ふゆゆん亭

ふゆゆん亭

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

ふゆゆん

ふゆゆん

Comments

ふゆゆん @ Re[1]:お返しにお茶漬けセット お茶の荒畑園(06/16) 散歩中の雨雲さんへ ↑何故か私の名前が散…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ 急激な暑さと湿度にへきえきしております…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ うっかりしておりました。 どうやら一般人…

Favorite Blog

映画『4枚の羽根』 New! あけみ・さん

母の誕生日会 pandanandaさん

MapleNatural  まてん☆さん
teami kago あっちゃん☆*:・さん
Boiling Point boiling pointさん
October 19, 2006
XML
カテゴリ:
昔、
電話が恐くて

押入れに入れていた事があります。









結婚した年、
初めて勤めたのは写植関係の
従業員が15~20人くらいの会社で

グラフィックデザイナーとして
勤めました。

結婚した女性は正社員としては取らないので
バイトでした。

(当時のデザイン関係の会社なんかは
 そんな所ばかりでした)



バイトを始めて2ヶ月くらいの頃、
会社に仕事が全く来なくなりました。

毎日みんなでミーティングしたり、
しょうがなくて時間つぶしをしていました。



そのうち社長に呼ばれました。

「皆が○○さんに辞めてもらったら、
 と言うので。。。

 私が言ったわけじゃないですよ」


なんて責任転嫁な言動で
バイトを辞めさせられました。



その社長は雇われ社長で
一番新しい私を苛める人でした。

どんな風に苛めるかと言うと
職場には音楽がガンガン流れていたのですが

スピーカーの真下にいた私が
電話に出ると

付き合いの会社の人がまだ分らないので
名前をちょこっと間違えて聞こえたりするんです。

音楽の音量が大きくて
電話の内容が聞き取れなかったんですが。

それをすごく責められました。
何度もねちねちとしつこく責められました。




そして数人で打ち合わせをしながら
談笑なんかをしていると

通りすがりに私を肘で小突いて行くのです。


色んな意地悪な人や
性格的に問題のある人に会いましたが

仮にも社長と言われている人が
通り掛りに不自然に肘をぐーーっと伸ばして

わざわざ一番新しいバイトの私を
小突いて行く!!



信じられませんでした!

