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昨日のエサやりのこと。ツノガイに入った深海性ヤドカリにいつものようにオキアミ小片を与えたところ、まったく見向きもせず。いつもならすぐに食べるのに…。エサをそのままにしておいて本日確認したがやはり食べていない。とりあえずエサを取り出した。ひょっとしたら脱皮が近いのかもしれない。しばらくそっとしておくことにする。
2018年02月09日
先日深海よりやってきた2匹のヨコヤホンヤドカリ(Propagurus obtusifrons)。期待すべきは共生するヨコエビなんだが、見つからなかった。残念だがこればっかりは仕方ないわな。少し小さめのヨコヤホンヤドカリだったからかもしれない。大きいヨコヤホンヤドカリだったらヨコエビが共生している可能性が高いと思ったりもする。あくまで推測だが。観察後はヨコヤホンヤドカリの飼育を…。2018年1月22日のブログにも書いたが、やっぱりヤドカリは増加傾向や。
2018年01月24日
少し前に某ショップの通販にてヤドカリを購入した。それがこちらのゼブラホンヤドカリ(Pylopaguropsis zebra)。ゼブラヤドカリともいう。購入理由はいたって簡単。飼育したことがないから。美しいから。これに加えてホムラspの興味とそれ相応の価格。あくまで私見だが買ってよかったと思っている。現在、セパレーターで仕切ったリフジウム水槽で、単独飼育している。~~~~~飼育しているヤドカリが増加傾向~。未掲載のものを含むと海水魚よりも多いだろうな。
2018年01月22日
深海性のヤドカリが好きでいろいろと飼育している。今回のヤドカリは以前に紹介したツノガイに入ったヤドカリ。水深200-300mより採集された個体で、飼育開始から2か月が経過した。ただ残念なことに現在は1匹だけ。もう1匹のヤドカリはいつの間にかいなくなっていた。個人的にはこのヤドカリに襲われて食べられた可能性が高いと思っている。ちなみに左にはいろいろと深海性の生物が写っている。白い鰓冠を出している深海性のカンザシゴカイの仲間は最近生きていることに気付いた。ちょっとだけうれしかったりする。
2018年01月21日
ユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)の脱皮殻。本日発見。取り出して撮影した。生殖孔は第3胸脚の付け根にあった。ということでメス。前回の脱皮はいつだったのかと思い、調べてみるとおよそ4か月半前だった。ということで次回の脱皮は4か月半後かもしれない。ただ前回と今回の脱皮の間にヤドカリを別水槽へ一度移動させている。今回の脱皮には水槽環境の変化が関与しているかもしれないので、次回の脱皮予測にはあまり当てにならないかもしれない。
2017年12月30日
フチドリワモンヤドカリ(Ciliopagurus shebae)。やや深場より採集されたヤドカリ。少し前から飼育している。このまま放っておいたら、起き上がろうと動き出した。ご覧の通り、体は薄っぺらい。よって宿とする貝殻は殻口が狭いものを選ぶ。例えばイモガイ類とか、タカラガイ類とか。串本の磯採集でよく見つかるのは、これの仲間であるベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。体は薄っぺらで、同様に殻口の狭い貝殻を宿としている。起き上がることをあきらめたフチドリワモンヤドカリ。現在リフジウム水槽で飼育中である。
2017年12月26日
水深200-300mより採集された深海性ヤドカリ。飼育開始から1か月ちょっとが経過した。これと言って大きな問題はなく順調だ。脱皮はまだ行っていない。さてここには以前飼育していた同種のヤドカリの宿、すなわち空のツノガイがいくつかある。ホムラspのところへやってきたときに入っていたツノガイと見比べると、片方(写真右上)のヤドカリのツノガイが違っていた。いつの間にか引越ししたのだろう。ヤドカリの引越しは普通にあり、よく見かけることだが、ツノガイからツノガイへの引越しは見たことがないので、興味津々~。細長い体をどんな風に移動させて引越しするのか。う~ん、見てみたい。
