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江戸時代の人気作家、滝沢馬琴は新しい作品の構想を練っていた。それは、大名里美家の呪いを解くために、運命に導かれた八つの珠を持つ8人の若き剣士が集結し闘う物語だった。友人である葛飾北斎も絶賛するその連載はたちまち人気となるが、壮大に悪と闘う虚構の世界とは裏腹に馬琴自身の人生には抗いようのない現実が待ち受けていた。面白かったですよ。エンターテイメントとして、すごく楽しませてもらいました。構成が上手かったですね。いわゆる「虚」の世界である「八犬伝」パートは、壮大なスペクタクル映画になっていて、ワクワク心踊る構成で、滝沢馬琴の人生を描く「実」のパートは、静かで深い人生の世知辛さを描いています。それが、交互にくるので飽きることもないし、若者たちと、晩年の大人たち理想と、現実など全てが上手く対比していて面白かったです。キャストも豪華ですしね。現実パートは役所広司、内野聖陽、寺島しのぶなどの渋い演技派で、虚構パートは、今をときめく若手俳優たちが躍動するという…これまた、どの層のファンも取り込めそうな布陣ですよね。個人的には「八犬伝」の板垣李光人くんの女装が素晴らしかったです。しかもお恥ずかしながら南総里見八犬伝について、全く無知だった私にとっては、所謂ダイジェストのような、いいところ取りした形で物語が楽しめて、2本分映画を観たようなお得な気分でした。ただ、大絶賛かというと…嫌なこと言う必要もないんだけど…そこまでではないといいますか、楽しめる、面白いけど、後に余韻を残すほどの作品ではなかったです。いや、それが普通なんですけど、普通に面白いんだからいいんだけど…役者が役者だけに…いや、役者が役所だけに…期待が大きくなってしまうじゃないですか、どうしても。それはこっちの勝手ですね。まぁ、期待は超えなかったというだけで、エンタメとして良作でしたし、八犬伝を元々知ってる人ならもっと楽しめたと思います。八犬伝パートは大画面の方が楽しめるので、今から間に合えば劇場でどうぞ。★★★☆☆現代語訳 南総里見八犬伝 上 (河出文庫) [ 曲亭 馬琴 ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/11/21時点)楽天で購入
2024.11.21
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荒廃した惑星で労働を強いられているレイン。欠陥のあるAIロボットの弟アンディと次の惑星に行くことを夢見ていたが、その夢が遠のき途方に暮れていたところ、友人たちから違法にこの惑星を脱出する計画を持ちかけられる。その話に乗ったレインは、仲間と一緒に燃料を盗むために廃墟となっていた宇宙ステーションに乗り込んだ。しかし、そこで彼らを待っていたのは謎の生命体との壮絶なバトルだった。肩透かしでした。悪くはないですが…。かなり前から予告を見せられてたし、かなりスピード感のある展開が期待される感じだったから勝手に期待値上がってたんでしょうね。面白くないこともないし、ハラハラはさせてくれたんですが、目新しさが全くないんですよね。もちろんシリーズだから、既視感があるのは仕方ないけど、新しくないと映画作る意味ないやん…って思ってしまいました。AIの弟が、ロボットの性質と人間らしさの両方を表現しているのは面白かったですけどね。そこは新しいとは言えるかもしれない。私があまりエイリアンシリーズに詳しくない、そんなに思い入れがないのも問題なんですかね。単純に怖くて得体の知れない生命体とのエキサイティングなバトルを観たかったんですけど…擦り倒された展開で、いまいち興奮できなかったです。エイリアンシリーズのファンからするとオマージュ的なところもあった?みたい?なので、過去作観てるよー、覚えてるよー、って人は観た方がいいかもしれないですね。なんとも歯切れの悪い言い方ですけど、オススメとは言い難いんです。この感想の短さでお察しください。★★☆☆☆
2024.10.29
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配達員として働く丸子は、鬱屈とした日々で、あるWeb小説を生き甲斐に毎日を過ごしていた。そんな中、丸子が担当する人が消えると噂されるマンションで憧れのWeb小説家を発見。浮かれる丸子だったが、怪しい住人の男が彼女の周りを彷徨いていることを知る。はたして、その男の正体とは。丸子は彼女を守ることができるのか。最後にちょっと興ざめな部分はありましたが、全体的に面白かったです。ストーリーなどを読んでサスペンスホラー的なものを想像していましたが、それは違いましたね。サスペンスホラーと言えなくもないけど、どちらかというとコメディ色が強かった気がします。全体的に低予算の青臭い感じがしたんですが、割と出演者も有名どころが出てたりします。染谷将太と菊地凛子の夫婦共演(実際に一緒のシーンはなかったですが)もあったりします。ただ、この映画に有名どころはいらなかった、無駄遣いって感は否めない。駄作ってわけでもないのに、有名人のせいで作品の陳腐さが目立ってしまったように感じました。伏線回収とかもあって、驚きの事実⁈ってほどではないけど、なるほど〜と楽しめるところはあります。興ざめなポイントとも重なりますが、コミック小説っぽいお話で、無料配信で軽い気持ちで観るくらいならええかな?って作品です。★★☆☆☆あの人が消えた オリジナル・サウンドトラック [ カワイヒデヒロ ]価格:2,750円(税込、送料無料) (2024/10/25時点)楽天で購入
2024.10.25
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スレンダーな美女が暮らすアパートの一室。テレビのニュースでは最近女性を狙った犯罪が発生していると報じている。突然インターホンがなり、火災報知器の点検だという怪しい男が訪ねてくる…他にも、マッチングアプリで出会いを求める若者、街で不思議なメモを見つけた大学生、隣人女性に恋心を抱く引きこもりの男、コンビニでバイトしながら鬱屈とした生活を送る若い女など、様々な物語が展開するなか、意外な繋がりが明らかになっていく。韓流映画の珍しくガッカリのやつー!ですね。全く面白くないってことではないんですけど、映画として観るほどのもんか?って感じです。すごく怖いわけでもないし…エピソード同士の繋がりに「あー、なるほど」とはなるんですけど、なんか「ふーん」って。嬉しい驚きみたいなのが湧いてこなかった。一つ一つのエピソードが中途半端な仕上がりだからでしょうか?こういうの紹介するとき良く使ってしまう表現なんですけど、「世にも奇妙な物語」みたい。エピソードが繋がってるからちょっと違うかもですが。考えたら「世にも〜」ってスゴいですよねー。大抵の不可思議系オムニバスはこれを超えられない。すみません、めちゃくちゃ余談でした。まぁ、チェ・ジウが演じた最初のスレンダー美人のエピソードの辺りは面白かったですね。あと、個人的にはSHINeeのミンホくんが出てたので、そこはK-POPファンとしてちょっと嬉しくなりました。その他は特になんとも思わなかったですね。前も書きましたが、こういうなんとも思わない無難な映画が1番失敗な気がする。すごい駄作すぎたり、バカバカしすぎても何かしら記憶に残る方が成功だと思うんですよねー。特におすすめはしませんが、不可思議系のオムニバスが大好物という方は試しに観てみても…、いいかな?どうかな?★★☆☆☆
2024.10.21
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役者をしている卓の元に、自分と母を捨て別の家庭を持っていた父が警察に捕まったと連絡が入った。妻の夕希と共に父・陽二の元に向かうが、そこには認知症が進行した父の姿が。そして、父と暮らしていたはずの再婚相手・直美の姿は見当たらず、事情がわからない卓は自分の知らない父の生活を辿り始める。暗いとは思ってましたよ。でも、サスペンスだから大丈夫なんかな?って。ジャンル分けって難しくて苦手ですが、そもそもサスペンスやったのかな?事件が起きて、真相を追っていくんだからサスペンスか。とっても個人的な感想になってしまうんですが(いつもそうですが)、観ていてとーってもストレスが溜まりました。最後まで真相がわからず飽きないっていうんじゃなく、もう早よ言えや、ハッキリ言えや、とひたすらイライラしました。でも、最大のイライラポイントはそこではないんですよ。これはもう本当に個人的なことなんですが、亭主関白の理屈っぽいオッサンというの生き物が私は何より嫌いでして…、この父親が(藤竜也さんが演じておられますが)まさにそれなんです。こういうタイプの方に男らしさを感じたり、惹かれる女性もおられると思うので、これは本当に個人的な好き嫌いですね。なので、映画の展開にイラつき、亭主関白にイラつき、とにかくイラつき通しの133分。たぶんいい映画なんですよ、一般的には。私とは合わなかっただけで。認知症になった藤竜也の演技は素晴らしかったと思うし、父親に対して複雑な感情を抱く息子を森山未來が見事に演じていました。私のような人間でなければ、社会問題も盛り込んでるし、それぞれの登場人物の複雑な心情も描かれた、見応えのある家族のドラマ(サスペンス要素有り?)だと思います。★★☆☆☆
2024.09.09
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過去に自身の竜巻に関する研究で友人たちと恋人を失ったケイトは故郷を離れ、ニューヨークで働いていた。そこへかつてのチームメイトだったハビが現れ、竜巻が多数発生している故郷オクラホマで彼の研究チームに加わらないかと誘いを受ける。不安ながらもチームに参加し、故郷に戻ったケイトを待ち受けていたのは、風変わりなストームチェイサーと前代未聞の巨大竜巻だった。果たしてケイトは過去を乗り越え人々を救うことができるのか。これは4DXなどで観るべきでしたね。というのも、映像の迫力以外で楽しむべきポイントが見つからない。悪いわけじゃないんです。ただ良くもない。褒め言葉も悪口も浮かばない…これほど空虚な作品は最近珍しいのではないか、と。なので、4DXとかでアトラクション的に観るのが正解だと思います。なんかいろいろやってるんですけど、気象学の知識がない私みたいなのは、そんな上手いこといくかいっ⁈なのか、ほー、スゴいねー!なのかも判断つかない。結果「無」の感情になりました。ほんで、濡れ場もないぬるいロマンスと、ご都合主義の友情物語を観せられて…けっこう最近なのにほぼ覚えてないんですよね。全体的に薄味で。昔にあったツイスターの続編的なのかと思ったら全然違いましたね。本当に薄味、お出汁も効いてない。まだ劇場でも上映されてるかな?オススメはしないけど、もし、観る方は4DXでどうぞ。★☆☆☆☆
2024.08.23
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コロナ禍の日本、現役総理大臣がコロナに罹患し、死去してしまう。大混乱に陥った日本は、歴史上の偉人を蘇らせ、現代の政治を任せるという思い切った政策を発表した。そうして誕生した徳川家康を総理大臣とした歴史偉人内閣。最初は疑心暗鬼だった国民だが、偉人たちは次々と国家の問題を解決し、国民の信頼を勝ち取っていった。順調に見えたこのプロジェクトだったが、システムにバグがあることがわかり、事態は思わぬ展開へ。エンタメです。完全なエンタメ。荒唐無稽なストーリーなので、そりゃそうですよね。エンタメ作品としては文句のない仕上がりだったのではないでしょうか。誰もが日本史の授業で習ったようなことを面白おかしく盛り込んでたり、現代社会のパロディなんかもすごく楽しめました。徳川家康を野村萬斎が演じていることで、安っぽくならずに成立してるのも上手いですよね。立ち居振る舞いが1人だけガチで面白かった。メッセージ性はあるけど、そこまで深く刺さることもなく、驚きとか意外性もありません。全てがでしょうねというところに帰着します。名作、良作、傑作とかそういう類の作品ではないと思います。壮大なパロディコントを観るくらいのつもりでいいんじゃないかな?キャラがたった俳優さんばかりだから、コメディセンスもいいし、小ネタが散りばめられてるから飽きないです。ただ、わざわざ映画館ってのは強くオススメできないので、テレビや配信サービスでくらいがいいかな、、。あまり期待しすぎずに、笑おうと思って観るのがいいですね。★★☆☆☆ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら [ 眞邊明人 ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/8/21時点)楽天で購入
