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原爆の父と呼ばれたロバート・オッペンハイマーが原爆を開発する過程、その後などを描いた映画です。
アカデミー受賞作品ですし、
なにより日本人ですからね、観ないといけないと思いました。
日本人としては、胸糞が悪くなるシーンもあって、本気で吐きそうになりました。
これは映画を評価する以前の問題だと思います。
戦争だから、どっちが悪いとは言えないし、もちろん日本も酷いことをたくさんしたわけですから、被害者ぶるのはどうかと思います。
しかし、この兵器はダメですよ。
もっと、絶対ダメだと描いてほしい。
オッペンハイマーに関する映画だから、原爆の是非を問うものでないことはわかってるんですけど、どうしても軽く扱ってるように感じてしまう。
目を覆ってしまうような悲惨なシーンとかないんですよ。
そこ抜きで原爆が語れるでしょうか。
観客が戦争を終わらせるためには仕方なかったんだと納得してしまわないでしょうか。
そういうことが気になって、純粋に映画を観ることはできなかったです。
無駄に怖がらせることがいいとは言えないですけどね。
感覚が麻痺して、ものすごい酷いことを普通に議論してるアメリカ軍部の様子を描くことである程度の非難は入ってると思います。
ただ、なんか軽い気がする。
あくまで一個人の感想ですけどね。
今作は難解で理屈っぽい、頭脳派映画のイメージがあるクリストファー・ノーラン監督の作品ですが、この監督らしさも今回はあまりなかったように思います。
冒頭にも書いたように純粋に評価することは難しいんですけど、オッペンハイマーの心情を視覚的に表すような映像はさすがだったかもしれないです。
正直、いい映画かはわかりませんが、一度観て自分なりの感想を持つことは大事な題材だと思います。
★★☆☆☆
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