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最近暑い日が続き、作業場(室温16度)と、売り場(30度前後)との往復で、その温度差でじわじわと体力が奪われていっているらしく、身体のだるさが消えません。昼寝したら少しはマシになるし夜は熟睡できるのですが、スランプになってしまい創作活動が全く出来ません。まぁ、個人的趣味で立ち上げ、二次小説を発表するだけの為に開設したこのブログ、閉鎖するつもりはありません。まぁ、マイペースで気が向いたら二次小説は更新していこうと思います。
2024年06月18日
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・デリックの裏の顔、酷すぎる。・まあ名門公爵家の跡継ぎでクズなのがな、こういった輩が国を動かす理不尽。・そら、殺されて当然やなあ。副校長もクズだった…・緑寮の寮長、選手生命を絶たれてしまったな、切ない。・葬儀屋が、セクシーすぎる!・「教育と洗脳は紙一重」ー何か怖い。・「動く死体」の進化型。・葬儀屋のダンスが可愛い!・シエル、カッコいい!・P4…・新しいP4のシーン、切ない。・芝生のシーン、寄宿学校のそれとは対照的だなあ。・ヴィクトリア女王の言葉が不穏すぎる。
2024年06月16日
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チェルノブイリの原発事故で生き別れたナターシャと子犬のゾーヤ。原生林を舞台にたくましくいきるゾーヤと、ゾーヤの子・ミーシャ。ラストシーンを読み終わった後、福島の原発事故で飼い主と離れ離れになった動物たちのことを思いました。
2024年06月16日
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素材は、ヨシュケイ様からお借りしました。「薄桜鬼」「火宵の月」の二次創作小説です。作者様・出版社様・制作会社様とは関係ありません。土方さんが両性具有です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。「入内なんて、どうして・・」「何を言う!入内し、帝の目に留まれば、この家が繁栄する事間違いなしだ!」 義高は一方的に火月の入内を決めてしまった。「僕、入内なんてしたくない。」「そんな事をおっしゃらないで、もう決まった事なのですから。」 火月の乳母・あけびは、そう言って主を宥めた。「今、後宮では妖騒ぎが起きているのですって。そのような恐ろしい場所に何故姫様を・・」「お館様は一体、何をお考えなのかしら?」 高原家の女房達の噂話を聞きながら、有匡は後宮の騒ぎが未だに治まっていない事を知った。(後宮の妖騒ぎの原因は何だ?)「失礼致します、お館様。土御門家の方がいらしております。」「土御門家の者が我が家に何の用だ?」 土御門家といえば、安倍家と共に陰陽道の大家として名高いが、そんな家の者がうちに何の用だろうか―義高はそう思いながらも、有匡の従兄達と会った。「これはこれは、大したおもてなしも出来ずに申し訳ありません。」「いいえ。こちらこそ突然伺ってしまい、申し訳ありません。実はこちらに、我らの従弟と瓜二つの顔をした女房が居るという噂を聞きましてね。」「あなた方の従弟・・あぁ、陰陽師として名高い土御門有匡様ですか。いやぁ、そのような方に似た女房など我が家には居りませんね。」「しかし・・」「申し訳ありませんが、娘が近々入内を控えていましてね、色々と忙しいのですよ。どうぞ、お引き取り下さい。」「は、はぁ・・」 有匡の従兄達を追い払った後、義高は火月の元へと向かった。「お館様、火月様は・・」「有匡殿、先程あなたの従兄達があなたに会わせろとしつこく言って来ましたよ。」 義高はそう言うと笑った。「そうですか・・」「ここへわたしが来たのは、あなたにお願いがあるからです。」「お願い、とは?」「火月を、どうか守ってやってください。」「一体、どういう事なのでしょうか?」「実は・・火月は命を狙われているのです。彼女を入内させるのは、彼女の命を狙う輩から守る為です。」「わかりました。」 有匡は義高から火月が抱えている事情を知り、彼女を守る事を彼に誓った。 そして、火月が入内する日を迎えた。「“有子”、くれぐれも火月の事を宜しく頼むぞ。」「はい、お館様。」 入内した火月は、藤壺女御・爽子の元に仕える事になった。「まぁ有子、無事で良かったわ。急に姿を消したから、心配していたのよ。」「女御様、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。」「そちらの方が、あなたの新しい主?」「はい、そうなりますね。」「あなたは素直でいいわね。そういうところが好きよ。」「女御様、火月と申します。」「美しい髪と瞳だこと。生まれつきなの?」「はい。」「これからよろしくね、火月。」「こちらこそ宜しくお願い致します、女御様。」 有匡は、義高から火月の入内前に、ある物を預かっていた。 それは、火月の命を狙おうとしている者の名が書いた紙だった。 そこには、ある人物の名が書かれていた。(厄介な事になるな・・)「先生、こんな所に居たんですね。」「火月様、ここではわたしの事を“有子”と呼んで下さい。」「あ、ごめんなさい・・女御様が、管弦の宴を今宵開きたいと・・」「わかりました。それで、楽器は何を?」「和琴を・・」「では、わたしも同じ楽器を・・」「僕、先生の事が好きです。」「え?」 突然火月から告白され、有匡は動揺してしまった。「あ、ごめんなさい、忘れて下さい!」 火月はそう言うと、有匡の前から去っていった。(変な奴だな・・)「弘徽殿女御様、藤壺女御様付の女房が藤壺に戻って来たのですって。」「まぁ、それは本当なの?」「はい。一月前に姿を晦ましたと思ったら、無事に戻って来ました。」「神隠しに遭って無傷で戻って来るなんて、珍しいわね。一度、その者に会ってみたいわ。」 弘徽殿女御・彩子は、そう言うと笑った。 火月が入内した日の夜、藤壺で管弦の宴が開かれた。 火月は緊張の余り、和琴を演奏中に弦を切ってしまった。「申し訳ございません、女御様。」「いいのよ。それよりも有子、よく無傷で戻って来てくれたわね。」 爽子はそう言うと、檜扇で顔を扇いだ。「教えて頂戴、どうやって神隠しに遭って、無傷で帰って来たの?」「土方家の宴に出席した際、ある男に襲われそうになり、身を隠していた時に、火月様に匿って頂きました。」「まぁ、そうなの。」「女御様、主上がお渡りになられます!」「まぁ、主上が・・」「珍しいこと。」 衣擦れの音を立てながら、帝が藤壺へとやって来た。「主上、お珍しいですわね、こちらにお渡りになられるなんて。いつも弘徽殿の方に入り浸っておられると聞きましたが?」「はは、痛い所を突くな。」 帝はそう言うと、爽子の傍に居る火月を見た。「そなた、見ない顔だな?名は?」「高原火月と申します。」「火月か・・気に入ったぞ。」「え・・」 火月は、主の爽子を差し置いて、帝に抱かれる事になってしまった。「女御様、僕は・・」「無事に、お務めを果たしなさい。」「はい・・」 火月は、帝に抱かれる前に、有匡に会おうと思い、有匡が居る局へと向かった。「先生・・」「まぁ、どうなさったのです?」「僕を、抱いて下さい・・」「一体、何を・・」 火月は、有匡に抱きついた。「僕は、先生以外の子供を産みたくありません!だから・・」「わかった、わかったから、もう喋るな。」 有匡は、そう言うと火月の唇を塞いだ。 火月は、有匡の腕の中で蕩けた。「主上、どうかなさいましたか?」「いいや、風に乗って男女が睦み合う声が聞こえたような気がしたが、気の所為か。」「ええ、そうでしょうとも。」 爽子は、そう言うと帝に抱きついた。「お母様、何故お父様はあの子ばかり可愛がるの!?」 茜は、正室の娘でありながら、父が側室の娘である火月ばかりを溺愛しているのが気に喰わなかった。 火月は自分より美人で明るく、誰からも好かれている。(卑しい身分の癖に、わたしより幸せになるなんて許せない!)「落ち着きなさい、茜。わたくしが何とかしてあげるわ。」 倫子は、そう言うと茜を抱き締めた。 帝が火月を“抱いて”から、二月が経った。「火月、火月?」「申し訳ありません、女御様。少し、眩暈が・・」 火月はそう言うと、倒れてしまった。「火月。」「先‥生・・?」「有匡様、わたくしに黙って火月と懇ろになるなんて酷いわ。」「藤壺女御様、いつからわたしの正体を・・」「あなたが土方家の若様と後宮へ潜入した時から気づいていましたわ。」 爽子は、そう言うと笑った。「あの、僕・・」「貧血で倒れてしまったのよ。まぁ無理もないわね、双子を身籠っているのだから。」「え・・」「あら、気づかなかったの?」 火月の妊娠を知った義高は、喜びの余り涙を流したが、土御門家の反応は冷ややかなものだった。にほんブログ村二次小説ランキング
