梅林庵

平成29年2月17日(金)

　午前4時起床。朝のうちに落ち始めました。春雨でした。コート不要の温み。拙宅梅林、家の北側が散り始めました。これから玄関の方が咲き始めます。何故か南側が遅い。花の下に混じる菜の花と相まって好い色合いです。山々の煙り霞むを眺めていたら、決まって感じる往く春です。年年歳歳花相似 歳歳年年人不同とはよく言ったものです。人の心はいつも老いとその先を推し量って悲しくなるのです。猫も同じです。なあトラ。

　それでも腹は減ります。今日もdatelineの誘いに乗ってしまいました。｢豊後うどん｣の肉うどん11/12ラー。ラップに覆われて配達されます。取り除く折、指が濡れます。ティッシュで拭きますが、匂いが後々まで残りました。美味しい出汁の証拠です。

　今日は退社時刻を過ぎて直ぐ会社を出ました。この春に退職する管理職の合同送別会があるのでした。某割烹で80人の大宴会。不肖、私が幹事でした。受付や案内等諸々の雑用を1人でこなすこと能わず。部下に手伝ってもらいました。私の部署はsecretaryのチームとgeneral policy を package で扱うチーム、二つがあります。粗相があってはいけません。比較的真面目、行灯をチーフとするいい酒、前者のチームにお願いしました。ジャニーズと鶴女がメンバーです。助かりました。後者だとこうはいきません。始まる前に必ずどこかで引っ掛けてきます。受付は一杯気色、乾杯の後はただ酒飲み放題に怪気炎を上げかねません。それはそれで面白い、かえってその方がとも考えましたが・・・。

　わたし、飲みもしますがよく食べるんです。テーブルの懐石を忽ち平らげました。もの足りません。「ちょっと抜け出し、隣のニッパチ(大衆酒場)に行ってくるわ、万歳までには戻ってくるよ｣。席を立とうとして鶴女に睨まれました。ごもっとも。冗談ですよ冗談。

　午後8時半に会が跳ねました。つね三に挨拶しようか迷いました。妻はコーラスに出かけて不在だし。でもトラが待っています。代行運転を頼んで真っ直ぐ帰宅。シャワーを浴びてチーズとワインで飲み直しました。　　

今日の一句

坂口の命日が春山霞