2017年12月22日
勉強会の担当が少しずつ近付いてきた。あまりいいネタが思いつかないので、いっそのこと趣味(海水魚)の話でもしようか。まぁ冗談やけれど~(笑)。さて話は変わり、こちらはアワツブホンヤドカリ(Propagurus miyakei)。熊野灘産の深海性のヤドカリである。ハサミにある多数の結節が特徴的だ。それにしてもよく動くヤドカリ。撮影しづらいので、あまり動かないように、貝殻の上のほうを手で持って固定した。そして持ったついでに無理やりひっくり返して雌雄の確認を行った。第3胸脚に生殖孔があった。メスだな。これがオスなら第5胸脚に生殖孔がある。だからってどうってことはないんやけれどね。
2017年12月20日
ヨコヤホンヤドカリ(Propagurus obtusifrons)。少し前にやってきた深海性のヤドカリである。いつもながらに眼柄の紫色が美しい。興味があるのは共生するヨコエビ類だが、見当たらなかった。残念だ。次回に期待したい。このあとルリハタがいるジャンボタライへ移動させて飼育を行っているが、実は長生きさせる自信があまりないヤドカリのひとつ。脱皮を失敗しないように祈るばかりだ。
2017年12月09日
アカモンオキヤドカリ(Oncopagurus monstrosus)。熊野灘の水深200-300mよりやってきた深海性のヤドカリである。すでに別個体を飼育している。ご覧の通り、面白いものに入っている。円柱状のモコモコしたもの、実はこれ、ヒメヤドカリスナギンチャクというイソギンチャクに近い仲間である。触手は出ていないが、今後水槽環境になれればを伸ばすと思う。ただ実際はアカモンオキヤドカリは巻貝の殻を宿としており、その上に付着したヒメヤドカリスナギンチャクが覆うように発育しているのである。よって見た目はこのようなモコモコした形状となる。
2017年12月01日
ツノガイに入っている深海性ヤドカリ。熊野灘の水深200-300mよりやってきた。タイトルの面白いものとはツノガイ。写真の細長い貝のことである。以前に飼育経験があり、また飼育したいと思っていたら飼育機会に恵まれた。今回も前回同様に浅く砂を敷いた隔離ケースにて飼育することにした。エサをよく食べるヤドカリ。この点はあまり困らない。問題はやはり脱皮の成否だろうな。ちなみに前回はおよそ8か月間飼育することができた。もちろんそれまでに亡くなった個体もいる。今回目指すのは飼育期間1年だが、実のところあまり自信がなかったりもする…。
2017年11月22日
さすがにだんだんと溜まってきた。何がって?それは調べもの。例えばこのヤドカリ。水深200-300mよりやってきた深海性ヤドカリ。現在飼育中。最初トゲヒメヨコバサミかと思ったのだが、それにしては毛深さが乏しいし、それ以外でも違うところがあるし…。ほかにもいくつか候補があるのだが、少しだけ調べてその後放置したままだ。最近こんなんばっかりやな。
2017年11月20日
ヤスリヤドカリ(Strigopagurus boreonotus)。熊野灘よりやってきた深海性ヤドカリ。深海性ヤドカリの中では比較的飼育しやすいほうだと思う。今回の個体は大きめ。リフジウムの小部屋では狭すぎるだろうから、ハシキンメなどがいる水槽へそのまま入れておくことにした。水槽へ入れる前の観察。胸脚に見られる毛に注目して観察したが、ヨコヤホンヤドカリに見られるような明らかなヨコエビ類の共生は見られなかった。写真を撮っていないが、ハサミにはヒドロ虫の付着が見られた。宿貝には巨大な白いイソギンチャク(ほぼ全体を覆う付着物)とヤドリスナギンチャク類(灰色の付着物)が付着していた。白いイソギンチャクの足盤がヤドリスナギンチャク類の上を覆い始めている…。ヤドリスナギンチャク類が心配だなぁ。初回の給餌はキビナゴ1/3匹。同時に白いイソギンチャクにも給餌を行ったが、ヤドリスナギンチャク類においては開いていなかったので、またの機会に給餌することにした。
2017年11月09日