2024年06月14日
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今朝めざましテレビでやっていた、プライドポテト神戸ビーフ味。肉のうまみと甘さを感じ、尚且つ食べ応えがあって美味しかったです。
2024年06月13日
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わたしは余りコンビニで買い物はしないのですが、黒執事のクリアポスターが貰えるキャンペーンがファミリーマートであったので、仕事帰りに寄ってみました。写真はグリコのチョコミントアイス。結構沢山入っていて、尚且つ甘くて美味しかったです。チョコミントアイスは31か赤城乳業のものしか食べていなかったのですが、グリコのチョコミントアイスもありだなと思いました。パルム。久し振りに食べましたが、相変わらずの美味しさでした。クリアポスターは4種類あって、セバシエか葬儀屋にしようかどうか迷いましたが、葬儀屋のポーズがセクシーなので、葬儀屋にしました。
2024年06月12日
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素材は、てんぱる様からお借りしました。「黒執事」の二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。※シエルが女装しています、苦手な方はご注意ください。男性妊娠要素あり、苦手な方はご注意ください。「セバスチャン?」「そんなに奴が恋しいのか?」 そう言ったヒョンジャは、シエルの上に覆い被さった。「やめろ、離せっ!」「何故わたしを拒む?あいつには身を委ねたのに。」 そう言いながら、ヒョンジャはシエルの夜着を剥ぎ取った。「お前、男か。」「僕に何をする気だ?」「褥の上で自分達がする事といえば、ひとつしかあるまい。」「やだっ、や・・」 ヒョンジャはシエルを手籠めにした。 ガタン、という大きな音と共に、セバスチャンは目を覚ました。(何だ?)「セバスチャン様、大変です!」「どうしましたか?」「北の蛮族が攻めて来ました!」(随分と早いですね・・) セバスチャンは舌打ちして寝床から出ると、戦場へと向かった。「状況は・・」「敵軍は三千・・こちらは、たったの二百人しか残っておりません。セバスチャン様、如何いたしましょう?」「皆を集めて下さい。わたしに考えがあります。」「どうだ、この戦は勝てそうか?」「はい。」 異民族軍の長・アルハンは、自分達の勝利をこの時確信していた。「先に村を根絶やしにして兵糧攻めにしておいてよかったな。そのお陰で敵の兵力を大きく減らす事が出来る。」 アルハンがそう言いながら酒を飲んでいると、外から轟音と兵士達の怒号が聞こえて来た。「閣下、雪崩が・・雪崩が起きました!ただちに避難を!」「なに、雪崩だと!?」(この山の雪は、まだ積もっていない筈・・それなのに何故・・)「セバスチャン様、これでいいのでしょうか?」「ええ。砲弾を新雪が積もった山へ撃ち込めば、敵陣の方で雪崩が起きます。そうすれば、後は我々の思うつぼです。」 セバスチャンはそう言うと、敵陣に向かって火矢を放った。 たちまち、敵軍は大混乱となり、総崩れになった。「今です!」 雪崩に遭い、大混乱の最中セバスチャン達に攻められた異民族軍は呆気なく彼らの前に敗れた。「セバスチャン様、万歳!」「万歳!」 セバスチャンが戦地から帰ると、彼と部下達は民達から歓迎された。「セバスチャン様、お帰りなさいませ。」「お帰りなさいませ、セバスチャン様。陛下がお呼びです。」 セバスチャンは一刻も早くシエルに会いたかったのだが、王が中々彼を離してくれなかったので、シエルが居る宮殿へと彼が向かったのは、戦地から帰還した日の夜だった。「シエル。」「セ、セバスチャ・・」 セバスチャンを出迎えたシエルの様子がおかしい事に、セバスチャンは気づいた。「すぐに帰って来たのか、つまらないな。」 ヒョンジャはそう言った後、セバスチャンに見せつけるかのようにシエルの唇を塞いだ。「シエルに何をしたんですか?」「媚薬を飲ませた。この者がわたしに抱かれるのを嫌がるから、無理にでも、な・・」「シエルを返しなさい!」「それは出来ぬ。シエルは、わたしのものだ。」「貴様っ!」「おっと、動くなよ。お前が動けば、シエルの首が飛ぶぞ?」「何が、望みだ?」「お前の色々な顔が見たいだけだ。」 兵士達に阻まれ、セバスチャンはシエルの元へ行く事が出来なかった。「僕を、どうするつもりだ?」「それは、お前次第だ。」 シエルとセバスチャンは必死に互いの手を伸ばそうとしたが、その手が繋がる前に、二人の前で非情に扉は閉められた。「お前には、わたしの子を孕んで貰う。」「僕は男だ。」「其方、何も知らぬのだな?其方の一族は、特殊な血が流れておるのだ。」「特殊な、血?」「皇子を、皇子を産め・・」 シエルは、ヒョンジャに抱かれている間、セバスチャンの事ばかりを想っていた。 ヒョンジャにシエルが東宮殿に軟禁されてから、一月が過ぎた。―世子様は、一体何をお考えなのかしら?―まさか、あの子を・・―でも、あの子には・・「っ」「どうした、セバスチャン?玄琴の名手である其方が玄琴の弦を切るなど珍しい。」「申し訳ございませぬ、大妃様。」「シエルの事が、気になっておるのであろう?」「はい・・」 セバスチャンは大妃に、シエルがヒョンジャに囚われている事を話した。「あやつは、お前に復讐しているのだろうよ。」「復讐?」「考えてもみよ、あやつは今までお前に勝った事などひとつもなかった。シエルの事なら、お前が色々と心を乱すとわかっておるから、お前を困らせてやろうとしているのだ。」「幼稚な・・」「幼稚じゃ。幼稚故、世子はお前に執着しておる。不遇であった幼少期をやり直そうとしているのよ。」「シエルが心配です。あいつに何かされないか・・」「そういえば、あの子の一族について色々とお前には話していなかったな。正確に言えば、一族の者の中に流れる血の事だが。」「血?」「あの一族―ファントムハイヴ家の者が殺されたのは、魔物の血を恐れた誰かが彼らを殺したという噂を聞いておる。」「魔物の血?」「あぁ。それは、性別関係なく子を孕める能力があるらしい。世子がシエルを離したがらないのは・・」「わたしは、どんな方法を使っても、シエルを取り戻します。」「セバスチャン・・」 シエルは、痛む身体を引き摺りながら、東宮殿から抜け出し、忍び足でセバスチャンの元へと向かった。「セバスチャン、居ないのか!?」「シエル、どうしてここに?」「助けて・・」 シエルはそう言うと、セバスチャンの腕の中で気絶した。「これは酷い。全身あちこち傷だらけ・・」 医師がそう言いながらシエルを診察していると、彼が下半身から出血している事に気づいた。「どうでしたか?」「大丈夫でした。下半身の出血は止まりましたが、暫く安静にしておいた方が良いでしょう。」「ありがとうございます。」 医師に金を払った後、セバスチャンはその足で東宮殿へと向かった。「セバスチャン、お前がここに来るなど珍しいな。」「シエルに何をした!?」「何も。」「何もせずに、シエルの下半身が出血すると思うのか!?」「落ち着け。」 ヒョンジャはそう言うと、セバスチャンの肩を叩いた。「これが落ち着いていられるか!」 