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ある日、 1 人の男性が警察署に連行される。
その男性は女装しており、彼の車には数十匹の犬が乗せられていた。彼が弁護士に語り出した自身の半生は壮絶なものだった。父親に虐待を受け、闘犬用に飼っていた犬たちと犬小屋で生活をさせられた少年時代。そのせいで足を悪くしてしまった彼だったが、彼には素晴らしい歌の才能があった。ショーパブでステージに立つ傍ら、彼は犬たちと暮らすために闇の犯罪にも手を染めその世界では ” ドッグマン ” と呼ばれていた。ある時親切にしてくれたクリーニング店の女性を助けようとしたドッグマンは、 ” 死刑執行人 ” と恐れられるギャングたちの標的となってしまう。
観てから知ったのですが、主演がケイレブ・ランドリー・ジョーンズで、私の中で救いのない映画として印象に残っている「ニトラム」の俳優さんでした。
ただ、今作はリュック・ベッソン監督なので、映像がカッコよくて、そこだけは救われました。
女装姿が綺麗ではないのに、何故か惹かれる美がそこにはあって、彼の話し方もすごく引き込まれました。
落ち着いた語り口が余計に内容の痛さを増大してる気がしましたね。
そして、エディット・ピアフの曲との相性がそれはそれはベストマッチの映像で。
哀愁漂うその雰囲気は、ある意味とってもオシャレに見えてしまいます。
細部については、よくわからないのが正直なところなんですが、そんなことはどうでもいいと思わせてくれる説得力のある世界観だったと思います。
犬も可愛いし、扱いには疑問が残るところだけど、彼にとっては家族であり、信頼できる仲間なんですよね。
闘いのシーンではどうか犬たちだけは傷つかないで欲しいと思って観てました。
最後のシーンがとても劇的で、宗教感が出てる気がしましたね。知らんけど。
そろそろ配信とかもされそうなんで、こういう暗いのと、若干のエグさが平気な人には観てほしいです。
見応えのある作品だと思います。
★★★★☆
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