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もらっている全館空調の負荷計算書を見ると、各部位の熱損失が逆算出来ますが、かなりラフに見積もられているようです。そこで、各部の熱貫流率から熱損失およびQ値を求めて、実際に暖房にかかったエネルギーを比較してみたいと思います。
まずは、各材料の熱伝導率とその厚みから外気に面する各部の熱貫流率を求めてみます。
ここで、
熱抵抗値[m2K/W] = 厚さ[m] / 熱伝導率[W/mK]
を、まず求めます。
次に、断熱部とスタッドなどの構造部それぞれについて熱抵抗値を合計し、
熱貫流率[W/m2K] = 1 / 熱抵抗値計[m2K/W]
として逆数である熱貫流率を求めます。
そして、
平均熱貫流率[W/m2K] = 断熱部の熱貫流率[W/m2K] * 断熱部の割合 + 構造部の熱貫流率[W/m2K} * 構造部の割合
として、壁なら壁全体の熱貫流率を計算しています。
この断熱部の割合と構造部の割合ですが、図面の大よその目分量で決めています。
この結果で、壁4の階間部分(1Fと2Fの間および2Fと小屋裏収納の間の根太)の熱貫流率が悪く(大きな値)なっています。この部分には断熱材が無いためですが、東急ホームの高気密高断熱へのこだわりが足らない部分の一つかもしれません。
また、土間(基礎立上がりのみXPS3種50mmで断熱)が存在しますが、計算方法が分からない状態ですので、分かる方いれば、是非教えてください(^^;
以上で、熱伝導率および熱伝達抵抗は、住宅金融公庫の工事共通仕様書を参考としました。また、これらの計算は、 こちら
のページを参考にしています。
(次回に続きます)
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