セバスチャンに手を振り払われ、激昂したヒョンジャは、手に持っていた鞭で彼を打擲(ちょうちゃく)した。「お前のような者が、わたしに盾突くなぁっ!」「世子様、お止め下さい!」「ええい、離せ!」 ヒョンジャの、セバスチャンに対する暴行は、一時間続いた。「う・・」「シエル様、まだ起きてはなりませんよ。」「ここは・・」「セバスチャン様の宮殿です。」「あいつは?」「それが・・」 外から女官達の悲鳴と、男達の怒号が聞こえて来た。「東宮殿が燃えているぞ!」「早く、水を持って来い!」 シエルが寝床から這うようにして宮殿の外から東宮殿がある方角を見ると、そこには紅蓮の炎が見えた。「セバスチャン!」「シエル様、まだ起き上がってはいけません!」「シエル!」 セバスチャンは、命からがら東宮殿から逃げ出した。「怪我は・・」「ええ、大丈夫です。」 シエルの腕の中で、セバスチャンは意識を失った。 一夜明け、鎮火した東宮殿の中から、ヒョンジャの遺体は見つからなかった。「セバスチャン。」「シエル、ここは?」「お前の宮殿だ。一体、東宮殿で何があった?」「実は・・」 セバスチャンはシエルに、ヒョンジャと口論になり、彼から激しい暴行を受けた事を話した。「わたしが目を覚ました時、東宮殿は炎に包まれていました。」「じゃぁ、東宮殿に火をつけたのは誰だ?」「それは、わかりません。」にほんブログ村二次小説ランキング
2024年06月12日
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・デリック・・・P4の反応が・・・デリックがゾンビ・・まぁ、予想はしていたけど。・P4の告白シーン・・・暁学会のストーカーが来るとは・・・葬儀屋ぁ~!・諏訪部さんの声だぁ~!・回想で不死鳥シーンが出て笑ったw・P4回想シーン、紫寮長がイデアさんにしか見えないw・デリックの本性暴露のシーン・・原作でもえぐかったけど、アニメだと作画の綺麗さで更にえぐくなった。
2024年06月09日
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素材は、このはな様からお借りしました。「火宵の月」の二次創作小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。「おはようございます。」「まぁ火月さん、美しいお着物ね。旦那様からの贈り物かしら?」「はい。先生から、“結婚祝い”だと・・」「羨ましいわ、旦那様から愛されておいでなのね。」「そんな事・・」「あなた、どうしてここにいるの!?」 背後から鋭い声がして火月と百合乃が振り向くと、そこには鬼のような形相をした紫子が立っていた。「あら紫子、火月さんを知っているの?」「知っているも何も、この方はわたくしの恋敵なのよ、お姉様!」 紫子はそう叫ぶと、火月を睨んで校舎の中へと入っていった。「姉が失礼な事をして申し訳ないわね、火月さん。姉のわたしがあの子に代わって謝ります。」「大丈夫です、僕は気にしていませんから。」「妹は昔から思い込みが激しいところがあるから、わたしは昔からあの子に手を焼いているのよ。」 百合乃はそう言った後、どこか寂しそうに笑った。「百合乃様?」「さぁ、教室に行きましょう。」「え、えぇ・・」(今のは、何だったの?) 火月がそんな事を思いながら図書室で勉強をしていると、誰かが言い争うような声が外から聞こえて来た。「・・駄目だと言っているでしょう!」「どうして、わたしの邪魔ばかりするの!?」 甲高く、何処か癇に障るような声は、紫子のものだ。 だとしたら、彼女が話している相手は― 火月が暫く誰かと言い争っている紫子の声を聞いていると、やがて紫子は何処かへ行ってしまったらしく、彼女の声が聞こえなくなった。「火月さん、火月さん?」「あ、ごめんなさい、ボーッとしていて・・」「そう。」 裁縫の授業で、火月達はワイシャツを縫っていた。「火月さんは、手先が器用なのね。」「いえ・・実家に居た頃、よく義理の母や妹に針仕事を押し付けられていたので、裁縫は、最初は苦手だったのですが、慣れました。」「まぁ・・ごめんなさいね、辛い事を聞いてしまって・・」「もう、昔の事なので、大丈夫ですよ。」火月はそう言いながら、ワイシャツを縫い上げた。 昼休み、火月が百合乃達と昼食を食堂で囲んでいると、そこへ菊野女学校の数学教師・吉田が入って来た。「土御門さん、あなた宛にお手紙が届いていますよ。」「ありがとうございます、先生。」 吉田から自分宛の手紙を受け取った火月は、それを大切そうに、懐にしまった。 その日の夜、火月は寮の部屋でその手紙に目を通すと、それは有匡からのもので、火月の健康を気遣うような内容と、来月所用で東京に行くという旨が書かれていた。「おはようございます、殿。」「おはようございます。」 有匡が身支度を終えて朝食を食べていると、玄関の方から誰かが扉を叩く音が聞こえた。「あら、こんな時間に誰かしら?」「わたしが出る。」 有匡がそう言って玄関先へと向かうと、そこには自分と瓜二つの顔をした青年―“息子”であった仁が立っていた。「仁、久しいな。」「父上、ご無沙汰しております。」仁はそう言うと、被っていた帽子を脱ぎ、有匡に一礼した。「立ち話も何だから、家でゆっくり話をしよう。」「はい。」 仁が家の中に入ると、種香と小里が笑顔で彼を迎えた。「まぁ仁様、お久し振りでございます。」「お元気そうで何よりですわ。」「すいません、突然お邪魔してしまって。」「いや、今日は仕事が休みだったからいい。お前と最後に会ったのは、お前が京に発った日だったな。」「はい。あれから父上と会わずじまいで・・お元気そうで何よりです。」「今は、何をしている?」「警官をしております。警察庁神秘部陰陽課です。」「そうか。」「父上、母上とは会えましたか?」「あぁ。火月は今、東京の女学校に通っている。」「母上と離れ離れになるのはお辛いでしょう。父上は母上に昔から・・」「仁、世間話をしにわざわざここへ来た訳ではないだろう?」 有匡はそう言って咳払いすると、珈琲を一口飲んだ。「実は、ここ最近、東京近辺で人攫いが増えています。狙われているのは、いつも金髪の娘。」「金髪‥という事は、被害者は外国人か?」「はい。横浜の外国人居留地に住む娘達ばかりだったのですが、最近はある女学校の生徒達ばかりが狙われています。」「ある女学校?」「はい。白百合と、菊野女学校です。」「その二つの女学校に、何がある?」「さぁ・・」(火月が、無事であればいいが・・) 火月は、女学校で楽しい学校生活を送っていた。「ねぇ、最近ここの近くで人攫いが出ているのですって。」「恐ろしいわね。」「ええ。」 火月達がそんな事を言いながら行きつけのフルーツパーラーでお茶をしていると、店に一人の男がやって来た。 その男は、まっすぐに火月達の元へとやって来た。「お久し振りです、火月様・・いや、義姉上とお呼びした方がよろしいか?」 そう言いながら微笑んだ男は、前世でかつて有匡と敵対していた殊音文観だった。「どうして、あんたが・・」「いえ、あなたに会いたくてね。」「え?」 火月は文観にいきなり腕を掴まれ、動揺した。「少し、付き合って頂けませんか?」「いや、離してっ!」 火月と文観が揉み合っていると、そこへ有匡と仁がやって来た。「文観、その手を妻から離せ!」「わかりました。有匡殿、また会いましょう。」 文観はそう言うと、あっさりと引き下がった。「先生・・」「母上、お久し振りです。」 突然現れた美男子達に、火月の友人達は一斉に色めき立った。「火月さん、こちらの方は、もしかして・・」「僕の旦那様です。」「まぁ!」「何処で知り合いになられたの!?」「そちらの方は?」 火月達は、小一時間友人達から質問責めに遭った。「お前の友人達は、いつもあんなにやかましいのか?」「えぇ、まぁ・・それよりも仁、元気にしていて良かった。」「母上も。」 仁はそう言って火月に微笑んだ。「では、わたし達はこれで。」「先生、仁、気を付けて帰って下さいね。」「あぁ。火月、これを。」 有匡はそう言うと、懐剣を火月に手渡した。「これは?」「正妻の証だ。」「え・・」「東京へ来る前、わたしの元にこんな物が届いた。」 