、 担任の先生はわざわざ保護者の前で、こんなクラスディスカッションの授業をしてくれたのです。 「いじめられてもしょうがない子はいるかいないか?」 「急に怒り出したり、みんなに迷惑をかけたり、すぐに暴力を振るっちゃう子、ヘンな子、泣き虫な子、うざったい子・・・色々な子がいるね。 そういう子、いないほうがいいじゃん、そういう子いじめられてもしょうがないんじゃないの?どう思う?」と、わざと先生はマイナスのことを投げかけます。 先生は順を追って質問を投げかけ、子どもたちに考えさせました。 「乱暴されたら乱暴し返すか?」 最初の質問に、「乱暴されてもやり返さない」と答えた子は、「乱暴し返してもまたやられ返すだけで、同じことの繰り返しだから」「自分がやられて嫌なことは相手にやりたくないから」「言葉で解決したいから」など、いろいろと悩みながらも考えつつ成長しているのがよく分かりました。 そして、 「あいつ、うぜぇんだよ。あいつがいなかったらウチのクラスはいいクラスだ・・・と言った子がいたけど、それは違う」 「いじめられても仕方のない子がいるとしたら、明日は自分がいじめられるかもしれない、いじめ返されるかもしれない」・・・ 「自分らしくいるだけでいじめられるとしたら悲しい」・・・・・ そして「いじめられても仕方のない子はいない」という結論を子どもたちなりに出しました。 その過程が素敵でした。 子どもたちが悩みながらも成長してきたのがよく分かりました。 そして担任の先生は、参観している親たちに対してこんなメッセージをくださったのです。 “「わが子がちょっかいばかり出されてかわいそう、迷惑をこうむっている、悔しいからやり返しなさい」と言いたくなるかもしれない、親だって「あの子さえいなかったら、いいクラスなのに」と思うこともあるかもしれない。 でも、違うんです、 何もトラブルがないから良いクラスということではなくて、 色々なことがあったから子どもたちは成長できたんです。 いろいろなトラブルがあるたびに子どもたちは考えました。 どうやったら解決できるのかを考えました。 腕力が強くて、ちょっかいを出されてもやり返して勝つ子はあまり成長できなかったかもしれない。 でも、たくさんやられちゃった子ほど、かわいそうなのではなくて、一生懸命考えられたんです。「やり返してスッキリ」ではないってことを学んだんです。 今のディスカッションの様子から、たくさんやられちゃった子ほど成長したのが見て取れたでしょう? だから、親御さんはその成長をこそ認め、支えてあげて欲しいんです。 やられたからやり返せとか、あの子さえいなかったら何の問題も起きない良いクラスになるのに・・・と言うのではなくて、 子どもの成長をこそ望んで、支えてあげてください。 色々な子とどうやって付き合っていくのかを子どもたちは一生懸命勉強しています。” ・・・・・と。 そして、その後の保護者懇談会では、 「今、このクラスではいじめもなく子供たちはみんなでどの子の事も受け入れようとして、優しい心を出してくれているし努力もしています。 でも、来年度、新しいクラスになっていじめが起きたりすると、子どもたちの力学で、一緒になっていじめてしまう子も出てくると思います。 その時に、親子で一緒に考えて欲しい。できれば、いじめをやめるひとつの力となれるよう、応援してあげて欲しい」・・・と。 保護者も一人一人が、「いじめをなくすために家庭でできることをやるんだ、いじめはいけないんだ」という共有認識を持って子どもを応援するのだ、という意思を強くすることができました。 懇談会では私も少し時間をいただき、 大変な息子を受け入れてくれた皆さんに感謝を伝えました。 担任の先生が「ウチのクラスは、TAKUYA君をかすがいにしてまとまるようになり、優しい気持ちを育ててくれた」と話してくれたのが、その一年前でした。 それは私への慰めの言葉ではなく、本当に成長した子どもたちの姿をその日改めて授業参観で見たことによって、全ての親にとって、納得できるものだったのではないかと思いました。 子どもたちはこんなに成長する力を持っているのです、成長したがっているのです。 親も大人も、どうしたらこんな宝を引き出すことができるのか、 一生懸命考えながら、子どもたちを体を張って守り、育てていきたいと思います。 子どもたちがそのような苦しみに合わずに、伸び伸びと成長できるように、 私も心から願っています。 Akiko
2007年01月03日
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年は、いじめの問題や、いじめによる自殺がたくさん報道されました。報道内容を読むと、あまりのひどさに驚きます。一人の親として、そのお子さんの気持ちやましてや親の気持ちを考えると、何かできないものかと思わずにいられません。いじめがどうしてここまでひどくなってしまうのか。大人の責任は大きいと思います。いじめられっ子がいじめられる要素を持っているのが原因ではなく、社会全体が、何がいいことで何が悪いことかをきちんと判断して行動することができなくなっているからではないでしょうか。変わった子、弱い子、うざい子がいじめられてもしょうがないと言うのなら発達障害児はこの社会で生きていけなくなります。そうではないはずです。この社会は、動物と違って、弱肉強食であってはならないはずです。多くの親が、「うちの子がいじめられたらどうしよう・・」と不安を抱いています。誰がいじめられるのか分からない時代だから・・・。また、「学校とどう付き合ったらいいのかな・・・」ということは、発達障害児の親でなくても、多くの親が悩むところだと思います。いじめ問題にもからめて学校との付き合い方、他の親御さんたちとの付き合い方、そんなことをテーマに次からしばらく書いてみようかなと思います。過去に書いた内容とも一部ダブりますが、ご了承くださいね。では、どうぞよろしくおつきあいください。Akiko
2007年01月02日
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