どろぎつねのポンコツペダル

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2015.11.22

おおいたサイクルエンデューロ4時間　3人チームにて完走！！　2015/11/22

(10)

カテゴリ：自転車走行記録_2015

遂に、この日が来てしまいました。。

天気予報ではちょうどお昼ごろに雨マークが。

朝は6時過ぎに起きて、いろいろと準備でバタバタしていたら、出発が9時過ぎになってしまった。
渋滞していなけりゃいいんだけどなぁ、と思いながら、別大国道へ。

3連休の中日の朝ということなのか、車の流れは順調。

superflyのビ、ビ、ビ、エモーションを聞きながら気分を上げていく。

昨日、スーパーで今日のお菓子とかを選んでいたら、（小学生か！）
ちょうど、ひとくちサイズのバナナがあったので、一房だけ買った。

（これは、持って帰ってきた残りっす）

9時50分頃に大分スポーツ公園に到着。

会場には既に多くのチャリダーが、準備をしてる様子。
ピットはN&T夫妻が既に確保してくれていました。

10時からの受付には、にゃおき君が行ってきました。
ゼッケン番号を受け取って来たんですが、何やら他にも貰ったらしい。
バナナでした、、それもひとくちサイズの、私が昨日買って持ってきたのと同じ。。

猿じゃあるまいし、そんなにバナナばっかり食べられんゎ！

10時から45分間はコースの試走ができるんですが、わしら3人は、
体力温存のため試走はしません。。

その代わりに記念撮影とか、やってました。

11時のスタートがだんだん近づいてくる。
会場の緊張感も高まってきた。
私、チームの1番チャリダーってことになってます。
つまり、集団でのスタートです、怖いなぁ。

1番チャリダー：どろぎつね２０００
2番チャリダー：にゃおき
3番チャリダー：Tちゃん

ノルマは２周です。２周したらピットインして次のチャリダーへバトンタッチです。

ソロで出場の１０２名が最初にスタート、
１分後に１０７チームがスタート、ということらしい。

集団走行が初めての私は、最後尾になるように少し遅めにスタート位置へ。

こそっと最後尾にもぐりこみます。

しかし、既に周りの雰囲気に呑まれてます、完全に緊張してます。
編集済み received_767220180091263.jpeg

Tちゃんが後ろから肩を揉んだり背中を擦ってくれて、すこし緊張がほぐれてきました。

ちなみに、着ぐるみや、仮装した人なんて一人もいません、みんなガチの勝負です。
ソロで優勝を狙う人達は４時間休みなしで走るんだと思います。

そろそろチームのスタートです。
編集済み received_767220183424596.jpeg

そして遂にスタート！！

いつもは一発でビンディングが嵌るんですが、２，３回失敗しました。。
全然緊張がほぐれてなーーい。

１周目は流れに乗ってと、、思っていたんですが、その流れが、は、速いゎ！
遅れてはいかんと思い、私も踏む、もうマイペースという言葉は完全に飛んでます。
ペダリングも力まかせになり、太腿前面を一気に使ってしまっていた。

２周終えてピットイン、既に大量の汗、汗、汗。
「2周って、、き、きつい」と２番手のにゃおきに伝える。
だって、心拍170までいってたし、もうぐったりです。

なので、コース近くまで行って、メンバーを応援する気力はありません。
それでも、Tちゃんが1周目を終えて2周目に入るときには、にゃおきと一緒にスマホ片手に応援に。
編集済み 20151122_115508.jpg

あのーー、Tちゃん1周終えたらピットに入って来ようとしてました。。
にゃおきが、手で示しながら「そこから、コースに戻れぇぇぇ！！！」っと。
Tちゃん、「てへへ、ばれたか」って顔をしながらコースに戻って2周目に向かいました。

これじゃあ、応援じゃなくて、見張りが必要そうだ。。

そろそろスタートしてから2時間近く経つ。

雨予報だったが、曇りのままで雨が落ちてくる気配はない。

ただ、私達は既に心の中で「そろそろ、土砂降りになればいいのに」って思い始めていたのだ。。

2周一生懸命走って、休憩するのだが、だんだん疲れが取れなくなってきた、気力もだんだん萎えてきている。

しかし、私達には、ある自信があった。
実は3人チームの中に、女性3人のチームがあるのだ。
いくらなんでも、そのチームには負けないだろう、だからビリにはならないんじゃないか、そんな根拠のない自信がにゃおきと私にはあった。

