全394件 (394件中 251-300件目)
夕刻にマングローブ域での採集を終え、その後は深海魚専門のUさんと待ち合わせ。その際にお譲りしていただいたのがこちらのトラギスの仲間。すでに掲載済みの個体。Parapercis rufaによく似ている。そのものか?沖縄の水深100m以深で採集したとのこと。それにしてもめっちゃ貴重だ。ほかにもいろいろ見せていただいた。こちらは体内にairのpoolingがある。でもUさんならいつものように治療してしまうだろう。その晩ホテルで撮影した梱包生体。下は先ほどのトラギスの仲間。翌朝の那覇空港。生体のことを考え、いつものごとく朝の便で帰った。おわり。~~~~~脱字訂正:沖縄の水深100以深→沖縄の水深100m以深。
2017年01月07日
12月上旬に沖縄マングローブ域で採集したハゼの一部を紹介。カマヒレマツゲハゼ(Oxyurichthys cornutus)。採集時はよくわからなかったが、その後の観察でカマヒレマツゲハゼとわかった。ちなみにこの時デジカメは泥だらけ…。曇った写真が多いのはこの影響もある…。ツマグロスジハゼ(Acentrogobius sp.2)。ここにはかなりたくさんいた。浅瀬にたくさんいたハゼの稚魚?ほかにも未同定のハゼがちらほらと…。結局のところ採集魚はハゼだけとなった。つづく。
2017年01月06日
採集した甲殻類の一部を紹介。ベニシオマネキ(Uca crassipes)。そこらじゅうにいるカニ。写真は泥を探っていたら、たまたまタモに入った個体である。ちなみにこのあとリリースした。こちらも泥の中から見つかった個体。ワタリガニの仲間。よく見つかる個体である。ユビナガホンヤドカリ(Pagurus minutus)。ヤドカリはこのユビナガホンヤドカリか、アンパルツノヤドカリばかりであった。エビの仲間。これもよく見つかる個体。撮影だけしてリリース。つづく。
2017年01月05日
12月上旬の沖縄マングローブ採集の備忘録。そろそろ続きを書いていく。タイトルのごとく、観察不十分の二枚貝の仲間。汽水域の泥地の底に集簇していた。泥に埋没した岩・石などに付着しているかもしれない。マクガイの仲間?よくわからんが…。もう少し観察すべきであった。つづく。
2017年01月04日
12月上旬の沖縄マングローブ採集の備忘録。前回の観察では気付かなかったのが、こちらのドロアワモチ科の一種(Onchidiidae sp.)。泥のような色彩でわかりにくい。探せばかなりたくさんいるが、局所的であり、少し離れるとまったくいなくなる。どうやら好みの場所があるようだ。こちらはそのうちの1個体。背面には黄色の小斑点が散在している。つづく。
2016年12月19日
12月上旬の沖縄マングローブ採集の備忘録。前回のマングローブ域での採集が不完全燃焼であったため、再び行ってきた。今回は胴長を持参。こういったところを観察しながらサンプリングを行うが、泥地は足が沈んでいくためほとんど歩けない。よって必然と歩きやすいところ選択する。あいかわらずミナミトビハゼ(Periophthalmus argentilineatus)はたくさんいる。近付くとピョンピョンと跳ねて逃げていく。Geloina属の一種。巨大シジミであるが、写真の個体は小さいほう。ヤエヤマヒルギシジミか、リュウキュウヒルギシジミの2種のうちのどちらかなのだろう。泥・砂泥の中に埋まり、一部だけ見えているものが多かったが、普通にゴロンと転がっているものもあった。つづく。
2016年12月17日
11月上旬の沖縄マングローブ採集の備忘録。採集生体の一部を紹介。非常にたくさんいたのが、こちらのミナミトビハゼ(Periophthalmus argentilineatus)。お持ち帰りこそしなかったものの、とても愛嬌があり、飼育は面白そうだと思う。ほかには未同定のハゼ類が数種。掬うたびにタモに入っていたのがこちらのエビ類。いいエサになりそうだが、汽水域の細菌感染症が怖い。結局リリース。ユビナガホンヤドカリ(Pagurus minutus)。沖縄にたくさんいるキカイホンヤドカリ(P. angustus)かと思ったが、のちにユビナガとわかった個体。この写真ではどっちかわからないかも。アンパルツノヤドカリ(Diogenes leptocerus)。マルテツノヤドカリ(D. avarus)との鑑別に悩んだ個体。のちにアンパルツノヤドカリとわかった。でもこの写真ではわからないか。ヨコバサミ属の一種(Clibanarius sp.)。砂礫が多い場所で採集した。ツメナガヨコバサミ(C. longitarsus)だろうと思われるが、ワカクサヨコバサミ(C. demani)の否定が必要と思われる個体。過去にツメナガヨコバサミと考えた個体に中に、ワカクサヨコバサミが混じっていそうな気がする。だいたいこのような感じ。ちなみに今回のマングローブ域での採集は深海魚採集のあとで行ったため、やや時間不足…。こちらはホテルで撮影した梱包生体。深海魚がメイン。しっかり梱包したつもりだったが、こうやって見ると結構雑になった感が否めないな…。翌朝の那覇空港。今回、深海魚採集といい、マングローブ域での採集といい、勉強になったことが多かった。マングローブ域での採集は楽しかったものの、不完全燃焼に終わった感があった。それで結局もう一度行ったんだけれど…。それはまた今度。おわり。
2016年12月03日
11月上旬の沖縄マングローブ採集の備忘録。以前より気になっていた場所である。しばらくの間散策を行った。どうやらここは奥の川へと続いているようだ。歩くと足が泥の中へズブズブと沈んでいく。これ以上進むことが困難。そして比較的歩きやすい場所を選んで観察。写真はオヒルギの仲間のようだ。地面には膝のような形をした膝根がたくさん出ていた。こちらはヤエヤマヒルギ。タコ足のような支柱根が特徴的である。また別のヤエヤマヒルギを観察すると、枝にはウズラタマキビ(Littoraria scabra)が付着していた。勉強になることばかりである。それにしても楽しすぎ~♪つづく。
2016年12月02日
2016年11月上旬の沖縄の深海魚採集の備忘録のつづき。バラハナダイ(Odontanthias katayamai)。まだ生きてはいるが…。ハタタテヒメ(Hime sp.)のオス。現在飼育中の個体。トウカイスズメダイ(Chromis mirationis)。調整がうまくいかなかった個体。なぜうまくいかなかったのか、Uさんのご意見を聞いて勉強、勉強。ほかにもいろいろ採集したが、興味深かったのはこちらのイカ。ハマダイの吐物である。そしてこちらの小さなイカも。Uさんにお伺いしたところ、ハマダイはよくイカを吐き出すとのこと。なるほど、深海ではイカを食べているのか。(これらのイカは深海性なのだろう。)イカ以外ではホヤのようなものをよく吐き出すとのこと。ホヤのようなものって、いったい?非常に気になる。また機会があれば確認してみたい。おわり。