以前より飼育している小型ヤドカリの整理を行った。整理といっても単なる個体数の確認だが、ライブロックなどが多く入っている水槽なので、正確な数がわからないというのが今回のきっかけ。こちらは取り出したキカイホンヤドカリ(Pagurus angustus)。沖縄県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっている。生息しているところは限定されている。シマヨコバサミ(Clibanarius rhabdodactylus)。干潟の絶滅危惧動物図鑑では情報不足(DD)として評価されている。生息地域・生息環境は限定的。ほかにもいろいろと小型ヤドカリがいたが、空になった巻貝もあり、残念だが☆になったと思われた。今回個体数の確認のあと、一部を数か所の水槽へ移動させ、別飼育することにした。これで観察しやすくなるだろう。それに給餌を確実に行えるし、脱皮中に襲われることも少なくなると思われる。
2017年11月04日
アカモンオキヤドカリ(Oncopagurus monstrosus)。熊野灘産の深海性ヤドカリ。個人的に深海と言えばヤドカリを外せない。よって深海性のヤドカリを飼育することが多いのだが、このヤドカリ、長期飼育したことがない。ほかの深海性ヤドカリと比べて長期飼育は難しいと感じている。今回新たな試みがないわけではないのだが、前回失敗しているだけにやや慎重。でもがんばってみたいと思う。あとSympagurus brevipesに似ているなぁ。
2017年11月02日
最近遊びすぎでブログ更新をさぼり気味。ぼちぼちネタがたまってきたので書こうと思うが、磯採集記は写真の整理が面倒なのでつい後回し…。某氏には申し訳ないが、深海魚採集記も後回し…。さて話は変わり、写真は水深300mよりやってきた深海性ヤドカリ。オキアミを食べているところ。もう10月になるので、海水魚部屋の室内冷房を切ったらご覧の通り結露…。そして水槽クーラーの稼働が増え、室温上昇。やっぱりもう少し冷房を付けておくべきか。
2017年10月01日
写真は以前より飼育している深海性のヤドカリ。水深300mより採集された個体である。ヨコバサミの仲間として、Paguristes doederleiniあたりだろうと思うのだが、実際のところはよくわからない。ところで最近、このヤドカリを別の場所から写真の場所へと移動させた。ご覧の通り沈渣物がたくさん。掃除をさぼっていたのが原因…。(定期的な水換えはさぼっていないが。)でもヤドカリにとって居心地は悪くなさそうだ。時々ハサミで何かをつまんで食べている。エサとなるものでもあるのだろう。やっぱりこちらへ移動させて正解だな。ちなみにバックに写っているのはアズマハナダイ(Plectranthias kelloggi azumanus)。飼育開始から5年が過ぎ、6年目になる個体。とても飼育しやすい魚だと思う。
2017年08月30日
2017年8月11日のブログに掲載したユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)のこと。脱皮の成否が心配になり観察したところ、宿貝から胸脚を出していた。どうやら脱皮はうまく行われたらしい。タイトルの先っぽというのは歩脚末端の指節のこと。写真の通り黄色である。でも実際の先っぽである指節の先端は黒色だったりする。まぁこの写真ではわからないが。
2017年08月13日
ユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)が3週間ぐらい前からエサを食べなくなった。キビナゴ、オキアミとエサを変えて与えてみたがやはり食べない。これはもしや…と思ったら、やはり脱皮していた。脱皮が近付くと食べなくなる。これは当然のことだが、それ以外の原因で食べなくなることがあるから、心配せざるを得ない。あと心配なのは脱皮の成否。しばらくそっとしておくことにする。
2017年08月11日
セグロサンゴヤドカリ(Calcinus gaimardii)。最近串本で採集した個体。元の宿貝は左の巻貝だが、これにはウズマキゴカイ類が多数付着しており、これの持ち込みを避けるため右の巻貝へと引越しさせた。ウズマキゴカイ類に関して言えば、水槽や器具類に付着する汚損生物。個人的には爆発的に増殖したときのことを考え、持ち込みを避けたいと思っている。