2024.08.21
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恋人が目の前で事故に遭い、辛い気持ちを抱えたまま、とある高校の夏休み補習クラスの臨時講師をすることになった、君島ほのか。しかし、その補習クラスで女子生徒が突然屋上から飛び降りるという事件が起きる。そして、いるはずのない女生徒の存在に気づいたほのかは、その生徒について調べることに。そして、その学校にまつわる過去の事件に関わる驚きの事実を知ることになる。今度こそ!の日本ホラーでしたが…まぁまぁというところでしょうか。この監督の作品は呪怨から全部繋がっているんですね。特に、以前にこのブログでも書いた「ミンナノウタ」とはリンクしていて、役者も数名ゲスト出演しておりました。ある程度、不気味というか怖いところはあるのですが、すでに「ミンナノウタ」で種明かし的なものをされているので、イマイチ驚きに欠ける展開でしたね。今作は、渋谷凪咲さんが初主演ということでも注目していた作品だったのですが、そちらも可もなく不可もなく…、これからなんですかね。(個人的に彼女のお笑いセンスはリスペクトしてるのですが…)ジャンプスケアも多少ありますが、わかりやすいホラーの怖さというよりは、薄気味悪い、なんかありそうな気もする的な怖さのような気がしますね。ただ、どんでん返し的な?、そうだったのか的なオチはあるので、楽しめるホラーなのではないでしょうか。でも、これここまで観てしまったら、次も気になるかもしれないなー。ゾワっとする怖さはあるので、夏の清涼感を求める方はいいと思います。★★☆☆☆
2024.08.18
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有人月面着陸を目指すアメリカのアポロ計画。その責任者コールは失敗続きのなか政府が掲げた期限までに計画を成功させるべく奮闘していた。しかし、国民の関心は薄れ予算の確保も厳しくなってきた。計画を案じた政府関係者モーはPRマーケティングのプロであるケリーにこの計画PRを依頼する。型破りなイメージ戦略をケリーに反発していたコールだったが、互いに同じ目標に向かって協力し始める。そんな折、モーから月面着陸のフェイク画像を作るよう命令を受けたケリーはコールや他のスタッフにも極秘で撮影に取り組むことになるが…。あまり期待せずに観にいったのですが、かなり良かったです。テンポもいいし、オシャレだし、笑いも感動もある、エンタメとして良作でしたねー。昔のアメリカンファッションのスカーレット・ヨハンソンのスタイルったら。ボンッ、キュッ、ボンッとはあのことですね。特に、ボンッがスゴい。本編とは関係ないんですが…いや、あるか…ケリーが女性としての魅力に溢れていることも彼女の生い立ちからの成功に大きな影響がありますね。めちゃくちゃ色っぽいのに、知的な雰囲気があるところがカッコいい女性として見事に表現されていました。コールの無骨なところもチャニング・テイタムが見事に演じてました。こちらはちょっと知的さには欠ける感じがしたけど。実際の出来事の裏側として噂されているのことを、ポップに描いた感じです。とにかく、物語としては痛快なエンタメ作品で、ラブもあるし、観終わったら皆んながハッピーになる系の映画です。★★★☆☆
2024.08.16
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ある日病院のベッドで目覚めた娘。自分と母を捨て、幼い頃に家を出てずっと疎遠だった父は、目覚めた娘を連れて、ニューメキシコ州までの旅に出ることになる。大好きな父に捨てられ深い傷を抱える娘は、父を許すことができず心を開こうとしない。溝を埋められないまま目的地に向かう2人だったが、徐々にお互いの傷と向き合うことになってゆく。父をユアン・マクレガー、娘は実の娘のクララ・マクレガーが演じています。これですね…めちゃくちゃ良かったんですよ。なんか実の父娘で…って割としらける感じしません?私は性悪なので、もちろんそんな気持ちで観にいったんですが…そんな自分に鼻フックをかけて反省を促したくなりました。涙が止まらないとか、そういうんじゃないんですけど、ジーンとくるって言うんでしょうか、とにかく、そう、感動です。感情が動いたんです。やっぱりユアン・マクレガーって演技上手いんだなと再確認しました。実際ユアンはクララの母親と離婚してて、2人の親子関係も問題を抱えていたそうです。実の父娘ってのは前もって知ってたけど、実際に問題抱えて…っていうのは、終わってから知りました。演技も上手いだろうけど、その辺のリアルな空気感もあったかもしれません。溝があるけど、喧嘩するってわけでも、完全無視ってわけでもない微妙な父娘の空気感なんですよ。愛情が深いがゆえに傷ついて、でもすごく求め合ってて…っていうのが目線一つ、話す間の一つでも伝わってきました。そして、何気にすごく映像も綺麗なんです。叙情的であり、幻想的なシーンが多くて、それも物語が伝わりやすかった要素だと思います。上手く説明できなくて、力不足を痛感してるんですが、これは観てほしいなー。私だけの琴線に触れたのか、本当に名作なのか気になります。★★★★☆
2024.08.09
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韓国の彼岸である月面有人探査のため「ウリ号」は3人の優秀な宇宙飛行士を乗せて宇宙に飛び立った。しかし、ミッション中の事故により先輩飛行士2人が命を落とし、1番の後輩であるソヌが1人で取り残されることに。彼を無事に地球へと帰還させるため、5年前に同じプロジェクトで爆発事故を起こし組織を去ったかつての責任者ジェグクが呼び戻される。そんななか1人になったソヌは亡くなった仲間のためにも1人で有人探査を強行することを告げる。数々の試練が待ち受けるなか、宇宙にたった1人で奮闘するソヌの運命は…。主役がEXOのD.O.こと、ド・ギョンス君なんですよ。好きなんです、私。だからエコ贔屓は許してほしいです。正直、そんなわけあるかいっ!の連続です。現実味とか度外視と思ってもらった方がいいです。でも、大満足です。宇宙のシーンは迫力があって、ハラハラドキドキが止まらないです。そして、韓流映画お得意の激アツ人間ドラマも楽しめます。クスッと笑えるところももちろんあります。(少なめですが)ヒーローイズムみたいなのもあるし、本当にエンタメですよね。泣かせにきてるとわかってるシーンでも、ノッて泣いちゃう。乗せられて嫌じゃない。エコ贔屓が過ぎます?もはや贔屓目なしでは観れないけど、普通に観ても楽しめそうだとは思うんですよねー。ストーリー展開としてはハリウッドでもありそうな王道な気がします。それでいて、韓国特有の庶民的な感じが入ってより親和性があります。我らがギョンス君はもちろんいいんですが、もう1人の主役の名優ソル・ギャングは安定の演技だし、助手の女の子もいい味出してましたねー。韓流好きは必見ですが、あまり人を選ばず楽しんでもらえる作品だと思います。★★★★☆
2024.08.01
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母親の死についてトラウマを抱えるミナは、勤めているペットショップの鳥を届けるためロンドン郊外の山奥まで車を走らせていた。しかし、徐々に森が深くなっていき、さらに車が故障してしまう。助けを求めるため外に出るが、道に迷ってしまう。森の中でガラス張りの家を発見し、そこにいた年老いた女性と若い女性、そして若い青年に招き入れられたミナ。話を聞くと、彼らは毎晩何かに監視され、日没後に外に出るとその何かに襲われてしまうというのだ。果たして監視者の正体とはなんなのか、そしてミナたちが森を脱出する方法はあるのか。ワンシチュエーションものなんかと勝手に想像してたら、けっこう凝った展開でしたね。謎が明かされていく面白さと、どんでん返し的な要素も楽しめます。驚かせる演出のジャンプスケアも適度に入っていますが、ホラーと思って観るとかなり物足りないです。本当は怖いグリム童話とか、怖いお伽話的な感覚で観ると楽しめるんじゃないでしょうか。侵略者的な話も入ってるし、なんか盛りだくさんです。 「シックスセンス」で有名なM・ナイトシャラマン監督の娘さんが監督なんですって。その情報が入ってしまうと…ちょっと親バカなんかなー、なんて。これ、けっこうお金かかってると思うんですよ。この若さでこのバジェットって普通難しいじゃないですか。もしインディペンデンスとかで作ってたら、構想は凝ってるけどここまでしか出来ませんでしたーって割とチープなものになってたんちゃうかなと…余計な情報入れたおかげで嫌なアンチコメントが浮かんでしまいました。実際、すごく面白い訳ではなかったんですよね。凝ってる、よう考えてる、とは思いながらも入り込めなかったんです。なんかストーリーが入り組みすぎてて、途中で白けた感じですかね。私が単細胞なだけだとは思いますが…。映像も綺麗だし、楽しめる作品だとは思います。寓話的なお話に興味がある方はいいんじゃないでしょうか。★★☆☆☆■予約■新品北米版Blu-ray!【ザ・ウォッチャーズ】The Watchers [Blu-ray]!<イシャナ・ナイト・シャマラン監督作品>価格:7,990円(税込、送料別) (2024/7/30時点)
2024.07.30
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売れない俳優のヒョンスと夫を支える妻スジンは、もうすぐ産まれる我が子の誕生日を楽しみにしている仲睦まじい夫婦だった。しかし、ある夜眠っているヒョンスがいきなり起き上がり「誰かが入ってきた」と呟き、部屋では不審な物音が。その夜からヒョンスは就寝後に異常な行動を繰り返すようになり、ついには窓から飛び降りそうになる。お祓いが必要だと勧めるスジンの母の提案は無視し、夫婦で乗り越えようと睡眠クリニックに通い始めたヒョンスたち。しかし、症状はなかなか良くならず、産まれたばかりの我が子を守るためスジンも次第に疲弊していく。残念ながら先日亡くなってしまったイ・ソンギュンさんがヒョンスを演じ、監督は「パラサイト半地下の家族」のポン・ジュノ監督の元で助監督はされていた方とのことで…この前情報で、私の中の期待値が上がってしまいました。でも、当たり前なんですけど、ポン・ジュノ監督の助監督だっただけで、同じ作風とは限らないし、似たような作品を期待するのはお門違いってもんですよね。韓流にはエコ贔屓しまくりの私ですが、今回のはイマイチでした。面白くなりそうな雰囲気をプンプンさせまくってるからタチが悪い。最初の期待してるときが1番良かったです。どんどん面白くない展開になっていった気がする。いや、違うな、好みの問題か。私が望むのと違う展開になっていったからイマイチなんですね。映画自体が悪かったわけじゃないけど。でも、私みたいな観客を納得させるだけのものはなかった気がします。ジャンルがずっとハッキリしないんですよ。なんの種類の"怖い"なのか。そこはすごく良かったと思うんです。ちゃんと伏線回収的は巧みさもあるし、いろんな可能性が提示されるから飽きはしないですね。最初は軽快ささえある夫婦のやり取りなんですけど、徐々に不穏な感じになっていくのも良かったです。妻役のチョン・ユミさんの元の性格は少し残しつつ、怖い変貌ぶりもすごく上手かったですね。やっぱり私好みの展開じゃなかったってだけですね。あと、犬ね…これは、許容できない。ホラー大好きですけど、人間はいくら惨いことになってもいいんですけど、これだけはダメなんです。その辺が平気で、サスペンス的なホラーを求めてる方にはいいかもしれません。★★★☆☆
2024.07.26
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大人気のサバイバルホラー「クワイエットプレイス」の前日弾にあたる物語。末期がんを患っているサミラは、ホスピスで生活し、心を許せるのは飼い猫のフロドのみだった。ある日ホスピスの皆んなとニューヨーク都心部に人形劇を観に行くことに。渋々参加したサミラだったが、突如空から隕石のようなものが次々と落下し、謎の生物により人々は次々と捕食されていった。やがて、それらは音に反応するということを発見し、人類は沈黙を余儀なくされる。変わり果てた世界で、サミラはどのように生きるのか。クワイエットプレイスは好きなので、これは私のなかで必見の映画でした。クワイエットプレイスは敵となる生物については、何故?どこから?みたいな説明的なものはすっ飛ばしているので、前日弾となると俄然興味がそそられました。強引にそういう世界だから!ってことでも、納得させるだけのスリルと面白さがあったので、クワイエットプレイスはヒットしたんだと思いますが、やっぱり気になりますよね。ちなみに…これネタバレになるかな?ネタバレ絶対に嫌って方は読まないでください。結局、正体わかりません。そこはあくまでフワッとした設定で押し通すつもりなのか…それとも今後どんどん新作を作って徐々に明らかにしていくつもりなのか…知らんけど。とにかく、本作では正体はわかりません。最初に襲来した日、人々はどんな様子だったのかって、話です。今回はニューヨークが舞台なので、荒廃していく大都会の様子は見応えありましたね。地下鉄とかビルとかで襲われるのも迫力ありますし。ただ本作は、今までよりドラマ感が強かった気がしますね。ハラハラ要素ももちろん散りばめられてるんですけど、心情とか内面の部分に焦点が当てられてたような?どちらかというとどう生きるか、どう死ぬか的な哲学みたいなものも感じました。全体的には楽しめるけど、絶賛って感じではなかったんですが…最後、ラストシーンの美しさは痺れました。映像と音楽のベストマッチがカッコ良すぎた。それだけで、この作品を観た価値があったと思ったほど、ちょっと震えました。こんなに遅れて感想書いといてなんですが、あのラストシーンは大画面観てほしいですねー。前2作を観てからの方がいいですが、そこまでグロくないから万人が楽しめると思います。テレビでもラストシーンのカッコ良さは伝わると思うので、オススメしたい作品です。★★★★☆クワイエット・プレイス [ エミリー・ブラント ]価格:1,320円(税込、送料無料) (2024/7/24時点)
2024.07.24
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マイアミ市警の問題コンビマイク・ラーリーとマーカス・バーネット。ついに結婚したマイク、孫にも囲まれ幸せに暮らしていたマーカスだったが、亡くなった2人のボスに突然麻薬カルテルとの癒着疑惑がかけられる。そして、死んだはずのボスから「警察内部に黒幕がいる」というメッセージが届く。ボスの汚名を晴らすべく、捜査を始める2人だったが、逆に自分達にも容疑がかかり警察から追われる身となってしまう。果たして2人は真相を明らかにし、黒幕に辿り着くことができるのか。まだやるのか、と思いつつ観ちゃいますよねー。だって、好きだもの。このシリーズは第1作から大ファンです。私がまだ韓流に目覚める前、アメリカンな憧れを胸いっぱいに咲かせていたうら若き乙女だった頃から好きなのです。この2人のふざけたジョークのやり取りが面白いし、オシャレでカッコよかったんですよねー。それは、歳を取っても変わらなかったです。そして、一般市民とか、近隣住民とかの迷惑はなんのそののド派手なアクション。考えなくても楽しめる映画なんですが、いたる所に人種差別だったり、そういう類いのシニカルなブラックジョークが入ってたりします。いつもこの映画を翻訳者の人大変だろうなぁと思いながら観てました。海外で日本語字幕なしでみたら、会話の掛け合いのところ半分も理解できなかったです。ストーリーは大味だから問題ないんですけどね。この映画は掛け合いを楽しむ映画だと思うので、そこが上手く理解できないと面白さは半減ですね。私の中では90年代の洋画といえばな作品、気の許せる人とポップコーン貪りながら、観るのに最適だと思います。★★★☆☆バッドボーイズ フォー・ライフ【Blu-ray】 [ ウィル・スミス ]価格:2,608円(税込、送料無料) (2024/7/19時点)
2024.07.22
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東京・三軒茶屋にある芸能プロダクション「ヨコザワプロダクション」で起こる様々な怪奇現象をカメラに収めた心霊ドキュメンタリー。オカルト編集者の角由紀子が定点カメラや、学者からの見解、さらにこっくりさんなどの降霊術を用いて検証していく。「新」もなにも、原作観てなかったんですけど、今回はお誘いをいただいて、観に行ってきました。いや、これは「ヤラセ」だとか、「売名」だとかそういうことを言うのは、全くの野暮ですよ。そんなことどうでもいいのです。この映画を撮ってる過程を一種のエンターテイメントとして観るのが正解な気がします。そういう意味でとても楽しめた作品でしたよ。特にヨコザワプロダクションのアイドルグループが出てきてのダンスシーン。秀逸です。お前が歌うんかいっ!と。怖いとかは期待したらダメですよ。そういう類の映画ではないと思います。真面目に否定してる学者とか、怖がりすぎのタレントとか、全てが胡散臭くて、絶妙。さらに今回はナレーションが東出昌大。邪魔にならん、絶妙!まぁ、正直これ以上言うことはないです。サブカル好きの方には刺さるんじゃないでしょうか。少なくとも私は楽しめました。★★★★☆三茶のポルターガイスト [ 角由紀子 ]価格:3,454円(税込、送料無料) (2024/7/19時点)
2024.07.20
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あるものは家を奪われ、あるものは病気を患い、さまざまな事情を抱えた若き環境活動家たちが集まり、テキサス州にある石油工場のパイプラインを爆破する計画を立てる。果たして、彼らの真の目的、決意とは。FBIがテロを助長するとして警告を出し、賛否両論を巻き起こしながらもスマッシュヒットを記録した話題作だそうです。まぁ、警告は最もですよね。似たような思想を持ってたら真似しちゃうかもね。でも、良いか悪いかものすごくスタイリッシュでカッコいい!ってことはないので、これを観て、思想ってなんですの?みたいな頭の軽い若者が「カッコいいからやってみようぜぃ」って真似することはなさそう。良いか悪いか…。つまり、痛快さみたいなのはないんですよ。やってやったぜぃ!というような感じではない。彼らの行為が正義なのかどうなのかっていう曖昧な部分がそういうところにも反映されてたのかもしれないですね。彼らがサボタージュ(破壊行為)と呼ぶ、行為に至った理由は様々だけど、正直それって直接関係あるのかな?って思わなくもないです。間接的には影響があるって話だろうけど、それで暴力行為に出るのは…賛成はできませんね。大変失礼かもしれませんが、若者たちの考え方とか準備をしてるときの様子とかとってもアメリカ的だと思ってしまった。自由の国?の若者って感じがしたんですよね。映画作品としては、破壊行為の準備の進んでいく過程で回想が入り、個々の事情が明らかにされていくという構成は退屈しなくて良かったですね。また、最後はある意味どんでん返し的な展開もあるので、全体的にエンタメとしても仕上がってたんではないでしょうか。おすすめするかってなると、これといった秀逸ポイントはないんですが、低予算の社会派映画がお好きな方はいいんじゃないでしょうか。★★☆☆☆【輸入盤ブルーレイ】HOW TO BLOW UP A PIPELINE【B2023/9/22発売】価格:5,490円(税込、送料別) (2024/7/18時点)楽天で購入
2024.07.18
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幼い娘を何者かに殺害された父、アルベール・バシュレは、失意の底で出会った精神科医小夜子とともに犯人を探し出し復讐する計画を立てる。常に冷静な小夜子に怯えながらもついていくバシュレ。2人はある財団に目星をつけ、関係しているとみられる人物たちを次々と拉致していく。そして、恐ろしい真実が明らかになってゆく。監督は日本人の黒沢清監督で、小夜子役に柴咲コウ、フランスを舞台に撮られ、台詞はほぼフランス語。これだけでも意欲的な作品であることは間違いないですよね。日本で撮った自身の監督作をセルフリメイクしたらしいです。柴咲コウさん、頑張ってました。すごく役に合ってたんじゃないでしょうか。得体の知れない怖さがあったと思います。美人が歳取って気難しそうに見えちゃうあの感じが良い方向に作用してました。悪口じゃないですよ。その気難しさとフランス語の相性も良かった。正直、よくわからん話ですよ。ディテールは全くわからん。でも、そのわからなさが良かったんだと思います。ちょっとコメディみたいなシーンがあったり、それが余計に不気味だったりして…。ただ、ここまで書いてあれですが、楽しめる映画かって言われたら微妙です。興味は多少湧くものの、どうなるの?どういうことなの?と前のめりになるほど引き込まれはせず。別に退屈ではないんですが、心も動かず淡々と観るって感じでしたね。柴咲コウのこれからには期待ってところでしょうか。なので、配信サービスで観れるようになったら、お時間あればお試しください。★★☆☆☆蛇の道 [ 哀川翔 ]価格:2,200円(税込、送料無料) (2024/7/11時点)楽天で購入
2024.07.12
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ある日、1人の男性が警察署に連行される。その男性は女装しており、彼の車には数十匹の犬が乗せられていた。彼が弁護士に語り出した自身の半生は壮絶なものだった。父親に虐待を受け、闘犬用に飼っていた犬たちと犬小屋で生活をさせられた少年時代。そのせいで足を悪くしてしまった彼だったが、彼には素晴らしい歌の才能があった。ショーパブでステージに立つ傍ら、彼は犬たちと暮らすために闇の犯罪にも手を染めその世界では”ドッグマン”と呼ばれていた。ある時親切にしてくれたクリーニング店の女性を助けようとしたドッグマンは、”死刑執行人”と恐れられるギャングたちの標的となってしまう。なかなかエグそうな予告に惹かれて観ました。観てから知ったのですが、主演がケイレブ・ランドリー・ジョーンズで、私の中で救いのない映画として印象に残っている「ニトラム」の俳優さんでした。今回ももれなく救いのない、不憫な境遇でしたね。ただ、今作はリュック・ベッソン監督なので、映像がカッコよくて、そこだけは救われました。女装姿が綺麗ではないのに、何故か惹かれる美がそこにはあって、彼の話し方もすごく引き込まれました。落ち着いた語り口が余計に内容の痛さを増大してる気がしましたね。そして、エディット・ピアフの曲との相性がそれはそれはベストマッチの映像で。哀愁漂うその雰囲気は、ある意味とってもオシャレに見えてしまいます。細部については、よくわからないのが正直なところなんですが、そんなことはどうでもいいと思わせてくれる説得力のある世界観だったと思います。犬も可愛いし、扱いには疑問が残るところだけど、彼にとっては家族であり、信頼できる仲間なんですよね。闘いのシーンではどうか犬たちだけは傷つかないで欲しいと思って観てました。最後のシーンがとても劇的で、宗教感が出てる気がしましたね。知らんけど。そろそろ配信とかもされそうなんで、こういう暗いのと、若干のエグさが平気な人には観てほしいです。見応えのある作品だと思います。★★★★☆DOGMAN ドッグマン 豪華版【Blu-ray】 [ リュック・ベッソン ]価格:4,976円(税込、送料無料) (2024/7/8時点)楽天で購入
2024.07.10
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1999年、韓国の参礼(サムレ)にあるウリスーパーマーケットで強盗殺人事件が起こる。この事件は地元の少年3人が逮捕され、事件は大きく報道され幕を閉じた。その翌年、当該警察署に「狂犬」と呼ばれる刑事ジュンチョルが赴任してくる。ある日彼宛に「真犯人は他にいる」という情報提供の電話が入る。事件を再捜査したジュンチョルはいくつもの矛盾点に気づき、犯人は捕まった少年たちではないと確信する。警察内部の圧力と闘いながら真実を明らかにしようとするジュンチョルだったが…。警察の闇と正義、勝つのはどちらか。韓国らしい、熱くて、暗さもあるサスペンスでしたね。これは実際の事件を元にしたお話だそうです。取り調べのシーンが…これまた容赦ない惨さだったりするわけですよ。目を背けたくなるようなところは結構ありました。主役のソル・ギョングがまた名演でしたね。熱くて、人間臭くて、本当に味のある男って感じでした。話的には相当やるせないです。何がどうなっても時間は取り戻せませんから。世間の目も一度汚れがついたものにはなかなか厳しいのが現実ですよね。3人の少年たちの描き方もうまかったな。こんなことがあってなお純粋にみえて、それゆえにすごくやりきれない。登場人物が、クソオブクソな連中と、心に正義を持ってる人たち、クソだけど染まりきれない人たちの3種類なんですが、この3番目が1番悪い気はしますよねー。悪いことしといて、罪悪感感じて、でも自分が可愛くてって…でも、これが1番人間らしいか。起こってしまった不幸と、それをさらに捻じ曲げてしまった悪の相乗効果の不幸ですね。あと、予告で全く気づいてなかっただけにお気に入り俳優のソ・イングクが出てきたときは1人沸き立ちました。いい人間の役ではないですけど、俳優としてはいい役だったのではないでしょうかって、何目線?という話ですが💦惨いシーンもあるので、万人にってわけにはいきませんが、胸が熱くなる良い映画なのでオススメはしたいです。★★★★☆
2024.07.08
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突然死して3年が過ぎたポクチャは、天国から3日間の休暇をもらい、娘の様子を見に行くことにする。ところがアメリカで教授をしているはずの自慢の娘チンジュは、なぜかポクチャが住んでいた家に戻り、食堂を再開させようとしていた。戸惑い憤慨するポクチャ、しかし母の味を再現しようと奮闘するチンジュを見守るうち母娘の様々な記憶が蘇ってくる。まぁ、泣きましたよね。また、上手い韓国映画きましたよ。ハートウォーミングコメディ。絶妙に笑えて、絶妙に泣けるっていう。でも、この作品、母親が主役なんですけど娘目線のような気がします。目線っていうか、願望?母は子供に無償の愛を注ぐものだっていう。実際、どうなんかって話じゃないですか。母親にしたら、そんな都合のいいことあるかい、こっちかて人間やでって、思うかもしれない。私は母になったことないからその辺わからんけど、娘ではあるので、やっぱり親に自分勝手な愛情を期待しているところはあるかなって思います。そんな考えがよぎるくらいポクチャ母さんは献身的なんですよ。母親役の女優さんがいいんですよねー。オバチャンなんですけど、可愛さと切なさを感じられる演技で、感情移入しちゃいましたねー。夜通しカフェで過ごしてるシーンなんか涙止まらんかった。ディスるわけでなく、好みの問題なんですけど、余命がいくばくかって話よりこういう日常の切ない感動ってやはりリアルでグッときてしまうんですよねー。あと、とにかく料理は全部美味しそう。家庭料理感があって、めちゃくちゃ韓国のオモニの味が食べたくなります。笑って、泣いて、心温まるお話なので、もしご興味ある方は是非どうぞ。老若男女にオススメできる作品だと思います。★★★★☆母とわたしの3日間 [ キム・ヘスク ]価格:3,432円(税込、送料無料) (2024/7/5時点)楽天で購入
2024.07.06
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麻薬の常習者の香川杏は、暴力を振るい売春を強要する母親と、身体の不自由な祖母の3人で暮らしていた。ある日売春の現場で逮捕されたことをきっかけに破天荒な刑事多々羅と出会い、少しずつ未来に向かって歩き出していた杏だったが、コロナや、母親からの呪縛、さらには多々羅との関係も変化していき、彼女を取り巻く世界が徐々に暗雲に飲み込まれていく。暗いです。やるせなさがハンパないです。今、大注目の女優「河合優実」さんだし、佐藤二郎だしってことで観ました。予告などで暗いのは覚悟の上でしたけど、想像以上にやるせなかった。前にも書きましたが、救いのない映画って「私ならそうしないな」「なんでそういうことしちゃうかな」っていうイライラポイントがけっこうあるんですよね。でも、今作はあまりそういうイライラがなく、それだけに余計に救いがなくて、やるせなかった。河合優実さんの上手さもあるんでしょうけど、主人公の杏が性格いいんですよね。非行に走る未成年って、甘えが見えることってよくあると思うけど、そうじゃなくどうしようもなかったんだなって。同情というのとは少し違う、本当に切ない気持ちで観てた気がします。佐藤二郎の破天荒さ、どれが本当で嘘かわからない感じもすごく良かったです。人なんて良い面も悪い面も本当であり、嘘なんですよね。杏はなんとなくそういうところわかっていた気がします。こういう映画って、観てわざわざ暗くなる必要あるかって言われると答えれないんですけど、観ることで自分の人生とか周りとの関わり方とか考えるきっかけにはなるかもしれないですね。オススメとはいえないけど、見応えのある映画でした。★★★☆☆
2024.07.04
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ある日突然職場でインターンの学生から暴行を受けたヴィンセント。その日を境に目が合った相手から理由もなく攻撃を受けるようになる。人を避け、家族の別荘に籠ることにしたヴィンセントは、道中に自分と同じ状況の男と出会う。他にも仲間がいると聞き、コミュニティで情報を交換しながら家に篭っていたが、そんななか世界にも異常な現象が起き始め、やがてカオスなは世界中に拡がってゆく…。意味とかわからないですよ。これって、ジャンルはなんだろう?パニックムービー的なことになるんですかね?最初はなになに?どういうこと?ってたのしめるんですけど、いやむしろ最後までそれで引っ張られてはいたんですけど、ほんで、結局なんなんだ?って着地点です。まぁ、こういう映画にはありがちっちゃありがちですよね。法則がわかって、工夫していくのは面白かった。でも、その工夫がなんか納得いかない。サングラス🕶️とかアカンのかな?って最初から気になってしまった。それOKやったら解決しちゃうか。そもそもヴィンセントがなかなかの偏屈で嫌われキャラなんですよ。だからなのか、オフィスの皆んながいるところでかなりの襲われ方してるのにあんまり同情されてない。とりあえず警察呼ぶ事件やろって、なります。でも、やっぱりヴィンセント気の毒って私もならなくて…。なんか反撃なんかも強気なんですよ。自分が襲われるとはいえ、相手殺す勢いで反撃して、それに罪悪感がなさそうなのが嫌だ。仕方ないとは言え、悩まない?そういう善良な人間って感じの描写がないから、同情は湧きませんでしたね。とはいえ、そのおかげかあまり不憫な状況に引っ張られず観れるので、テンポもいいし、見やすかったかもしれないです。エンディングも全然スッキリしないし、そんなに褒める箇所も深さも見当たらないけど、ある意味コメディ的にあららーってテンションで観るなら楽しめるかもしれません。ひとつだけ、汚い、こっちも吐き気催すくらい汚いシーンがあるので、何か食べる方はご注意を。★☆☆☆☆
2024.07.02
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300年後の地球は、人類は自らの過ちにより退化し、逆に知能をつけ進化を遂げた猿たちが支配する世界となっていた。故郷の村で仲間たちと平和に暮らしていたノアだったが、勢力を広げ、地球を支配しようとするプロキシマス率いる過激派の猿たちによって村が襲われてしまう。父を殺され、仲間たちをさらわれたノアは、仲間の解放と復讐を誓った。道中で知識豊富なオラウータンのラカ、そして知能が高くプロキシマスたちから狙われている人類の女性と出会う。共にプロキシマスの帝国へ乗り込もうとしていたノアたちだったが、敵に見つかり捕えられてしまう。果たしてノアは仲間を無事に解放することができるのか。あの猿の惑星のお話です。いわゆる新しい方の猿の惑星シリーズ?「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」に続くシリーズ第4弾らしいです。たぶん、全部観てるんですよ。でも、全然覚えてない。猿の惑星といえば、オリジナル版とその後の「PLANET OF THE APES 猿の惑星」の印象が強すぎて、他はなんかやってたな?くらいしか…。私の場合、特にマーク・ウォールバーグ主演の「PLANET OF THE APES 猿の惑星」がけっこう衝撃だったんですよ。最初の猿に追い立てられるシーン、なんかめっちゃ怖かった。すごくリアルに恐怖を覚えました。人間より圧倒的に身体能力が高いわけですから、知能も高くて、人間を支配しようとしたら勝ち目ないですよね。調べたらティム・バートン監督だったんですね。あのなんとも言えない薄ら怖さはさすがだな。残念ながら、これはシリーズ化されなかったんですよね。だからこその潔さはあったかもしれない。って、違う映画の話を長々書いてしまいましたが…つまり、そういうことなんです。今作はイマイチだったわけです。申し訳ないけど、少し退屈でした。アクション?シーンの緊迫感があまり感じられず、なんかアニメとか観てる気分になっちゃったんですよね。あと、たぶん私が理解できてないだけと思うんですけど、時間軸がなんか不思議な気がして…。最後のシーンの人類と300年経ってる世界の帳尻が合ってない気がするんです。ひょっとして、まだ続いてこれから明らかになるのかな?抽象的で申し訳ないんですけど、ワクワクとかハラハラとかとになく気分が上下するような展開がなかった。感想としては人間の女、モデルみたいな風貌で強すぎってことくらいかな?支配する側、される側、立場が変われば…みたいな深いテーマもあるんでしょうけど、私には響かなかったですね。猿の惑星は知ってるし、観とこかって感じで興味がある人はどうぞ。★★☆☆☆猿の惑星:新世紀(ライジング)【Blu-ray】 [ アンディ・サーキス ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/6/26時点)楽天で購入
2024.06.30
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インド国家諜報機関RAWの凄腕エージェントであるタイガーは仲間のゴーピーの救出に向かうも、一歩及ばず、最後にタイガーの妻ゾヤが二重スパイであるという衝撃の一言を残してゴーピーは命を落としてしまう。半信半疑のまま次の任務を遂行することになったタイガーだったが、そこで立ちはだかった敵は紛れもなく彼の妻ゾヤだった。いやー、衝撃でした。って、完全に私事なんですけど、ハリウッドかなんかの映画だと思いこんでたんですよ。始まったらインド映画だったものですから、なんか歌い踊りだしたもんですから…ビックリです。それなりに楽しめましたけどね。かなり大味のストーリー展開で、内容こそほぼ覚えていませんが💦退屈はしなかった…と思います。RRRでインド映画も悪くないなと発見した後だったから、楽しみ方もわかってはいましたし。ただ、顔が濃い。顔の濃さだけで胸焼けしちゃう。全員、阿部寛の20倍くらい濃いですから。顔がうるさいです。とにかくストーリーなんかざっくりで、頭空っぽにして、ド派手なアクションと、華やかなダンスシーンを楽しめばいいのですよね?間違ってます?ディスってないですよ。それは、それで味だと思ってます。後で確認したら、なんとこの作品シリーズ3作目だったみたいです。全く影響なかった。気にもならなかったです。ドラマまで予習しとけよって言わんばかりのMarvelなんかはちょっと見習ってもええかも?ただ、カッコ良さとかそういうのは私の好みからは外れてるので、テンションはさほど上がりません。好みはそれぞれですから。誰と観ても支障ないから、逆にデートムービーとしていいかもしれませんね。お若い男女の方々、どうでしょう?★★☆☆☆【あす楽】 【送料無料】 〔中古〕 DVD タイガー 伝説のスパイ レンタル落ち MMM04681価格:16,698円(税込、送料別) (2024/6/24時点)楽天で購入
2024.06.28
