KIROMERU’s Web MOVIE&DRAMA@CINEMAD

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January 15, 2003
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なんだかんだ言っても映画の良し悪しは単純、「おもしろい」か「おもしろくないか」だと思いますよね。1800円の価値があるのか、2時間という時間の価値があるのか。
久しぶりに「観る価値無し映画」がこの「運命の女」
あーーあまり語ることがない。

監督はご存知「危険な情事」で嫉妬がストーキングに変わる恐怖を描き「ナイン・ハーフ」で新しい切り口のエロティシズムを描いたのエイドリアン・ライン。ドロドロした男女の関係を、その時代時代で描いてきた監督です。が、しかし、なんなんだこの「2時間ドラマ的安直展開物語」は!ある風の強い日に息子の誕生日プレゼントを買いに街へ出て、青年にぶつかり転倒。膝をすりむいて青年の部屋へ招かれる動揺し、それがやがて欲望に・・・。満ち足りているが刺激のない夫婦(リチャード・ギアとダイアン・レイン)の設定だろうけど、伏線も無く、ストレートな展開。刺激的なスリルを表現するのではなく、心理描写を積み重ねることでストーリーをつむいでいこうとする心意気はわかるのだが、陳腐すぎるストーリー。優しい夫と美人の妻、そして息子という幸福の図が引き裂かれていく様子は、画に書いたような家庭は感情輸入もできず、若い男とのセックスにははまっていく妻には自業自得の結果が・・・。
サム・メンデスを見習えエイドリアン。「アメリカン・ビューティ」に描かれた、はじめから破綻してしまっている家庭はアメリカを象徴し、それぞれが悩みを抱え、感情が交差し、利己的な夢を実現することが自己破滅的な結末を迎える衝撃的な展開。エイドリアン、君も「ジェイコブス・ラダー」という精神的映画の傑作を作ったじゃないか!あの時のソウルをどこに忘れてきてしまったんだ!

リチャード・ギアは問題外として(すいません女性ファンの方々)ダイアン・レインに久しぶりにスクリーンで再会。僕にとってダイアンは「リトル・ロマンス」の永遠の少女、「アウトサイダー」「ストリート・オブ・ファイヤー」(これがダイアン出演最高作だと思う)のヒロイン。最近出演の「パーフェクト・ストーム」も観ずじまいで、昔のイメージのまま。表情の薄い瞳(それって役者的にはマイナスだと思うけど、素敵です)、セクシーさは感じないものの女性の強さを秘めた雰囲気の女優だと評価しています。が、今回は・・・(語る言葉無し)

「もしもあの日に街へ出掛けなかったら、 もしもあの時にタクシーがつかまっていれば、 彼女の、そして彼の運命は変わっていたかもしれない・・・」
ってことなんでしょうが、そんなドラマは「if,もしも・・・」でやれってんだよ。あぁ、随分昔のドラマでしたね。岩井俊二の「打ち上げ花火、下からみるか?横からみるか?」を産んだドラマなんで、「if,もしも・・・」を完全否定してるわけじゃないんです・・・訂正。

とにかく「運命の女」見る価値無し。
あー誰か反論してくれ!って気分です。
そうか、反論するためには映画を観なければいけないわけで・・・複雑。






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Last updated  August 20, 2004 11:08:17 AM
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