2017年06月23日
もう少しで飼育開始から3か月になる深海性ヤドカリ(Paguristes doederleini?)。少し前の写真。冷凍オキアミを摂餌中。そして昨晩の写真。別の貝殻へ引越ししたようだ。もともとゆっくりと移動するヤドカリ。宿となる貝殻の軽さは重視しないのだろうか。今回といい、前回といい、やや頑丈そうな宿を選んでいるような?これがジンゴロウヤドカリなどの素早く動く深海性ヤドカリだったら、ギンエビスなどの軽い宿貝を選択することが多いような?まぁ何となくそう思うだけだが…。ちなみにやってきたときはこんな貝殻を宿にしていた。
2017年06月10日
こちらはイダテンヒメホンヤドカリ(Pagurixus nomurai)。少し前に沖縄で採集したヤドカリである。とても逃げ足が速いヤドカリであるが、それが逆に発見の手がかりになっている。素早く逃げるヤドカリはやはり目立つ。動かなければ見過ごしてしまうのに…というのはある。沖縄の某所で素早く逃げる小さなヤドカリはヒメホンヤドカリの仲間であることが多い。(もちろんゆっくりと逃げるヒメホンヤドカリの仲間もいる。)これが串本ならヒメケアシホンヤドカリであったりする。そう、ヒメケアシホンヤドカリもかなり逃げ足が速いのだ。これらはいずれも個人的に観察・採集の対象であり、磯採集時には探すことが多い。今年はどんなヤドカリに出会えのるか。非常に楽しみである。
2017年06月03日
シマヨコバサミ(Clibanarius rhabdodactylus)。冷凍オキアミの小片を食べているところ。今回のように水槽前面にいるときは給餌しやすいのだが、たまにどこにいるのかわからない時があり苦労する。友人Aが言うには「適当に与えておけば勝手に食べているんとちゃう…」とのこと。まぁそうかもしれないが、心配なので個別に与えている。これが給餌に要する時間を増やしている一因かもしれないな。
2017年06月01日
キカイホンヤドカリ(Pagurus angustus)。最近沖縄で採集した個体。沖縄へ行った際には、某所へ寄って、時間の許す限り確認するようにしているのだが、今回は1匹しか見つからなかった。以前行ったときにはそこらじゅうにいたのに…。そういやタテジマヨコバサミとか、ツメナガヨコバサミとかも見つからなかった。季節的なものなんだろうか?たまたまなんだろうか?それとも…。また時期を変えて確認したい。
2017年05月30日
採集時に気になるヤドカリがいたので、お持ち帰りしたのだが、すべてホシゾラホンヤドカリ(Pagurus maculosus)だった。1匹ぐらいヒメケアシホンヤドカリ(Pagurus spina)が混じっていそうな気がしたのだが。Retrospectiveに採集時のことを考えると、以前採集したヒメケアシホンヤドカリと比べて、逃げ足の速さはそれほどでもなく、胸脚のsharpな感じも乏しかった。さらに採集直後にもある程度は観察しておくべきだろうな。せめて歩脚の長節遠位の白いバンドの有無ぐらいはチェックすべきだったか。
2017年04月23日
最近の磯採集で採集したシマヨコバサミ(Clibanarius rhabdodactylus)。個人的に好きなヤドカリのひとつ。いつもだいたい同じところにまとまった数がいる。今回久々に採集し、1匹だけお持ち帰りした。現在飼育中。
2017年03月12日
熊野灘よりやってきた深海性ヤドカリ。以前にも何度か飼育経験があるヒメヨコバサミの仲間である。今回、再び飼育機会に恵まれた。少し時間があったので台湾寄居蟹類誌を参照。(わかる範囲で)Paguristes doederleiniのような?でも眼柄の色彩がreddish-orangeと書かれていた。この個体は白色。今までの個体も白色。悩む。また時間があるときにでも調べてみるとするか。
2017年03月04日