有匡が火月に見せたものは、舞踏会の招待状だった。「舞踏会?」「有沢さんが・・わたしの直属の上司が、是非ともわたし達に出席して欲しいと言われてな。あと、これはわたしが滞在しているホテルの住所だ。」「はい・・」「そんな顔をするな。また会える。」 有匡はそう言うと、火月の唇を塞いだ。(うわ、顔が近い!)「せ、先生・・」「寮の前まで送る。最近物騒だからな。」「あ、ありがとうございます。」(どうしよう、嬉しくて死にそう!) 寮の前で有匡と別れた後、火月は自室に戻るなり枕に顔を埋め、叫んだ。(あ~、どうしよう、先生と舞踏会に行けるなんて嬉しくて死にそう!あ、でも着て行くドレスがないな・・) 少し冷静になった火月は、ある問題に気づいた。 それは、舞踏会に着ていくドレスを一着も持っていない事だった。 実家に居た頃、母の形見の着物やドレスは、義母達によって一着残らず焼き捨てられてしまった。(どうしよう、先生に何て言ったら・・) 翌日の放課後、火月は有匡とあのフルーツパーラーで待ち合わせていた。(先生、遅いな・・) そんな事を思いながら、火月が本を読みながら待っていると、店に有匡が入って来た。「先生・・」「すまん、遅くなった。」 有匡が火月を連れて来たのは、婦人服専門の仕立屋だった。「先生、ここは?」「お前のドレスを何着か仕立てて貰おうと思ってな。」「え、どうして・・」「あんな家で暮らしていたから、お前がどんな扱いを受けていたのかは、すぐにわかる。」 火月は有匡に何着かドレスを仕立てて貰った後、彼と共に彼の滞在先であるホテルへと向かった。「うわ~、高級な所ですね。」「まぁな。火月、女学校の方には今夜ここに泊まると連絡しておいた。」「え・・」「何をそんなに驚いている?今更二人きりになる事なんて、珍しくないだろう。それに・・」 火月は有匡に背後から抱き締められ、顔を赤くした。「ずっと、お前と二人きりの時間を過ごしたかった。」「先生・・」「先生?」「あ、有匡様・・」 おねーさん、どうしよう。 僕、“また”先生からのお情けを頂いてしまった。「ねぇ、先生はいつまで東京に居るのかしら?」「さぁね。でも、事件の調査にかこつけて、火月ちゃんの傍に居たいだけなんじゃない?」「そうかもね~」「ま、二人が一緒に居られればいいんじゃない?」「そうね~」 種香と小里がそんな事を話していると、玄関先から少女の声がした。「すいません、誰かいらっしゃいませんか~!」「はい、どちら様ですか?」 種香が玄関先へと向かうと、そこには火月と瓜二つの顔をした少女が立っていた。「あの、こちらは土御門有匡様のお屋敷でしょうか?」「ええ。あの、あなたは・・」「わたしは、雛と申します。ここへは、父と母に会いに来ました。」「まぁ、雛様、お久し振りですわね!」「雛様、どうぞ中へ!」 二人は、有匡と火月の娘・雛を屋敷の中に招き入れた。「六百年振りですわね、こうして会えたのは。」「ええ。父様と母様は?」「二人は、東京にいらっしゃいますわ。仁様も一緒ですわ。」「まぁ、仁も一緒に?」「ええ。殿がこちらに戻られるまで、ゆっくりして下さいね。」「わかったわ。」 雛が鎌倉の土御門邸に滞在している頃、東京の歓楽街の外れに、その店はあった。「あら、いらっしゃい・・何だ、あんたか。」 カウンターに居た、“カフェー・暁”のマダム・艶夜は、店に入って来た客の顔を見た途端、眉間に皺を寄せた。「おやおや、随分と嫌われているようですね。前世ででは夫婦であったというのに。」文観はそう言うと、カウンター席のスツールに腰を下ろした。「注文は?」「ワインを。」「そう。」 文観のグラスにワインを注ぎながら、艶夜は大きな溜息を吐いた。「で?ここには何の用?」「貴方の兄上を見つけましてね。そのご報告に来たのですよ。」「アリマサ、何処に居るの?」「鎌倉で、陸軍の陰陽師として働いていますよ。あと、甥の仁君も、似たような仕事をしています。」「へぇ、そう。」「余り関心がないようですね?」「だって、アリマサは神官の物じゃないもん。それに、妖狐界が最近うるく言って来るんだよね。早く孫の顔を見せろって。」「妖の世界も、色々と大変なのですね。」「まぁね。昨夜管狐からこんな文を貰ってね。」 艶夜はそう言うと、文観に妖狐界から届いた文を見せた。 そこには、近々集まりがあるので、“夫同伴”で出席するように、という旨が書かれていた。「面倒臭いけれど、必ず出席しろってさ。」「へぇ、そうなのですか。では、わたしと共にその集まりに行きませんか?」「考えておく。」 週末、火月は有匡と共に有沢家の舞踏会に出席した。「なんだか、緊張してしまいますね・・」「大丈夫だ、わたしがついている。」 有沢邸へと向かう車の中で、有匡はそう言うと火月の手を優しく握った。「お父様、舞踏会には有匡様がいらっしゃるのでしょう!?ああ、早く有匡様にお会いしたいわ!」 そう言った紫子は、興奮した様子で有匡の到着を今か今かと待っていた。「落ち着きなさい、紫子。」「姉様、あの方と―あの女と親しいの?」「火月さんをそんな風に呼ぶのは止めなさい。」「だって・・」 百合乃が紫子を窘めていると、大広間が急に騒がしくなった。―有匡様よ!―社交嫌いの有匡様が、このような集まりにいらっしゃるなんて珍しいわね。―あちらの方が、奥様? 燕尾服姿の有匡がエスコートしているのは、美しい真紅のドレスを着た火月だった。 彼女の髪には、紅玉とダイヤモンドのティアラが輝いていた。「やぁ、来たね。そちらが、君の奥さんかい?」「初めまして、火月と申します。」「いやぁ、美しい方だね。有匡君、わたしの娘達を紹介するよ。こちらが長女の百合乃と、次女の紫子だ。」「百合乃と申します。火月さんとは女学校で仲良くしておりますの。」「火月から君の話は聞いているよ。女学校ではよくして貰っていると。」「まぁ、そうですの。」百合乃は、紫子が拗ねて自室へと戻ってゆく姿を見送った。「紫子はどうした?」「さぁ、知りませんわ。わたくし、様子を見て来ますわ。」 百合乃がそう言って紫子の部屋へと向かうと、中から妹の泣き声が聞こえた。「紫子、入るわよ。」「お姉様・・」そう言って枕から顔を上げた紫子の目は、赤くなっていた。「何をそんなに拗ねているの?有匡様には火月さんがいらっしゃるのだから、諦めなさい。」「嫌よ、わたしは有匡様の妻になるの。あの女なんかには渡さな・・」 何かが百合乃の前を横切り、紫子の首が自分の足元に転がっている事に気づいた時、百合乃は悲鳴を上げた。「百合乃、一体何が・・」「紫子、紫子が・・」 悲鳴を聞きつけた有匡達が紫子の部屋へと向かうと、そこには首が無い妹の遺体を抱き締めて泣いている百合乃の姿があった。「これは、一体・・」「先生・・」 火月は、その場で気絶してしまった。「いやぁ、大変な事になった。」「有沢さん、百合乃殿は?」「部屋で休ませているよ。それにしても、一体誰の仕業なんだろうか・・」 そう言った有沢の顔は、蒼褪めていた。「先生・・」「少しは落ち着いたか?」「はい・・」「今夜はここで泊まる事になった。何かあったらわたしを呼べ。」「わかりました・・」 火月が眠っているのを確認した有匡は、そっと客用寝室から廊下へと出た。 二階へと上がり、有匡が紫子の部屋へと向かうと、その途中で“何か”が横切ったような気配を感じた。(何だ、今のは?) 有匡がそんな事を思いながら紫子の部屋の中に入った瞬間、黒い影が彼の前を横切った。「何者だ!?」「クソ、あんたも殺してやろうと思ったのによぉ!」 天井からそう叫んで降りて来たのは、一人の少年だった。 漆黒の髪をなびかせた彼は、鋭い爪で有匡に襲い掛かろうとしたが、彼が放った筮竹が胸に刺さり、絶命した。「これは、一体・・」「これが、お嬢さんを殺した下手人です。」 有匡はそう言った後、火月が寝ている部屋へと向かったが、そこに彼女の姿はなかった。 有匡が客用寝室から出て数分後、火月は風が唸る音で目覚めた。「大きな声を出すな。」 口元を何者かに塞がれ、後頭部に銃口を押し付けられた火月は、侵入者の言う通りにするしかなかった。「裏口から外へ出ろ。」「あなたは誰?僕をどうするつもりなの?」「無駄口を叩くな、早くしろ。」(先生、助けて・・) 火月は侵入者と共に、有沢邸から出て行った。