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新型コロナウイルスワクチンの第1回目の接種を6月6日に終えた。左上腕部の筋肉注射なので、当日は腕を上げ下げするのがいくらか辛かったが、翌日は注射部だけの痛みになった。ちょっと痛いだけの違和感が三日だけ続いた。熱も少し出た。平熱より1℃は度高い状態がほぼ1日ほど続いてから何とか治まった。
2回目に熱が出るという話をよく聞くが、1回目の方がひどかったという人もいて、よくわからない。妻も一緒に接種したのだが、まったく熱は出なかった。人それぞれのようである。2回目の接種は3週間後の6月27日である。少し心配している。
65歳以上の予約申込み初日にまとめて代行予約した町内の高齢者のワクチン接種も順々に行われているはずだ。おおむね75歳以上の高齢者たちなので、注射後の副作用やショックが心配なのだが、いまのところ本人たちからは何の連絡もない。とくに一人暮らしの人たちが気がかりで、医院にも見守りが必要な人がいたら連絡してくれるように頼んでいたが、こちらもたぶん1回目は無事に進んでいるらしい。
順調にワクチン接種が進んでパンデミックが終息に向かうことを願うしかないのだが、第5波の流行が見込まれると専門家が予測しているのにオリンピック・パラリンピックを強行するという自公政権の判断は明らかに常軌を逸している。
オリパラは中止せよ!
夕方になれば暑くも寒くもなく、まったくデモにおあつらえ向きのいわゆる「デモ日和」になった。明日はけっこうな雨が降るという予報だが、ここのところ金デモは天候に恵まれている。
元鍛冶丁公園には30人が集まっていた。スピーチの主眼は、やはり東北電力の株主総会の話題であった。毎年、「脱原発東北電力株主の会」が総会に対して質問書を出しているが、今年も114項目に及ぶ質問書を提出する。カーボンニュートラルに向けた長期的な方針と原発の関係という大きな枠組みの質問から、「特定重大事故等対処施設」の期限内の建設と運用可能性、東海第2原発を持つ日本原電との契約・支援体制などなど詳細かつ緻密な質問が並んでいる。
アベスガのような宇宙人語らしきものではなく、さしあたって日本語での回答を期待したい。かつての日本では幼稚園でも小学校でも日本語での呼びかけに日本語で答えるというのはごくごく常識的なことだったが………。
上にも東北電力が資金的に支援していると書いたが、その日本原電(日本原子力発電株式会社)は国の肝いりで原発建設、運転の先兵として電力9社が出資して設立した会社で、東海原発1、2号機(1号機は廃炉作業中)、敦賀原発1、2号機(1号機は廃炉決定)を建設・運転した。
この3月、水戸地裁は「実効性ある避難計画や防災体制が整えられているというにはほど遠い状態で、人格権侵害の具体的危険がある」として日本原電に
東海原発2号機の運転を認めない判決を出した。
もう一つの敦賀原発2号機も、今や「風前の灯火」状態である。もともと敦賀原発2号機はその直下の断層が活断層であると原子力規制委員会が判定して原発を再稼働できないままになってていた。もちろん、活断層であれば原発を建設すること自体が許されておらず、廃炉にするしかないのである。
ところが、2020年2月に日本原電が規制委員会に提出していた審査資料を委員会に無断で書き換えていたことが明らかになった。アベスガ政権お得意の「改竄」である。政府中央の権力機構のやることをそっくり真似たのである。
その後の経緯をまとめた記事が6月16日付け毎日新聞電子版に「 敦賀原発の審査資料書き換え 規制委の調査で見えてきたのは
」というタイトルで掲載されている。有料記事なのが残念だが、「改竄」についての部分を引用しておく。
具体的には、こうだ。資料には、敷地周辺で掘削した地質データが示されていた。地層が固まっていない状態の場合、「未固結(みこけつ)」と記載される。つまり、地層が固まっていないと、断層が動いた影響だと考えることができるのだ。
当初は「未固結」と記載していたのに、後になって提出した資料では、地層が固まった状態で活動していない可能性を示す「固結」に書き換えたり、断層の動きをうかがわせる「粘土を挟在(きょうざい)する」という文章を削除したりしていた。こうした書き換えや削除は、計80カ所で確認された。
明らかに活断層を「活断層ではない」と見せるための改竄である。規制委員会といえども、さすがにこの改竄を無視することはできず、日本原電に立ち入り調査を始めたうえ、そのような改竄を行った理由と経緯の報告を求めた。
日本原電はこの3月までに報告書を提出する予定だったが、いまだ提出に至っていない。もっとも「なぜこのよう改竄を行ったか」、「誰が改竄を指示したか」という問いに正直に応えることは不可能だろうし、かといって改竄が明らかになっている以上、新たな嘘をつくことも憚られて、結局解答不能状態になっていると思われる。国会での自公政権の大臣答弁とまったく同じ状態になっている。
今後、どのように進展するか、記事にはこうある。
規制委の石渡明委員は、これまでの規制委の会合で「(書き換えの意図は)審査の科学的、技術的な内容の正しさと関わる」と発言している。日本原電が提出する報告書の内容次第では、敦賀原発2号機の安全審査の行方が再び見通せなくなり、再稼働はおぼつかなくなる。
報告書を踏まえ、規制委が書き換えが意図的なものではなく、資料を作成する上での不注意だったと判断すれば、安全審査の中で敷地内の断層が活断層かどうかが判断されることになる。書き換えの不適切さの程度によっては、原子炉等規制法に基づく規定で定める「品質保証」の基準を満たさない恐れがあり、日本原電が行政処分の対象になる。ただ、審査自体は同様に続くという。
一方「断層が活断層だという結論にならないよう意図的に書き換えた」と規制委が認めれば、活断層かどうかの判断以前に審査の打ち切りもありえる。
活断層であるという科学的結論によって廃炉を決定するというのがもっともシンプルで健全な解だと考えるのは私だけではあるまい。いずれにせよ、日本原電は当面運転できる原電を持たず、資本主義社会で営利を目的とする企業の資質・存在理由ををすでに喪失している。自公政権を中心とする原子力村にかろうじて支えてもらっている状態である。日本の経済がどんどん落ち込むことに大いに貢献しているのである。
私は、書く内容ごとにブログを三つも走らせているのだが、この頃なかなか更新できないでいる。とくに、食事や花や家族、ペットのことなど生活のささやかなことを投稿しているブログは更新がなかなか進まない。
今、わが家の食事のすべてを私が作っている。そうなると以前のようにたまに作るランチをブログにアップするという雰囲気は消えてしまう。毎日のまったく同じくり返しをブログに書く気が失せてしまうのである。115歳まで生きた義母の介護も終わった。一緒に山登りしていたイオという犬も逝ってしまった。書く話題がないのである。
いまはコト(コトラ)という牡猫がいて、いろんなことが起きているのだが、写真を撮らせてくれない(カメラを構えると警戒してしまう)こともあって、なかなかチャンスがない。すっかりコトに気に入られた息子はなかなかにいい写真を撮っているのだが、その写真を借りてブログを書くというのはなんとも面白くない。
もう少し長く猫と付き合ったらどうなるか………。
「3月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 学術… 2023.03.18 コメント(5)
「2月17日 脱原発みやぎ金曜デモ」 規制… 2023.02.17 コメント(6)
「1月20日 脱原発みやぎ金曜デモ」 法理… 2023.01.20 コメント(6)