ヨコヤホンヤドカリ(Propagurus obtusifrons)。タイトル通り、なかなかオシャレなヤドカリである。(ハサミ先端のイエローは次の写真。)水槽へ入れる前に雌雄の確認を行った。オスだな。ひっくり返すと出てきて元に戻ろうとするので観察しやすかった。宿貝に入ったままなかなか出てこないヤドカリではこの方法での観察が困難である。第2歩脚の付け根の確認。これが目的。ここに小さな穴があればメス。なければオス。(何度も書いていることであるが…。)さて今回のような観察をした際に注意すべきは宿貝の中に入ったair。深海ではありえないことであるから、airを出しておくことがbetterだろう。よって暴れるヤドカリを持って、海水に浸し、回転させながら宿貝の中のairを出した。ほか確認したことと言えばヨコエビの共生だが、今回見つからなかった。ショップでキープされていた時間が長かったことが原因なのかもしれない。もちろんもともといなかった可能性もある。またの機会に期待したいと思う。
2017年03月01日
前回のブログに掲載した梱包された生体の1匹がこちらの深海性ヤドカリ。おそらくはアワツブホンヤドカリ(Propagurus miyakei)。このハサミが特徴的。でもこのときすでに☆になっていた。残念だがこればっかりは仕方がないな…。とはいうものの、見る機会が少ないヤドカリなのでいろいろ観察した。あとなんとなくだが、このヤドカリは水温上昇に対して相対的にやや弱い印象がある。気のせい?
2017年02月26日
ユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)。当初と比べて飼育水温はかなり低めだが、これぐらいでちょうどいいのかもしれない。そういや最近、本州産の個体をあまり見かけなくなった。同様にフチドリも…。
2017年02月06日
ヨコヤホンヤドカリ(Propagurus obtusifrons)のうちの1匹。最近脱皮した。脱皮殻はこちら。脱皮後数日放置していたが、脱皮殻を食べる気配はなかったので、取り出して雌雄の確認を行った。第2歩脚の付け根に生殖孔があった。メスだな。ヨコヤホンヤドカリ子に決定~♪このヨコヤホンヤドカリにはヨコエビの共生が見られなかったのだが、ヨコエビが共生している個体は脱皮後どうなるのだろうか。ヨコエビは移動するのだろうか。非常に気になる点である。おまけの深海性イソギンチャク。いずれかの宿貝に付着していたのだと思う。口盤に黒い点々…。こんなのあったかな?観察不足だ。
2016年11月29日
ツノガイに入った深海性ヤドカリ飼育開始から7か月ほど。数日前に2回目となる脱皮を行った。その後別のツノガイへの引越しも行った。宿となるツノガイは前回よりも殻口が少しだけ大きいようだ。脱皮に伴いヤドカリが少しだけ大きくなったためだろう。ちなみに写真は先程撮影したもの。脱皮から数日経過しているが、脱皮殻はそのまま。食べないようだ。
2016年11月16日
最近沖縄で採集したユビナガホンヤドカリ(Pagurus minutus)。採集時にはキカイホンヤドカリ(P. angustus)かと思っていたのだが、のちに観察するとユビナガだと判明。沖縄ではキカイホンヤドカリがあちこちにいるため、先入観から勘違いしてしまった…。ちなみにこちらがキカイホンヤドカリ。よく似ている。でも違う。
2016年11月14日
ヨコヤホンヤドカリ(Propagurus obtusifrons)。気になるのは共生するヨコエビ。さてどこだ~?答えはここだ。ヨコヤホンヤドカリにはキビナゴやオキアミなどを与えることが多い。ヨコエビはこういったエサのおこぼれを頂いていることがあるのだと思う。そういった点において共生する場所として鋏脚はいいところだ。何と言ってもエサのおこぼれにありつけやすい。触角棘の下や顎脚の根元にもヨコエビの共生が見られたが、同様にエサのおこぼれにありつける場所としてとてもいいところ。ヨコエビにとってメリットがある。ではヨコヤホンヤドカリにとってはどうなのか。今のところメリットらしきものが見当たらない。片利共生なんだろうな。
2016年11月07日