「早く乗れ。」 火月は侵入者と共に有沢邸の裏口に停められている車へと乗り込んだ時、目隠して両目を覆われ、何も見えなくなった。「有沢殿、妻が何者かに攫われました。恐らく犯人は、お嬢さんを殺した輩の共犯者かと。」「これは、我々の手には負えん、ただちに応援を呼ぶ!」「助かります。」 有匡はそう言うと、火月を捜しに有沢邸から出て行った。 祭文を唱え、有匡は彼女の居場所を探ろうとしたが、失敗に終わった。「クソッ」 火月が左耳に紅玉の耳飾りをつけていれば、すぐに彼女は見つかるだろう。 彼女を攫った相手が、自分の結界内に彼女を隠さない限り。「う・・」「目が覚めたか?」 火月が目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋の中だった。 御簾越しに自分に向かって語りかけて来る人物は、若い男の声をしていた。「あなたは・・」「初めまして、わたしは安倍光春、あなたのご主人とは因縁で結ばれているのさ。」「因縁?それってどういう意味・・」 火月がそう言って部屋の中から出ようとした時、彼女は激痛に襲われ、その場に蹲った。「何を・・」「ちょっとした魔除けの結界を張ったのさ。やっぱり、君には効いているようだね・・人間として転生しても、君は元々妖だからね。」 御簾が勢いよく開けられ、その中に居た男―安倍光春は、悲鳴を上げてのたうちまわる火月を冷たく見下ろした。「これから、楽しくなるね。」火月は、涙を流しながら有匡の事を想った。(先生・・)「まだ火月は見つからぬのか?」「はい・・女学校の周辺を捜したのですが、見つかりませんでした。」「そうか、報告ご苦労。」部下から執務室で報告を受けた有匡は、溜息を吐いた。(火月、一体何処に居るんだ・・) 火月が姿を消してから、七日が経った。 式神に彼女の捜索を命じながら、有匡も彼女を捜していたが、中々見つからなかった。(ここまで捜しても見つからないという事は、他人の・・火月を攫った犯人の結界内に居るという事か。長期戦になりそうだな。) 有匡は、執務机の上に置かれた一通の手紙に目を通した。 そこには、“子の刻にて、ニコライ堂にて待つ”とだけ書かれていた。「ただいま。」「お帰りなさい、父様。今日もお仕事、お疲れ様です。」「雛、今夜は少し出掛けて来るから、先に寝ててくれ。」「はい・・」 その日、有匡は夕食を雛と囲んだ。「仁は、また残業ですか?」「あぁ。最近、忙しそうでな、寝る時間も惜しいとこの前言っていた。わたしのような妖狐なら少しは無理をしても平気だが、あいつは人間だ。心配だから、あいつの顔を見に行ってやるか。」「そうして下さい、仁もきっと喜びます。」 夕食を食べ終えた後、有匡はニコライ堂へ向かう前に仁の職場へと寄る事にした。「仁。」「父上、何故ここへ?」「弁当を届けに来た。」「ありがとうございます。丁度お腹が空いていた所なんです。」 仁は有匡に礼を言いながら、有匡から弁当が入った重箱を受け取った。「余り無理するなよ。」「はい。」 仁の職場を後にした有匡は、その足でニコライ堂へと向かった。「おい、誰か居ないのか!?」「そんなに怒鳴らなくても聞こえているよ。」 そう言いながら、闇の中から現れたのは、一人の青年だった。「初めまして・・いや、“お久し振り”かな、土御門有匡殿?」「お前は・・」 有匡の脳裏に、宮中で一度会った青年の顔が浮かんだ。「その様子だと、思い出してくれたようですね。」青年―安倍光春は、そう言って有匡に向かって薄笑いを浮かべた。「火月は何処に居る?」「安心して下さい、あなたの細君は今の所無事ですよ。まぁそれも、あなた次第ですが。」「何が望みだ!」「それはこれからお伝えしますよ、わたしについて来てください。」 光春に有匡が連れて行かれたのは、皇居の近くにある、ある人物を祀った場所だった。「あなたの力で、“彼”を目覚めさせて欲しいのです。」「何の為に?」「この国の為に。」「それで?この方を目覚めさせて、わたしにどんなメリットがあるのだ?」 有匡がそう言って光春を睨むと、彼は少し苛々した様子で貧乏ゆすりを始めた。「だぁ~か~らぁ~、あなたの細君を解放する代わりに、こちらの方を目覚めさせろって言っているんですよ、わからない人だなぁ!」「そんな話を信用できるか。」 光春との話し合いは決裂し、有匡はその場から去った。「クソ!」「どうされましたか、光春様?」「どうしたもこうしたもない!あの男に馬鹿にされた!」 光春はそう言った後、女中に暫く自室には誰も通すなと命じた後、火月が軟禁されている部屋へと向かった。「ご気分はいかがですか、火月様?」「答えたくない。」「相変わらず、強情ですね。少しこちらに甘えてくれたら、こちらもすぐにあなたを解放するのに・・」 光春は、そう言って火月の頬を撫でようとしたが、彼女は身を捩って彼から逃れた。「いつまで僕をここに軟禁するつもり?先生の所へ帰して!」「うるさい!」 光春はそう叫ぶと、火月の頬を平手で打った。 だがその直後、彼は火月に猫撫で声でこう言った。「殴ってごめんなさい。あなたは大切な人質なのだから、乱暴な扱いをしてはいけないのに。あぁ、わたしは何て事を・・」(この人、おかしい・・)光春に軟禁されてから、一月が過ぎた。 その日、光春はいつになく不機嫌だった。 些細な事で彼は女中達に暴力を振るい、彼女達の悲鳴が火月の居る部屋まで聞こえて来た。「あいつさえ・・あいつさえ居なければ!」 光春はそう言いながら、火月の部屋へとやって来た。「やめて、離して!」「うるさい、僕に指図するな!」 光春はそう言いながら、火月の首を絞めた。(助けて、先生!)火月の耳飾りが光り、その瞬間青龍が鋭い牙と爪で光春に襲い掛かった。(火月・・?)「殿、どうされたのです?」「火月が・・いや、正確に言えば、火月の耳飾りに仕込んだ式神が動いた。」「じゃぁ、火月ちゃんは・・」「あいつは無事だ。」(火月、無事にここへ帰って来い。) 激しい土砂降りの雨の中、火月は只管鎌倉へと走っていた。 全身ずぶ濡れになり、泥だらけになっても、火月は走るのを止めなかった。(先生、待っていて・・) 火月は疲れ果て、いつしか歓楽街の路地裏で眠ってしまった。―火月、起きろ。(先・・生?)「火月、起きろ、火月!」有匡に頬を叩かれ、火月がゆっくりと目を開けると、そこには安堵の表情を浮かべた有匡の姿があった。「先生、僕、どうして・・ここは・・」「式神の気配を辿って、ここまで来た。まぁ、あいつが連絡をこちらに寄越してくれたお陰でお前をこうして迎えに来られたがな。」「あいつって・・」「ちょっと、実の妹相手にその言い方は酷いな~」 火月が寝かされていたソファー席から身体を起こすと、そこは何処か異国情緒を漂わせるかのような雰囲気があるカフェーの店内だった。「元気そうだね、カゲツ。神官の事、憶えている?」 艶夜こと神官は、そう言うと笑った。にほんブログ村二次小説ランキング
2024年06月08日
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爽やかで、夏らしい味がしました。
2024年06月07日
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ダイソーで買ったミレービスケットキャラメル味。甘さ控えめで、やみにつきになるほど美味しいです。
2024年06月05日
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最終巻とあってか、エルフや人間、ドワーフやドラゴンとの戦いが展開し、読みごたえがありました。こんなに面白かった長編ファンタジーを読めて良かったです。
2024年06月04日