2016年11月30日
2016年11月上旬の深海魚採集の備忘録。仕事帰りにそのまま関西国際空港へ…。もちろん沖縄へ出発するため。そして今回もANA便を利用。写真は機内食。食べながら考えていたことと言えば、波の状況。磯採集もいいが、やはり深海魚採集がしたい。でも海が荒れていては船が出せないわけで…。運任せである。もちろん両方の準備をしてある。翌朝Uさんから電話。船が出せるとのこと。やった~(心の声)。某所で待ち合わせ。そして出発。隣に小山があるが、ここでも水深20-30mぐらいあるらしい。次第に海の色が変わっていく。それにしても波がない。べた凪ぎである。水深が200mを超える某所。某所といってもUさんにしかわからない場所である。つづく。
2016年11月21日
2014年9月中旬の深海魚採集の記録(未掲載写真の一部)。アカホシキツネベラ(Bodianus leucostictus)。サイズが大きく、さらに攻撃的であるため、飼育をあきらめた個体。バラハナダイ(Odontanthias katayamai)。場所によっては何匹も採集される。この日も数匹採集されたが、写真は状態がかなり悪い個体。このあたりの見極めはとても重要である。キビレアカレンコ(Dentex abei)。当時は飼育する予定のなかった個体。でも興味があり、わがままを言って最近採集・調整した個体をお譲りしていただいた。(誠に感謝。)アカイサキ(Caprodon schlegelii)。こちらも飼育予定のなかった個体であったが…。本州で見つかる海水魚の一部は沖縄ではより深い水深(200m以深)に生息しているようだ。水温の問題だろうか。採集後の調整に苦労する。~~~~~カテゴリが磯採集ではないが、とりあえずここに入れておく。
2016年11月13日
今回採集した海水魚の一部を紹介。たぶんタネハゼ(Callogobius tanegasimae)の幼魚。今年串本で採集したオキナワハゼ属のハゼはこれで2種類目。1種類目はシュンカンハゼであった。ナメラハゼやオキナワハゼも見てみたいものだ。シロズキンハゼ(Hetereleotris poecila)。タネハゼと同じ場所で見つかった。ニジギンポ(Petroscirtes breviceps)。おまけみたいなもの。たまたまタモに入った個体。ハナミノカサゴ(Pterois volitans)。こちらもおまけ。写真撮影だけしてリリース。採集した甲殻類の一部。ムラサキチリメンガニ(Liomera bella)。ここでは比較的多いのかもしれない。短時間で数匹見つかった。アオボシヤドカリ(Dardanus guttatus)。Dardanus属でお持ち帰りするとすればこれぐらい。でも最終的にはリリースしたけれど。おわり。
2016年11月11日
なぞの動くサンゴである。ゆっくりと動き、そしてときどきクルックルッと回転する。見たことがあればすぐにタネがわかるが、それにしても面白いものだ。別の角度から。最初の写真でも気付くが、これでほぼ確定。答え合わせ。写真はひっくり返したところ。そう、生きた巻貝の上に固着したサンゴだったわけだ。何の因果があってここに固着したのかはわからないが、無事にサンゴが成長している点は興味深い。ちなみに串本でこれを見たのは2回目。そういった点ではレアなのかもしれないが、友人も見たことがあるらしいので、探せば見つかるのかもしれない。もちろんこのあと元通りに戻しておいた。今回のシュノーケリングで観察した軟体動物の一部を紹介。転石裏のマダライモ(Conus ebraeus)。産卵中であった。そっと元通りに戻した。こちらも転石裏のツヅレウミウシ(Discodoris lilacina)。2個体いた。ジャノメアメフラシ(Aplysia dactylomela)。写真下は交接しているところ。つづく。
2016年11月09日
この場所から再びシュノーケリングを開始。一部のサンゴに白化現象が見られた。観察対象である棘皮動物。上:ラッパウニ(Toxopneustes pileolus)。中:リュウキュウフジナマコ(Holothuria hilla)。下:ミナミジュズベリヒトデ(Fromia indica)。そしてイラモ(Nausithoe racemosa)。刺されたことがあるだけにあまり近寄りたくないが、イラモツノテッポウエビを見つけたい気持ちが勝る。ざっと見た限りではいない。根元付近に隠れているらしいが、さぁどうしたものか。しばらく観察しながら考えたが、いるかどうかもわからないので、結局あきらめてシュノーケリングを継続。すると…。さらに大量のイラモ。岩盤のすべてのモコモコがそうである。探せと言わんばかりにたくさん。少しうれしくなったりもするが、先程よりも少し深め。じっくりと探すにはもう少し潮が引いているほうがいい。というわけで場所だけ覚えて次の機会にお預け。つづく。
2016年11月02日
ここで採集した海水魚の一部。サツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta)。見つければ容易く採集できる魚。下の写真は胸鰭内面の模様の確認。ニライカサゴとの鑑別のためである。コウワンテグリ(Neosynchiropus ocellatus)。まだ白っぽさが残る小さな個体であった。ネズッポ科の一種(Callionymidae sp.)。砂を探っていたらタモに入った個体。観察したウミウシの一部。タツナミガイ(Dolabella auricularia)。探せばたくさんいるが、見過ごしていることが多いような…。ツヅレウミウシ(Discodoris lilacina)。こちらも見過ごしているかもしれない。わかりづらい…。ビワガタナメクジ(Dolabrifera dolabrifera)。最近好きになった。何と言っても触った時の弾力がいい(笑)。ミカドウミウシ(Hexabranchus sanguineus)。よく見かけるミカドウミウシと比べてかなり小さい。周囲の貝殻と比較するとサイズがわかりやすい。観察・採集した甲殻類の一部。ヤドカリはいつものごとくDardanusばっかり…。ちょっとだけ紹介。上:コモンヤドカリ(Dardanus megistos)。下:オイランヤドカリ(Dardanus lagopodes)。カニはCalappaだけ。ソデカラッパ(Calappa hepatica)。コブカラッパ(Calappa gallus)。コブカラッパは久々。でも結局リリース。このあといったん車に戻り、別の採集場所へ移動した。つづく。
