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2004年06月17日
お笑い「命の教育」(s9-t8)
(1)
テーマ:
衝撃、長崎小6女児刺殺事件(264)
カテゴリ:
カテゴリ未分類
前置き
私がこのシリーズを書き始めた当初は、いろいろな人たちとの意見の交換によって、自分の文章、考えを訂正、更正、完成度をあげていくということを考えていた。
しかし、すぐに自分の本当の気持ちが、そんなものではないことに気がついた。
自分はこの事件の当事者として、意見を書く。これは、その「つもりで」とか、その「立場で」とか、気持ちを汲んで、とか言うものではなく、まさに自分は当事者だからだ。
あるいは、精神分析における自由連想法的手法によって、数十年封印されたものを解き放たんとするものである。
そう自覚してからの日記には、なるほど、感想や、意見の書きこみが無くなった。文章には前後相矛盾する表現や、論理の破綻がはっきりと出るようになった。しかし自分はそこにこだわることをやめた。
もう、こんなやつほっとけ、ということで、書きこみは無くなったんだろう。
六年生のとき、自分は、もしや自分のようにいじめの被害に遭っているものは、ほかにも大勢いるのではないか、と考えたものだ。
この加害児童の刃はこの被害児童に向けられた。しかし、それは単にこの二人の間の問題で生じたものではない。
もう何十年も前から、学校では、このようなことは起こり得たし、現に起こって来た。
私のこの問題(刺殺事件)に対する、心は怒り意外の何物でもない。
この二人の少女の親にも、それは向けられる。被害者の父親などは私から言えば加害者だ。
私は、学校や、教育や、先生がにくい。嫌悪を催す。もちろん自分の育ってきた環境における、である。
そして今、学校内での自殺、他殺に接した大人たちが繰り返す、「命の尊さ」その他、その場しのぎの数々。
そうそう、「二度と繰り返して欲しくない云々」。
自分の責任は棚に上げ、原因究明だと。まるで、自分で人攫いしておいて、「調査する」などと言っているどっかの国と変わらん。
---
本題
今回(もちろん次回も前回もある!)の事件で、精神鑑定がされるそうだ。結果はどうなるか。ここで大事なことは、ある鑑定の結果が、この事件のかぎだとするのは間違いであるということだ。
サカキバラのときもそうだが、彼は「病気」だった。ということは、ほかにもその病の者はいる。ということである。
この女児の場合も、ほかにもこの子と同じ鑑定結果になるものが居るということだ。しかし、事件はこの女児だけが起こした。
何千何万という、事件を起こしても不思議ではない者たちが、あるいは周囲の、あるいはその者自身の、そして何より、偶然のおかげをもって事件を起こさずにすんだ。
私も、その一人である。
さて、本題の本題。
このテーマを選んで他の人の日記を見るにつけ、あるいは、テレビ(職場で休憩中に見るものがテレビ視聴のほとんど)を見るにつけ、このニュースがはじめて流れたときというのは、「命の教育」だの、「心の教育」だの、全く無責任としか言いようの無い言葉が私の心に引っ掛かった。
この人たちは、子供を教育しようとしている!
なんとおろかな、破廉恥なことではないか。いったい自分で火をつけたものが、どうして「大規模な火事の時だけ」大騒ぎ、子供に火の恐ろしさを「教える」などと臆面も無く言っている。
現在の子供の置かれた状況というのは、過去から少しずつそうなったのだが、つまりは、ジャングルに裸で置き去りにされた赤ん坊(アメリカABCが「お金」の問題を取り上げたときに使った表現)のようなものだ。
無防備の状態で、それこそ、雨あられのごとく情報のシャワーを浴びせられる。
さらに、中毒者のようにそのような情報を求めようとする。そして、そのような情報から、遠ざけようとする動きは、ますます状況を悪くする。
すなわち一定の年齢以降、急に大量の情報にさらされるということだ。命の教育は恐らく、この動きをさらに加速するものとなろう。
バートランド・ラッセル卿は、次のような意味のことを言った。(と、私は記憶する。)
性をタブーとし、子どもから隠そうとすることが、性の商品化や、犯罪につながる。と。
これと同様のことが、今の「命の教育」にも言える。
すなわち、今、世の中の大人のいいかげんさ、世のいやらしさ、恐ろしさ、人間が本来陥りやすい衝動、等々、その現実を言うのではなく、むしろ逆に、人間をとにかく、やさしく、無菌状態に保とうという大人の偽善。その被害者である、子供がいざ世の情報シャワーにさらされたらどうなるか。
また、我々人間が、いかに論理的でないか、説得がいかに無力であるかは論を待たないところである。
我々はある人に、その人の言葉に感動するが、言葉そのものに感動することは意外に少ない。
すなわち、ある先生が、命について、まことにもっとも、誰も反論し得ない講義を行ったとしよう。しかし、生徒は知っている。その先生自身、普段どのような「俗物」であるか、ということを。
そんな先生に、その人に、誰がついていきますか。
これと逆に、言ってる事は所々破天荒だが、この人に言われたら逆らえないという人も、いるかも知れない。
親たちよ、大人たちよ、あなたは子供にとって、そういう存在ですか。少なくとも、そうならんとしていますか。
その姿勢無くして、学校に、やれ命だの心だの、他人の尊重だのを「教えろ」とは、よーゆーよ。
子供を教育する前に、自分の教育を考えろ。
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最終更新日 2004年06月19日 13時19分23秒
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