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表紙は、kotokoto様からお借りしました。「火宵の月」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。 遥か昔、この大陸には百を超える民族が居た。 異なる文化・宗教・風習などが混在しつつも、彼らは互いに尊重し合っていた。 しかし、その均衡が大きく崩れたのは、戦争だった。 やがてそれぞれの民族は国を築き、治めていくようになった。 大陸の東にあった青龍国は、妖狐族が治めており、彼らは自分達が住む自治領に異民族・紅牙族を“お情け”で住まわせ、彼らには多額の税金を納めさせていた。 その所為で、紅牙族は貧困で喘ぎ、娘は年頃になると都市部の遊郭と売り飛ばされていった。 金髪紅眼という珍しい容姿故に、紅牙族の子供達は奴隷として妖狐族と人間の貴族達との間で、高値で売買されていた。「いやだぁ~!」「さぁ、来い!」「ごめんねぇ~、ごめんねぇ!」 今日もまた、紅牙族の子供達が人買いに売られていった。 紅牙族の子供達は、幼少期は黒髪紅眼であったが、思春期を迎える頃には金髪紅眼となり、更に紅牙族の涙は紅玉となって高値で取引されている。「火月、ここに居たのかよ。」「琥龍・・」 幼馴染の琥龍から声を掛けられ、火月は我に返った。「あの子達、どうなるの?」「さぁな、いちいち考えてたら気が滅入るだけだぜ。今の俺達に出来るのは、一生懸命働く事だけだ。」「う、うん・・」「さ、仕事に戻ろうぜ!」 火月は工房へ、琥龍は農場へと、それぞれの職場へと戻っていった。「あら火月ちゃん、遅かったわね。」「ちょっと、嫌なものを見ちゃって・・」「大丈夫よ、そんなの寝ればすぐに忘れるわよ!さ、仕事、仕事!」 火月は同僚達に励まされながら、工房の仕事に取り掛かった。 今火月達が作っているのは、妖狐族の王宮に献上する美しい幟だった。 下絵を描き、赤い布地に美しい模様を一針一針、彼女達は刺繍していった。「何とか完成したわね。」「ええ。」 火月達は完成した幟を傷つけぬよう、慎重に畳んで布に包んだ。「火月ちゃん、頼んだわよ。」「はい。」「気をつけてね!」「わかりました、行って来ます!」 幟を包んだ布を自転車の前カゴに入れ、火月は工房から出て、険しい山道を慎重に下りていった。 あと少しで納品先の工房に火月が着こうとした時に、彼女は一台の馬車に轢かれそうになった。「危ないだろう、気をつけろ!」「ごめんなさい・・」 火月がそう言って御者に謝ると、彼は砂埃を上げながら去っていった。 前カゴに入れていた幟が汚れていないかどうかを火月が確めると、幟は無事だった。「すいません、遅くなりました。」「あぁ、来たね。幟は?」「こちらに。」「ありがとう。まぁ、見事なもんだね。これからも、よろしく頼むよ!」 取引先の工房の女将・ダリヤは、そう言って微笑むと、火月に金貨が詰まった袋を手渡した。 彼女が村へと戻る途中、それまで晴れていた空が急に曇り始め、激しい土砂降りの雨が降り始めた。(うわ、最悪!) 火月が慌てて雨宿りできる場所を探していると、少し離れた所に山小屋がある事に気づいて、彼女はその中へと入った。 濡れた服を脱いで肌着姿になった時、火月は小屋の奥に一人の男が居る事に気づいて悲鳴を上げた。「うるさい。」「ご、ごめんなさい・・まさか人が居るとは思わなくて。」「その髪と瞳・・お前もしかして、紅牙か?」 男からそう尋ねられ、火月は思わず俯いてしまった。 外出する際にいつも髪が目立たぬように被っていた頭巾をこの日に限って自宅に忘れて来てしまった事に気づいた。 自分に火月が怯えている事に気づいた男は、そっと自分が羽織っていた外套を彼女の上に掛けた。「これだと、少しは暖かくなるだろう。」「あ、ありがとうございます・・」 小屋の中にある暖炉に男が薪をくべると、彼の顔が炎に照らされ、火月は思わず声を出しそうになった。(この人、もしかして・・) 艶やかで長い黒髪に、切れ長の碧みかがった黒い瞳をしたその男の名は、大陸中の誰もが知っている。「どうした?」「あの・・つかぬ事をお聞きしますが、あなたは・・もしかして土御門有匡先生でいらっしゃいますか?」「あぁ。それがどうした?」「先生のような方が、どうしてこんな山奥に?」「少し、野暮用でな。」「野暮用って・・」 男―土御門有匡が次の言葉を継ごうとして口を開きかけた時、突然山小屋の扉が何者かに乱暴に叩かれる音がした。「殿下、こちらにいらっしゃいますか!?」「殿下、いらっしゃるのなら返事をなさって下さい!」 外で騒ぐ部下達の声を聞いた有匡は舌打ちした後、火月の左耳を飾っている紅玉の耳飾りに気づいた。(あれは、昔わたしが・・)「あの・・」「その外套はやる。」「え?」 火月に背を向け、有匡は山小屋から出た。「殿下!」「ご無事だったのですね!」「あぁ。」「ここは危険です、早く下山致しませんと!」「わかっている、耳元で怒鳴るな。」「す、すいませんっ!」 有匡は部下達を率いて、下山した。「火月ちゃん、お帰りなさい。酷い雨だったわね。」「うん・・」 雨が止み、火月は無事村に着いた。「あら、その外套は?」「山小屋で雨宿りした人に貰ったんだ。」「どんな人だったの?」「それがね・・」 火月が村の女達に有匡の事を話そうとした時、轟音が山の方から響いて来た。「何、今の!?」「みんな、無事か!?」 そう言いながら工房に入って来たのは、琥龍だった。「琥龍、どうしたの!?」「さっき向こうの山が崩れた!ここも近々崩れるぞ!」 火月達が安全な場所へと避難しようとした時、再び轟音が響き、それと共に濁流と土砂が村を襲った。「きゃぁ~!」 火月は村人達と共に濁流と土砂から逃げようとしたが、なす術なく濁流に呑み込まれ、意識を失った。「殿下、これからどうなさいますか?」「村人達の救出に向かえ。」「はっ!」 有匡は、濁流に襲われ跡形もなくなった村を望遠鏡越しに眺めた後、深い溜息を吐いた。にほんブログ村二次小説ランキング
2024年06月04日
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久しぶりに美味しいお肉を食べて満足でした。
2024年06月02日
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一昨日、火宵の月×魔道祖師クロスオーバー二次小説を支部にUPしたのですが、閲覧数が400人超えている事に気づいて驚いています。わたし、魔道祖師の二次小説を書き始めて3年しか経っていないのですが、その時も作品に沢山ブックマークがついていました。
2024年06月02日
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今日は、わたしの誕生日でした。毎年Twitterでは誕生日に風船が飛ぶのですが、何故か今年の今日に限って飛ばなかったのでがっかりしました。まぁ、ぼちぼちとこれからも創作活動頑張ります。
2024年06月02日
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ある資産家の遺産を巡る一族の争い。二転三転する展開で、ハッピーエンドで終わりましたね。お金はあの世へ持っていかれないのは、世の常ですね。
2024年06月02日
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面白かったです。
2024年06月02日
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途中で読んだので話の流れがわかりませんでしたが、相変わらず面白かったです。
2024年06月02日
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気になるところで終わりましたね。
2024年06月02日
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・シエル可愛い!可愛い!・「いけない子ですね」がえろすぎる。・策士だなあ、シエル!・校長の正体…・シエル、大変だね…・セバスチャン、仕事が早いなあ!・ボートパレードのシーン、綺麗だなあ。原作漫画だと白黒だったから、アニメで観られて良かった。・花火も綺麗で良かった。・ブルーアーの涙の意味…・真夜中のお茶会のシーン、作画が綺麗。・デリック(ゾンビ)・次回で終わりなのか!?