2016年10月30日
10月上旬後半に行った串本磯採集の備忘録。潮の引きが今ひとつのこの時期。シュノーケリングを開始。浮いているだけでも気持ちがいいものだ。アオリイカ(Sepioteuthis lessoniana)だろうか。グビジンイソギンチャク(Stichodactyla tapetum)。そこらじゅうにあるが、ここより少し南の方が多いような気がする。ガンガゼ(Diadema setosum)かな。アオスジガンガゼ、アラサキガンガゼとの鑑別に悩むことが多い。もちろんほかに生物がいないかどうか、これの観察がメインであることには変わりない。ナマコ類、クモヒトデ類の観察も行った。貝類も気になるものは撮影しておく。いつものごとく撮影自体は適当だが…。ヌノサラシ(Grammistes sexlineatus)。ウツボ(Gymnothorax kidako)。しばしの間時間を忘れて観察を行った。つづく。
2016年10月21日
採集した海水魚の一部。ここでの定番、サザナミヤッコ(Pomacanthus semicirculatus)の幼魚。採集しやすいのは潮が満ち始めた頃。このことは以前にも記載した。潮が満ち始めた頃に採集場所を変える採集家をときどき見かける。サザナミヤッコの幼魚を狙っていることがある。やや小さめのキミオコゼ(Pterois radiata)。飼育しやすいサイズだ。でもリリース。トゲタナバタウオ(Belonepterygion fasciolatum)の幼魚。比較的よく見かけるが、初夏に比べるとあまり見かけなくなった。メギス(Labracinus cyclophthalamus)の幼魚だろうか。ちょっと自信なし。アヤヘビギンポ(Helcogramma inclinata)。ハゼ類。そしてテングハギ属の一種(Naso sp.)。めっちゃかわいいやんと思って採集。でも穴に隠れてしばらくの間出てこなかったので、採集には時間を要した。採集後は漁港へ。台風の影響で枯葉などの浮遊物がちらほら。以前より観察していたタコクラゲの大群はいなくなっていた。このあたりの綺麗な魚があちこちにいた。このあといつも泊まっているホテルへ。ホテルからの眺望。この時まだ夕方5時頃。でも眠かった…(苦笑)。おわり。
2016年10月17日
採集したヤドカリ、カニ、エビの一部。ヤドカリはダルダヌス属ばっかり。こちらはアオボシヤドカリ(Dardanus guttatus)。腕節の青い斑点が特徴。個人的にダルダヌス属の中では好きなヤドカリである。オイランヤドカリ(Dardanus lagopodes)。上の写真だけではアオボシヤドカリとの鑑別は困難かも。イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。眼柄はピンク~薄紫。こちらもイシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。でもなんだか宿貝が変。ひっくり返すと…。タカラガイの背面の欠損部分からヤドカリが入っていた。上のほうに胸脚の一部が見える。ちなみにこの欠損したタカラガイを見ると巻貝であることがわかりやすい。ソメンヤドカリ(Dardanus pedunculatus)。下の写真は掌部の突起の確認ため撮影した。コモンヤドカリ(Dardanus megistos)。そのほかの甲殻類。ソデカラッパ(Calappa hepatica)。砂をゴソゴソを探っていて見つかった個体。フシウデサンゴモエビ(Saron marmoratus)。つづく。
2016年10月12日
串本で初めて見たオオイカリナマコ(Synapta maculata)。すでに掲載済の個体。ナマコ専門の先生にお伺いしたところ、越冬しているかどうかはわからないが、幼生が串本に流れてきて育ち、これぐらいのサイズになっていてもおかしくないとのことであった。それ以外に棘皮動物で気まぐれに撮影したものを掲載。転石下のミナミイツツメクモヒトデ(Ophiarachnella infernalis)。採集の備忘録で掲載頻度の高いシラヒゲウニ(Tripneustes gratilla)。ツマジロナガウニ(Echinometra sp. A)。先程と同様、Echinometra属のウニ。ホンナガウニか、リュウキュウナガウニかで悩む。個人的にはリュウキュウナガウニと思っているのだが、実際にはよくわからない。取り出して周口膜を確認しておくべきだったか。隠れている2種のウニ。下の写真は小石を取り除いて撮影したもの。左:タコノマクラ(Clypeaster japonicus)。右:ラッパウニ(Echinus pileolus)。棘皮動物ばかりの紹介になったが、軟体動物もいろいろ観察。以下、気まぐれに撮影した軟体動物。ビワガタナメクジ(Dolabrifera dolabrifera)。触ったことがある人ならわかるが、弾力のある餅みたいな感触である。トカラミドリガイ(Elysia lobata)だったのか…。コノハミドリガイだと思って撮影した個体であったが、回顧的に写真を見てなんだが違和感(→この感覚、結構大切)。調べてみたらトカラミドリガイであった。初の出会い。うれしいものだ。今までコノハミドリガイだと思って見過ごしている可能性はありそうだが…。ジャノメアメフラシ(Aplysia dactylomela)。刺激を与えないように…。刺激→紫汁放出なり。ウミウシの仲間。どこかで見たことがあったと思ったのだが、結局よくわからなかったウミウシ、ドーリス亜目の一種。また今度調べておくか。そのほか…。上:キイロダカラ(Cypraea moneta)の幼貝。中:マガキガイ(Strombus luhuanus)。下:ウロコムシの仲間。環形動物だけれど。つづく。
2016年10月09日
10月上旬に行った串本磯採集の備忘録。これから潮が引くところ。潮溜まりにいたアベハゼ(Mugilogobius abei)。しばらくの間潮溜まりの観察を行い、その後シュノーケリングを開始。では早速。たぶんサンゴイソギンチャク(Entacmaea actinostoloides)。色褪せた白っぽいものが目立った。クサフグ(Takifugu niphobles)。潮の満ち引きに合わせて潮間帯にやってくる。よく見るとかわいいんだけれどなぁ。キリンミノ(Dendrochirus zebra)。フサカサゴの仲間(Scorpaenidae sp.)採集しそこなった…。採集してもリリースすると思うが、せめてもう少し撮影したかった。転石下の小さなタコ。かわいいもんだ。つづく。
2016年10月07日
