今日は日差しが弱く、また昨日の夕方に雨が降ってから、わりと涼しくなりました。そんな休日の昼下がりに自宅でのんびりと録画してあった映画を観ました。その映画は「蝉しぐれ」というものです。

かなり以前になりますが、NHKのBS放送で放映されていたものを録画しておいたものです。
原作は藤沢周平の長編時代小説です。藤沢周平の小説はたびたび映画化されていて、この映画も東北の架空の海坂藩が舞台です。
ストーリーですが、海坂藩の小禄の侍、牧助左衛門(緒形拳)の息子である牧文四郎は、剣の腕が良く、正義感のある少年です。彼には二人の親友(小和田逸平、島崎与之助)がいます。
三人は仲が良く、学問ができるが剣の腕はさっぱりの島崎与之助がいじめられていると助けてやるというように、男同士の友情は見ていて気持ちの良いものです。
また、牧家の隣の小柳家には「ふく」という少女がいて、文四郎とふくは、どちらからというわけでもないのですが、互いに淡い恋心を抱いています。
そんななか、文四郎の父親である助左衛門が、藩のお世継ぎ騒動で切腹させられるという事態になり、文四郎と母親(原田美枝子)は、お家断絶は免れたものの家禄を大幅に減らされてしまいます。
その後、成人した文四郎(市川染五郎)にご家老から呼び出しがあり、家禄を元に戻してもらえるのですが、実はそれには裏があって、藩主の側室が生んだ男の子を盗むように指示されます。
その側室というのが、少年のころに恋心を抱いた少女だった、ふくでした。
ご家老は側室の生んだ男の子を亡き者にしようと企んでいるのですが、文四郎は、一計を案じ、側室とその子を保護しようと考え、単身、屋敷に向かうのですが、そこに親友の逸平(ふかわりょう)と与之助(今田耕司)が現れます。
学問は凄いのですが、剣はまるで駄目な与之助には思いとどまってもらい、文四郎は逸平とともに屋敷に乗り込み、無事に藩主の側室となった、ふく、とその子を助け出すことに成功します。
互いに好意を抱きながら結ばれない男(文四郎)と女(ふく)、固く結ばれた親友同士の男の友情、といったことに心を動かされますが、映画全体としてはテーマが重々しいような印象もありました。
淡い恋、正義、友情ということを感じさせてくれる映画なので、小学校高学年、あるいは中学校の授業の一環として、思春期の子供たちに見せると良いのではないかと思われる映画でした。
なお、重要な役回りを演じたふかわりょうと今田耕司ですが、芸人としてではなく、つまり観客を笑わせるようなことはなく、俳優として、きちんとした演技をしていたのには少し感心しました。
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