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※オモテ面
【スタッフ】
・監 督 デビッド・クレンツ
「ダイナソー」「ジョン・カーター」
エリック・ネルソン
「世界最古の洞窟壁画3D」
・監 修 リカルド・デルガード
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
X-MEN ZERO 」
・V F X ダグラス・マーチン
「ダイナソー・レボリューション」
【キャスト】
・英語版ナレーション ヴェルナー・ヘルツォーク
「アギーレ/神の怒り」
※ウラ面
【仕 様】
・型 番 LBXC-703
・製作年度 2012 年
・製 作 国 アメリカ
・原 題 DINOTASIA
・発 売 元 株式会社竹書房
・販 売 元 株式会社ファインディスクコーポレーション
・提 供 ----
・価 格 ----
・字幕翻訳 ----
・吹替翻訳 ----
・吹替監修 ----
・吹替演出 ----
・日本公開 ----
・リリース ----
・収 録 本編 83 分
・サ イ ズ 16: 9
・音 声 1.日本語吹替 ( ステレオ )
2.オリジナル 英語 ( ステレオ )
・字 幕 ----
・そ の 他 片面 1 層、 MPEG-2 、 COLOR 、 DVD 、
DOLBY DIGITAL 、 NTSC 日本国内向、
セル専用
・映像特典 ----
※ピクチャディスク
【ジャケット】
・オモテ面:生き残りを賭けた、恐竜たちの
超絶サバイバル・ウォーズ!!
・ウラ面 :ハリウッドスタジオ気鋭の
クリエイターたちが集結。
3年の歳月を費やした、
恐竜ムービーの決定版!
ティラルサウルスが、プロトケラトプスが、
ヴェロキラプトルが、
これまで見たことのないリアルさが蘇る!
ちょっとデザインが幼稚なジャケットだ。せっかく3D - CGで描かれた恐竜が暴れる作品なのだから、本編から取り込んだカッコイイ画像を中心にして欲しかった。ただ恐竜を出しただけじゃ、いまどきの子供たちにもソッポを向かれるぞ。 ( 笑 )
ウラ面も、同じような印象を受ける。本編には、あれだけ沢山の恐竜が登場するから迷うのは分かるけど、もっとデザインにポリシーを持って欲しい。
それにしても、本作品はナレーションをヴェルナー・ヘルツォーク監督がつとめているのに、字幕が付いていないなんて、あんまりだ。 ( 溜息 )
【感 想】
「ダイソー・キングダム」
以前、 100 円ショップにハマっている事務員さんがいた。
文房具を頼むと、わざわざ 100 円ショップで買って来る。最初は微笑ましく受け止めていたが、毎回粗悪な赤ペンやら朱肉やらを買って来られてはかなわない。ア○クル等の“ネットで注文、翌日配達”のサービスを使うように命じたらムクれられてしまった。
彼女は1Rマンションで一人暮らしをしていたが、自室は 100 円ショップの商品で溢れていたらしい。プラスチックの箱で小物を収容したり、貧相なエア・プランツをシューズBOXの上に飾ったり、かなりイタイ状態だったと聞いている。事務員さんたちの間では密かに“ダイソー・キングダム”と呼ばれていた。 ( 笑 )
そんなことを思い出した1本だった。
本作品は、ディスカバリーチャンネルがリリースした3DCGアニメ。面白い作品だったが、子供向けではないのかも知れない。
長い間、繁栄を誇った恐竜の姿や生態を、いくつかの年代をピックアップして描き出す。
だから、『ダイナソー』や『大恐竜時代/タルボサウルス vs. ティラノサウルス』のような作品を想定していると、面食らうことになる。
1. 2 億 5000 万年前(ベルム紀末)シベリア「大量絶滅」
火山が噴火し、多くの生物が絶滅する。(オープニングのカットがゴキブリって……)
2. 1 億 5000 万年前(ジュラ紀後期)ポルトガル西部「敵」
子供の頃にアゴを砕かれた恐竜が、成長して仕返しをする。(クリーニングフィッシュみたいな恐竜も登場)
3. 7000 万年前(白亜紀後期)マダガスカル「生存競争」
始祖鳥のような生物を襲う小型の肉食恐竜。その小型恐竜を食べる巨大な両生類。その両生類を踏み潰す大型の草食恐竜がいる。しかし、その草食恐竜も大型の肉食恐竜に襲われる。(始祖鳥?が声真似するところが面白い)
4. 8500 万年前(白亜紀後期)モンゴル「群れ本能」
群れを離れた子供の草食恐竜が、老いた仲間の恐竜に助けられる。子供は暫く行動を伴にするが、やがて大きな群れに出会い、合流する。しかし、老いた恐竜はさらに独りで歩き続ける。彼が向かった先は、仲間の“墓場”だった。(ちょっと切ないお話し)
5. 1 億 6500 万年前(ジュラ紀後期)中国「禁断の実」
毒キノコを食べてラリった草食恐竜が、肉食恐竜に襲われるが、ラリっていたことが幸いして助かる。(ビデオゲームに出て来るようなキノコだった)
6. 1 億 1200 万年前(白亜紀初期)ブラジル「巣立ち」
翼竜の子供たちの巣立ちが描かれる。しかし、2羽が失敗して他の生物のエサとなり、最後に残った臆病な1羽が、偶然も手伝って立派に巣立つ。(演出がコミカルすぎるか)
7. 6500 万年前(白亜紀後期)隕石の衝突まで 13 年「恐竜時代の終わり」
オス同士の戦いで右腕を失ったTレックス。
8.隕石の衝突まで 11 年 モンタナ
右腕のないTレックスにも連れ合いが出来、子供も生まれるが或る日、同じTレックスに喰われてしまう。
しかし、2頭は子供の仇を討つと、Hをする。(CGの恐竜がHするのは初めて見た)
9.衝突まで 10 年
卵を生んだTレックスは、夫婦で孵化させようとする。けれど、雨水に浸かってダメになったり、他の恐竜に取られたり、ネズミに喰われたりするが、1匹だけ誕生する。(ウンチで保温するところが興味深い)
10 .9年後 衝突まで1時間
子供のTレックスが狩りの練習をしている最中に隕石が落下。地上の生物の多くは、衝撃と炎で死滅してしまう。巻き上げられた粉塵で太陽光は遮られ、氷河期が訪れる。恐竜は絶滅し、生き残ったのは、鳥類の祖先だった。(恐竜が絶滅した当時は、腐肉食動物には楽園だっただろうなぁ)
BBCアースを観ているような気分だった。ただ、化石があるとはいえ、ここに登場するのは想像上の生き物である。動作や習性を検証した上で物語を紡いでいるのだろうが、それとて現実のものではない。アニメーターの趣味嗜好が反映されているし、ましてや恐竜の体色や模様などはデザイナーの感性によるところが大きい。(この辺で好き嫌いが分かれる)
それに、分かり易いように擬人化された動作や物語にわざとらしさを感じる。
また、背景のほとんどが実写映像なのも違和感を覚える。恐竜が闊歩していた時代は、現代とは異なる植生だったはずだ。でなければ、あんなサイズの生物が繁栄することは出来なかっただろう。
ツッコミどころは多々あるが、見たことのない生き物がリアルに動作し、鳴いたり吼えたりする映像は、子供でなくても引き込まれる。単純に楽しむのが本作品を鑑賞する上でのコツだろう。
オススメ!
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