採集した海水魚の一部。アオヤガラ(Fistularia commersonii)。学名のfistulaは仕事上なじみ深い。そういった点において覚えやすい学名だ。ハゼの仲間。お持ち帰りした個体の1匹。現在名前を調べている途中。クツワハゼ(Istigobius campbelli)。そこらじゅうにいるハゼ。たまたまタモに入ったので撮影。アライソコケギンポ(Neoclinus okazakii)。以前に採集し、少し調べたことがあるコケギンポの仲間。胸鰭基底に黒色斑点あり。このあたりの小さなベラ類はフィッシュイーターのエサとしてお持ち帰り。でも写真上のブチススキベラ(Anampses caeruleopunctatus)の幼魚は個人的に好きなベラでもある。ヨウジウオ類。写真上はすでに掲載済みのカンムリヨウジ(Micrognathus andersonii)。写真下はまだ調べていない。たくさんいるシマハギ(Acanthurus triostegus)。ハクセンスズメダイ(Plectroglyphidodon leucozonus)。ゴマチョウチョウウオ(Chaetodon citrinellus)。そしてサザナミヤッコ(Pomacanthus semicirculatus)。採集しやすいのは潮が満ち始めたころだろう。おわり。~~~~~今回ベテラン採集家との出会いがあり、多くのことを勉強させていただきました。誠に感謝~。
2016年10月04日
採集したヤドカリなどの紹介。セグロサンゴヤドカリ(Calcinus gaimardii)。歩脚の色彩からセグロサンゴヤドカリか、クリイロサンゴヤドカリと考えて採集。Retroに写真を見ると、眼柄の色彩からセグロサンゴヤドカリであることがわかる。同時に撮影したセグロサンゴヤドカリの前甲の写真。セグロとクリイロの鑑別において撮影しておくと役立つ。こちらはスベスベサンゴヤドカリ(Calcinus laevimanus)。かなり適当な写真なり…。適当と言えばこちらのコモンヤドカリ(Dardanus megistos)もかなり…。眼柄や歩脚を見る限りはコモンでいいと思うのだが。そして悩ましいのはこちらのヤドカリ属の一種(Dardanus sp.)。ソメンヤドカリか、サメハダヤドカリか…。よくわからん。眼柄が短く見えるので後者かと思ったが、この写真での判断はダメだな。ハサミも含め、きちんと撮影すべきだと反省。あとモンバンイソギンチャクが宿貝の殻口の外側の上面に付着しているのはあまり見ないパターンだ。内側はモンバンだらけだったりして?少し面白い。おまけの猛毒ガニ、スベスベマンジュウガニ(Atergatis floridus)。せっかく撮影したので掲載しておく。つづく。
2016年10月02日
今回のシュノーケリングで観察した生体の一部。個人的に興味深かったのはクラゲムシの仲間。ガンガゼ類の棘の一部が少し太いなぁと思って見つけた個体。(すでに掲載しているお持ち帰りした個体。)棘の毒は危険だが、こういう発見がしばしばあるので、ガンガゼ類の観察はやめられない。シラヒゲウニ(Tripneustes gratilla)も観察対象。何か隠れていないかなぁとつい探してしまう。ちなみにこのシラヒゲウニの叉棘には毒がある。浅瀬の転石裏に付着していたウミウシ類。写真では鰓が出ていないが、たぶんホンクロシタナシウミウシ(Dendrodoris nigra)。ほかには…。ミカドウミウシ(Hexabranchus sanguineus)。ヒメアワビっぽい貝。ウロコムシの仲間かな。よくわからない共生ハゼ。写真の中央あたりの白黒の縞模様の個体。写っていないが共生しているテッポウエビがいた。気になるハゼだ。そしてやはりハゼが熱い。つづく。
2016年10月01日
9月中旬に行った串本磯採集の備忘録。これから潮が引いていくところ。また海水が残っているが、干潮時にはほとんどなくなる。ちょっとした海水の溜まりにいたアマオブネ(Nerita albicilla)。下の写真の白い粒状のものはアマオブネの卵嚢。その後準備をしてシュノーケリングを開始。ハナヤサイサンゴ(Pocillopora damicornis)。少し前はピンク色のものが目立ったが、今回は色の抜けた薄いピンク色のものが多かった。つづく。
2016年09月29日
採集した海水魚および甲殻類の一部を紹介。ツノダシ(Zanclus cornutus)。シュノーケリングにてイノーの隅に徐々に追い詰め、逃げ場をなくした状態で採集した個体。時間がかかった…。でも結局リリース。ゴマチョウチョウウオ(Chaetodon citrinellus)。フウライだと採集に気合いが入らないが(でも採集するが)、ゴマになるとちょっとだけ気合いが入るかも?トカラベラ(Halichoeres hortulanus)の幼魚。コウワンテグリ(Neosynchiropus ocellatus)。ヒバシヨウジ(Doryrhamphus (Doryrhamphus) excisus excisus)。転石下あるいは岩穴の常連?イダテンヒメホンヤドカリ(Pagurixus nomurai)。ヒメホンヤドカリの仲間はお気に入り。つい探してしまう。回顧的に写真を見ると、宿貝に付着する多数の小さな生物らしきものが非常に気になる。ベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。沖縄にもいるが、串本のほうが見つけやすいかもしれない。砂をごそごそしていたら見つかったエビ。ガンガゼエビ(Stegopontonia commensalis)。すでに掲載している個体である。(結局お持ち帰りした採集生体は甲殻類の一部のみ。)夜には深海魚専門の某氏と会う約束があったので、早めに採集を切り上げた。翌朝、ANA便にて帰った。写真は機内食。美味しくいただき、そのあとは仮眠。時間ができれば今年中にもう1回ぐらい沖縄に行きたいものだ。おわり。
2016年09月28日
9月上旬に行った沖縄磯採集の備忘録の続き。ヒラムシの仲間。以前にも書いたがカラフルなものが多く、とても気になる。扁形動物であることも個人的にポイントが高い点。同所的に同じ種と思われるヒラムシの仲間が数匹見つかった。いずれも同じ種のホヤの仲間に付着していた。摂食しているのかもしれない。そのホヤの仲間。ネンエキボヤ属の一種であるDiplosoma virensに似ているような気がするのだが、正直なところよくわからない。沖縄では比較的よく見つかる種である。その他の観察生体の一部。気の向くままに撮影したものばかり。棘皮動物においては共生種、寄生種の確認がメイン。実際かなり楽しい。つづく。
2016年09月27日