2024年06月02日
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ある罪で服役したカナ。辛い展開が続きましたが、ラストシーンは温かいものでした。救いと赦しの物語でした。
2024年06月01日
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また気になる展開で終わりましたね。最終巻はどんな結末を迎えるのか、気になります。
2024年06月01日
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これぞ、サンドラ・ブラウン!という作品でした。勧善懲悪なハッピーエンドで良かったです。
2024年05月31日
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エラゴンとサフィアの絆が深まってゆき、新たな旅へ。面白すぎて、ページを捲る手が止まりませんでした。
2024年05月31日
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このシリーズは、人間の業をよく描いていますね。
2024年05月31日
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素材は、かんたん表紙メーカー様からお借りしました。「火宵の月」「魔道祖師」二次小説です。作者様・出版社様とは関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。その日、魏無羨こと魏嬰は、道侶である含光君・藍湛と共に大梵山へと来ていた。事の始まりは、彷屍が大梵山から夜な夜な町へやって来て、見目麗しい青年を攫ってゆくのだという。「その彷屍は男好きなのか?じゃぁ、俺攫われちゃうかもしれないなぁ~」魏嬰はそう言いながら藍湛の反応を見ると、彼は眉間に皺を寄せていた。「何だ、怒ったのか?もぉ~、俺の旦那様は可愛いなぁ~」魏嬰がそんな事を言いながら、藍湛の頬を突いていると、向こうから彷屍の唸り声が聞こえて来た。「向こうだ、行こう!」二人が、彷屍達が居る方へと向かうと、そこには彼らに追われて木の上に逃げている青年達の姿があった。「今助けるからな!」魏嬰がそう青年達に声を掛けた時、木陰に隠れていた彷屍が彼に襲い掛かって来た。「魏嬰!」藍湛が魏嬰の方へと駆け寄ろうとしたが、彷屍が彼に襲い掛かって来た。(このままだと、間に合わない!)藍湛がそんな事を思っていると、そこへ一匹の青龍が現れ、彷屍達を次々と喰らっていった。(一体、何が・・)藍湛が周囲を見渡すと、そこには青龍を操る一人の男の姿があった。(何だ、あの男は?)青龍を操るのは、どんなに修業を積んでいる仙師であっても至難の業であった。だが、自分達の前に立っている男は、まるで己の躰の一部であるかのように青龍を操っている。彼は一体、何者なのだろうか。藍湛がそんな事を思いながら男の方を見ると、彼と目が合った。切れ長の、碧みがかった黒い彼の瞳に、藍湛は“何か”を感じた。「貴様、何者だ?」「それはこちらの台詞だ。」「ほぉ?」男と藍湛との間に静かな火花が散った頃、魏嬰は彷屍から一人の少女を救った。「大丈夫か?」「はい、ありがとうございました。」そう言った少女は、金髪紅眼の美しい容姿をしていた。「お嬢さん、どうしてこんな所に居るんだ?」「先生を・・夫を捜していて・・」「奇遇だな、俺も夫を捜しているんだ、一緒に捜そう!」「はい!」魏嬰と火月が意気投合して互いの伴侶を捜している頃、藍湛と火月の夫・有匡は、次々と自分達に襲い掛かって来る彷屍達を迎え撃っていた。「クソ、キリがないな・・」「退け。」藍湛は、そう言うと琴を掻き鳴らした。すると、彷屍達は突然苦しみ始めた。(何だ?)琴の音色が激しくなるにつれ、彷屍達は倒れていった。「おい、今のは・・」「藍湛~!」「先生~!」有匡と藍湛が同時に背後を振り向くと、そこには二人の伴侶が立っていた。「もう、捜したんだぞ!」「魏嬰、怪我は無い?」「うん。それよりも、隣に立っている奴は、お前の知り合いか?」「今、知り合った。」「へぇ、そうか。はじめまして、俺は魏無羨、それで、こっちの白いのが、俺の夫の藍湛!」「そうか。わたしは土御門有匡だ。妻の火月が世話になった。行くぞ、火月。」「先、先生・・」「おいおい待てよ、何処行くつもりだよ!?」「鎌倉だ。」「何処だそこ?聞いたことが無い所だな!藍湛、お前は聞いた事があるか?」「ない。」二人の反応を見た有匡は、眉間に皺を寄せた。「先生、どうしましたか?」「火月、恐らくわたし達は異世界に迷い込んでしまったのかもしれん。」「異世界?」「あぁ。」「じゃぁ、元の世界に戻る方法は、見つかりますか?」「わからん。そもそも、この世界にまよいこんでしまったのがわからぬ以上、戻る術がわlからん・・」「そんな・・」二人が困り果てていると、そこへ魏嬰と藍湛がやって来た。「あんた達、行く当てがないのなら俺達の所へ来ないか?」「え、いいんですか?」「いいも何も、困っている者を放っておけないだろう、藍湛?」「魏嬰・・」「じゃぁ、決まりだっ!」こうして、ひょんな事から有匡と火月は、姑蘇藍氏の仙府である雲深不知処で魏嬰と藍湛と共に暮らす事になった。だが―「客人、我が姑蘇藍氏の門弟となったからには、こちらの流儀に従って貰う。」「流儀だと?」「そうだ。我が藍家では、仙力を高める為、筋肉を鍛える事が必須なのだっ!」そう叫んだ藍啓仁は、徐に白い校服をはだけさせ、六つに割れた腹筋と、逞しい上腕二頭筋を有匡に見せつけた。(暑苦しい・・)「まずは、片手で腕立て伏せ一万回!」「おい、人の話を・・」半ば強制的に藍家ブートキャンプに入門させられた有匡は、日に日に過酷なトレーニングを課せられ、一週間経つと彼の腹筋は六つに割れ、握力も以前より強くなった。「先生、こちらにいらしていたんですか。」「火月、最近魏嬰殿と親しいようだが・・」「先生、魏嬰さんとは色々と話しが合うんです。」「ほぉ?」「そんな顔しないでくださいよ、先生!僕は先生一筋ですから!」「わかった。わかったからそんなにひっつくな!」 中庭でそんな話をしている有匡と火月の姿を見ながら、魏嬰は書き物をしている藍湛にしなだれかかっていた。「二人共、仲良いなぁ。なぁ藍湛、俺達も二人に見せつけてやろうぜ!」「やめなさい、みっともない。」「もぅ、そう言いながら俺を滅茶苦茶にしたい癖に~」魏嬰はそう言って藍湛の頬を突くと、彼の耳が少し赤くなっている事に気づいた。「魏嬰・・」「藍湛、どうし・・」「先生、今何か音がしませんでしたか?」「さぁな、気の所為だろう。」その日、雲深不知処の静室から魏嬰と藍湛が出て来る事は無かった。にほんブログ村二次小説ランキング
2024年05月31日
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ミレニアムシリーズの新作。相変わらず面白かったです。今回は、スウェーデンと難民問題、先住民族の問題について色々と取り上げられていました。
2024年05月29日
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甘くて美味しかったです。
2024年05月29日
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スペイン産の、カカオ100%チョコ。甘くなく、苦味が強かったのですが、食べごたえがありました。
2024年05月29日
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野村萬斎のドラマは観ていませんが、原作がクリスティーという事なので早速読んでみました。被害者の老婦人が、本当に嫌な女で、同情できないというか、彼女の家族に同情してしまいました。アガサ・クリスティー作品は、本当に推理劇もいいですが、人間の心理描写を巧みに描いており面白くてつい時間を忘れてしまうほど読みふけってしまいますね。
2024年05月28日
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「あの」フォレスト・ガンプのその後。ガンプは自分を支えてくれた大切な人達との別れを経て、息子と歩んでいく。オランウータンのスーと、ダンが死ぬシーンは読んでいて悲しかったし、ガンプと一緒に泣きそうになりました。色々と反発していたガンプの息子が、父親と和解するシーンで胸が温まるような気がしました。
2024年05月27日
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映画も観ましたが、原作小説の方が面白かったです。
2024年05月27日
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ヒロイン・フィービーが交渉人という設定が斬新でした。ラストの事件シーンと、その後のロマンスシーンまで読みごたえがあってよかったです。
2024年05月27日
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X(twitter)のフォロワーさんに勧められて買いました。150円と高いですが、袋を開けた途端のりの濃厚な匂いが!味も、濃くて美味しかったです。
2024年05月27日
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このシリーズは、空中戦の描写が見事で好きです。
2024年05月27日
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戦闘シーンと、人間ドラマが良かったです。
2024年05月26日
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架川が罠にはめられ、これからどうなるのかと思ったら、蓮見の父親の冤罪事件が解決して良かったです。
2024年05月26日
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二転三転する展開が続き、面白かったです。
2024年05月26日
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分厚い本でしたが、先が読めない展開が続き、一気に読み終わりました。これからの展開が楽しみです。
2024年05月26日
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・お色気作戦w・セバスチャンの悪人顔がえろいw・緑寮の寮長がエルヴィンみがあるw ・なんだか緑寮が調査兵団にみえたw・アーサー王のような必殺技w・校長すごいなあw・シエルのゲス顔必殺技がいい!・シエルのペカッ顔が可愛い!・碧寮の寮長がますます黒〇のバスケみあるw必殺技がすごい!・厨二病くさい必殺技の作画がすごい!・シエルー!・碧寮優勝おめでとう!
