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2024.10.30
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2532  スケアリーストーリーズ/怖い本

ジャケット(オモテ面)

【 スタッフ 】
監  督  アンドレ・ウーヴレダル
ストーリー原案・製作 ギレルモ・デル・トロ
原  作  アルビン・シュワルツ「スケアリースト
      ーリーズ 怖い本」シリーズ(岩崎書店刊)
【 キャスト 】
ゾーイ・コレッティ(朝井彩加)
マイケル・ガーザ(鈴木達央)
ガブリエル・ラッシュ(村井雄治)
オースティン・ザユル(沢城千春)
ナタリー・ガンツホーン(杉山里穂)


※ジャケット(ウラ面)

【 仕  様 】
型  番   KWX-2343
製作年度   2019
製作国等  アメリカ
原  題   SCARY STORIES TO TELL
IN THE DARK
発  売  クロックワークス
販 売 元  クロックワークス
提  供   ----
価  格   ----
字幕翻訳  金関いな
吹替翻訳  高師たまみ
吹替演出   ----
日本公開   ----
リリース   2020.06.03
収  録  本編 108
サイズ他   16: 9 LB シネマスコープ
音  声  1.英語 ドルビーデジタル
5.1ch サラウンド
      2.日本語吹替 ドルビーデジタル
2.0ch ステレオ
字  幕  1.日本語字幕
      2.吹替用字幕
そ の 他  片面1層、 COLOR MPEG-2 、複製不能、
DOLBY AUDIO 2 NTSC 日本市場向
DVD 、レンタル専用
映像特典  予告編


※ディスク

【 ジャケット 】
オモテ面: 全米​ No.1 大ヒット!
       アカデミー賞監督ギレルモ・デル・トロが
       偏愛する“禁書”を完全映画化!
     その本は
     ひとりでに物語を書く。
​     名前が刻まれたら “死”
ウラ面 : アカデミー賞監督
​      ギレルモ・デル・トロ の原点
     全米に恐怖とトラウマを与えた学校図書館に
     置くことを禁止されたベストセラー
​​      “怖い本” 遂に 映画化!
​​
その“本”の
       主人公になったら死
       その“本”に名前を
       知られてはいけない
       その“本”を
       開いてはいけない
​     主人公にしてあげる。とびきり 怖い お話の…

暗闇の中、腰を抜かしているステラ( ゾーイ・コレッティ に魔物の腕が延びている。ステラの顔は恐怖で歪み、その手前には「サラ・ベローズの本」。ページが開いている。ちょっと地味だけど、なかなか良いデザインのジャケットだ。
ウラ面も、いい雰囲気に仕上がっているけど、子供たちが主人公であることを考えると、4人の顔は大きく出して欲しかったなぁ。

【 感 想 】
「ジュヴナイル系のホラー映画」

『IT イット/“それ”が見えたら、終わり。 (17) 』『サマー・オブ・ 84(18) 』など、最近またこのジャンルが人気らしい。自分が子供の頃を振り返り、キャラクタに感情移入しやすいからだろう。だから、評論家のウケもいい。従って、よほど凡庸な出来映えでない限りは、後世に名を残すことになる。(決してバカにしているワケではありませんので、念のため)

―― 1968 10 31 日、ハロウィンの夜、アメリカはペンシルバニア州の小さな町ミル・ヴァレー。作家志望のステラは、友人のオギーとチャック、そして知り合ったばかりのラモンと一緒に町でも有名な幽霊屋敷を訪れる。ステラは、その屋敷の隠し部屋で1冊の本を手に入れる。しかし、それは「サラ・ベローズの本」で、決して持ち帰ってはならなかった。
……というお話し。

ステラ役を演じたのは、リメイク版『アニー (14) 』に出演していたゾーイ・マーガレット・コレッティ。このキャラにピッタリ合っていた。
友だちのオギー役は、ガブリエル・ラッシュ。二枚目だけど気の弱い男子の役。ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブタペスト・ホテル (14) 』に出演していた。
チャック役は、オースティン・ザユル。TVシリーズへのゲスト出演がメインのようだ。

ラモン役を演じたのは、マイケル・ガーザ。『ハンガー・ゲーム FINAL /レジスタンス (14) 』に出演していたらしい。

――家に帰って「サラの本」を開いたステラは、新たな物語、『ハロルド』が書き加わっていることに気付く。そして、その物語をなぞらえるようにイジメっ子のトミーが消えてしまう。
その翌日、更に新たな一編『大きな足指』が現れる。その主人公はオギーだった。そしてオギーもまた、消えてしまった。

ステラたちは、この謎を解くためにサラ・ベローズについて調べ始める。
……という展開。

本作品の原作である児童書『だれかが墓地にやってくる』はアンソロジー、怪談集のようなものらしい。『学校の怪談』シリーズを思い出してしまった。映像化にあたってモチーフ(怪談話)へのアプローチの違いが面白い。『学校の怪談』はキャラクタ化だが、本作品は怪談話のテイストを残しつつオリジナルのストーリーを紡いでいる。見事だと思う。

本作品には大人たちのベトナム戦争に対する使命感や高揚感とは裏腹に、若者たちの忌避感が然り気無く盛り込まれている。実際はどうだったのか、私にはその時代の空気感を知る術はない。でも、いまの時代からすると「ラモンが徴兵から逃げている」ことに何故かエールをおくりたくなる。ベトナム戦争も徴兵逃れも一つのメタファーなのだが、そんなことは関係なく、純粋にラモンの未来が気になる脚本と演出だった。

ラモンのことを気にしつつ、ステラが友だちを探す旅に出るところで幕を下ろす。心に残るエンディングだった。それだけでも、オススメ!

【 ハロウィン関係の作品 】
『1086 ホスピタル』
『1595 フィアー・インク』
『1776 ザ・ゲーム/THE GAME』
『1844 ペイ・ザ・ゴースト/ハロウィンの生贄』
『2530 モンスター・パーティ』
『2531 ホーンテッド/世界一怖いお化け屋敷 [ブルーレイ]』






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Last updated  2024.10.30 00:00:25
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