9月上旬に行った沖縄磯採集の備忘録。写真はシュノーケリング途中の休憩。こんな場所は要注意。水面上に岩盤がないことを確認してから頭をあげるべし。海の中はスズメダイ類がたくさん。チョウチョウウオ類もちらほら。あとベラ類なども多いか…。ちなみにイワスナギンチャク(写真下)はよく見つかる。キミオコゼ(Pterois radiata)。たぶんサザナミハゼ(Valenciennea longipinnis)。わかりにくい写真なり…。ハナカエルウオ(Blenniella periophthalamus)。カエルウオは結構好き。でもこちらはあまり好きではない。沖縄だからミナミゴンズイ(Plotosus lineatus)の可能性が高いんだろうな。つづく。
2016年09月23日
目的の磯にてシュノーケリングを開始。でもこのとき満潮。磯採集には向いていないが、可能な範囲で採集を試みる。海藻の付着がない岩盤。干潮時には海上に露出する部分である。今回の目的のひとつ。エサ用の小魚の確保。その他の採集生体。たぶんサツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta)。ここでは比較的よく見かけるシマウミスズメ(Lactoria fornasini)。寄生虫はいつもたくさん。ムラサキエビ属の一種(Athanas sp.)。折り曲げた第1歩脚が特徴的なムラサキエビ類は個人的に好きである。例えば2016年9月8日掲載のムラサキトゲテッポウエビとか。さてタイトルのこと。漂着していた巨大生物~。なんだろう。近くで観察したが、露出する骨格は見当たらなかった。写っていないが海側の部分には黒い皮のようなものがあった。それにしてもひどい腐敗臭…。このあと宿泊先へ。宿泊先からの眺望。星空が楽しみだったが、運悪く夕方には曇っていた。翌朝の眺望。前の写真とはちょっと方向が違う。それにしてもいい眺めだった。この日も遊びたかったのだが、私用のため朝から帰宅。帰りに寄った某漁港。前回の磯採集同様、たくさんのタコクラゲ。褐虫藻が乏しい白っぽいタコクラゲ。そしてイトヒキアジ(Alectis ciliaris)の幼魚。いないであろうが、腹鰭を見る限りウマヅラアジではないようだ。おわり。
2016年09月18日
8月下旬のこと。磯採集の前に串本の某砂浜へ向かった。知人によると最近その砂浜でウミガメが産卵したとのこと。こちらがその砂浜。砂浜を監視している人に聞くと、ウミガメの卵を某水族館の人がここに移動させ埋めたとのこと。ちょうど写真の囲いの中央あたり。このときはまだ孵化していなかったが、今はどうなのだろうか。少し気になったりもする。その後砂浜を散策。あちこちにこのようなスナガニ類の掘った穴があった。潮の引きがよくなかったが、せっかく来たのだから海の中へ。そしてタモで海底の砂をごそごそ…。タモに入ったのはまだ小さいクロウシノシタ(Paraplagusia japonica)。そういや以前にもここで採集したなぁ。エビジャコ類もちらほら。そして予期せぬ危険生物もタモに入った。アンドンクラゲ目の仲間。刺胞毒が強いクラゲ類である。写真は1個体だが実際は同時に2個体採集。普段の採集場所から少し離れているがここも串本町。串本ではこの種のクラゲを見ることはなかったのだが…。そう考えると貴重かもしれない。でも印南、南部では時々見かける。監視している人に聞いても今まで見ていないらしい。カツオノエボシはいるようだが。まぁ確かにいるけれど。でもそれも嫌だな。結局クラゲの件もあって、目的の磯へと早々と移動したのであった。つづく。
2016年09月16日
磯採集を終えて漁港に寄った。観察目的はタコクラゲ(Mastigias papua)。夏から秋にかけて和歌山の紀南では漁港でたくさんのタコクラゲが見つかるが、漁港によって多いところ、少ないところがある。写真は多くのタコクラゲがいる某漁港。海水は濁っている。近くに河川があり、この影響かもしれない。そしてこれがタコクラゲの大量発生に関与しているのかもしれない。ちなみに比較的透明度が高く、河川が近くにない別のある漁港にはタコクラゲがほとんどいなかった。あと、今年になり何度か紀南に行って漁港を見ているが、タコクラゲの減少を感じられない。今年は台風直撃による影響がないためかもしれないと思っているのだが…。前置きはさておき。タコクラゲを数匹採集。飼育に適した良いサイズである。でもこの後リリース。この時期、小さなタコクラゲもちらほら。下の青白っぽいタコクラゲには褐虫藻が少ないようだ。これから増えて褐色になるのかもしれない。そしてこのあと漁港を見て回った。カマスの仲間(オニカマス?)。漁港壁沿いにいたサザナミフグ(Arothron hispidus)の幼魚。まぁこんなところ。おわり。
2016年09月11日
採集した海水魚の一部を紹介。マツダイ(Lobotes surinamensis)の稚魚あるいは仔魚だと思う個体。でも少し自信がない。サイズはかなり小さく、全長5mmほど。タイドプールに横向きで浮いているところを採集。(マツダイとして)ここまで小さい個体は初めてであり、実はかなりうれしい出会いであった。ほかはよく見る種ばかり。フサカサゴの仲間。タスキモンガラ(Rhinecanthus rectangulus)。この仲間は穴に入ったらなかなか出てこない。サザナミヤッコ(Pomacanthus semicirculatus)。サザナミといったら今回の採集場所。相対的にかなり多い。フウライチョウチョウウオ(Chaetodon vagabundus)。ホンソメワケベラ(Labroides dimidiatus)。セジロハゼの仲間。トゲタナバタウオ(Belonepterygion fasciolatum)。かなり多い。横縞が明瞭な大きめの個体が見つかり始めた。つづく。
2016年09月10日
8月中旬に行った串本磯採集の備忘録、節足動物の採集。その一部を紹介。オトヒメエビ(Stenopus hispidus)。岩穴などでよく見つかる種。白い長い触角の一部が見えることで気付くことがほとんど。写真は手乗り状態で撮影しているが、ベラ類などに食べられないように注意が必要。転石下にいたセジロムラサキエビ(Athanas japonicus)。こちらも転石下にいたヤドカリ類。上:オキナワオニヤドカリ(Aniculus ursus)。下:クロシマホンヤドカリ(Pagurus nigrivittatus)。下は気になって採集したのだが、観察するとクロシマだった個体。実際のところクロシマは転石下にうじゃうじゃいる。ウミグモ類。タイトルを甲殻類採集にしようと思ったのだが、ウミグモは甲殻類ではないので。何かに付いていたのだろうか。でも採集時は1匹だけだったが。オウギガニの仲間。謎の動く小石?と思って採集した個体。その小石(笑)とともに採集したコシオリエビ類。カニダマシ類。いつも見かける種ばかり。このケブカカニダマシ(下)はヤドリムシの仲間が寄生しているのかもしれない。ケブカカニダマシの甲の片側に膨らみを見ることは多い。つづく。~~~~~訂正:ムラサキトゲテッポウエビ(Athanas parvus)→ セジロムラサキエビ(Athanas japonicus)。