小学低学年の子供が
やるような事ですもん。


あっけに取られていると
それを目撃してしまったKちゃんが

私と目を合わせてから
余りの下らない行動のために

思わず二人で
噴き出してしまったのでした。



そのせこい雇われ社長が
会社の事情を説明するのではなく

皆が言ったから辞めてと言うのでした。




事情は分っているので普通に話してくれれば
気持ち良く辞めれたのに

人のせいにして言うのが
私はたまらなく不快でした。


だからとても不愉快な思いをして
その会社を辞めました。


他にも写植部門の
やはり結婚している女性が辞めさせられました。







次に行く所はどこでもいいと思いました。


それで
雇われ社長がいた会社で

仲良くなった人が紹介してくれた
チラシを作っているデザイナーの所に

すぐに勤めました。


所がここは
一人でやっている所だったので、

一日中1対1で仕事をやるため
ひどく緊張してしまいました。


帰りの時間になっても
必死の形相で仕事をしているのを見ると
悪くて帰れなくなり、

ズルズルと残業手当も出ないのに
一緒に仕事をしてしまいました。



そして家に帰ると夫が
「オレは暗い家に帰るのが嫌いなんだよ!!」

と駄々をこねて怒り、
いじけて友達の所に行ったり

女の子とご飯を食べに行ったりしました。


私に嫌な気持ちを味合わせるための
単なる仕返しでした。




私が女友達と会って遅くなっても
夫は怒るのでした。

当時の夫は
自分が一番に大事にされないと怒るのでした。




そうして家でビクビク、
会社でビクビクしているうちに

すっかり神経が参ってしまいました。




私が唯一自由を感じて解放されるのは
通勤時間だけでした。

家から駅までの、
自転車でのほんの5~6分と電車の中と

駅から会社までの歩きの15分。


その時だけが安心出来る時間で
悲しい現実でした。



でも、だから何をする
と言う具体的な事は思いつかなかったのです。


ただ、我慢していました。

そう言う所が
私は鈍いんじゃないかと思います。





そうするうちに
神経がすっかり参ってしまって

会社で1対1でいられなくなり
そこも辞めました。




昔、看板屋さんにいた時に
やはり1対1の二人きりの所で

すごくイヤな目に合った事があるので
トラウマになっていたのかもしれません。



でも、
少しして回復して次に勤めた所が
珈琲チェーン店が沢山ある所でした。

ポップを描いたり、
メニューを描いたり、
チラシを描いたりしていました。


仕事自体は楽しかったのですが
謹厳実直を絵に描いたような支配人が

いつも私の後ろに立って
仕事を見ているのでした。


それをされるとひどく緊張してしまって
とても耐えられなくなりました。



きっと結婚してから勤めた所での事と
結婚生活の色んな事が

私の神経を蝕んでいたのだと思います。


元々、
私自身が抱えている問題が
益々事を面倒なものにして

どんどん追い詰められて行ったのでした。




職場に行くと
後ろから見られる、

と思うと緊張して
会社に行くのが恐くなりました。



今思えば、

支配人に
私の気持ちを言えば良かったんだと思うのですが

当時はとにかく恐いとかイヤだとか
そう言う感情に押しつぶされてしまって

しかも自分の正当な主張が
出来ない人間でした。


何でもかんでも自分が悪いと
思ってしまうのです。

だから自分の正当な権利を
主張する事が出来なかったのです。



そのうちに職場が辛いと言う事が
支配人に解ったのか

私は社員ではなく、
仕事は家でして外注と言う事になりました。

それでとても楽になったはずなのですが
すでに些細な事にも反応して

怯えるようになっていたため
電話の音にも恐怖を感じるようになりました。




そして、
それでも我慢していたら
大うつ病になりました。


脳の中が
真っ黒に塗りつぶされたみたいになり、
「死にたい!死にたい!死にたい!死にたい!」

が頭の中をぐるぐる巡るようになりました。


気を抜くと死ぬために
何かしそうでした。


起きる事もままならず
布団の中にいました。


その頃、
電話が恐くて押入れに入れたのです。



冗談が一言も通じないような
堅くて真面目で無骨な支配人に
潰されそうな感じがしました。

イヤミしか言わない夫に
助けてもらえるはずもありません。



あれは本物の大うつ病でした。
心は暗闇しかありませんでした。

果てしない絶望感に
満ちていました。


ずっと「死にたい!」が
頭を走り回っていました。

一日中「死にたい!」が
巡っていました。


あの激しい渇望の感情は、
あれは脳がオカシクなっていたのだと思います。

あれは脳の病気だと思います。

自殺する人は
あの「死にたい!」と言う脳の中の
激しい渇望に
飲み込まれてしまうのだろうと思います。



それほど凄まじい渇望でした。



だから自殺した人の多くは
多分、

脳が「死にたい!」に
飲み込まれたんだろうと思います。


真っ黒なんです。
何の希望も喜びも無いんです。


真っ暗なんです。
光は欠片も差さないんです。






あの暗闇から
どうやって脱出出来たのか

私にも判りません。


当時はまだ心の世界についての理解は
殆んど無かったので

病院にも掛からず、
誰かに助けてもらう事もありませんでした。



本当にどうやって回復したんだろう?




あの深い絶望の淵にいて
帰還した私は

今は普通に「死にたい」になりますが
セルシン(安定剤)を飲むと

「死にたい」は湧き出てこないので
脳の中の化学物質の問題は

心と密接だと言う事を
実感しています。







その後も我慢我慢我慢の日々を強いて来たため
今や私はいつもギリギリの

危険な橋を渡っているような気持ちがします。



自分を大切にする、
と言う意味をようやく知るようになって

自分に優しくしたいと思っています。




ああ~はやく町内会の班長が
終ればいいのに。


夫の仕事が安定すればいいのに。

私が仕事を出来ればいいのに。



何かを頑張ったと言う充実感を
味わえたらいいのに。


家族を金銭的に助ける事が
出来たらいいのに。

自分を役に立てるような事が
出来ればいいのに。




役立たずって言う思いから
脱出したいです。








夫の姪が長い間脳腫瘍と闘っていたので
電話が来ると恐ろしい思いがしました。

悲しい電話だったらどうしよう。


母が電話をして来て
同じ事をグルグルグルグル話します。

私は同じ反応をして
一生懸命励まそうとします。

でも、母はすぐに忘れるので
いくら励ましてもあまり意味がありません。

それでも私は必死で励ますのです。



うちの家の番号はある老人ホームと
かなり似ています。

だからしばしば間違い電話が来ます。



息子や娘の進学塾や家庭教師の電話は
ひどい時は一日に3~5本来る時もありました。


掃除やクリーニングや葬儀場や
矯正下着やエステやあれやこれやの

勧誘の電話が沢山掛かって来ます。



断わるのがとても苦手だった私は
ひどく心を砕いて断わっていました。

その後はしばらく落ち込んでいました。


それを20年も続けたら
もう電話が大嫌いになりました。



頼みもしない所から
どんどん電話が掛かって来るんです。

電話の相手に合わせ過ぎるのが
いけないんだと思います。



今も電話が掛かって来ると
実は押入れに仕舞いたいと思っています。

(^^; (^^; (^^;


携帯なんてとんでもないです。(((((^m^)






















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  October 19, 2006 05:01:42 PM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: