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2019年03月10日
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テーマ: 卒業。(460)
私がこのブログを書くようになったきっかけは、通信教育で慶応大学文学部を卒業した体験が、
後輩の人たちに少しでも参考になったりエールになればいいと思ったからである。
ブログ開始が2003年6月だから、卒業から三年くらい経ってからだ。
私にとって、通信で慶応を卒業することはそれなりに苦労があったけれど、
その日々は間違いなく私の青春時代だった。
実際の青春時代は決して明るく楽しいものではなく、勉強だって楽しかったという記憶はない。
義務のように学校に行き、福祉系の大学に行きたかったけれど親の反対で諦め、
急遽決めた短大の食物学科も、興味の湧かないだけではなく全然向いていない科目が多く、
たった二年だと頑張ってはみたものの、その他の要因も加わり不登校→鬱状態で、
嫌でたまらなかったその短大をめでたく退学。
その後は、何とか初志貫徹というのだろうか、福祉畑をウロウロして仕事をし、
その間に結婚、子育て、仕事の挫折を繰り返し、天職だと一時は思った仕事も煮詰まって退職。
その間に、常に心に占めていたのは「ちゃんと学んでいない」というコンプレックス。
それの解消のためとは言わないが、
最後の仕事の頃に出会った大学生に大学で学ぶ楽しさを教えてもらい、
学びたい意欲が沸き上がっていたので退職を機に慶應通信課程に入学。
なぜ慶應を選んだかといえば、当時次男が東京に就職したので、
東京でのスクーリングを理由に息子の様子を見に行けると思ったこと。
それに、多分途中で挫折するかもしれないので、
どうせなら慶應大学の教授の講義をスクーリングで聞きたいと思ったことと同時に、
「あの有名大学の学生に一度はなってみたい」という思いもあった。
最初の頃は、次々と届くテキストを読むことにも苦労し
「私には無理かも…」とすでに諦めの境地。
それでも、スクーリングを理由に息子の様子を見に行くことと、
「スクーリングで講義を聞きたい」という二つの理由で東京に出かけた。
そこでの講義は私の期待以上のもので、たとえ卒業できなくてもこれで十分とさえ思った。
それに、その時に出会った通信仲間の姿は、自信を失いそうな私を強く叱咤激励したくれた。
私以上に年齢の高いと思われる人も沢山いたし、仕事をしながら頑張っている人も多かった。
明らかに重い障害を持っていると思われる人も、何人も見かけた。
そのような人たちが、昼休みに大学の中庭の木陰で楽しそうに談笑していて、
その姿にとても感動し、「少しは頑張ってみるか」というモチベーションを高めることができた。

帰宅してから覚悟を決めて勉強に取り組み始めたのだが、一番苦労したのは英語だった。
とにかくテキストが理解できない状態で、中学校のできるだけわかりやすい参考書を買い、
それを勉強することから始めたのだった。
それでもやっぱりテキストをちゃんと理解をするには独学は無理と思い、
当時大学で英米学科に在学していた長男が帰省した時、バイト料を払ってつきっきりで教えてもらった。
これがなければ、私は英語の壁をよじ登ることはできなかっただろう。
そんなわけで、私は10年で卒業することを目標にしたのだが、
幸いなことに7年で卒業することが出来た。
しかし、スクーリングや慶友会で出会った人の中には、途中で挫折した人もいたと思う。

卒業してわかったのは、通信での卒業は私にとって予想以上の自信となり、
その後の生き方に大きな意味があったので、
せっかく入学したなら簡単に諦めずに卒業してほしいと思った。
「この私でも卒業できたのだから、諦めずコツコツ続けていたらきっと卒業できるよ」
それを伝えたくてこのブログを書き始めたのだ。

しかし、卒業後ずいぶん経ってしまったので、左側の通信関係の記事はある時期に消してしまった。
「復習のページ」だけは、自分の復習の意味で残しているが、
私にとって単位を取るためのレポート作成は本当に大きな学びとなり、
今現在の考え方の基礎になっているからだ。

そんなわけで、もう通信関係の記事はほとんど書いていないのだが、
今回リンクしている queen_yさんが卒業される と知ったので、「おめでとう」のコメントをした。
するとそのお返事に、
「入学当初、みらいさんのブログを見つけて、ものすごく参考にさせていただきました。
楽天ブログを始めたのもみらいさんのマネです(^^;;」と書かれていてビックリ。

一人でも私のブログが参考になったと言ってくださる人がいたと思うと、本当に嬉しかった。
queen_yさん、5年での卒業は本当にすごいことですよ。
どれほど頑張られたか、私にはよくわかります。
それだけ頑張れたという体験は、これからの人生の大きな糧となること間違いなしです。
生きていると色々なことがあり、思いがけないことだって起きるし、年々自分も高齢化します。
それでも、たとえ寝たきり状態になっても、私はあの頃のことを思い出すことさえできれば、
きっと前向きに生きることができそうな気がするのです。
諦めないこと、精一杯努力していたら必ず助け手が現れること、知らないことを知る喜びは、
どんなに年が取ろうと手に入れることが出来ること。

私にとっての卒業には、そんな意味がありました。
それを思い出させてくれたqueen_yさん、ありがとうございます。
今後のご活躍をお祈りしています。





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最終更新日  2019年03月10日 17時35分55秒
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