2016年09月08日
8月中旬に行った串本磯採集の備忘録。ここでのシュノーケリングはとても心地よい。シュノーケリングで観察したウミウシの一部。上:ホウズキフシエラガイ(Berthellina citrina)。中:コウシンウミウシ(Dendrodoris carbunculosa)。下:ウミコチョウ科の一種(GASTROPTERIDAE sp.)。ウミコチョウの仲間はかなり小さい。ピンボケなり。転石裏のナマコ類。そして転石裏のトゲイトマキヒトデ(Aquilonastra coronata)。肛門部分の環状隆起が特徴的。変なやつ、サナダヒモムシ(Baseodiscus hemprichii)。サザナミヤッコ(Pomacanthus semicirculatus)の幼魚。このあと採集。つづく。
2016年09月07日
採集した海水魚の一部を紹介。シマヒメヤマノカミ(Dendrochirus brachypterus)。ペットボトルのキャップに収まる小さなサイズ。トゲタナバタウオ(Belonepterygion fasciolatum)の幼魚。ここにはたくさんいることがわかったので、今回採集は1匹だけ。同所的にフチドリタナバタウオ(Acanthoplesiops psilogaster)も探せば見つかる。タモの網目をすり抜ける小さなサイズ。ヒレグロコショウダイ(Plectorhinchus lessonii)の幼魚。ピンボケだが、ヒレグロで間違いないだろう。ほかにも。上:アンコウウバウオ(Conidens laticephalus)。中:ハオコゼ(Hypodytes rubripinnis)。下:ウツボ(Gymnothorax kidako)。甲殻類も採集。上:ソデカラッパ(Calappa hepatica)。中:ヨコシマエビ(Gnathophyllum americanum)。下:オオアカハラ(Petrolisthes coccineus)。おわり。
2016年08月31日
8月上旬に行った串本磯採集の備忘録。これから潮が引いていくタイドプール。海藻がない岩盤。ここは干潮時には海水がなくなり、大半が海上に露出する。7月にはあまり見られなかったスジエビモドキ(Palaemon serrifer)がちらほら。浅めの潮溜まりから、転石に付着するヒザラガイ類や転石下のヨウジウオ類。鮮やかな色彩のシラヒゲウニ(Tripneustes gratilla)。たくさんいるミナミジュズベリヒトデ(Fromia indica)。ゴカイの仲間。ニシキツバメガイ(Chelidonura hirundinina)。ハナヤサイサンゴ(Pocillopora damicornis)でよく見かけるアミメサンゴガニ(Trapezia septata)。クマノミ(Amphiprion clarkii)の幼魚。そして休憩中のフグ(笑)。かわいいものだ。つづく。
2016年08月28日
採集した海水魚や甲殻類の一部を紹介。フチドリタナバタウオ(Acanthoplesiops psilogaster)。時々見かけてはいるものの採集は久々。トゲタナバタウオ(Belonepterygion fasciolatum)。写真左2匹。こちらも久々の採集。ここではフチドリよりもトゲのほうがたくさんいた。ワカウツボ(Gymnothorax meleagris)。7月上旬の磯採集のときに見かけた個体かもしれない。キリンミノ(Dendrochirus zebra)。ロウソクギンポ(Rhabdoblennius nitidus)。調べていて気付いたこと。串本が生息地に入っていない?まぁいいか。カノコベラ(Halichoeres marginatus)の幼魚。ゴマフエダイ(Lutjanus argentimaculatus)の幼魚。ここでの採集は初めて。ちょっとうれしい。採集した甲殻類の一部。おわり。
2016年08月27日
観察したウミウシ等の紹介。ミカドウミウシ(Hexabranchus sanguineus)。ときどき見かけるウミウシだと思っていたが、過去の写真を見ていたらあまり出会っていないことに気付く。見た目のインパクトが大きいから印象付けられていたのか。ほぼ毎回見かけるコノハミドリガイ(Elysia ornata)。ニシキツバメガイ(Chelidonura hirundinina)。沖縄の某所で見かけるニシキツバメガイと比べて相対的に小さいものが多いような。ナイワンフシエラガイ(Pleurobranchus albiguttatus)。転石裏にいた個体。ここからはウミウシではないが…。転石裏にいた巻貝。ヒメアワビっぽいが…。その仲間なのか。お馴染みのニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)の寄生貝。下の写真は観察後にキュビエ器官を出したところ。これもナマコなのか?せめてもう少し観察して、管足の有無ぐらいは確認しておくべきだったか。つづく。
2016年08月21日
7月下旬に行った串本の備忘録。天気が良く、シュノーケリングを楽しんだ。アオリイカ(Sepioteuthis lessoniana)の群れを発見。波に身をまかせ、ゆっくりと近づく。でもあまり波まかせだと岩礁にたたきつけられるので注意(苦笑)。結局もう少し近付いたところでアオリイカが警戒。体色が変化した。魚の群れの中を泳いでいく。サンゴ礁でのシュノーケリング。楽しすぎ。点在するハナヤサイサンゴ(Pocillopora damicornis)。ピンク色はとても目立つ。サンゴで気になると言えば、共生、寄生だが。(たまに見かけるサンゴの腫瘍らしきものも気になるが。)ちなみに写真はサンゴフジツボの仲間の寄生。つづく。
2016年08月19日
