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どうです。この白と黒の芸術は!
好きな種類をひとつだけあげるとしたら?」との問いに対する回答は、次のようになっている。
1位 桜文鳥
48%(301票)
2位 白文鳥
32%(205票)
3位 シナモン文鳥 12%(77票)
4位 シルバー文鳥 8%(50票)
「断然桜文鳥派」を明言する者(念のため断っておくが、あくまでも文鳥の中の色柄で、どれが一番好きか選んだ場合の「断然」である)のサイト上で行っているアンケートなので、多少割り引かねばなるまい。また、「桜文鳥」は、ごま塩的な姿からノーマルな姿までを含むので、それぞれの桜文鳥像は、案外いろいろかも知れない。しかし、ともあれ、桜文鳥が過半に迫る結果となっているのである。
このアンケート結果に私なりの補正を加えるなら、桜と白が4割4割、残りの2割をシナモンとシルバーが分け合うといったところかと思えるが、案外、シナモン人気は浸透していないのは動かないところであろう。
なぜそうなのか?昨日指摘したように、この4品種において、繁殖の優劣などおそらく存在しないし、あったとしても無関係だ。商売としての繁殖サイドが「生産」量を増やさないとするなら、需要(人気)が限定的なので、供給量が過剰になると値崩れを起こし、桜や白より高値で売ることが出来なくなるため、だけかと思う(他には、種鳥の飼育環境の相違を考えず、無闇に繁殖が難しいとした風説の影響くらいだろうか)。
要するに、シナモンの需要は、現状では、白や桜に遠く及ばないのが、現実なのである。しかし、それはシナモン文鳥の外見に魅力がないためでは無いだろう。たんに、浸透しきれないに過ぎず、別に浸透することもないだろうし、今後も浸透する機会はないだろうと、私は思っている。 文鳥の愛好者には、子供の頃から長らく飼育する人も多いが、2、30年前には白や桜しかいなかったわけで、最初に飼育したのは、手乗り文鳥のヒナ状態での白か桜、という人が圧倒的に多い。白や桜文鳥のヒナは、明治時代以来(実は江戸時代以来)の大量生産体制が確立していて、当時から安価であり、今より文鳥の飼育は一般的だったのである。その幼少期の記憶が根本にあるので(これが「浸透」)、大人になって他の品種を飼育していても、結局、最初に飼育した白か桜を選びたくなることが多くなる。
となると、この大量生産ノスタルジー世代(私含む)が、飼育をご引退なされない限り、2強2弱の状態に変化は起きないのではなかろうか?シナモン文鳥が突如ブレイクし、繁殖家が我も我もとシナモン文鳥を「生産」するような事態は、有り得ないように思うのだ。このような状態が、10年、20年・・・くらいか?そうなった時にどうなるだろう?・・・それでも、3、3、2、2くらいではないかと、個人的には推測しているが、もう少し、文鳥飼育自体は、人気を回復していれば良いのにな、と思う。
今日は大の字になって寝ている・・・