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2009年06月10日
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カテゴリ: ボランティア
今日の北海道新聞の「現代かわら版」に、
2004年に起きたイラク人質事件で武装勢力に拘束された高遠菜穂子さんが、
事件後初めてイラクを再訪したということが記事になっていた。

そうか、もう5年もたったのだなと思いながら、
久しぶりに高遠さんのホームページも開いてみた。
イラク・ホープダイアリー「命の時計」

高遠さんは、本当によく頑張ってきたなと思う。
彼女の、これまでの5年間の報告会は600回だという。
私も2度ほど報告会に足を運んだと思うが、
最初の時は、身を縮めるように
「ご心配とご迷惑をおかけしました」と頭を下げながら、
それでもイラクの現実を伝えなければと、
わが身に鞭打つような彼女の姿が目に浮かぶ。

あの時の、人質になった3人へのバッシングを、私は決して忘れない。
あの時の、小泉首相の言葉の冷たさも、私は忘れない。
あの事件の後も、拘束されたり武装勢力に命を奪われた人はいたけれど、
高遠さん達の家族や本人への、日本国中からのバッシングが影響を受けたのだろう、
その家族たちは、不安も苦しさも、正直に表現することをしなくなった。
家族が、「助けてください」とも言えなくなった日本が、私は本当に情けなく思っている。

強いものにまかれろ、弱い者はつぶされても仕方がない、
負けたくなかったら勝たねばならぬ。
そんな日本に成り下がってしまったと私は感じている。

それでも、高遠さんは負けなかった。
その姿に、私は感動する。
生かされている命を大切にして、自分にできることを探り、実行する。
その意思を支えるのは、自分が見えている悲しみや苦しみの中にいる人への共感。
本当に強いということは、こういうことではないかと思う。

最近では、新型インフルエンザに罹った海外旅行者へのバッシングもあったようだ。
バッシングをする人は、自分では問題の解決に汗を流そうとはしない、
卑怯な弱虫だと私は思っている。
そんな人間ばかりではないと信じたいけれど、
昨今のニュースなどを見聞きする時、あの人質事件からの悲しい流れは、
まだ止まってはいないような気がするのだ。

高遠さんのイラク再訪のニュースは、
ロイター通信が「世界の13900紙に送った」という。
しかし、日本ではほとんど報道されなかったらしい。
実際、私も今朝の北海道新聞で初めて知った。
あの時、一緒に拘束された郡山さんは、「イラクはもう忘れられた」と悟ったという。
メディアの世界で働く郡山さんは、肌で感じる。
「イラクはもう商品価値がない。自衛隊が撤退して、国民の関心は北朝鮮に移った」(北海道新聞記事より)

熱しやすく冷めやすく、大きな声のほうにドッとなびく日本人。
その教訓を、私も忘れないようにしなければ。

今井さんは、現在大学四年生。
あの貴重な体験を、その人生に生かしてほしいと思う。


≪あの事件の時に私が書いたブログ(私自身の覚書として)≫

2004年04月10日「私にできることは・・」
2004年04月12日「まだ人質は解放されていない・・」
2004年04月15日「イラク関連(などから)のつぶやき」
2004年04月16日「イラクのイスラム聖職者協会に感謝!」
2004年04月17日「『ありがとう』くらい言ってよ! 」
2004年04月21日 「心の弱さ」
2004年04月19日「 北海道新聞の署名記事(もう一つのローカル紙記事も追加)」
2004年05月01日 今朝のつぶやき
2004年05月21日「高遠さんのこと」






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最終更新日  2009年06月10日 12時45分02秒
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