梅林庵

　午前5時起床。晴れ。朝霜降なるも日中は寒緩む。
　午前中デスクワーク、午後は所用で離島に渡りました。凪いでいました。船は19トンの新造貨客船。ほとんど揺れませんでした。出航時の風景です。タグボートが係留されていました。



　造船所のクレーンです。5万トンの貨物船が主力です。



　右舷側の椅子に座り、半島の山々を眺めながらの航海でした。日差しが明るかったです。海の照り返しもあって、ウトウトしました。あっという間に対岸へ着きました。ニャロメの顔が本土とは違う感じでした。



　滞在は50分。用件を済ませ、とって返しました。操舵室に入らせてもらいました。



　遠くに工場の煙突が見えました。医薬品の素材を製造する会社です。工場長は高校時代の同級生。その向こうに市街。これに山々が重なり、遠くに霞む稜線は九州山地の脊嶺です。右手は四浦半島。つけ根に彦岳が鎮座しています。並んでの尖った山は霊峰尺間です。彦岳は隣の市にある津久見高校校歌にうたわれています。今は鳴かず飛ばずですが、一昔前、野球部は全国区でした。春と夏に一度ずつ甲子園の優勝経験があります。よく勝って、テレビにこの歌が流れたので、記憶にあるのです。ちなみに川崎憲次郎投手の母校です。プロボクサー世界チャンピョン薬師寺保栄はボクシング部のOB。今は見る影もありませんが、行きつけの暖簾つね三の大将も同部出身。彼もインターハイで表彰台に上がりました。確か北海道大会だったかな。
　閑話休題、夕方運動公園へ。ラン6km＋500mインターバル2本。暗く、寒い。加えて人っ子ひとりいません。もう数本頑張りたかったのですが、心が折れました。
　今夜は古い録音を聴きました。マックス・ストラーブのヴァイオリンでベートーベンのコンチェルト。カール・ベーム指揮ドレスデン国立歌劇場管。1939年収録。もちろんモノーラルですが、ティンパニやコントラバスの響きは奥の方から鳴っているように感じました。立体感がありました。70年余り前の録音だとは信じがたい。また、これまでアルテックに古い録音は合わないと思っていましたが、なんのなんの。録音もスピーカーもとてもいい感じでした。このCDは10枚組の廉価版です。まとめて聴いてみることにします。
　今日の写真はCDのジャケです。若い時分の写真です。