ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

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2010/08/17
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カテゴリ: 日想・雑文
今回の件のワインを返品
自己都合による返品となるので送料はこちらの負担になるだろうが、それはまぁよし。

返品の理由には「真夏の日中に常温配送されたため、ワインの品質に強い不安を覚えたためです」と答えた。
とりあえず、返品自体はOK。

そこでついでに、前回聞いて驚いたいくつかの事項について改めて質問してみた。



ken 「夏場でもクール便配送はしないのが社の方針と聞いたのですが?」

ゲア「はい、そうです。やはりクール便代が加算されますので、お客様の負担を軽減する為に
   特に注文が無ければ通常配送が基本となります。」


  (う~ん、会社として客のために良かれと思ってやってる事なのか。
  ワイン通販慣れしてると○月~◇月中はクール便をオススメしますと注意もされるし、
  自分で選択しない限りは、大体強制クール便になるだろという先入観があったのは確か)




ken 「甘口の白ワインなら高熱でも問題は無いと聞いたんですが?」

ゲア「そうです。およそカビネット以上の糖度があれば 少し位 の高温は影響ありません。」


(少し位? キーワードだな。この「少し」の見解に決定的相違が生まれてる気がする。)


ken 「ワインの管理といえば、温度を上げない、光に当てない、過度に揺らさない、
   というのが自分の中の常識だったので、にわかには納得し難いですね」

ゲア「確かにそれも大事です。当社の倉庫内では常に定温管理を行っております。」


 (ありゃ?「熱くなっても平気」と言いつつもそこはそれ、定温管理の重要性は認識してる。
  やはり 少し位 がどの位かがポイントなんだな)



ken 「その“糖度が高ければワインの耐久力も高い”という理論は長期熟成における経年耐久力で、
   高温環境における耐久力とは別のものなのでは?」

ゲア「いえ、糖度の高さによる熟成への耐久力と高温への耐久力は同じものですよ。」


 (おおっと、ここで新説登場! 
  高温だと酸化が急激に進むから良くない、というのが有名な熱劣化説。
  しかし糖度が高ければ酸化劣化を防げるから高温も大丈夫、とかそういう事なのか?
  手作りジャムじゃあるまいし、これも納得いかんなぁ。
  そもそも細菌汚染を心配してるんではないし、コルク栓の噴出の懸念はどうなのよ?)


ken 「はぁ・・そういうもんですか・・・」
議論する気もさせる気も無いので、答えてもらっただけでもよし。本社の方とはここで電話終了。



この「少し位」というのが具体的にどの位の時間を指すのか?が問題。

自分は夏場のワイン配送なんて、それこそ生魚やアイス並に変質していってしまうと思ってるタイプなので、常温で移動する時間は数分から、長くても数十分以内が自分にとっての「少し位」。
持ち運びの為に、それ位ならやむを得ないし安心できる範囲。

しかしゲアハルトさんは倉庫から出して、業者に配達を依頼して、こちらに届くまでのおよそ24~30時間強(11日に受け付けた物が12日の夕方に届く)が「少し位」の感覚。
それで本当に大丈夫なのか!? 何度でも言うけど真夏だし・・。

明らかな性格の不一致w。
合う合わないで言えば、自分とゲアハルトさんとは“合わない”。



糖度の高さ = 熟成余地 = 熱への強さ というのも、今ひとつ根拠が理解出来ないし。
酒質とタイミングと偶然次第で、熱が入っても奇跡が起こる可能性が有るのも分からんではない。
でもタイミングと偶然に過度に左右される奇跡を根拠に自信を持たれては困る、というのも消費者の立場。

まあワインにおける酸化劣化と成分と熟成の関係性に関しては諸説あるわけだし、
一方的に全否定は出来ないのも事実、とはいえ

『幾多の先人達が積み重ねた「こうすれば絶対に上手くいく」と定説化した経験則』
      と
『特定一社(マイノリティー)の未来型独自見解』

なら自分は前者を信じるし、信じたい人間。
やはり合わないんだな。



神経質と思われてもいい。ウザがられてもかまわない。クレーマー扱いすら本望。
一愛好者として、せっかくのワイン(酒)がその実力を発揮することなく散る可能性のあるやり方を
受け入れるのには強い抵抗がある。
もっと自分の会社の商品を、利益をもたらす源泉を大切に扱って欲しい。それだけ。


そうそう、前回の電話で「甘口ワインをクール便配送しないのは社の方針」
「甘口のワインは高温環境でも無問題、は社の共通見解」というのは本当だった。

前回の担当さんは無罪確定。
適当な事言って誤魔化そうとしてるんじゃ・・?とか疑ってゴメンナサイ。



その十数分後、 試飲の際にお世話になった社員さん から電話。


社員「私の不手際で多大な不安と迷惑をお掛けしてしまい、申し訳有りません」

ken 「いやいや、社員さんは会社の通常通りの対応を行っただけというのが分かりましたので、
   全く悪くありません。むしろこちらが悪者扱いしそうになったのを謝罪したい位です。」


 (この社員さんも、人柄は悪くないんだよな。知識と経験がまだ伴わないだけ。)


そして、商品を交換し、送料は私(社員さん)が負担し
今度はクール便で再発送するので返品を考え直してくれる様に説得される。

だが今更そんな申し出をされても、前回・今回のやり取りで、もはや商品の魅力以前に“合う合わない”のレベルで心の距離感が生じてしまっている。
無償交換してもらったとしても、とても美味しく飲める自信はない。
社員さんには気の毒だが、辞退させてもらった。


その対応を前回電話した時点でしてもらえてれば、話もかなり違ったものになっただろう。
社員さんも電話の向こうで残念そうではあったが、残念なのはこちらも同様だ。
穿った言い方をすれば見事な掌返しだが、掌の一つも返したくなる事情がある様だ。

話を聞いてみると、どうやら返品になった商品は担当した営業社員の買取りという形になってしまうらしい。
ゲアハルトェ・・・えげつねえな。怖ェーよこの会社。
会社が示した通常通りの手順を踏んで、それでも返品となれば末端社員がツケを払うシステムとは・・・。


唯一の救いは、社員さんも返品ボトルは自分で勉強のために飲んだり、友人・知人にプレゼントしたりで使い道が無いわけではないです、と前向きであったことか。
今回これが2400円のボトルが6本だからまだ良いが、5000~6000円のボトルが12本とかだったらどこまでポジティブでいられただろうか!?


というわけでken2137による、ワインハウスゲアハルト3部作wはこれにて一旦の結末を迎える事に。
今回の自分のケースが、今後の不要なトラブルを回避するためのマニュアル作りに活かされる事を祈ります。
夏場のクール便は大切。念のため、必要かどうか話を聞く位はしておいて損はないよ。

Gerhardt Wines3.jpg
ちょうど明日の午前中は曇りだし、気温が上がりきる前にヤマト運輸持って行こう。
通常配送の返品だからクール便で返品しなくても大丈夫なんだよねw。





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最終更新日  2010/08/17 10:32:14 PM
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