B級映画ジャケット美術館

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2016.11.02
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0578 ソード・ハンド/剣の拳

『0578 ソード・ハンド/剣の拳』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・製  作  セルゲイ・ドルゴシェイン
       セルゲイ・サヤノフ
・監  督  フィリップ・ヤンコフスキー
・脚  本  エフゲニー・ダニレンコ
       コンスタンチン・シンガエフスキー
・撮  影  マラット・アーデルシン
・視覚効果  グレゴリー・チャレンコ「ウォンテッド」
       ナジェジダ・ドルゴヴァ「ウルフハンド」

【キャスト】
・アルチョム・トカチェンコ
・チュルパン・ハマートヴァ
       「グッバイ、レーニン!」「ルナ・パパ」
・レオニード・グロモフ
・アレクセイ・ジャルコフ
・アレクセイ・ゴルブノフ
・タチアナ・リュータエヴァ

『0578 ソード・ハンド/剣の拳』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  TMSD-228
・製作年度  2006年
・製 作 国  ロシア
・英  題  SWORD BEARER
・収  録  本編 106分
・サ イ ズ  16: 9 LB スコープサイズ
・音  声  1.ロシア語 ステレオ
       2.日本語吹替 ステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
       2.吹替用字幕
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、DVD、レンタル専用
・発 売 元  株式会社トランスフォーマー
・販 売 元  株式会社トランスフォーマー

『0578 ソード・ハンド/剣の拳』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:運命を切り裂け――。
・ウラ面 :「ウォンテッド」「ダークナイト」の
      VFXスタッフが贈る
      SFソード・アクション超大作!
        神の化身か、魔物の使者か――。
        天より授かりし右手の剣
        愛と憎しみに出会うとき
        それは、復讐の刃(やいば)と化す。

オモテ面は、B級映画のカンジがプンプンするイラスト。男が右手から伸びた剣先を下に向けて、その背後では攻撃型ヘリが二つに切り裂かれている。ヘタクソなイラストだなぁ。本編の素晴らしい映像を汚すような出来映えだ。(苦笑)
ウラ面は、クライマックスの海辺のシーンの画像が使われているが、後から付け加えられた剣が、幼稚だなぁ。正直、アクション映画ではないので、使いたい画像がなかったのかも知れない。でも、これはセンスがなさ過ぎだなぁ。(笑)

【感  想】
「凶暴なる純愛」

私には、子供の頃から繰り返し夢想する映像がある。電車に乗ると必ず夢想する。私の腕が伸びて、巨大な剣となって、車窓から見える家々を片端から刈り取ってしまうのだ。(笑)
どういうワケか、家やビルや電信柱が不規則に遠くまで密集している様子が心地悪く、平らにしたくなる。この感じは、歳を取った今でも時折り現れる。困ったものである。(苦笑)
だから、本作品を観た時、「世の中には同じ夢想をする人がいるんだなぁ」と妙に感心してしまった。

――幼い頃から右手のひらに剣が生える特異体質のサーシャ。それ故に周囲から怖れられ、疎まれて来た。だから、人を愛することも愛されることも知らずに育つ。
大人になった或る日、サーシャは、絡んで来た男たちをぶちのめしてしまう。その時から、彼は警察から追われる身となる。
そんな時、彼はカーチャと出会う。互いに惹かれ合う2人は、当然のように結ばれる。しかし、彼女が元恋人に乱暴されそうになっているのを見て、サーシャは激昂し、男を刺し殺してしまう。
……というお話し。

ロシア製の作品なので、基本的なトーンは暗い。でも、映像は美しい。雨のシーンも、なかなかだ。空に広がる雲のカタチ、鈍色の光、古い建物が屍のように見える。一幅の絵画を見せられているようで、満足感は高い。三流画家の美術展を見るくらいなら、本作品の方が、よっぽど良い。(有名どころでも、モネの“睡蓮”のように、山のようにある習作のひとつを見せられても感動はないな)

主人公のサーシャを演じたアルチョム・トカチェンコは、ジェイク・ギレンホールに似た二枚目。女性ファンが多そうだ。セリフが少ないのも良いなぁ。
一方、カーチャを演じたチュルパン・ハマートヴァも魅力的だった。綺麗な顔立ちだったなぁ。(笑)
こんな女性に愛されるなら、喜んで逃避行に身を捧げますよ。立ちふさがる敵を叩き殺し、行き着く果ては破滅であったとしても、構いません。ウォーレン・ビューティとフェイ・ダナウェイか、スティーブ・マックィーンとアリ・マッグロウか……。

あ~、その前に、私は車の免許を持ってないんだよねぇ。運転手を雇わなきゃ。(笑)
もしかしたら、警察に銃撃されることを承知しておいて貰わないと……。ケガしても労災申請は却下されるだろうから自分の健康保険で治療して貰わないと。いやいや、死亡した時の心配をした方がいいかも。(苦笑)
そう考えると、シル○ー人材センターから老い先短いお年寄りを派遣して雇う手もあるな。費用も安いだろうし。私も、心置きなく“愛の逃避行”の果てに彼女と玉砕(無理心中)できるな。そうしよ。(笑)

象徴的な意味合いで掌から剣が出て来たりするが、基本的にはサーシャとカーチャの夢幻のような逃避行劇である。子供の頃から阻害され迫害されて来たサーシャが、父親を殺し、母親を愛するのも、キャラクタを肉付けするためのバックボーンでしかない。何で映像にして、上映時間の大半をそれに費やしたのか、ちょっと理解し難い。(この辺は、ロシア映画らしい)
2人の逃避行が短い方が刹那的だからだろうか。

いずれにしたところで、本作品は一般ウケしない作品に仕上がってしまった。個人的には大好きだが、『ウルヴァリン』をイメージしていた方には不評だろうなぁ。(苦笑)

でも、オススメ!





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Last updated  2016.11.02 05:43:32
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