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散歩がてら大梅寺に行くのは難しいが、 蕃山ハイキングコース 入口にあるこの寺はとても特徴的だ。句碑と、羅漢石仏であふれている。
Photo A
県道脇の大梅寺入口。 (2013/4/25 7:41)
蕃山から西風蕃山、蛇台蕃山へとハイキングに行ったついでに寺内を少し歩いてみた。国道48号線から折立で生出、川崎に向かう県道31号線に入ってすぐ右手の山裾に大梅寺がある。県道脇に数台の車が駐車できるスペースがある。
Photo B
石彫りの阿吽像。 (2013/4/25 10:58)
古い石積みの階段を登っていくと、石彫りの1対の仁王様、阿吽像がある。迫力のある石仏である。右手の阿像の後ろには「暖簾塚」があって、仙台の会社、商店の有名どころが名前を並べている。吽像の後ろには「郷土句抄」の碑があって、仙台弁で作られた俳句が掘られている。その第1句目は「見ろまづや 今朝のたろひの太いごと」、岡さんという人の句である。「たろひ」は「垂氷(たるひ)」のなまった言葉で、「つらら」などという今出来の言葉とは比較できない由緒正しい日本語である。
Photo B
参道脇には羅漢様が整列。 (2013/4/25 10:56)
さらに石段をあがるのだが、その脇にはいろんな表情を見せる石仏(たぶん、羅漢像)が左右に並んでいて楽しい。石段を登り切ると八重咲きのしだれ桜が花を付けていて、その向こうに2本の太い幹を立ち上げているヒヨクヒバが威容を見せている。どちらも仙台市指定樹木らしい。
Photo D
仙台市指定樹木のヒヨクヒバの大樹。 (2013/4/25 10:54)
ヒヨクヒバの前を左に行く小径があって、道脇で羅漢様が日向ぼっこをしている。中には碁を打っている羅漢様もいるが、その表情は真剣に勝負をしているようには見えないのだ。
Photo F
何体もの羅漢様が春の日射しを浴びて。(2013/4/25 10:53)
その小径から階段へあがる手前の掘割りにミズバショウとリュウキンカが生えていた。蕃山からのきれいで冷たい湧き水が流れているのだろう。
Photo G
リュウキンカとミズバショウ。(2013/4/25 10:52)
掘割りの小橋を渡って階段を上がり、振り返ると庭が眺められる。(Photo H )。やや広い道に出て、右手はさらに山手に登る道だが、左手に道を取った。
Photo H
大梅寺の庭。 (2013/4/25 10:51)
Photo I
句碑いろいろ。 (2013/4/25 10:52~58)
その道の脇にもたくさんの句碑があって楽しめる。。少し進むと 蕃山ハイキングコース の道と交差する。蕃山への登り口には宮城を代表する俳人、阿倍みどり女の「蕃山へ登る口あり冬の寺」の立派な 句碑 がある。
その奥は墓地になっていて、その入口に「内蒙古関係者合同慰霊碑」がある。これは、昭和初期に内蒙古自治政府を樹立し、それを助けた日本政府、軍関係者が先の戦争終結に向けて敗北し、その関係者が多く戦死したことから、その犠牲者を慰霊するものであるらしい。
Photo J
太平洋戦争時の内蒙古関係者慰霊碑。 (2013/4/25 7:51)
今日は時間がなくて、寺域の半分ほどしか見ていない(と思う)が、句碑と羅漢像がたくさんある珍しい寺である。私にはたしかに好きな俳句、好きな俳人があるが、俳句一般が特に好きだいうわけでもない。しかし、この寺は俳句好きにはたまらなく楽しい場所なのではないかと思う。
大梅寺近辺Map(地図のベースは、「プロアトラスSV7」)。
(写真の撮影時間と歩いたコース順が逆になっている。蕃山から降りてきて大梅寺の裏手から寺域に入って写真を撮ったのだが、文章は山門からまっすぐ寺に入ったような順序で記述した。)
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