2024年05月26日
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厚切りで美味しかったです。袋を開けたら美味しそうなチーズのにおいがしました。
2024年05月24日
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「闇の魔法学校」シリーズ最終巻。怒涛の展開が続いて、あー、こういうラストかあ!と読み終わった後驚きました!面白かったです。
2024年05月24日
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最後まで二転三転する展開が続いて、面白かったです。
2024年05月23日
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高校生の頃に流行った作品。内容が衝撃的でしたが、今流行りの「デスゲーム系」漫画や小説の元祖なんだろうなと思いました。残酷描写が多かったのですが、抵抗なく読めました。
2024年05月23日
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ある殺人事件に巻き込まれたレイシー。メアリー・H・・クラークの作品を久しぶりに読みましたが、先の展開が読めなくて面白かったです。
2024年05月23日
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「汝、星のごとく」の続編。読み終わったあと、癒されました。
2024年05月23日
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劇団四季のミュージカルは観ていませんが、わたしが知っている「オズの魔法使い」とは違いました。緑の肌をしていることでまわりから迫害されて生きてきたエルファバ。本当の「悪」とは何なのかー本を閉じたあとそう思いました。
2024年05月22日
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主人公の80年の生涯を淡々と描いた作品。本を閉じた後、美しい山々の風景が浮かんだような気がしました。
2024年05月22日
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表紙素材は、装丁カフェからお借りしました。「相棒」「名探偵コナン」「火宵の月」の二次創作小説です。作者様・出版社様・出演者様とは一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。「杉下さん、ここに居たんですか、随分と捜しましたよ!」そう言いながら息を切らして杉下右京の元へとやって来たのは、彼の部下である神戸尊だった。二人は、米花町の外れにある神社に居た。そこの宮司が、何者かによって殺害されたのだが、全身に獣に噛まれたような痕があり、“狗神の祟り”だと、周辺の住民が騒いでいるという。「“狗神の祟り”ねぇ・・今時、“祟り”なんて存在するんでしょうかね?」「するかもしれませんよ。今でも都市伝説がネット上に溢れているじゃありませんか。」「はは、そうですね・・」(あ~、また始まったよ・・)尊は、右京が大のオカルト好きである事を忘れていた。「さぁ、あそこですよ。」「はいはい、わかりましたよ・・」事件現場となった神社の境内へと二人が向かうと、そこには野次馬と鑑識班が集まっていた。「米沢さん!」「二人共、お久し振りです。お二人と最後に会ったのは、あの村での事件以来ですな。」「えぇ、そうですね。早速遺体を拝見しても?」「こちらです、どうぞ。」境内の近くに張られたブルーシートの中で、右京と尊は宮司の遺体を初めて見た。「死因は撲殺ですね。凶器は鈍器のようなもの。まぁそれは、検死してみなければわかりませんがね。あ、神戸さん、どちらへ?」「少し、外の空気を吸いに・・」尊はそう言うと、口元をハンカチで覆いながら、ブルーシートの中から出て行った。(暫く戻って来ないでしょうね・・)尊はホラー映画や、死体が苦手なのだ。右京が屈んで宮司の遺体を観察していると、確かにその全身には獣の噛み痕のようなものがあった。右京が興味を惹かれたのはそれではなく、遺体が右手に握っている、“何か”だった。「米沢さん、遺体の右手を開いて下さい。」「わかりました。」死後硬直した遺体の右手を傷つけぬよう開いた米沢は、握られていた物を右京に見せた。それは、涙型の紅玉の耳飾りだった。「この紅玉の純度の高さを見ると、高級品のようですね。近年、ダイヤモンドよりも蒼玉やエメラルド、そして紅玉などの所謂“カラーストーン”の方が市場価値が高いと言いますからねぇ。ところで米沢さん、遺体の第一発見者の方はどちらに?」「実は、病院に先程搬送されました。出血が酷く、意識不明の重体だそうです。」「そうですか。だそうですよ、神戸君。」「わかりました・・」尊の運転で、右京は遺体の第一発見者である男が搬送された病院へと向かった。そこには、既に先客が居た。「おやおや、あなたが警視庁のシャーロック・ホームズですか。初めまして、僕は降谷零と申します。」「公安の方がこちらにいらっしゃるという事は、この事件には何らかのテロ組織が絡んでいるのでしょうか?」「それはいくらあなた方でもお教えする事は出来ませんね。」「手厳しいですねぇ。神戸君、主治医の先生に話を聞きに行きましょう。」「はい。」右京と尊は、男の主治医・宮田から話を聞いた。「この耳飾りに、見覚えはありませんか?」「いいえ。ですが、あの人がここに運ばれて来た時、彼は誰かを捜しているようでした。」「誰かを捜しているようだった?」「はい。彼は、“カゲツ”と、女性の名前らしきものを呼んでいて・・恐らく、彼の奥さんの名前だと思います。」「我々の為に時間を割いて下さって、ありがとうございました。何か彼に変化があったら、こちらの方に連絡して下さい。」「わかりました。」米花中央病院から二人が出た時、もう昼の十二時を回っていた。「もうこんな時間ですね。ここら辺でお昼でも食べます?」「そうしましょう。おや、あそこのお店、中々良さそうな雰囲気がしますねぇ。」「そうですか。」二人が、『喫茶・ポアロ』に入ると、金髪碧眼の店員が彼らを出迎えた。「いらっしゃいませ~」「おや、また会えましたね。」「奥のテーブル席へどうぞ。ご注文がお決まりになられたらこちらのベルでお呼び下さい。」「右京さん、どうしたんですか?」「いいえ、何でもありませんよ。」(降谷さんに、似ていると思ったんですがねぇ・・)にほんブログ村二次小説ランキング
2024年05月22日
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