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2021年03月07日
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テーマ: エッセイ(94)
カテゴリ: 過去のエッセイ
このブログを見に来てくださる方、過去に書いたものばかりでごめんなさい。
全部載せるつもりはありません。
◎評価をしてもらったエッセイだけにしています。

「苦手なもの」 (44歳)

 若い頃から、苦手なものの一つが電話だった。
 大体、人と話すこと自体があまり得意な方ではなかったので、顔が見えない相手と話すのは一層不安でならなかった。
 そんな私も、仕事をするようになると嫌でも電話に慣れざるを得ず、おかげでかつてのような苦手意識は卒業できたつもりだった。
 ところが、とどまることのない技術開発は、新しい苦手なものを作り出してくれた。あの憎き「留守番電話」である。
 数回の呼び出し音が鳴る。(留守かな?)とガッカリしかけた時にやっと繋がり、ホッとするのも束の間「ただ今留守にしております…」の無情な声。そして、あの耳障りなピーという音の後に、それこそ機械だけを相手に話さなくてははいけないのだ。
 あの「ピー」が聞こえると、私は反射的に声を出す勇気を失い、思わず受話器を置いてしまう。

 半年前、一人暮らしをしている大学生の息子が電話をつけた。バイトだ、部活だと忙しいようで、留守番電話の時が多い。私は例のごとく、「ピー、ガシャン」を繰り返し、ついに息子に叱られた。
「お母さん、苦手なのはわかるけど、一言でいいから何か言ってよ。夜一人の部屋で、無言電話を聞く僕の身にもなってくれない?」。
 愚かにも私は、おぞましき無言電話の主になっていたのだ。
 かくして私は、留守番電話の所有者にはよほどのことでない限り電話をかけられなくなり、せっせと手紙を書いている。


これは、長男が大学生だったころに書いているので、すでに26年前。
まだ、留守電機能はついていても、発信者表示ができない電話だったようだ。
こんなことを書いていた私も、次第に留守電には慣れてきたし、そもそも携帯を持つようになったので固定電話そのものを使う頻度は少なくなっている。
ただ、最近はこの留守電と発信者表示は便利に使わせてもらっている。
常に留守電状態にしていて、発信者非表示や、0120から始まる番号、携帯からの電話は在宅でも取らないことにしている。
迷惑電話と詐欺電話防止が目的で、携帯からでも本当に用事のある人は音声をいれてくれるので、すぐに掛けなおせる。
その時には、留守電にしている理由とすぐに出ないお詫びをすることは勿論である。

さらに、メールや携帯のおかげで、手紙を書くことはほとんどなくなってしまい、すっかり文字が書けなくなってしまった。(涙)





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最終更新日  2021年03月07日 10時10分59秒
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