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製菓会社で研究員として働くチホは、優れた味覚を活かし数々のヒット作を生み出した優秀な社員であるも、風変わりな性格のため周りからは常に浮いた存在だった。そんな彼が前科者の兄が作った借金を巡り、シングルマザーのイルヨンと出会う。これまで男運が悪かったイルヨンはチホの純粋さに惹かれていくが、チホは初めての恋愛感情に戸惑うばかり。そんな2人の大人の純愛は果たしてうまくいくのか。コメディよりのラブコメです。ちょっとだけ家族ドラマでもあります。この主役の3枚目俳優さんは韓国ではかなり有名な方で、日本でも人気があった「共助コンフィデンシャル」や「完璧な他人」など数々の映画に出演されています。とっても3枚目なんですが、ハスキーボイスがなんか雰囲気があって、それゆえに余計に発する言葉が面白くって、私も好きな俳優です。そんな奴おるかいっていう、本当にコメディ設定だし、キャラもいちいち皆んな濃いです。なのでラブコメでも、あまりしらけずに観ることができましたね。そもそも、オッサンとオバさんの恋だし。でも、中年特有の粘っこさは全くないです。テンポもよくて、笑いをふんだんに入れてくれるから、退屈させるような引き延ばしもあまり感じなかったですね。韓国のコメディ映画観たら、この人出てるよねー、みたいな俳優さんばっかりで妙な安定感はありすぎたけど。コメディ感が強いので、とにかく笑って楽しく観れます。楽しい気分になりたいときにどうぞ。★★★★☆
2024.06.26
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2022年2月、ロシア軍が侵攻を開始したウクライナ東部ドネツク州の都市マリウポリで、AP通信のウクライナ人記者ミスティスラフ・チェルノフと取材クルーは現地で取材に当たっていた。ロシア軍が迫り来る中、他の記者たちが逃げ出す中、町に留まり、ライフラインも途絶え、物資不足で不安に怯える市民たち様子、そして容赦ない攻撃の犠牲になった民間人たちをリアルに映し出したドキュメンタリー映画。戦争のドキュメンタリーですし、しかも本当に近々で起こっていることですからね。直視するのに、かなり苦しいものもありました。以前も書きましたが、私は基本ドキュメンタリーは観ません。昔、すごく退屈な作品に当たってしまって、やはりドラマチックになってるほうが楽しめると思ったのが理由です。でも、すごく興味のあるものは例外的に観るのですが、今作は観なくてはいけない気がしました。この戦争が対岸の火事ではなく、事と次第では日本にも関わってくるってのもありますが、、、それだけではなく、知らない、無関心、は罪な気がしたのです。もちろん他にも世界では戦争、紛争が起こっていて私なんて全然わかってないんですが、せめて、機会があるなら知っておかないといけないと思ったんですよね。観てみたら…本当に衝撃でした。日本に生まれて、映画も好きだったりするので、戦争に関する映像などはけっこう観てきたとおもうのですが…やはり、「今」って感じがしてすごくリアルで、生々しく感じました。私と同じ、普通に今を生きている兵士でもない人たちが、突然戦争が始まって理不尽に命を奪われるってことが起こってるという怖さ。ご遺体なども部分的に映っていたりしますし、小さい子供など愛する家族を奪われた人たちの姿は本当に観てて苦しかったです。この記者たちの映像は実際世界のニュースで使われていて、実はフェイク画像だなんて批判もあるんです。私には真偽の見極めようもないですけど、全部が嘘ってことないと思うんですよね。観れないという方も少なからずいると思うので、今回は★はつけずにおこうと思います。ただこういうことが起こってる、これは容認してはいけないことだ、ということだけでも、この大して誰も見てないブログで伝えたいと思います。
2024.06.24
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フランスの雪山に夫と11歳の息子の3人で暮らしている作家のサンドラ。ある日、息子が外で血を流して倒れている父を発見する。第一発見者は視覚障害を持つ息子、家にはサンドラ以外にはいなかった。夫殺しの嫌疑をかけられ、裁判に挑むサンドラだったが、徐々に家族が抱えていたさまざまな問題が明らかになってゆく。サスペンスとして面白かったですね。どうなる?、どうなる?が止まらないので、退屈しないです。若干サンドラがイライラする系の女やけど、まぁ許容範囲でした。しかし、欧米人の女性はいつまでも現役感がすごいなですね。日本人でもそういう人いるか。老けてないわけじゃないのに、現役感ね。夫婦の問題だけだと、たぶん途中で飽きるんですよ。犬も喰わないじゃないけど、あまり長いと勝手にしてくれってなる。ただ子供が絡んでくるので、こちらの感情が揺さぶられます。父が死んで、母が疑われてるって、どんな辛さよって話ですよね。でも、この子供が割と賢い。そしてちょっとサイコパスなんかと思うような行動があったりして、いいキャラしてる。わかりやすくスッキリ、マルっと解決って映画じゃないから、好みは分かれると思うけど、サスペンス好きにはお勧めできる作品です。真実と事実の違いというか、法廷で決まったことが必ず正しいと信じられるか考えさせられます。★★★★☆落下の解剖学 【Blu-ray】価格:4,627円(税込、送料無料) (2024/6/14時点)楽天で購入
2024.06.22
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奈良の山間部に位置する集落で12歳のイヒカは、旅館を営んでいる母と父方の祖父の3人で暮らしていた。父とは別居をしており、少し歪な関係ではあるものの穏やかに過ごしていた。しかし、ある日祖父が突然姿を消し、母とイヒカは途方に暮れる。この出来事がイヒカたち母娘に徐々に変化をもたらしてゆく。地元の奈良が舞台ということで、珍しいので鑑賞しました。1番の感想はですね。静か…めちゃくちゃ気を遣いましたよ。飲み物飲むのも、体勢変えるのも。台詞もあんまりないし、とにかく生活音も物語の一部になってるように思いました。霧がテーマになってるので、霧が立ち込めてるシーンがけっこうあるんですけど、霧の音?が聴こえてくる感じです。雰囲気ですね、雰囲気は良かった。ストーリー的には淡々と進んでいくので、飽きます。飽きるうえに音も立てられない。割と苦痛でした。ポツリポツリとした台詞に、奈良の情景、その中からいろいろ読み取ってくれ、的なことなんだと思うけど…無理です。そんなに委ねられても。結局何が起きてるのか、全てがハッキリしないまま終わった感じでしたね。奈良の誇り、河瀬直美監督が制作に関わってるらしいんで、期待してたけど、よく考えたらあの人作品もあんまり好みじゃなかったわ。でも、雰囲気は良い。途中、謎に昔栄えてた頃の集落のシーンが出てくるんですが、ノスタルジックで画としては本当に素晴らしい。もっと振り切って情景だけで語っても良かったかも?アカンか。都会暮らしに疲れてる人なんかはいいんかな?83分と短いので、映像を楽しむのに全振りして観たら満足できるかもしれません。★★☆☆☆
2024.06.20
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ニューヨークで美人精神科医の妻とその連れ子、3人で暮らしているオペラ作曲家のスティーブンは、スランプに陥り曲が書けなくなっていた。ある日気分転換にと愛犬と散歩に出かけ、立ち寄ったバーである女性と出会う。ダック船の船長である女性カトリーナはロマンス依存症だといい、スティーブン誘惑に負けて関係を持ってしまう。しかし、その出来事に刺激をうけ素晴らしいオペラ曲を仕上げた彼だったが、そこから彼の人生が劇的に動き始める。ドタバタロマンスコメディって感じかな?哲学的な意味とかありそう、ありそうだけど、私にはわからない。昔の喜劇みたいな雰囲気だった気がします。次々といろんなことが起こって、本当にドタバタしてるので、飽きなかったですね。登場人物のキャラも全員めちゃくちゃ濃いし。なんといっても振り切ってたのはアン・ハサウェイですね。彼女のキャラは全てがコメディでした。そのままの意味で曝け出してましたし。ただ…映画とは関係ないけど…めちゃ美人でスラっとモデル体型は変わらないけど…鍛えてるのもめちゃわかるけど…曝け出すと、やっぱり弛みとかあるんやなって。ほぼ同年代として、今してる努力って意味あるんかな?って不安になりました。あと、現代オペラってこんなに気さくな感じなん?ちょっと学芸会の雰囲気すらあるよ?って感じたんですが、私が無知なだけでしょうか。歌はすごい声量で美しい声で歌い上げてるんですが、そのほかの舞台装置とかストーリー設定とかなんか、笑えたんですよ。それもコメディ要素にしてるのかな?すごく面白い映画だったかと言われたら、正直微妙ですが、観ても損はしないと思います。大人のコメディって感じでオシャレっぽくもないことはない。映画館はなくても、レンタルくらいならお金払えるかな?という感じですね。★★☆☆☆
2024.06.18
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脚本家のアダムは、幼い頃に交通事故で両親を亡くし、ロンドンのタワーマンションに住んでいるものの孤独な人生を歩んでいた。ある日彼の部屋に1人の魅力的な青年が訪れる。最初は誘いを断ったアダムだったが2人は徐々に近づいていく。そんななか、アダムは両親のことを執筆するため生まれ育った家を訪れてみた。するとそこにはあの頃のままの両親が暮らしていた。驚きつつも、両親との時間に次第に心が解けていくアダムだったが、その先には辛い現実が待ち受けていた。気持ちの持って行きどころがわからなかった。何に焦点絞って観たらええねん。死んだ両親が目の前に現れるってだけでも、ファンタジーなんかホラーなんかややこしいのに。LGBT的な多様性とか、現代における人との関わりとか、盛り込みすぎやて。で、結局何にも感情移入できないまま終わりましたからね。ファンタジーなんかな?やっぱり。不思議系の話ではある。「世にも奇妙な物語」の3番めの話みたいにちょっとほんわか終わらせてくれんのかと思ったら、後味も悪いし。あー、でも「世にも奇妙な物語」っぽいわ。タモさん出てきて、なんとなく折り合いつけてほしかったわ。テレビの短編ドラマならいいですよ。こちとらお金払って観てますから。ダラダラなんか陰気なファンタジー見せられて、中途半端に気分落ちて帰りましたよ。正直、邦題もようわからんで。一字足らんと分かりつつも、もう久保田早紀が頭から離れへんかった。ドラマ「シャーロック」のモリアーティ役が主役ってだけで観たんですよ。チラッと内容読んでもよくわからなかったし。で、観たら、買いてあったよくわからない内容そのままでした。私にはおすすめポイントが見当たらなかったけど、LGBT的な多様性には割と切り込んでる作品なのかもしれないので、ここまで読んでも興味が湧いたって方はどうぞ。★☆☆☆☆
2024.06.16
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フィリピンで貧しい生活をしているマルコは、病気のフィリピン人母のため地下格闘技をして治療費を稼いでいた。そんななか、突然会ったこともない父親の代理人だという男たちが現れる。父親に会うため韓国に向かったマルコだが、飛行機の中で「友達」だと名乗る不思議な男に出会う。何故か執拗に付きまとうこの男から必死に逃げるも、事態は不可解な方向に向かいマルコは四方八方から追われる状況になる。謎の男の正体は、そしてマルコが置かれた状況とは。いやー、やってくれましたよ。さすが韓国映画!めちゃくちゃ楽しませてもらいました。テンポも早く、真相がわからないまま何故かずっと逃げてるっていう展開もドキドキさせてくれる。アクションもカッコいいし、もちろん笑わせてもくれる。そんなエンタメ大爆走なのに、ちゃんと社会問題とか挟んできちゃうんだから、やんなっちゃう。しかしなんといっても本作の魅力の大部分を担うのは「貴公子」キム・ソンホの怪しくて、スタイリッシュなイケメンぶりですよ。笑えるキャラなのに、めちゃくちゃカッコいい!マルコの荒削りで、がらっぱちなストリート感との対比も抜群でした。続編作ってくれないかなー?やりそうな感じはあったんだよなー?暗くないバージョンの韓国ノワールアクション。殺し合いのシーンが大丈夫なら、ぜひとも観てほしい作品です。★★★★☆
2024.06.14
