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2020.05.27
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カテゴリ: ドキュメンタリ
1880 ジャック=イブ・クストー 3/世界の果てへの旅 [ジャック=イブ・クストー DVD-BOX]


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジャック=イブ・クストー
・製  作  フィリップ・クストー
       マーシャル・フラウム
・音  楽  モーリス・ラベル
・演  奏  ロンドン交響楽団
・編  集  ヘドワイジェ・ビエンベニュー
       ジョン・ソー

【キャスト】
----


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  BBBF-1533
・製作年度  1975年
・製 作 国  フランス
・原  題  JACQUES-YVES COUSTEAU
       VOYAGE AU BOUT DU MONDE
・発  売  エイチ アール エス フナイ株式会社
・販  売  株式会社ビーム エンタテインメント
・価  格  4,800円(税抜)
・提  供  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  服部英二/日本クストー・ソサエティ
・日本公開  ----
・リリース  2000.12.21
・収  録   93分(本編)
・サ イ ズ   4: 3
・音  声  1.英語(モノラル)
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、
       DVD、SELL ONLY
・映像特典  ----


※ディスク

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :“南極海の氷の下へと潜り、
      捉えたクジラの親子やペンギンの
      遊泳シーンの映像の美しさは、
      一幅の絵を見る思いである。”
      〈水中写真家 中村 征夫〉

どちらかと言うと暗いイメージの作品だが、ジャケットからは微塵もうかがえない。氷原に寝転ぶアザラシと、クストー・チームの隊員たちが着るドライスーツのオレンジ色が鮮やかだ。
タイトルの下の画像は、氷山とカリプソ号。南の海から南極海まで航海できるなんて、カリプソ号の堅牢な造りに今更ながらに感心してしまう。
本作品のハイライトは、南極海の海底や氷山の下を潜った映像の数々だ。凍えるような冷たさと、透明な美しさ。それを静止画で伝えることはムリだろう。フィルムで、然も水中で、どれほど撮影が難しく、大変だったことだろう。ジャケットから、そんなことを思った次第。忘れ得ぬ作品だ。


※チャプターリスト


※メニュー画面に関して

【感  想】
「氷と炎と空飛ぶペンギン」

ジャック=イブ・クストー率いるチームが、南極を探検するドキュメンタリー映画。『沈黙の世界』『太陽のとどかぬ世界』に続く3作品目である。
本作品の一部は、『海の百科』の3枚目のディスクに収録された“氷と炎”“空飛ぶペンギン”に転用されている。――と言うより、本作品のダイジェストが2本のTV番組になった、という方が正しいだろう。

前半は、“氷と炎”。南極大陸に上陸し、地質学者らとともに調査する。火山を観察に行ったり、化石を探したり……。
皆で、散乱するシロナガスクジラの骨を並べ直す場面が面白かった。何の意味もない行為だが、氷原に横たわるクジラの骨は象徴的だった。
また、氷山の下の海中を潜る場面も、幻想的で美しかった。思っていた以上に様々な様相を見せていた。“一見の価値アリ”だ。
『海の百科』では、「調査員の1人が滑落事故で死亡」と書いたが、本作品では具体的に伝えている。亡くなったのは、ミッシェル・ラパン。ディセプション島のクレパス付近でヘリの尾翼に当たって死亡したとのこと。12月28日が、彼の命日となった。

後半は、“空飛ぶペンギン”。クストー・チームが南極に棲むペンギンの生態を観察する。
ペンギンの子育て、卵やヒナを狙うトウゾクカモメとの攻防。驚くべきは、コミュニティの機能で、ヒナを守るために種族を超えてカモメに立ち向かう。
ペンギンのコロニーは、いろいろな種類のペンギンが集まって形成されているのだ、と初めて実感した。

おそらく本作品のハイライトは、南極の海中映像だろう。
ダイバーが撮った映像だけではなく、小型潜水艇で深海の映像も披露されている。思いの外、生命に満ち溢れていた。もっと荒涼とした景色を想像していたが、意外だった。
考えてみれば、あれだけのペンギンやアザラシの命を支えているのだ、当然かも知れない。意外に思ったのは、私の想像力が足りないからだろう。

また、巨大な流氷を調べる場面も圧巻だった。
まるでビルかコンサートホールのような流氷に登り、穿たれた穴から海中に入る。そこは別世界だった。いつ崩れるか分からない氷の塊が頭上を覆って、軋むような音が響いている。幾何学的模様を描く氷の表面が延々と続いていたかと思うと、水晶のような氷柱がそそり立つ。実に神秘的な映像だった。

本ディスクは、メニュー画面で音声も字幕も“なし”に設定すると、フランス製の環境ビデオとして楽しむことが出来る。BBCのような甘さは欠片もないが、ハードな映像は、佐々木昭一郎さんの映像詩よりも美しい。
クストーのドキュメンタリは、人間の行動がテーマだと理解しているが、そういう楽しみ方のほうが、いまの時代には受け入れられやすいかも知れない。

オススメ!



※帯①


※帯②


※帯③

『1878 ジャック=イブ・クストー/沈黙の世界』
『1879 ジャック=イブ・クストー/太陽のとどかぬ世界』





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Last updated  2020.05.28 19:07:34
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