採集した海水魚の一部を紹介。シュンカンハゼ(Callogobius shunkan)。今回初採集となるオキナワハゼ属のハゼ。何と言っても第1背鰭がかっこいい。胸鰭を大きく動かして移動する様もいい。個人的にこれを含むオキナワハゼ属のハゼは大好きである。ヤハズハゼ(Bathygobius cyclopterus)の幼魚。採集時はよくわからなかったのだが、その後の体色変化からヤハズハゼと考えた個体。いやぁ、勉強になったな。サツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta)。うっかり踏んでしまいそうになることがしばしば。そんな擬態上手なサツマカサゴ。下の写真はよく似ているニライカサゴとの鑑別のため。ここにはいないであろうマルスベカサゴとの鑑別は行っていない。でもクラカケハゼが串本にいたぐらいだし、多少は意識してもいいのかもしれない。ゴマモンガラ(Balistoides viridescens)の幼魚。幼魚のうちはかわいいのだが…。ちなみにキヘリモンガラの幼魚はこれに似ている。ハコフグ(Ostracion immaculatus)の幼魚。アイドル的存在のとてもかわいい魚である。おわり。
2016年08月17日
採集した甲殻類の一部。ヒシガニの仲間。採集したものの何者かわからず。せめて付着した泥を払ってから撮影しておくべきだった。小さなソデカラッパ(Calappa hepatica)。砂に潜っていたらわからなかっただろうが、幸いにも歩いていたので、これを採集。この後リリース。たくさんいるヒメソバガラガニ(Elamena truncata)。ハサミが大きい。オスなのだろうか?イソカイカムリ属の一種(Cryptodromia sp.)。第2、第3胸脚の結節状隆起からイソカイカムリの仲間と思うが、これ以上はよくわからん。ほかにも…。串本でよく見かけるヤドカリの一部。最初のベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)はお持ち帰りした。すでに掲載しているこのカニダマシの仲間もお持ち帰りした。つづく。~~~~~ずいぶん手抜きになってしまった…(汗)。
2016年08月16日
今回観察したウミウシなどを紹介。ユビウミウシ(Bornella stellifer)。岩に付着する白い点々はアマオブネ科の巻貝の卵嚢。エンビキセワタ(Odontoglaja guamensis)。前にも書いたかもしれないが、かなりたくさんいる。ナギサノツユ(Oxynoe viridis)。これもナギサノツユ(Oxynoe viridis)なのだろうか?悩む。ニセツノヒラムシ属の一種(Pseudoceros sp.)。この種は美しい個体が多く、個人的に好きである。紛らわしい小枝(笑)。ワカヨウジやヒフキヨウジかと一瞬思った。砂茶碗。ツメタガイ属(Glossaulax)やタマツメタ属(Euspira)の巻貝の卵塊。利用される砂、泥によって見た目がずいぶん違うのだろう。この場所の底砂を利用したらこんな感じ。そしてジャノメアメフラシ(Aplysia dactylomela)の紫汁…!知らぬ間に刺激を与えてしまったようだ。つづく。
2016年08月15日
7月中旬に行った串本での磯採集の備忘録。写真はタイドプールに入るところ。底は砂や泥がメイン。ここにはたくさんのマガキガイ(Strombus luhuanus)がいる。こちらは別の場所で見つけたイモガイの仲間。マガキガイに似ているので注意が必要だ。吻がこちらを向いている。たまたまなんだろうか?浅いタイドプールにいたスベスベマンジュウガニ(Atergatis floridus)。有名な毒ガニである。サンゴが多く見られるタイドプール。マイクロアトールを形成している。ハナヤサイサンゴ(Pocillopora damicornis)は比較的多くみられるサンゴ。これを見ながら行うシュノーケリングは串本らしくてとても良い。ニチリンイソギンチャク(Phymanthus muscosus)。オオナガレカンザシ(Protula bispiralis)がゆらゆら。棘皮動物は興味ある観察対象である。上:シラヒゲウニ(Tripneustes gratilla)。中:コシダカウニ(Mespilia globulus)。下:トラフナマコ(Holothuria pervicax)。多くみられるナマコの寄生貝。下の写真に見られる左中央と右やや上方の白い巻貝。つづく。
2016年08月12日
今回採集した海水魚。サザナミウシノシタ(Soleichthys heterorhinos)。尾鰭は背鰭・臀鰭と不連続である(下の写真)。キンセンイシモチ(Apogon properuptus)。そこらじゅうにいるんだけれどね。そのほか。上:ホンソメワケベラ(Labroides dimidiatus)の幼魚。中:海中を漂っていた個体。 ハタタテギンポ(Petroscirtes mitratus)と思って採集したのだが…。 しかし悩む。きちんと撮影しておくべきだったと後悔。下:ヒバシヨウジ(Doryrhamphus excisus excisus)のペア。こんなところ。結局、甲殻類を含めてすべてリリースした。磯採集を終えてからは本来の目的である深海魚関連の私用を行った。翌日の那覇空港。いつものごとくANA便を利用。写真は機内食とお菓子(いわてまり)。美味しくいただいた。おわり。
2016年08月11日
以前より寄生に興味があることを記載しているが、磯採集に行っても同じであり、観察対象として申し分ない。そして今回も…。採集したケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)。甲の左後方の色素脱失と膨隆が気になった個体である。そういや以前にも同じような個体を見ている。ヤドリムシの仲間でも寄生しているのだろうか。この後リリースしたが、一度は解剖して確認しておきたいと思っている。次の個体はそこらじゅうにいるコシオリエビの仲間。フクロムシの仲間らしきものの寄生が見られた。ナマコは観察しやすい。写真はニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)。体表に貝らしきものの付着が…。寄生貝?でも穴があいてるいるし…。生きているのだろうか。実はこれ以上観察をしていない。今になってかなり後悔している。つづく。
2016年08月10日
毎年のごとく、いつもの場所でシュノーケリング。よく見かけるイシヨウジ(Corythoichthys haematopterus)。いい感じで海藻との保護色になっていた。ナマコの観察。どっちもよくわからない。上はイカリナマコ科の仲間(Synaptidae sp.)。オオイカリナマコ(Synapta maculata)のcolor variationでいいのか。下はフタスジナマコ(Bohadschia bivittata)かもしれないが、正直なところチズナマコ(B. vitiensis)やB. marmorataとの鑑別が…。気になる。そして気になると言えばこちらの触手。多毛類としてフサゴカイの仲間なのか。その後ほかにもいろいろ観察。途中の大雨。海中から見た海面。いったん海から上がり休憩したのち、磯採集を再開した。つづく。~~~~~訂正:S. maculata → Synapta maculata