2時間半ほど経ったとき、にゃおきが現在の順位を見に行って帰ってきた。
もしかしたら、以外といい順位だったりしてぇーと思っていたりした。
「現在チーム戦では最下位やった」と、にゃおきが言った。
「・・・」
厳しい現実が。
「Tちゃんには内緒にしておこう」ということになった。

「いや、そろそろ、皆ペースが落ちてくる頃だよ」と言って自信を取り戻そうとする。
自分達のペースも落ちるということが既に分からなくなっているのである。

3時を過ぎたあたりで、「最後は一人1周でいこうか」という話になった。
そうすると、一人7ラップということで、ちょうど4時頃になるんじゃないかと計算した。
ラストはTちゃんが1周して4時間終了になる予定。

そして遂に、ラストのTちゃんの番が来た。
「あ、Tちゃん、4時前に帰ってこないでね、4時前に帰ってきたら、1番手のわしがまた走らないといけなくなるんで。。」

最後に1周ってことで、Tちゃん頑張ったしまったようです、ピットに入って来ました。
3時50分過ぎくらいだったろうか。
「え！？、わしもう1周って？？」

4:00前までにスタートラインを通過した自転車はそのまま1周し、1ラップとして認められるのだ。

なので、バトンタッチした私は、ピットから出てすぐのところのスタートラインを3:50過ぎに通過するのでそのまま1周してレース終了となる予定。
そうなると、私が8ラップ、にゃおきが7ラップ、Tちゃんが7ラップで合計22ラップになる。

この頃になると、ペダリングもいつもの感覚で踏めるようになってきていた。
坂でも、ダンシングの人をシッティングで抜いていた。

ヒーハー、ヒーハー言いながら漕いでいると、アナウンスが聞こえてきた。
「4時まで残り3分です」と。
ん？　んん？　今の場所がここだからと考えていると、
「無理は承知で、最後の力を振り絞ってみるか？」
「もしかしたら、もう１ラップ稼げるかも！？」という悪魔の囁き。

踏んだ、ギアを上げて踏んだ、何人も抜いていった。

「残り３０秒です」というアナウンス。
ピット前の下りコースへ向かう手前の登りだ。

「ひょっとしたら」と。
下りでも踏んだ。
前方にいた2台の自転車がどんどん近づいてくる。
ゴールライン前の狭いS字カーブに入ると抜くことは無理になる。
そこまでにこの2台の前に出れれば。

前には出れなかったが、S字カーブに入るところ辺りで、
「残り１０秒です」のアナウンス。

S字を抜けて登りだが、ゴールラインまで後数十メートル、
もう、3台の自転車の車間は無いくらいまで縮まっていた。
私も必死だ、下手なダンシングをしてでも4:00前に通過したかった。

3台のうちの先頭の自転車がゴールライン直前で、
「終了ーーー！」と審判の声。。

そのままゴールラインを通過して、１０ｍ程のところで私も止まった。
「やっぱ無理だったか。。ヒーハー、ヒーハー」と、がっくりきている姿。

（写真内の落書きはにゃおき君の悪戯です）

報われない頑張りをして、ヘロヘロの私を慰めるTちゃん。
編集済み received_767220186757929.jpeg

にゃおきが、最終結果を確認してきてくれた。
2名以上のチームは107チームがエントリーして、「風りんクライマーズ」の最終順位は、
99位。。。

なんとか完走し、ビリにもならなかった、一応、目標達成ということでいいんじゃなかろうか、ねぇ。

で、表彰式が始まったが、わしらには関係ないので、わしらはピットで片付け作業をしながら、3人で自己満足に浸っていた。

飛び賞というのがあるらしい。今回は50位と100位ということだった。
ここでもわしらはまたがっくりした。　
99位って。。

暫く雑談していると、突然、
「風りんクライマーズ、代表者の○○さーん」とアナウンスが！
そう、わしらのチームのにゃおきが呼ばれたのだ。
「なんだ、なんだ、とりあえず、にゃおき走れー！」と。

わしらのチームが何やら賞を取ったみたい、え？　なんで？
にゃおきが何やら賞品を抱えて帰ってきたー。
箱がでかいぞー！　もしかしたらメロンかぁぁｌ
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え！？

これです。

バナナ、それも、ひとくちサイズのあのバナナ。。

もう、バナナいらんってぇぇぇーーー！！！

どうやら、飛び賞の100位のチームが既に帰っていたようで、
繰上げで99位のうちのチームが受賞ってことになったらしいです。

人には賞を取ったということだけを言おう。
何賞って聞かれたら、「うーーん、敢闘賞みたいなぁー、感じかなぁー、もごもご」と誤魔化すことにしよう。

で、バナナは、私は２房だけもらうことにしました。。