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世界的な大スターエルヴィス・プレスリーの元妻プリシラを自叙伝を元に描いたストーリー。当時14歳だったプリシラは軍人である父の赴任先で友達もおらず鬱屈とした日々を送っていた。そこで当時兵役に就いていたスーパースターのエルヴィスと出会い、2人は恋に落ちる。両親の反対を押し切り、プリシラはエルヴィスの元で生活することになる。甘く華やかに思えた彼らの生活だったが、2人の気持ちは徐々にすれ違っていく。この映画はですね、全然面白くなかった。全然面白くないけど、とにかくプリシラちゃんが可愛い。小柄だけど、お乳が豊かで、お尻もプッリーンなナイスバディ。昔の日本でいうところの「トランジスタグラマー」ってやつでしょうか?ベビードールって辞書で調べたら彼女の写真が載っててほしいってくらいキュートでした。ネグリジェ着てるシーンなんか、漫画の女の子みたい。ストーリー展開は「でしょうね」の連続で、特に盛り上がりも驚きもないです。要するに、エルヴィスがロリコン束縛野郎だったってことでいいんですよねって感じです。ただ、映像はポップでオシャレです。有名人の真実みたいのは期待しないで、画を楽しむのが正解かな?ソフィア・コッポラは女の子をフワフワで幻想的に撮るのが本当に上手いんでしょうね。プリシラを愛でるだけの映画でしたが、それでも価値があるくらいは可愛かったので、女の子は楽しめる要素有りだと思います。★★☆☆☆北米版Blu-ray!【プリシラ】Priscilla [Blu-ray/DVD]!<ソフィア・コッポラ監督作品>価格:7,790円(税込、送料別) (2024/6/6時点)楽天で購入
2024.06.12
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作品が書けなくなった作家のジェームズは、資産家の娘である妻のエムと高級リゾート施設にやってきた。そこで、彼の作品のファンだという不思議な女性ガビと知り合い、夫婦2組で出掛けるようなる。さらには観光客の立ち入り危険区域にまで4人で出かけ、そこでジェームズは事件を起こしてしまう。しかし、その島には外国人が罪を犯した場合、お金を払いクローンを生成し、それに罪を被せるという驚くべき法律があった。ジェームズもルールを利用するが、処刑場面を目の当たりにした彼は徐々に精神のバランスを崩してゆく。胸糞映画に入るかなぁ?善良な人間は1人も出てきません。ジェームズはイライラしかしないし、島で出会ったオッサン、オバハンは全員狂ってるし、なによりガビ役のビッチ女優の憎たらしいこと。彼女がズタズタに傷つけられて、負けを認めるところを見たいとひたすら願っていた私もまた、まともじゃないかもしれません。ストーリーはハチャメチャやし、意味なんか求めたらあきまへん。系統的には「時計じかけのオレンジ」みたいなもんだと思います。スタイリッシュに、エログロい的な?私のような深い考察力も、オシャレセンスもないような人間には理解できない世界ですね。この系統はひたすらイライラする。(なんで観るねんって話ですが)クズを描かずに、スタイリッシュにエログロくはできないものだろうか。グロいっていっても、殺戮のグロさっていうより、大人の現実的な真っ裸ってグロいよね?っていうシーンの方が多かったです。強いて言うなら、どう終わるのかは気になりました。だからなんとか最後まで観てられたかな?さりとて終わり方も納得はいかないんですけど。これは、この系統が好きな方だけ観れば良いと思います。エロくはある。★☆☆☆☆Infinity Pool 4K UHD ブルーレイ 【輸入盤】価格:6,859円(税込、送料無料) (2024/6/5時点)楽天で購入
2024.06.10
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マーガレットは、修道女になるため知り合いのブレナン神父を頼り、アメリカからイタリアにやってきた。孤児院で奉仕活動を始めた彼女だったが、問題児として孤立しているカリータという少女と出会い、自身の幼い頃と重なる境遇から関心を寄せるようになる。しかし、徐々にこの孤児院に違和感を感じ始めたマーガレットはやがて驚くべき陰謀に巻き込まれることになる。名作「オーメン」のダミアン誕生にまつわるお話です。エピソード0的なことですね。不思議なくらいイマイチでした。怖くない、面白くない、先も読めちゃう。この後は決まってるわけじゃないですか。そこにどう面白く繋げていくかってところが難しいんだと思うけど…それにしたって名作ホラーをこんなにつまらなくつくるのも、なかなか難しいと思いますよ。ホラーなんだから、ごちゃごちゃ言わずに怖がらせれてくれれば良かったのに。陰謀とかそういうのいらんねん…。ちょっとグロめの演出はありましたけどね。それもホラー好きからしたら、中途半端。「オーメン」言うてるわけですから、ホラー好きが観に来るに決まってるじゃないですか。そのタイプの人たちを満足させないと。「来ちゃう?きっと来ちゃう?」的な不穏な雰囲気は常時作ってるんですけど、いまいち「来ない」んですよ。なんか途中AVみたいな感じも出してきたし。私が欲求不満なだけ?元ネタファンからしても、不満足な内容じゃないかなー?私が拾えてないだけかもしれないけど、小ネタみたいなのも少なかったように思います。最後のエピローグみたいなので、繋がりを示してたけど。どの方向にも中途半端な作品だったように思います。おすすめはしませんが、前作を観てる方は「一応観といてやるか」なテンションで、動画配信などでご覧になったらいいんじゃないかな?★☆☆☆☆【中古】オーメン/最後の闘争 [DVD]価格:4,495円(税込、送料別) (2024/6/5時点)楽天で購入
2024.06.08
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貧しく家を借りることができないムンジョンはビニールハウスで暮らしながら、認知症の妻を持つ、盲目のテガンの家でヘルパーとして働いていた。家を借り、少年院にいる息子と一緒にすることを夢見て貯金をしていた彼女だったが、ある日介護中の偶発的な事故により認知症のファオクが亡くなってしまう。息子との未来の生活を失ってしまうと考えたムンジョンは、その事実を盲目の主人に隠し、入院中だった自らの母親を身代わりにするが…不幸のローリング方式、救いが行方不明の系列です。 貧富の格差、社会的弱者の立場、高齢化に伴う介護の問題などなど。たぶん様々な社会問題を取り扱いたかったと思うけど…。 どうなんでしょう? 私が幸せ者だから、理解できないだけでしょうか。 なぜそうなる?が止まらなかった。 いや、映画ですからね。 悪い方向にどんどん進んでいくのは、それを意図してるんだろうから、仕方ないんですけども。 ここまで来るとイライラするというか… 同情が湧いてこない。 結局、自己中心的にしか見えなかったんですよ。 だから、イライラしたんだと思う。 他者のことを思いやって生きてても、こういう不幸って招いてしまうものだろうか? でも主人公は、精神に問題を抱えているようだったので、もっとサポートする社会だったら本人の行動も、こういう事態も変わってたのかな? 結局人間は自己中心的だから、問題がある人を助けると助けた方もボランティア的なことじゃなく得をするみたいな仕組みが必要なのかもしれないですよね。 なんか知ったふうで、偉そうなこと書いてしまった。すみません。 演技は素晴らしかったですよ。 主人公のムンジョンを演じるキム・ソヒョンの幸薄感は、それはもう真に迫ってました。 とんでもないことしてるのに、妙にスンとしてると思えば、いきなり押し寄せてくる罪悪感や後悔に襲われるときの演技も上手い。 上手すぎるがゆえに救いのなさが余計に浮き彫りになってた気がします。 正直、暗い気持ちにはなりますし、目を背けてはいけない現実…って感じもしなかったので、おすすめはしないです。 ただ、共感できる方もいるかもしれないし、こんな環境もあり、こういう選択をしたらこんな結末が待ってるかもしれないなど、いろいろ考えることはできる映画だと思います。★★☆☆☆
2024.06.06
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原爆の父と呼ばれたロバート・オッペンハイマーが原爆を開発する過程、その後などを描いた映画です。 物理学者のロバート・オッペンハイマーは、第二次世界大戦下のアメリカで核開発に関わるマンハッタン計画の責任者に抜擢される。学者としてその開発を成功させたロバートだったが、その兵器の恐ろしさ、そしてそれが実際に使用された現実を目の当たりにして自身の功績に疑問を抱くようになる。そして終戦後、彼に核開発を促した政府からも共産主義を疑われ、責められる立場になった彼の胸の内にはさまざまな葛藤が生まれ始める。 アカデミー受賞作品ですし、 なにより日本人ですからね、観ないといけないと思いました。 でもやはりエンタメ作品としては、楽しめなかったです。 日本人としては、胸糞が悪くなるシーンもあって、本気で吐きそうになりました。これは映画を評価する以前の問題だと思います。 戦争だから、どっちが悪いとは言えないし、もちろん日本も酷いことをたくさんしたわけですから、被害者ぶるのはどうかと思います。 しかし、この兵器はダメですよ。 もっと、絶対ダメだと描いてほしい。 オッペンハイマーに関する映画だから、原爆の是非を問うものでないことはわかってるんですけど、どうしても軽く扱ってるように感じてしまう。 目を覆ってしまうような悲惨なシーンとかないんですよ。 そこ抜きで原爆が語れるでしょうか。 観客が戦争を終わらせるためには仕方なかったんだと納得してしまわないでしょうか。 そういうことが気になって、純粋に映画を観ることはできなかったです。 無駄に怖がらせることがいいとは言えないですけどね。 感覚が麻痺して、ものすごい酷いことを普通に議論してるアメリカ軍部の様子を描くことである程度の非難は入ってると思います。 ただ、なんか軽い気がする。あくまで一個人の感想ですけどね。 今作は難解で理屈っぽい、頭脳派映画のイメージがあるクリストファー・ノーラン監督の作品ですが、この監督らしさも今回はあまりなかったように思います。 冒頭にも書いたように純粋に評価することは難しいんですけど、オッペンハイマーの心情を視覚的に表すような映像はさすがだったかもしれないです。 正直、いい映画かはわかりませんが、一度観て自分なりの感想を持つことは大事な題材だと思います。 ★★☆☆☆ オッペンハイマー 上 異才 (ハヤカワ文庫NF) [ カイ・バード ]価格:1,408円(税込、送料無料) (2024/6/3時点)楽天で購入
2024.06.04
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ハルコンネン家と皇帝の陰謀により、アトレイデス家は滅ぼされ、父であるレト公爵を殺されたポールは母ジェシカと命からがら追手から逃げ出した。そこで出会ったのは砂漠の民「フレメン」。ポールは女戦士であるチャニと愛を育みながら、ポールを救世主と信じる「フレメン」を率いてついに復讐の戦いを挑む。待ってました!な作品です。1作目面白かったですからねー。たぶんこれの1作目で初めて現在若手の筆頭株であるティモシー・シャラメをきちんと認識したと思います。あの頃はまだ線も細くて、ただの美少年って感じだったんですが、今や安定感ありますもんね。すっかりハリウッドの顔になった気がします。「君の名前で僕を呼んで」も実は観てて、ただのフレンチ美少年(濡れ場いけます)みたいなのかと思ってました。まぁ、そんなことはさておき、今回もちゃんと期待に応えてくれましたよ。ほぼ3時間、飽きずに観れましたね。正直けっこう複雑な話だと思うんですよ。世界観とかちょっとややこしい?でも、あまり深く考えなくても楽しめると思います。アクション、民を率いるリーダーとして成長する姿、ファンタジー、ロマンス、サスペンス、ミステリー…ごちゃ混ぜエンターテイメントになってるんではないでしょうか。そして、やっぱり主役の力は絶大だと思います。どう考えても王子の気品が備わったシャラメくんがこの映画の世界観を完成させていると思います。前作は面白かったけど、序章感がハンパなかったんですよ。だから、私としては今作の方が楽しめました。こういう何部作か作ることが決定してる映画はいくつかあると思うけど、やっぱり1作目を超えられないことが多いと思うんです。前作からの構成が良かったのか、2作目の方がワクワクしたし、見応えがありました。特に、ポールの成長は観てる方も熱くなりましたね。まだ、先があるのでまた待ちたいと思います。うーん、この待ちが長い…。本シリーズを未見の方は是非PART1からご鑑賞を!★★★★☆DUNE/デューン 砂の惑星【Blu-ray】 [ ドゥニ・ヴィルヌーヴ ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/4/24時点)楽天で購入