2016年08月04日
7月上旬に行った沖縄での磯採集の備忘録。今回は大阪国際空港(伊丹空港)から出発。数時間後、沖縄某所へ到着。数日前より台風が発生していたが、運良くそれた。しかしながらイノーの外はその影響を受け大荒れ状態。準備中に見つけた蝶。マリンブーツを履いて浅い砂地を歩いていく。サンダルもしくは素足だったら気持ち良かったのかもしれないが、さすがに怖い。可能性は低いものの、砂に埋もれたオニダルマオコゼを見かけることがあるからな。途中のタイドプール。手前にスベスベサンゴヤドカリ(Calcinus laevimanus)。奥にも…。奥にいたのはサザナミフグ(Arothron hispidus)の幼魚。小さなフグはかわいくて良い。別のタイドプールにいたシロサンゴヤドカリ(Calcinus seurati)。その後シュノーケリングを開始。つづく。
2016年08月01日
最も心に残った採集魚はこちらのイサゴハゼ(Gobiopsis arenaria)。現在飼育中である。以前にも掲載している。採集はできなかったがこれ以外にも発見。今回、生息環境の参考になったかもしれないと思っている。セジロハゼの仲間。シロヒゲセジロハゼ(Clariger sp.)なのかもしれないが、よくわからない。眼の下の黒っぽい線が気になる。ただ飼育下ではこの線がなくなったような?クツワハゼ(Istigobius campbelli)。ここには非常にたくさんいた。ツルウバウオ(Aspasmichthys ciconiae)。某所と違い、ここでは少なめ。アンコウウバウオ、ホソウバウオなどもあまり見かけなかった。フサカサゴ科の仲間。砂泥地いた個体。ちょっとだけ動いたので気付いて採集した。動かないとわからなかったなぁ。ワカウツボ(Gymnothorax meleagris)かな。採集したわけではないが、小さめのかわいい個体だったので思わず掲載。マツダイ(Lobotes surinamensis)の幼魚。タイドプールに浮かんでいた。ハナキンチャクフグ(Canthigaster coronata)。紀南には結構いるのかもしれない。ショップのリストにも紀伊半島で採集された個体がときどき掲載されていることだし。ハコフグ(Ostracion immaculatus)の幼魚。岩穴、岩下を覗けば時々見つかる。今回、岩穴にいたものを採集。でも結局リリース。ミツボシクロスズメダイ(Dascyllus trimaculatus)の幼魚。サンゴイソギンチャクの周囲を泳いでいた個体。ニシキベラ同様、そこらじゅうにいたカゴカキダイ(Microcanthus strigatus)。でも圧倒的にニシキベラのほうが多いか。チョウハン(Chaetodon lunula)。豆チョウはまだ少なめだったなぁ。採集こそするものの飼育はしない。いつものごとく寄生虫などをチェックしてからリリース。おわり。
2016年07月19日
今回最も印象的・感動的だった甲殻類はこちらのコンペイトウコブシ(Heteronucia venusta)。もちろん初採集。綺麗な色彩もさることながら、この形状は素晴らしい。また探しに行きたい。トゲアシガニ(Percnon planissimum)。ペットボトルの蓋に収まる非常に小さなサイズであり、かわいくて思わず採集してしまった(笑)。カイカムリの仲間。カイメンを背負っている。モクズセオイ(Camposcia retusa)。モクズショイともいう。カイメン、海藻などいろいろ付着して、擬装しているカニ。でも動くとすぐにばれる。動かなければ気付かないかも。死んだふりをしているカニ。え~と、何だったかな。トウヨウヤワラとか、オキナワヤワラとか、ヒメソバガラの白っぽいやつとかだったかな。忘れてしまった。ヒメキンチャクガニ(Lybia caestifera)のペア。ここには非常にたくさんいた。採集したヤドカリの一部。上から順に、アオヒゲヒラホンヤドカリ(Pagurus decimbranchiae)、ケアシホンヤドカリ(Pagurus lanuginosus)、セグロサンゴヤドカリ(Calcinus gaimardii)、イシダタミヤドカリ(Dardanus crassimanus)。ソメンヤドカリ(Dardanus pedunculatus)と共生する2種のイソギンチャク。上:ベニヒモイソギンチャク。下:モンバンイソギンチャク(殻口周囲)。オオアカハラ(Petrolisthes coccineus)。お持ち帰りした生体のひとつである。つづく。
2016年07月17日
7月上旬に行った串本磯採集の備忘録の続き。寄生生物に興味津々のホムラspはナマコを観察することが多い。例えばこういうやつ。ペアで寄生する巻貝。片方は殻が破損しているも、立派に生きている。肝心のナマコは、管足を見る限りクロナマコではなく、ニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)のようだ。そのほか気まぐれに撮影したナマコたち。もちろん寄生生物の確認も行っている。ナマコ以外の棘皮動物…。他にもいろいろ観察したがオニヒトデは見かけなかった。少し安心した。浅瀬の転石下にはウミケムシ類がウジャウジャ。写真はたぶんハナオレウミケムシ(Eurythoe complanata)。こちらも転石下から這い出てきたイソメの仲間。オニイソメなんだろうか。泥の堆積するタイドプールにたくさんいたマガキガイ(Strombus luhuanus)。ここはのどかな雰囲気であった。眼を見ているとなんだか癒される(笑)。つづく。
2016年07月15日
7月上旬に行った串本磯採集の備忘録。ここでのシュノーケリングは気持ちがいい。豆チョウがちらほらいたが、まだ少なめ。この時期、チョウチョウウオ(Chaetodon auripes)の成魚が目立った。ミギマキ(Goniistius zebra)か。ユビノウハナガサウミウシ(Tritoniopsis elegans)の集まり。探すとたくさんいるエンビキセワタ(Odontoglaja guamensis)。ほかにもいろいろと。上から順に、コノハミドリガイ(Elysia ornata)、ジャノメアメフラシ(Aplysia dactylomela)、ミドリアメフラシ(Aplysia oculifera)、メリベウミウシ属の一種(Melibe sp.)、アオウミウシ(Hypselodoris festiva)、フジイロウミウシ(Noumea purpurea)。つづく。
2016年07月14日
全394件 (394件中 251-300件目)