こちらはエサ用として採集したヤドカリの1匹、アンパルツノヤドカリ(Diogenes leptocerus)。よく似たマルテツノヤドカリ(D. avarus)かと思っていたのだが、観察するとアンパルだった個体。第2触角や左掌部の模様、剛毛、指節の長さなどからマルテを含むほかのツノヤドカリと鑑別した。剛毛がやや目立つな。ひょっとしたらタコは食べないかもしれない。食べなかったら飼育しようっと。
2016年11月05日
少し前にエサに対して興味を示さなかった深海性ヤドカリ。予想通り脱皮をしていた。無事に終えているようだ。一安心である。
2016年10月25日
以前より飼育している深海性ヤドカリ。非常によく食べるヤドカリであるが、昨日の給餌の際にはエサに対して興味を示さなかった。ひょっとしたら脱皮が近いのかもしれない。今までに2回(いや3回だったかな?)脱皮を行っている。ほかの深海性ヤドカリと比べて脱皮間隔が短い。この個体がまだ小さいためなのかもしれないが、よくわからない。まだまだ大きくなるのだったら、いずれ大きめの宿貝が必要になるだろうな。
2016年10月23日
以前に採集したエサ用の小型ヤドカリのうちの1匹。最初はミサキアサヒモドキのエサを試行錯誤している段階で与えたものだったが、その後小さなタコ用のエサとなった。でも最初の写真のヤドカリは食べられなかった。ハサミにたくさんの毛。ひょっとしたらこれが邪魔で食べなかったのかもしれないと思っている。そういや小型のカニの中でも毛深いカニを食べないことが多いような…。吸盤で吸い付きにくそうだし。
2016年10月19日
ツノガイに入った深海性ヤドカリ残りは1匹。飼育開始から何とか半年経過。脱皮の失敗で☆になった個体がいる中、この1匹だけは(まだ1回だけだが)脱皮を成功させている。エサ食いは良い。写真はオキアミ小片を食べているところ。ほかにはキビナゴ小片なども食べている。
2016年10月13日
素早く移動する小さなヤドカリがいたのでこれを採集。持って帰って観察すると、イダテンヒメホンヤドカリ(Pagurixus nomurai)であった。なんとなく予想はついていたが。ちなみに今回が初採集。非常にうれしい。
2016年09月01日
少し前に採集したエサ用ヤドカリのうちの1匹。個人的に気になったのでしばらく観察…。ケアシのまだ小さいやつなんだろうか。ヒメケアシなんだろうか。それとも…。いやはや面白い。大きくなるまで待つか(笑)。でも今回はエサとして。必然と今後の採集ヤドカリの混じりに興味がわく。
2016年07月27日
最近脱皮を行ったイシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。飼育場所を変えたことが脱皮の誘発につながった可能性はありそうだ。これとは別に新たに入れたトゲアシガニ(Percnon planissimum)。ペットボトルのキャップに収まる小さなサイズであり、すでに1回脱皮を行っている。本日このトゲアシガニがイシダタミヤドカリの脱皮殻に近付いているところを発見。もしかして。どうやら食べている様子。ホムラspの願いはよく食べて、そして脱皮をして大きくなるべしかな(笑)。たくさんの枝状の死サンゴ片をレイアウトとして用いているので、イシダタミヤドカリの大きな宿貝が移動できる場所は限られているはず。よってトゲアシガニが脱皮の際の襲われる可能性は低そうなので、今のところこのままの状態でいいかなと思っている。とまぁ、結局オチがなく、無理やり終わらせた感が満載になってしまった(苦笑)。
2016年07月22日
ベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)の宿貝。でも気になるのは宿貝の表層に固着するこれ。外肛動物(コケムシ)なのかな。ということで紀南よりお持ち帰りした。時間のある時にでも調べようっと。殻口付近にはウズマキゴカイの仲間が固着。器具類に固着し増加する恐れのある汚損生物である。遺骸かもしれないが、念のため尖鋭ピンセットを用いて、ガリガリと潰しながら取り除いた。その後しばらく放置すると出てきたベニワモンヤドカリ。平べったい体はタカラガイの殻口の形状にぴったりだな。
2016年07月11日