2024.04.25
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オカルト系チャンネルの動画を配信している雨宮は、再生回数が伸びず悩んでいた。そんなとき担当マネージャーからネタ探しついでに購入予定の家の間取りが少し変わってるので調べてほしいと頼まれる。雨宮は建築ミステリーオタクの設計士・栗原にも相談し、その家には奇妙な違和感がいくつも存在することに気づく。そして雨宮たちはある仮説を立てるがその仮説を裏付けるかのように家の近辺で死体遺棄事件が発覚する。雨宮たちの仮説は正しいのか、果たしてこの家の秘密とは。漫画をね、ちょっと読んでたんですよ。で、割と面白かったんですが、課金どうしようかなー?で放置してたんです。元々は本当のYouTuberのチャンネルから派生した小説みたいですね。なので、面白い話ではあると思うんですよ。映画…イマイチでした。これってサスペンスなんかな?ホラーなんかな?ハッキリしてほしい…いや、どっちとしてもイマイチは変わりないですね。怖くもない、謎解きが面白いわけでもない、セッもなんか中途半端な造りで冷めるし、全体的に安っぽい。ホラー感出しすぎだと思うんですよ。建築ミステリー的なお話だと思うので、こちらが想像して怖いってなるのが正解な気がするんです。キャストめっちゃ豪華やのに、すごく勿体無いです。佐藤二郎とか、石坂浩二出して、C級ホラーに仕上げるなんて、逆に難しいと思うんですけどね。見事に仕上がってました。高嶋政伸だけが世界観にマッチしてた気がしますね。YouTubeも観てみようかな?そっちは割と面白いそうな…。なかなかの期待外れ作品でした。でも、間宮祥太朗はイケメン。それだけです。それもあまり活かされてないし、正直オススメする要素は見当たらないです。☆☆☆☆☆変な家 [ 雨穴 ]価格:1,400円(税込、送料無料) (2024/4/18時点)楽天で購入
2024.04.19
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大企業に婿養子に入った東昇は、完璧な計画を立て義理の両親を崖から突き落として殺害した。しかし、たまたま下の海岸で動画を撮影していた中学生男女3人のカメラに殺害の瞬間が映り込んでしまう。それぞれ複雑な家庭事情を抱えていた3人の中学生たちは、頭のいい朝陽が中心となり東昇を脅迫することにした。動画をネタに大金をせしめるはずが事態は思わぬ展開へと進んでいってしまう。サスペンスとして面白い作品でしたね。たぶん、元になったという小説の方がどんでん返し感が味わえてより楽しめたんじゃないでしょうか。というのも、なんか映画は匂わせすぎというか、ちょっと見え見えな演出が多かったように思うんですよね。たぶんどんでん返しは誰もが気づく展開だと思うんですけど、心情とか本当の姿みたいなものはもっと意外だと思わせて欲しかった。それでも面白かったのは、元のストーリーの良さと主役の男の子の力じゃないでしょうか。絶対に好感を抱かない、小賢しくて、可愛げの一切ないあの男子中学生は絶妙ですよ。あの子リボルバーリリーにも出てて、あのときも境遇のわりに全く同情も湧かないし、好印象がないわーと思ってたけど、今回はその魅力が花開きましたね。岡田将生はですね、サイコパスっぽい役良かったですよ、良かったけど、イケメン過ぎます。罪を憎んで美顔を憎まずになってしまう。誰よりも輝いていたのは間違いなく小憎たらしいあの男の子です。(ファンの方に怒られそう…、私の主観ですからね)サスペンス好きにはオススメできる作品だと思います。もう上映終わってるかもしれないけど、配信などされたらぜひ観てみてください。★★★☆☆悪童たち 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ 紫金陳 ]価格:990円(税込、送料無料) (2024/4/17時点)楽天で購入
2024.04.18
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中学で合唱部の部長をしている岡聡実は、声変わりの時期で高音が出なくなり悩んでいた。コンクールでも結果を出せず落ち込んでいたところ、いきなりヤクザの成田狂児に声をかけられ、歌を教えてほしいと懇願される。誘われるままカラオケにきてしまった聡実は、そこから断りきれずに狂児に歌のアドバイスをすることになる。不思議と気が合い親しくなっていく2人だったが、ヤクザと中学生、2人の友情はどうなっていくのか。特に何もないですよ。特別なことは。でも、面白いけどね。若干感動もしますが、テレビでもええなって感じです。予想を超えることもなく、後に残るものは一切ないですが、楽しませてはくれます。関西弁っていうのがいいですよね。安っぽくて、それはそれで気軽に観れる。こういう映画も必要ですよ。まぁ、正直言えば感想には困ります。良くも悪くもないから。キャストは良かったですね。主役の新人くんもすごく思春期のええ生意気さ出してたし、綾野剛もチンピラ感が良かった。脇を固めるキャストも強面俳優のアッセンブルで、なんか可愛かったですしね。わざわざ気合い入れてまで観るものじゃないけど、暇なときになんとなくって感じならいいかなって作品です。すみません、これが限界でした、これ以上は感想ないです💦★★☆☆☆映画『カラオケ行こ!』公式ビジュアルブック(1) [ 『カラオケ行こ!』製作委員会 ]価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/4/15時点)楽天で購入
2024.04.16
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イケメン凄腕スパイが活躍する人気小説「アーガイル」作者であるエリー・コンウェイ。冒険が苦手な臆病な性格で愛猫のアルフィーと2人で湖畔の近くで静かに暮らしながら小説を書いていた。ある日実家に帰るため列車に乗っていたエリーは謎の男たちに突然襲われ、スパイと名乗るが怪しい風貌のエイダンに助けられる。エイダンからエリーの小説が実際の出来事を予知しており、そのため悪のスパイ組織から狙われていると聞かされる。エリーの小説はどうして実在する出来事と一致するのか、現実と小説の中の話が錯綜するなかエリーは真実に辿り着くことができるのか。キングスマンの制作チームによって作られた新作です。あの、キングスマンですよ!女性が主役ということで、ちょっとがっかりはしましたが、でも非常に期待してました。うん、期待通りでしたね。面白かったです。とにかくテンポがいいし、ストーリーも二転三転してよく練られてる。見せ方がとてもオシャレで、ビジュアルもすごく楽しめます。音楽とかダンスも適度に盛り込まれてて、ノリも良いです。キングスマンのようにイケメンこそ出てこないけど。こっちの方がコメディ色強めかな?と感じました。ヒロインに関しては…、ちょっとぽっちゃりし過ぎかなー?だいぶ遠慮がちに言って。おケツ大き過ぎる…ダンスのとき相手がちょっと可哀想に見えました。めちゃくちゃ偏見の持ち主で申し訳ないんですけど、やっぱり痩せてて綺麗でないと…見ててあんまりテンション上がらない。私は、見た目至上主義なので、すみません。それ以外は、サム・ロックウェルもチャーミングだったし、悪役のコメディ感も良かったし、猫は可愛いし、言うことなかったですね。とにかく全体的に小気味良く観れます。きっと、続きがあるのかな?今回の真実があってからの続きが楽しみです。これは誰にでもオススメできる作品だと思ってます。★★★★☆
2024.04.05
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ニューヨークで救命士として働くキャシーは、救命活動の途中で自身が死の危機に晒されたことをきっかけに、未来のビジョンが見えるようになる。突然のことに戸惑っていた彼女だったが、ある日3人の少女が謎の男に殺されるビジョンが見え、成り行きから少女たちを助けることになる。男は一体誰なのか、どうして少女たちは狙われているのか、次第に真実が明らかになるにつれ、キャシーの過去とも繋がりがあることがわかってくる。マーベルコミックスのキャラクター、マダム・ウェブの誕生に関わる物語になっています。今までのMarvelシリーズとは違いミステリーサスペンスになってるとのことだったので、かなり期待してたんですが…まぁ、ミステリーサスペンス?って感じでした。全然、悪くはなかったんですよ!面白かったと言えなくもない。うん、言えなくも…ない。Marvelを見続けてるファンには萌えポイントもたくさんありましたしね。これはピーター・パーカー誕生日秘話でもあったりします。その辺はちょっと心が湧きました。物語としてはサスペンスと呼ぶにはちょっとファンタジー過ぎやしないかい?と私は思いました。そして、ミステリーというのもよくわからなかったけども、ネットでそもそものミステリーの意味調べたら「不可思議なこと…」みたいな記述があったからこちらは間違っちゃいないですね。強いヒーロー、ヒロインが出てきて敵を倒すって感じじゃないからそこは新しいと言えるかもしれないけど…だからこそ…あまり楽しみ所の少ない作品だったかもしれません。男といる方が楽やねん系の独身女が、なんやかんや言いながら優しい性格で、我儘でお転婆なティーンエイジャーの危機を放っておけずに助けちゃう。こう説明したらあんまり面白くないですよね。でも根本はこんな感じだったと思います。そこにMarvelの要素とか加わったからまだ観れたけど。うーん、あんまりオススメではないけど、3人のガールズたちは、これからのMarvelシリーズに関わってくるかもしれないので、MCUファンなら観ておいてもいいかもしれません。★★☆☆☆
2024.04.04
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1950年代のシカゴ、夫を戦争でなくしたメアリーは、空軍唯一の黒人女性職員として働き、恋人もいて、最愛の息子と仲良く幸せに暮らしていた。そんななか、1人息子のエメットが初めて家を離れ、1人でミシシッピー州の親戚の家に行くことになる。メアリーはシカゴ何不自由なく育ったエメットが黒人差別が激しい南部に行くことに不安を抱いていた。その不安は的中し、南部の地で些細なことで白人の怒りを買ったエメットは、拉致され、凄惨なリンチの上遺体となって発見された。無惨な姿の息子と対面したメアリーは、この事実を世間に伝えるため、人々が驚く行動に出る。実際に起こった事件を基にした映画で、ウーピーゴールドバーグが制作に加わったことでも話題になった映画です。お気楽に映画観たいと普段から主張してるのに、矛盾してるんですが、こういうのは時折観ます。現代の私たちも過去の過ちについて知る義務があると思うのです。人間は過ちを繰り返すものですからね。ほんで、悲しいことに過去の…ってこともないじゃないですか。今も同じことを繰り返してないかきちんと見張る目を持っていないといけないと思うのです。なので、映画でこういう題材を扱ってくれるのは、とても素晴らしいことだと思ってます。以前「カラーパープル」でも書いたように、想像するのも難しいほどの辛さだったと思うけど、それを映画を通じて知るってだけで、物事の見方が変わると思います。こういう事件を知ると、どんな悪魔がこんな惨いことできるのかって思うんですけど、集団心理なんですかね?日本人ももちろんそういう差別と許されない暴力の歴史がありますからね。こればっかりはその時代、その場所、その境遇で生まれてないとわからないかも。冷静に考えれば到底できないようなことだけど、それが普通になるなんて…、暴力もそうだけど、その心理が恐ろしすぎます。最後、裁判で事実とは全く異なる茶番劇を加害者側が繰り広げるんですけど、本人たちにこの映画観てほしい、そしてどうか恥ずかしいと思う心を持っていてほしいと願ってしまいました。そして、メアリーの行動はスゴいです。母は強いと言えるのかな?またちょっと違う気もしますね。彼女が息子の無惨な姿をしっかりと確認するシーン、そして、それについて法廷で語るシーンは泣くというより、苦しくなりました。息子の死を今まで行われてきたことと同じだから…と諦めなかったこと、息子の無念を形に変えたことは歴史的にも大きな意味があったと思います。観るのもある程度覚悟がいるし、もちろんハッピーエンドってわけにはいかないですが、観てほしい映画で、そしてこの事件を知ってほしいと強く願います。★★★★☆エメット・ティルの血 [ 廣瀬 典生 ]価格:6,820円(税込、送料無料) (2024/4/2時点)楽天で購入
