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2021年03月12日
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テーマ: エッセイ(94)
カテゴリ: 過去のエッセイ
「豚もおだてりゃ 木に登る」 (45歳)

 今年はやけに慌ただしい。それも、自分のせいというより、まわりに振り回されている。決して自分から選んだ忙しさではない。
 雪融けの頃に、実家の95歳の祖母が肺炎で入院。あっという間に「ねたきり老人」となり、私は母と交代で付き添い、付き添い後も在宅介護の協力者とならざるを得なかった。明治女のしぶとさで、何とかもとの状態に回復し、ほっとした時は夏になっていた。
 夏休みに入るやいなや、本州から息子が友達を連れて帰省した。台風のように彼らが去ったら、次は茨城から妹家族が里帰りした。甥の不登校問題などを抱えているので、ほったらかしにもできない。妹の相談や愚痴に付き合ったり励ましたりする時間が多かった。
 彼らが帰る頃に、私の中学時代の同期会があり、担当幹事だった私は25年ぶりの再会ドラマのために、電話連絡や準備作業にきりきり舞いだった。
 みんなに喜ばれてホッと一息つく間もなく、今度は実家の母の入院である。69歳の母には、様々な出来事が負担だったようだ。
 95歳の祖母と75歳の父をほおってはおけず、私は実家と自宅を往復したり泊まりこんだりの生活とあいなった。

 私もいささか疲れてきて、病気にでもなりたい気分だったが、幸か不幸か不思議と元気である。
「豚もおだてりゃ木に登る」という。
「おまえがいてくれるから、本当に助かる」
「貴女のおかげで本当に楽しかったよ」
「お姉ちゃんがいてくれて良かったよ」
 そんな声に背中を押されると、力が沸き上がる。

 私の血液型はB型。ほめられればそれがお世辞とわかっていても、嬉しくなってしまう体質のようだ。
得なのかそんなのかわからなくなる時もあるが、みんなが喜んでくれるなら、それでいいことにしておこう。
 しかし、私自身がやりたいことだってまだまだある。それには、身内以外からのエールもほしいのが本音。
 私は豚だ。色々な木に登りたい豚だ。どうぞ皆さん、この豚をほめておだてて、沢山の木に登れるように応援してください!!


読み直して、こんな時期があったんだなと思い出している。
喉元過ぎれは熱さ忘れるというが、すっかり忘れていた。
おもえば、この後母が退院してから、祖母の施設入所へと事態がすすんだと思う。
それまでの祖母は、ショートステイは母の骨休めのために利用していたが、入所までは本人も全く考えていなかったはずだ。
その頃の顛末は、今思い出しても胸苦しくなる。
だから、このエッセイを書いた頃は、まだ本当の大変さの助走期間だったともいえる。

先生の評価は◎。私のエッセイの中でのお願いに応えてくれたのだろう、上手に褒めておだてて励ましてくれている。





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最終更新日  2021年03月12日 09時40分56秒
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