とっとこはうちゃんのブログ

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2022年07月19日
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カテゴリ: 世界遺産
世界遺産 12番目は 紀伊山地の霊場と参詣道

今回は昨年、旅行に行った和歌山県 熊野三山について

熊野三山は 熊野本宮大社 熊野速玉大社 熊野那智大社の三社
那智山青岸渡寺の一寺の総称。

詳しくは和歌山県のHPや世界遺産の紹介HPなどをみるといいのかと思いますが
実際に行ってみてよかったところ・・などをお伝えしたと思います。

今回は 一日で白浜から 本宮→速玉→那智とまわりました。
レンタカーなくしては 一日で全てをまわるのは結構大変かと思いました。




まずは本宮から





熊野三山の中で「熊野坐神社(神のいます場所)」と号されて元神的な存在。
造船術を伝えられたことから船玉大明神とも称せられ 古くから船頭・水夫たちの
篤い崇敬を受けていました。

しかし・・初めからこの石段 158段 きつい・・・

けっこう急な石段なので・・頑張りましょう。
参道は右側を登り 左側を降りるのが作法だそうです。



ここから先は撮影禁止なので注意しましょう。

しっかりお参りしてきましょう・・。



石段を下りることもできますが できれば熊野古道を感じられれる
こちらの祈りの道を降りると風情があります。

昔の方はこのような舗装がされていない道を 草履などで歩いていたのかと思うと
頭が下がります・・。滑りやすいので気を付けましょう。






そして・・本宮に行ったならぜひ行ってもらいたいのが・・こちら・・

大斎原(おおゆのはら) 本殿から徒歩10分程

神が舞い降りたという場所です。パワースポットとして多くの方が訪れています。
実は行く予定はなかったのですが・・行ってみてほんとうに良かった。

特に何があるわけではないのですが・・大きな鳥居をくぐると・・なんか
空気がピンと張りつめている感じがします。
明治22年の8月の水害がおきるまで こちらの場所にあったそうです。
こちらは中州になっており現在の本宮の8倍もの大きさの規模があったそうです。

田んぼの中を 鳥居まで一本道が続きます。



中州に入るまでに 草履や着物の袂を川の水に濡らして 水で清めてから参拝するという
濡藁沓(ぬれわろうず)の入堂」と呼ばれていたそうです。



八咫烏(ヤタガラス)日本神話に登場するカラスであり 導きの神とのこと。



鳥居は神域と 人間が住む俗世との結界と言いますが・・・

この杉の感じのためか・・空気感ががらりと変わるのがわかります。



ぜひ・・本宮に行かれれる際は この大斎原を訪れていただきたい。

さて次は新宮 速玉大社

本宮とはがらりと変わって鮮やか・・朱色が美しいです。

階段はなく参拝しやすいのもお年寄りにはありがたいですね。







水の動きを神格化したとされる熊野速玉大神と熊野夫須美大神の夫婦神






勝利を導く神を祀る八咫烏神社、腕力・筋力を象徴とする手力男神社などがあります。





そして・・もう一つ・・新宮に訪れた際に行ってほしいのが・・
神倉神社 本宮から歩いて15分くらい

神々が降臨した熊野信仰発祥地とされているそうです。
発祥地がいっぱいな気もしますが・・・

こちらは・・はっきり言って足腰に自信がある方のみ・・参拝していただきたい。
階段というよりも・・岩を登っていく感じで約538段の急な石段を登っていきます。

入り口にお参りする場所もありますので・・こちらで済ますのもOK。



しかし・・せっかくなので・・・登ってみることに・・・途中で後悔・・・
でも・・・ここまで登ったから・・・

やっと御神体のゴトビキ岩がありました。




こちらの石の下から振り返ると・・・新宮市街地の素晴らしい景色がご褒美です。



こんな・・岩を登るので・・ご注意ください。

飲み物は登る前に必ず買いましょう・・・



がんばったあとは・・腹ごしらえ・・この地方で有名な 目はり寿司

高菜をまいたおにぎりです。

昔はソフトボールくらいの大きさだったそうで・・目を見張って大きく口を開けて食べる
ことからこの名前になったそうで・・・

昔に比べて大きさは小さめ・・でも三個は結構お腹いっぱい・・。



ゆっくりできる めはりやさん・・お勧めです。



さて・・次は熊野三山といえば有名な写真が多い

熊野那智大社 

石段を登ったら・・また石段といった感じ・・明日は筋肉痛覚悟です。



「熊野夫須美大神」の御神徳により「結宮」結びの宮と称され
人の縁だけでなく諸々の願いなどを結ぶ宮として有名です。



山の上といった感じなのに・・境内はとても広いです。



新宮のように朱の色合いが美しいです。



新宮の横には 樹齢850年と推定される樹高27m 幹回り8.5mのクスノキがあります。 
樟霊社(しょうれいしゃ)



中は空洞になっており 絵馬や護摩木などを持って
通り抜けることで御利益があるそうです。



神社の隣には お寺があります。
青岸渡寺(せいがんとじ)

なぜ神社とお寺が同じ場所にあるのかは・・ぜひ青岸渡寺のHPを見ていただけると
わかりやすいかと思います。仏神習合時代の名残を残すものです。

なんとも風情のあるお寺です。

中に入ることが出来るのでぜひ・・靴を脱いで中に入ってお参り頂きたい。
なんとも・・・風情のある中の様子・・・写真を撮っていいのかわからず・・取り損ね。







有名な熊野といえば・・・この図が有名

この建物は 那智山青岸渡寺 三重塔
各階には異なる仏の像が安置されているそうです。



美しいですね・・まもなく日没とう時間・・



せっかくなので・・・滝まで行ってみます。

那智御滝 



那智の奥 大雲取連山から流れている流水が大瀧となっており
高さ133m 幅13m 滝つぼの深さ10m
流下水量は毎秒1トン

やはり・・近くに行くと ゴーゴーという滝の勢いがすごいです。
神聖な滝の御利益を全身に感じます。



滝を鑑賞したあとは・・・

那智黒ソフトクリーム
黒糖を練り込んでいるので黒いです。
味は柔らかな甘さで食べやすい・・・アップダウンで疲れた身体にしみ入ります。



さて・・無事に三山にお参りしたので・・白浜まで帰ります。
帰り道は行の山道ではなく・・海岸線に沿って帰ります。

その途中・・まるで宇宙空間のような岩・・・橋杭岩



大小40余りの岩が 約850mにかけて海中に列をなしています。

その規則的な並び方が 橋の杭に似ていることからこの名前が付いたようです。

その昔 弘法大師と天邪鬼が一晩で橋を架ける賭をして
一夜にして立てたという伝説があります。




急ぎ足での熊野三山でしたが 達成感がすごい・・昔はこの三山を古道を歩いて
お参りしたと思うと・・・感無量です。

高野山はまた次回にしたいと思います。





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最終更新日  2022年07月19日 00時00分12秒
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