2005年05月10日
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私はヘルパー2級の資格を取るとき、当然ながら施設に実習に行った。一般の家庭にも先輩ヘルパーについて行き、見学、実習をさせてもらった。
そこで感じたことは、特に施設においてであるが、介護の目的が、終末医療と渾然一体となり、本来の自立支援になっていないのではないかという事である。そこには、施設が利用者本人よりも、利用者の家庭の方を向いているという感想もあった。施設側としては、利用してくれているのは、利用者本人ではなく決定権のある、施設にお金をもたらしてくれる「利用者の保護者」の方であると考えるのだ。
そこでは、利用者にひたすら「快適」のみを与えてしまう。そしてそれが利用者の満足、利用者の家族の満足だと考えている。
しかし、私は人間の存在はそのようなもので満たされるべきではないと考える。
たとえ、不満、不便、悲しみ、残念、とかがあっても自分の力でできるところまでやる。そして向上する意欲を持つ。努力して明日はよくなる自分がいる所に幸福があるのだ。日々勉強だ。
今の日本人は、もう相当に若いうちから、快適の追求が幸福だと思いこんでいる。他に不満があれば不満顔をする、そして切れる。切れるのが強いと思いこんでいる。それは心の癖となってその人の人生を一つの方向へと導くだろう。それは他人に支配されるという方向性である。なぜなら、その快適は他人がもたらしている快適にすぎないからだ。もっと快適になりたかったら、不満になる以外にない。





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最終更新日  2005年05月10日 18時36分39秒
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