2024.04.03
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現在、ソウル広域捜査隊に所属している最強の刑事マ・ソクトはある転落死事件を捜査するなかで新しい麻薬の存在を知る。その売買に日本のヤクザが関わっていることを突き止めたソクトは、お得意の怪力を使った強引な捜査で事件の核心に迫っていく。そこにはヤクザに加担している汚職刑事、裏切った組員を始末するために韓国にやってきた日本ヤクザの始末屋たちが関わっており、三つ巴の乱闘バトルとなっていく。ジャキーチェン的なことですよ。めちゃくちゃ強いヤツが、悪者を懲らしめるっていう。痛快で、面白いエンタメです。第1作よりは劣ってきてる感は否めないですけどね。マブリーこと、マ・ドンソクがバチボコに相手を薙ぎ倒したら、いょっ!待ってました!的な見方でいいんだと思います。今回は日本のヤクザが相手というのことで、國村隼人や青木崇高が参戦してました。國村さんは友情出演程度ですが、青木崇高はバチバチにアクションしてましたよ。始末屋ってもっとクール感じじゃない?とは思いましたが、彼の若干熱すぎる演技がこの映画とはよく合ってたんじゃないでしょうか。マブリーが悪者倒すだけの映画と言い切ってしまいましたが、実はこの作品は実際にあった事件から着想を得て作っているそうです。なので、ベースは意外としっかり作られてます。ただ、マブリーが超人的に活躍しちゃうからリアリティは吹っ飛びますけどね。シリーズを観てる方はもちろん、観てなくても大丈夫なので、何も考えず笑いとアクションを楽しみたい方にはオススメです。★★★☆☆韓国映画/ 犯罪都市 NO WAY OUT(DVD)台湾盤 犯罪都市3価格:4,400円(税込、送料別) (2024/4/1時点)楽天で購入
2024.04.02
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不安症であるボーは精神科医の診察を受けながらなんとか日常生活を送っていた。母からは実家に帰省するように催促の電話があるが、様々な不安が襲いかかり、なかなか家を出られない。そんなとき、先ほどまで電話で話していた母が怪死したという連絡が入り、ついに実家に向けて出発した。しかし、そんなボーの行く手には次々に不可解な出来事が降りかかる。果たしてボーは無事に母の葬儀に出ることができるのか。いや、訳分からんにも程があるで。映画ってなんでもありなん?この監督の代表作「ミッドサマー」と「ヘレディタリー継承」は観たんですよ。どちらも訳分からんかったけど、それなりにホラー的な映画として成立はしてたと思うんです。まぁ、それでも私はあまり理解できずに置いていかれましたけど。でも、今作よりはマシ。置いていかれるってよりも、そもそも今お前どこにおる?、私一緒おる?って感じです。荒唐無稽すぎて、何が真実で何が妄想なのか?わからないし、それが狙いかもしれんけど、なんでそれ狙ってんのか教えてほしい。何を軸に観るべきかわからない。そもそもキャッチコピーみたいになってた「オデッセイホラー」ってなに?調べましたよ、Wikipediaで。「冒険、長旅、知的探究などの比喩表現。」らしいです。どこ冒険してるか、何を探究してるか教えてほしいし、長旅過ぎるし。寝ました。本格的に。疲れてたのもあるけど、こんなに本気で寝たのは初めてです。ほんで突然濡れ場おっ始まって、目が覚めました。妙にリアルな裸、ケツ、パイオツ、激デカティンティンなどなどがいっぱいです。どうつまんなかったか説明できない。どのシーンにも意味を見つけられないから。わかる人にだけ、わかる的な映画だと思うんですが、説明するのって逆にナンセンス的な?そういうことならせめてもう少し短く作ってほしいです。ほぼ3時間、訳のわからんイメージ映像みたいなの見せられて、置いてけぼりは辛すぎます。そりゃ、寝ますよ。わかる人がいたら教えてください。私はどうすれば良かったのか。オススメはしませんが、我こそはこういう系が理解できる人間だっ!という方はチャレンジしてみてください。☆☆☆☆☆ミッドサマー Blu-ray通常版【Blu-ray】 [ フローレンス・ピュー ]価格:3,773円(税込、送料無料) (2024/3/28時点)楽天で購入
2024.03.29
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ギョンスは、盲目ながら天才的な腕前を持つ鍼師だった。病気の弟のため貧乏ながらも懸命に働いていたが、ある日宮廷の医師の目にとまり、宮廷にて働けることになった。しかし、ギョンスには人に言えない秘密があり、そのことが原因で王子の死に大きく関わってしまう。追われる身となったギョンスは無事に弟の元に帰れるのか。ポスタービジュアルと韓流だということだけで観に行ったので、まず時代劇だったことに驚きました。なのでちょっと予想とは違いましたが、いやはや面白かったですよー。さすが韓流という一作です。実際に記録史に書かれた事件をベースにしてるから説得力もあります。設定も秀逸なんですよねー。盲目設定も、その秘密も、そして鍼師という立場も、この後の展開にすごく上手く関わってきます。王宮のドロドロサスペンスにこの設定が加わることでさらにスリリングになり、すごく楽しめました。ラストも賛否あるかもしれないけど、私は好きな落とし所でした。イケメン不在でもここまで魅せてくる韓流はさすがだなー。ほんで、ポスタービジュアルめちゃくちゃいいんですよ。これだけでホラーとか好きな人なら観たくなるかも。だからといってホラーというわけじゃなく、テンポもいい観やすいサスペンスなので、オススメの一作です。★★★★☆オフィシャルサイト
2024.03.27
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誰もが知る時代劇「忠臣蔵」を新解釈でコミカルに描いた作品です。赤穂藩主の浅野内匠頭が陰湿ないじめに耐えかね、旗本・吉良上野介に斬りかかった。それが江戸城内での出来事だったため、浅野内匠頭は切腹となってしまった。一方の吉良上野介も逃げ傷を負っており、侍が背中を見せて逃げたとなれば処分は免れない。そこで家臣の斎藤はそっくりの弟、孝証身代わりにたてることを思いつく。しかし、そのうちに上野介は亡くなってしまい、孝証は赤穂浪士の仇討ちに怯えながら身代わりを続けることになってしまう。ムロツヨシ、いい役者になったな…って、思わず心で呟いてしまいましたよ。誰目線やねん、と。いやー、めっちゃ良かったんですよー。笑ったし、泣いたし、めっちゃ泣いたし。真面目に真面目なことして、泣かせるストーリー見せられても、私はピンとこないんですが、こういうフザけて、フザけて、実は芯食ったこと言うてるみたいなんが1番泣ける。ほんでまた、ムロツヨシですよ!最初にも書きましたけど、本当にいい役者に…😢私が育てたわけでも、熱心に応援してたわけでもないけど、一回握手会行っただけで、育ての親くらいの恩着せがましさで話しております。前から脇役としてええ味出す俳優ではありましたけど、主役として、素晴らしい演技だったと思います。最後の方で、屋形船からパーンっと声を張るシーンがあるんですが、思わず「ぃよっ!」って言いそうになった。箔があったなー。他のキャストも良かったけど、ムロツヨシの印象を超えなかったですね。それでいいのか、主役ですもんね。ちなみに林遣都も今後もっとコメディに揉まれてほしいなーなんて思ってます。好みはあるかもしれないけど、笑って泣けるオススメの一作です。私的には、けっこう泣けるよりの方の印象強めです。★★★★☆身代わり忠臣蔵 (幻冬舎時代小説文庫) [ 土橋 章宏 ]価格:671円(税込、送料無料) (2024/3/22時点)楽天で購入
2024.03.23
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父親に虐待を受けていたセリーは、子を身籠もっては取り上げられ、さらには望まぬ相手のところへ嫁ぐことになる。支え合いながら暮らしていた妹とも離れ離れとなり、夫からの理不尽な扱いや暴力にも耐えていた彼女だったが、周りに流されず自立心を持った女性たちに出会うことで、自分の可能性に気づいたセリーは、新しい世界へと飛び出していく。まずは、歌。スゴいんですよ。差別的に受け取られたくないんですけど、アフリカン系の人たちの音楽のポテンシャルにはどうやったって敵わないって思いました。上手く説明できなくて、非常にもどかしいんですが、身体中にビートが流れてて、自分自身が音楽って感じです。音域が広いとか、音程がいいとか、ええ声やとか、そんな次元の話じゃない。全身で音楽を奏でてるなーって感覚になります。人種も男女にも差別が当たり前だった時代の話なのですごく切ない話なんですけど、時代に抗い、未来を切り拓いて、自分を貫く女性たちの姿は痛快です。そこに素晴らしい音楽が合わさって、141分とけっこう長いんですけど、楽しめました。ミュージカルなので、暗い場面も音楽の力で希望があるように感じられますし、絶望感にならないんですよね。すごく特別な名作かって言われると、そんなに心打たれるってことはなかったんですが、差別問題を取り扱ってますが、エンタメとしてかなり完成された映画だと思います。音楽好きな方は絶対観てほしいですし、女性には、いやむしろ男性が観るべきか、とにかく万人にオススメしたい作品ですね。★★★★☆カラーパープル【Blu-ray】 [ ダニー・グローヴァー ]価格:1,320円(税込、送料無料) (2024/3/21時点)楽天で購入
2024.03.22
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自ら命を絶ち、脳死した女性の中にいた胎児の脳を移植して新たな生を得たベラ。その手術をおこなった天才脳外科医のゴッドウィンの元で育ったベラだが、脳が成長するにつれ、外の世界に強く惹かれるようになる。そして、ある日ナンパな男弁護士のダンカンに連れられ、世界を周る旅に出る。見た目は成熟した女性だが、純粋な心を持ち、偏見のないベラの目には世界はどのようにうつるのか。アカデミー賞主演女優賞獲りましたね。この賞なら納得です。エマ・ストーンは文字通り体当たりの演技だったし、荒唐無稽な設定を違和感なくみせる演技力はさすがでした。作品賞だったらちょっと微妙でしたけどね。あまりに現実離れしてるから、万人ウケではない気がしますしね。最近のダイバーシティな話だと思いますよ。いろいろな偏見を取っ払って世界を見ているベラの視点に私たちも気付かされるところがあるっていうことですね。しかしながら、シビアで少しグロテスクでリアリスティックな反面、かなりファンタジーで強引な設定なんですよねー。荒唐無稽とはこのことって感じ。正直人は選ぶと思います。私はけっこう冷めてしまいましたね。ついて行けなかった。個人的に1番印象的だったのは、エマ・ストーンの裸です。これが新時代のナイスバディだろうなーって思いながら観てましたねー。昔のハリウッドみたいな「ボンッ キュッ ボンッ❤️」の豊満なダイナマイトボディじゃない。細い手足に、程よい乳、程よい尻🍑。どんな服も着こなせそうなスタイルで、でもモデルほど背が高過ぎるわけでもなく…。私的に1番羨ましい体型なんですよー。韓流のムーヴメントなんかも影響してるのかな?あと、ファッションも可愛いです。それを羨まボディのエマが着るから余計に可愛くみえる。ちなみに、出てくる男は、ほぼキモいです。変態ばっかり。なんか設定も若干鼻につく、アカデミー賞とかには好かれそうだなー系の映画なので、私は冷ややかな感じでしたが、テーマが深いっちゃ深いので、考察好きの方にはオススメです。★★★☆☆哀れなるものたち (ハヤカワepi文庫) [ アラスター・グレイ ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/3/18時点)楽天で購入
2024.03.19
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