ミサキアサヒモドキ(Umalia misakiensis)のエサを試行錯誤してしばらく経過。ちょっとだけ食べたようなものから、まったく食べていないものまでいろいろである。今回はエサとして甲殻類を与えてみることにする。小型のエサ用ヤドカリ。巻貝も混ざっているな…。まぁいいか。個人的に好きなアオヒゲヒラホンヤドカリも今回だけはエサになってもらう。でも食べなかったら飼育しようっと。スナモグリの仲間も入れてみる。エサ軍団としての甲殻類を入れてみたところ。スナモグリの仲間は落ち着かないようだが、このまましばらく様子を見ることにする。
2016年07月08日
深海性ヤドカリのタンカクホンヤドカリ(ヨコヤホンヤドカリ)が最近脱皮を行った。こちらは脱皮殻。肝心のヤドカリはと言うと元気そうだ。脱皮を行う数日前から摂餌しなくなっていたことは、回顧的にみると脱皮の前触れであったと思われる。以前に別のタンカクホンヤドカリで脱皮を失敗した経験があるだけに、今回の成功はうれしい。
2016年07月03日
イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。少し前に別水槽へ移動させた個体である。もともとシアノバクテリア等が付着していた小型水槽であったが、イシダタミヤドカリが綺麗に食べたようだ。宿貝にはその際に擦れて付着したシアノバクテリアがうっすらと…(笑)。
2016年06月26日
ずいぶん前から飼育しているイシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。頂き物である。ピンクの眼柄は個人的にお気に入り。こちらも同様に以前より飼育しているヒメセミエビ(Chelarctus cultrifer)とウスイロサンゴヤドカリ(Calcinus vachoni)。エサをよくねだるヒメセミエビはかわいくて愛着がある。写真はこれらの生体を取り出して移動させているときに撮影したもの。新たな生体の飼育場所を作るためである。現在飼育場所がほとんど無い…(汗)。
2016年06月20日
ユビナガワモンヤドカリ(Ciliopagurus krempfi)です。ネタに乏しきヤドカリです。飼育期間半年ほどで最初のころに1回脱皮を行っていますが、環境変化がトリガーになったのかもしれません。その後脱皮はありません。こちらは熊野灘産の深海性ヤドカリです。名前をまだ調べていません。(放置しすぎ~(汗)。)先ほどのユビナガワモンヤドカリと同じ水槽で低温飼育を行っていますが、飼育期間はこちらのほうが短め。でもすでに2回の脱皮を行っています。このあたりの差異は面白いです。
2016年05月18日
ツノガイに入った深海性ヤドカリの1匹が少し前に☆になってしまいました…。残念です。それで空のツノガイが1個だけ余るはずなのですが、昨日見ると2個余っていました。えっ、まさかもう1匹☆に?と思い探してみると、脱皮殻と宿貝から抜け出たヤドカリを発見。上が脱皮殻。下が宿貝から抜け出たヤドカリ。ちなみに上の写真のごとく普段は真っ暗な状態で、ライトで観察しています。宿貝から抜け出た無防備な状態。これは心配です。何とか空の宿貝に入ってほしいと思っていました。(ここで隔離すべきだったのかも?)さて翌日。無事、宿貝に入ったようです(左上)。右下には余った宿貝とバラバラになった脱皮殻の一部があります。脱皮後の危険な状態、しかも宿貝から抜け出てしまうというインシデント。(後者は脱皮中に襲われたのかも?)今回これらを運よく乗り越えられてホッと一安心しています。でもほかのヤドカリで同様のことが起こり得るかもしれません。個別に飼育すべきかな?(でも場所がない…。)~~~~~脱皮したヤドカリと宿貝から抜け出たヤドカリが同一でない可能性もあると思います。
2016年05月17日
ツノガイに入った深海性ヤドカリ。ピンボケすみません。左下のヤドカリが右上のヤドカリの歩脚をつかんで離さないようです。ときどき見られる小競り合い?でもこれが原因で歩脚がなくなってしまったことは今のところないです。
2016年04月23日
全381件 (381件中 101-150件目)