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2015.11.15
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カテゴリ: ゾンビ映画
0225 バイオハザード4/アフターライフ IN 3D[ブルーレイ]

『0225 バイオハザード4/アフターライフ IN 3D[ブルーレイ]』オモテ面

【スタッフ】
・製作・監督・脚本 ポール・W.S.アンダーソン
・製  作  ジェレミー・ボルト、ロバート・クルツァー、ドン・カーモディ他
・撮  影  グレン・マクファーソン ASC、CSC
・音  楽  トムアンドアンディ

【キャスト】
・アリス…………………………ミラ・ジョヴォヴィッチ(本田貴子)
・クレア・レッドフィールド…アリ・ラーター(岡 寛恵)
・クリス・レッドフィールド…ウェントワース・ミラー(東地宏樹)

『0225 バイオハザード4/アフターライフ IN 3D[ブルーレイ]』ウラ面

【仕  様】
・型  番  BRD-80091
・製作年度  2010年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  RESIDENT EVIL AFTERLIFE
・収  録  約97分
・音  声  1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル<英 語>
       2.DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド 日本語吹替
・字  幕  1.日本語字幕、2.英語字幕
・サ イ ズ  HDワイドスクリーン (2.35: 1) 1920x1080p
・そ の 他  片面2層、MPEG-4 MVC、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       日本市場向、Blue-ray、セル専用
・発  売  株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
・字幕翻訳  太田直子
・吹替翻訳  徐賀世子
・映像・音声特典:
       1.未知なるビジョン:ピクチャー・イン・ピクチャー(BONUSVIEW)
         ※この特典は、対応機種にて再生可能です。
       2.ポール・W.S.アンダーソン(脚本/監督)、ジェレミー・ボルト(製作)、ロバート・クルツァー(製作)による音声解説
       3.未公開シーン(8種)
       4.NGシーン集
       5.メイキング・ドキュメンタリー集(7種)
         ・新たな挑戦:制作の裏側
         ・生存者たちの絆:キャスティング
         ・アンデッドの世界:3Dへの挑戦
         ・戦う女は美しい:アクションの裏側
         ・絶望の世界:終末のデザイン
         ・進化する種:新たなるアンデッド
         ・世界観の再現:ゲームへのオマージュ
       6.「バイオハザード/ダムネーション」先取り映像
       7.予告編集
       8.BD-LIVE
       9.PlayStation3限定壁紙

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :新たな物語は「東京」から始まった――。

ディスクは、3D版と2D版を収録したハイプリッド版。
ジャケットは、3Dを強調したデザインになっている。オモテ面のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)やタイトルは、セルに印刷されており、背景は別に印刷されたカードになっている。これらが重なることで立体的に見えるわけだ。(笑)
ウラ面は、少ないスペースながら、アリスの勇姿が拝める。(笑) 収録内容の豪華さに較べると、ブルーレイは致命的にスペースが小さいなぁ。オンデマンドへの移行が進むと、このジャケットすらなくなってしまう可能性もある。贅沢は言えないか……。

『0225 バイオハザード4/アフターライフ IN 3D[ブルーレイ]』ピクチャディスク

【感  想】
「アリス・イン・ワンダーランド」

3Dで鑑賞。
このシリーズは、もはやゾンビ映画ではなくなってしまった。ゾンビ映画の枠を超え、アメコミのようなヒーローものだ。無敵のヒロインは、一体どこに行くのだろうか?

――感染のない新天地を目指してアラスカに飛んだアリス。しかし、そこは廃墟だった。かつての仲間たちが逃れて来た痕跡はあったが、人の気配はなかった。――皆はどこに行ったのか? 落胆するアリスを何者かが襲う。訳もわからぬまま反撃し、襲撃者を取り押さえるアリス。
襲撃者は、新天地を目指して別れた仲間の1人、クレアだった。しかし、アリスのことが分からない。彼女の胸には端末が埋め込まれており、何者かにコントロールされているらしい。――他の皆は? 残念なことに、端末を外した後も彼女の記憶は戻らなかった。アリスは、記憶喪失のクレアを連れて南へと旅立つ。……というお話し。

本シリーズは、長いことゾンビ映画だと思っていたが、違った。1作目は、確かにゾンビ映画だった。アリスは優れた身体能力でゾンビを倒す。しかし、2作目で重火器で武装したモンスターが出て来るにおよんで「?」が生じた。アリスは死んでも蘇生する体になり、3作目になると超能力すら発現する。本作品の冒頭では、クローンのアリスがいっぱい出て来てアンブレラの本社を壊滅させたりする。「おいおい、冗談だろ?」と思ったが、作り手側はいたってマジメなようだ。ビックリである。ルパン三世かと思ってしまった。(笑)

荒廃した都市と暗闇を徘徊する死者の群れというイメージは、世紀末を間近に控えた70年代に流行したものだ。P.アンダーソン監督の作品には、その頃のイメージが顕著に反映されているように思う。いわゆる破壊と再生だ。既にオリジナルなのかどうかも分からなくなってしまったが、何度も蘇生するアリスは“再生”の象徴だろう。彼女は破壊をもたらすゾンビやTウィルスのモンスターらと懸命に戦うが、さすがに4作品目となると、この戦いが不毛であることに観客も気づき始める。アリスに似合うのは、荒廃した土地と廃墟だからだ。決して、緑豊かな南の楽園ではない。ならば、この物語に終わりはない。そこが、ジョージ・A.ロメロ監督の『死霊のえじき』と本質的に異なる点だ。

もっと言えば、“終末”に対する感性に大きな隔たりがある。世代の違いだろうか。40年代に生まれたG.A.ロメロ監督と60年代に生まれたP.W.S.アンダーソン監督は、片やアナログで片やデジタルだ。
ロメロ監督の描く終末は、絶望感に溢れている。ショッピングセンターやシェルターに立てこもった人たちには“死”が約束されている。けれど、まるで「希望はまだある」と言わんが如く脱出に成功した人たちも描く。或る意味、残酷なことではあるのだが、脆い人間の逞しい部分にもスポットを当てている。大袈裟でも卑屈でもなく、実に冷たく見据えていると思う。
一方、アンダーソン監督はと言えば、戦う女性の姿を描くことで、常に未来を約束している。それがディストピアであったとしても、未来は未来だ。けれど、アリスが不思議の国の迷宮を抜け出すことは出来なさそうだ。彼女を頼って行動をともにする生存者たちこそ、知らぬ間に死神と契約を交わしてしまったようなものだ。アリスは決して楽園に辿り着けないのだから……。

一体、シリーズはどこに行くのだろうか? 油断することなくウォッチし続けなければ。ちょっとだけオススメ!





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Last updated  2015.11.15 16:23:20
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